2022.05.02-08 九州百名山 

<メンバー>CLともさん、ながおか、<やなぎさわ>
<概要>
ともさん企画の九州百名山( 久住山、祖母山、阿蘇山、韓国岳、開聞岳) 五座と鶴見岳山行に参加した。

1日目、当初の計画では、由布岳登山を計画していたが、当日の諸事情で急遽、由布岳から鶴見岳に変更した。翌日の久住山登山行程の長丁場を考慮し、登りはロープウェイ、下山を歩行とした。(湯布院ダビデの館泊)

2日目、長者原ビジターセンターに駐車、事前に予約していたタクシーで牧ノ戸峠登山口まで移動、久住山、法華院温泉、坊ガツル、雨ヶ池越、長者原ビジターセンターまで縦走した。体力温存の為に、1日目を鶴見岳に変更して正解だった。(祖母山神原駐車場泊)

3日目、前日に神原登山口駐車場に入ったので、当日の駐車場の心配が無く、朝の行動も素早く出来たので良かった。早立ちしたことで、祖母山頂上ではのんびりと過ごせた。宮崎県側の北谷登山口からの登山者が多かった。(休暇村南阿蘇キャンプ場でテント泊)

4日目の阿蘇山は、4月27日に阿蘇山の噴火警戒レベルが2から1に下がり、仙酔尾根ルートが通行可になったので、メンバーで相談し、当初計画の草千里からの烏帽子岳、杵島岳登山を仙酔尾根ルート登山口から高岳、中岳、仙酔峡ロープウェイ登山口まで周回登山に変更した。

中岳火口の巨大な噴火口からは、激しく噴煙が吹き上げているダイナミックな風景を間近に見、現在も活発な活動を続けている中岳に怖さを感じた。阿蘇山登山後えびの高原に移動、途中人吉に立ち寄る。(えびの高原キャンプ場泊)

5日目、えびの高原は早朝から風雨、事前に計画していたコースを韓国岳ピストンに変更し出発した。硫黄山近くの登山道で、硫黄の匂いが鼻につき苦しさを感じたので、マスクの上に手を当て急ぎ足でそこを通り抜けた。天候が悪いので山頂での展望はなかったが、百名山の韓国岳を登頂できて良かった。指宿市に移動し、(かいもん山麓ふれあい公園ログハウスキャンプ場泊)

6日目、早朝は霧雨、天候は回復の予報だが、駐車場から見上げた開聞岳頂上には雲が掛かっていた。出発時間が早いと山頂からの絶景を見ることが出来ないが、どうしたものだと話しあい、早立ちし、頂上でゆっくりしながらガスが取れるのを待つという事で話がまとまった。五合目の展望所から池田湖、七合目辺りで長崎鼻が、九合目から枕崎方面が薄らと眺められた。頂上に着くと周りはガスに覆われ、期待した景色が望めなかったので、ガスが切れるのを期待し頂上で暫く待つことにした。頂上ではやはり、ガスが取れるのを待つ登山者が十数名いた。開聞岳山頂で、偶然にも百名山81座目という少年に出合い、ともさんも81座目ということで大感激だった。頂上で1時間近く待ったが、ガスが切れそうにない為やむなく下山、ところが数十メートル下った辺りで青空が見え出した。このチャンスを逃したくないので頂上に引き返し、頂上からの絶景を写真に収め、そして絶景を目に焼き付け下山した。(ゲストハウス まちかど泊)

ゴールデンウイーク中天候に恵まれた事で、計画した九州百名山五座に登頂でき本当に良かった。

5月2日(月)鶴見岳 

<ルート数値>時間 2時間43分(休憩込)距離4.0km +91 -888

<天候>晴れ

<行程>ロープウェイ13:19―山頂駅13:22―鶴見岳13:36/14:00―

火男火売神社15:24/30―ロープウェイ登山口16:03

<詳細>宇都宮3:20、佐野BT4:20発で羽田空港に向う。朝一のバスは渋滞が無いので羽田空港には予定の時刻には到着した。羽田発大分行き7:45に搭乗し、予定通り9:25大分空港に到着した。事前に予約していたレンタカーを借り、先に送っておいた荷物を受け取りに杵築のクロネコに向かった。

