山行記録詳細ーその2 (令和01年度:'19年度 7-9月)  山岳会Topへ
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7/3  尾瀬沼 7/7 清掃登山(霧降大山)
7/13 中倉山(足尾) 7/13 田代山
7/13 白毛門沢 7/13-14 月山、鳥海山
7/3-10 スイス5大名峰観光ハイキング 7/21 横根山
7/26 前黒山 7/26 磐梯山
7/27 月山 7/27-28 西穂高・霧ヶ峰
7/19-28 北アルプス表銀座〜裏銀座縦走 8/3-4 甲斐駒ヶ岳
8/4 篭ノ登山 8/4 前白根山
8/4 女峰山(黒岩尾根) 8/4-5 秋田駒ヶ岳・乳頭山
8/5-7 白馬岳・朝日岳周回 8/10-11 乗鞍岳・焼岳
8/11-12 燕岳 8/12-14 荒川三山・赤石岳
8/13- 道東山行(雌阿寒岳、斜里岳) 8/17  ハガタテ平〜古峰ヶ原峠
8/17-18 針ノ木岳・蓮華岳 8/24 釈迦ヶ岳(南面)
8/24 御岳山・大岳山 8/24-25 餓鬼岳
8/25 茂倉岳・谷川岳・万太郎山周回 9/1 大嵐山
9/1 牛形山 9/1 那須クリーンキャンペーン
9/1 金峰山 9/1-2 双六岳
9/1-4 下ノ廊下 9/7  那須周回
9/13-15 剱岳 9/14 白砂山
9/14-15 飯豊縦走 9/14-16 北鎌尾根
9/20-21 岩手山・乳頭山 9/22 古峰ヶ原トレランコース
9/28 高陽山 9/28-29 岩手山・八幡平
9/28-29 岩手山・八幡平 記:「わたなべA」
登山開始
リンドウ 紅葉がはじまっていた
まもなく山頂
山頂にて お鉢巡り 花の無いお花畑
<メンバー> CL「たらちゃん」、SL「ながおか」、「やまぐち」、「わたなべ」(昭)      <行動記録>
9月28日 網張温泉スキー場リフト7:00 − 犬倉山 − 11:25不動平避難小屋 − 12:10薬師岳 − 12:40不動平避難小屋 − 13:30お花畑 − 16:20網張温泉スキー場リフト
9月29日 田沢湖 − 小岩井農場 − 小山
<内容> 一日目 小山市を1:00に出発し東北自動車道栃木IC〜滝沢中央スマートICまで一気に走り綱張温泉スキー場まで行く。高速を降りてから網張温泉まではコンビニエンスストアが一軒も無い。駐車場からは紅葉にはまだ早そうに感じた。リフト三本乗り継ぎ高度を稼ぐ(三本×往復、1,700円)リフトを降りて展望台までは木道で一般観光客用に歩きやすくなっている。この高度(1,380m付近)になると紅葉が素晴らしい。登山道にはリンドウの花もたくさん咲いている。切通まで樹林帯で展望は無いが切通から鬼ケ城までは素晴らしい展望で紅葉の写真を撮りながら進み鬼ケ城の急登も距離が短く体力を消耗することなく進む。不動平避難小屋に着くと馬返し登山口から登って来た登山者がたくさんいた。山頂のお鉢巡りしお花畑に向かうがこちらのコースは樹林帯、ガレ場で歩きにくい。お花畑は木道になっているがお花は咲いていない。沢沿いに下ると硫黄の臭いや白く固まった硫黄が見えるので沢の水は温かいかと思ったら冷たかった。リフトに着くころには天気が悪くなってきた。本日は休暇村に宿泊。美味しい生ビールと料理を食べ山話で盛り上がり就寝。
二日目 起床後直ぐにカーテンを開けると雨。天気予報を確認するが午前中は雨、よって観光に変更。 田沢湖と小岩井農場を観光しお土産を買い小山へ帰る。 この二日間は「たらちゃん」さんが運転、走行距離1,000km以上は走った。ありがとうございます。

9/28 高陽山 記:「さとう」
登山口
沢を何度か渡る ヤブが結構多いです 急登が続く
視界のない山頂
秋の味覚 アキノキリンソウ キツリフネソウ
場所> 高陽山(1126m)    山行日 令和元年09.27〜28  天候:曇り        
<メンバー> CL「はしだ」、「まちこ」、「ひなぎく」、「みつまん」、「さとう」      
<行動記録> 9/27 鹿沼16:00-西会津町18:40(仮眠)
9/18西会津町6:10-.中ノ沢登山口6:50/7:15-高陽山山頂10:30/11:00-登山口13:00-鹿沼18:20 
<内容> 天候がパットしない中、雨を覚悟で福島の低山に行く。前夜は西会津の町にお世話になりました。 この町は公共の施設などが色々と充実しておりビックリです。 登山口までは結構距離あり、中ノ沢集落の最奥、狭くて厳しい駐車場に何とか車を乗り入れ、草が生茂る中を出発。すぐに山田川砂防ダムが出て、簡易水道施設、伐採跡地と沢沿いを進み、ようやく尾根に取りつく。尾根と言っても可なりの急斜面、登りは足首、ふくらはぎの痛みを感じ、下りはつま先の痛みとの我慢比べでした。 高陽山には2014.3月(H27)に山スキーで訪れているが、山スキーの場合は、一つ先の集落(松峰)より入山しており、その方が傾斜的に良いらしい。 今回のルートは、所どころ藪の刈払いが無く、如何に登山客が少ないかが想像される。山スキーの3月は全く藪が無く快適でした。無雪期の状況は同じ山域とは思えないほど違いがあった。ようやくたどり着いた山頂は、全く展望なし、晴れていても周囲の樹林帯で視界は効かないでしょう。人と会うことは無く、イノシシの掘り起こし跡とクマの樹皮はがしが目立ちます。この時期花類は殆ど無く、登山客がいないのは当然のことでしょう。唯一の楽しみは、秋の味覚に出会えたことです。

9/22 古峰ヶ原トレランコース 記:「ありさか」
登山口
トリカブト群生 三枚石 地蔵岳
<メンバー>「ありさか」
<ルート数値>沿面距離  16.4km 記録時間 06:29 (休憩込み) 最低高度 687m 最高高度 1,481m 累計高度(+) 1,444m 累計高度(-) 1,437m
<工程>古峰神社駐車場10:00-三枚岩11:47-古峰ヶ原湿原12:29-行者岳13:14-唐梨子山14:14-ハガタテ14:28-地蔵岳15:00-ハガタテ15:24-古峰神社駐車場16:29
<詳細報告>台風が来る前に一山登ろうと近場に出掛けました。 気になっていた古峰ヶ原トレランコース。昨日9/21はトレランレースがあったはずですが、本日は静かな一人旅でした。健脚向けコースの登りから始まる。里山的な急登が次々と出て来ますが、所々傾斜が緩くなるところがあり休み休み登ります。 途中、トリカブトの群生地帯あり。湿り気味の涸れ沢の両岸にたっぷりと生えています。登り続けると急に平らな場所、三枚岩に到着。岩の上で展望を楽しみながら一休み。 古峰ヶ原湿原までは下り基調で一走り。ここから車道を少し西に向かい、行者岳方面の右手林道に入る。大岩山、唐梨子山、ハガタテまでは小さなアップダウンをなんども繰り返す。ハガタテから標高差200mの地蔵岳までは急なツヅラ折の細い登山道。頑張って登るが、展望は今ひとつで早々に下山。 ハガタテからの下りは、沢筋絡みで水が豊富。何度か顔を洗い、一気に駐車場に帰還しました。

9/20-21 岩手山・乳頭山 記:「ともさん」
登山口から岩手山
ガレ場の登り 八合目避難小屋 岩手山山頂
烏帽子岳方面 お鉢巡り 白沼でイモリ 岩手山を振り返る
湿原と小乳頭
草原のなかの烏帽子岳 烏帽子岳山頂 秋田駒ヶ岳と田沢湖と鳥海山
<メンバー>「ともさん」、他1
9/19(木)19:30田沼ー25:40馬返し登山口
< 9/20(金)>岩手山
(活動時間)8時間25分(休憩込み) 活動距離11.9km 累積標高+1563m/ー1554m
(行程)6:30駐車場ー7:55三合目ー9:40八合目避難小屋55ー10:50岩手山山頂11:08ー11:50八合目避難小屋12:30ー14:55登山口
(詳細報告)今回の連休も台風が来る。東北は金土は天気が良さそうなので休みを取って7月に計画していた岩手山烏帽子岳(乳頭山)へ行ってきた。約500キロの道のりを100キロずつ交代しながら運転していった。木曜は仕事の後の出発だったので登山口には翌2時近くになってしまった。東北周遊は申し込まなかったので深夜割引を利用。着いてすぐに就寝した。 平日なので広い駐車場には数台しか停まっていない。花の季節は終わり紅葉にはまだ早い端境期なので人は少ないようだ。車から降りると冷たい風が吹き秋を感じる。山頂の強風を覚悟して出発した。三合目までは樹林帯のなかをいく。0.5合ずつの道標で間隔が長い。アキノキリンソウやアザミが咲き他は葉だけでは花の名前はわからない。三合目からは見晴らしが良いというので旧道のガレ場を登った。振り返ると早池峰と盛岡市が見渡せる。四合目で今年岩手山65回目というおじさんや岩手山に詳しいという常連さん達に会う。この登山道で今年2回ヘリコプターで運ばれてるので気をつけてと言われた。岩手山と姫神山の神話も教えてくれた。七合目まで足場の悪い急登が続く。富士山のようだ。七合目からはトラバースして程なく八合目の避難小屋に到着。九合目の不動平から火山礫の急斜面を登ると山頂外輪山に出る。途中コマクサがいくつかまだ頑張って咲いていた。稜線は予想通り強い風が吹き付ける。風に耐え山頂到着。360度の展望。翌日登る乳頭山の烏帽子の形も確認できた。写真を撮りお鉢巡りコースへ下山。気持ちの良い稜線歩き。南斜面はお花の時期に来ればたくさん咲いていたのだろうな。八合目避難小屋に戻り小屋のセルフサービスのコーヒーをいただきゆっくり休憩を取って下山開始。下山も旧道を選んだので足場が悪く神経を使ったが、景色を眺めながら下りられたので気持ちよかった。登山口の鬼又清水で喉を潤し登山終了。長いコースを歩ききった。 本日の宿泊は相の沢キャンプ場。牧場に隣接していて無料。馬返しから10分ほどのところにある。お風呂は網張温泉まで行けばあるのだがこの日はパス。目前に早池峰と放牧された牛を見ながら夕食のポークステーキを食べ昨夜の寝不足もあり翌日に備え18時には寝てしまった。

<9/21(土) > 烏帽子岳(乳頭山)岩手県側は烏帽子岳という
(活動時間)6時間5分(休憩込み) 活動距離10.6km 累積標高+1091m/ー1100m
(行程) 7:00滝ノ上登山口ー8:06白沼ー10:00山頂10:50ー12:10白沼ー13:05登山口
(詳細報告)朝5時半起床。朝食を済ませテントを撤収し滝ノ上温泉へ移動。駐車場には1台しか停まっていない。支度をしていると盛岡ナンバーの車がきた。地元の人で笊森山から周回するとのこと。私たちが一番手なので熊鈴を鳴らしながら歩き始める。初っ端から急登で樹齢を思わせるブナの森が続く。1時間ほどでモリアオガエル生息地の白沼に到着。そこからさらに急登が始まり、マムシ坂と呼ばれるガレ場から振り返ると岩手山から三ツ石山の稜線が眺められた。しばらく登ると視界が開け湿原に出る。草紅葉エゾリンドウに迎えられた。そこからさらに急登を登り左手に千沼が原と笊森山を眺めながら小乳頭を巻くとひょっこり烏帽子の山頂が現れた。草原に烏帽子の山頂が際立っている。気持ちの良い草原を過ぎひと登りで山頂到着。秋田駒ケ岳と田沢湖が広がる。7月に登った鳥海山の姿も。山頂での景色を堪能して下山開始。1組のパーティとしかすれ違わなかったが、駐車場に着くと車の数が増えていて周回の人や私達が山頂にいる間に山頂に着いていたのかなと思う。変化に富んだ楽しい道だった。 滝ノ上温泉で汗を流して帰路についた。二日間とも快晴で今回も満足の山行だった。

9/14-16 北鎌尾根 記:「ウッチー」
水俣乗越下り
北鎌沢出合 独標直下トラバース 独標
P11より槍ヶ岳 北鎌平手前ピーク 北鎌平から独標方面 北鎌平
山頂直下
槍ヶ岳直下 槍ヶ岳
<メンバー> 「ウッチー」(CL)、「ありさか」(SL)
<行程>
9/13 小山20:00−佐野桐生太田IC−松本IC−0:30沢渡P(車中泊)  ?
9/14 ?沢渡P6:00−6:30上高地BT〜9:00横尾〜10:30槍沢ロッジ〜11:50大曲〜13:30水俣乗越〜16:00北鎌沢出合(ツエルト泊)????
9/15 北鎌沢出合4:30〜7:00北鎌のコル〜10:50独標〜15:00北鎌平(ツエルト泊)????
9/16 北鎌平5:20〜6:30槍ヶ岳6:50〜7:15槍ヶ岳山荘7:30〜9:30大曲〜10:20槍沢ロッジ〜11:40横尾〜14:20上高地BT〜14:50沢渡P〜竜島温泉せせらぎの湯〜17:00松本18:30〜22:40小山
<詳細報告>
数年前の事故により山行から遠ざかっていた山域に挑みました。当たり前ではありますが、事故に二度目はないという思いで終始緊張のなかの山行でした。
9/13(金) 晴れ (出発・小山〜沢渡移動) 週末の仕事をこなし小山を出発できたのは20時。沢渡に着いた頃には日が変わっていました。すぐに寝る準備をして就寝。
9/14(土) 晴れ (入山・沢渡〜上高地〜北鎌沢出合)3時間の仮眠後、荷物を整え出発。今回の山行は3日間で山中を40kmほど歩くため、最小限の荷物となり、おそらくザックの重さは15kg以下でした。3連休初日の沢渡BTは大変な混雑ぶり。行動予定より一時間遅れで上高地へ到着しました。歩きやすく平坦な登山道を明神、徳澤、横尾、ババ平と進み、大曲りから急登。この日の残暑を思わせる暑さは、身体が水ばかり要求。私は熱中症ぎみでした。フラフラ状態で水俣乗越に着くと、正面に北鎌尾根の一部が現れました。この日の予定は北側のガレ場を下りたところの北鎌沢出合まで。下りのみだったので、やや安堵な気持ちでした。ですが下りてみると半端なガレ場でない。落石と転倒に注意しながらところどころ残置ロープに頼りながらの下りでした。ガレ場から水の流れる音が聞こえ始めると、北鎌沢出合も近くなり先行パーティーのテントが数張り見えてくると今日の行動は終了。まだまだ先の長い山行の一日目が終わりました。                           
9/15(日)晴れ(北鎌沢出合〜北鎌コル〜独標〜北鎌平)  ?昨日は3時間の仮眠の行動だったので、ツエルトを設営し夕食後は即爆睡。翌朝3時に起床したら中秋の名月で外が明るく感じました。早々に朝食を済ませ、ツエルトを撤収。行動2日目の最初は北鎌沢を北鎌のコルまで600mの急登から始まります。まだ半分寝?ている身体から一気に汗が噴き出ます。何ヶ所か3級程度の岩登り、ガレ場。上部は草付き、枝をつかみながらコルに着いた頃には疲れ果てて体力の限界を感じるほどでした。北鎌のコルで十分疲れを取った後、ヤセた尾根を行く。踏みあとは明瞭でした。北鎌沢の急登のダメージは結局その日一日続いました。おまけに連日の暑さで熱中症気味。この時期の行動食に塩飴は必需品だと痛感しました。北鎌のコルから独標までピークがP8、P9とありP10が独標となる。ほとんどがピークを踏まず右にトラバースとなる。体力を温存できるルートは大変助かる。独標の登りは右のトラバースルートを選びました。安全に且つ確実なルートを選ぶのを最優先に考えました。独標の山腹を巻くようにトラバースしたのち、稜線めがけて岩場を登りたどり着いたところが独標でした。独標では多くのクライマーが緊張から解けたような笑顔が目立ちました。まだまだ槍ヶ岳は遠い。ここから先のP11からP15はルートファインディングが求められるとのこと。ほかのパーティーと時にはルートを探しながら先を進みました。尾根上の最後のピークまで登ると槍は見上げるほど近くに見えます。尾根上で電波が届き翌日も好天気だということ、槍ヶ岳山荘のテント場は混雑との情報で、この日のテン泊を槍ヶ岳山荘から北鎌平に変更しました。北鎌平から見上げる槍ヶ岳は圧巻。また、夕日に映えた穂先にしばらく見とれました。?
9/16(月)朝ガスのち晴れ(北鎌平〜槍ヶ岳〜下山)5時過ぎに出発。ガスで濡れた巨岩の斜面を登ります。カニのハサミ岩から右にトラバース。チムニーを左に見ながら直登すると女性の話し声が・・・。祠の後ろから登頂。山頂には20人はいるだろうか? ほとんどが山荘側から登ってきた登山者でした。しばらくすると、山頂を覆っていたガスが晴れて、360度雲海が現れ登頂者全員興奮気味でした。槍ヶ岳登頂の感動にしばらく酔いしれて、槍沢側を下山しました。「あー風呂に入りたい!」緊張感から解放されて、自分の体が汗でべたべた状態だということにやっと気づきました。上高地から沢渡Pまでのバスは、待つことなくすぐ乗車できました。帰りの車のなかではまだ興奮気味の二人が帰宅まで、その余韻に浸っていました。

9/13-15 剱岳 記:「こなっち1」
剱山荘と剱
みくりが池と立山 羽毛のチングルマと剱 朝焼けの鹿島槍,五竜
一服剱から前剱 前剱から剱沢 前剱から剱 平蔵の頭を行く
剱岳山頂
剱山頂から立山,槍 タテヤマリンドウ ウサギギク
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)
<ルート数値>山小屋2泊ピストン 累積標高差±1,840m、累積歩行距離14.4km
<行程> 9月12日(木)大町前泊、
9月13日(金) 大町−扇沢7;30−9;00室堂9;15−10:10雷鳥平−12:20別山乗越12;50−14;00剱山荘(泊)、
9月14日(土) 剱山荘5;50−7;20前剱7;30−9;10剱岳山頂−11;30前剱−12;50剱山荘13;40−15;40別山乗越 (剱御前小舎泊)、
9月15日(日) 別山乗越6;35−7:50雷鳥平8;05−9;25室堂9;45−10;50扇沢
<詳細報告>
1日目 : 連休の好天、混雑を避け1日前倒しで剱に出掛けた。扇沢に車も置けるのか気掛かりだったが、無料の市営駐車場にはまだ空きがあった。平日始発でまだそれ程混んではいないトロリーバスに乗り込み室堂に到着、初日から好天で、みくりが池に綺麗に映る立山を横目に雷鳥坂を急登、重いザックは足腰に堪える。別山乗越に着くと眼前に大きく荒々しい劔岩峰が目に飛び込んで来た。暫しこの景観に見惚れ大休止、剱御前をトラバースし宿泊先の剱山荘に到着、シャワー付、水洗トイレ、平日の為かゆったり休め極めて快適だった。
2日目 : 夜明け前に出発する人も多かったが、下山後は剱御前小舎に泊まるので、鹿島槍、五竜などのコントラストが美しい日の出を眺め朝食後ゆっくり出発、今日も雲一つ無い快晴である。一服剱からの前剱、前剱からの劔沢は緑が映えまだ夏山の様相、平蔵の頭、タテバイは足場もしっかりしており高度感も然程では無く難なく通過し、多くの登山客で賑わう山頂を踏んだ。山頂からは後立山連峰、立山、槍、薬師、笠ヶ岳、遠く富士の峰々、富山湾がスッキリ見渡せる大展望をゆっくり楽しんだ。剱山荘に戻り、また重たいザックを背負い劔御前小舎までの緩斜面を登り返す。眼下の劔沢テン場は昨日までガラガラだったが、カラフルに満杯、もう足腰はヘロヘロで休み休み2時間も掛かってしまったが、ウサギギク、タテヤマリンドウ、イワツメクサ(右写真)、チングルマの羽毛、雷鳥も現れ癒された。
3日目 : 3日連続の快晴、下山するのも名残惜しいが立山の雄大な景色を楽しみながら剱を後にした。帰りは大町の薬師の湯でゆっくり汗を流し帰路に着いた。快晴の中、岩峰と高山の景観をたっぷり楽しめた。

