山行記録詳細ーその3 (令和01年度:'19年度 10-12月)  山岳会Topへ
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10/5  三本槍 10/5-6  大天井岳
10/5  太郎山周回 10/6  御嶽山
10/6  御座山 10/10  会津駒ヶ岳
10/15  白岩岳 10/17  大小山・大坊山
10/20  赤城山 10/21  南面白山
10/27  頭殿山 10/27  表妙義
10/27  荒船山 11/3-4  蒜場山・宝珠山
11/9  大岩,碧岩(西上州) 11/9-10  自然保護委員総会
11/16  百村山 11/16  武甲山
11/17  黒男山 11/22-23  菱ケ岳〜五頭山・宝珠山
11/30  忘年山行(前黒山)&ロープワーク 12/08  大小山
12/08  出流山〜千部ケ岳 12/14  寺久保山・大小山
12/14  石尊山、高田山(群馬) 12/15  三ツ峠山
12/22  黒斑山 12/28  根本山(沢コース)
12/28-29  鳳凰三山 12/30  谷川岳
12/30  谷川岳 記:「ながさわ」
天神平出発 肩の小屋で トマノ耳 後ろに行くと滑落 ホワイトアウト
<メンバー>「ながさわ」、他1名<天気>曇りのちホワイトアウト
<行程>谷川岳ベースプラザ6:20-天神平7:30-熊穴沢避難小屋8:40-天狗の溜まり場9:30-肩の小屋10:10(休憩)-トマノ耳10:15-天狗の溜まり場11:45-熊穴沢避難小屋12:10-天神平12:50-谷川岳ベースプラザ13:40

<詳細報告>当初日帰りにて、茂倉岳を経由して土樽まで下山の予定だったが、どうやら雲行きは怪しく、昼近くには荒れそうな気配。立体駐車場は何故か無料(!)この時間車が殆ど無い。シーズン中なのに?前日確認した所、ロープウェイ始発8:30予定が7:00に変更されていて、時短出来出発。曇天の天神平には登山客もスキー客も居ない。先日は大快晴だったとのことだが。超暖冬只中積雪は100p、さすがは谷川岳。昨日登山客がさぞ多かったのであろう、トレースはバッチリ。樹林帯を抜け、天狗の溜まり場を通過する頃には視界は閉ざされる。トレースも風雪にてやがて無くなるが、時折現れる「沼田山岳会」の赤いフラッグが心強い。(この中に、地図も持たず道を訪ねてきた単独男性が居たのには唖然)風雪強まる中、肩の小屋到着(右上写真)。ここで暖を取り、トマノ耳まで行き下山することにする。最早何処が地面で空だかも分からない。小屋で休んでいると、単独の中年男性が入ってきた。物凄く震えていて、なんと空腹で食糧も持ってきてなくて(!)分けて欲しいと。パンとお菓子、テルモスのコーヒーを差し出し口にした所落ち着いた様だが、昨今の登山者は冬の谷川岳を舐め過ぎているの?(この登山者が無事、天神平まで降りたのは確認しました)トマノ耳にて写真を撮り、さっさと下山。すると続々と登山者が登ってくる。みんなホント山好きだね。天神平付近には、何組かの山岳会が講習会を実施しており、ビュープラザもスキー客で賑わっていた(右下写真)。暖冬の中、いい雪山の練習になったと思う。下山後、水上の町から振り返ると、束の間の晴れ間に白く輝く、爼グラの山並みが名残惜しくもあったのでした。

12/28-29  鳳凰三山 記:「ウッチー」
登山口を出発 夜叉神峠 南御室小屋BC 薬師岳直下
雪を被った北岳 遠くに富士山 観音岳を背に 南御室小屋BC回収
<メンバー>「ウッチー」(CL)、「わたなべ」(SL)、「たむら」 <行程>12/28晴れ 佐野5:00−佐野藤岡IC・圏央道・中央道−中部横断道・白根IC−8:00夜叉神峠登山口8:30〜9:40夜叉神峠〜11:45杖立峠〜14:05苺平〜14:35南御室小屋(テント泊BC)    
12/29晴れ 南御室小屋7:20〜9:25薬師岳〜10:10観音岳10:30〜12:15南御室小屋(テント撤収)12:50〜13:30苺平〜14:35杖立峠〜16:00夜叉神峠〜17:05夜叉神峠登山口−中部横断道・白根IC−中央道・圏央道−佐野藤岡IC−21:20佐野 
<詳細報告>今年の締めくくりを南アルプス鳳凰三山に決まました。幸運にも入山と登頂日が好天気に恵まれ、とてもいい気分の登山でした。ただ三日目の下山日が天候が崩れるとの予報のため、予定を一日繰り上げて、鳳凰三山のうち一番奥に位置する地蔵岳登頂はあきらめて、薬師岳と観音岳の二つの登頂としました。?12/28(入山〜BC) 早朝佐野を出発。3時間ほどで夜叉神峠登山口に到着。圏央道が開通前は北関東道経由で5時間かかったらしい。改めて圏央道のありがたさが分かります。駐車場には先行登山者の車が2〜30台。何とか一台の場所を確保。20キロ弱の荷を背負い出発しました。夜叉神峠までは雪がほとんどなく、峠からは徐々に締まった歩きやすい雪道となりました。夜叉神峠からは雪を被った北岳、間ノ岳、農鳥岳が目の前に現れ圧巻でした。歩きやすい雪道で高度を上げると、杖立峠に到着。樹林の中で景色は望めませんでした。杖立峠から苺平は緩やかな登りが続き、苺平には「南御室小屋まで30分」の道標にホッとしました。南御室小屋とテント場は樹林の中で日当たりが悪く、テント設営後は早々とテントに逃げ込みました。?
12/29(BC〜山頂アタック〜下山)昨晩はテントの中を降る霜が顔にあたり、何度も目が覚めました。小屋の横から樹林帯を稜線めざしました。途中ツボ足からアイゼンに変え樹林帯を越えると花崗岩の間から薬師岳が現れました。改装後の真新しい薬師岳小屋を過ぎて岩稜帯の中をアイゼンで苦労しながら薬師岳に到着。やはり遮るものがないので、風が冷たい。山頂(右上写真)の写真撮影の後本日の最終ピークの観音岳に向かいました。観音岳山頂(右下写真)は岩峰となっていて風を避けることができます。山頂の360度展望、特に富士山や甲斐駒岳、白根三山にはしばらく言葉が出ないほどでした。その後、大休止ののち南御室小屋のBCに戻りました。BCのテントを回収してパッキングを整え夜叉神峠登山口に戻ったころには、あたりが薄暗くなっていました。帰りの高速道路は帰省ラッシュの影響を受けることなく、スムーズな帰道となりました。

12/28  根本山(沢コース) 記:「みつまん」
右に左に何度も渡渉 危険箇所にはロープが 男坂・女坂分岐 男坂の岩戸山神
ゴルジュを登る 根本山神宮直下 奥宮への急登 根本山山頂
<メンバー> CL「さとう」、「ひなぎく」、「あんまん」、「みつまん」
<ルート数値>距離 8.7Km 累積標高 +910m,-910m 所要時間 5時間55分 (休憩込)
<行程>三境林道入口P 7:50 - 7:57不死熊橋 - 9:17金穴沢出合9:30 - 10:10籠堂跡10:15 - 10:42根本山神宮10:44 - 11:00奥宮11:10 - 11:35中尾根分岐 - 11:44根本山12:13 - 12:22中尾根分岐- 13:02石祠 - 13:20中尾根入口 - 13:39 不死熊橋 - 13:45 三境林道入口P
<詳細報告> 数年前に整備されたという男坂を歩いてみたくなり根本山沢コースを歩く計画をたてた。下りは中尾根コースだ。
小山を6時に出発。桐生市街経由で三境林道入口へ向かった。梅田ふるさとセンターを過ぎると人家は減って、あっても住んでいると思える家は僅かだった。三境林道の入口に到着。我々が最初だった。以前は不死熊橋まで入れたが、三境林道の入口で通行止めになっていた。 不死熊橋から左のロープの付いた急斜面を登る。そこからは、根本沢沿いの踏跡を辿るが、落葉で踏跡は薄くなっている場所もあるが、地元山岳会(根本山瑞雲倶楽部)によって道標が設置されて、また他にもマーク類が豊富なので迷うことはない。また、危険箇所にはロープなどが設置がされているので、以前に較べると安全に歩けるようになっていると思う。ただ、右に左に何度も渡渉するので水量の多いときは難度が上がるだろう。また、高巻き箇所では足元の不安定な場所があり注意が必要だ。 沢コースは根本神宮への参詣古道だったので「丁目石」(右上写真)などの遺物がある。それを確認しながらの歩きは楽しい。 金穴沢出合で大休止。その先は、流れは次第に細くなり、石塔などが増えてくる。籠堂跡で沢本流から離れて右の峡谷に入る。すぐ、男坂と女坂の分岐に至る。
江戸時代には男坂は主要の順路だったそうだが、崩落で永らく使われなくなっていたらしい。7年前に沢コースを歩いているがその時は女坂・男坂を意識することも無く女坂へ入っていった。数年前に根本山瑞雲倶楽部が男坂を整備してから「男坂」の情報がネット上にも増えてきて、今回私たちがこの山行を計画したのもその情報に刺激されたからである。
分岐を男坂に入る。枯滝があって、その下に不動明王が祀られている。その右を這い上ると次第に傾斜は厳しくなる。その急傾斜地に石祠(岩戸山神なのだそうだ)があって、山行の無事を祈願した。石祠から左のゴルジュを登るがますます傾斜は厳しくなる。やっと、根本山神宮の鐘撞堂に到着した。男坂は傾斜がきついがしっかりした足場はある。そして、なによりもロープが設置されているのが助かる。要所要所で使用させてもらった。
鐘撞堂で鐘を撞くと沢に荘厳な雰囲気が拡がった。神宮本社は危険なので正面には回れないが、南側の拝観窓口から覗きみる事ができた。神様を覗くというのもおかしな気分だ。 そこから奥宮までは急な細尾根を登る。岩尾根だが、掴みやすい根が多くて助かる。ただ、風が強くなってきた。細尾根からは左奥に先日の雪で白さを増した日光連山が見えるのだが、ゆっくり眺めてはいられない。奥社(右下写真)で少し休んで、山頂を目指した。山頂にも立派な標識が出来ていた。少し下って風を避けて大休止。「あんまん」さんが持参してくれた甘酒が温かかった。 休憩後一気に下った。途中からは植林地内の山道をジグザグに下って、中尾根の入口に下りた。そこから廃林道を暢気に駐車地に戻った。
山中では男性単独ハイカーに一人会っただけという、静かな山行だった。

