2022.03.15 宝篋山

<メンバー>くりさん、みつまん
<概要>土浦市の「小町の館」から周回。整備されたハイキングルートを歩いた。

<天気>晴れ
<ルート数値>距離 11.2Km 累積標高 +770m,-770m 所要時間 4時間40分 (休憩込)
<行程>小町の館駐車場10:00 – 10:38朝日峠展望公園 – 11:15小町山11:30 -11:50鬼越山 – 12:40宝篋山13:05 – 13:55東城寺14:07 – 14:40駐車地

<詳細報告>宝篋山には何度か訪れているが、土浦市側から歩くのは初めてである。土浦市に小野小町の伝承があることを今回初めて知った。小町の館周辺はきれいに整備されていた。
まず、朝日峠を目指した。「小町の館」から「朝日峠ハイキングコース」を奥に進み、民家の右から細い道に入った。その道を15分程登ると、「水飲み沢」に着いた。水はたくさん出ていたが、「この水は飲めません」の注意書きがあった。その先の分岐を朝日峠方向に入った。洗顔沢がありそこにも水が出ている。その先で舗装道に出て、少し進むと「朝日峠展望公園」に着いた。そこは稜線に広がる公園で、表筑波スカイライン脇にある。私たちはすぐ小町山方向に進んだのでその展望がどのようなものかはわからない。ただ、広い駐車場からも南方向に田園風景とその先の土浦の街並みを見ることができた。
小町山方面に向かうには随分と下った。地形図ではそんなに下らなくとも小町山に到達できそうなのだが、登山道は大きく下って行った。「ハート石」から登り返すが、この登りが今回で一番の急登だった。20分の登りで小町山に着いた。山頂には広場になっていて、ベンチが数基ある。東にはハングライダーの基地がある。山頂からは北方向に眺望が開けていて、筑波山が正面に見える。丁度、中腹が雲に覆われて、山頂が雲に浮かんでいるようだ。小町山からはスカイライン沿いの山道を進む。鬼越山へ立ち寄る。この山頂もきれいに整備されて休憩所できるようになっている。さらに山道を西に進むと、ゲートのある作業道にぶつかる。稜線の電波塔などの施設に向かう道で、歩行者はゲートの脇を通行できるようになっている。その作業道を30分程進む。くりさんによると、作業道を避けて稜線に忠実に進むことはできるが、藪の濃い場所もあるらしい。宝篋山の手前で作業道から山道に入ると数分で山頂についた。平日だが数組のハイカーが休んでいた。筑波山は見えていたが春の空気にぼやけていた。
宝篋山からの下りは常願寺コースをA-4地点まで下りそこから北に方向を変え、植林地内の山道に入る。地形図では大きな崖マークになっているが、その風景が見られるのはその山道を15分程下ってからである。崖には草木が茂っている。帰宅後調べると、そこは「新治段々」という採石場跡らしい。2002年まで砕石されていたという。広い作業道に出て、また、狭い山道に入り約10分で東城寺に着いた。立派な寺院だが、現在は無住で、土浦市が管理しているらしい。寺の右奥から再度山道に入り30分進んで小町の館が見える登山口に出た。そこから舗装道を回り込んで駐車地に戻った。
今回歩いたコースは良く整備されたハイキングコースだが、やたらと分岐が多く、所々に簡単なコース図があるのだが、分岐標識のない場所も多いので慎重に歩かないと迷うかもしれない。ただ、今回は慣れているくりさんが先導してくれたので、地図を見ずに歩けた。
宝篋山は低山の割には花が多い山だ。春のスミレが咲き始めていた。

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