2022.10.15~16三ツ石山馬蹄形と秋田駒ケ岳

<メンバー>ともさん、<他3>
<概要>秋田の実家にお米を取りに行くとき一緒にどこか登らない?と昨年そんな話があがり3年前乳頭山を登った時に紅葉が綺麗と知った三ツ石山をリクエスト。14~16日の日程で岩手秋田へ行ってきた。子供が小さいころ一緒に家族ぐるみでクライミングをしていたご夫妻。おっとー、おっかーと呼び合い相変わらず仲が良い。もう一人の方も先月カナダのスコーミッシュでクライミングをしてきたバリバリの女性クライマーさん。3日間話が尽きず楽しかった。

15日

<天候>曇り時々雨

<ルート数値>活動時間7時間7分 活動距離14.6km 累積標高1029m

<行程>6:35源太ケ岳登山口ー9:15大深岳ー11:05三ツ石山ー11:45三ツ石山荘ー13:40三ツ石岳登山口

14日朝9時に夫に送ってもらい佐野SAで友人を待つ(佐野SAは上下線同じ側にあり外から歩いてエリア内に入れる。上下線も階段で行き来できるようになっている)当初松川温泉キャンプ場にテント泊の予定だったが、寒くて宴会もできないのではということで岩手山焼走り登山口にある焼走り国際交流村のバンガローに泊まった。暖房完備キッチントイレ布団もある。受付棟で温泉に入った後豆乳鍋を囲み翌日の山行を楽しみに語り合った。

朝目覚めると雨音がする。えー、天気は良いはずだったんじゃない?松川温泉まで移動し雨具を着て天気の回復を祈りながら出発した。登り始めは少しだけ岩手山が姿を現したが高度を上げるにしたがって真っ白なガスの中。源太ケ岳では風も出てきた。気持ちの良い稜線のはずなのに何も見えない。小畚山手前で今日初めての登山者に出会う。青年は安比高原から縦走してきて今日は岩手山八合目まで行くという。彼も私たちが今日初の登山者と話していた。景色が全く見えないのでただ黙々と歩くだけ。三ツ石山に着くと反対側からの登山者で賑わっていた。こんな日でも来る人はいるんですね。ここから三ツ石小屋までは岩と泥んこ道で慎重に下る。三ツ石小屋は人気の避難小屋で紅葉時期は混雑するようだ。中には薪ストーブがありきれいな小屋だった。先に行った青年が現れ滝上温泉の方に下りて行ってしまい30分ロスしたと言って八合目方面の道へ足早に去っていった。小屋の外で休憩して松川温泉へ下った。泥んこ道と長い階段で、こちらから登るのも大変だなと思った。少し日が差し中腹は紅葉が見頃で日が当たるとやはり美しい。もう本当にがっかりの三ツ石山であった。また来いっていうことだよということで来年のリベンジを誓うのであった。

下山後八幡平への予定だったが天気も悪いので玉川温泉に寄った。がんに効くと有名で全国から湯治に訪れる人が多いと聞いたことがある。遊歩道にはござを敷いて寝ている人が多数。コンクリートの敷かれた地面を触ると熱い。自分も直に寝てみるとじわじわと身体が温まってくる。岩盤浴小屋の横でおじさんが寝ていてそこのベンチ風の岩に座ったとたん飛び上がった。岩から一か所吹きだしてた熱でやけどしてしまった様だ。しばらく痛くてロキソニンを飲んだ。

その後アルパこまくさの手前にある水沢温泉につかりスーパーで買い物をしておっかーの実家へと向かった。明日は秋田駒ケ岳に登ることにして早めに就寝。

16日

<天候>晴れ

<ルート数値>活動時間3時間6分 活動距離5.6m 累積標高438m

<行程>8:47発アルパこまくさバスー9:25八合目登山口ー10:45阿弥陀池避難小屋ー11:05男女岳ー12:00焼森ー12:30登山口12:55バス

前の日のがっかりだった三ツ石山から一転、秋晴れのよい天気。アルパこまくさからのシャトルバスの中から見る紅葉が一番の見頃だった。バスを降りて登山開始。展望スポットから北側は雲もなく遠くに岩木山や森吉山、昨日寄った玉川温泉の噴煙の上がる焼山 八幡平 三ツ石山の特徴ある岩もよく見える。乳頭山もかっこいい。片倉岳展望台からは田沢湖 大平山 鳥海山も見え素晴らしい展望だ。阿弥陀池に着き休憩した後、一気に男女岳へ登る。前回もきつかったが今回もここの登りはきつい。山頂から南方面に昨年登った和賀岳の姿が、その左手に焼石岳がみえるわけだが雲海の中だった。素晴らしい展望に感動しっぱなし。しばらく景色を堪能し阿弥陀池に下り横岳に登り返した。そこからは女岳 ムーミン谷 小岳 パッチワークのように色づいた横長根の稜線が見下ろせた。女岳はおっかーが小学生のころ噴火をして夜田沢湖に噴火を見に行ったそうだ。田沢湖も噴火を見る観光客で賑わっていたと当時の様子を教えてくれた。横岳に来るとガスが上がってきて焼森はまた真っ白に包まれてしまった。八合目方面に入るとまたガスも晴れて快調に飛ばし登山口に着いた。登山口に靴洗い場があり三ツ石山で泥んこになった靴を洗った。バスに乗りアルパこまくさに戻ると温泉はボイラー故障で入れないとのこと、乳頭温泉にあるおっかーの友人の宿蟹場温泉まで行くことにした。その前に田沢高原の穴場のパスタやさんでランチ、そこでの地ビールが美味しかった。乳頭温泉へのブナの道の紅葉が見事でおっかーはここのブナの道が大好きだと言っていた。蟹場温泉ではおっかーも久しぶりの友人との再会でとても嬉しそうだった。湯の花のある芯から温まる温泉で次回は泊まってみたいと思った。温泉を出たのが16時近く、あねっこ道の駅で買い物をして盛岡から高速に乗り帰路についた。佐野到着は22時40分。時間も遅かったので渋滞なく帰れた。

最後の写真秋田名物ババヘラアイス。車の停められる場所あちこちに朝おばちゃんとアイスを配置しておばちゃんがヘラで紅白のバラ模様のアイスを作ってくれる。夕方また配置したおばちゃんたちを拾いに来るそうだ。1台車が停まると次々と…1つ200円のジェラートアイス。もし見かけたら食べてみてください。さっぱり美味しいです。

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