12/22  黒斑山 記:「みつまん」
車坂峠を出発 雪の少ない浅間山 日陰でやっと雪が少し 黒斑山頂
<メンバー> CL「さとう」、「ウッチー」、「ひなぎく」、「ともさん」、「こなっち1」、「こなっち2」、「きたや」、「いしさか」、「みつまん」
<ルート数値>距離 6.2Km 累積標高 +660m,-660m 所要時間 4時間50分 (休憩込)
<行程>高峰高原ビジターセンター9:20 - 11:07槍ヶ鞘11:09 - 11:22トーミの頭 - 11:45黒斑山12:15 - 12:32トーミの頭 - 12:47槍ヶ鞘 - 14:10高峰高原ビジターセンター
<詳細報告> 雪山を目指して黒斑山へ行ったが、雪はこびりついている程度だった。天気は曇りだったが、空気が澄んでいたのか、北アルプス(右写真)などの遠景を楽しむ事ができた。 6時に小山を出発。田沼で佐野地区の二人と合流して佐野田沼ICから北関東自動車道に乗る。北佐久ICで下りて9時頃に高峰高原ビジターセンターの駐車場に着いた。全く雪は無し。 標高2100mを過ぎると眺望の良いザレ場があり、八ヶ岳・中央アルプス・北アルプスの山並みを見ることができた。八ヶ岳は随分と雪が少なそうに見えた。2200m辺りから登山道に少し雪が出てきた。所々に踏みつけられて氷のようになっている場所もある。避難所を過ぎるとすぐ槍ヶ鞘で、浅間山が眼前に登場してきた。雪は少なく、上からトントンと天花粉を落とした程度だ。しかし、浅間の勇姿に変わりは無い。槍ヶ鞘から下ると、中コースと合流する。そこから崩落地の隅を登ってトーミの頭についた。トーミの頭からは多少雪が残っているがすぐ黒斑山についた。そこで浅間山を眺めながら大休止。復路は中コースの予定だったが眺望を楽しむ為に同じ表コースを戻った。 今回は期待した雪が極端に少なく残念だった。体調不振のメンバー、久しぶりの山行でのぼりで脚が止まってしまったメンバーもいたが、全員無事、計画通り歩き通せた(左上写真)。そして、すばらしい眺望を楽しめたのは良かった。下山後は登山口近くのホテルの温泉で汗を流して帰路についた。渋滞は無かったが北関東自動車道は小雨だった。

12/15  三ツ峠山 記:「ウッチー」
母ノ白滝 木無山直下 屏風岩 三ツ峠山山頂
<メンバー>「ウッチー」(CL)、「わたなべ」、「ながおか」、「たむら」
<行程>佐野5:00−6:50河口湖駅−河口湖・浅川7:10−(タクシー)−河口浅間神社7:20〜8:05母ノ白滝〜10:10木無山〜10:15三ツ峠山荘〜10:30三ツ峠山(開運山)11:00〜木無山〜12:40霜山〜13:00湖畔分岐〜13:40河口湖・浅川−17:00佐野
<詳細報告> ここの所好天気が続いているので、富士山を間近で観られる三ツ峠山に出かけました。前日情報の確認のため頂上の山荘に電話をしたところ、「積雪なし。山頂付近はぬかるみあり。」とのこと。装備からアイゼンを抜きました。今回のコースは河口湖駅付近に車を停め、タクシーで移動。河口浅間神社(写真右)の裏を寺川沿いに入山。山頂から湖畔に向かって延びる府戸尾根を下山とする周回コースを選びました。この日の天気は曇りでしたが、高曇りだったため、富士山全体を早朝から下山まで観ることができてまさに登山日和。山頂に着くころは明るい陽射しが顔を出し、風もないのでしばらく富士山やアルプスの絶景を楽しみました(写真左)。下山の府戸尾根は長い尾根道でしたが、そのほとんどがなだらかで歩きやすい道でした。駐車場に着いて、近くの日帰り入浴を探しましたが遠回りになってしまうため、早めに栃木に戻り、地元で入浴を済ませました。

12/14  石尊山、高田山(群馬) 記:「こなっち1」
石尊山から高田山 石尊山から浅間方面 石尊山から四万湖、榛名 高田山から谷川方面
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
<ルート数値>天候:晴、日帰りピストン (4間40分 休憩含) 累積標高差±698m、累積歩行距離6.4km
<行程>8;40駒岩公民館−9:25鳥居−10:00獅子井戸−10;30石尊山10;40−11;20高田山11;55−12;20石尊山−12;40獅子井戸−13;00鳥居−13;20駒岩公民館
<詳細報告> 駒岩公民館の前5台程のスペースが登山者用駐車場になっているが、駐車しているのは後にも先にも私達だけであった。登山口への道が分かり難く100m程通り過ぎてしまったが、寒桜(右写真)を眺めながら戻り石材店の脇を通り、鳥居手前まで40分程林道を歩く。ここまで杉林の日陰で少々肌寒いが、ほどなく暖かい日の射す落葉した広葉樹林帯に入り、急登して稜線に出た。雪は全く無く、暖かく穏やかな稜線を辿ると石尊山に到着、眺望は良く、中之条の街並み越しに榛名、赤城、無冠雪の浅間、対照的に真っ白に輝く谷川連峰、日光の山並が綺麗に見渡せた。石尊山から高田山はすぐそこに見えるが、地形図には表れない両側が切れ落ちた細尾根の小さなピークを幾つか越えるので予想外に時間が掛かった。高田山山頂(左写真)は広く灌木が邪魔して石尊山程の眺望は無いが、他に登山客もいないのでゆっくり休み往路を戻った。途中石尊山で本日唯一の10名程のパーティーに出会い下山した。石尊山と高田山間の細尾根出入口にはトラロープが張られていたが、下山後調べると3年ほど前滑落事故があったらしい。今回も晴天の下、穏やかな陽だまり山行を楽しめた。

12/14  寺久保山・大小山 記:「みつまん」
見晴台にて きれいなツツジ ここまで見事だと狂い咲とは言えないか 鳩ノ巣にて
祠の中に鎮座する観音様 鷹ノ巣山から足利市街を眺める 妙義山山頂 おなじみ「大小」を間近で
<メンバー> CL「さとう」、「ひなぎく」、「みつまん」
<ルート数値>距離 12.0Km 累積標高 +1,270m,-1,300m 所要時間 7時間45分 (休憩込) 天候:晴れ
<行程>医王禅寺前7:17 - 8:05見晴台8:10 - 8:20寺久保山8:25 - 9:05山王山分岐9:15 - 10:23富士見山10:38 - 10:42塩坂峠 - 11:08鳩ノ巣11:13 - (昼食15分) - 越床峠13:10 - 14:18妙義山14:28 - 15:02阿夫利神社P
<詳細報告> 日の短い季節の割には長距離を歩くので早めに出発することにした。小山を日の出前の6時に車2台で出発。阿夫利神社前の駐車場に1台デポして、寺久保へ向かう。集落最奥の医王禅寺前の空地に車を駐めた。般若川を渡る橋近くに登山口の標識があってそこから山道に入いる。逆S字に斜面を登ってサカキの多い尾根にでた。多少の藪こぎを予想していたが、道は落葉こそ多いが藪は無い。小さいが標識もあって迷うことは無い。急傾斜にはトラロープもある。歩き始めて50分弱で展望台に到着。南方向の眺望は良いのだが光線の具合か、よく見えなかった。寺久保山は植林地内で展望無し。そこからは陽だまりハイクだ。アップダウンはあるが、標高差は30mぐらいなので、意気込む必要が無いのがこのコースの良い所だ。ただ、落葉が多いので急な斜面では転ばないように注意した。途中、日当たりの良い場所で何度か休んだ。越床峠までは随分と長く感じた。会ったのは男性単独者1名のみ。「まったり」した歩きが越床峠まで続いた。 峠からの登りで女性ばかり15人ほどのパーティに遭遇。登山靴に旅行者のワッペンを付けていた。大小山周辺は岩稜歩き入門として人気の山になっているようだ。いくつか岩場を通過して妙義山に到着。すでに陽は夕暮れの様相で、澄んでいるがハッキリとは見えない。ただ、日光の山々から皇海山、袈裟丸、赤城あたりまではよく見えた。男道経由で駐車場まで下りる。
今回歩いたコースは大小山周辺の尾根は登山者も多く賑やかだが、越床峠より北側は静かなハイキングが楽しめるおすすめのコースだ。ただ、車のデポが必要なのが難点。

12/08  出流山〜千部ケ岳 記:「さとう」
公民館の広い駐車場 踏み跡のない沢筋を往く 大雨の影響か? 踏み跡の無い急登
稜線に出てホットする 低山も最後の黄葉 北の外れ655p 最後のピーク 千部ケ岳
<メンバー> 「さとう」            
<行動記録>   自宅6:30-出流町公民館P7:25/7:45-稜線8:35-出流山417.2p 8:45-655P11:25/11:40-林道12:10-千部ケ岳12:25-車道13:10-公民館P13:35 (10K、5.50分、累計標高740m) 
<内容> 出流町の公民館前駐車場(広い)に駐車させて頂き、左端のふみ跡の無い藪交じりの登りから 時計回りで歩き始まり。このルートは地形図には無く、YAMAPのDATAを利用させてもらった。大雨の影響もあり、沢筋の登りは至る所で荒れており、ふみ跡は全くなし、有っても落ち葉で隠れ、ケモノ道(鹿)を時々辿り苦労の末 稜線に到着、稜線への急登が一番の難所であった。稜線は半分が植林、残りは雑木のパターンが多く、稜線でもふみ跡は見当たらず、気休め程度のマーキングを利用し、もっぱらルートファインデングの練習となる。昨今は、コンパスや地形図は持っていても、YAMAP、ジオグラフィカのお陰で、現在地がピタリと判る時代で、道迷いは考えられない。小さなアップダウンの繰り返しで、ピークからの下山の方向性は要注意だ。剣ヶ峰へピストンする予定が、トラバースルートを見落とし、ピークまで行ってしまい、ピストンは割愛、林道まできた。この辺の林道は立派な造りと、今は使われてない林道が無数にありハイカーにとってルーファンが難しい。北のはずれ655mのピークを踏み、林道に悩みながら最後のピーク、千部ケ岳への稜線へ。昔はハイク道も綺麗に整備されていたが、今は殆ど利用されていないみたいだ、下山路も予定と違ってしまったが、今時、このルートを歩くのは、物好きしかいないのか、誰一人とも遭わず、至る所鹿の形跡ばかりだが、姿と鳴き声は聞かなかった。  