一日目は由布岳に登る予定だったが、一般道を走行したため由布岳登山口までに時間が掛かってしまった。高速を利用しなかったことを後悔する。登山口に到着すると、駐車場に救急車、消防車、パトカーが止まり、由布岳頂上付近でヘリが旋回していた。遭難事故が発生し救助を行っているところだった。現地到着が遅れたこと、遭難救助の様子を見たりしていたために時間も過ぎていったこと、早朝からの移動で寝不足気味などの諸事情や、明日の長時間行動の久住山登山の事も考慮し、急遽鶴見岳に変更し、鶴見岳には登りをロープウェイ、下山を歩行とした。ロープウェイ(片道1,000円・乗車時間10分)鶴見岳山頂は1300m山頂駅からスタート、くじゅう連山や別府方面を眺望しながら遊歩道を散策、鶴見岳頂上からは西方にくじゅう連山、由布岳、東方に別府湾・由布岳、南方に城島高原が望め絶景だった。下りは火男火賣神社に方面に下山、鶴見岳直下は急勾配で気をつけながら下った。1000m辺りからは傾斜も緩くなり、火男火賣神社を通りロープウェイ駐車場に予定通りに着いた。

湯布院市街のスポーツ店でガス1個購入し、宿泊場所(ダビデの館)に向かった。

5月3日(火)久住山

<ルート数値>時間 8時間18分(休憩込) 距離15.2km +997-1289

<天候>晴れ

<行程>長者原ビジターセンター6:45(タクシー移動10分)―牧の戸峠駐車場6:55―登山口7:00―星生山8:47―久住山小屋9:24久住山10:00―天狗ヶ城10:38/41―中岳10:56―久住分れ11:48―法華院山荘13:00―坊ガツル13:23―雨が池越14:14―長者原ビジターセンター15:20

<詳細>

湯布院町ダビデの館を6:00出発、6:50頃には長者原駐車場に着いたが、登山口駐車場が満車だったので、まだ空きがありそうな公衆トイレ側の駐車場に停めた。ここにも次々と車が入って来ていた。久住山の人気がうかがえた。今回は、牧の戸峠登山口から長者原ビジターセンターの周回コースを歩くので、長者原に車を置き、事前に予約しておいたタクシーで牧の戸峠登山口に移動、(約7km・7分 乗車料・手配料込5,000円)牧の戸峠駐車場に着くとここも満車状態、手前の路肩にも何台もの車が停まっていた。予定通り登山口(1330m) を7:00に出発、沓掛山(1503m)星生山(1762m)へゆっくり歩き、ちょうど良いウォーミングアップになった。天気が良いので、景色が遠くまで望め気持ちの良い歩きだ。星生山からの展望は、南側は扇ヶ鼻や九住山にさえぎられ見えない、北側から硫黄山を眼下に湯布院方面が望めた。6月星生山のミヤマキリシマの咲く様子を想像し、いつの日かその時期に来てみたいと思った。星生山から久住分かれ避難小屋までの下りは露岩で慎重に下る避難小屋は令和2年秋にリニュアールオープン、構造は木造、大分県産材使用だそうだ。避難小屋前で小休止し、九住山山頂に向かう。山頂に向かう登山者は多いが密になることはなかった。10:00には山頂に着いたので、混まないうちに登山者に写真を撮って貰った。山頂は、遮るもののない360°の展望、山頂から見渡すくじゅう連山の山並みが美しかった。その後天狗が城(1780m)から九州最高峰中岳(1791m)に向かった。中岳には御池を眼下に直登コースで登った。中岳山頂からは坊ガツル湿原、平治岳、大船山の眺めが広がり、眼下の御池越しには久住山、星生山、稲生山が眺望でき、九住山の織りなす美しい景色に大満足だった。中岳で大休止、最初の計画のコースは登山禁止になっていたので、久住分かれに戻、法華院・坊がツル方面に向かう。ここから150mほど下る、下っている途中に、Yさんが遥か先を歩く登山者が転び、跳ね飛ぶ様子を見て大丈夫かと心配したが、歩き出した様子が見て取れ安堵した。このルートは流石に人が歩いていない静かな場所だ。私も同じ場所で転びかけた。ここは岩だらけの景色で、歩いて行くコースには大きく黄色い丸のペンキが岩に塗られていた。まるで黄色の水玉模様のようだった。左手に硫黄岳を望みながら、荒涼とした登山道を歩いた。12:28諏蛾守越分岐に到着、法華院温泉方面に向かった。右手には三俣山がそびえている。暫く歩いていると右手前方にゴリラが横向きに座っているような岩が見えてきた。思わずゴリラだと叫んだ。1400m辺りで坊がツルが見えてきた。法華院温泉まで残り100m、 ここから17分程で法華院温泉の裏手に出た。法華院温泉は坊がツルにすぐ傍にあり、5月、6月には山麓から咲き上がるミヤマキリシマを見に訪れる登山者が多くいる。長者原登山口から2時間歩くとたどり着けるので、ファミリーにも人気の場所のようだ。法華院温泉での宿泊者、法華院テント場、坊がつるテント場に大勢の人がいた。九州自然歩道で通り雨ヶ池越を通り、長者原登山口に15:15に着いた。登山口に着く間にも数十人の登山者に出会った。私たちからするとこんな時間にと思うような時間に、幼子連れの家族も登っていた。九州は日が長いので、関東の私たちとは時間の感覚が違うのだろう。

