2022.03.29 社山

<メンバー>ながおか、かすかわ
<天気>曇りのちみぞれ後小雨
<ルート数値>05:47(休憩)距離11.7km 累計標高+865-867
<行程>立木観音P‐イタリア大使館別荘8:11-阿世潟8:59-阿世潟峠9:32-
1550m9:57-社山山頂(1826.6m)10:56-1550m11:35/40
-阿世潟峠12:05-阿世潟社山登山口12:20/25-立木観音P13:39

<詳細報告>前回赤城山雪山山行を経験したKさん、もう一度雪山に行きたいとのことだったので、雪山初心者に適した近場の社山に行くことに決め、Kさんの社山登山の要望を叶える為、登山計画を立て実行した。  
前日の天気予報は晴れだったが、 当日は気温低めの曇り空に変わっていた。立木観音駐車場からの社山方面を眺めると曇り空の中、社山が薄らと見え、天候がこれ以上悪くならない事を願い、立木観音駐車場をスタート、中禅寺湖畔沿いの遊歩道には わずかに雪が残り、阿世潟社山方面に向かうに連れ雪も多く残っていた。
安全の為、阿世潟社山登山口で軽アイゼンを装着、所々に雪が無い場所もあったが、1,300m辺りから雪の量も増え、北斜面のトラバースでは残雪が凍っていたので、アイゼンを履いている事で安心して歩く事が出来た。
阿世潟峠に着くと、なんと雪が無く驚いた。阿世潟峠の南斜面は雪が無く、北斜面の所々雪が残
っていた。この所の暖かさで、南斜面は暖かな陽射しで解けたのだろう。阿世潟峠(1,417m)から社山に向かう稜線を見上げると雪は無かった。しかしこの先がわからないので、安全、安心の為アイゼンは外さなかった。1,550m辺りで、とても元気そうで、健脚な単独行の年配女性に追い抜かれた。彼女も前日の天気予報では晴れ、当日の天候が曇り空に変わった事を残念がり、素晴らしい景色を見るのは次回にと言いながら私達を追い越して行った。
1,570m付近から稜線上の所々に残雪があり、アイゼンを外さなかったのは正解だった。Kさんは、赤城山雪山登山でのアイゼン歩行の経験があったので、アイゼン歩行に不安は無いようで、初めての社山の稜線を楽しみながら歩いていた。あいにくの天気、稜線上からの中禅寺湖、日光連山、足尾方面はガスの中、残念ながらこの辺りからの素晴らしい眺望を楽しむ事は出来なかった。
1,600m辺りから少しずつ天候が下り坂になり霧雨になった。社山頂上に近くなるとわずかにみぞれに変わって来た。 コメツガの葉先の水滴が凍っていて、シャンデリアのようで綺麗だった。社山山頂に着いても周りの景色はガスの中、天候が良くないので、休憩せず写真だけ撮り、雨具を着て自己雨量計(1,550m)地点まで足速に下った。
途中、社山山頂に向かう2組のパーティとすれ違ったが、その内の1パーティはアイゼンを付けていなかった為、先に進めず下って行った。この時期の山にはアイゼンは必須だ。
ここで(1,550m)暫く休憩、ホット甘酒で冷えた体を温めKさんから頂いたドーナツでエネルギー補給、力が湧いたところで下山開始、下りは速い、休憩場所から1時間で阿世潟社山登山口に着いた。中禅寺湖畔はすっかりガスに覆われ、午前中に見えていた日光連山もガスの中、立木観音駐車場に着く頃には、天候も霧雨から小雨に変わっていた。
今回、天候には恵まれ無かったけれど、Kさんが目的を達成する事が出来きたと喜んでいたので嬉しかった。中善寺湖畔の遊覧船、イタリア大使館別荘記念館、半月山荘船着場、阿世潟から先の遊歩道は4月1日オープンなので、この日の工程では数名の登山者とすれ違っただけで、時折鹿の鳴き声は聞こえるものの、静かな中での山行だった。
次回は新緑の時期に登ってみたい。

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