12/08  大小山 記:「こなっち1」
大小山、妙義山 足利市街と秩父の山並 妙義山からの大坊山 赤城山
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)  
<データ>天候:晴、日帰周回 (4時間30分 休憩含) 累積標高差±560m、累積歩行距離7.4km
<行程>10;00大山祇神社駐車場−10:30やまゆり学園−11:25大小山−11:40妙義山12:10−13:15越床峠−13:30鉱山−14:00つつじ山−14:15大坊山−14:30大山祇神社駐車場
<詳細報告> 近場の低山陽だまりハイク、足利の大小山、大坊山に出掛けた。人気の山で大山祇神社駐車場は20台程でほぼ満車、空きスペースに停め、一旦市街地を横切り、やまゆり学園経由で大小山、妙義山に向かった。妙義山頂は多くのハイカーで賑わい、眼下に市街地、大坊山に続く周回尾根、真っ白い富士、都心の高層ビル、赤城、日光の山並など眺望も良好であった。妙義山頂で大休止後、幾つかピークを越え越床峠に向かう。日当りの良いピーク南斜面に、時期を間違えたのか初冬にピンクのツツジが1本咲いており(写真右上)、目を楽しませてくれる。途中多少の岩場もあるが、慣れない子連れのハイカーも居り、大丈夫かなと思う。越床峠のすぐ上に聞き慣れない鉱山番屋の道標があり、何者なのか気になって立ち寄り、山の駅の看板を見て納得し、また幾つかピークを越え、大坊山に着く。狛犬(写真左上)と立派な看板、小さな社と大きな神社跡を横目に下山した。低山ながら、眺望も良く、程よいアップダウンで陽だまりハイキングを楽しめた。    

11/30  忘年山行(前黒山)&ロープワーク 記:「さとう」
林道奥よりいざ出発 すぐに登山口です 登りの中間付近 前黒山山頂に全員集合
急斜面は滑ります 平坦地まで降りてホットする 陽だまりでロープワークの練習 レスキュ-講習風景
<メンバー>「はしだ」、「まちこ」、「ひなぎく」、「くりさん」、「ながおか」、「たむら」、「ありさか」、「ウッチー」、「きたや」、「おおむら」、「たらちゃん」、「さやま」、「やまぐち」、 「かしわざき」、「ともさん」、「なかがわ」、「ながさわ」、「みつまん」、「さとう」、山行のみ(「こなっち1」、「こなっち2」)、懇親会のみ(「きたはら」)              

「11/30前黒山」
<ルート数値>行程7.6k 時間5:15 累計高度890m
<行程>鹿沼8:00-(大沼p)-林道奥p10:55-前黒山13:10/13:40-登山口15:20-大沼p15:45-那須(しらかば荘)16:50  恒例の会行事(忘年山行+懇親会+ロープレスキュ-)を実施。今回は21名もの大勢の参加でした。 前日の冬型気圧による影響で残雪の心配あり、好天で山行は問題ないが、問題は登山口までの道路、危惧された通り、大沼駐車場までの途中でノーマルタイヤ車はスリップで苦労、やっと大沼pまで辿りつきホットする。林道の登山口までは、冬タイヤ車のみ乗入れ無事スタートできた。ルートはやっぱり雪に覆われていたがスパッツが無い人も何とか歩けた。この時期、こんな場所に先行者一人あり、途中で出逢いました。このルートは7月に偵察にきたので、雪で踏み跡が見えずとも間違うことは無かった。雪景色の静かな山に、賑やかなオシャベリが最初から最後まで、クマ鈴要りません。 天候は良し、冬型のためやはり気温が低く、―4度くらいありました。全員無事山頂に到着、 釈迦ケ岳方面はガスの中で展望は望めません。のんびり昼食休憩後、下山にかかります。問題はこの下山でした。雪慣れしてない人は苦労の始まり(歩き方以前に靴底が柔らかな人はとても滑ります)キャーキャー と悲鳴の連続、ずいぶん転んでいた様です。苦労のすえ急斜面を何とかクリア- 反省点は、しっかりした足回り(靴とスパッツ)とストックの必要性です。 問題は今晩の懇親会(那須・しらかば荘)への心配された道路の氷り状況です、幸い朝と違って道路は殆ど雪が融けて問題が無く助かりました。 温泉で疲れをいやし、懇親会の始まりです。持ち込んだ飲み物、食べ物を囲み遅くまで親交を深めました。

「12/1 ロープワーク&セルフレスキュ-研修」
しらかば荘9:00-乙女の滝駐車場9:40-(講習会)帰路11:50-鹿沼13:30
いつもの様に、板室への途中、乙女の滝で講習会を行いました。 まずはロープワークの基本の練習を駐車場わきの陽だまりで、1hほど、何度か体験していても問題なく正しく操作できる様になるためには若干問題もあるようです。 長い階段を降り、那珂川の支流・沢名川沿いでレスキュ-の練習を行いました。今回の第一目的である、ペツル社のLADシステムの検証です。1セットを山行に持てば、レスキュ-が効率良くできるとのふれこみで購入したものの検証です。1Hほど検証の結果、やはり効率よくレスキュ-ができることが確認されました。ポイントは、ストッパ-の機能に滑車が組み込まれていること、一人の力でも1/3や1/5方式より効率が良さそうでした。         

11/22-23  菱ケ岳〜五頭山・宝珠山 記:「さとう」
菱ケ岳にて 上部は雪が残る 五頭本峰 五頭より菱ケ岳を振り返る
五ノ峰 ブナが感じ良い 宝珠山頂 宝珠山山頂にムラサキシキブ
<メンバー>「ひなぎく」、「さとう」
「菱ケ岳〜五頭山」
<ルート数値>距離・13K  8:15分 累計高度1,220m(休憩込)
<行程>11/21(木)<移動日>小山14:00-新潟県・阿賀野川SA18:00(仮眠)  磐越道のトンネルを幾つも越え、仮眠予定の阿賀野川SAへ。SAは大型トラックの仮眠で満杯です。
11/22(金) 菱ケ岳〜五頭山  SA-安田IC-村杉温泉・菱ケ岳登山口6:20/6:45-菱ケ岳9:45-三叉路11:35-五頭山11:45-一の峰-四の峰11:45-赤安分岐13:40-扇山分岐-登山口15:00-出湯温泉(大石屋泊)15:30
<内容> 夜中は月夜だった、だが寒い(厳冬期用寝袋で正解)村杉温泉から山道に入り、菱ケ岳登山口へ駐車、先行車は無し。南東の菱ケ岳を目指し尾根筋を行く。ひとけが無いのでクマ鈴をつけて樹林帯を進む。殆どがブナの林だ、見事である。アップダウンを繰り返し、先日の雪が残る誰も居ない静かな歩きを楽しむ。寒さを感じながら登れば、ようやく最初のピーク菱ケ岳に到着、快晴ではないが、それなり展望はある。雪の飯豊も望め、眼下には雲海がわく。北東に方向を変え更に小さなアップダウンを繰り返す。三叉路に到着、五頭本峰へは10分ほどだ。この付近まで来ると人気の山、人出が多くなる。三叉路まで戻り、あとは一の峰から五の峰までお不動さんを拝み赤岩分岐まで進む。殆ど覚えが無いが、小生らは13年前に大勢で来ているみたいだ、記憶に無いのが情けない。この時期、花無し、紅葉は終わり、やたら目立つのは雪椿だ、小林幸子の(やさしさとかいしょうのなさが・♪♪♪) 北西に向きを変え一路下山道をたどる、くたびれ果てたころ ようやく車道へ、さらに10分ほどで駐車場に帰還です。あとは予約の出湯温泉へ、貸し切り状態の旅館で、温泉と料理で疲れを癒しました。♪

「宝珠山」
<ルート数値>距離6k 4:25分  累計高度630m
<行程>出湯温泉6:30-赤松山森林公園登山口7:45-赤松山8:45-やたがら山9:40-宝珠山9:55/10:20-登山口12:00-小山17:15
<内容> 予定では大蔵山〜菅名岳周回であったが、疲れもあり急遽場所変更、先日、会のメンバーが登った宝珠山にした。便利なもので、地形図が無くても、スマホさえ有れば、YAMAPやジオグラフィカのDATAが活用でき何処の山に変更してもOKだ。登山口探しに苦労するかと思っていたが、意外とスンナリ赤松山森林公園登山口が見つかり、遊歩道をたどり鉄塔の下へ。あとは南東に向かって尾根筋を辿るだけだ。途中、舗装された林道を横切るが、直ぐに階段の急登、あとは気持ちの良いブナ林の稜線のアップダウンを繰り返し、やたがら山だ。いったん下って登り返せば宝珠山山頂である。今日は昨日より視界が利くが、やたらと風が強い日である。高い山は既に雪化粧、飯豊や朝日、特に鳥海山が真っ白だ。日本海側には、遠く飛島が、さらに佐渡ケ島が可なり近くドンデン山〜金北山まで確認できた。南西の方向の白い山は、妙高、火打らしい。自宅の方と連絡を取ると、関東は雨らしい、予報通りであった。下山後はすぐ近くの宝珠温泉あかまつ荘で汗を流し、長い帰路についた。