下山後、長者原近くの星生温泉山恵の湯で汗を流した(1000円)久住から翌日の登山地、祖母山神原登山口駐車場に向う。途中竹田市内のスーパーで買い出しをした。神原登山口駐車場が解りにくかったが、無事に着いた。20台しか駐車できない駐車スペースが空いているか心配だったが、数台の空きが有りホッとした。綺麗なトイレも有り駐車場は整備されている。登山口にも近く整備された場所なので、ここに変更し良かった。

5月4日(水)祖母山

<ルート数値>時間 7時間15分(休憩込)距離8.2km +1172 -1176

<天候>晴れ

<行程>神原登山口駐車場5:15―祖母山登山口5:18―御社の滝5:45―5合目小屋

5:53―いのち水7:29分岐7:58―祖母山山頂8:45/10:015―5合目小屋

11:54/12:00―祖母山登山口12:23―神原登山口駐車場12:30

<詳細>4:00起床5:15出発

出発時は少々肌寒さを感じた。歩き始め10分程は杉林の中を歩く。沢が近くなるにつれ自然林の中を歩く。五合目小屋までは軽快に渓流沿いを歩く。途中に滝も出てきて綺麗だった。五合目まで来ると暑くなりだす、衣服で調整。途中下関から来られたという登山者数人と一緒になった。暫らくは、抜きつ抜かれつで歩く。私たちは、45分程で五合目小屋に着いたが、後方の方達は、のんびりゆっくりのようだった。五合目小屋外で小休止、ここから先少しずつ登りが始まる。五合目から暫く階段が続く、階段の幅が微妙なので歩きにくかった。五合目過ぎた900mあたりから少しずつ急登になりだした。950m付近で、小さい沢をミニ渡渉し、木の階段を渡った。この先から1486mまで急登が続いた。途中に鳥がさえずると鳥の名前を教えてくれるYさん、何度も教えてもらうのだがなかなか覚えられない。新緑も花も綺麗だった。7:58国観峠に着いた。北谷登山口からの登山者もいた。8:45祖母山頂に着いた。祖母山は登山口が数箇所あるので、頂上は登山者が多い。登山者が多くならないうちに写真を撮って貰った。祖母山は、熊本、大分、宮崎の3県にまたがる山なので、各県の代表する山々が見えるのだが、事前に調べてこなかったので、知りたい山がわからず困っていたところ、宮崎県の方が、とても詳しく教えて下さり助かった。ともさんが、福島から車で来たというご夫婦に話しかけていた。今日も早立ちしたので、山頂で余裕のある時間を過ごせた。10:00下山開始、1530m辺りで、下関からこられたメンバーと行き会ったので、お互い挨拶をして別れた。下山時の急斜面は危険なので、慎重に下った。

明日は阿蘇山登山だ、阿蘇に移動途中唯一あったお食事処、陽目の里名水茶屋で昼食をとり、月廻り温泉(600円)で入浴、スーパーで食料を買い出した後、休暇村南阿蘇のオートキャンプ場に行った。オートキャンプは車がテント傍に付けられてとても便利だったが、家族連れの方が多かったので、お子さんが寝た後大人が遅くまで騒ぎ少々騒がしかった。明日も早たちの為、早めに就寝した。

5月5日(木)阿蘇山(高岳・中岳)