9/14-15 飯豊縦走 記:「たらちゃん」
ダイグラ尾根からみた飯豊山 宝珠山頂からみた飯豊本山 飯豊本山山頂 御西小屋に向かう縦走路
烏帽子岳山頂 梅花皮小屋と北俣岳 門内岳に向かう途中のご来 門内岳山頂
頼母木山山頂 鉾立山と杁差岳 杁差岳山頂 杁差小屋と縦走路
<メンバー> 「たらちゃん」
<行程>9月13日 飯豊梅花皮荘泊 9月14日 晴れ 飯豊山荘4:15-飯豊本山山頂10:45-烏帽子岳14:10-梅花皮小屋 14:30 テント泊 9月15日 晴れ 梅花皮小屋4:20-杁差岳 8:30-丸森尾根分岐点10:55-朝日岳9:15-飯豊山荘13:20-帰宅
<詳細報告>
前日午後休を職場からいただき、小山を13時に出発、17時30分飯豊梅花皮荘着。私の他に泊まっているのは、1組の老夫婦と工事関係のおじさん1人のみ。いい温泉、料理もイワナの刺身や塩焼き、鍋物、天ぷらと素晴らしく、いい加減酒を飲んで9時頃就寝。
14日3時30分に起床し、飯豊山荘よりすこし上にある駐車場に停める。暗い中、玉川沿いの斜めに傾いた道を行く。つり橋を渡っていきなり急登が始まる。全体的に斜めに登山道が傾いているというか、歩きにくい。またヌルヌルした急な登りにも、ロープなどがないので登りは良いが、下りはイヤーな道である。休場の峰を過ぎ、宝珠山が見えてくると、ようやく視界が開ける。飯豊山到着。御西小屋に向かう縦走路、素晴らしい景色。雪が残っており、牧歌的。本来は本山小屋でテント泊予定であったが、翌々日の天気予報で雨のため、予定を変更し、大日岳は行かずそのまま稜線を縦走し、御西小屋こえて梅花皮小屋まで。縦走路ではなんと3人しか会わず、静かな道であった。あまりに静かなので熊が出たら嫌だなと熊鈴に加えて、たまにストックをコツコツとならした。烏帽子岳の手前でかなり疲れており、門内小屋まで行きたかったが(門内小屋のテン場は非常に見晴らしよく雑誌でオススメであった)、梅花皮小屋でテント泊とした。見晴らしは北俣岳がどかーんと見えてよいのだが、テン場がやや傾いている。水は豊富にドバドバ出ておりうまい。ビールは350ml 800円でしかも缶は持ち帰り。よく冷えていてうまい。夕食はドライフードの牛めしとコンビーフのみ。今回の山行はとにかく軽量化するために食材は我慢した。風が強い稜線にはるテントではあったが、半自立のテントで、本当に風が強く一晩中ビュービューとフライを鳴らし続けており、そのために目を覚まし、吹き飛ばされないか心配となった。ペグはきちんと打っておいても、クロスフレームのテントのような安心感はなかった。 今回山行の大きな目的が、軽量化して体の負担をなくしてみることだった。軽量化のために、フレームレスのザック(山と道 MINI 500g)、テントは半自立のビッグアグネス フライクリーク1 プラティナム 88g(専用グランドシート、ペグ、袋全て込み)、そして一番試してみたかった登山靴をトレランシューズにすることであった。登山靴は今までスポルティバ トランゴ キューブで片足800g程度あったが、今回ALTRA KING MT片足300gと軽量化した。これが縦走距離の劇的な増加をもたらした。特に足首を捻ることもなく、また木の枝等での怪我もなかった。足首が曲げられる、そして膝への負担が少なく、ソールのグリップも断然良い。これらのことを考えると、夜露に濡れてシューズ内も濡れてしまうが、乾きも早い。雨が降り続く山行、または相当な重量のザックを背負うなどがなければ、日帰りまたは一泊小屋泊まり山行では、岩場、がれ場の連続の登山道(北アルプスなど)でない場合、これからはトレランシューズを使用する予定。
翌日4時20分出発し、暗いうちに北俣岳を越えて、門内小屋に向かう途中で御来光となった。門内小屋は噂通りテン場は素晴らしいロケーションである。そこから門内岳、地神山、頼母木山などアップダウンを繰り返し頼母木小屋到着。アップダウンはあるが、何しろ気持ちが良い稜線なので疲れを感じない。頼母木小屋はここもまた水がドバーッと垂れ流しで出ており、うまい。飯豊の稜線沿いの小屋は概して水がうまい。そして小屋の管理人さんが感じが良い。ザックをデポさせてもらって、杁差岳に雨具と水、パンなどのみもって向かう。一度下って登り鉾立山、また1400m程度まで下り、そこから1640m程度の杁差岳への登り返しがきつい。しかし杁差小屋付近は花がたくさん咲いており、綺麗ではあるが、何の花か名前を知らない。杁差岳山頂からの眺めは日本海が見えて、船が明瞭に観察できる。新潟あるいは村上市に近いことがわかる。杁差小屋泊も良さそうであった。また頼母木小屋に戻り、デポしたザックを回収。また丸森尾根分岐まで登り返し。そこからは一気に飯豊山荘まで下り。ここも結構滑りやすそうなドロドロの箇所多数あり、気が抜けない。ようやく山荘の屋根と駐車場に自分の車が見えてきたときにはホッとした。足がガクガクで、限界近かった。無事に下山し、飯豊山荘で温泉に。僕のほか、やはり登山者と思しき人と二人だけのゆったりした風呂であった。帰り道歩いている登山者(30代くらいの女性)がいたので、どこまで行くのですか?と尋ねたところ、飯豊梅花皮荘まで歩き(4km程度か)、そこから1日3便しかないバスにのり小国駅まで行くというので、そこまでどうぞとしばらく人と話をしていなかったので、おしゃべりしながら小国駅に。仙台から来た人で、2歳のお子さんがいるのでしばらく登山ができなかったが、今回夫に子供をみてもらい、リハビリ山行に飯豊に来たと。すごいですねと。そして東北道は黒磯あたりから断続渋滞となり、鹿沼インターでおりて下道で帰宅。

9/14 白砂山 記:「みつまん」
滑りやすい橋を渡る 堂岩山 白砂山への稜線 白砂山山頂
八間山山頂 アキノキリンソウ エゾリンドウ ハクサンフウロ
<メンバー> CL「さとう」、「みつまん」
<ルート数値>距離 15.7Km 累積標高 +1,430m,-1,430m 所要時間 10時間03分 (休憩込)
<行程>白砂山登山口駐車場5:30 - 6:20地蔵峠6:25 - 7:45水場分岐8:00 - 8:30堂岩山 - 8:35堂岩山分岐 - 9:02猟師の頭9:15 - 10:15白砂山10:45 - 11:34猟師の頭 - 11:55堂岩山分岐12:05 - 14:05八間山14:10 - 15:12八間山登山口 - 15:33白砂山登山口駐車場(コースタイム8時間)
<詳細報告> 仮眠から目覚めたら西の空に満月が澄み切った輝きを見せていた。今日は良い天気だ。登山口まで3時間もかかるので、この山にはそう度々は来ることができない。今日は、出来れば八間山にも立ち寄りたいと思っていた。直ちに起きて準備を始める。駐車場にはすでに10台近く駐まっていた。5:30に歩き始めた。
急な土留め階段を登ってハンノ木沢に降りていくと板の橋が架かっていた。飛び石を渡って橋に乗ると、橋は少し斜めになっていて滑りやすい。慎重に歩を進めて対岸に渡った。 地蔵峠は紅葉で有名な秋山郷への分岐だった。水分を補給して先を急ぐ。水場の標識がある所が広くなっていてそこで少し休んだ。そこからは、南西方向が開けていて、草津方面を眺めることができた。温泉街の右手には草津白根山が、奥手には浅間山が見えた。
3時間歩いてやっと堂岩山へ着いたが、山頂はぬかっていたので休むこと無く進んだ。その下りで白砂山方向が眺められたがガスに覆われていた。少し下ると笹尾根の堂岩山分岐だった。 そこからは灌木または笹に覆われた尾根を歩いた。眺望のきく場所が多くて楽しい稜線歩きとなった。猟師の頭で展望を楽しみながらエネルギー補給。佐武流山が北側に存在感を主張していた。その右奥に苗場山、左奥に鳥甲山が見えた。東には、ガスが晴れて、長い登りの先に白砂山が眺められた。しかし、その時点で白砂山山頂と思っていたピークは偽ピークで実際は山頂はその奥に隠れていた。 休憩後、一気に山頂を目指した。山道は狭い場所もあるが特に問題はなかった。ただ、雨に濡れていると滑りやすそうな場所が多いので要注意だと思う。花の多い時期は外しているが、コバノコゴメグサ・ハクサンフウロ・オヤマリンドウなど多く見ることができた。 登山口から5時間弱で白砂山山頂に到着。ガスが晴れて眺望を楽しむ事ができた。南西の浅間山方面は雲にかくれていたが、先ほど見た苗場・佐武流・鳥甲以外にも、岩菅山が見えて、その左奥には北アルプスまで見えていたのには嬉しくなった。(帰宅後、調べると杓子岳〜槍ヶ岳辺りまで見えるそうだ)。山頂で大休止後下山開始。堂岩山分岐で八間山方向に進む。最初はきれいに笹苅されていたのだが、それはすぐ終った。それでも、なんとか足元は見えたので歩行に大きな支障とはならない。「中尾根の頭(1944m)」と「黒渋の頭(1895m)」の中間のピークからはまた笹苅がされていて、八間山東のきれいな笹尾根は眺望を楽しめた。ただ、この辺りからは疲れがでてきて、一層スピードが落ちた。八間山は「眺望が良い」とされているが南東方面だけで、野反湖も見えなかった。証拠写真を撮って早々に下る。そこからの下山道はかなり荒れていた。深く掘られた箇所多く、木の根がむき出しになっている。無事、茅尾根の登山口にでた。そこからは小ピークを経て駐車地に戻るのだが、もう登りたくないので車道を進んだ。そのおかげで山では見られなかった花(ウメバチソウ(右上写真)等。初めて見た花?(下山後調べるとハナイカリでした。右下写真)もあった)を見ることができた。 無事、駐車地に戻ることができた。
今日、私たちと行き交ったのは堂岩山分岐で八間山に向かうまでに13人だった。時間的に考慮して、我々を入れても15人が本日白砂山を訪れた登山者だと思われる。休日の二百名山としては少ない数値ではないだろうか。もちろん「ぐんま県境稜線トレイル」を旅する強者が北側から来ると我々と行き交わない可能性があるが。
下山後は、道の駅横の温泉で汗を流した。そこの掲示によると、天皇陛下は皇太子時代に白砂山を登られたそうで、その時にその温泉で汗を流されたとか。陛下の健脚に驚かされます。

9/7  那須周回 記:「ありさか」
茶臼山頂 姥ケ平から茶臼 三斗小屋 大峠
振返り三倉山方面 三本槍岳 左奥 朝日岳 朝日岳
<メンバー> 「ありさか」
<行程>小山5時半発、峠ノ茶屋駐車場8時過着 登山指導所8:37?峰ノ茶屋跡避難小屋9:06?那須岳9:45?牛ヶ首10:37?三斗小屋温泉11:57?大峠13:22?三本槍岳15:17?朝日岳16:24?峰ノ茶屋跡避難小屋17:00~駐車場17:30
<数値データ>距離18.6km 累積高度1615m 平均速度2.1km/h 行動時間8時間53分(休憩込み)
<詳細報告> 週末登山、天候急変でもエスケープしやすい那須周遊を選択。 麓はガスで山が見えなかったが、峠の茶屋駐車場に到着すると快晴。 駐車場は満車で、空きスペースに工夫して止めていざ出発。 峰ノ茶屋まで早足で40分程度、そのまま茶臼岳に向かいお釜巡りをするとトイレに行きたくなり、ロープーウエイ山頂駅にピットインし身軽になって再出発。 平坦な水平歩道で一気に牛ケ首に到着すると、姥ケ平を見下ろせます。 三斗小屋へ向かうルートは静かで、登りの方5名程度とすれ違い。沼原から茶臼側に登られるようでした。 三斗小屋から標高200m程度下げた沢を渡り、何度か渡渉を経て、1.5h程度で大峠に到着。流石山方面はどっしりとした山容が見応えあり。会津那須県境トレイルはここを通るのだと確認しながら、三本槍への登りを進む。 15時過ぎに三本槍到着。大峠方面はガスが通り過ぎ、流石山にガスが掛かる。周りの景色が見えるうちに朝日岳を超えて峰ノ茶屋避難小屋に到着。 明るいうちに駐車場に帰還しました。 大峠から三倉山方面が気になる山行でした。

9/1-4 下ノ廊下 記:「かすかわ」
室堂から立山  水平歩道 仙人ダム宿舎と三段の滝 ここで折り返し 日電歩道は番線を掴んで
<メンバー> 「かすかわ」
<詳細報告> 
9月1日
黒部宇奈月駅の無料Pへ車を留め7時3分の新幹線で富山駅へ。7時20分発のバスで室堂へ。 ちょうど10年前の同じ日に登山を始めた時と同様、立山は雄大な姿を見せてくれました。 しかし体調不良のためやむなくリターンバック。同じバスと新幹線で黒部駅に5時に戻る。 予定を変えて、明朝欅平から下ノ廊下を目指すことにした。20時に就寝、充分睡眠をとる。
9月2日
朝、体調も良くなったので準備していると雨が降りだす。天気予報は雷注意報!。もう帰ろうかと思ったが雨がやんだので、宇奈月温泉駅まで行くことにした。 晴れてきたので、トロッコに乗る。良い天気の中、景色を楽しみながら欅平に。 黒い雲が出てくるも、カッパの準備をして、9時20分登山開始。40分急坂を登るとここから先は上級者と書いてある。いよいよ水平歩道かと思ったらまだ尾根を登る。 しばらく行くと水平歩道の始点の標記。丸太の橋や鉄の板で良く整備されている。もう少し歩くと、完全に水平道になってくる。 雨が降ってきた。志合谷に来ると、大きな雪のブロックが見える。 ここは沢の下がトンネルになっている。トンネルは弧を描くように180度向きを変えて、対面に出てくる。中は真っ暗で、ライトを照らして進むが、下は靴ひもあたりから水が入ってきそうな位水がたまっている。下に気を取られていると頭をぶつける。 このトンネルはけっこう長く、ライトとヘルメットなしで入ったら血だらけで出て来ることになると思った。 このあと雨が強くなってきたのでカッパを着る。水平歩道は道幅も広く平らでとても歩き安い。折尾谷の滝で水が取れ休憩をとる。 いつしか水平歩道は終わり道は下り始める。15時到着。すれ違ったのは一組だけ。 今日の宿泊は私だけ。秋の紅葉シーズンは100人泊まるそうです。 温泉は下に5分降りたところにあり、黒部川を見ながら入れる。温泉はなんと隣のトンネルの中から引いていた。中は凄い熱気。高熱隧道かと思いきや黒4発電所につながってるとのことです。小屋下のテント場にあるトンネルが高熱隧道につながる横坑とのこと。 はるか下を流れる黒部川の急流の音を聞きながら就寝。
9月3日
朝晴れていた。今日は下ノ廊下さらに先に行ってみよう。 7時30分小屋を出て1時間程歩くと仙人ダムの宿舎が現れる。宿舎とダムの通路を通ると高熱隧道を横切る。サウナのようである。 ダムの上が雲切新道と日電歩道の分岐になっている。ダムを渡ってさらに進むと東谷吊橋と不気味な黒四発電所の送電線が見える。 この先S字峡、十字峡と続く。吊橋を渡ると狭いつづら折りの道を15分ほど登る水平歩道に出ると土砂が道を覆っているところがいくつもあり、慎重に通る。雨が降ってきたのでカッパを着る。 昨日歩いた道よりも狭く、足もとは滑りやすく、50m位下を流れる黒部川が見える。恐怖心と共に緊張してきた。手掛かりの番線をしっかり握れるようゴム手をつける。 S字峡の先、十字峡まではまだ1時間半の場所で、目の前に滝が出てきた。 番線を握って壁にへばりつけば、通れるかもしれなかったが、このさきに待ちうける試練を考えると怖くなって引き返すことに決めた。 阿曽原小屋に戻ると、今日は仙人池から来た二組と欅平から来た二名と京都大学から来た地質調査隊八人で14名の宿泊であった。
9月4日
未明から大雨で、朝7時頃雨がやんだので小屋を出るも、すぐに大降りになる。ペースを上げて11時30分頃欅平に到着。空はいつしか晴れていて唐松岳の姿をはっきり見ることができた。 振り返ると仙人ダムまではとても歩き安く、その先は危険であった。(現在の話ですが) 黒三黒四ダムを作った人たちが、この道を作り、この日電歩道を重い荷物を背負って運んだことに驚きと、敬服を覚えます。9月中旬か下旬には黒部ダムまで雪崩で壊された箇所が整備され通れるようになり、登山者で賑わうようですが、いつか行ってみたいです。以上

9/1-2 双六岳 記:「ともさん」
穂高岳 焼岳乗鞍岳 逆さ槍 弓折岳山頂
笠ヶ岳への稜線 双六小屋 二羽の雷鳥 トウヤクリンドウ
<メンバー> 「ともさん」、他
<9/1 行程>前日16:00田沼庁舎ー21:30新穂高温泉深山荘前駐車場
ートデータ:活動時間9:00(休憩込み) 活動距離12.3km 累計+1889m/?348m
活動記録:6:05駐車場ー6:30新穂高温泉登山センターー7:40わさび平ー10:40シシウドが原ー11:40鏡平12:15ー13:10弓折分岐ー13:45弓折岳ー15:05鏡平山荘泊
<9/1 詳細報告> 鏡平でアルバイトを終える息子に合わせて黒部五郎岳を計画するが前線の停滞でまた計画変更となる。昨年は術後で行けなかったので、今年は是が非でも行きたい!と思い2日間双六小屋まで行ってきた。小屋の皆さんからはとても良くしていただき「りょうへい」がしっかり働いていたんだなと思う。 お盆の頃は駐車場が問題化していたようだが、深山荘の駐車場はガラガラ。入り口に管理人がいて誘導してくれた。 朝起きると高曇りで雨は大丈夫そう。登山センターに届けを出して出発する。わさび平までは林道歩き。登山者は少ない。わさび平小屋へボッカの仕事もしていたと聞いていたのでご挨拶をしていく。わさび平を過ぎ登山道に入る。石がちょうどいい高さに積まれ石段になっていて歩きやすい。前回は日差しがあってバテバテだったこの道も今日は曇りでちょうど良い。高度を上げて振り返ると、先月登った乗鞍岳焼岳と、穂高岳の全容が見える。イタドリが原、シシウドが原で休憩を取り約5時間で鏡平に到着。鏡池には逆さ槍が映っていた。池の周りは綿毛のチングルマ、オヤマリンドウが咲きすっかり秋。小屋に行くと男衆は小屋増築の基礎にコンクリートを流す作業をしていてその中に「りょうへい」もいた。土方の格好が似合ってる。受付を済ませまだ体の熱いうちに名物かき氷いただいた。時間も早いので空身で弓折岳まで往復する。弓折分岐はオコジョの巣があるそうでネズミを咥えたオコジョ(右上写真)が岩から出たり入ったりするのを見られた。景色も槍の北鎌尾根、大天井岳、穂高岳、鷲羽岳水晶岳、双六岳黒部五郎岳、笠ヶ岳を眺められ大満足。しばらく景色を眺め、雨がパラパラ降りだしたので小屋に戻った。談話室で図鑑を見て花の名前のチェックをした。夜は支配人さんと常連の写真家の方と会食。写真家の方は昨年夫が迎えに行った時もいらしていて今回も偶然一緒になった。双六のトウヤクリンドウが咲いている場所を教えてもらい翌日見に行こうと話して就寝。