11/17  黒男山 記:「きたや」
黒男山登山口 大岩は右に巻く カラマツの尾根が美しい 大杉の祠
黒男山山頂 光る沼沢湖 見晴場から飯豊山 急降下、左右の木の外は崖
<メンバー>CL「はしだ研」一、「はしだ」「まちこ」、「おおむら」、「きたや」
<ルート数値>距離5.2Km、累計高度+702m・-696m、所要時間4時間56.分(休憩込)
<行程>駐車地9:00→登山口9:12→大岩9:52→大杉の祠11:50→黒男山12:00 →飯豊山展望場13:13→急降下13:42→駐車地13:56
<報告>11/16【国道252号】道の駅・尾瀬街道みしま宿にて一泊(キャンピングカー)。
11/17朝、雨のため計 画変更を考えていると、8:00突然の太陽。すぐに出発。 黒男山に駐車場はなく、林道終点らしきロータリーの隅に路上駐車。9:00出発。9: 12祝沢橋先の右側に登山口表示あり。狭い入口、藪と急登、雨上がりのドロドロトラバースに始まり、枝をつかむ急登が続く。9:52大岩(3mほどの)を右の巻き、 10:23 685mピーク着。道はなだらかになる。10:43見晴場、北方面に飯豊連峰 の冠雪を見て歓声が上がる。10:52下がムキタケ上がヒラタケの大ブナ発見(右写真)。この後 急登。11:50注連縄(しめなわ)の大杉を拝み、12:00黒男山山頂着(980m)、 南に沼沢湖が光っていた。風を避けて10分下り昼食。20分後下山開始。13:13見晴場で飯豊山はさらに大きく見えた。下山に1時間30分かかったが、何回か木の根 と枯れ葉に転んだ(私だけか?)。左右が崖なので要注意だ。13:56キャンピング カーに戻り、下山終了。その後、「黒沢の農家そば」で700円のモリ(ヒラタケの 煮物がうまかった)、400円の天ぷら(山盛り)を頂き、町営「桐の湯」(420 円)で汗を流し、鹿沼には19:00過ぎに帰着した。
<追伸>今回はナメコ、ムキタケ、ヒラタケ、クリタケの植生を観察し、今年最後の 紅葉を楽しんだ。泥道・木の根・枯れ葉のすべり防止にマイティブーツ(スパイク付 き長靴)を使ったというブログがあり、参考にしたい。

11/16  武甲山 記:「ウッチー」
横瀬駅出発 生川登山口 登山道崩壊跡 不動滝付近崩壊跡
山頂直下杉林 武甲山山頂 第一展望所より 横瀬駅より武甲山
<メンバー>「ウッチー」(CL)、「たむら」
<行動記録>小山6:00−9:00西武秩父駅9:28−9:33横瀬駅〜11:10 一の鳥居(生川登山口)-13:00武甲山13:30〜14:30一の鳥居〜16:00横瀬駅16:06−16:11西武秩父駅−19:30小山
<報告>車を西武秩父駅近くのコインパーキングに駐車。西武線でひとつ隣の横瀬駅より歩き出す。途中石灰石採掘場を過ぎると、横瀬町の立て札があり「武甲山登山者の皆さん・・・台風19号により・・・当分の間、登山はご遠慮ください。」とあり、不安が広がる。さきを進むと舗装道路が一部崩壊していて電柱が斜めになっている。登山道の崩壊はどうだろう?生川登山口から表参道に入る。生川の支流沿いに登山道は続く。不動滝までの間、3か所の崩壊あとを通過。なだらかなコースは山頂に近づくにつれて傾斜が強まり、汗が噴き出す。山頂方面からの下山者からコースの状況を聞いたところ、我々が下山予定の長者屋敷ノ頭から林道に向かう橋が流されて、通行不能とのこと。不安が募るまま、御嶽神社の境内にでる。左後方の第一展望所に出ると、正面の赤城山に感動する。帰りは大事をとって予定の長者屋敷ノ頭方面でなく、来た道を戻る。秩父市内は秩父夜祭が近いこともあって、いつもよりにぎわいが増しているようだった。               

11/16  百村(もむら)山 記:「さとう」
はじめは杉林のジグを切りながら 何度も林道が横切ります 地味な山頂です 時々紅葉も見られた
<メンバー>   「さとう」、 「ひなぎく」
<行動記録>下野5:30-光徳寺奥のP7:15/7:30-百村山山頂9:50/10:10-駐車場11:35-ロープワーク実施場所調査
<内容> 体調不良のリハビリと忘年山行翌日のロープワーク場所調査を兼ね、軽めの山行に百村山を選んだ。 黒滝山の枝尾根の中腹にあり、何時かは黒滝山にも行ってみたいので、偵察も兼ねた。 (黒滝山への最短ルートは、林道から百村山近くの稜線に上がるのが近い、但し、大雨の影響で林道が使えるかどうかは定かでない) 黒磯板室ICで降り、ナビに従い田んぼ道を光徳寺まで。寺に駐車するのをタメライ、20m左側の砂利道を行ってみる。数百m走るが、腹をこすり無理なので路肩の広い場所でSTOP。 杉林のジグザグを登り始めた。体が温まるころ林道に出る。ルートはふみ跡があり藪は問題なし、 尾根筋を西へと進むが、林道を何度も横切ることが難点である。送電線を過ぎ、静かな尾根道を行けば、北側の空が曇り怪しくなってきた。誰にも遭わないと思っていたが、珍しく単独の人が来た、年間100日山に入ると言う。気温は5℃、山頂での休憩もそこそこに下山にかかる。 雨はたまにポツポツ、気にならない程度。今年の紅葉は何処も今一、時々それなりの紅葉に癒される。ジグザグルートをショートカットしながら駐車場に到着。光徳寺の紅葉(左上写真)などを楽しみ、風呂は久しぶりに幸の湯へ。ロープワーク適地を探す。途中、車中から観る紅葉は丁度適期で、今年一番見応えがあった。@木の俣川橋近くはトイレ(右上写真)は使えるが練習には無理がある。A板室オートキャンプは、11月一杯で休止すると言う。B乙女の滝は、トイレが使えそう(休止の情報なし)で一番の候補地でしょう。

11/9-10  自然保護委員総会 記:「ひなぎく」
鮎川港・鯨のモニュメント 柵のないところは綺麗に食べられ、柵内は草木が伸びている 秋風情の下山道 金華山の鹿、人慣れしていて逃げない
令和元年度 自然保護委員総会 第43回「山岳自然保護の集い」   宮城県石巻市「金華山大会」
期 日  2019年11月9日(土)〜10日(日)
開催地  宮城県石巻市 三陸復興国立公園「金華山」周辺
主 催  公益社団法人 日本山岳・スポーツクライミング協会 自然保護委員会
テーマ  “東日本大震災からのグリーン復興 次代につなげる山岳自然環境”

第1日  全国から100名超の参加者があった。栃木県からは10名参加。      
基調講演は「金華山の森との対話」と題し中静 透氏(総合地球環境学研究所特任教授)が行った。金華山は神の島であり、石一つ持ち出してはいけないとされている。鹿が住みつき個体数の増加による弊害が最近著しいとのこと。柵を作ると植物が復活するが柵が壊れると再び食い荒らされてしまう。神の島ゆえに大木が多く、ブナ、シデ類の原生林でモミも多くモミの大木は珍しい。その他興味深い話を聞くことができ、明日の野外活動の参考になった。
午後は総会で各県の報告があり、活発な意見が交わされた。その後、夕食、交流・懇親会があった。知っている顔ぶれもいるので会話が弾んだ。
第2日 野外活動 Aコース 金華山(444m)登山(みちのく潮風トレイル) Bコース 金華山黄金山神社1260年の歴史を探る
私たちはAコース6班で出発した。金華山港船着場から黄金山神社まで車道を登る。天気よく結構な斜度があり途中衣服調整する。金華山神社に参拝したあと沢コースを登る。鹿という捕食者がいるためトゲ植物が多い。タラの木の大きいのに驚く。イバラ、ガマズミ、サンショウ、キンカサンアザミなどが残っており、またその刺が大きい。シダやクリンソウも多いが毒があるので鹿は好まないとは言え最近はクリンソウも食べられているとのこと。一輪クリンソウが残っていた。大木の多いのに驚く。昨日の講演内容がよみがえる。八合目から展望が開け太平洋を見ながら歩く。頂上には大わだつみ神社があり展望台で昼食。鯨の竜田揚げ入り特性弁当でした(右写真)。ススキの秋景色の中下山、船で鮎川港へ戻って解散となった。約4時間コースである。  感想 前日発でテント泊したが夏用シュラフだったので寒くて眠れなかった。集合場所の鮎川港(あいかわこう)への道路は東日本大震災の爪痕がまだ残っており、復旧も途中である。海側の道路は流されてしまったので山側に新しい道路を建設中である。金華山も民宿があり人も住んでいたが今は神社関係者のみ住んでいる。基調講演で詳しいことを知ることができた。また鮎川港は鯨の港ということを初めて知った。津波は鯨のモニュメントのてっぺんまで来たという。津波被害が収まらないのに台風被害が追い打ちをかけ、集客もできず地元の大変さがよくわかった。黄金山神社は3年続けてお参りすると一生お金に不自由しないといわれている。登山途中にはベニバナシャクヤクが咲いているというので6月にもう一度来たいものと思った。

11/9  大岩,碧岩(西上州) 記:「こなっち1」
居合沢荒れた遊歩道 三段の滝 碧岩から大岩 大岩から碧岩
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)  天候:晴、
<ルート>日帰りピストン (6時間50分 休憩含) 累積標高差±805m、累積歩行距離5.8km
<行程>8;10熊倉登山口−8:50三段の滝9;00−9:15碧岩沢出合−(950P尾根)−10;15コル10;30−11;10碧岩11;20−11;35コル11;45−11;50三又−12;15大岩12;55−13;30三又−(ケルン)−14;00碧岩沢出合−14;30三段の滝14;40−15;00熊倉登山口
<詳細報告> 上州も紅葉の季節で好天、今年の紅葉の色付きは今一つなので期待はせず、大岩、碧岩、三段の滝に出掛けた。熊倉登山口は先客が3台であるがまだ余裕で駐車出来、三段の滝を目指す。居合沢沿いの滝までは遊歩道のはずであるが、歩道、橋は至る所で流されており、最初からルートファインディング状態で何とか滝にたどり着いた。滝上碧岩沢出合から左俣の沢筋を詰めるルートのはずであるが、道は流され右尾根のピンクリボンと踏跡を辿り急登で碧岩手前のコルに到着、途中碧岩からの下りの3人のパーティーと出会うが、矢張りルート探しに四苦八苦しているようだった。小休止後ザックをデポし碧岩を目指す。ロープが張ってあり難なくピークを踏んだが、5m程の2本目は振られるので下りは念の為懸垂で降りた。三又から大岩の稜線は紅葉が綺麗で、山頂手前の岩場の細尾根を慎重に登り大岩に着いた。山頂は晴れ渡り、立岩、鹿岳、四ツ又山、浅間山、麓の熊倉集落が見渡せた(写真左上)。下りは三又からケルン経由で碧岩沢出合に回ったが、このルートも途中大きな崩落、沢手間で道が流されており苦労した。

