2023.02.28 高戸谷山(安中市)

<メンバー>CLあんまん、ひなぎく、くりさん、みつまん
<概要>安中市の高戸谷山へ行った。距離短く所要時間も短いコースだったが、岩場取付きから尾根までの20分は久しぶりに経験したシビアな時間だった。

<天気>晴れ
<ルート数値>距離3.9km 累積標高+400m, -400m 所要時間 2時間40分(休憩込み)
<行程>駐車地8:10 – 林道へ8:15 – 作業小屋8:25 – 尾根取付8:32 – 岩場取付8:48 – 9:08尾根合流9:15 – 9:22高戸谷山山頂10:05 – 舗装林道へ10:39 – 車道へ10:43 – 駐車地10:50

<詳細報告>小山を6時に出発して、松井田妙義ICを降りるまでは快調だった。ICからはナビの指示に従って進むが、急に右に左に方向転換が増える。九十九川沿いの車道に入ると道幅が狭くなり、仙ヶ滝を過ぎて少し進んだ辺りで路側帯に駐車した。
高戸谷山のルートはヤマップなどを見ると、469地点辺りから林道に入り時計回りに周回するの多いようだ。てっきりそのルートを歩くのだと思っていたが、「あんまん」さんは違うルートを歩くという。
車道を少し戻って保安林の案内板近くから作業道に入った。杉の植林地内の作業道を登った。枯沢を渡ると小さな作業小屋があった。小屋の壁に「登山道」の小さな標識があったので、このルートを歩く登山者もいるのだろう。小屋から7分程奥に進んでから左の尾根に取り付いた。尾根はすぐ傾斜を強めて来たので小休止して上着を脱いだ。その先に岩場が見えて来た。岩壁のように見えた。左右に迂回はできず登るのも困難に思えた。しかし、近づくとトラロープが見えた。ルートとして確立している場所の様だ。そして、右下の谷からここに登ってくるトラロープもあった。どうやら私たちが尾根に取り付いた場所よりもう少し先まで作業道を進んでから尾根に取り付く登山者が多いようだ。
岩壁は岩混じりの土壁で、厚く落葉が堆積している。ただ、トラロープがしっかり付いていて、掴まる木も程ほどにあるので助かった。もし、ロープがなかったら補助ロープで互いに確保しながらでないと登れなかったかもしれない。多分、登るのを諦めて引き返しただろう。トラロープや木に掴まって壁を這い登った。時間にすれば20分程なのだが本日のエネルギーの9割をここで消費したような気がする。尾根に到達してやっとアキレス腱を休ませる事ができた。小休止後、山頂までは急な登りだったが、先ほどの壁に比べれば大した緊張もなく登れた。

山頂で一休み

 山頂には三角点と「御嶽神社」の大きな石碑があった。その前で大休止。山頂は落葉樹林におおわれているが、樹間に眺望を楽しむことができた。南に妙義の不揃いなノコギリの歯のような山なみが見えた。その右奥には八ヶ岳の雪山が望め、赤岳の鋭鋒がはっきりとわかる。北には右手に榛名山が大きく構え、その左には上越県境の白嶺が続いていた。スマホアプリで確認すると、谷川岳から万太郎、平標、さらに白砂山まで確認できた。山頂では風があったが、冷たい風でなく少し暖かい風だった。春になったようだ。
大休止後、下山開始。登りで休んだ地点までは急な下りだが、そこからは右に折れて、作業道を辿った。道沿いには立派な杉の木が多いのだが、その大部分には、太いツルが巻き付いていた。道は非常に歩きやすい道で、30分程で舗装林道に出た。その林道の一口近くには大きな倒木があり、車は通れない。車道にでると、正面に「関東ふれあいの道」の標識があった。のんきに春の車道を歩いて駐車地に戻った。

仙ヶ滝
福寿草は少なめ

早い下山だったが、20分のアドベンチャーで十分に満足の山行となった。
下山後は、仙ヶ滝を見る。結構見ごたえのある滝だった。それから近くの福寿草の群生地に寄ったが、時期が合わなかったのか、群生には程遠い状況だった。その後、美味しいとは言えない蕎麦を食って、磯部温泉の恵みの湯で汗を流した。この温泉は泉質良く、料金も安く(520円)、お勧めできる温泉だ。

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