2022.11.04-05 大峰山(経ヶ岳)・大台ケ原(日出ケ岳)

<メンバー>ともさん、ぐっちゃん、ながおか、(やなぎさわ、さおとめ)
<概要>日本百名山完登を目指すともさんの山行に再び参加させてもらった。
今回は、近畿の尾根大台ケ原・日出が岳と近畿最高峰の八経ヶ岳の二座を歩いた。現地までは自家用車を利用、メンバーで交代しながら往復約1500㎞を走行、長距離だったが、道中は長距離だということを忘れるくらいに充実した楽しい山旅だった。

11月3日

<天気>晴れ
<行程>7:00田沼→出流原スマートIC→佐久IC→44号線→142号線→岡谷IC→中央道→12:00恵那峡SA→→名阪道→甲賀土山IC→14:36滋賀県甲賀市土山東→針道の駅→169号線→18:10下北山スポーツ公園(休憩込・11時間)

11月4日

<天気>晴れ
<ルート数値>時間07:30(休憩込)距離9,8㎞ 標高差+1120m-1118m
<行程>5:00下北山スポーツ公園→169号線→309号線→6:00行者還トンネル西口→7:24大峰奥駆分岐→8:00弁天の森(1600,5m)→8:25聖宝ノ宿跡→9:11→9:00→9:27/35弥山小屋→弥山(1895m)9:39/48→10:20/43八経ヶ岳山頂→弥山小屋→11:15国見八方覗→弥山小屋→12:50弁天の森→13:50弥山.八経ヶ岳西登山口→大台山上駐車場(心湯館)15:00

<詳細報告>弥山・八経ヶ岳登山口駐車場は、午前5時には満車になるという情報を得ていたので、宿泊所を5時に出発し、狭い山道走行(行者還林道・天川村方面309号線)なので運転はともさんにおまかせした。(冬季は閉鎖・12月10日~4月8日)
西口駐車場途中に、早朝にもかかわらず、カメラマンが数人が待機していた。東口トンネルを抜けたすぐが西口登山口で、駐車場100台可能(一日1,000円)事務所、トイレ(有料、200円)時期により事務所隣が売店になるようだ。案の定、事務所がある駐車場(27台ほど駐車可能)は満車に近かったが、運がよく一台駐車できた。登山口の先に70台ほどの駐車スペースあり。
登山口(1094m)から奥駆道分岐(1500m辺り)まで急登の沢コースを1時間歩く。紅葉は登山口から1400m辺りまでが見ごろだった。この時間での登りの登山者はさほど多くはなかった。いきなりの急登で息が上がったが、奥駆道分岐から弁天ノ森(1600,5m)まで30分程の緩やか登り、ここから聖宝ノ宿跡までも緩やかな下りだったので、これから先の良いウォーミングアップになった。聖宝の宿あたりから弥山小屋拍の下山者に出会う。ここから弥山小屋まではやや急な登りで、弥山小屋近くになると登山道は木道の階段になり、太ももに堪えた。
弥山小屋(250人収容)に到着するとツアーの団体(10名程)他10数名の登山者がいた。弥山小屋のトイレは清潔だった。弥山(1895m・弥山神社)に参拝、ここで大休止。弥山小屋周辺は苔が多く、苔がふかふかで、絨毯の様に感じました。苔を写真に納めなかったのが残念だった。弥山小屋から八経ヶ岳を結ぶ斜面を下りますが、この東斜面は「仏経嶽原始林」と呼ばれ国の天然記念物に指定されているそうです。下部は少しずつ崩落が進んでいるそうで、またオオヤマレンゲの自生地があり、防鹿ネットなどで保護されていました。ともさん.やなぎさわさんは、オオヤマレンゲがどういう花なのか知っていたようでした。
弥山から30分程で八経ヶ岳に着き、頂上にいた若者に写真撮影を頼んだ。彼らと話しているうちに何処から来られたかを聞いてビックリ!なんと1人が足利からという返答に栃木県民だと大いに驚き、ともさんが、どうも何処かで見かけたという話になり、昨日宿泊した下北山スポーツ公園で一緒だったとの事で、お互い大いに盛り上がった。
八経ヶ岳山頂は、空気が澄んだ天候ではなかったので、頂上からの遠方の景色ははっきりとは望めませんでしたが、周りの山々の景色は望めたので満足でした。八経ヶ岳(八剣山)は、役行者が法華経八巻を埋納したと伝わることから仏教が岳とも呼ばれているそうだ。
弥山小屋に戻り、国見八方覗に向かった。眼下には仏教嶽原生林が望め、四方八方の展望も楽しめたのですが、太陽の光が足りず、色鮮やかな紅葉を見ることが出来なかったのが残念でした。
下山は早い、あっという間に急な下りの沢コースに入る。標高が下がると西日が差し、紅葉が鮮やかさを増して、目を楽しませてくれた。
下山後、大台山上駐車場傍にある心湯館、(一泊二食付き、トイレ無し、9300円、4人部屋に5人宿泊)に向かった。大台山上駐車場に到着するとほぼ満車状態、百名山人気の山を実感した。

