<メンバー>ながおか、くりさん、みつまん(報告)
<概要>奥鬼怒縦走では根名草山からの下り、物見山からの下りは半端ない厳しさで大いに疲れた。しかし、日光沢温泉でのんびりして、快晴で静寂の奥鬼怒湿原を楽しむことができたのは良い思い出になりそうだ。下山後はバスで金精峠に戻ったが、これもまた面白い経験となった。
<天気>晴れ
<ルート数値>
1日目 距離 9.6Km 累積標高 +850m,-1,200m 所要時間 7時間10分 (休憩込)
2日目 距離 10.7Km 累積標高 +840m,-1,030m 所要時間 8時間 (休憩込)
<行程>
1日目 金精登山口7:05 – 7:40金精峠7:50 – 8:40温泉ヶ岳分岐8:45 – 9:48念仏平避難小屋10:05 – 10:55根名草山11:05 – 12:50手白沢分岐13:00 – 14:15日光沢温泉
2日目 日光沢温泉4:40 – 7:25奥鬼怒湿原南端7:40 – 8:25奥鬼怒湿原北端 – 8:50物見山9:10 – 11:30湯沢出会11:50 – 12:40大清水
<詳細報告>
今年の5月に四郎沢に行ったときに「くりさん」から奥鬼怒に行きたいという話があった。最初は1泊2日で金精からのピストンで考えていたが、大清水から金精峠へバスで移動できることが分かり、金精峠から大清水への縦走となった。また、23日出発で予定していたが天気予報が良くないので25日出発と変更した。これは大正解で23日は午後大雨だったようだ。
向野運動公園を5時に出発して、新4号、日光自動車道経由で7時前に金精トンネル東の駐車場に着いた。すでに満車近くになっていたが、道路北側に駐車することができた。
登山口から金精峠への急峻さは相変わらずだ。峠に着いて一休み。快晴の青空に金精山が映えていた。温泉ヶ岳分岐で休んでいると単独男性が温泉ヶ岳へ登って行った。我々は真っすぐ念仏平を目指す。比較的歩きやすい山道が続くが、念仏平が近づくと倒木や山道の崩落もでてくる。旧避難小屋近くの水場で休んでいると、先ほどの男性に追い越された。避難小屋で大休止。たっぷりとエネルギー補給。その先にバイケイソウの群落があった。ヨコシマTシャツの男性と行き交い、その先で根名草山で折り返してきた先ほどの男性に会った。「天気が悪くなりそうなので早めに下山します」という。根名草山に到着すると、雲がわいてきて、青空は狭くなっていた。我々も下山を急ぐことにする。
その先は私にとって初めて歩くコースだ。情報では崩落個所が3箇所あるという。最近の大雨で酷くなっていないか心配していたが、難なく通過できた。ただ、3箇所とも上部には不安定な岩がたくさん見られて、地震が起きないことを願いながら急いだ。手白沢への分岐からは急な下りが続く。下りながら今回の山行をピストンから縦走に変更して良かったと思った。今回の登山道は迷うような箇所は無かったのだが、終了直前に迷った。スマホで確認して、少し戻り、ワラビ畑に隠れていた踏み跡を辿ると日光沢温泉の上にでた。
日光沢温泉は古いが趣のある宿だ。山小屋と称しているが、浴衣が用意されていて、風呂には石鹸・シャンプーもあった。食事も豪華ではないが美味しかった。宿の主人の話では今日大清水から登ってきた客の話では湯沢出会では靴を脱いで渡渉したらしい。私たちもそれを覚悟した。
2日目は朝食を弁当にしてもらったので、弁当を食べて、早めに宿を出た。橋を渡ると小さな崩落個所があり、岩屑を踏みしめて超えた。その先にも崩れている箇所があり、これからもまだまだ雨の度に崩れそうな気配だった。その先から急登が始まった。オロオソロシの滝の展望台に着いた時には急登にウンザリし始めていた。昨日は適度に風があったのだが、今日は無風だ。朝まだ早いが樹林帯の登りは蒸し暑い。90分ほど頑張るとやっと傾斜が緩やかになるのだが、登山道が糠っていて歩きづらい。やっと、湿原の南端に着いた。ベンチには日があたっているので、他に誰もいないことを良いことに、日陰になっている木道に腰かけて大休止した。計画では湿原から鬼怒沼山を往復することにしていたが、それを取りやめるという提案に誰も反対しなかった。
快晴の湿原は気持ちが良い。花は少ないが、タテヤマリンドウが見頃だった。他に、ワタスゲ、オトギリソウ、キソチドリ、サワラン、キンコウカ、モウセンゴケが見られた。ただバイケイソウの大半は動物の食害に会っていた。鹿なら被害がもっと大規模になっていると思われるので、カモシカが食ったのだろう。湿原からは白根山が大きく見えた。湿原から約8Km離れているが、今日は空気が澄んでいた。しかし、北側の燧ケ岳はちょうど山頂に雲がかかっていた。湿原には池塘が多いが、浅いものばかりかと思っていたのだが、一番広い金沼は、木道から覗き込むと、かなり深そうに見えた。湿原北端近くで大清水からやってきたという男性に会った。朝早く出たらしいが8時に湿原に着いているのだからかなりの健脚なのだろう。渡渉について聞くと、石を投げこんで靴を履いたまま渡ることができたという。
物見山で休んでいると、先ほどの男性が追い越していった。そこからの下りは厳しかった。傾斜が大きく、大きな段差も多い。木の枝や根を掴んで下ったが、雨の日は絶対に歩きたくないコースだ。尾根を半分ぐらい下ると、傾斜が緩んでくれたので助かった。所々で南に展望が開けて、四郎岳の独特な姿が目に付いた。尾根下りコースタイム2時間を30分オーバーして湯沢出会に着いた。
川上には滝がある。かつては大木を使った木橋で渡れたらしいが、今はその木橋が使えなくなって渡渉するしかない。「くりさん」は滝の写真を撮りに行ってそのまま渡渉してしまった。だが、左岸は淵になってそのままでは林道に来れず、結局高巻きして林道にやってきた。私はストックでバランスを取って石伝いに渡った。多分男性が投げ込んだと思われる石が動いたので一瞬危なかったが濡れることなく渡れた。渡渉後、一休みして大清水へ向かった。
なんとか13時のバスに乗れたので、鎌田でゆっくりと風呂で汗を流すことができた。鎌田15:28発のバスで16:20頃に金精峠駐車場に着いた。
今回は下山後の風呂準備まで担いで歩いたのでザックが重くなった。私の場合で12Kgである。それで、登り下りではいつも以上に疲れたが、良い訓練にもなった。でも、風呂は車に戻ってから入るのが一番だ。
しかし、天候に恵まれて良い山行になった。日光沢温泉には今度は秋に訪れたいと思う。















