2023.03.29 金時山

<メンバー>CLあんまん、ひなぎく、くりさん、みつまん
<概要>日本一の富士を見に行ったのだが大外れだった。公時神社前から乙女峠、金時山を周回。山頂ではきのこ汁を味わう。山頂は平日だが賑やかだった。

<天気>晴れ(帰路では一時雨)
<ルート数値>距離6.7km 累積標高+690m, -690m 所要時間 4時間45分(休憩込み)
<行程>公時神社下駐車場9:00 – 乙女口登山口9:15 – 10:06乙女峠10:22 – 長尾山10:43 – 11:27金時山山頂12:20 – 金時神社分岐12:37 – 13:05金時宿り石13:13 – 13:30公時神社13:42 – 13:45駐車場

<詳細報告>向野運動公園を6時に出発して五霞ICから高速に乗り、厚木PAでの休憩を経て御殿場ICまで大きな渋滞なく順調に進むことができた。東名からは富士山が真っ白な山頂部を見せていた。中腹に少し雲が掛かっているのが気になったが、山頂からの眺望を大いに期待した。公時神社下駐車場は満車だった。ところが、諦めたかけた時に1台出てくれてトイレ前の良い場所に駐車することができた。今日は幸運の神様が付いているようだ。
 駐車場から乙女口までは車道を戻るのだが、歩道がなく交通量も多いので車には注意が必要。乙女口からは根っこが多い登山道を登る。植林地を抜けると春の日差しが眩しかった。道脇には小さなスミレがたくさん花を開いていた。ジグザグに高度を上げていき約50分で峠に着いた。「正面に富士の姿がドカ~ンと飛び込んでくる」と聞いていたが、ドカ~ンと飛び込んできたのは、演習場での訓練の爆音だった。富士山は完全に雲に覆われて裾野だけが見えていた。幸運の神様は気まぐれでどこかに行ってしまったようだ。少し上のベンチで休んだ。そこからは南西に箱根山が見え、大涌谷の噴煙も見えた。
 乙女峠からは土留階段の尾根歩きとなる。歩きやすいが、雨が降れば泥んこでかなり滑りそうだった。長尾山は平らで広い山頂だが展望はない。その先では多少アップダウンがあり、少し崩落しかけた場所やロープが張られた場所もあるが、気楽ば尾根歩きだ。ただ、下りでこの尾根を使うと滑りやすいかもしれない。

 金時山山頂に到着。「天下の秀峰」の塔があったが、富士が見えなくても「天下の秀峰」らしい。大勢のハイカーが休んでいたが、富士の方向に目をやる人はいない。売店小屋が2件あり、私たちは塔の前で記念撮影後、「なめこ汁」をたべた。予想以上にうまかった。「雲が晴れるのを待つのだ」という意見もあったが、その気配が全くないので下山することにした。
 下山は土留階段の下りで、滑りそうな場所も多かった。山頂から45分程で、真二つに割れた大岩があり、金時宿り石だという。その前で一休み。割れ目は通り抜け出来そうだったが、閉所恐怖症の気がある私には試す勇気はなかった。大岩から下るとすぐ車道を渡る。路側帯に2台駐車していたが、きっとずる賢い登山者なのだろう。お勧めはできない。少し下って立派な公時神社に参拝。ところで、私は「公時」を「きんとき」と読むことを初めて知った。無事下山できたことに合わせて少し知識が増えたことを手を合わせて感謝した。
 下山後は「富士八景の湯」で汗を流した。山頂で200円割引券をもらったので800円で済んだ。帰路では海老名JCTと八王子JCT辺りで渋滞に掴まった。そこで初めて年度末であることに気づく。年金暮らしが続くと世情に疎くなるものだ。
 今回は富士山を見ることができなかったので、秋に再訪して仙石原のススキと一緒に楽しみたいものだと話し合ったが、そのことを秋に思いだすかどうかは分からない。

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