<9/2 行程>ルートデータ:活動時間:8時間15分(休憩込) 活動距離16.4km 累計標高+998m/?2171m
活動記録:5:10鏡平ー5:50弓折分岐ー7:00双六小屋7:40ー9:25鏡平10:00ー12:00わさび平12:30ー13:30登山口
<9/2 詳細報告> 薄暗い中出発。ガスで何も見えない。昨日の景色を想像しながら歩く。花見平にはヨツバシオガマ、ウサギギクが咲く。2622ピークを過ぎた斜面で一羽の雷鳥を見かけた。歩く場所によっては風も強く寒い。双六小屋手前でガスが少し切れて双六岳が姿を見せてくれた。双六小屋でお弁当にしてもらった朝ごはんを食べて、後から登ってきた「りょうへい」と記念撮影。風が強く上へ行くのは断念。冬季小屋の前に咲くトウヤクリンドウを撮って下山開始。花見平手前で花の写真を撮るのにしゃがみこむと目の前に雷鳥が2羽。立ち止まらなければ気付かなかった。弓折分岐から雨が本降りになってきた。鏡でデポした荷物をまとめて下山。土砂降りのなかひたすら我慢の下り。秩父沢過ぎたところで道を直している社長さんに会いお世話なったお礼を言うことができた。何度も滑りそうになり神経を使いながら林道に出てホッとした。わさび平からの1時間が長かった。 ひらゆの森で温まり、食事をして帰路につく。沢渡過ぎると雨は降っていなくて岐阜側が天気悪かったようだ。今回は一泊でも行くことができて気持ちは満たされた。

9/1 金峰山 記:「ウッチー」
大弛峠を出発 朝日岳展望台 五丈岩 山頂より八ヶ岳
<メンバー> 「ウッチー」(CL)、「わたなべK」(SL)、「ながおか」、「たむら」
<行程>8/31 佐野16:00−佐野IC−勝沼IC−19:00大弛峠(テント泊)
9/1?? 大弛峠6:00−6:35朝日峠−7:25朝日岳−8:30金峰山9:00−10:00朝日岳−11:00大弛峠−雁坂トンネル−18:10佐野
<詳細報告> 会の山行が悪天候のため中止になり、近場で山行日和の場所を探すと中央線沿線、山梨周辺がいいということがわかりました。そこで足慣らしを兼ねて大弛峠〜金峰山往復山行に決めました。前日入山の、のんびり山行でした。
8/31 晴れ (出発)  山行装備はテント山行といっても駐車場の近くにテントを張るので重さは気にしなくていいので、古くなった5〜6人用のダンロップテントを引っ張り出して、ビールをつまみと・・・。のんびり山行は準備も楽しい。今晩のテント場の大弛峠は標高約2360Mまで車で入ることができるので駐車場は満車が予想さねる。でも時間帯がいいのか? 駐車に余裕がありました。到着してまず驚いたことは・・・「寒〜い」短パン、Tシャツに重ね着しました。寒いといっても、テントを設営したあと冷たいビールがとってもおいしかったです。
9/1 曇り時々晴れ (山頂アタック)早朝テントを撤収して金峰山目指して出発。登山道に入りすぐ樹林帯の急な登りに息が上がります。出発から30分ほどで朝日峠、また緩やかな登りになりガレ場が現れると朝日岳となる。展望台からは秋の冷たい風を受けながら大きな富士山を望めました。この後金峰山まで緩やかな登りが続きました。樹林帯をぬけて大きな岩稜帯を越えると、金峰山のシンボル五丈岩が正面に現れ、今日の目標地金峰山に到着しました。山頂付近は風の通り道らしく、冷たい風で身体中の汗が冷えてしまいました。天気は曇の多い晴れ。視界はよく、遠くは富士山をはじめ八ヶ岳、南アルプスが望めました。記念写真を撮り、登頂の達成感もそこそこに下山を開始。来た道を大弛峠まで引き返しました。途中、大弛峠からの登山者と何人もすれ違う。2時間ほどで大弛峠に到着。駐車場は一番混雑している時間か?満車状態でした。行きは中央道経由でしたが、帰りは渋滞を避けるため雁坂トンネルを利用して一般道で帰りました。?

9/1 那須クリーンキャンペーン 記:「ひなぎく」
クリーンキャンペーン2019 オヤマリンドウ ホツツジと茶臼岳 トリカブト
<メンバー> 「ひなぎく」
<詳細報告> 那須・峠の茶屋駐車場 7時半集合  
前日は前夜祭、各会より約20名が集まり飲んだり食べたり歌ったりと日頃の情報交換をする。会員の年齢が高くなるにつれ、体の故障者が続出している。それでも山への憧れ強く体をいたわりつつ登っているのがすごい。最年長の坂口名誉会長は96歳にも関わらず、いまだ現役である。当日は幸いにも天気もまあまあ。4時起床し、登山指導所にて指導活動、朝食後  クリーンキャンペーン開会式。参加者は約160名、直接山へ入った人を含めると200名近くになった。県の環境課からも2名参加していただいた。山へ入る人たちを送り出し、私たちはロープウェイへ移動し、登山カードの指導を9時半まで行った。ロープウェイで上に上がり、牛ヶ首経由で峰の茶屋、峠の茶屋へとゴミ拾いや指導を行う。牛ヶ首まではガンコウラン、クロマメノキ、シラタマノキ、コケモモとべりー類が豊富で味を楽しみながら歩く。オヤマノリンドウが新聞に取り上げられ たとのことで入山者が多い。しかし皆茶臼岳を目指すのか牛ヶ首コースは少ない。ゴミも少なく、マナーも良くなってきている。茶臼岳の噴煙は小さくなっているよ うだ。登山道の近くでは噴煙は見られない。まさか噴火の前兆ではないだろうか。1時過ぎには下山、風呂にも入らず、自然保護活動の雑用で途中寄り道をして帰宅 しました。

9/1 牛形山 記:「みつまん」
夏油温泉 きれいなブナ林の登山道 難儀したトラバース道 ロープを頼りに登る
<メンバー> CL「はしだ」、「あんまん」、「きたや」、「くりさん」、「おおむら」、「みつまん」
<ルート数値>距離 9.0Km 累積標高 +950m,-950m 所要時間 7時間00分 (休憩込)
<行程>夏油温泉5:50 - 6:20経塚牛形分岐(一合目) - 7:40五合目 - 8:44水場8:50 - 8:55鷲ヶ森分岐(八合目) - 9:16牛形山9:50 - 10:10鷲ヶ森分岐 - 11:25五合目 - 12:30経塚牛形分岐 - 12:50夏油温泉
<詳細報告> 焼石岳の北東に位置する牛形山へ行った。鹿沼を15:30に出て、夏油(げとう)温泉に20時過ぎに着いた。登山道近くで仮眠した。駐車場にはトイレもあった。 朝早めに出発。牛形山には合目の標識があるが、登山口から少し先の、経塚山分岐が一合目になっていた。そこからは美しいブナ林の登山道をすすむ。尾根にでるまでは少し急だが、尾根にでると、歩きやすい登山道になって、ブナを楽しみながら歩けた。多少、風もあって快適に歩けた。次第に傾斜がでてきて、段差の大きい箇所も登場するが難なく歩ける。六合目を過ぎて、牛形山を北東から北に廻り込むトラバース道は、急傾斜面のトラバースで歩きづらい。おまけに、そこはアザミの群生地でチクチクと嫌らしく攻撃してくる。七合目の先に水量豊富な水場があった。美味しい水だった。八合目は白っこ森、鷲ヶ森山への分岐で、その辺りは少し湿地になっていて、きれいな花を見ることができた。木道は短いのだが滑りそうだった。その先は急な登りでロープを頼りに登った。脇に木があると掴めるのだが、草しかないのだ。主稜線にでると牛形山が望めた。稜線は低い灌木帯で登山道には岩が多かった。 山頂に到着。三角点と山頂標識がある。山頂からは経塚山と天竺山は見えるのだが、焼石岳は雲の中で、我々が山頂を離れるまでその姿を見せることはなかった。大休止、エネルギー補給。山頂で計画の変更を検討する。当初の予定では鷲ヶ森山を周回して下山する予定だったが、それでは、下山が遅くなりそうなので、来た道を戻ることにした。他にも理由はあったのだがそれは内緒にしておく。 快調に下山。途中で雨が降り出したが、雨具を付けるほどで無く、やがて止んだ。 下山後、夏油温泉で汗を流してから帰路についた。19時過ぎに鹿沼着。岩手の山は遠かった。    

9/1 大嵐山 記:「さとう」
滝沢林道終点 中腹までシダが一杯 湯の倉への静かなブナ林 湯の花温泉一帯はソバばかり
<メンバー>「さとう」
<行動記録> 自宅5:00-滝沢林道終点7:30/50-沢・湯ノ倉分岐9:30-稜線9:50-大嵐山1-0:35/50-湯ノ倉分岐11:35-湯ノ倉山12:20-林道終点13:35  (6.5k 5:50分(休憩込み) 累計高度950m)               
<内容> 会山行(黒岩山縦走)が悪天予報により中止のため、予報がまずまずの南会津に日帰り山行に行く。湯の花温泉の集落から滝沢林道へ。終点までは入れたが整備はされていなかった。 他の里山でも同じ傾向だが、沢沿いのルートは、雨による影響か、入山者が少ないためか、荒れている。沢を何度も渡りながら詰めて行くが、途中まではシダがはびこりうるさい。誰もいない山域、あたりはケモノの気配が漂い、クマ鈴の他に、時おり咳払いなどをすることに。稜線まで上がれば北東が開けてくる。スキー場が見えるのは、たかつえだろう。急登をひと頑張りで大嵐山山頂着、誰も居るわけない。大嵐は3度目だが、以前よりさびれ少し寂しいです。 帰路は途中から湯ノ倉山への稜線をたどる。ちょっとの登り返しで湯ノ倉山頂着。あとは北側の急斜面を滝沢への下りです。誰一人遭わず、クマにも遭わず静かな静かな山行でした。        

8/25 茂倉岳・谷川岳・万太郎山周回 記:「ありさか」
出発地 奥の院 オキの耳 万太郎山頂
<メンバー>「ありさか」
<ルート数値>距離  21.5km 約12h(休憩含む) 最低高度 617m 最高高度 1,972m 累計高度(+) 2,422m 累計高度(-) 2,422m
<行程> 水場/高波吾策像07:04 - 07:19茂倉新道登山口 - 09:19矢場ノ頭09:20 - 10:28茂倉岳避難小屋10:42 - 11:03茂倉岳 - 11:22一ノ倉岳11:23 - 11:36ノゾキ11:37 - 12:08富士浅間神社奥の院12:10 - 12:16谷川岳12:28 - 12:45トマノ耳12:46 - 12:51肩の小屋12:54 - 13:47オジカ沢ノ頭 - 14:12小障子ノ頭14:13 - 14:23大障子避難小屋14:25 - 14:45大障子ノ頭14:46 - 15:32万太郎山16:05 - 16:51井戸小屋沢ノ頭(吾策新道)17:26大ベタテノ頭(吾策新道)17:27 - 18:37吾策新道登山口18:38 - 19:03水場/高波吾策像
<詳細報告> 土日の雨雲レーダー予報から行き先は谷川方面に決定。小山を3時に出発し、コンビニ買出しなど済ませて、土樽の安全広場で身支度を整えて7時出発。 茂倉岳への登りは標高差1200m程度だが、傾斜強めで手強い。茂倉岳避難小屋はきれいで、水場も近い(見に行きませんでしたので水量は不明です) 茂倉岳までの登りは標高差1200m程度でそれなりの斜度があり、スピード上がらず。広くて綺麗に整備されている茂倉岳避難小屋で一休みし、茂倉岳に上がるが、あいにくの天候で馬蹄形ルートを見渡すことはかなわず。早々に一ノ倉岳、谷川岳へと進むとオキの耳、トマの耳共に山頂標識の撮影待ちの混雑あり。オキの耳で昼食を摂りながらしばらく景色待ちをしたが、一ノ倉沢側の岩壁はガスの中で姿を見れず、予定通り万太郎方面に進む。 13時過ぎに肩ノ小屋を出発すると、人気が少なくなり静かな稜線を進む。一瞬ガスが晴れ、周辺が見渡せるが基本的に視界はなく、黙々と先に進む。 オジカ沢の頭避難小屋を過ぎたあたりから雨が強く降り、小障子ケ岳手前で雨具の上だけ着込む。雨が降り続けると吾策新道の下りが歩き難くなると懸念したが、万太郎山に到着した時は空が明るくなり雨具は脱ぐ。腹ごしらえして下降を開始すると、一瞬ガスが上がり、稜線上から万太郎山が眺められた?ここで、誤って仙ノ倉側に降りていることに気付き、登り返して吾策新道に下り直す。16時を過ぎている。標高差1000m程度なので3時間程度と想定し、明るいうちに林道に着くイメージで先を急ぐ。 吾策新道は部分的な崩落箇所、急傾斜の虎ロープが何箇所かあるが、危険を感じるところは無い。雨で濡れた岩は滑りやすく、ヌメッた土で2度ほど尻もちをつく。手袋とストックを使用し、草や木を掴んで転ばないように下降を繰り返すとなんとか日暮れ前に林道にたどり着いた。

8/24-25 餓鬼岳 記:「わたなべA」
壊れたハシゴ 餓鬼のコブへ向かう 剣ズリへ 剣ズリ先のハシゴ 燕岳
<メンバー>CL「たらちゃん」、「わたなべA」
<行程>8月24日 登山口5:20 ? 6:20魚止の滝 − 10:35餓鬼岳小屋11:30 − 11:35餓鬼岳山頂12:00 − 12:53餓鬼のコブ13:10 − 14:15餓鬼岳小屋 8月25日 餓鬼岳小屋5:20 − 5:50剣ズリ − 7:30東沢岳 − 8:00東沢乗越 − 9:50北燕岳 − 10:10燕岳 − 10:30燕山荘 − 11:00合戦小屋 − 12:15中房温泉13:15 − 14:00白沢登山口駐車場
<詳細報告> 白沢登山口駐車場に向かうが市道から山道に入ると道幅はかなり狭い。到着すると5台の車があり残り10台ぐらいは停められそう。登山届をポストに入れスタート。沢沿いを登り数回渡渉する。増水すると登山道が無くなってしまいそうだ。登山道は沢沿いの崖にロープやハシゴがあり登っていくがハシゴなどは傾いて一部壊れているので慎重に登っていく。「魚止の滝」を過ぎ最終水場、ここから急登が始まる。大凪山はわからず通過、しばらくアップダウンが続き「百曲り」の登りが始まるがかなりの急登だ。小屋に着きテント場に行くと情報通りスペースが狭い、幸い二番目に着いたので無事に設営。時間があるので餓鬼岳山頂と餓鬼コブをピストン、素晴らしい展望が楽しめ遠くは槍ヶ岳まで見えた。テント場に戻ると隙間が無いぐらいのテントが張られている。夕食は「たらちゃん」シェフによる焼肉、野菜炒め、キノコのアヒージョとスパゲッティ、美味い。本日の登りのコースタイムが「山と高原地図」のコースタイムより早いので明日も早いと予測し15:00に中房温泉にタクシーを予約していたが14:00に予約変更した。 4:00起床、かなり寒い。食事の準備を始めると雨が降ってくるがテント撤収には影響なし。燕岳を目指すが「剣ズリ」を通過する時はヘッドライトだと危険と判断し明るくなるのを待つ。やはりスリリングな場所で慎重に歩く。稜線の東側は日差しが差し込み暑い西側は日差しがなく強風で寒い。東沢岳を通過し東沢乗越へとこの分岐がわかりにくい。ここから笹が凄くコースがわからないほどだ。一度下り登りが始まると2,723mのピークまで登るがきつい。北燕岳ではサル2匹と出会う。燕岳、燕山荘と展望良く気持ちの良い尾根歩き。燕山荘からはいっきに下山。12:15中房温泉、予定より早いので電話でタクシーを呼ぶことに待っている間に濡れたテントを張り乾かし残っていたラーメンを作り昼食、有意義に時間を使った。タクシーで白沢登山口駐車場へ45分ぐらいで11,500円でした。 「たらちゃん」さんも私も今年の北アルプス2回目だが天気に恵まれ満足。

8/24 御岳山・大岳山 記:「みつまん」
レンゲショウマ 武蔵御嶽神社 大岳山への岩場 立派すぎる大岳山の標識
<メンバー>CL「あんまん」、「きたや」、「みつまん」
<ルート数値>距離 12.0Km 累積標高 +900m,-900m 所要時間 7時間35分 (休憩込)
<行程>御岳山駅7:30 - 7:32レンゲショウマ群生地8:05 - 8:30御嶽神社9:03 - 9:04奥の院分岐 - 9:50奥の院10:20 - 10:37鍋割山10:40 - 11:25大岳山神社11:30 - 11:46大岳山12:15 - 13:02芥場峠13:05 - 13:22綾広の滝上 - 13:43奥の院分岐 - 13:55長尾平14:03 - 御嶽神社参道13:10 - 14:37御岳山駅 - 14:40レンゲショウマ群生地15:00 - 15:05御岳山駅
<詳細報告> レンゲショウマが見頃らしいので、その群生で有名な御岳山へ行ってきた。 渋滞も無く小山から約90分でケーブルカーの下の駅である滝本駅に到着。駐車場は駅前にあり1日1400円也。ケーブルカーは標高差420mを約6分で移動できるが往復1110円也。 レンゲショウマの群生地は御岳山駅からすぐの場所だった。レンゲショウマは下向きに咲くので写真を撮るには誠に厄介だ。姿勢を低くして、時に跪いて見上げるように撮る。寝転べばもっと面白い写真が撮れるのだろうが、私は、人前でそんな恰好をするほどのオタクではない。三脚を構えている年配カメラマンが多かった。群生地にはレンゲショウマの他にも、目立たないがひっそりと咲いている花が多かったが、大部分のカメラマンには気づきもされないのだろう。 群生地から産安社を経由して御岳神社(正式には武蔵御嶽神社なのだそうだ)へ向かう。
ビジターセンターから先には沢山の宿坊があった。それほどこの神社が信仰をあつめているという事なのだろう。大きなケヤキを見て、神社に辿り着く。参拝して少し休んだ。神子さんに「山頂はどこですか」と尋ねると、「神社全体が山頂です」という。ごもっともな回答だ。社の裏手に廻ると「奥宮遥拝所」があって、その前に慎ましく山頂標識があった。注意していないと気がつかない標識だ。遥拝所から見る奥の院はかなり尖って見えた。 その奥の院へ向かう。分岐で右の尾根にのって、奥の院を目指すが、大部分のハイカーは直進して大岳山やロックガーデンに向かうようだ。根っこの多い尾根を上るとやがて岩壁と思えるような急な斜面にぶつかる。道はその斜面を左に迂回していた。奥宮社に着く。そこからは左右どちらからでも山頂に行けるようだが、私たちは右横から山頂に登った。山頂は広めで小さな石祠がある。「奥の院峰」の山名板があった。そこで大休止。休んでいると数人の登山者が登ってきて休むことも無く大岳山へ向かっていった。 休憩後、大岳山へ向かう。まず、鍋割山。標識で山頂と分かるが何の変哲も無い山だった。そこから少し下って歩きやすい山道を進むと、クサリのある岩場があった。左が切れ落ちているので注意して進む。その先には水場があってパイプから流れていた。水は旨いと驚喜するほどではないが、水場の上に柵のような物があるのだがどうも水場には似つかわしい物ではなかった。その先に、今は廃屋となっている大岳山荘が見えてきた。少し登って大岳神社横で休んだ。神社の狛犬が犬のようにはみえなかった。 そこからひと登りで大岳山山頂に着いた。大勢の登山者が休んでいて賑やかだった。山頂の標識が余りにも立派すぎる。多分、いままで見てきた山頂標識で一番の見事さというか大仰さというか。とにかくあっぱれな標識だった。残念な事に富士山は雲の中だった。山頂で少し休んで下山開始。芥場峠から沢へ下った。綾広の滝は上から眺めただけで折り返して、ケーブルカー御岳山駅へ向かった。途中、神社の大門の横でレンゲショウマが咲いていた。群生地のものより少し大ぶりだった。駅に到着後、レンゲショウマの群生地へ再度向かう。もう少しいい写真が撮れるのではないかと思ったのだが、なかなか気に入る写真は撮れない。諦めて帰路につく。 下山後の風呂は川辺駅前のビル内の温泉で汗を流した。帰路も渋滞に巻き込まれることもなく一気に小山まで戻った。
帰宅後、気になったことをいくつか調べた。 まず、ケーブルカーの事。このケーブルカーは金属のワイヤーで引っ張られて移動する。車両内に動力はない。登るとき、車両先頭でそのワイヤーをみると直径4cmぐらいで、切れはしないかと心配した。でも調べるとこのワイヤーは100tにも耐えるそうで、車両・乗客は合わせても30t以下らしいので切れる心配は無いようだ。当たり前だが、安心した。
次に気になったのは宿坊地区で多くの自動車が駐まっていたのだが、どのようなルートで登ってきたのだろうかという事。世の中には私同様、いやそれ以上に好奇心旺盛な人物がいるようで実際に自転車で調査してネット上に公開している人がいた。それによると、山頂部には都道184号と201号が通っているらしい。といっても、山頂部は交通不能区間になっている。山頂に駐まっている自動車が使っているのは、ケーブルカー滝本駅の脇から山頂部に続く都道201号で、特別に許可を得た車両のみ通行できるらしく、通行時には車上に青のランプを点滅させて通行するらしい。ただ、その道は、軽自動車がギリギリ通れるスペースしかないらしく、私は狭い山道はかなり運転経験があるのだが、写真や動画で見る限りでは、絶対に運転したくないと断言できる道だ。地図上では山頂から、あきる野市側に下る都道201号、日の出町に下る184号、梅沢に下る184号があるのだが、どれも登山道レベルらしい。

