2023.01.18 石裂山尾根南未踏部分(途中エスケープ)

<メンバー>あんまん、みつまん
<概要>石裂山が位置する尾根は2回歩いているがその中間の未踏部分を歩く計画をたてた。結果は、途中で撤退して長い舗道歩きで駐車地に戻ることになった。尾根はほぼ植林地で、危険個所は少ないが見所も少ない尾根だった。

<天気>晴れ
<ルート数値>距離13.5km(車道5.0km含む) 累積標高+1,430m, -1,300m 所要時間 6時間10分(休憩込み)
<行程>小金沢7:40 – 8:50標高403m峰9:00 – 9:42標高430三角点峰9:50 – 標高441峰10:15 – 11:33境沢峠11:50 – 12:15県道合流12:30 – 県道へ12:52 – 13:50ポケットパーク水沢

<詳細報告>2020/3/6に三峰山を2021/1/30に石裂山を歩いていて、その間の尾根が未踏になっているので、歩く計画をたてた。主稜線への取付きが長いので距離は12Kmを越えそうだ。天気も良さそうなので大丈夫だろうと計画を実行した。
6時に国分寺を出発して7時前にポケットパーク水沢に到着。トイレのある駐車場で2021年に続いて2度目の利用だ。手を挙げて7:20のリーバスに乗る。小金沢BS手前まで200円。リーバスは鹿沼の山歩きでは便利なので何度か利用させてもらっているが便数は非常に少ない。この路線でも1日に2往復しかない。バスに乗っていてやけに時間が長いなと嫌な予感がした。
小金沢から少し入って墓地の横から尾根に取り付いた。2020年に三峰山を歩いた時に下った枝尾根で、細尾根があった記憶がある。尾根に登ると三峰山が見えた。350m峰への登りはきつかった。2020年ではあまりの急斜面で少し西に逃げてから斜面をトラバースした。今回はその斜面に挑んだ。傾斜はきついが適当に掴まる木があるのでなんとか登れるが、足元が落葉で安定しないことと、掴まる木が枯れている時があるので慎重に登る。登り切った時にはかなりの汗をかいていた。本日一番の難関だった。主稜線に到達して標高403地点で一休みした。
主稜線は歩きやすかった。尾根は杉の植林地が多いので見晴らしの良い場所は少ない。時々、左に思川左岸尾根のハナント山が、右奥に赤白鉄塔で目立つ鳴蟲山や男体・女峰が見えるが、眺望は至って悪い尾根だ。ルートファインディングに神経を使うかと想像していたが、新しい赤杭が我々を導いてくれたので気楽に歩けた。三角点430.8峰は「西沢」という点名標識があった。本日唯一の標識だ。その先には目立ったピークもなくひたすら歩く。途中から赤杭が消えてしまったので、時折、地図とスマホを見ながら歩く。所々で、林業の作業道が現れる。398地点手前は広い尾根で、どこが尾根だかはっきりしないが、小さな変化は気にせずに気楽に歩いた。398地点の先に薄日差す場所を探して休んだ。そこからも広い尾根が続き、11時半頃、地形図で尾根に破線道が交差する場所に着いた。境沢峠らしい。庚申塚と倒れ掛かっている石碑があった。もう一つ倒れている石碑らしき石があった。そこで大休止。休みながら、その先をどうするか相談して、峠から下山することにした。計画通り歩くと下山は16時を過ぎそうだ。その先はアップダウンがきつくなるのでもう少し時間がかかるかもしれない。

境沢峠の庚申塔

峠を少し下ると作業道があった。既に廃道になっているが歩くのに問題はない。少し下ると、破線道とは異なる谷に下って行ったがそちらにも実線道があるようなので、そのまま下った。峠から20分で実線道に合流した。その道を5分程下ると集落に出たのでそこでまた大休止。
そこからは舗装道を歩いた。その道は県道280号線でその号線は峠の反対側にもあるらしいので、かつては峠を越す県道の計画があったようだ。地形図の破線道の入口には馬頭観音や地蔵様が祀られていてかつては峠越えの交通があったことが推測される。
舗装道を80分歩いて駐車地に戻った。
下山後は「モミジの湯」で汗を流して帰路についた。
残った未踏部分をどうするか。今度は尾根の北側から取り付くのが面白いような気がするが、これからじっくりと考えたい。それがまた老いを感じつつある私には楽しいのだ。

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