11/3-4  蒜場山・宝珠山 記:「みつまん」
<メンバー> CL「はしだ」、「まちこ」、「あんまん」、「ともさん」、「くりさん」、「みつまん」
新潟下越の蒜場(ひるば)山と宝珠山へ行った。蒜場山はアップダウンの多いハードなルートだが、飯豊の山々を眼前に眺めることができた。 宝珠山は良いハイキングコースだった。今回は2泊3日で2つの山を歩いたが、天気に恵まれて下越の山を楽しむ事ができた。その周りにも面白そうな山がいっぱいあるようだ。もう少し近いと有り難いのだが。

<<3日蒜場山>>
非常に急な登り下りの連続 烏帽子岩前の岩場 「通行危険」崩落地 展望の良い岩稜
<ルート数値>距離 11.8Km 累積標高 +1,430m,-1,430m 所要時間 9時間25分 (休憩込)
<行程>駐車場6:50 - 登山口7:00 - 9:06岩岳(標高932地点)9:20 - 10:18烏帽子岩10:33 - 標高1197地点11:07 - 山伏峰11:36 - 11:53蒜場山山頂12:30 - 山伏峰12:42 - 標高1197地点13:00 - 13:31 烏帽子岩13:40 - 14:25岩岳14:32 - 登山口16:05 - 駐車場16:15
<詳細報告> 前日15:30鹿沼発。約4時間で車中泊予定地の加治川ダム公園に着いた。トイレは立派な建物だったが使用不可になっていて、仮設トイレが2基置かれていた。水は「飲めません」となっていたが豊富な沢水が引かれていた。翌朝5:30起床。 登山口はダムを渡って対岸にある。最初から急登が始まった。25分程登ると少し緩やかになった。そこには何に使ったか分からないが壊れた鉄ローラーが捨てられていた。昔、鉱山があったらしいのでその名残かもしれない。また急登が始まり尾根は狭くなった。「倉見平」という標識があったが平らな場所はごく狭い。ただ、西に尖った俎倉山が見えたのでその名が付けられたのだろう。標高900m近くで西に雲海を見るとすぐ標高932m地点についた。岩岳という山名板がある。東に蒜場山が見えるがまだまだ遠い。ひとまずエネルギー補給。そこからは急な登りだけでなく急な下りもでてきた。今は紅葉の時期なのだが色は茶が多く冴えない。岩場になった。ロープの次にクサリがでてきてそれを登ると烏帽子岩だった。岩からは360度の眺望が楽しめる。岩から山伏峰の間には崩落箇所が多く、「通行危険」の鉄板が付けられている。転落したらどこまで落ちるのだろう。怖がりの私は下を覗くこと無く、灌木を掴んで慎重に歩を進めた。だが、小さなピークが幾つもあって「あれが山伏峰か」という期待は何度も裏切られた。やっと、右手に見えていた尾根が近くなり合流して山伏峰についた。そこから15分で山頂に到着。山頂では、途中私たちを追い越していった5-6人の登山者が休んでいた。 山頂からは飯豊の山脈が望める。大日岳・烏帽子岳・北股岳。北股岳の右下には梅花皮小屋も見えた。杁差岳まで見える。この山から飯豊まで歩く猛者がいるらしいが、私には遙か遠い山に見えた。北側には二王子岳。西には五頭山、南には御神楽岳。東には磐梯山を初めとする福島の山々。ゆっくりとやまなみを見ているわけにはいかない。暗くなる前に下山しなくては。 下山開始。慎重に危険地帯を通過して烏帽子岩に戻った。危険地帯の写真は登りでは撮れていなかったが下りではいくつか撮れているので少しは余裕が出てきたのかも知れない。しかし、次第に脚に堪えてきた。岩岳からは急な下りが続く。ヘロヘロになる前に何とか登山口まで下りることができた。 下山後は、寿の湯で汗を流して安田地区のスーパー(刺身の安価で大満足)・コンビニで買い出し後、奥杉村キャンプ場に入って車中泊。

<<4日宝珠山>>
最初は急な階段 尾根からは佐渡も見えた 宝珠山からの急な下り きれいなブナ林の尾根
<ルート数値>距離 5.1Km 累積標高 +550m,-550m 所要時間 4時間 (休憩込)
<行程>駐車地8:05 - 登山口8:15 - 8:30城山8:40 - 赤松山8:50 - 9:55宝珠山山頂10:30 - 11:30赤松山11:40 - 城山11:50 - 登山口12:00 - 駐車地12:05
<詳細報告> 6:00起床。森林公園の駐車場を目指すが入口が分からず、林道に入って城山の北側の広くなっている路側帯に駐車。林道を少し戻って登山口。そこは計画していた登山口より標高で150m以上高い位置にある登山口だ。かなりズルをしたことになる。突端から急な階段で昨日の再来かと心配したがすぐ歩きやすい尾根になった。城山、三角点をすぎると、きれいなブナ林の尾根だ。標高540m辺りで岩の尾根にでて、そこからは佐渡まで見えた。標高550mピークは八咫柄山(やたがらやま)という名前がついていた。その先は非常に急な下りと登りで宝珠山山頂につく。山頂は狭く岩だらけで、地蔵様が祀られている。そこからはほぼ360度の眺望が楽しめるのだが、佐渡方面は少し木が邪魔をしている。北東には大蛇山が聳えていて尾根には整備された登山道が見えた。登山道は菱ヶ岳・五頭山まで続くらしい。南にはきれいな三角形の菅名岳、その背後には粟ヶ岳が聳えている。南東には御神楽岳が見える。 一気に下山。途中何人もの登山者に行き交った。人気の山らしい。 下山後は「かのせ温泉赤湯」で汗をながした。疲労回復に有効な温泉らしく、気のせいか筋肉痛が和らいだような気がした。帰路では那須から紅葉渋滞に巻き込まれたが19時ころに鹿沼帰着。

10/27  荒船山 記:「きたや」
荒船山が見え始める 修行のためか洞窟の前に神社の跡らしき基石6個 急登20分 トモ岩(四阿)の展望台で浅間山
行塚山山頂 下山の紅葉 一杯水 送迎車から見えたトモ岩と行塚山
<メンバー>「きたや」他 計8名
<ルート数値> 距離9.2Km、累計高度+735m・-731m、所要時間5時間34分(休憩込)
<行程>登山口8:27→一杯水10:00→トモ岩(四阿)10:28→行塚山(荒船山) 11:16→トモ岩(四阿)12:26→一杯水12:53→登山口14:01
<詳細>山荘あらふねに宿泊。送迎車で登山口へ。宿では雨だったが濃いガスに代わっていた。雨の影響は登り1か所トラバースルートが崩れており(トラロープで危険表示あり)、踏跡をたどって尾根筋にエスケープした。一杯水は滝となっており、橋が崖から離れていて水を汲むのは危険。ここから岩場交じりの急登20分、ロープはあるが濡れていて要注意。トモ岩入り口は浅間山の見え始める展望地だが、木でクロスしてある。クレヨンしんちゃんの作者の事故現場と聞いておもわず後ずさり。 トモ岩(四阿)は休憩所の前に展望台と方位版があり、浅間山が大きい。トイレは閉鎖中。ここから行塚山まで平地。行塚山は木が茂り展望はない。帰った宿からはガス の中、八ヶ岳が顔を出していた。
〈追伸〉山荘あらふねは佐久市振興公社経営で、登山者コース(昼食おにぎり込) 7728円。駅から宿から登山口まで送迎車サービスがうれしかった。

10/27  表妙義 記:「ありさか」
白雲岳方面 大の字裏側 ヘリがやってきた 奥の院で滑落事故
岩迫る 車道に出ました
<メンバー>「ありさか」
<ルート数値> 距離13.3km 累計高度(+) 1,851m 累計高度(-) 1,845m 行動時間:5時間14分 休憩2時間29分
<行程>道の駅みょうぎ登山者駐車場9:31-大の字11:50-)11:10奥の院下(事故現場直下11:40 -妙義神社12:37-第一見晴12:30 -第二見晴12:50-天狗の評定14:50~15:20-第一石門15:55-一本杉16:11-道の駅みょうぎ登山者駐車場17:12
<詳細> 群馬〜長野の際の奇景が気になっていた念願の妙義山へ出かけました。 表妙義縦走へと向かったところ、奥の院で事故があり急遽、中間道へコースを変更。 事故現場手前には10名以上の登山者が足止めとなっていました。ルートの見回りをしている地元の方の話では、日陰になる雨後の岩は乾き難く、染み出しで濡れた岩は滑りやすいので上部の岩場で滑落したのだろうとのことでした。 その後、中間道で出会った数名の稜線登山者の話では濡れた岩は滑リやすい状況とのこと。その後のヤマレコにも同日の様子がアップされており、濡れた岩が滑ると報告がありました。 中間道は、妙義から石門まで約5kmの間に景色の良い見晴が2ヶ所あり、いずれも白雲山側が良く見える良い立ち寄りポイントでした。 ルートの足元は危ないところは無いが、それなりのアップダウンで標高差300mほど登り、 累積標高がいつの間にか積み上がり、なかなか歩きごたえがありました。 ラストは大砲岩近くの岩頭、”天狗の評定”から四方の岩の眺めを満喫。 石門を下り、車道、登山道5km程度を自走して道の駅に戻りました。