8/24 釈迦ヶ岳(南面) 記:「さとう」
荒れた林道 西平岳登山口 西平岳近くより中岳 静かな釈迦ケ岳山頂
<メンバー>「ひなぎく」、「さとう」<行動記録> 下野5:30-開拓集落奥駐車場7:20/40-西平岳登山口8:20-西平岳10:35-中岳11:25-釈迦ケ岳12:05/12:30- 前山14:05-林道14:45-西平岳登山口15:05-集落奥駐車場15:50-下野19:00  <距離・11.5K 8:15分(休憩込み) 累計高度1,070m >
<内容> 日中の雷雨が心配されたが、トレーニングを兼ね釈迦ケ岳の南面を周回してみた。 当初、土上平放牧場側からの入山を考えていたが、とある情報を信じ西側の開拓集落を経由し林道を辿る事に変更。だが、集落奥の林道は荒れ放題、大雨による影響か、とても車は入れず、40分歩いて西平岳登山口に到着です。途中、林道は大水でえぐられ歩くのも大変です。多分、土上平放牧場の方が良いかも? 樹林帯の急登をひたすら登ります、ダケカンバ林を超えると当たりは一面ツツジの林です。赤、白、山ツツジらしき木が一面でその時期には素晴らしいことだと思われます。西平岳からはアップダウンが出てきて中岳周辺は灌木と大岩で大変歩きずらかったです。やがて展望が良くなりひと頑張りで釈迦ケ岳山頂に到着、人少なく数人でした。雲行きが心配のため腹ごしらえ後下山です。 前山ルートは意外と判りずらい、往路を100mほど戻り、南東へ延びる細尾根で、入り口に特に案内が無く、テープのマーキングが反対側に付いているだけでした。往路も笹薮が煩かったが、下山は身の丈ほどの笹が覆い被さり、とても神経を使います。おまけに道は大雨でえぐられ、笹原が長く続き疲れます。最後のピーク前山からは南に降り、林道終点に到着(左写真)。昔は林道終点まで車が入れた時期があったようですが、今は崩壊がひどく、歩くのがやっとです。駐車地まで1時間、林道歩きを強いられます。幸い雨にも遭わず周回できました、このルート、人には殆ど遭わず、藪が濃いので一般向きではありません。静かな山行を希望の方には良いと思います。帰路、気になった事は、開拓村の状況です、放牧も限られ、牧草地は荒れ、ススキの原と化していて活気がありませんでした。帰りの温泉は、近くの東荒川の鳥羽ノ湯は、営業していないのか?ひと気がありませんでした。川崎城近くの矢板温泉(まことの湯)は良かったです。     

8/17-18 針ノ木岳・蓮華岳 記:「たらちゃん」
針ノ木雪渓 蓮華岳山頂近くのライチョウ親子 蓮華岳山頂 針ノ木岳山頂
スバリ岳山頂 黒部湖と山々 鳴沢岳山頂 稜線に見える種池山荘
<メンバー>「たらちゃん」
<行程>8月17日(土)  扇沢5:15-針ノ木小屋8:45-蓮華岳 10:00
8月18日(日) 針ノ木小屋 4:00-針ノ木岳4:45-スバリ岳6:00-赤沢岳 7:30-鳴沢岳8:20-種池山荘11:00-扇沢12:30
<行動記録>  17日1時45分ころ小山出発、扇沢には4時45分頃到着。すでに市営第一駐車場、柏原新道登山口共に満車。第二駐車場に駐車。5時15分登山口に到着。かなり人は多い。大沢小屋までは何回か林道を渡ったりしてそれほどの急登なし。雪渓に着くが、夏道を登っている人が全てで、私は軽アイゼンを履いて、行けるところまで雪渓を直登した。しかしいわゆるノドといわれる雪渓が狭く角度も急になる部分までは雪渓が続いていないため、夏道を進んだ。ノドより先は大きな穴が空いており、とても雪渓を進める状態ではなかった。順調にすすみ、いつの間にか針ノ木小屋到着。テントを設営。今日はテン場は混むよといわれて、行ってみると5張りくらいはあった。そこから蓮華岳登頂。ニセピークがあり思ったよりも簡単にはつかなかった。天気よし。ライチョウ親子、コマクサ(右写真)などみながらピーク到達。裏銀座が一望できる。1時間以上ぼーっとして、テントへ。確かにテントはぎゅうぎゅうづめになっていた。ビールが売り切れる噂があり、急いで買いに行った。8時過ぎには就寝。
翌日朝、かなり結露しており、びしょびしょのテントをたたみ、針ノ木岳のご来光を見るために出発。ご来光久しぶりであったが、立山、後立山、裏銀座、薬師岳、赤牛岳など素晴らしい眺め。そこからスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳など剣岳を見ながら進む。だんだんガスってきて、種池山荘到着。ここも人が多かった。柏原新道はよく整備されており、3時間のコースタイムのところ1時間30分で下山。久しぶりに景色の良い登山ができました。

8/17  ハガタテ平〜古峰ヶ原峠 記:「さとう」
登りの中間地点の状況 沢を3回ほど渡る ハガタテ平にて 稜線はこんな感じ
<メンバー>「さとう」
<行動記録>  自宅5:30-古峰ヶ原峠7:00(デポ)-林道入口7:20/40-ハガタテ平9:50-唐梨子山(カラリコ)10:25-大岩山11:05-行者岳11:55-下山分岐12:35-峠12:40/13:00-駐車場13:15  (9.5K-5.15分-累計高度900m)             
<内容>
里山の低山、台風一過の猛暑が心配だが、お盆でなまった体のトレ-ニングに暑さを覚悟で出かけた。先ず、下山につかう用途で、古峰ヶ原峠にマウンテンバイクをデポに行く。神社近くの林道まで戻り、林道歩きを開始、中ほどから車も通れない状況になり、沢沿いを進む。昔、地蔵に登るのに通っているが、全く記憶なし。ルートは藪が無く歩き易い、だが上部で沢を3回ほど渡り、マーキングもハッキリしない。途中、ハガタテまでは、沢水を何度も利用でき助かる。ハガタテからは西への稜線歩きの始まり、この時期、花無し、展望なし、誰一人会わず、静かな森林浴を楽しめます。幸い、下界の猛暑と違い、23〜24℃、汗がヒンヤリし暑さは苦にならない。鹿の鳴き声は何度か聞いたが、それ程多くはないのか、行者平付近からのルートの両脇にイノシシの掘り起こしが目立った。

8/13- 道東山行(雌阿寒岳、斜里岳) 記:「こなっち1」
<メンバー>「こなっち1」、「こなっち2」
8月13日 雌阿寒岳     距離9.3km 累積標高差+923, -929m (6時間 休憩含)
エゾマツ林を行く 阿寒富士 雌阿寒山頂 メアカンフスマ
<行程>8;25オンネトー野営場−10;40阿寒富士分岐−11:25雌阿寒岳山頂11:30−11;50八合目12;30−13;45 雌阿寒温泉14;00−14;25野営場
<詳細報告>  夏季休暇を利用し北海道東山行に出掛けた。前日釧路に入り、釧路湿原、摩周湖、屈斜路湖を周り阿寒湖に前泊、台風の動き、天候も気に掛かっており、オンネトーまでは小雨もパラつき、野営場駐車場も車は疎らであった。登山口からエゾマツ林を歩いている内に日も射し、ハイマツ帯に出ると晴天で阿寒富士が大きく綺麗に見え、眼下には真っ白な雲海も広がっていた。盛りは過ぎているもののイワブクロ、メアカンフスマ、メアカンキンバイ、ヒメイワタデなどの花々も所々に咲いている。阿寒富士から下りてきた登山者から「小熊2頭とキツネが下に見えた」との話で、恐る恐る雌阿寒山頂を目指したが、出くわさなくホッとした。山頂は残念ながらオンネトー方面から沸き上がるガスで視界は良くなく、風も強く写真を撮り5分程で引き揚げた。雌阿寒温泉方面の途中八合目付近の岩場で大休止後下山、次の宿泊地網走に向かった。途中道の駅“あいおい”で行列を見つけ、鯛焼きならぬ“クマヤキ”を食べた。

8月14日 斜里岳   晴れ  距離9.8km 累積標高差+1,107, -1,107m (8時間05分 休憩含)
旧道沢登り ミヤマダイモンジソウ クロクモソウ オトギリソウとウメバチソウ
斜里岳山頂 山頂から南斜里岳方面 新道尾根から斜里岳 黄昏の斜里岳と月
<行程> 9;05清岳荘−10;05下二股分岐−旧道(沢)−11:50上二股分岐 12:00−12;40馬の背−13;05 斜里岳山頂13;40−13;55馬の背−15;10熊見峠−16;05下二股分岐16;15−17;10清岳荘
<詳細報告>  道東山行2座目好天に恵まれ斜里岳に登った。ホテルで朝食を取った為出足が遅れてしまい9時過ぎに登山開始、旧道沢コースは何度も渡渉、沢登りを繰り返し所々ルートも分り難いが、そよ風が涼しくミヤマダイモンジソウ、クロクモソウ、オトギリソウ、ウメバチソウ等など花も多い。新道との合流、上二股から灌木帯を抜け馬の背、さらに尾根を一登りし山頂に到着した。山頂からは南斜里岳方面の綺麗な尾根、標津町方面の畑のパッチワーク、オホーツク海など360度の展望を楽しめた。下りは上二股から新道ハイマツ帯の尾根道を辿ったが、北海道の山は森林限界も低く高山を歩いている様で、斜里岳の展望も良く爽快だった。熊見峠から下二股までは樹林帯の急下降で少々膝に堪え、17時過ぎに登山口に戻った。侮っていたが意外に時間も掛かり大変な山であった。


8月15日 羅臼岳   晴後霧  距離13.3km 累積標高差+1,529, -1,529m (10時間50分 休憩含)
朝日の知床山脈 ダケカンバの樹林帯 羅臼平から三ツ峰 羅臼岳ドーム
羅臼岳山頂 エゾオヤマリンドウ シロバナイワギキョウ エゾツツジ
<行程>6;25木下小屋−8;10弥三吉水8:20−9;20銀冷水9;35−10;35 羅臼平10;45−12;10羅臼岳山頂12;55−13;55羅臼平−14;45銀冷水14;55−15;55弥三吉水−17;15木下小屋
<詳細報告>  道東山行3日目、羅臼岳に登った。台風の影響を避け1日繰り上げ網走からの出発となり、行程も長い為早朝ダッシュ、海沿いの国道から朝日の射しこんだ知床の山並みが綺麗に見える。木下小屋からダケカンバの樹林帯の中、ひたすら緩傾斜の登山道を登ると、木々の間からオホーツク、知床五湖、羅臼山頂がみえた。弥三吉水は湧水が豊富だが北海道の生水はエキノコックス感染が怖く飲めなく、その上の銀冷水は枯れていた。ガレ場の大沢にはエゾオヤマリンドウ、イワギキョウ、タカネトウチソウが多く咲き、やがて羅臼平に到着した。まだ天気は良く、三ツ峰、溶岩ドームの羅臼山頂が見え、周辺にはメアカンフスマが咲いていた。ハイマツ帯を過ぎ、岩場の山頂まではマルバシモツケ、エゾツツジ、エゾノツガザクラ、シロバナイワギキョウ、チングルマ、チシマクモマグサ、コケモモ(右写真)など花が多く、写真撮影で中々前に進まない。山頂は残念ながらガスに覆われ、晴れるのを待ったが叶わず下山した。オホーツク海側はまだ晴れており、正面の景観を楽しめた。木下小屋に着いたのは昨日に引き続き17時過ぎで、急登は無く登り易いが11時間弱も掛かり足はヘトヘトだった。16日はゆっくり網走観光をし、台風を後目に帰路についた。心配していた天候にも恵まれ、道東の山行を存分楽しめた。


8/12-14 荒川三山・赤石岳 記:「ありさか」
ツエルト 朝富士 ライチョウ
悪沢岳 中岳方面 避難小屋 悪沢岳遠景
<メンバー>「ありさか」
<行程>8/12(月)?8/14(水)     
 1日目   山行 6時間41分 休憩 26分 合計 7時間7分        
椹島ロッジ08:39 - 08:50滝見橋 - 10:55小石下10:56 - 13:12蕨段13:13 - 13:25見晴岩13:26 - 14:29駒鳥池14:46 - 14:57駒鳥池駐車場14:58 - 15:31千枚小屋15:36 - 15:46千枚小屋テント場泊
 2日目  山行 7時間3分 休憩 1時間25分 合計 8時間28分
千枚小屋テント場05:10 - 05:52千枚岳05:53 - 06:46丸山06:47 - 07:24悪沢岳07:28 - 08:36荒川中岳避難小屋 - 08:41中岳08:42 - 09:09お花畑(荒川前岳南東斜面)09:10 - 09:44荒川小屋10:41 - 11:19大聖寺平11:20 - 12:21小赤石岳の肩12:35 - 12:54小赤石岳12:57 - 13:06赤石岳・小赤石岳間分岐13:07 - 13:29赤石岳13:30 - 13:38赤石岳避難小屋泊
 3日目  山行 4時間29分 休憩 6分 合計 4時間35分
赤石岳避難小屋05:11 - 05:15赤石岳05:16 - 05:27赤石岳・小赤石岳間分岐05:29 - 05:55北沢源頭 - 06:45富士見平06:46 - 07:08赤石小屋07:09 - 08:38カンバ段 - 09:44椹島ロッジ09:45 - 09:46ゴール地点G

<詳細報告>
 Day1 8/12(月)
距離10.6km 累計高度(+) 1,829m 累計高度(-) 348m 記録時間07:10
5時に起床し、6時半の臨時便で椹島まで移動。すぐに臨時便2号が到着。その後は出発準備をしている間に定期便がやってきました。
椹島から千枚小屋までの登りは、樹林帯の中をひたすら高度を稼ぎます。傾斜がきついところもありますが、比較的登りやすい斜面が多くコースタイム程度で小屋に到着。テント場は小屋から3分くらい離れた樹林の中ですが、区画が何箇所かに分かれており、本日は15張り程度でまだ空きがある状況。夜空を見たかったので上空が開けた区画にツエルトをしっかりと張る。夕方はガスが晴れた瞬間に小屋前から正面に夕暮れの富士山を眺める。夜半2時頃目覚めると満天の星空で、ツエルトの入り口を開けてしばらく上空を眺めていると、真上を大きな流れ星が通過していきました。テン場を選べてラッキーな気分。

 Day2 8/13(火)
沿面距離11.3km 累計高度(+) 1,283m 累計高度(-) 938m 記録時間08:28
*ログ取り忘れ分の距離と累積高度は他の方のログデータから概算補正しています
朝焼けの富士山をしばらく眺めてから出発。千枚岳を超える頃には風雨で視界があまりないガスの中を進む。高山植物が多く、楽しみながら登っていくと、丸山手前の斜面で雷鳥に出会う。3羽が近い距離に居て、写真を撮るのに近づいても逃げる様子がない。雷鳥を見れたのは初めてかもしれず、気分が上がる。
悪沢岳山頂は風雨が強く、仕方なくカッパ上下を着込み、薄手の手袋も着用する。中岳避難小屋で風雨を避けて休憩したいところだったが、先行者で小屋が手狭なので荒川小屋まで進む。中岳から荒川小屋までの下りは、高山植物が豊富に咲いていてあちこちでパチリ。荒川小屋に着く頃には雨が止み、日差しも出てくる。昼には早いが、天気回復の様子を見ながら評判の荒川カレーを頂く。
赤石岳までは急な登りが続く。大聖寺平から中岳方面を望むと塩見岳へと続く尾根が見応えがあり格好良い。TJARルートの一部にもなっているところで行ってみたいルートの一つに加える。
小赤石岳の肩に着く頃にはまたガスの中。もうひと頑張りして赤石岳避難小屋に到着。本日の宿泊は20名程度で寝床は余裕あり。夕方早めに食事を済ませて、日没までの間に展望待ち。18時過ぎになると、ガスが晴れて周囲が時々みえるようになる。遠方、雲に見え隠れする富士山、さらに悪沢岳の山頂が初めて見えた。山頂小屋宿泊の恩恵を受けることができて満足。

 Day3 8/14(水)
沿面距離9.3km 累計高度(+) 365m 累計高度(-) 2,352m 記録時間04:35
朝から風雨で雨具上下を着込んで下山開始。急な斜面をしばらく下り、やがて樹林帯に入る。2時間弱で赤石小屋に到着。10時半のバスに乗りたいので休憩無しで先を急ぎ下山。標高2100mあたりから緩やかな下り基調となりいい感じに早足で下る。歩荷返しあたりで雨が止んだので、雨具を脱いで靴ひもを締め直し若干休憩。長い下りで足が疲れてくると、3月に痛めた左膝に違和感が出てくる。足の置き方を意識して様子を見るが状況は変わらずそのまま標高を下げる。次は左足指が少しづつ痛んでくる。トレランレースでも同じ症状となるので、フォームの偏りが原因かと疑っている。何か改善方法を見つけたいところだ。標高1300mを切るあたりから下方に林道らしきものが見えてくる。最後の急斜面を下り椹島に到着。無事に帰還しました。

8/11-12 燕岳 記:「わたなべA」
合戦スイカ 燕山荘で日の出を待つ登山者 早朝の槍 槍をバックに
燕岳をバックに 日の出 雲海 稜線のお花畑
<メンバー>「おちあい」、「わたなべA」
<行程>
8月11日 中房温泉駐車場5:20 − 5:45登山口5:48 − 8:50合戦小屋9:10 − 10:15燕山荘 − 10:20テント場11:30 − 12:15燕岳 − 13:00燕山荘
8月12日 燕山荘6:10 − 6:45合戦小屋6:53 − 8:52登山口 − 9:10中房温泉駐車場
<詳細報告>
8月11日 24時15分に中房温泉駐車場に到着するが満車で第二駐車場は路肩まで止まっていてすれちがいもできない状態、第三駐車場へ向かうと運が良く2台の空きスペースがり止められた。星が沢山出ていて綺麗なのと明日の天気が期待できた。 登山口では沢山の人でビックリ。登山届を提出し登山スタート、いきなりの急登、樹林帯の中を進むと第一、第二、第三、富士見ベンチと30分間隔でベンチが置かれているがどの場所も登山者でいっぱい。8時ぐらいになると下山者とのすれ違いで、登り下りで渋滞になる。 合戦小屋では、名物のスイカをいただく。美味しかった。合戦小屋からは「山と高原地図」では、北アルプス三大急登と紹介されているがそこまで急登とは感じなかった。合戦尾根に出ると小屋が見える。小屋付近になるとたくさんの花が咲いている。小屋に着きテント場へ行くと我々の3人用のテントを張れるスペースは一カ所しかない。ギリギリでテントを張れた。我々から10分遅れのテント泊は小屋に泊まるか別な場所へ行きテントを張ることになっていた。テントを張り終わると、燕岳の東側はガスで展望が無いが西側は槍岳、双六、鷲羽、水晶岳と迫力の展望が楽しめた。燕岳山頂は混んでいて記念写真を撮ると直ぐにちょっと下のスペースで展望を楽しんだ。
8月12日 御来光の時間になるとすごい人が小屋の前に出てきて展望を楽しみだす。東側も西側も雲海で素晴らしい360度の大パノラマ。遠くは富士山、南アルプス、白馬岳まで見える。 下山するとあっという間にガスが上がり展望無し。11日と同じで下山者と登りで大大大渋滞。ひどいときは70人ぐらいの列ができていて道を譲るだけで数分間の待機。富士見ベンチを過ぎるとすれ違いもなくなり下山が出来た。 人気の山ということで若い登山者が多かった。しかし、山とは思えないほどの人でした。