<ルート数値>時間3時間38分(休憩込) 距離5.7km +738-734

<天候>晴れ

<行程>仙酔峡登山口6:00―高岳7:48/8:02―中岳8:13/22―火口

東展望所8:38ロープウェイ跡8:51―仙酔峡登山口9:38

<詳細>最初の登山計画では草千里を起点に烏帽子岳、杵島岳を登る予定にしていた。4月27日阿蘇山の登山規制レベルが2から1に引き下げられ、仙酔峡からの高岳・中岳登山が可能になった。メンバーで充分に話し合い、当初の計画を仙酔峡からの登山に変更し、計画の変更を各山岳会に連絡した。今朝は早めの出発、テント撤収で周りの方に迷惑がかからないよう静かに撤収した。休暇村を5:00に出発、1時間くらいで仙酔峡駐車場に着いた。今日も天気は良さそうだ。仙酔尾根ルート登山口から出発、登山口入口のミヤマキリシマが満開で綺麗だった。仙酔尾根取り付き前の山肌にも満開には程遠いが、少し咲いていて目を楽しませてくれた。950m付近で仙酔尾根に取り付いた。996mから急登に突入、ここから眼下に見える駐車場方面の景色が綺麗だった。左手に尖った岩山の鷲ヶ峰と虎ヶ峰がそそり立っている。クライマーには人気の山だそうだ。仙酔尾根は、デコボコした熔岩礫の連続なので、十分に気を遣いながら登り、久々の急登の岩稜登りを楽しんだ。この時間帯での登山者は少ない。時間が早いと前後の登山者を気にすることなく歩きを進められ、展望も楽しめるのでとても良かった。雲は多少あるものの、時間が経過するに伴い青空も見え出して来た。6:50中間点1210m付近まで登って来た。高岳の稜線まで標高にして380m程の登り、岩稜帯を楽しみながら高度を上げた。途中3名の登山者と行き合った。1名の男性の方と暫らく同時進行で登る。高岳の稜線に出ると風が強く寒かったので、上着を着た。稜線上には10人位の登山者がいた。7:48高岳山頂1592.3m、山頂は風も強く肌寒いので、急いで写真に収まった。高岳から86m下り中岳へ、中岳から中岳火口から白く吹き上げる噴煙を間近に見ることができたが、いつ噴火するかわからない活火山に怖さを感じた。中岳火口から一キロ範囲内は一時規制が敷かれていて入れないのだが、中岳からの下りで、ルート場に入山禁止のプレートが無かったため、規制の内外がはっきりとせず、入山規制されているルートに入り歩いてしまった。迂回ルートが作られていたようで、そこを確認していれば良かったと反省した。8:50仙酔峡ロープウェイ乗り場跡に着いた。1060m辺りで小休止、9:38仙酔峡登山口に着いた。

中岳から見えた草千里に行くことにした。草千里駐車場は満車状態、駐車場待ちの車が続く、運良く駐車場に早めに入れた。熊本名物いきなり団子を二人に進めると、美味しいと言って食べてくれ嬉しかった。草千里ビジターセンターに入り、少しの時間センターの方に阿蘇山についての説明をして貰った。この方たちが仙酔コースの迂回ルートを作ったとのことだった。 草千里から歩いたコースをじっくりと眺めた。暫らく粗食だったので、草千里のレストランで高級食の赤牛ステーキ丼を食べ、次の目的地宮崎方面に向かった。宮崎に向かう途中に人吉に立ち寄り、令和2年7月の九州集中豪雨後の市内を見て回った。人吉元湯で入浴(300円)後、人吉のスーパーで買い出し、その後えびの高原キャンプ村に向かった。キャンプ村のケビンまで車が入り、大変便利だった。えびの高原は、しだいに天候が悪くなって来た。Yさんが、ケビンの外で一所懸命に焼いてくれたお肉が最高に美味しかった。

5月6日(金)韓国岳(霧島山)

<ルート数値>時間3時間7分(休憩込)距離5、1km +561-561

<天候>風雨

<行程>駐車場6:50―韓国岳登山口6:54―硫黄山火口展望所7:27/35―避難小屋7:53/59―韓国岳山頂8:30/35―硫黄山火口展望所9:24―韓国岳登山口9:58