10/27  頭殿山 記:「みつまん」
カラマツ林を登る 稜線にでると今年一番の紅葉 山頂にて 山頂から朝日連峰
<メンバー>CL「はしだ」、「まちこ」、「あんまん」、「こなっち1」、「こなっち2」、「みつまん」
<ルート数値>距離 8.2Km 累積標高 +820m,-820m 所要時間 6時間 (休憩込)
<行程>登山口8:18 - 10:00水場 - 10:35稜線分岐 - 11:39頭殿山山頂12:10 - 12:52稜線分岐 - 13:15水場 - 14:18登山口
<詳細報告> 前日に山形に向かったが、事故で本宮IC・二本松IC間が通行止めとなり、2時間近く余分にかかってしまった。白鷹町の道の駅で仮眠。
当日、朝日鉱泉に向かった。朝日川沿いの林道は一部砂利道だったがほぼ舗装されていた。ただ、道幅が狭くて、対向車が来ると面倒なことになりそうだったが、幸いなことに対向車はこなかった。もう少しで朝日鉱泉に到着する所で、5-6台の車が路側帯に駐車していたので、私たちもそこに駐車した。先に来ていたのは吊橋の冬支度にやってきた地元の方だった。積雪に備えて吊橋の板を外すらしい。外した後は枠だけになるので、通行はかなり難しくなるようだが、自己責任で通行可能との事。高所恐怖症の私には通行は無理だろう。駐車地の少し上に登山口があった。その左に広めの駐車場もある。登山口から少し入ると廃林道にでる。林道は随所に亀裂が入って、崩落している箇所もある。ジグザグに標高をあげて、30分ほど歩いて山道に入る。杉の植林地に付けられた急な山道だ。カラ松が増えてくると道は明るくなり、キノコもチラホラ見られた。その上はきれいなブナ林だった。地形図で南にぐっと入り込んでいる谷が水場だった。飲んでみた。冷たいのは心地よいのだが味はよく分からない。樹間に鳥原山斜面の紅葉が見える。また、大朝日岳も見えた。右手に小さく小屋も見えた。稜線にでるときれいな紅葉が見られた。今年の紅葉はどこも色づきが悪いが、ここの紅葉は今年見た中では一番だった。地形図では稜線を実線の道が通っている事になっているがその道は完全に藪化していた。頭殿山に到着。祠があって、その前に山名板が落ちていた。大朝日岳は先ほどは山頂まで見えたのだが、すでに雲に覆われてしまっていた。小朝日岳・鳥原山はよく見え、鳥原小屋も白く輝いていた。ただ、残念な事に曇り空で東斜面の紅葉は輝いていなかった。 30分程休んで下山。
今回見られたキノコ。カラ松林でハナイグチ、ブナ林でムキタケ、ナメコ少々。その他多くのキノコを見たのだが名前はわからない。花なら写真を撮って後で名前を調べようとなるのだが、まだまだキノコは私の写真対象になっていない。
下山後は、五百川(いもがわ)温泉で汗を流した。その日は地区の「お祭り」だということで入浴料はタダだった。

10/21  南面白山 記:「みつまん」
ブナを見ながらエネルギー補給 谷筋のガレ場を登る 山頂にて ブナ林の山道
嫌〜なトラバース道 水量が多いと怖そう 渡渉 トラバースもスイスイの夫婦
<メンバー>CL「はしだ」、「あんまん」、「なかがわ」、「こなっち1」、「こなっち2」、「みつまん」
<ルート数値>距離 11.2Km 累積標高 +1,050m,-1,050m 所要時間 8時間 (休憩込)
<行程>面白高原駅前7:15 - 7:57スキー場内登山口8:02 - 8:44標高982地点近くで休憩8:55 - 9:48南面白山山頂10:20 - 11:55権現様峠12:05 - 14:20長左衛門平分岐14:35 - 15:15面白高原駅前
<詳細報告> 前夜に面白高原駅へ向かった。紅葉川左岸の車道は車1台がやっと通れる幅しか無く、「はしだ」さんのハンドル捌きが冴えた。幸い前方から車が来る事無く駅前に着くことができた。少し遅くなった食事を済ませて仮眠。 翌朝、登山準備を済ませた頃に電車の音がした。早速、駅上の鉄橋へ向かい俄「撮り鉄」になる。鉄橋からは峡谷の2段の滝を眺めることも出来た。
山行開始。スキー場跡に向かう。ゲレンデ跡には少し花の時期が過ぎたコスモスが咲いていた。そこからは南面白山はお椀を伏せたように見える。ゲレンデをほぼ直登して標高を稼ぐ。振返ると鳥海山、かつて残雪期に登った葉山がきれいに見えた。また三角形に尖った大畑山が好気をそそる。約40分で登山口となり山道が始まるが、すぐまたゲレンデにでた。少し廻り込むようにきれいに刈り込みされたゲレンデ跡を登ると山道になった。そこからはきれいなブナ林で目も心も癒やされる。標高982地点近くで休んでエネルギー補給した。 その先では沢筋のガレ場を登るがかなりの急登だ。ただ、岩は滑る事無く歩きやすい。ガレ場を登り切ると傾斜が緩やかになり山頂に到着した。 山頂に到着すると、まず正面の大東岳が目に飛び込んでくる。そこから南に目を転じると1216峰のきれいな笹尾根が見える。その奥には蔵王が続いていた。小東岳は本当に小さく、1216峰より目立たない。
山頂で大休止して権現様峠へ向う。紅葉の時期なのだが、黄葉が冴えない。茶が目立つ。今年は夏の高温が9月にまで続いて、紅葉生成には不向きな年だったようだ。下りはかなりの急降下でストックでバランスをとりながら慎重に下る。傾斜が緩やかになるといくつもの小さな沢を横断した。
権現様峠で休憩してこのコースのハード地帯に入っていった。小さな渡渉はさておき、大きな渡渉が2箇所ある。渡渉地点には赤ペンキで印がついていて、踏み石を伝って渡れるのだが、もう少し水量が多いと流れに入っていくしかないかもしれない。しかし、その渡渉以上に私が苦労したのが足元の不安定なトラバース道だ。事前の情報である程度は覚悟していたのだが、峠から分岐までの半分以上が嫌なトラバースだった。滑ると谷まで落ちそうだ。気楽なハイキングコースと思い入り込んだ人は肝を冷やすことだろう。
無事、駅前の駐車地まで下山できた。平日なので我々だけだけかと思ったが、下山間近で単独男性に追い越され、下山後に靴を履き替えていると3人降りてきた。 下山後は、天童高原経由で風呂に向かう。こちらの道は昨夜の道より遠回りにはなるが、道幅が広めで安心できた。道の駅で買い物をして予定していたIC近くの風呂に到着するが、工事休業。久しぶりに風呂なしで帰路についた。8:30頃に鹿沼に帰着した。
今回の山行は11Kmで8時間の山行となった。怖いトラバース道があり疲れたが、紅葉がもっと映える年なら再訪もあり得るかも知れない。ブナ林ではキノコを少し見ることができたが、キノコを楽しむにはもっと早い時期が良いようだ。

10/20  赤城山 記:「さとう」
黒檜中間付近より大沼と地蔵岳 黒檜山を振り返る 駒ケ岳にて 快適な稜線歩き
<メンバー>「ひなぎく」、「ともさん」、「さとう」
<行動記録>  小山5:30-大沼(大洞駐)7:40/7:55-登山口8:10-黒檜山9:35/10:25-駒ケ岳11:10-覚満淵12:20-駐車場13:00
(距離:7K 所要:5H 累計標高差:580) 
<内容> 台風19号の被害でアプローチの道路状況が心配、事前調査で赤城山方面は問題無さそうなのでトレーニング山行に出かけた。時期的には紅葉の適期、だが登山口への道すがら、感激する様な紅葉は見られない。今年の紅葉は何処も今一という状況である。大沼の大洞駐車場は結構車が多い、さすがに紅葉時期の日曜日は人出が多いものだ。道路を15分、黒檜の登山口へ、急登一直線、猫岩付近まで上がれば展望良し、眼下の大沼、対岸に地蔵岳、何パーテーにも追い抜かれ、やっと稜線に着。北にわずかで黒檜の山頂だ、展望場所まで足を延ばし大休憩。天候は晴れだが、遠くの山々は雲を被っている。人気の山とみえツアー客などで賑わっている。冬でも人の多いのがうなずける。下山ルートは南への駒ケ岳への稜線をたどる。気持ちの良い稜線歩きで駒ヶ岳、やはり人は多い。さらに南へ行くと駐車場への下山路着、時間も余裕のため、初めての路、さらに南へ下るルートを選ぶ。ふみ跡が薄くなるが、マーキングを頼りに降りれば覚満淵の南の駐車場に出た。草紅葉の綺麗な覚満淵の周遊コースを散策する(左写真)。秋の風情を満喫し駐車場に戻る。さすが車が満杯、バスも多い。帰りの道路も時間が早いにもかかわらず、車はつながっていた。 

10/17  大小山・大坊山 記:「さとう」
妙義山ルートの岩場 見晴しからの展望 山頂 ハギの花が主役
<メンバー>「ひなぎく」、「さとう」                               
<行動記録>  小山6:00-阿夫利神社6:50/7:10-大小山8:00-番屋10:00-大坊山11:00/11:15-神社入口11:35- NHK電波塔12:50-下山分岐13:15駐車場13:50    <距離10K  6:40分 累計高度800M>                                    
<内容> 被害甚大な台風19号(10/12)の去ったあと、不謹慎かと思いつつも里山低山を歩いた。 途中の道路状況が案じられたが、大小山登山口へは幸い通常のルートが使えた。途中の道路は台風当日は大雨が溢れ大変な状況になっていた場所だ。駐車場はさすがに先行車は2台ほどであった。駐車場すぐ右の妙義山コースをたどる。途中、岩稜が出てくる様になると展望もよくなる。 ひと汗かく頃大小山山頂に着、誰も居ない。今日は大坊山への周回をするため岩稜の稜線を北西に向かう。病院と養護学校を眼下に臨みながら、越床峠を越え番屋にて休憩。やはり誰も居ない。つつじ山を過ぎると広々とした山頂の大坊山に到着。さすがに途中数人と出会う。南への下りのルートを行く。神社まで降りると しばらく道路歩きだ、直進ルートが無く団地を回り込みながら、台風の大雨の名残りを感じながら田んぼの道を対岸の大小山への稜線を目指す。道路歩きに疲れたころNHK電波塔への沢沿いの登りにかかる。稜線のルートは藪が無く歩き易い。電波塔を過ぎ右側下にゴルフ場を見ながら小ピークに着くと、阿夫利神社への下りの案内あり。最後の1ピッチで神社の駐車場に無事到着。今回のルート、陽だまりハイクや新緑の時期にも楽しめるでしょう。  
(写真:右上:彼岸花が一輪、左:どう見ても毒キノコ) 

