2024.02.04 十二ヶ岳・小野子山

<メンバー>ともさん、みつまん、<入会希望者2人>
<概要>入会希望者二人と群馬渋川の十二ヶ岳へ。西側の駐車場から十二ヶ岳・中岳・小野子山を往復した。全体的には陽だまりハイクなのだが、アップダウンが厳しくてかなり疲れた。十二ヶ岳東の下り(男坂)は凍結して危なかった。しかし、十二ヶ岳山頂からの眺望は素晴らしい。

<天気>晴れ
<ルート数値>距離9.9km 累積標高+1,280m, -1,280m 所要時間 6時間10分(休憩込み)
<行程>西登山口P8:10 – 登山口8:30 – 女坂分岐西9:36 – 9:40十二ヶ岳9:57 – 女坂分岐東10:17 – 10:38中ノ岳10:52 – 11:36小野子山12:08 – 中ノ岳12:50 – 男坂女坂分岐東13:18 – 男坂女坂分岐西13:21 – 登山口14:02 – 14:20西登山口P

<詳細報告>国道353号をJR小野上駅の先で右に入り狭めの車道を進むと、左に大きな採石場があり、直進すると広い駐車場に着いた。すでに2台停まっていた。簡易トイレがありペーパーも備わっていた。
空は薄曇りだった。林道は20分進むと終点となり、そこが登山口だった。ヒノキの植林地の緩やかな登山道を登る。周りが落葉樹になったら、左に面白い形に割れた大岩があった。標高950mあたりから傾斜が急になり「見透し台」に着いた。普通は「見通」なのだろうが「見透」なのが面白い。「全てお見透し」という事ならますます面白い。その先も急な尾根が続くが標高1150mで平坦な場所にでた。その先に女坂分岐があり、そこからロープのある斜面を少し登って十二ヶ岳山頂に着いた。

十二ヶ岳山頂で

山頂ではほぼ360度の眺望を楽しめた。南に榛名、そこから浅間山、四阿山、草津白根、白砂山。谷川岳は荒船山のような形の雲に包まれていた。上州武尊はどっしりとした山塊を見せていた。その右に日光連山の白根山、男体山、皇海山。そして赤城。ゆっくりと眺望を楽しんだ。晴れて来たのも幸いだった。
十二ヶ岳からの下りは危ない場所があった。男坂の急な斜面を下った。最初は岩につかまって下れたが、中程に、いつもなら変哲もない場所なのだろうが、雪が凍結して、おまけにホールドの取れない場所が数メートル程あった。必死に手で斜面をプッシュして「そおっと」下った。無事通過できたが、アイゼンがあればもう少し楽できただろう。十二ヶ岳から130mほど下ってから、登り返した。雪の残る登りだったが傾斜が緩やかだったので助かった。中ノ岳山頂で小休止してアイゼンを付けた。私はチェーンスパイクを貸したので、軽アイゼンを付けた。そこで大失敗。紐の長さを冬靴に合わせて調整したままだったのだ。紐の調整をやったので時間が掛かってしまった。もう一つ失敗したのはきつく締めすぎたこと。中ノ岳を下り始めると足の甲が痛くなってしまった。我慢できず途中で少し緩めた。この軽アイゼン、5-6年前に買ったのだが使ったのは初めて。何度か装着する練習をしていたのだが実際に山を歩いてみないと上手くはできないものだと痛感した。中ノ岳からの下りは雪は無し。ただ落葉が多かったのでアイゼンが滑り止めになった。中ノ岳から150mも下ってから小野子山へ170m程の登り返し。そこには雪が残っていたがアイゼンで問題なく登れた。しかし、アップダウンの連続で脚は大いに疲れて来た。山頂は冷たい風が吹いていたので、少し南に下りて風を避けて大休止。

アップダウンの大きいコースだった

折り返しは一気に進んだ。十二ヶ岳の男坂は止めて女坂に進んだ。女坂は山頂を迂回するコースで北に廻りこむので雪が多く残っていたが、アイゼンで問題なく進めた。主稜線に合流してその先の小ピークでアイゼンを外した。無事下山。駐車場には朝見なかった車が1台停まっていた。山で会ったのは単独男性3名のみ。静かな山だった。
下山後はハタの湯で汗を流した。混んでいたがいい湯だ。アップダウンの連続で疲れた足を水で冷やして疲れを取った。
帰路では初めて上信自動車道を通ってみた。名前から察すると信州まで続く予定なのだろうが、果たして日本にそれを実現する力があるのだろうかと心配症の老人は少し寂しくなった。日曜だが大きな混雑に遭遇することなく戻ることができた。

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