<詳細>えびの高原は前日から天候が下り坂、雨足が強くならないうちにキャンプ場のケビンから荷物を車に詰め込えびの高原駐車場(1日500円)に移動、早朝なので駐車場は10台程停まっていた。新設されたトイレの踊り場が広く、人がいなかったので雨天での登山準備場所として大変役に立った。トイレの踊り場に、これからトレランなのか6、7人が集まっていた。天候が悪いため、計画通りのコースを歩くか、韓国岳ピストンにするかを皆で検討、安全登山を心がけるため韓国岳ピストンとした。韓国岳登山口に移動、登山口から40m程進んだ辺りの硫黄山登山口は入山禁止区域になっており硫黄山から流れる火山ガスを避けるため、硫黄山展望所まで迂回ルートになっていた。1200m付近で、硫黄山からの火山ガスが登山道に流れてきたため、マスクの上に手を当て急ぎ足でその場を抜けた。1375mの硫黄岳展望所は天候が悪いので展望なし、硫黄岳から吹き上げる火山ガスのゴーという音が耳に付いたが、この場所には火山ガスは流れていなかった。硫黄山展望所から三合目まで新緑の映えて美しい樹林帯の中を歩く。少しではあったが、ミヤマキリシマも咲いていて目を楽しませてくれた。五合目休憩場で小休止、Yさんが3年前に登りに来た時には休憩所はなかったとのこと、休憩所はとても綺麗で、木の香りが漂い休憩していて気持ちが良かった。五合目辺りから九合目までの間に、ミヤマキリシマの木が生えていた。開花時期を想像しながら歩いた。韓国岳山頂直下は岩場になる。 2分程で頂上に着いた。山頂では強めの風が吹いていて、天候が悪いため景色も望めないので、写真だけを撮り登山口に下る。登山中に出会った登山者は7名程、ミヤマキリシマの開花する時期は混雑するだろう。天候は良くはなかったが、韓国岳に登頂出来て良かった。

えびの高原の小川沿いに自生し、国の天然記念物に指定されたバラ科のノカイドウ(野海棠)世界でえびの高原のみに自生しているそうで、見頃は5月上旬の一週間程度、このノカイドウ(野海棠)を見て霧島温泉方面に下り、霧島観光案内所で入浴できる施設のパンフを貰い、同じ施設内にある食事処トントン亭で昼食をとり、日帰り入浴も可能な旅行人山荘で登山の疲れをとった。(入浴料550円)指宿市に向かう途中で霧島市塩浸温泉龍馬記念公園を見学し、指宿市に向かう。