11月5日

<天気>晴れ
<ルート数値>時間04:07 距離7,4㎞ 標高差+465m-463m
<行程>8:00駐車場遊歩道口→8:35/40日出ヶ岳展望台→8:48/9:00日出ヶ岳山頂→正木嶺→9:40正木ヶ原(1641m)→尾鷲辻→10:33/45大蛇嵓→11:34シオカラ谷吊り橋→12:05大台山上駐車場→13:00ビジターセンター見学→15:40民宿着

<詳細報告>今日は行程が短いので、朝食を済ませてのゆっくりの出発とした。
駐車場に出ると昨日より沢山の観光バスや自家用車で溢れていた。日出が岳ハイキングルートを時計回りか、反時計回りのどちらのコースをとるかを皆で決め、時計回りで歩くことに、スタートは心湯館の直ぐ傍からだ。登山道では、夜間クマ出没情報が多発しており、スタート入口には夜間危険注意書きの大きな看板が設置されていた。
スタート地点(1573,8m)から、トウヒ、ウラジロモミの林の中を気持ちよく歩く、野鳥のさえずりが聞こえると、鳥に詳しいやなぎさわさんがすぐに反応、鳥の名前を教えてくれた。メンバーは、やなぎさわさんに鳥について説明を聞きながら歩いていた。20分歩いた辺りから緩やかな登り10分程で展望台に着いた。
早朝、展望台から見上げる日出が岳方面はブルースカイ、熊野灘には朝日がキラキラと輝き素晴らしい景色を見るこちができた。展望所から数分で日出が岳頂上(1695m)に着いた。日出が岳展望台からは、東方には朝日に輝く熊野灘、西方に昨日歩いた(弥山、八経ヶ岳)大峰山脈、北方にうっすらと紀伊山地、南方に大台ケ原、正木峠を眺望でき大満足だった。日出が岳から正木ヶ原鞍部までは木道を歩く。尾鷲辻で小休止、その後、牛石ケ原(神武天皇の立派銅像あり)を通り大蛇嵓に向かった。大蛇嵓に向う登山道の北方岩場でクライミング中のクライマーの姿が見えた。ともさん登ってみたいの一言、ここは関西のクライマーに人気の千石嵓だそうだ。大蛇嵓に向かうと、狭い大蛇嵓は写真撮りの順番待ちでの行列が出来ていた。暫く順番待ちしていたが、時間が掛かりそうなので、手前の景色の良い場所で写真を撮った。シオカラ谷を110m程下った辺りで、初めてのやせいの動物(サル)に出会ったが、サルは身動きせず、私たち睨みつけていた。シオカラ谷周辺はシャクナゲの群生地のようだ。シオカラ谷吊り橋(標高1420mに位置する)を渡ると登り出しから階段が都き、太腿に堪えた。ここで反時計回りが良かったかなという声もありましたが、時計回りした事で、早朝にしか見えられない景色を見れたので良しとしました。
12:05大台山上駐車場に戻ってきた。ビジターセンター見学後、民宿(笑旅.NicoRi)三重県松坂市に移動した。民宿に、ともさん旧知の山仲間がわざわざ名古屋から来てくれ一緒に宿泊、山の話などをしながら充実した時間を過ごしました。

11月6日

<天気>晴れ
<行程>7:00民宿(笑旅.NicoRi)→7:50伊勢神宮外宮→9:50伊勢神宮内宮→13:30松坂城→岡崎→静岡→中部横断自動車道→八ヶ岳南麓→ 佐久穂IC→横川P→出流原スマート→22:00田沼着→(23:30~24:00)各自宅着

自家用車利用での長旅大変お世話になりました。
機会があれば、大杉谷渓谷登山口から大台ケ原を目指し歩いてみたいと思いました。

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