10/15  白岩岳 記:「みつまん」
登山口 倒木をすり抜ける 静かな山頂 岩手山、秋田駒など眺望は良し
<メンバー>CL「はしだ」、「まちこ」、「くりさん」、「きたや」、「みつまん」
<ルート数値>距離 7.8Km 累積標高 +750m,-750m 所要時間 5時間40分 (休憩込)
<行程15日>登山口9:40 - 10:50標高676地点 - 13:14白岩岳山頂13:18 - 13:20行太展望台13:40 - 14:53標高676地点 - 15:20登山口
<詳細報告>
14日 秋田の和賀岳・真昼岳登山を計画して、鹿沼を11時にでて真木林道の避難小屋を目指したが、倒木のため辿り着けず。なんとか近くのバンガローに宿泊することができた。目的地は白岩岳に変更して、ジオグラフィカに地図をセット。またヤマレコからgpxファイルをダウンロードしてそれを参考ルートとすることにした。こういう場合、印刷した地図では間に合わないが、デジタル地図は対応がしやすいのが利点だ。
15日 入角沢の林道を登山口へ向かう。ひどい悪路に閉口するが、「はしだ」さんのハンドル捌きで、なんとか登山口まで進むことができた。 歩き始めるとすぐ、先日の台風の影響なのだろう、大きな倒木があったが、なんとかすり抜けることができた。登山道は、最初は割と歩き安かった。その歩きやすい道に油断して気付いたら参考ルートから大きく外れてしまっていた。参考ルートは地形図の破線道を辿るようになっている。戻ってその破線道を確認したが藪化していて歩きづらそうだった。今まで歩いてきた道を進んだ方が楽に歩けそうだ。その道が白岩岳に続いている事を信じて進むことにした。これで30分ぐらいのロスタイムとなってしまう。 登山道は杉林のなかを進む歩きやすい道で、ピンクテープも適宜付けられていた。周りがブナ林になると傾斜が少しきつくなって尾根に到着する。その辺りに壊れた標識が地面に落ちていて、それに白岩岳を読み取れて安心した。その登山道が白岩岳に続いていることは間違いない。ブナの紅葉(写真右上)は始まっていたが、葉が茶色い部分があって見応えのある紅葉とは言えない。でもそれなりに楽しむ事はできる。登山道は尾根を通らずに右下をトラバース気味に続いていた。特に標高1000mあたりのトラバース道は道幅が狭くかつ不安定になって歩きづらい。少し歩きやすくなるとすぐ好展望地に着いた。そこは「行太展望台」というらしい。山頂はそこではなく数分歩いた先にある。山頂からは眺望は無いので、写真を撮ってすぐ展望台に戻った。そこで大休止。北側の展望が開けていて、岩手山、秋田駒、八幡平、森吉山などがきれいに見渡せた。休憩後、一気に下山。 今の季節、花はアキノキリンソウやリンドウの咲き残りを少し見るぐらいだった。そのかわり、きれいなキノコを少し見ることができたのは幸運だった(写真右上)。 下山後、本日の宿泊地に直行。温泉で汗を流してからビールを味わった。
16日 真昼岳登山の予定だったが、登山口への林道入口で通行止めになっていた。こちらも倒木原因らしい。仕方ないので、抱返渓谷観光にきりかえた。ところが、そこも神社周辺しか歩くことができず、早々に引き上げた。道の駅で土産を買って、横手IC近くで稲庭うどんを味わってから帰路につく。17:30頃鹿沼帰着。 今回は計画通りの山行は叶わなかったが、来年花の時期(7月中旬)に再挑戦したいものだと話し合った。そうだ、和賀岳は花の百名山なのだ。その時期に行かなくては!!

10/10  会津駒ヶ岳 記:「みつまん」
小屋前のベンチから駒ヶ岳 中門岳への天空の回廊 平らな中門岳山頂 紅葉
<メンバー>CL「あんまん」、「みつまん」
<ルート数値>距離 14.5Km 累積標高 +1,260m,-1,260m 所要時間 9時間35分 (休憩込)(コースタイム8時間)
<行程>滝沢登山口駐車場6:17 - 8:03水場8:13 - 9:54駒の小屋10:15 - 10:38駒ヶ岳山頂10:52 - 11:30中門池11:40 - 11:45中門岳11:58 - 12:03中門池 - 12:48駒の小屋13:00 - 14:10水場14:30 - 15:52滝沢登山口駐車場
<詳細報告> この山行は、1ヶ月近くブランクのある「あんまん」さんが足慣らしの為に計画し、私がそれに加わったもの。私にとっては初めての会津駒ヶ岳で紅葉を楽しみにしていた。
前夜に檜枝岐村に入り車中泊。 当日は4:30に起床して6:00頃に駐車場に到着した。駐車場は、平日なのでガラガラだと予想していたが、既に満杯状態で手前の路側帯への駐車が始っていた。仕方なく路側帯に駐車する。理由は不明だが滝沢登山口から100mぐらい手前のゲートが閉じていた。空いていれば奥に10台以上駐められるのだが。
登山口から急登が始まる。紅葉が始まってることに期待していたが完全に期待外れだった。しかし、ブナの樹林は気持ちいい。背景の青空がまたすばらしい。今朝はかなり冷え込んだので重ね着していたが、30分も歩くと暑くなって脱いだ。水場入口前は広くなっていて休むのに好都合で大抵の登山者が休んでいく。私たちも休んだ。水場からは傾斜が少し緩やかになって歩きやすくなるが、私たちのスピードは一向に上がらない。登山口からはすでに10人以上に追い越されている。左手に山脈が見えてきた。日光白根山はすぐ分かる。四郎岳の特徴的な山容もすぐ同定できる。男体山は日頃見慣れた形ではなく、山頂が随分と平に広く見える。もう少し頑張ると駒の小屋が見えてきて駒ヶ岳の山頂部も分かるようになる。登山道は草紅葉の稜線にでる。そして、そこからは木道を歩まねばならない。標高があがるときれいに見えるのでは無いかと期待していた紅葉は大外れだった。しかし、青天に映える稜線は素晴らしかった。
駒の小屋で大休止。ツアー客らしい20人ぐらいのグループが駒ヶ岳方面から降りてきた。聞くと昨日は燧ヶ岳に登ったらしい。100円寄付して小屋のトイレを借りる。トイレの窓から富士山が見えた。登りの途中で、下山中のおばさんに「今日は富士山が見えますよ」と聞いていたので、どこか眺望のきく場所はないかと探していたのだがその場所はトイレの窓だった。燧岳の左奥にかすかに富士を見ることができ、嬉しくなった。 エネルギー補給して駒ヶ岳に向かう。山頂に向かう木道は急で歩きづらいがすぐ山頂にでた。大きな山名板と記念写真を撮る。山頂は樹林が邪魔して眺望がきかないが燧だけは見えるようになっていた。 山頂を少し北に下ると中門岳への稜線がきれいに見えた。草紅葉の稜線は「天空の回廊」だ。左には越後駒ヶ岳、中の岳、荒沢岳がハッキリと見える。右手には山頂から枝分かれした稜線が、大戸沢岳、三岩岳へと続いている。ゆっくりとその眺望を楽しみたいが、中門岳へ急がねばならない。 起伏の少ない天空の回廊を進むと大きな池塘があり、中門岳の立派な標識がある。標識には「この一帯を云う」という断り書きが追加されているが、実際の中門岳山頂はもう少し先にある。標識のある池塘は中門池というらしい。そこから数分で中門岳山頂に着いた。なだらかな山頂で木道が周回していて、休憩用のベンチもあり、7−8人の登山者が休んでいた。私たちも少し休んだ。駒ヶ岳〜大戸沢岳〜三岩岳の稜線を眺めながらいつか歩いてみたいものだと思った。 駒の小屋まで戻って、再度トイレ休憩。
下山開始。 後ろからどんどん追い越されるが私たちのスピードは変わらない。水場入口で大休止。水場に行ってみる。途中急な箇所もあるが、往復5分でおいしい水が確保できるのは魅力的だ。入口に戻って休んでいると、下山してきた女性がベンチに倒れ込むように横になった。声を掛けると転んで手をくじいたらしい。歩くことはできるというので先に下山することにした。 光線の加減か、登りで見たよりは、ダケカンバ、ブナの葉が黄色く見えた。追い越される度に、先ほどの女性の様子を聞いた。「ゆっくりと歩いていた」というので少し安心する。15時を過ぎると登山道は少し薄暗くなった。 無事下山。駐車場の車は少なくなっていた。路肩で靴を履き替えていると、先ほどの女性が下山してきてホッとする。
アルザで汗を流して帰路につく。 今回の山行は、紅葉は残念だったが、青天をバックにした草紅葉の稜線は感動ものだった。次回は花の時期に訪れたい。

10/5  太郎山周回 記:「ありさか」
山王帽子山に向かう 男体山と戦場ヶ原 小太郎山 太郎山
お花畑跡 靴の履き替え 立派な林道から見上げる 紅葉
<メンバー>「ありさか」  
<行程>小山7時15分発、光徳駐車場9時過着 光徳駐車場9:34?山王帽子山登山口10;39?山王帽子山11:38?小太郎山12:57?太郎山13:25-13:57?梵字飯場跡15:43?光徳駐車場16:15
<ルート数値>距離 16.1km 時間 06:41(休憩込み) 最低高度 1,411m 最高高度 2,365m 累計高度(+) 1,300m
<報告>体調と天気を考慮して、短めのルートを選択。天気予報通りで日差しを受けると暑い。山王峠まで1時間弱の登り。笹原越しに見る山王帽子山の中腹は、所々紅葉が始まったばかりで見頃はしばらく先の様子。山王帽子山への登りは傾斜がキツく足に効く。80m程度下り、小太郎山までは標高差340m程度でこの登りも足に効く傾斜でジリジリと標高を稼ぎ山頂に到着する。 小太郎山山頂は、昼時で10人以上の人出で賑わっている。天気良く、男体山、白根山、燧ケ岳など周辺の山がよく見える。若干の岩場を超えて太郎山へ。時間が遅いせいか静かな山頂で遅めの昼食を摂り、花畑方面に下山開始。 花畑ではドローンで撮影の仕事をしている方に会い、しばし撮影の様子を見せてもらう。新薙を超えると傾斜の強い下りがしばらく続き、だんだんと緩くなって1時間程度で林道に到着。未舗装から舗装路に変わったところで履物をワラーチに変えて光徳駐車場に帰還。