指宿市内のスーパーで食料を調達し、17:00前にはかいもん山麓ふれあい公園ログハウスキャンプ場に着いた。

5月7日(土)開聞岳

<ルート数値>時間6時間17分(休憩込)距離7、8km +896-894

<天候>曇りのち晴れ

<行程>ふれあい公園駐車場5:34―開聞岳2合目登山口6:02―4合目6:30―

5合目6:48―7、1合目7:38―仙人洞7:41―8合目7:47―9合目8:09―

開聞岳山頂8:29/9:58―仙人洞10:24―開聞岳2合目登山口11:51

<詳細>九州百名山登山最終日もいつものように4:00起床、朝食をとり、ログハウスの荷物を整理、登山の準備を済ませ駐車場に移動し、管理棟でログハウスの鍵を返却した。管理棟専用の登山届に記入し提出する。駐車場からの開聞岳山頂は5合目辺りまで雲の中だ。管理人の方に今日の天候を聞いてみたところ、徐々に回復していくだろうとのことだったので、暫く待ってから出発か、早立ちして頂上ゆっくり時間を過ごすかメンバーで相談し合った。天候は回復に向かうので早立ちに決まり、5:30に登山口に向け出発した。駐車場(標高120m)には20台程の車が止まっていて、駐車場は車中泊禁止の紙が貼られていた。ここから昨日宿泊したキャンプ場内を抜け、車道を歩き20分程で2合目(標高200m)登山口に着いた。ここから3、5km(標高差724m)を登っていく。雑木が生い茂り、抉られた狭いガレ場のような砂利が敷かれたような登山道を3合目、4合目と進む。5合目(標高520m)展望所から眼下には薄らではあったが、田園風景や南東に長崎鼻、北東に池田湖が眺められた。晴れていれば遠くに大隅半島が望めるのだが、ガスが掛かり景色は望めない。2合目から登り出してから1時間半程で、ようやく周囲の景色を標高の高い場所から見渡すことが出来る7合目に着いた。山頂に近づくに連れ登山道も狭く大小の岩がゴロゴロし、雨上がりの登山道に気をつけながら歩いた。7合目を過ぎると仙人洞があり、昔近くにあった寺の山伏がここに来て修行をしたそうだ。8合目、9合目と傾斜もきつくなり大岩がゴロゴロし、所々に切れそうなロープ、壊れた木の梯子の代わりに鉄梯子が取り付けられていた。9合目辺りに着くとガスが時々切れ、景色も頻繁に楽しめるようになった。9合目から距離にして400mで頂上だ。9合目過ぎた辺りの展望の聞く場所から薄らと枕崎方面が望めた。少しずつ雲も流れ、雲の切れ目から景色も望めるようになって来た。山頂直下には、鉄の梯子と太めのロープが設置されていたが、ロープは利用せず鉄梯子で登った。ここから頂上まで52mの標識ゴロゴロとした大きめの岩の上を慎重に歩く。御岳神社で参拝し、8:28山頂に着いた。この時間の山頂からの景色は薄らと雲の中、頂上にいた方に写真をお願いした。頂上には10名程の人がいたが、皆さんガスが取れるのを待っている様子だった。山頂で大休止、ともさんが何やら親子連れに声かけしていた。男の子は開聞岳が百名山81座目とのこと、なんと偶然なことにともさんも同じく81座目だそうで大興奮、お子さんのお父さんがともさんに百名山81座目登頂のプレートを貸して下さったので、プレートを持ち男の子と一緒に記念写真を撮り喜んでいました。1時間近く山頂にいたが、なかなかガスが取れないので諦めて下山開始、9合目手前辺りでガスが切れ始め景色が望めるようになって来たので、この様子では山頂も景色が見られるのではと引き返すことにした。山頂に着くと青空が覗き展望が良くなっていたので戻ってほんとに良かった。十分に眺望を楽しんだ後、10時頃に下山開始し、下りはより慎重に下った。途中二十人程の登りの登山者とすれ違った。12:00頃には駐車場に着いた。

九州最後の百名山開聞岳登山が晴れでほんとに良かった。海越しに端正な開聞岳の山容を見られるのは長崎鼻だけなので、長崎鼻に向かった。岬から眺める開聞岳はほんとうに美しかった。その後お土産屋さんで教えて貰った日本最南端の西大山駅見学と指宿市内の食事処(さつま郷土料理・黒豚地鶏)に向かった。この食事処青葉で食べたチャンポンがとても美味しくて、今でも忘れられないでいる。又ここで対応されたお店の方が、我会のSさんに激似だったので大変驚いた。お腹を満たした後、砂風呂会館砂楽(1,100円)でまったりとした時間を過ごした。

その後、宿泊施設(ゲストハウスまちかど)に向かった。経営者の方は親切で部屋も清潔だった。夕食はゲストハウスの管理人方に教えて頂き、郷土料理のさつま味というお店で最後の打ち上げ(おやま祝い)をした。関さんからおやま祝いという言葉を教えてもらいました。夕食に行く前、ヤマトに立ち寄り荷物を送る。宿泊施設から歩きで行け、このお店は指宿では有名な老舗のようで、ここに入れてラッキーだった。

5月8日(日)

<詳細>指宿市ゲストハウスを7:00に出発、錦江湾公園の高台から桜島を眺め公園内の散策、コメダ珈琲に立ち寄り残りの時間を過ごした。その後レンタカーを返却10:05空港へ向かった。

鹿児島発11:40→羽田着13:20

羽田空港BT14:25→佐野BT16:00→宇都宮市BT17:00

ともさんには、九州百名山5座・鶴見岳山行企画・飛行機、レンタカー、宿泊施設の手配等大変お世話になり、有難うございました。天候に恵まれた一週間、無事九州百名座5座登頂できラッキーでした。

【追記】

九州百名山巡りにお付き合いいただきありがとうございました。自分たちの記録としてまた参考になればと費用の追記しておきます。

航空運賃往復26,480円 佐野羽田バス2,900x2 

レンタカー6日間トヨタアクア 46,020円 約800km走行ガソリン5500円 高速6170円

湯布院ダビデの館@4,854円素泊まり(3部屋岩風呂温泉付き) 

休暇村南阿蘇キャンプサイト料3,000円+管理料@600円

えびの高原ケビン1棟9,740円寝具なし かいもんふれあい公園バンガロー1棟寝具付き平日4,510円

指宿ゲストハウスまちかど@3,900円素泊まり

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