2024.04.13 谷川岳 西黒尾根往復

<メンバー>さくま(CL)、ウッチー

<概要>しばらく、会としての山行から遠ざかっていたウッチーは、体調不良のため山行から遠ざかっていたさくまさんをお誘いして、残雪の谷川岳を楽しんできました。

<天気>快晴(風弱い)

<ルート数値>距離 6.8km 累計標高 ∔1175m -1175m所要時間 8時間20分(休憩込)

<行程>小山4:00-5:55谷川インフォメーションセンター6:14~6:34西黒尾根登山口(800m)~8:58ラクダの背(1240m)~11:06トマの耳(1963m)11:15~11:20肩の小屋(1910m)11:35~12:34ラクダの背~16:10西黒尾根登山口~14:34谷川インフォメーションセンター15:00-湯テルメ谷川-18:30小山

<詳細報告>週末の好天気に、久々の例会でお会いした、さくまさんをお誘いして、上越に向かいました。クルマを谷川インフォメーションセンターなる初めて見る施設の無料駐車場を利用して出発。

  久しぶりの標高差1000m以上を登る山行だったので、わたしは体力的に登りきることができるか心配でした。今回はさくまさんにお願いして、私が先頭で少々ゆっくりぎみに歩きました。

西黒尾根の登山口から急な登りが始まりました。すぐに一人の登山者に抜かされましたが、ゆっくりペースを崩さずに高度を上げていきました。30分くらい上がると、鉄塔の下をくぐるころには登山道に雪が現れました。春の残雪はアイゼンなど必要ありませんでした。

  青空の中、どんどん高度を稼いでいきます。この日は風がなく樹林帯の間から差し込む日差しで、私の額からは汗がにじんできました。

  樹林帯をぬけて、ラクダの背と書かれた案内の杭が現れたあたりは、いままでの急な斜面が少し緩くなり、見上げると山頂らしき岩峰が目の前に見えました。ですが、その岩峰はまだまだ先、この辺から、少しずつ尾根に岩稜が出てきました。

  この先1時間くらい登ったところで、一人の男性登山者に追いつきました。その方は、水戸から来たハイキングクラブの方で、先週は残雪の白毛門を登ったといっていました。足元に目を向けると、靴底が柔らかい、ハイキング用の靴だとわかり、くさった雪とはいえ、まだまだ雪山用の登山靴必須の谷川の山には向いていないことがわかります。履いているアイゼンはきっと軽アイゼン、登りは何とかなっても、下山の時はこの急斜面で大丈夫なのか?  心配が尽きない方でした。

  雪の斜面に岩尾根が多くなりだしたころ、正面に大きな雪庇が現れて、その左側を越えると、スキーゲレンデような雪面があり、大きな指導標が立ってました。左下には、肩の小屋がはっきり見えます。先ほどまでの疲れた身体が、急に元気な気分になりました。目の前に谷川岳山頂があるのが分かりました。この付近はいつもは天神尾根からの登山者が大勢いるはずなのにほとんど人がいません。静かな山頂でした。

  トマの耳の頂は、風が冷たく、私たちは、周りの景色をひととおり眺めた後、身体が冷えないうちに、50m下にある肩の小屋に移りました。風の少ないところを見つけて、大休止。しばらく私は山頂を踏んだ達成感の余韻に浸っていました。

  下山は、大きな指導票まで戻り、「西黒尾根」の方向を確かめて自分たちのトレースをたどっていきました。下山は落とし穴にはまったように時折膝まで雪にはまりながらの下山でした。それでも樹林帯に入ると、「落とし穴」はなくなり、スケーティングをしながら高度を下げていきました。鉄塔を過ぎると尾根も終盤を迎え、そこから約10分で登山口に着きました。鉄塔のところで、スマホを拾ったので、これを指導センターに預けて駐車場に戻りました。せっかくなので、インフォメーションセンターを見学してから、車に戻りました。帰りは湯テルメ谷川で汗を流し、クタクタの頑張った身体にご褒美を与えて、帰路に着きました。

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