8/10-11 乗鞍岳・焼岳 記:「ともさん」
乗鞍山頂から 乗鞍山頂 富士見岳への登り 山頂のピンク斜面
笠が岳方面 安房峠 焼岳山頂 霞沢岳
<メンバー> 「ともさん」+他2
8/9(金)20:00田沼ー21:00藤岡ー24:30乗鞍高原観光センター仮眠
8/10(土)乗鞍岳
活動時間6時間活動距離7.7km+710m/?706m
6:10発バスー7:05畳平ー8:10肩の小屋ー9:20山頂ー11:25富士見岳ー12:05大黒岳ー13:15魔王岳ー13:30畳平ー14:05バスー15:00観光センターー16:00平湯キャンプ場テント泊
東北を計画していたが天気があまり良くないので、前回流れた乗鞍岳にリベンジすることにした。金曜夜出発して観光センターにいくつかある駐車場の車の少ない所にテントを張った。満天の星空明日の天気は約束されたぞと思い眠りについたが夜中の3時に前に停まっていたバスの音で起こされてしまった。御来光バス(2800円)が出て行ったのだった。連休初日でバス停は長い列で2台目が配車され一番バスに(2500円)乗ることができた。畳平までは4回来たことはあるのに山頂は行けてない。5度目の正直で快晴の山頂を踏むことができた。歩き出すとお花がいっぱいでまた前へ進めません。肩の小屋からの登りは急登で空気も薄く感じられ寝不足にはかなり堪えた。山頂への斜面はコマクサのピンクで一面染められていた。山頂での写真も順番待ち、360度の景色を堪能してゆっくり休憩して下山。富士見岳、大黒岳、魔王岳のピークも踏んで来た。すべて見渡せるところにあるピークで近く感じたけど活動距離をみると結構歩いたのだなと思う。バスで観光センターに戻り平湯のキャンプ場に向かった。安房トンネルを抜けた交差点にあるキャンプ場(700円)にテントを張り隣にあるひらゆの森のお風呂(キャンプ場利用割引で400円)で汗を流しそこのレストランで夕食を済ませた。キャンプ場に戻り寝不足だったのですぐ寝てしまった。
8/11(日)焼岳
活動時間6時間25分活動距離7.6km+981m/?1018m
6:30キャンプ場ー7:20中の湯登山口ー9:35出合分岐ー10:45尾根ー10:55山頂ー13:45登山口
安房峠の旧道から中の湯の登山口へ向かう。路肩に停めて支度をしてる人がいてどこの山登るんだろうと思ったら同じ山。そうかもう登山口はいっぱいなんだと察してその人の車の近くに停めて支度をした。ヤマップで位置確認すると登山口まではさほどなさそうだ。私は2回登ってるのでwさんと花を楽しみながら行けるところまで、夫は初めてなので自分のペースで行ってもらうことにした。最初から初めて見る花が出てきて写真を撮ったりで、急登も手伝ってなかなか進まない。出合い分岐まで2時間以上かかってしまった。森林限界を越えると日差しが強く暑さとの戦いだったが時折吹く風に救われる。稜線まで100mくらいのところで夫が下りてきた。山頂は360度で最高の景色だという。ここまできたら頑張って山頂へ行こう。夫も私たちに付き合ってまた登り返してくれた。槍ヶ岳、穂高岳、笠ヶ岳、鷲羽岳、水晶岳、どっしりとした存在感のある霞沢岳等の景色を眺められて山頂まできて本当によかった。上の方の花を期待したがあまりなく前半の方がいろいろあって、下りも登山口近くなってから写真撮影会になってしまった。夫には先に下りてもらい、登山口に車を持ってきてもらいありがたかった。中の湯温泉(700円)に初めて寄ったがとてもいい温泉だった。 2日間とも天気に恵まれて最高の展望とお花に出会えた。鳥海山に続きキャンプ場利用の宿泊もいい。しばらくはこのパターンの山行にしよう。

8/4 女峰山(黒岩尾根) 記:「ありさか」
<メンバー>:「ありさか」
<ルート数値>距離 17.8Km 累積標高 +1938m,-1,936m 所要時間 9時間48分 (休憩込)
<行程>:行者堂7:43ー八風10:40ー唐沢避難小屋12:40(休憩)ー女峰山13:34~14:03ー八風15:44ー行者堂17:15
<詳細報告>梅雨が明けず、天気の悪い週末が続いていたので久々の山行となりました。 早朝登山口までの日光市内で30℃、標高2200mの唐沢避難小屋内は昼間で25℃、下界は37℃くらいでしょうか。 そこそこのペースで登り出しましたが、八風を超えたあたりからペースが遅くなり、急登では立ち止まることもしばしば。熱中症気味なのではと思い、唐沢避難小屋でしばらく横になって休憩すると体調が回復しました。 山頂は時々ガスが晴れるが遠くまで見渡せるほどの展望は望めませんでしたが、目の前の帝釈山、大真名子が時々見えました。 八風からの下りは、道が平坦になり適度な斜度になりほぼ走って下れるところ。適度にペースを上げて快適に下りました。 夕方迫る水場分岐手前あたり、男体山側の樹林内に多数の猿を見かけました。向こうはこちらの様子を見ているようで、指笛などで威嚇すると、木から下りで薮の中を遠ざかっていきます。さらに下っていると右手側から”グオ”と低くドスの効いた鳴き声が・・・。相手を確認せずにペースを上げて駆け下りました。昨年の秋に同じルートで標高1000m付近の藪の中に”黒い生き物”らしきものを見かけた記憶が蘇りました。

8/5-7 白馬岳・朝日岳周回 記:「みつまん」
蓮華温泉ロッジを出発 小蓮華山への登り 白馬岳山頂 小雨の中、白馬山荘へ下る
雪渓の残る登山道 雪倉岳への登り 雪倉岳から剱岳 初めて見た花
朝日小屋 朝日岳山頂 崩落箇所 五輪高原
<メンバー> CL「はしだ」、「あんまん」、「くりさん」、「みつまん」
[5日(蓮華温泉〜白馬山荘)]
<ルート数値>距離 11.3Km 累積標高 +1,670m,-320m 所要時間 8時間20分 (休憩込)
<行程>蓮華温泉6:40 - 8:48天狗の庭9:05 - 10:25白馬大池11:00 - 12:53小蓮華山13:05 - 13:45三国境13:55 - 14:45白馬岳14:50 - 15:00白馬山荘
<詳細報告> 前日8時に栃木を出て、白馬村で蕎麦の昼食、「木地屋の里」見学などをして、15時前に蓮華温泉ロッジ到着する。熱い温泉(実に熱い)で移動の疲れをとって翌日からの山行に備えた。 ロッジの朝食は6時からで「山小屋」としては遅い時刻だ。「山小屋」なら5時には食べさせてもらいたいと思う。外に出ると、谷奥に朝日岳が望めた。その左上には雪倉岳が頂上部だけを見せていた。 ロッジの裏に回って登山開始。登山道は急登である。おまけに蒸し暑い。日陰で風を感じるとホッとするのだが、山道の向きが変わって日向にでるとまた汗が噴き出す。2時間ほど我慢してやっと天狗の庭に着いた。西側に眺望が開けて休憩には絶好の場所だ。雪倉岳が雄大な姿を誇示していて、見る者を惚れ惚れとさせる。ここは蓮華温泉と白馬大池のほぼ中間地点で、大池から下ってきた大勢の登山者と行き交った。登山道に岩が多くなるとやがて空が開けてきて、まもなく白馬大池に着いた。強い日差しが刺してくる。周りはチングルマの群生地で、半分以上は既に綿毛となっていた。大池山荘の横で大休止。ここへは栂池から来ることができる。そちらの方がロープウエイなどで標高を稼げるので楽なコースのようだ。 小蓮華山への登山道は、最初は左下に大池を眺めながらの楽しい登りで、周りに花も多い。ハクサンコザクラの群生も見られる。また、ミヤマコゴメグサ(コバノコゴメグサとの区別がよく分からない。北アルプスは「ミヤマ」という記述が多いのでそれに従うことにする)が這うように大群落を作っていたのには驚いた。標高2612mピークは「船越の頭」と云うらしい。頭を過ぎて、小蓮華山に着いた。山頂に銅剣が刺してあるので修験の地であるのかも知れない。そこからは下りになるが、細尾根になり、南の崖はかなり鋭くなって登山道に迫ってくる場所もあるが、登山者が多いので道は良く整備されている。ガスが上ってきて尾根を覆ってきた。少しザレ場を上り返して三国境に着く。越後(糸魚川市)、信濃(白馬村)、越中(朝日町)の交わる地点なのでその地名になったようだ。 そこから白馬岳までも沢山の花を見ることができた。種類も多い。写真の枚数はどんどん増えていく。白馬岳山頂に着いた。東側は鋭く切れ落ちていた。少し休んでいるとパラパラと雨が降ってきた。足早に白馬山荘に下る。山荘に着くと雨は止んでいた。 白馬山荘は大きな山小屋で有名だが、平日で登山者は少ないのだが、布団は小さく居心地が悪い。ただ、生ビールは旨かった。外にでると、時々ガスが晴れて、杓子岳・旭岳が見えた。

[6日(白馬山荘〜朝日小屋)]
<ルート数値>距離 13.2Km 累積標高 +820m,-1,480m 所要時間 8時間50分 (休憩込)
<行程>白馬山荘6:00 - 6:20白馬岳6:28 - 7:00三国境7:05 - 9:07避難小屋 - 9:50雪倉岳10:15 - 13:10水平道分岐13:15 - 14:50朝日小屋
<詳細報告> 白馬山荘では本当に眠れなかった。私はマクラが変わるとなかなか寝られない質なのだが、最近は睡眠導入剤を服用してなんとか5時間ぐらいは寝られるようになっていた。しかし、今回は鼾の波状攻撃で、一時的に治まったような期待を抱かせる時もあるのだが、確実に、うねりのように、それは押し寄せてくるのだ。いつもより倍の導入剤を服用したが、寝入る事はできなかった。 出発をできるだけ早くしようと、4:45には食堂前に並んだので、最初のグループで朝食を摂ることができた。利用者が少なかったので小屋食にできたが、休日なら弁当にして外で食べた方が良さそうだ。 外は快晴で小屋前からは南に槍・穂高・富士山まで見ることができ、南西には立山・剱岳が見え、その右奥には白山も見えていた。 白馬岳へ登り始めると、ヘリによる物資の運搬が始った。何度も往復していた。まもなく盆休みの最盛期になるのでその準備だろう。山頂からも素晴らしい眺望を楽しめた。とりわけ剱岳の姿は見飽きない。でも、今日は長丁場。ゆっくりしていられない。花を楽しみながら三国境へ下る。ここから左に進んで雪倉岳へ向かう。その尾根も花が多い。鉢ヶ岳は東をトラバースするが、そこには大きなお花畑が拡がっていた。また、登山道上に雪渓が残っている箇所もあったが、ストックをしっかりと雪に刺し込んで慎重に進んだ。その先では雪渓の端で水を汲めた。冷たくて実に旨かった。 避難小屋から雪倉岳への上りが始る。ザレの滑りさえ注意すると危険箇所は無い。雪倉岳山頂からも剱岳・立山・白馬岳の勇姿がハッキリと見えた。雪倉岳からの下りで濃い紫の花を見つけた。初めて見る花だった。株数はかなり多いのだが、名前はまだ分からない。雪倉岳の北でルートは稜線から離れて東に大きく廻り込んでいる。一瞬ルートミスをやったかと思ったが、地形図で確認すると稜線上に大きな崖があるのでそれを迂回しているようだ。赤男山のトラバースでは大きなガレ場がある。ツバメ岩という名前がついていたが岩が大きく崩れた跡だった。しかし、登山道はしっかりと安定していた。その先も湿原があったり、とても大きいキヌガサソウを見たりした。そして、水平じゃ無い小さなアップダウンが何度もある水平道に閉口しながら歩いている時に、留めと言える夕立があって、朝日小屋に駆け込んだ。13Kmのなのだが、距離以上に疲労感が大きい山行を無事終えることができた。 でも、辿り着いた朝日小屋は良い山小屋だった。少なくとも食事は今まで経験した中では一番のおいしさだった。

[7日(朝日小屋〜蓮華温泉)]
<ルート数値>距離 13.3Km 累積標高 +860m,-1,540m 所要時間 8時間55分 (休憩込)
<行程>朝日小屋5:30 - 6:30朝日岳6:40 - 7:12栂海新道分岐 - 9:03五輪の森 - 10:02花園三角点 - 11:10白高地沢橋 - 12:15瀬戸川橋 - 13:11兵馬ノ平 - 14:04鉱山道分岐 - 14:25蓮華温泉駐車場
<詳細報告> 朝日小屋ではぐっすり眠ることができた。疲れが蓄積していたのは事実だが、前夜のような鼾の攻撃が無かったのが一番の理由だった。 朝、朝日小屋からは雪倉岳と白馬岳がハッキリと眺められた。小屋前で記念撮影をして出発。まず、朝日岳への登りだ。急傾斜をジグザグに上る。約1時間で山頂に着いた。頂上付近はなだらかになっていて360度の展望が楽しめた。栂海新道分岐に到着すると大勢の登山者が、それも我々同様の年配の登山者が新道方向に進むのに驚いた。分岐から朝日岳を振返ると樹木が少ないのに気付く。冬の厳しさを感じる。 分岐からは約4時間下りが続く。雪渓を歩く箇所もあった。五輪の森の手前には登山道が崩落している箇所があって、笹に掴まって進んだ。そこが今回の山行で一番の難所だった。花もたくさん咲いていたが疲労が溜まっていてシャッターを押すのは前日までと比べるとかなり減っていたと思う。五輪高原からは前方に小さく蓮華温泉ロッジが見えてきた。しかし、その手前には深い谷が控えていて、地図で見る以上にその谷が深く感じられた。白高地沢の鉄橋を渡るとそこからは蓮華温泉への上りになる。12時ころから雨が降り出した。瀬戸川にかかる鉄橋で本降りになったので雨具を着た。雨の中急登を上ると小さな沢を渡る場所があったが、降り始めたばかりというのに濁流になっていた。勿論、まだ渡渉できない程の水量ではなかったのだが、もう少し雨量が多ければと思うと少し怖くなった。雨は1時間ほどで一旦止んだが、その内また所でまた降り始めた。蓮華温泉に着いた頃にはまた雨は止んだ。 無事、山行を終えることができた。蓮華温泉の熱い温泉で汗を流して帰路についた。

8/4-5 秋田駒ヶ岳・乳頭山 記:「さとう」
クルマユリが多い ヨツバヒヨドリ 横岳より男女岳 ムーミン谷のシシウド
ムーミン谷のチングルマ綿毛 ミヤマリンドウ 乳頭山山頂にて 一本松温泉
<メンバー>「ひなぎく」、「さとう」      天候:晴れ、曇り
<行動記録>
8/3小山15:00-雫石道の駅22:00(仮眠)
8/4道の駅5:00-国見温泉6:00-横長根分岐7:05-横岳9:00-男女岳9:50-ムーミン谷11:00-国見温泉13:15-(森山荘泊)
8/5-国見温泉5:30-孫六温泉7:20-田代平9:00-乳頭山10:20-1本松温泉12:00-黒湯温泉口12:30-小山22:00   
<内容>
<8/3移動日> 一路盛岡ICを目指すが、さすがに遠い、500K弱、もっと早く出ればと反省。  道の駅で仮眠するが、駐車場は夜通し満杯の盛況であった。
<8/4 秋田駒ケ岳>  国見地区トイレ付の駐車場は空いていて登山客はこちらがお勧め。森山荘脇から登山開始、階段が多いルート、熊鈴を鳴らし、ブナ林を一頑張り、横長根の分岐着。展望良し、緩斜面の尾根をひたすら横岳を目指す。道々、花が多い、ハクサンシャジン、クルマユリなどが特に目立つ、残念ながら、コマクサは殆ど終わり、チングルマも既に綿毛、主役の花が終わり、登山客は少ないようだった。 阿弥陀池小屋にザックをデポし、男女岳をピストンする。階段のジグをきれば最高峰に到着。明日の乳頭山、岩木山、田沢湖まで見えました。帰路は高山植物帯(ムーミン谷)を経由、急登を降りれば広々とした湿原に沿って木道をゆく。途中からは綿毛になったチングルマの数がハンパでない。 右も左もチングルマ、まるで北海道を想像させる景色である。トラバースも終わり横長根の穏やかな稜線を下る、暑い。気温は30℃近かった。予定より早めに下山、予約の森山荘で最高の温泉に浸かり、家庭的な雰囲気のもてなしを受け身も心もホットできました。
<8/5乳頭山> 朝一、国見温泉より乳頭温泉へ移動。登りは孫六コースを選ぶ。ブナ林の中、頻繁に出てくる木段、木道をゆく。あたりは根曲り竹が密集しており、いつ熊と遭遇するか判らない雰囲気、熊鈴を鳴らすが、時々咳払いなどして注意を促す。ブナ林が終わると次第に展望がよくなり、やがて田代平に着く。木道を進めば田代平山荘だ。腹ごしらえして低木、ササ原の道を行く。昨日と違って上部はガスがかかる状況で展望は良くない、色々な花に癒され乳頭山に到着。今日は平日とあって登山者は単独の人が数人、山頂にてガスの切れるのを待つが秋田駒の上部は見えず、下山にかかる。分岐より一本松コースを下る。こちらも咲きほこる花に癒され、しきりにシャッターをきりながらの歩行、だが、孫六コースより更に笹藪が覆いかぶさり歩きずらい。木段が頻繁に出てくるが、笹刈りが追い付かないのは仕方がないのか、急登を降り沢筋へ降りると、河原沿いに囲いは無いが整備された露天風呂が出現、まさに秘湯です。沢沿いのブナ林を辿れば黒湯温泉に無事到着。もちろん黒湯で汗を流し、長い長い帰路(500`)につく。老体に喝を入れ頑張るのみです。                                    

8/4 前白根山 記:「ともさん」
白根山と五色沼 前白根山山頂 コマクサ コマクサ
<メンバー>「ともさん」、(渡) 行動時間6時間45分 活動距離6.8km +960m/?967m
<行程>7:35金精峠登山口ー8:05金精峠ー8:55金精山ー9:38国境平ー10:15五色山ー10:50前白根山ー13:00金精山ー14:20登山口
<詳細報告>先日中止にした金精峠からの前白根山へ行ってきた。初めてのコースで標高が高いところスタートなので楽かと思いきや最初から急登の連続でかなりハードなコースだった。根名草山への団体さんと別れると登山者は少なく静かな山歩きだった。国境平では中ツ曽根を登って来た男性に会う。ズボンがびしょ濡れで凄い形相で金精峠から下りると上へは行かないで下りていった。藪漕ぎがかなり大変だったと話していた。ハクサンフウロ、クルマユリ、カニコウモリの群生、ホツツジ、コメツツジ、チダケサシ、ハナニガナ、イチヤクソウ(右写真)などの花も楽しめた。なんといってもご褒美は前白根山頂の斜面一面に咲くコマクサ。こんなにたくさん見られるとは思わなかった。ガスはかかるものの雄大な白根山の景色と五色沼を眺められた。 中禅寺湖で扇の的弓道大会があり久しぶりに渋滞のいろは坂を下りた。

