2021.05.04 火打山BC

<メンバー>たらちゃん、ありさか
<概要>穏やかな天候の中、北アルプスの展望も楽しめました。

<天気>晴れ
<ルート数値>
<行程>笹ヶ峰登山口6:00-富士見平 9:00-高谷池ヒュッテ10:00-火打山12:30 -富士見平14:30-笹ヶ峰登山口15:40

<詳細報告>5月3日11時00分小山出発。関東地方は概ね晴れている。北関東自動車道から北信越道に入ってゆくと天気が悪くなってきて、曇ってくる。途中のSAはレストランは軒並みしまっていた。緊急事態宣言の影響は田舎のSAにも及んでいる。妙高高原からペンションまでは全くコンビニがないので、高速途中のセブンイレブンによったがおにぎりなどは完全に売り切れ。ペンションでは他の客はいないとのことで貸し切りとなった。赤倉温泉に日帰り温泉のために出向くと、街中の昭和感が半端ない。うらぶれている。我々が入ったホテルのなかも卓球台があったり、昭和の土産物店っぽいものがロビーにあったり、風呂までの通路の脇には小さな水の流れがあったり、これはここによくきていたパウダー目当ての外人には受けるのかもしれなかった。夕食にはペンションの中に自生しているタラノメやマスターが密かに庭に植えたと言う行者ニンニクなど旬のものを堪能した。マスターの話が尽きず、日本酒をいただいて21時には速攻爆睡した。
翌日4日朝5時にお弁当をもらって出発。笹ヶ峰の駐車場まではほとんど雪はない。一番登山口に近いところに駐車できた。お弁当を食べてトイレに入り、出発はちょうど6時であった。土の出ているところも所々あるが、シールで歩けるほどではないのでザックに背負って、ツボ足で歩く。黒沢橋を渡って急登になる前に私はアイゼン、Aさんはスノーシューを履いて12曲がりの横の沢を登る結構な斜度。ここを登ってようやく尾根にのり、ここから一部登山道を外したのか藪漕ぎをしてまた登山道をゆく。初めは急、その後緩やかな上りを登ると富士見平に到着。この辺でシール登行に切り替える。黒沢岳の巻道をトラバースするが、そんなに危険ではない。ただしすれ違う登山者も多いので、その度にどちらがずれるのか、微妙であった。ここから降って登り返すと高谷池ヒュッテ到着。休憩をとって少なくとも12時までに影火打につかなければ、影火打の沢の無理と話して、登行開始。私はシールでいくつかの小ピークはトラバースで巻いたがAさんのスノーシューでボードを引っ張るスタイルでは無理なので、登山道をいく。火打山手前の急登がまじにきつい。頂上に11時30分に到着して写真を撮りパンをかじってAさんを待つ。Aさんは靴ずれが酷かったらしく途中でそのケアなどを行い、12時30分に登頂。360度の大眺望。妙高山は、高妻山、黒姫山、戸隠など見え、北アルプスの山々、日本海がきれいに見えた。風が強く寒い。休憩してた。ここに10回はきていると言うベテランおじさんが、サクラ谷は沢が出ていて危ないよと教えてくれた。13時から滑走開始。当初の予定を変更し、山頂直下の大斜面(ザラメで滑りやすい雪)を気持ちよく滑り、そこから天狗の庭に向けてトラバース気味に斜滑降する。天狗の庭からシールをつけて高谷池ヒュッテに戻る。ここで13時30分。ここからさらに富士見平までシールで黒沢岳の巻道をトラバースして、富士見平からまた滑走となる。登山道から右に落ちる沢があり、もともとここを滑る計画もしていた。トレースも多数ありここを滑る。ザラメで滑りやすい。かなり降ったところで、雪崩のデブリが斜面の半分くらいを塞いでいて、大きな岩も落ちてきているので、怖いねえといいながら早々にそこから斜滑降ぎみに登山道に近づいてゆく。一部登り返しもあったが、なんとか黒沢橋を渡り、また滑走した。所々土が出ているところで板を担いだり数回。しかし思ったよりは登山口近くまで滑走可能であった。かなり登りに時間を費やしたため当初の影火打からのは無理であったが、充実した山行であった。

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