10/5-6  大天井岳 記:「ともさん」
紅葉の間に蝶ヶ岳常念岳 槍ヶ岳が姿を見せる 合戦山から見上げる 燕山荘
イルカ岩 燕山荘でコーヒータイム 歩いてきた道 テント場から槍ヶ岳
蛙岩 大天井岳への道 大天井岳山頂 常念岳 山の神にて
<メンバー> CL「ともさん」、「やまぐち」、他1   
<10/4(金)>10:50田沼庁舎ー11:50藤岡市役所ー14:10穂高駅14:43ーバスー15:45中房温泉泊
<10/5(土)>活動時間9時間50分 活動距離12.6km 累積標高+2026m/ー621m
6:00中房温泉登山口ー9:00合戦小屋9:30ー10:40燕山荘10:50ー11:15燕岳山頂11:25ー11:50燕山荘12:20ー15:10大天荘ー15:25大天井岳山頂ー大天荘泊
<10/6(日)>活動時間6時間45分 活動距離11.5km 累積標高+460m/ー1999m 6:00大天荘ー8:45常念小屋9:20 ー12:35一の沢登山口
<詳細報告>
10/4(金)穂高駅駐車場14:43発のバス(1700円)に合わせて田沼を出発。駐車場からは私達3人だったが駅で満席になった。林道に入ると雨が降り出し明け方まで降っていた。本日の中房温泉泊登山者は30人くらい、中高年がほとんどだった。温泉につかり早めに就寝。
10/5(土)6時に登山口へ行くと多くの人が準備をしていた。登山届けを出して出発。北アルプス入門ルートだけあってやはり登山者は多い。抜いたり抜かれたりしながら高度を上げる。三代急登と言われるが要所に休憩どころのベンチがあるのでさほど辛さは感じない。富士見ベンチを過ぎると紅葉した木の間から蝶ヶ岳常念岳や大天井岳が見えてきた。傾斜が緩やかになると程なく合戦小屋到着。小屋もトイレも建て替えられて綺麗になっていた。ここからは紅葉が見頃で燕山荘まで紅葉を楽しみながら進んでいく。合戦山からは視界も開け餓鬼岳や鹿島槍ヶ岳を見ながら最後の一踏ん張りで燕山荘に到着。目の前に穂高槍ヶ岳から裏銀座立山までが飛び込んできて何回来ても歓声が上がる。今回燕岳は4回目。4回とも快晴とはなんとラッキーなことか。11時前に着いたので、空身で燕岳をピストンしてくる。荷物が無いと足取りも軽い。燕山荘に戻りエネルギーを補給して大天井岳へ向けて出発。こちらのコースに入ると一気に登山者は減った。槍を眺めながら本当に気持ちの良い空中散歩。時折振り返ったりしながら景色を楽しむ。槍への分岐手前で休憩を取り大天荘への最後の急登を登りきり本日の長い行程が終了。荷物をデポして受付する前に山頂を往復。10分ほどで山頂に着き360度の展望で大満足。景色を堪能して小屋に戻る。ここでもまた地元山岳会の方に出会う。私は磁石があるようで山で知り合いに会う確率が本当に高い。燕山荘は満室だったそうだが大天荘はゆったりで小屋の雰囲気もとても良い。食後、食堂はランプの喫茶室になり談話室ではラグビーのサモア戦で盛り上がっていた。部屋も個室に仕切られたスペースに私たちのみでゆったりと過ごせた。
10/6(日)5時の朝食を済ませて6時前に外に出ると槍ヶ岳が朝日に照らされている。なんとか天気は持ちそうだ。6時に出発して右手に槍穂を眺めながら本日も気持ちの良い稜線歩き。百高山の東天井岳のピークにも立ち寄る。徐々に雲が湧き出し、常念小屋に着く頃は真っ白になってしまった。タクシーの予約をして一の沢を下山開始。急坂を下る途中雨が降り出しカッパを着る。双六の時と同じく雨の中のただひたすら我慢の下山だった。 登山口にはすでにタクシーが来ていてカッパを脱いで乗り込んだ。タクシーは予約があっただけ登ってきていて下山してきた順に乗せているらしい。単独の女性と相乗りしたので4人で割ることができた。(4910円)穂高駅駐車場に戻るとスカスカだった駐車場がいっぱいだった。三股登山口途中にあるほりでーゆ?四季の郷(550円)まで足をのばし汗を流して帰路についた。 今回は余裕を持った入山で大正解。朝発のバスはしゃくなげ荘で待っていた人は4台乗り過ごして5台目に乗ってきたとか、夜12時に都内を出てきたパーティーは一度登山口駐車場に来たものの車が停められず下に戻ってタクシーで来て1時間ロスしたとか、タクシーが予約いっぱいで取れなかったとか耳にした。 今回の山行も大満足でした。  

10/5  三本槍岳 記:「ウッチー」
ゴンドラ スキー場を出発 中の大倉尾根 大岩附近
清水平方面 三本槍岳山頂 朝日岳方面 三本槍を下る
<メンバー> 「ウッチー」(CL)、「わたなべK」(SL)、「おちあい」、「たむら」、その他7名   
<行程>10/5 岩舟5:00−佐野IC−那須IC−7:00 7:45-ゴンドラ〜スキー場分岐〜赤面山分岐〜北温泉分岐(清水平)〜10:30三本槍岳11:00〜北温泉分岐〜赤面山分岐〜ゴンドラ〜13:30マウントジーンズスキー場P−那須湯本(泊)??   ??
10/6 那須湯本10:00−上河内IC−佐野IC−14:30岩舟?
<報告>所属のランニングクラブの合宿ということで紅葉ハイクに出かけました。スキー場からゴンドラを利用して中の大倉尾根を往復と比較的歩きやすいコースを選び紅葉を満喫しました。紅葉の混雑を見込んで早めの出発としましたが、午前中は曇り空で風が強く人の出だしが遅れているようでした。ゴンドラを降りて登山開始。ここ1400m付近は紅葉には早く、それがスキー場分岐あたりのゴヨウツツジが色づきはじめ、中の大倉尾根の緩やかな登りではハイマツの緑と紅葉のコントラストは見事でした。登山者は北温泉分岐(清水平)まで来ると増えますが普段でもさほど混雑のないこのコース。のんびり歩くことができました。三本槍岳の最後の登り、この辺がいちばんの紅葉の素晴らしい。疲れを忘れさせてくれる風景です。山頂は20人くらいの登山者でにぎわっていました。でも風が強かったため、私たちは北側の少し降りた登山道わきでゆっくり休みました。強い風も下山するころにはおさまり、のんびり来た道をスキー場まで下りました。今まで紅葉シーズンの那須方面は混雑していて足が遠のいていましたが、時間と場所を選べばのんびり山行ができることが分かりいい収穫でした。  

10/6  御嶽山 記:「こなっち1」
飯森高原から御嶽 飯森高原から乗鞍 賑わう女人堂 八合目紅葉
黒沢登山道 覚明堂 山頂直下登山道 御嶽山頂
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)   天候:晴時々曇
<ルート数値>距離8.1km、累積標高差±1,106m、(7時間45分 休憩含)
<行程>7;10鹿ノ瀬−(ゴンドラ)−7:20飯森高原−8:30女人堂8;45−10;15覚明堂−11;00剣ケ峰(山頂) 11;50−12;10二ノ池−12;25覚明堂−13;30女人堂13;40−14;30飯森高原−(ゴンドラ)−14;55鹿ノ瀬
<詳細報告> 期間限定ながら黒沢登山道から山頂への立入規制が一部解除されたとのことで、噴火前かねてから計画していた御嶽山を訪れた。紅葉シーズンで7時から運行するゴンドラも30分前には既に長蛇の列、飯森高原からは、木曽駒方面にはガスが掛かっているものの、晴れた山頂、乗鞍がすっきり見渡せた。八合目女人堂付近はナナカマドなどの紅葉が真っ盛りで賑わい、石室山荘に向かう急登の登山道も混雑しており、時折渋滞する。九合目覚明堂を越えると荒涼とした草木の全く無い山頂部が姿を見せるが、ここでも山頂に伸びるガレ場の登山道は人の列だった。山頂部にはシェルターも設置、奥社、石段も真新しく整備され、多くの登山客で賑わっていたが、八丁ダルミ、大滝頂上山荘、一の池辺りは、未だに当時の爪痕が残っている様に見えた。すっきり快晴というわけにはいかないが、まずまずの天気の下、大休止後二ノ池に立ち寄り山頂を後にした。下山後は開田高原にある“やまゆり荘”の茶褐色の温泉にゆっくり浸り、帰路につきました。  

10/6  御座山 記:「さやま」
紅葉には早かった 山頂 山頂は岩場です 不動の滝 チョロチョロ
<メンバー> CL「はしだ」、「まちこ」、「いしさか」、「さやま」   天候:曇
<行程>栗生登山口8:00→不動の滝9:00→11:00御座山山頂(2112m)11:25→不動の滝12:30→栗生登山口13:20
<詳細報告> 日本二百名山のひとつ、御座山に行ってきました。読みは、「おぐらさん」と読むそうです。 八ヶ岳などが望めるとのことで、期待して行きましたが、天気はあいにくの曇りでした。紅葉にもまだ早かったようです。 登山口が何ヵ所かあるようですが、栗生登山口より登りました。こちらのルートは不動の滝を通るルートです。滝自体はそれぼどおおきなものではありませんでした。 山頂近くは切り立った岩場になっております。残念ながら雲が晴れずに、眺望を臨むことは出来ませんでした。 しかしながら、適度な急登や岩場などがあり非常に楽しい登山となりました。  


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