8/4 篭ノ登山 記:「こなっち1」
篭ノ登から池の平湿原 雲の丘から篭ノ登山 雲の丘から池の平湿原と黒斑 池の平湿原
カワラナデシコとワレモコウ コキンレイカ コマクサ マツムシソウ
<メンバー>「こなっち1」、「こなっち2」、「やまぐち」 天候:晴、日帰り周回 (5時間 休憩含) 累積標高差518m、累積歩行距離6.5km
<行程>8;20池の平湿原入口−9;05東篭ノ登山9;15−9:40西篭ノ登山9:55−10:15東篭ノ登山−10;45池の平湿原入口10:55−11;20池の平湿原 11;45−12;00三方ケ峰−12;40見晴岳12;50−13;20池の平湿原入口
<詳細報告> 梅雨明けの猛暑を避け今週も花を見に池の平湿原に出掛けた。早朝5時30分に小山を出発、道路も駐車場も比較的に空いていた。登山口付近で早くもハクサンフウロ、カワラナデシコ、ワレモコウなど多種の花々が咲いていた。東篭ノ登山までの登山道傍らには種類は少ないがミヤマホツツジやコキンレイカが多くある。山頂からは近くの黒斑山、池の平湿原が綺麗に見渡せるが、アルプス方面には早くも入道雲が沸き上がっており、見えるのは八ヶ岳までであった。西篭ノ登山まで一旦鞍部に下り登り返し、遠そうに見えるが休憩を入れ往復1時間程、鞍部にコマクサがあるとの話であったが数は少なく時期も少々遅かった。登山口に戻り、次は池の平湿原とコマクサ園を目指す。湿原入口からヤナギラン、ニッコウキスゲ、シャジクソウ、鮮やかなノアザミ、湿原にはイブキジャコウソウ、マルバダケブキ、アヤメなど多くの花が出迎えてくれた。湿原を超え忠治の隠岩広場の木陰で大休止、湿原を吹き抜けるそよ風は涼しく心地良い。三方ケ峰、見晴岳、雲の丘に至る稜線もマツムシソウ、ハクサンフウロ、シモツケソウ、地味なキソチドリ(トンボソウ)など一面お花畑の様相であったが、お目当てのコマクサ園は花も終盤だった。 登山口に戻り、車坂峠のホテルで一汗流し帰路についた。下仁田付近で少々の渋滞はあったが、思った程ではなく、盛夏の花見山行を楽しめた。

8/3-4 甲斐駒ヶ岳 記:「わたなべA」
<メンバー>CL「たらちゃん」、「わたなべ」(昭)
<行程>
8/3 尾白川渓谷の駐車場4:30〜8:10刀利天狗〜5合目小屋跡〜10:00七丈小屋11:00〜12:40甲斐駒ケ岳山頂13:00〜14:10七丈小屋
8/4 七丈小屋5:40 〜 9:45尾白川渓谷の駐車場
<詳細報告> 尾白川渓谷の駐車場(標高770m)4時30分出発。神社で安全を祈願し登山道に入るといきなり急登。さすが日本三大急登。展望無くひたすら登る。笹ノ平分岐をすぎると「八丁登り」という急登が始まる。コースタイム2時間だ、マジキツイ。刀利天狗からは黒戸山をまく道はアップダウンが続く。5合目小屋跡から七丈小屋までは「八丁登り」よりさらに急登でハシゴ、クサリの連続。小屋に着きテント設営し軽い食事し必要最低限の荷物だけにし甲斐駒ケ岳を目指すが急登が続き樹林帯から出るとこの日、初のほっとする瞬間、ライチョウが我々二人のコースリーダーになり10メートルほど一緒に歩く。山頂付近になるとガスが出始め雷が鳴り始める。甲斐駒ケ岳山頂(2,967m)標高差2,197mを一気に登った。山頂では記念写真だけで下山。下山もキツイ、こんなところ登ったの?と思うぐらい。途中、カッパを着たが大雨にはならずカッパをぬぐ。テント場から小屋までは5〜6分ぐらい離れているがここも急登。ビールを買出し、食事をとっていると雨。20時ぐらいからは雨があがる。 4日、早起きし再度、甲斐駒ケ岳で御来光と思っていたが体力の限界、テント撤収し下山。 下山も展望なくひたすら急な下山。 登山道はトレランの方多く登山者の方が少なくトレランの方が居ないと静かな登山道です。

7/19-28 北アルプス表銀座〜裏銀座縦走 記:「おかちゃん」
大天井岳 3段の梯子 槍ヶ岳 三俣峠
鷲羽沼 祖父岳 雲ノ平山荘 水晶岳
ミヤマキンバイ 野口五郎岳 烏帽子岳山頂 烏帽子岳
不動岳の登り 40mのロープ下降 船窪小屋 下山
<メンバー> 「おかちゃん」司、「かずちゃん」
<コース>中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜槍ヶ岳〜双六小屋〜鷲羽岳〜祖父岳(じいだけ)〜雲ノ平〜水晶岳〜野口五郎岳〜烏帽子岳〜不動岳〜船窪岳〜船窪小屋〜七倉山荘
<報告>
7月19日(金) 午後発、上信越道から中央高速の姨捨Pで車中泊
7月20日(土)中房温泉登山口〜合戦小屋〜燕山荘 早朝穂高神社裏手の登山者利用可能の市営駐車場に停め、駅に向かう。タクシーが5人乗りでバス代より安いと声をかけてきたので乗る。6時に登山口を出発、6時42分第一ベンチ、7時12分第二ベンチ、8時33分富士見ベンチを通過、9時11分合戦小屋着、沢山の登山者が名物のスイカを食べていた。天気は曇、途中より降りだし、カッパ、ザックカバーを付けた。花はイワカガミ他咲いていた。10時40分燕山荘(2704m)到着。テント設営した。テント場近く雷鳥が雛5羽と動き回り皆で写真を撮る。先月22日に燕岳に登っており今回はパスした。
7月21日(日)山荘〜大天井岳〜大天井ヒュッテ〜ヒュッテ西岳 4時起床、早朝雨がパラパラきていた。午後雨予報。6時15分出発。途中槍ヶ岳の眺めの良い所有写真を撮って貰う。9時31分、大天荘着、天気は曇り、山頂に向かい9時50分大天井岳(2922m)で写真を撮る。10時23分出発。11時5分に大天井ヒュッテ到着、行動食を買う。11時26分出発、12時9分びっくり平に、途中花で一杯でした。13時18分赤岩岳着、14時20分ヒュッテ西岳に到着。雨予報、テント場が平でないので小屋素泊まりとした。但し小屋内に炊事場ないので外でやるように、7000円でした。食事の時に少し雨が降ってきました。水戸の4人パーティーと話す、夫婦の奥さんは栃木の山で合宿して来たとの事。
7月22日(月)ヒュッテ〜水俣乗越〜ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳山荘 4時起床、5時に出発した、小雨。7時13分水俣乗越、ガス濃くカッパつける。4人P、親子連れと前後して進む。途中花が一杯でした。8時難所のハシゴ3段を越える。8時21分ヒュッテ大槍(2884m)を通過、雨模様。9時43分殺生ヒュッテへの分岐、小雨。10時20分に槍ヶ岳山荘着。ここはテント泊へのこだわりあり、場所を見てから受付した。この頃から本降りとなる。天張後、小屋に行きラーメン、カレー、ビールを頂くテントの中でガスを焚き、濡れものを乾かし、相当燃料のガスを消費した。
7月23日(火)山荘〜樅沢岳〜双六小屋〜三俣山荘 6時に槍ヶ岳(3180m)山頂へ、山頂では表・裏銀座、穂高、常念が良く望めた。しかし、降りる頃からガスが出てきて、望めなくなり、非常にラッキーでした。幕場に戻り、パッキング。7時30分、カッパ、ザックカバーを付け出発した。8時16分千丈乗越、外していたカッパを再度付ける。8時38分中間地点の左股乗越通過、雨が本降りとなる、二人の登山者と行き交う。11時22分樅沢岳(2755m)到着、ガスで視界なし、花多い、クロユリも咲いていた。11時51分双六小屋着、少し陽が射してきた。三俣山荘も見えた。ここでラーメン、カルビ丼を食べた。12時27分出発した。12時49分巻道ルートの分岐通過。14時42分三俣山荘への分岐を通過。15時20分三俣山荘(2535m)到着した。小屋で受付し、天気が良くなりテントを少し石の上で干し、その後設営した。10張くらいあった。
7月24日(水)山荘〜鷲羽岳〜ワリモ北分岐〜祖父岳〜雲ノ平山荘 パッキングを終え、小屋でトイレ休憩、ヘリが来るので中で待機の指示あり、しばらく待つも来ないので、6時37分出発した。8時9分鷲羽岳(2924.2m)到着、槍の稜線が見える。下に池があった。4人、6人の登山者いた。写真を撮る。8時35分出発した。9時12分ワリモ岳着、雲ノ平、三俣の小屋が見えた。遠くに昨年通った黒部五郎岳の稜線にガスがわいて来た。9時32分ワリモ北分岐を通過。11時祖父岳(じいだけ・2825m)着、以前はキャンプ場に直接向かう道があったが、現在、植物保護のため、長い迂回路を進む。12時キャンプ場への分岐を通過。12時27分雲ノ平山荘到着した。今日は5日目で小屋泊となる。食事とビールを飲む。夕飯は石狩鍋だった。雲ノ平の植物は素晴らしいという程でなく、こんな高地に広い湿地帯は貴重で後世に残すべきと思いました。小屋はそれほど大きくなく、感じの良い山荘でした。朝、山荘から見えた三角錐の山を槍と思っていましたが、笠ヶ岳でした。
7月25日(木)山荘〜水晶岳〜真砂岳〜野口五郎岳〜野口五郎小屋 5時50分、お茶と水を買い山荘出発。6時5分キャンプ場分岐を通過。7時10分祖父岳山頂着。ワリモ北分岐を通り、6時37分水晶小屋到着。風強いが良い天気でした。8時57分小屋を出発、水晶岳に向かう。途中、雛3羽を連れた雷鳥の親子が現れ写真を撮る。9時52分水晶岳(2978m)到着、360度さえぎる物なく、天気も良く最高の景色で、ここに来るまでこんなにいい所とは知りませんでした。10時55分小屋に戻る。山形から来た青年が小屋のTシャツと雲ノ平を楽しみにやって来たとのこと、つられて私達もTシャツを買いました。小屋のトイレがきれいに改修されていた。11時40分、東沢乗越を通過、13時湯俣への分岐、現在橋の流失で通行不可とのこと。13時50分野口五郎岳(2924m)に到着、写真を撮る。14時20分野口五郎小屋に到着した、ここは昔ながらの山小屋の雰囲気、料金は9500円とお安い、受付をしてから期限切れのビール500円をお代わりする。夕飯に天ぷらが出た。益子在住の人、東京の単独の人と話した。
7月26日(金)小屋〜三ツ岳〜烏帽子小屋〜烏帽子岳往復 6時5分出発、ゴロゴロの岩場で濡れているといやらしい、花畑もありました。8時50分烏帽子小屋着。9時30分、小屋に荷物を置き、烏帽子を登ってくることにした。出発してすぐ分岐がある。10時30分鎖場あり、烏帽子岳(2628m)着、写真を撮り下山。分岐から四十八池まで足を延ばす。日本庭園みたいな雰囲気でした、花も豊富。峰桜もありました。小屋に戻る時に雷鳥と3度目の出会い、2羽の雛がいた。足元まで近づいてきて砂被りをしていた。14時小屋に戻り、宿泊の受付をし、カレーとビールを頂く。夕飯はシチューがメインでした。天気予報によると台風が近づいており、天気が心配の状況でした。福岡県のパーティーはコース変更予定らしい。
7月27日(土)小屋〜南沢岳〜不動岳〜船窪岳〜船窪小屋 3時頃雨がパラパラしていたので、船窪小屋は断念と決めていたのですが、5時36分外に出ると晴れ間が広がり良い天気でした。これは行くしかないと思い先に歩を進めることにした。小屋番から道悪いので気を付けて行くよう言われた。6時2分烏帽子分岐を過ぎると登山者に会う、不動岳と船窪岳の間は道悪く、ロープが多く時間がかかったとのこと。南沢岳(2625m)通過、眺めが良い、ハクサンフウロやコマクサが多い、だんだん道が悪くなる。8時30分不動岳(2595m)到着した。8時45分出発した、前から2人P、4時出発という。10時8分、2299mのピークで朝食、トレランの女性、ばてばての男性と会う。アップダウンの繰り返し、鎖、ワイヤー、ロープありという。切れ落ちたやせ尾根上を進む。11時18分2459mの船窪第2ピーク通過。11時34分、昨日充電した携帯が鳴る。途中雨具、ザックカバーを付け、本降りになる。12時40メートルくらいのロープをつたって下る、ニッコウキスギが多い。12時45分船窪岳通過、アルミの柵(2ヶ所、片方は壊れていた)を通過した。針ノ木への分岐を通過、14時11分小屋への標識が出てくる、テント場は遠い、14時20分船窪小屋にやっとの思いで到着した。今日のコースは今回の山行で一番厳しいルートで、もう来なくてよいと思いました。小屋の入り口でお茶を出してくれ、冷えた身体にうまい。入口にストーブおいてあり、濡れた物を乾かすも狭い。トイレは外にあった。東京、島根の登山客と話す。夕飯はシチュー、なかなかうまい。19時よりネパール茶を出してくれた、支配人、小屋の沿革について説明していた。部屋に戻ると端にいた登山客の男が床をドンドンするとか私の声が大きいと文句を言ってきた、直接言われたのは初めてで癪に障った。
7月28日(日)小屋〜七倉山荘 6時40分下山を開始、雨降りでカッパ、ザックカバーを付けた。またもや雷鳥と2羽の雛を見た。7時50分花つき八丁、雨脚強くなったり弱くなったり、8時31分岩小舎着、休憩する。10時37分登山口に到着した。ここから七倉山荘、駐車場まで10分余り、タクシーがあり、他の登山者1名と相乗りして11時30分に大町駅に着きました。1人2100円、ここから車の置いてある穂高町まで320円でした。
今回の山旅で裏銀座方面から昨年縦走した剣岳、立山から五色ヶ原、薬師岳、黒部五郎岳、双六岳、三俣蓮華岳とずっと見渡せて、楽しかった1年前を思い出しました。梅雨明けの頃は北アルプスの高地では雪渓が解けて至る所で高山植物が咲き乱れており、今年も十分楽しむことが出来ました。荷物は最初の4日間はテント泊、後半4日間は小屋泊、昼食は小屋調達の予定で最小限の装備食糧で10kg前後に抑えることが出来ました。ゴミは毎日少しずつ増えていきました。天気は9日間のうち一日晴れたのは3日間で、昨年とは大違いでした。しかし、そのおかげで雷鳥親子に沢山会えたのかもしれません。車は穂高駅近くの登山者利用可能の市営駐車場を利用しましたが無料でおすすめです。

7/27-28 西穂高・霧ヶ峰 記:「ともさん」
笠が岳方面 独標 独標への上り シャクナゲ
オオバミゾホオズキ キヌガサソウの群落 八島湿原 アカバナシミツケソウ
ホソバノキリンソウ 一面のキスゲ 車山山頂 イブキジャコウソウ
<メンバー> 「ともさん」、他1
<報告> 天気悪化で、当初の計画は中止。息子を新穂高温泉まで送った後、西穂高・霧ヶ峰を歩いてきた。
土曜日朝4時に佐野を出ました。台風一過のような天気で快晴で笠ヶ岳槍ヶ岳を見ながら新穂高温泉の登山口まで息子を送りました。乗鞍岳の方は雲行きが怪しいのでロープウエーで西穂高へ上がりました。歩き出すと間もなく雨が降り出し雨のなか独標まで行ってきました。アルペン気分を少し味わって来ました。 翌日の晴れを期待して乗鞍岳の玄関ほうのきバスターミナルで過ごしました。夜中かなりの雨が降りスカイラインが通行止めで乗鞍岳は断念。帰りながら霧ヶ峰へ八島湿原散策と車山沢渡周回してきました。キスゲが見頃で良かったです。 

7/27 月山 記:「こなっち1」
姥ケ岳直下から朝日連峰 姥ケ岳山頂から月山 チングルマと姥ケ岳稜線 月山々頂
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)   天候:曇後晴、
<ルート数値>日帰りピストン (6時間05分 休憩含) 累積標高差690m、累積歩行距離7.6km
<行程>7;45姥沢口−8;05リフト下駅−8:20上駅−8:55姥ケ岳9;10−9;55牛首−11;00月山々頂 12;05−12;40牛首−13;20リフト上駅−13;35下駅−13;50姥沢口
<詳細報告> 花を見るため、台風6号の影響を避け東北方面月山に出掛けた。山形市内に前泊、雲は多いものの雨は15時以降の予報で、姥沢口駐車場も空きがあり、ガスも無くまずまずの天気であった。少々蒸し暑いが、所々残る雪渓は空気もひんやりしており、姥ケ岳からは、月山々頂、朝日、吾妻、飯豊の各連峰、鳥海山、佐渡ケ島まですっきり見渡せた。牛首に至る稜線は見晴らしも良く爽快で、お目当てのチングルマ、アオノツガザクラ(写真右)、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ミヤマウスユキソウ、ミヤマキンポウゲ(写真左)など、多くの花々が咲き中々前に進めない。牛首合流から山頂まではツアーの団体ハイカー等で混雑していたが、広い山頂にも花が咲き乱れ、神社でお祓いもし、ゆっくり休んだ後下山した。予報通り駐車場でポツポツと雨粒が落ち始め、麓の志津温泉では本降り、一汗流し帰路についた。  

7/26 前黒山 記:「さとう」
林道終点登山口 岩に絡みつく根 遠望は利かない前黒山頂にて 踏み跡はハッキリして歩き易い
風情のある下山路 大沼より新湯富士 苔むした石の登山道 新湯富士山頂にて
<メンバー> 「ひなぎく」、「さとう」
<行動記録>   下野市6:00-大沼駐8:00/8:25-前黒林道口8:40-山頂10:55/11:15-大沼駐13:00-大沼周遊14:00-新湯富士14:00-山頂14:35-駐車場15:00                                    
<内容> 野反湖・白砂山を計画も天候不安定、台風の影響もあり近場に変更。忘年山行候補の前黒山の偵察を兼ね塩原へ行った。平日の静かな山、熊鈴を付け林道入り口付近より歩き出す。15分ほど林道を詰めいよいよ沢筋の登山道、踏み跡はあり笹刈りもされている様だ。鹿よけネットが随所にあるが、破損が多く役にたっていない。大沼ルートは地形図にのっておらず、YAMAPの記録を参考にした。マーキングもそれなりに有り、踏み跡を辿れば問題は無い。いたるところで鹿の食害が見られ残念だ。急登が終わればやがて山頂着。ガスで遠望を利かないが雨が無いだけ良し。 北西の空沢沿いのルートよりは大沼ルートの方が良いと思われる。往路を戻る、一部ルートが不明瞭な処で迷い易いところ有り。
<大沼>大沼駐車場に戻り、ついでに沼の散策をする、周回ルートは一部工事中があるが一周してみた。一部は葦がはびこっているが静かな周回ルートを散策した。
<新湯富士>大沼駐車場の近くより空身で富士山を登ることにした。あまり登られていないのか、ジグを切りながらのルートは、登山道の敷石が苔むして滑り易く注意が必要。気になったことは、中間地点から上のほうに、入山禁止(KEEP OUT)というテープが数か所の木に巻かれていたことだ。理解しがたいことである。入山禁止なら登山口に案内が有るべきで、後でネットで調べるも、特に禁止にあたるような情報も無かった。 

