2024.02.18 会津駒ヶ岳

<メンバー>たらちゃん きたはら <しのはら>
<概要>当初は三ツ岩岳を予定していたが、変更して滝沢登山口から会津駒ヶ岳に。快晴であったが、急斜面が凍っており、かなり登りに体力を使った。

<天気>晴れ 

<ルート数値>距離 10.4Km 累積標高+1343m -1343m 所要時間 6時間13分

<日程>滝沢登山口 08:00 – 09:40 水場 – 11:30 会津駒ヶ岳 – 13:30 水場 – 14:00 登山口

<詳細報告>前日の17日に高畑スキー場でゲレンデ練習。ここでランチ中に会長さん夫妻とIさんと偶然あったので、近況を聞くことができた。一緒に午後は滑りましょうとゲレンデに出て1本目を滑った時点で、車の鍵を落としたことに気づき、みんなで滑ったゲレンデを探してもらったが見つけられず、一人で下に降りて祈るようにチケット売り場の人に「車の鍵、届いていませんか」と聞くと、「ありますよ」と笑顔で鍵を渡してくれた。奇跡だった。その後檜枝岐の民宿Kに行き風呂に入った後、お約束の日本酒タイムとなり、その後夕食を済ませ、早々に皆布団に入った。

翌朝6時30分から朝食を食べて車は民宿に置いたまま登山口へ向かい、8時頃登山開始。快晴で風もない。すでにいくつかのパーティーが入山していた。問題は尾根に乗る前の急斜面であり、凍っていてシールだけでは滑って登れない。私とKさんはスキーアイゼンを持参していたのでなんとか登って行けたが、Sさんはスキーアイゼンがないので、困難を極めていた。なんとか急斜面から尾根に乗り、水場あたりまでゆっくり登ってゆく。風がないので暑い。服装の調整をしながら徐々に高度を上げて1時間おきに休憩をとった。1900メートルを超えてると周りの山々が見えるようになり、燧ヶ岳、至仏山が完璧に雪を被って、陽の光に輝いて美しかった。樹林帯を超えて、駒の小屋を左に見遣ると赤い三角屋根が完全に露出しており、例年にない雪の少なさが実感できた。最後の急登を登り切り山頂へ。山頂では2パーティーくらいの人がいて、スノーシュー、山スキーの準備をしていた。山頂からは尾瀬の山々のほか飯豊連峰、朝日連峰なども見えて感動しながらスキーの準備をした。ここでSさんが「やらかしました。スマホを落とした」と言って、後から登ってきたKさんに「スマホありませんでしたか?」と聞いたがありませんとの返事。絶望的になったが、ザックの中にしまったらしく、「ありました」とSさん。昨日の私と言い、Sさんといい、やらかしてます。ほっとして、下山準備も整い、いざドロップポイントへ。ドロップするのは大戸沢だけに向かう稜線をしばらく進んだところで源六郎沢につながる斜面。誰も滑っていないところに3人で各々歓声を上げながらシュプールを描く。雪質もよく最高に楽しかった。ここからしばらく沢を落としてゆくがそこまでは気分よかった。しかし1560mあたりから急斜面を1700mくらいまでシールをつけて登り返さなけらばならない。ここは地獄と化した。私とKさんはシールをつけて登ったが、Sさんは板を手に持ちつぼ足で先に登って行った。しかし何しろ150m近くの高度を上り返すので、流石のSさんもヘロヘロになり、途中からシールをつけて登ってきた。尾根に登り切ったところでは皆疲労困憊しており、しばらく休憩とした。ここでまた尾根をしばらく滑り始めるが雪が腐っており、板を回せず疲労した足にさらに追い打ちをかける。水場からはまた往路からは離れて沢筋を滑り、堰堤の右側を通過し、木道に出た。ここからは木道をひたすら進みあっという間に登山口に到着。私とSさんは今年初めてのバックカントリーであったが、パンチのある山行だった。

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