2022.10.22-23 滝子山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山

<メンバー>たらちゃん、<他2>
<概要>3回目の小金沢山脈でしたが、紅葉の季節も初冬に負けない(冠雪した富士山ではないが)眺望の山でした。登山道はよく整備されており、景色はいいのですが、人はほとんどいず、静かな山行を楽しめました。

10月22日 曇り  
湯の沢峠9:10-大蔵高丸9:33-ハマイバ丸 9:58-米背負峠10:40-大谷ヶ丸10:54-滝子山11:55-米背負峠13:27-湯の沢峠15:23

10月23日 晴れ
湯の沢峠5:05-白谷ノ丸5:36 ご来光を待つ-牛奥ノ雁ヶ腹摺山7:15-小金沢山 7:51-黒岳 9:35-白谷ノ丸10:10-湯の沢峠 10:25

<詳細報告>小山を4時30分に出発。圏央道入間インターで降りて集合場所のコナミスポーツセンター入間駐車場に5時30分に到着し、圏央道経由中央道で甲斐大和駅へ向かい、もう一人をピックアップして、湯の沢峠へ向かった。途中からは非舗装道でかなりボコボコしているところをエルグランドでなんとかかわし、湯の沢峠へ。1台が停まっていたが、避難小屋を見ると誰もいないのでまずマット、シュラフを置いて居場所を確保した。車なので食材や酒をたくさん持ち込めるのがありがたい。

日帰り装備でまずは南にピストン開始。大蔵高丸までは鹿の害を塞ぐためか、柵とゲートがいくつかあり、程なく大蔵高丸。富士山がバッチリ見えるポイントで、みな綺麗だねえと言いつつ写真を撮り、ハマイバ丸に向かう。高曇りなので、ところどころ開けたとこからは南アルプスや八ヶ岳が見える。草原の道を気持ちよく進んで最後は急登になるが、しっかり笹払いされているので歩きやすい。ハマイバ丸周辺は赤の紅葉が見事で、これを撮りにきていたと言っていた一団とすれ違った。山頂付近の紅葉では翌日も含めて一番綺麗な場所だった。ここから滝子山までは3km近くあったが、話しながら行くとそれほど疲れなかったが、この辺は前回、前々回の縦走時もそうであったが、踏み跡が薄く落ち葉で隠れているのもあり、ルートがわかりにくいので慎重に進んだ。米背負峠をこえて滝子山に至るまで、ほとんど登山者とは会わなかった。いいルートなのに。滝子山に到着するとわんさか登山者が山頂でお昼ご飯を食べている。富士山はよく見えるが、他の山はそんなに見える場所ではない。今回のカップラーメンはローソンで買った、海老味噌の 一幻 でこれは普段も食べているやつなので味はわかっている。いつも通りの期待に応える濃厚なスープだ。しかしこれがあとで夕食まで影響することになるとは、この時には想像もできなかった。混んでいるので、食べ終わったらすぐに湯の沢峠に引き返す。帰りももちろん人と出会うことはほとんどなかった。夕方に見るススキと山々に癒されながら、湯の沢峠へ。どれだけ人が増えているかなと小屋の戸を開けたが、なんと我々だけであった。外にはテントが一張りあった。食材を車から小屋に入れて、早速ディナーの準備に取り掛かった。初めの一品は、道の駅 思川で買った大きな椎茸の茎の部分を切って、その上にコンビーフとマヨネーズを和えたものを乗せて網焼きにした。うまし、他の二人もばくばく食べながら、エビスビール、日本酒は福島 奥の松 純米吟醸、そしてワインはチリワインMontes Alfaの赤を遣る。その後オリーブオイルをたっぷり入れて、むき海老、シーフードミックス、エリンギ、平茸、さっきの椎茸の茎の一部などでアヒージョを作り、傍で網焼きでバケットを切って焼く。ニンニク入りバケットは明日の朝食用に取っておくことにした。バケットをオリーブオイルにつけながら、エビなどを乗せて遣る。うまし。ところが私は昼の一幻のオイルに胃がもたれて思ったように食べられず、飲めなかった。珍しい。とは言っても前々日から前日にかけての当直をこなし、前日夜には私が理事長を務める職員共済会主催の親睦会を駅南のプリマヴェーラでやって、帰宅して急いで睡眠薬を仕込み寝て4時起きだったのもある。21時にお開きにして外に出るとテントが他に2張り増えていた。しかし私たちは小屋は独占で使うことができ、トイレもバイオトイレで今回は開いており、手を洗う水まで出る、小屋の電灯はいつもつく古いが言うことなしの条件であった。

 朝ご来光を白谷ノ丸で見るために、5時過ぎには荷物を全て車に移動して出発する。ここは一番良い眺望のところで、雲が東の空にあるため、くっきりとしたご来光ではなかったが、富士山の笠雲といい、絵になるところであった。他には人はいない。ご来光を楽しんだのちに、黒岳に向かう。前回、前々回とも初冬に歩いたので、霜が溶けてぐちゃぐちゃの道であったが、今回はほぼどこも乾いており、歩きやすかった。草原は風の谷のナウシカ、最後ナウシカがオームに飛ばされて生き返るシーン、大ババ様が「おお、その者、蒼き衣を纏いて金色の野に降り立つべし」というシーンを彷彿とさせた。黒岳は三角点はあるものの、それほど見通しは良くない。牛奥ノ雁ヶ腹摺山は最も長い山名とのことだが、眺めはよかった。頂上は樹木がなくひらけていた。ここからさらに小金沢山を目指した。小金沢山は180度視界が良い。ここでパンを食べながら休憩。人はいない。時折すれ違ったパーティーはいたが数組だけ。いい縦走路なのに。大菩薩嶺だけではもったいない。復路はそのまま戻り最後の白谷ノ丸から少し外れた展望スポットがあり、そこに立ち寄る。大きな岩がそこだけニョキニョキ立っており、棚田のように段々で、テント張ったら気持ち良いだろうなと思った。富士山バックに岩の上でポーズをキメる連れがいた。そこから程なく湯の沢峠に戻ると若い女子のパーティーなどが準備をしていて、車もほとんど駐車スペースがないくらいに増えていた。みなおそらくハマイバ丸の方に向かったのであろう。

連れの一人を甲斐大和駅前のセブンイレブンでおろし、その後中央道に乗ったが、まだ混雑の時間ではなく、あっという間に入間に到着。小山には13時40分頃到着した。

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