7/26 磐梯山 記:「みつまん」
ゲレンデの作業道を登る 銅沼 中ノ湯 弘法清水。美味しかった
山頂にて 急な下り コウリンタンポポ ウスユキソウ
<メンバー> CL「あんまん」、「みつまん」
<ルート数値> 距離 11.3Km 累積標高 +1,100m,-1,100m 所要時間 7時間10分 (休憩込)
<行程> 裏磐梯スキー場8:30 - 9:20赤沼 - 10:15中ノ湯10:25 - 11:35 弘法清水 12:00 - 12:30 磐梯山山頂 12:45 - 13:10 弘法清水 - 13:57 1457m地点 14:00 - 14:45 川上分岐- 15:15 ゲレンデ分岐 - 15:40 裏磐梯スキー場
<詳細報告> 磐梯山へ行った。数年前に八方台から登っているが、今回は裏磐梯スキー場から、中ノ湯・山頂・火口原を周回するコースにした。 小山から3時間弱でスキー場に到着。晴れてはいるが磐梯山は霞んでいた。スキー場の作業道を上る。振返ると桧原湖・秋元湖が霞んで見える。作業道の途中でリフト最上部へ進む。「磐梯山と岩なだれ」の説明板がある。まもなく右に池が見えてやがて左に銅沼(あかぬま)が見えてくる。沼岸からは磐梯山の爆裂壁を見上げる事ができた。やはり少し霞んでいてハッキリとは見えない。中ノ湯までの登山道はぬかっている場所が多く、足元が泥で汚れるのは覚悟しなくてはならない。急傾斜を2回登ると硫黄の匂いがして中ノ湯が近いことを知らされる。中ノ湯は温泉は湧いているが宿は廃墟になっている。1990年代後半に宿のご主人が亡くなられ、廃業したらしい。 弘法清水を目指す。意外に遠く感じる。次第に空腹を感じ始めた。それで、お花畑には廻らずに直接弘法清水へ向かった。清水茶屋の横で大休止。到着時は櫛ヶ峰がきれいに見えていたのだが、腹ごしらえをしている内にガスに覆われてしまった。前回来たときは山頂を踏まずに下山してしまったので今回は山頂へ行きたかった。弘法清水から往復約1時間。急登だ。やはり山頂はガスに覆われて下界は何もみえなかった。しかし、さずが百名山。多くの登山者と行き交った。弘法清水から少し下って渋谷・川上方面への道に入ると途端に登山者がいなくなったが、花は良いものが見えた。爆裂火口壁の上にカメラマンが盛んに写真を撮っている。何を撮っているのか尋ねると、なんとモデルになることを要請された。火口壁の上で天狗岩を見上げている恰好をしてくれと云う。どこかの写真展に応募したいという事だったが、俄モデルに下手な品を作らせるようではまず落選だろう。1457m地点から火口壁を下る。火口壁は荒々しく植物の生育を拒絶しているように見えるが、何故か一筋だけ尾根状になって、灌木が生えている。そこに登山道が作られている。当然、傾斜はきつい。途中からU字の鉄棒が両脇に埋め込まれていて、それに掴まりながら下る。40分程下ると石のゴロゴロした場所に着いた。登山道が分からなくなるがペンキマークを探しながら進む。先に川上分岐の標識が見えてくる。川上方向は道が不明瞭である。振返ると、火口壁の荒々しさに圧倒される。磐梯山側も櫛ヶ峰側も崩落がどんどん進んでいるようだ。その間に先ほど下った木に覆われた小さな尾根が見える。分岐からは登山道はハッキリしている。30分程でスキー場の作業道に飛び出した。少し休んでから駐車地まで下った。最後に振返ると磐梯山山頂部にはガスがかかったままだった。
今回の歩きは大いに疲れた。やはり、火口壁の下りが堪えた。しかし、花はいろいろと楽しめた。花が多いと写真撮影に時間がかかってしまうが、それ以上に、帰宅後の花の名前を特定する作業に時間がかかる。ひとまず、現在分かっている名前は、コウリンタンポポ(濃い褐色。火口壁の上でたくさん見た。ゲレンデでも。)、キバナコウリンタンポポ(ゲレンデで)、ホタルブクロ(紫、白色も)、ウスユキソウ、ヤマブキショウマ、クルマユリ、タカネナデシコなど。
下山後は近くの「香の湯」で汗を流した。不思議な風呂だった。大きな渋滞に巻き込まれることも無く20時前に小山に戻った。

7/21 横根山 記:「みつまん」
岩だらけの登山道 井戸湿原はガスの中 山頂 登山道で見たコバイケイソウ
<メンバー> CL「さとう」、「みつまん」
<ルート数値> 距離 6.5Km 累積標高 +620m,-620m 所要時間 5時間5分 (休憩込)
<行程> 登山口P7:15 - 5段の滝8:55 - 9:00井戸湿原9:10 - 9:40 横根山 10:05 - 10:25井戸湿原10:55 -(湿原南尾根)- 遊歩道合流11:20- 12:20登山口
<詳細報告>
日瓢鉱山登山口から横根山へ登った。天気予報は曇りなので、なんとか雨に降られずに済むのでは無いかと思っていたが、下山時に雨に降られてしまった。雨具を付けるほどでは無かったがかなり濡れた。花は少し時期を外していたが、湿原までの大岩のゴロゴロした登山道はそれなりに楽しかった。
登山口の少し先に鉄塔があり、その前の広くなっている場所に駐車した。「登山口」の標識から入るとすぐ岩の多い登山道が始る。しばらく進むと沢の流れは見えなくなるが音だけはする。岩の下を流れていると云うより、沢を大岩が覆っているように思える。大岩は丸みがあって苔むしている。どうしてこのような岩がこんなにも堆積しているのか分からないが、不思議な地形だ。踏跡の分かりづらい場所があって、慎重に歩きやすそうなコースを見定めて上っていく。30分ぐらい登ると、分かりづらいが沢は分岐する。その辺りまで、右上には時々林道のガードレールが見える。出合を左へ進む。登山道は沢を少し登ってから右の斜面に取付く。急な傾斜をジグザグに登る。谷の上部で小さな尾根を2つ越すと傾斜は緩やかになった。倒木に腰掛けて休んだ。周りはカラ松林だ。 標高が上がるとガスがでてきた。5段の滝は本当に5段なのか確認できなかった。 湿原近くになると木道が多くなるが、滑りやすく、慎重に足を下ろした。
井戸湿原に着いた。完全にガスに覆われている。花の時期は完全に外しているようで、花は少なかった。この湿原では圧倒的に多いヤマツツジの時期が一番の適期なのかもしれない。また湿原の乾燥が進んでいるようで、ツツジが中心部へも広がっていた。それでも木道脇にウスユキソウ(写真左上)、シモツケ(写真右上)、オトギリソウなどを見ることができた。 横根山へ向かう。ツツジの多い、緩やかな登山道を北に進んで横根山に着いた。東屋で大休止。山頂には見頃のコメツツジが多かった。コメツツジは小さな木が多いように思うが、ここのものは随分と大きかった。
下山は湿原南の尾根を東にすすんで地形図の破線道を下る予定だった。南尾根は背の低い笹に覆われたなだらかな尾根だった。しかし、少し進んだ所で雨が降り始めた。その先は傾斜が急になる。藪があるかも知れない。尾根を下るのを諦めて朝歩いた道に戻ることにした。笹の斜面を北に下ると遊歩道に合流できた。合流前に鹿避けネットがでてきたら面倒だと思っていたのだが、そこでは遊歩道がネットの外に出ていたので苦労せずに済んだ。 少し休んで一気に下った。しかし、大岩の道の下りは上り以上にコース決めが難しかった。おまけに、雨が少し強くなって滑りやすくなっている。私は斜めになった平らな岩で尻餅をついてしまった。岩だけで無く岩に架けられている木橋も滑る滑る。木橋は下流のものは新しいものに付け替えられているが、上流のものは古くて足を乗せるのにも勇気が必要だった。 無事下山。山で会ったのは単独の男性一人のみ。静かな山だった。
ツツジの湯で汗を流して帰路についた。

7/3-10 スイス5大名峰観光ハイキング 記:「ひなぎく」
<メンバー>「ひなぎく」 他2名 ツアー参加者35名  <訪問国> ドイツ・オーストリア・スイス・フランス
<7月3日(水)>
羽田−ミュンヘン(ドイツ)−オーストリア−マイエンフェルト(スイス)泊  
ミュンヘン空港に17時20分着、マイエンフェルトまでバスで285km走る。途中オーストリアを経由、「atsushi」さんが訪問中のドロミテは近い。マイエンフェルトは「アルプスの少女ハイジ」のモデルになった村です。夜10時なのにまだ薄暗い。日没が遅いためらしい。 (右写真:随筆家のAさんと同じ飛行機だった)

<7月4日(木)>
ハイジの里 ザ スイス 日本のお古かな 鉄道付近をハイキングする観光
 マイエンフェルト−サンモリッツ−ベルニナ・ディアボレッツァ− サンモリッツ泊  
ハイジの家や泉を見てから世界遺産のレーティッシュ鉄道ベルニナ線にてディアボレッツァへ。ロープウエーでディアボレッツァ展望台へ。眼下は氷河がある。最高峰のピッツ・ベルニナ(4049m:右写真)他3000m峰が連なる山群のパノラマが素晴らしい。雪の上を歩いたが少し水っぽかった。 展望室にいるとガイドと客(若い女性)らしい3人が帰ってきた。クライミングの格好をしていたので聞いたところ、明日登るとのことだった。

<7月5日(金)>
ランドヴァッサー橋 フルカ峠 ミシャベルアルプス 
退化する氷河
ゼラニュウムに飾られたホテル
 サンモリッツ−クール−サースフェー−テーシュ−ツェルマット泊  
ホテルは早朝出発のため、朝食は弁当。氷河特急にのり、途中ランドヴァッサー橋(石橋) を通る。パノラマ列車なので景色は最高である。ゆっくり走るので周りの花々までよく見える。クールからはバスでサースフェーまで206km、途中フルカ峠を通過。素晴らしい景色とスリルを味わう。昼食はラクレット。サースフェーは氷河に囲まれた村、ミシャベルアルプス観光だ。ミシャベルアルプスはスイス最高峰のドム(4545m)を持つ山群で鋭い山容が印象的だ。その後テーシュまではバス、ツェルマットにはガソリン車は入れないのでシャトル列車に乗り換えて村へ入る。夕食のレストランへの途中はマッターホルンがよく見える。夕方とあってさすがに冷える。11度くらいか。朝焼けのマッターホルンを見るため早々に就寝。

< 7月6日(土)>
ツェルマットからのマッターホルン 朝日に輝くマッターホルン モンテローザとゴルナー氷河 ゴルナーグラート展望台でマッターホルンを見ながらコーヒータイム
コケマンテマ 逆さマッターホルン じゃこうそう マッターホルンマラソン大会
 マッターホルン観光 ゴルナーグラート展望台 ローテンボーデン〜リッフェルベルクまでハイキング  
朝5時、朝焼けのマッターホルンを見るため近くの川沿いまで歩く。天気が良く、だんだん赤く染まるマッターホルンに圧倒される。写真を撮りまくる。ツアー客に今まで4回来たが見られず、今回5回目で初めて見たという夫婦がいた。初めてでこんなに素晴らしいマッターホルンに会えた我々は本当にラッキーだった。ホテルは中心街にある一番由緒あるホテルでツアー会社でもなかなか取れないとのことでした。朝食後ゴルナーグラート鉄道で展望台へ。車内で有名な絵かきさんと隣り合わせになる。ガイドさんの友達でガイドさんもその方の絵を持っているということでした。展望台には5ツ星ホテルがあり、そのテラ スでコーヒーを飲みながら眺めるマッターホルンにうっとり。ここからはヴァリスアルプス36峰が連なっているのがよく見える。最高峰はモンテローザ(4634m)、ゴルナー氷河を抱えているが、近年かなり後退しているとのこと。一つ駅を下りてハイキングの始まり、地元女性ガイドがつき数々の高山植物、湖に映る逆さモンテローザやマッターホルンに満足した。村に戻ってからは村の散策と買い物にゆっくり過ごした。

<7月7日(日)>
シャモニーからのモンブラン エギュードゥミディ モンブラン
 ツェルマット−テーシュ−シャモニー(エギーユ・ドゥ・ミディ展望台)− ウェンゲン泊  
シャトル列車でテーシュへ、再びバスでシャモニーまで140km。フランス領に入るのでスイスフランは使えず、水も水道水は飲めない。昼は久しぶりの鮭定食、米が美味しかった。シャモニーの村からモンブランを眺める。雲が時々かかるがよく見える。そこからエギーユ・ドゥ・ミディ展望台へ。頂上テラスまでは中央峰の乗り場からエレベーターで65mを15秒で登る。テラスは風が強くとても寒い。素手ではいられないくらいだ。すぐ近くにヨーロッパ最高峰(4807m)モンブランがあり、モン・モーディやドーム・デュ・グテが見えるが雲がすごい勢いで横切る。ツアー仲間にモンブランを登った方がいて話を聞けた。下にはメール・ドゥ・グラス氷河が流れている。下山してからまたまたバスで243km走る。途中、世界遺産のぶどう畑ラヴォー地区やレマン湖のそばを通過する。  ウェンゲンはユングフラウに最も近い村で谷には大小72もの滝がある。
<7月8日(月)>
 ウェンゲン−ユウグフラウヨッホ(スフィンクス展望台)−チューリッヒ泊  
ウェンゲンもガソリン車禁止の村、さすが空気は綺麗だ。ユングフラウ鉄道にてユングフラウヨッホ(ヨーロッパ最高地点の駅3454m)からスフィンクス展望台(3571m)へ。屋外バルコニーは広く、360度の大パノラマだが強風と寒さでゆっくりできなかった。しかしメンヒとユングフラウの堂々たる山容が目の前にあり、アレッチ氷河がすごい迫力だ。景色が見られなくても楽しめるように「アイスパレス」ができている。ユングフラウ氷河を30m掘って造られた氷の宮殿である。高山病の心配もあるのでゆっくり、深呼吸をしながら歩く。氷河なので毎年数センチ動くため、手すりを付け替えしている跡がよくわかる。帰り際、ツアー2人が見つからず、添乗員がパニックになる場面もあったが無事見つかりアイガーグレッシャーからのハイキングへ向かう。ここでも地元に住む日本人女性ガイドが案内してくれた。展望台ではアイガーは見えないが、ここからのハイキングはアイガーが主役になる。北壁には雲がまとわりついていたが、その雄姿に変わりはない。途中、人工池が有り冬にはアルペン競技のための雪用に水を貯めておくとのことだった。池の周りには大きな岩が置いてあり、年代と名前が書いてある。日本人の名前もある。アイガーで亡くなった方の名前だ。池から見ると逆さアイガーとなり何とも壮絶である。その下には東山稜を初登した槇有恒が1万フラン寄贈して作ったミッテルレギ小屋が移築されており、中を覗くことができる。花々が咲き乱れる中、写真を撮りながらゆっくり下山する。ハイジの映画を作った宮崎駿監督はこの景色が気に入ってイメージをつくったという 。昼食後電車、バスを乗り継いでチューリッヒの市内観光をする。旧市街と聖母教会を見る。往年のヨーロッパの面影が残っていた。 (写真:右上シラタマソウ)

<7月9日(火)>
ドイツ ライン滝 ライン滝 スイスの国旗もある ザレクトガレンの出窓 大聖堂
 チューリッヒ−ノイハイゼン(ドイツ)−ザンクトガレン(スイス)−ミュンヘン空港
 ホテルからバスで50km、ドイツのライン滝を見学する。水量が半端ではなく、崖の上には城が建つておりまさに外国という景色。詩人のゲーテもこの滝に魅せられ何度も訪れたそうだ。その後ザレクトガレンまで84km。世界遺産の修道院附属図書館は世界で美しい図書館に選ばれるだけあってその壮行な美しさにため息。ハリーポッターの魔法学校の雰囲気だ。修道士の直筆の文献が残されており、回りの本棚には革表紙の本がびっしりと並んでいる。ここは荷物もカメラも持ち込み禁止である。もう一つの大聖堂はバロック様式の華やかな内装でお祈りをしている人もいた。街中は木組みの家が多く繊維産業で財を成した人々が競って出窓を作り、その装飾は一つも同じものはない。  ミュンヘン空港へは260kmのバス旅、途中事故渋滞で40分ロスしたが、早めに着いたので空港で美味しいドイツソーセージを頂きました。 (右上写真:ドイツとスイスの国境)

<7月10日(水)>
 チューリッヒ−羽田  
2回の機内食と疲れで映画も見ず、寝ているうちに日本につきました。

<※よもやま話※>
氷河鉄道 三大名花アルペンローゼ 三大名花エーデルワイス 三大名花リンドウ

 スイスは23州と3つの準州の合計26州で出来ています。各州の独立性が強く、どこへ行っても国旗の他に必ず州旗があります。車のナンバープレートにも国旗と州旗が付いています。 山岳地方の家やホテルの窓には赤い花が必ず飾ってあるが、花はゼラニュウムで虫が入らないようにしているそうです。そういえばこの花は独特の臭い匂いがしますね。ホテルではどこも冷房は付いていませんでした。 スイス料理はどれも味が濃くしょっぱすぎるのです。完食するには水をがぶ飲みしなければならないです。水道水が飲めるのでそれは助かります。 物価はやや高め、税金も品物によるが高めです。300万フラン以上買えば免税の手続きができます。日本円で3万円以上ですね。まとめてそんなに買った人はいなかったようでした。円に対しスイスフラン117円、ユーロ144円でした。 アウトバーンは信号がなく、時速130kmが推奨されています。料金はただ。ドイツは無料であったが数年前からメルケル首相が道路を整備して有料になったそうです。途中のトイレや街中のトイレも有料が多い。スイスは1スイスフラン、ドイツは0.5ユーロでした。 そのため今回は2種類の小銭が必要でした。  土産はワイン、チーズ、チョコレートです。あとビールも美味しかったです。ワインはとても安く美味しい地元産は海外には出ないで地元で消費してしまうそうです。酪農の国なのでミルクはとても美味しいです。ミルクチョコレート発祥の国だそうです。しかし野菜は少なく食べることも少ないです。牧草地ばかりで野菜畑はなく、せいぜいじゃがいもがある程度です。自宅の周りに食べるだけ作っている家も多くありました。  バス、電車の乗っている時間が多かったので外の景色をよく見ていると、初夏なので花の多さに驚きました。様々な花が咲き誇り、山岳地帯の峠ではスイス3大名花のアルペンローゼ(ツツジ科)の赤い花が満開に咲いていました。エーデルワイスは山ではまだ早く、村で見ることができました。もうひとつのリンドウは濃い鮮やかな紫ですぐ目に付きます。リンドウといっても同じような種類がいくつかあります。驚くのが日本の高山植物にとても似ていることです。ガイドさんより私のほうが詳しかったりしました。種類の多さは日本の山よりすごいです。 こんなに花が多いのならもっと早く来ればよかったと思いました。天候は予報を毎日覆し、青空が見える毎日でとても助かりました。5大名峰も全部見ることができました。  長い付き合いの同級生との初めてのヨーロッパ・ハイキング旅行でしたが、驚くことも多かったです。最初に聞かれたのがマッターホルンてエベレストの場所と違うの? スカートでもいいよね?・・・・・私のお下がりのズボンとストックを持って行って大正解。山の上はやっぱり寒いし、下山はストックが役に立ちました。  ツアーは朝早く、夜遅いので寝るのが大変です。特に3人部屋だったので、シャワーを浴びて寝るとますます遅くなります。体力勝負の日々でした。私はバスではなるべく寝ないように頑張っていましたが、2人は爆睡していました。(笑)    

7/13-14 月山、鳥海山 記:「ともさん」
月山山頂 山頂手前の木道 山スキーの尾根 山頂に続く雪渓
ハクサンチドリ ウスユキソウ 鉾立山荘4人部屋 鳥海湖
鳥海湖のヨツバシオガマと山頂 扇子森 千蛇谷の雪渓
チョウカイフスマ
狭い山頂 イワウメ イワブクロ 鳥海山御浜出神事火合わせ
<メンバー>「きたはら」、「やまぐち」、CL「ともさん」
<月山報告>
<山行実績> 活動時間6時間30分 活動距離10km 高低差541m 累積646/681    
<行程>12日(金)20時栃木運動公園ー11:45寒河江SA仮眠 13日(土)月山ー 6:00寒河江ー7:45八合目駐車場8:15ー8:40弥陀ヶ原小屋ー10:10佛生池小屋ー11:35山頂12:20ー13:30佛生池小屋ー14:45駐車場
<詳細報告>当日Mさんが急用で行けなくなり、3人で出かけました。新しくできた東北中央自動車道を経由して寒河江SAに向かいました。以前朝日岳へ行った時と同じ場所にテントを張り仮眠、翌朝月山八合目駐車場へ。月山へ行くなら弥陀ヶ原から登ろうと決めていたので念願が叶いました。天気は雨。予報は曇りだったはずなのに...朝食を食べて支度を整えて8時過ぎにスタートしました。御田原参篭所で安全登山祈願をして御朱印をいただきました。 弥陀ヶ原湿原に入ると高山植物イワイチョウ、チングルマ、トキソウ、ニッコウキスゲなどのお出迎えです。雨の中写真を撮るのが忙しい。湿原を過ぎると急な登りとなり、ここでシラネアオイ、マルバシモツケ、イワカガミ、ハクサンチドリが咲いていました。佛生池小屋の手前で団体さんが下山していきました。登頂を諦めて戻ったようです。小屋の周りにはチングルマ、ハクサンフウロ、イワガガミのお花畑です。雪渓を渡りこのルート最大の急登行者返し(思ったほど大変ではない)を越えるとガスが切れて景色が見え始めてきました。綺麗な石畳のモックラ坂ではすっかり晴れ渡り久し振りに太陽の光に当たりました。重かった足も急に軽くなったような気がします。大峰で尾根に上がると品倉尾根方面の展望も広がりスキーで滑ったコースが眺められました。ミネウスユキソウの群生地になっている木道を越え雪渓を渡ると 月山の山頂の登り口があります。ここが山頂?という感じでしたが三角点がありました。神社でお参りしてここでも御朱印を受けました。神社周辺は多くの人で賑わっていました。下山は同じコースを辿りました。たくさんの花が見られ、最近は花の名前も覚えてきたので本当に楽しかったです。快晴の天気にも恵まれて満足の月山でした。 鶴岡のやまぶし温泉ゆぽかで汗を流し(社務所で割引券いただき360円)鉾立へ向かいました。途中雄大な鳥海山を眺めながらの移動です。吹浦の食堂で夕食を取り鉾立山荘へ着いたのが20時になってしまいました。山荘は二段ベッドの4人部屋の個室に通され、気を使うことなく過ごせてゆっくり休めました。素泊まり1800円寝具利用510円モンベル会員310円です。 管理人さんもいい方でした。

