2024.03.16~17 西吾妻山越えツアー

<メンバー>きたはら たらちゃん <しのはら>
<概要>毎年恒例の白布温泉お楽しみツアー。

<天気>晴れ 

<ルート数値>距離 16.1Km 累積標高+682m -2204m 所要時間 10時間19分

<日程>1日目 グランデコ第3リフト降り場 09:24 – 10:42 西大顚 – 15:39 若女平登山口

2日目 天元台スキー場リフト降り場9:34 – 10:17 梵天岩- 10:43 西吾妻山 – 12:29 二十日平 – 13:06 グランデコスキー場

<詳細報告>栃木を5時30分に出発し、グランデコスキー場には8時前に到着。例年より小野川湖の氷の厚さが足らないのか、ワカサギ釣りのテントがない。駐車場も車が少なかった。8時40分ゴンドラ、リフト乗り継ぎ、いつもの場所に到着して身支度を整えて出発。トレースはほぼ消えており、Sさんのいつもの馬力でルートを開拓。モンスターになりきれず、雪が落ちた悲しい樹木の間を縫うようにして偽ピークの前まで来ると猪苗代湖や磐梯山が見え始める。偽ピークを巻いて斜面を少し登るとそこはもう西大顚のピークで、猪苗代湖と磐梯山、飯豊連峰が素晴らしい。天気の関係で春霞のような見え方ではあったが、晴れているとここはいつも期待通りの景色を見せてくれる。ここでシールを剥がし、少し小屋方面に向かって滑ったのち、またシールをつけて沢のトップに出てランチとした。ここら辺の雪はなんとか滑れるくらいのあまり良い雪ではなかったが、少し下りるともう腐れ雪で、ツリーホールあたりで転倒すると復帰するのにとてつもない体力を消耗した。私はあまりに転倒が多いのでおかしいなと思っていると、どうやらビンディングの先が凍って完全に前足が固定されないようになっていたのをKさんが教えてくれて、そこの氷を除去してくれたおかげでなんとか復活した。しばらく沢を滑り1600m付近でトラバースに入ってから、Kさんが転倒した際に右手のグローブを紛失し、シャベルで掘って探したものの見つからず断念。その後若女平から蟻の戸渡りへ行くと雪がついていたので、板を外さずになんとか渡り切った。そこからも腐れ雪で板は全く回せないので疲れ切りながら、なべちゃん転がしも板を外さずに無事に通過した、が、なんと沢が出ており、沢の中を歩くという面白い体験をした。最後の最後、極め付けは橋に雪が乗っているのだが、雪庇部分があり、左足が落ちかけた。ここは恐怖だった。3人とも渡り切ってホッとして道路まで下山。恒例のかもしかやで日本酒、ごぼうを買って中屋不動閣へ。着くなり宴会開始。まだ温泉にも入っていないところで日本酒突入。温泉後、いつも通りのおもてなしで食事終了し、早々に3人とも床に着いた。翌日は7時45分に天元台スキー場に送ってもらうと、すでに列ができており、ロープウェイも動いていた。アナウンスで、「本日は強風のため錘を乗せて運行しているため、人数を少なくしております。午後からは残念ながら雨の予報でございます」と言っていた。8時30分にはロープウェイに乗ることができたので、リフトトップには9時20分頃に到着。いつもより早いスタートとなった。雲が出てはいるのの、概ね晴れていたが、雨予報もあり、下山を早くする必要があった。トレースはできており、梵天岩まではスムーズに行き、さらに西吾妻山のピークを少し巻くようにして、南西斜面に出た。ブッシュが予想通り例年になく多い。雪も一部のみいいところがあったが、他は腐れ雪。ボーゲンでしか滑れないので太ももの筋肉が疲労半端ない。私とKさんは転ぶことが多くなり、体力のあるSさんは転ばなかった。二十日平で滑らない雪に難渋して、それでもなんとか沢沿いまで到達した。ここで大きな問題があり、スノーブリッジはなく、渡渉せざるを得ず、その後岸に上がるのも大変であったが、なんとか乗り越えた。渡渉ではブーツに水が入った。そしてようやくゲレンデに出たのは13時頃、早かった。

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