<鳥海山報告>
<山行実績>活動時間10時間10分 活動距離15.2km 高低差1075m 累積1411/1630
<行程>14日(日)5:20鉾立登山口ー7:05御浜小屋ー7:45御田ヶ原ー9:45御室小屋ー10:20新山10:35ー10:55御室小屋ー11:40行者岳ー12:30文殊岳ー13:30御田ヶ原ー13:55御浜小屋14:10ー15:30登山口
<詳細報告>昨夜は9時消灯10時前には寝ました。朝3時半を過ぎると周りの音で目が覚め4時に起きました。今日は長丁場になるので早く出発することにしました。御室小屋を予約していたのですが、吹浦にキャンプ場があり夕飯を食べた食堂に歩いて行けるのでそこに泊まり月曜日の朝帰ることにしました。山荘前の駐車場はいっぱいで続々と出発していきます。私たちも5時に外に出て車に荷物を詰め込み5:20スタートしました。石の階段から始まり展望台へ、火山が作った地形を眺められます。御浜小屋までなだらかな石畳の登山道が続きます。ドリルで割った石が平らに敷き詰められていて両脇にはカラマツソウ、ニガナ、マイズルソウの群生、ここでも花が出迎えてくれました。花の撮影はほどほどに登りに集中です。御浜小屋に着くと眼下に鳥海湖が見えました。小屋の周りはヨツバシオガマ、チョウカイアザミ、ニッコウキスゲが咲いていました。七五三掛まではハクサンイチゲ、チングルマのお花畑が続き飽きることはありません。七五三掛から千蛇谷におりました。雨がパラパラと落ちてきたのでカッパを着ました。山頂はガスの中です。我慢の急登を登りきり御室小屋に着きました。エネルギーを補給して空身で新山アタック。不揃いの大きな石の積み重なりなので慎重に登ります。岩を見るとやはり気持ちが弾みます。山頂は狭く大渋滞。写真を撮ってもらい即下山。荷物を回収して雪渓を渡り鎖の急登を登り外輪山の道に出ました。そこでもお花畑が広がり大歓声です。なかなか前へ進めません。チョウカイフスマ、イワウメ、イワフクロ、ホソバイワベンケイの群生がいっぱいです。ガスが少しずつ晴れて日本海に浮かぶ飛島が見えました。御浜小屋からの下りは石畳の道が足に堪えました。最後は足裏の痛みとの戦いでした。約10時間甲武信岳に続き歩き通せました。 大平山荘で汗を流して吹浦のキャンプ場に設営し昨日の食堂で生ビールで乾杯!疲れが吹き飛びます。そこの料理が美味しくて二日続けて行きました。女将さんに今日は鳥海山御浜出神事火合わせを海岸でやってるから見てくるといいよと教えてもらい行ってみると、地元の人しかいないようで厳かに行われていました。 翌朝6時にキャンプ場を出て渋滞もなく昼前に栃木に着きました。たくさんのお花に出会え心に残る山行でした。

7/13 白毛門沢 記:「ウッチー」
入渓 ハナゲの滝 白毛門沢出会 大岩
山頂直下スラブ 白毛門山頂 下山開始 サワウツギ
<メンバー>CL「ウッチー」、「ありさか」      <天候>晴れのち曇り<行程>小山4:30−土合橋 (駐車)7:20〜7:25東黒沢入渓〜7:45ハナゲの滝〜8:10白毛門出合〜10:15タラタラのセン〜13:40白毛門山頂14:10〜17:30土合橋−22:30小山
<詳細報告>今シーズン2度目の沢は谷川・白毛門沢となった。早朝の土合橋Pは久々の天候回復の予報ともあって2〜30台くらいがすでに駐車していました。時々青空が顔を出す曇り空の中、装備を整え出発。5分ほど登山道を進み堰堤を過ぎてすぐ入渓。しばらくするときれいなナメが現れました。S字状を進むと20mのナメ状のハナゲの滝に圧倒される。昨日までの雨の影響か、いつもより水量が多い気がする。また、岩全体が濡れており滑りやすい。ハナゲを過ぎて左に大岩が現れる。難なく通過の場所もてこずってしまう。「いつもより勝手が違うな」この先も慎重に進む。白毛門沢の出合で東黒沢から分かれる。この先も5m前後のナメを含む小滝があらわれて私たちを飽きさせない。沢の中盤から核心部の連瀑帯が続く。ほとんどが直登の滝も15mのタラタラのセンは高巻くことになる。大きな岩が沢の真ん中にドンと居座ているところがある。この辺から沢が細くなり、時々残雪に手こずりながら過ぎると正面にジジ岩・ババ岩と稜線が望めました。沢も終盤ですがこの辺から斜度がきつくなり、水流がなくなると、草交じりのスラブ帯になりました。水が枯れて低い笹が藪っぽくなり、少々バテぎみに登っていくと白毛門の山頂が目の前に飛び出してきました。
山頂は一組のご夫婦、しばらくすると「朝日岳まで往復してきました」という男性。高曇りで正面の谷川岳は雲の中でしたが、360度展望は今までの疲れを忘れさせてくれました。天気予報では夕方は雨。山頂の方々と早めの下山となりました。実は私、今朝の入渓直後の未だ身体が慣れていないころ、スリップしてろっ骨を負傷。遡行中はあまり気にならなかったのですが、下山道は負傷したろっ骨が影響で、痛みをこらえての苦しい下山でした。途中予報通りの雨となり、雨具を着てあたりが暗くなる前に土合橋Pに着いた頃には全身びしょ濡れでクタクタの状態でした。
(右上写真:モウセンゴケ、左上写真:シロバナニガナ 花の名前は編集者が記述追加)

7/13 田代山 記:「こなっち1」
ワタスゲの田代湿原 オサバグサ 満開のシャクナゲ 下山後晴れ間に燧
<メンバー>  「こなっち1」、「こなっち2」<天候>曇、日帰りピストン (5時間50分 休憩含) 累積標高差644m、累積歩行距離7.2km
<行程>8;10馬坂峠−9;00帝釈山9;10−10:20田代山避難小屋−10:50田代山湿原 11;20−12:00避難小屋−13;15帝釈山13;25−14;00馬坂峠
<詳細報告>梅雨の週末はこのところ天候に恵まれず、花の時期を逸してしまいそうなので、雨を覚悟で田代湿原に出掛けた。桧枝岐辺りでは小雨であったが、馬坂峠ではガスは出ているものの雨も上がった。帝釈山では残念ながらガスで眺望は無いものの、田代山避難小屋に掛けての尾根道では、ゴザンタチバナ、オサバグサ、イワハゼ(右写真)、シャクナゲ、ベニサラサドウダンがあちらこちらで楽しめた。田代山湿原では、ハイカーも疎ら、ワタスゲ、タテヤマリンドウ(左写真)が一面に咲き、所々にコバイケイソウ、サワラン、キスゲ、ヒメシャクナゲなども見られたが、お目当てのチングルマは残念ながら時期を逸していた。花を楽しみながら大休止した後、往路を戻った。15;00以降は雨の予報であったが、下山すると晴れ間も出て、燧、会津駒も見え、麓の燧の湯に浸かり帰路に就いた。何とか雨に降られず初夏の花々を楽しめた。 

7/13 中倉山(足尾) 記:「みつまん」
展望岩 孤高のブナ 折り返し地点で大休止 中倉山山頂
<メンバー>  CL「さとう」、「ひなぎく」、「みつまん」
<天候>雨  距離 11.3Km 累積標高 +900m,-900m 所要時間 6時間40分 (休憩込)
<行程> 銅(あかがね)親水公園P7:05 -(林道)- 8:18登山口8:28 - 9:25 1288m地点 9:36 - 10:05展望岩 -(トラバース道)- 10:30折返地点(孤高のブナ西)10:55- 11:12中倉山11:17 - 展望岩11:35 - 1288m地点11:55 - 12:35登山口12:40 - (林道)- 13:45 銅親水公園P
<詳細報告>
今年の梅雨は晴れ間が極端に少ない。晴れなくても良い、せめて雨の降らない時に山に行こうと足尾の中倉山へ行った。計画では井戸沢右岸尾根を登って、沢入山まで行くことにしていたが、雨予報が18時から15時に早まったので、中倉山辺りで折り返し、コースも一般登山道に変更した。 林道をゆっくりと登山口に向かった。前を男女のハイカーが歩いていたが、いつの間にかみえなくなった。周りの山を見渡せば、少しずつ緑が復活してきているが、新しい崩落箇所も多い。足尾の山が樹木で覆われる事は永遠に来ないのではないかと心配になる。林道脇にはジキタリス(右写真)がたくさん咲いていた。エニシダは花は終っていたが実をたくさん付けていた。両方とも園芸種だと思うのだが、あまり増えすぎると在来種に影響がでるのではないだろうか。 登山口で少し休んで急登に挑む。ジグザグに登山道は刻まれているが傾斜はきつい。前夜の雨で滑りやすくなっている。下山時に雨が降ってきたらがかなり危険な状態になりそうだ。急登1時間でやっと南に延びる尾根に辿り着いた。小休止。 南尾根を少し登って小ピークを過ぎるとまもなく南に展望の開ける岩の上に到着。コアジサイ(左写真)が咲いていた。そこからは尾根に登る道とトラバース道に分かれる。私たちはトラバース道を進んだ。鹿の鳴き声が響いた。トラバース道は孤高のブナへ続いていた。私たちは孤高のブナの少し西の岩場に腰を下ろして大休止した。岩場の北側は松木沢へ大きく切れ落ちているガケだ。南側も急傾斜だ。南を見下ろすと先ほどのトラバース道が西に続いているのが見えた。 休憩後は尾根を戻って中倉山に到着。誰も居ない静かな山頂だった。トンボが乱舞していた。下山は滑らないようにストックでバランスをとりながら注意して下る。温度は20度ぐらいなのだが蒸し暑く汗をタップリとかいた。林道に下りると緊張は和らいだがコンクリート道は足に堪えた。松木沢近くまで戻ると、爺さんがビデオ撮影をしていた。見せてもらうと対岸の中腹で遊ぶ熊の親子を撮影していた。橋を渡った地点で熊の写真を撮りに来た云う女性に会った。その女性にも熊のビデオを見せてもらった。今回の山行で熊に遭遇することは無かったが、クマ爺とクマ女に会って、足尾は熊の多いところだと改めて実感させられた。 中倉山から西は沢入山まで右側はガケだが、きれいな尾根が続く。やはり秋の紅葉時期が一番の好適期なのだろう。  

7/7 清掃登山(霧降大山) 記:「みつまん」
いざ出発 緩やかな笹道 橋の無い合柄橋で休憩 まもなく大山山頂
<メンバー> CL「はしだ」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「あんまん」、「ウッチー」、「おちあい」、「ともさん」、「みつまん」、「こなっち1」、「こなっち2」、「きたや」、「くりさん」、「たむら」、「ありさか」、「さくま」、「ながおか」、「さやま」
<天候>雨   <ルート数値> 距離 6.2Km 累積標高 +440m,-440m 所要時間 3時間40分 (休憩込)
<行程> 霧降第3P9:00 - 9:40合柄橋(がっからばし)9:55 - 10:45大山11:15 - 11:50合柄橋11:58 - 12:40霧降第3P
<詳細報告> 恒例の清掃登山は今年は霧降大山とした。笹刈の予定だったが、雨天で危険なためゴミ拾いに変更した。 霧降高原はニッコウキスゲの見頃を迎えており、その新聞報道もあったので道路渋滞を予想して大笹牧場から入る。おかげで渋滞はなかった。勿論、雨天だったので観光客も少なかったのだが。最初から雨具を着て歩き始める。このコースは登山口の方が目的地の大山山頂より標高が高いという不思議なコースだ。 車道下のトンネルで第2Pにでると、そこが大山ハイキングコースの入口。緩やかな下りを、ゴミを探しながら下る。笹の下にタツナミソウ(右上写真)がきれいに咲いていた。合柄橋近くの崩落地の上にはコアジサイ(右下写真)が見頃だった。ミヤマカラマツソウも小さな株だったが咲いていた。合柄橋には橋は無い。小さな渡渉地点だ。そこで小休止。その先で登山道脇に白い釣鐘状の花を数珠のように咲かせた木が1本あった(左写真)。帰宅後調べると「ネジキ」という名前らしい。雨の中の山歩きでも新しい発見があると楽しくなる。合柄橋から40分ほど広葉樹の樹林下の山道を進むと牧草地にでた。牧草地の緩やかな道を10分で大山山頂に着く。東屋があって、そこで大休止。 来た道を振返ると今いる地点よりかなり高い地点に駐車場が見える。復路では上り中心で、特に合柄橋からは結構疲れた。下山後はキスゲを楽しむ予定だったが、雨が降り続いていたので天空回廊へは誰も行かなかったようだ。 今回回収したゴミは、空き缶が多い。錆びたなかり古いものが多い。ペットボトルもあった。また、車道の下には大きなビニールの塊が捨てられていた。半分以上埋まっていたので、10年以上前に、車道から捨てられたものだろう。新しいゴミが少なかったのが多少の救いだった。 カタクリの湯で汗を流して帰路についた。
補足:合柄橋手前から南に延びる歩道(山と高原地図に「戊辰の道」と記載されている)は笹に覆われていたのでいつか笹刈が必要と思われるが、廃道という古い標識が落ちていた。もし、笹刈りをするなら「廃道」の確認が必要だろう。     

7/3  尾瀬沼 記:「みつまん」
三平峠 大清水平 モウセンゴケ タテヤマリンドウ
ゴゼンタチバナ 沼尻休憩所 オオバタチツボスミレ 尾瀬沼と燧ヶ岳
<メンバー> 「くりさん」、「みつまん」   <天候>曇り時々晴れ
<ルート数値> 距離 22.1Km 累積標高 +1,050m,-1,050m 所要時間 9時間(休憩込。コースタイム8:20)
<行程> 大清水P4:55 - 5:51一ノ瀬5:55 - 6:25石清水6:30 - 7:02三平峠7:05 - 7:20三平下7:30 -南岸分岐7:57 - 8:14大清水平8:35 - 南岸分岐8:51 - 9:45沼尻10:03 - 10:52大江湿原11:12 - 11:17ビジターセンター11:30 - 11:51三平下11:56 - 三平峠12:12 - 12:35岩清水12:40 - 一ノ瀬13:05 - 13:55大清水P
<詳細報告> 大清水から尾瀬沼を往復した。私たちは大清水から尾瀬に入るのは初めてである。このコースは尾瀬に着くまでに林道歩き、急登があるので、尾瀬への入口としては一番厄介なコースかも知れない。沼を周回すると行動時間10時間以上になりそうなので、前日夕方に大清水に入ることにした。一番奥の駐車場はガラガラだった。そこで車中泊。
朝4時に起床。5時に行動開始した。一ノ瀬までは乗合タクシーで行くこともできる(700円)が、私たちは3.4Kmの林道を歩いた。一ノ瀬からは山道に入る。雨の時期なので水が流れていたり、ぬかっていたり、木道が濡れていたりと、嫌な場所が多い。石清水で喉を潤し、急な山道を登るとまもなく傾斜が緩やかになって三平峠に着いた。樹林帯の峠なのでベンチがあるだけで見る物はない。峠から15分下ると三平下に到着。早速、湖畔に燧ヶ岳を探すが今日はガスの中、まったく見えない。
休憩後、南岸分岐から南西に登って大清水平を目指す。大清水平近くになると傾斜が緩やかになるが、ルートが分かりづらいくなる。ピンクテープを探しながら歩いた。大清水平は想像以上に広かったが、この時期、花は小さく目立つものが少ないので派手さはない。タテヤマリンドウ・ツマトリソウ・モウセンゴケ・ワタスゲなどが見られた。
南岸分岐に戻って沼尻を目指す。尾瀬沼西岸は、数年前に訪れたときは木道がかなり壊れて歩きづらい場所が多かったが、そのいくつかは真新しい木道に替わっていた。財政難の折、登山道を保守してくれるのは本当に有り難い。途中、ゴゼンタチバナなどが多く見られた。小沼では大清水平で見た花に加えて、ヒメシャクナゲも咲いていた。また、ムラサキヤシオの落花直前を見ることができた。大部分は登山道に花を落としていたが小沼近くでは、なんとか花を残してくれていた。
沼尻では前に訪れた時は焼失後の跡地を見るだけだったが、そこに休憩所が再建されていた。新しい休憩所には韓国・中国からやってきたツアー客が休憩していたが、その賑やかなこと。私たちは休憩所には入らずに横で静かに休んだ。やがて、韓国グループは尾瀬ヶ原方向に、中国グループは長蔵小屋方向に歩いて行き、休憩所は急に静かになった。
休憩後、大江湿原へ向かう。途中、ホロムイソウ(右写真)を見た。大江湿原に着くとニッコウキスゲはまだ小さく堅いツボミだった。咲いているのは、レンゲツツジ、ハクサンチドリ、オオバタチツボスミレなどだが、湿原全体の最盛期には少し早かった。この湿原はキスゲの時期が一番のような気がする。湿原の木道を歩いていると東南の笹藪を漕いでいる男がいる。木道にいる女性と大声で話している。こんな場所で藪歩きをするとはどこの不届き者だろうと話を聞いていると、湿原に入ってきた鹿を追い払おうとしているらしかった。女性の作業服には「環境省」の文字を見ることができた。湿原を歩いていると燧ヶ岳方面のガスが少し晴れて、レンゲツツジのバックに燧ヶ岳を見ることができた。
沼南岸に来ると、展望台を先ほどの中国グループが占拠していた。「すみません」を声を掛けて入っていくと場所を空けてくれて、燧ヶ岳と沼の写真を撮ることができた。この中国人グループには三平下でも会った。はたしてその先何処へ行ったのだろう。
三平下で少し休んで大清水へ下った。石清水で休んでいると、軽装の中年夫婦が登ってきた。奥さんはかなり疲れているようだった。聞くと、尾瀬まで行って今日戻るという。この先も上りが厳しいのでここで引き返した方が良いと伝えると、旦那は未練があるようだったが、引き返すことにすると云う。いくら観光地尾瀬とはいえもう少し下調べしてきてほしいものだ。
湖畔では 一ノ瀬からはタクシーを使おうかとも話していたが、一ノ瀬に到着する頃には、足の調子が良さそうなので最後まで歩くことにした。朝は林道を歩いてきたが、帰りは旧道(沼田会津街道)があるという事なのでそちらを歩くことにした。ほぼ林道に沿った、谷寄りの道で、幅もあるのだが、ぬかっている場所が多いのには閉口した。雨の多い時期は避けた方が無難だと思う。半分ほど歩いたところで林道に合流したので、そのまま林道で大清水まで戻った。 無事、駐車場まで戻ることができた。車に戻ると、駐車場の請求書がワイパーに挟まれていた。駐車場代500円也。ぷらり館で汗を流して帰路につく。
久しぶりに20Kmを歩くことができた。アップダウンが少なめとは言え、久しぶりに長距離を歩けたのは嬉しい。天気が曇りで、あまり汗をかくこともなく歩けたのが疲れが少なかった理由かも知れない。花は少なめだったが充実の山歩きだった。でも、尾瀬に行くならもう大清水からは入らないだろう。もう少し楽をして入りたいと思う。     


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