<メンバー>ともさん、ぐっちゃん、<やなぎ>
<概要> 燕岳、大天井岳の山頂をスルーしても、思った以上に厳しいものでした。西岳.双六岳を登る事ができ、また一度諦めた景色も見られのは良かったです。危険箇所も多かったのですが、ずっと天気が良くて助かりました。
宿泊代は「大天井割」があって、二泊目が2000円引きになります。表銀座縦走する方が減り、ルート復興の為始めたようです。
<天気> 晴れ、4日目は曇り
<ルート数値>1日目 9.4㎞ +1639m -615m 8時間07分(休憩込み)
2日目 8.4㎞ +1228m -803m 9時間10分(休憩込み)
3日目 12.7㎞ +852m -1636m 8時間55分(休憩込み)
4日目 9.0㎞ +39m -1220m 3時間47分(休憩込み)
<詳細報告> 1日目
燕岳登山口6:40-9:35合戦小屋10:00-11:10燕山荘11:30-14:47大天井ヒュッテ(泊)
前日穂高駅駐車場で車中泊をし、翌朝、駅前バス停より出発(歩いて8分程)。中房温泉には、すでに沢山の人々が準備をしていて、トイレも並んでいる。合戦尾根は、長い急登と今年の猛暑でかなりキツイ。ちょうどいい間隔でベンチがあり、広い休み所になっているのは、気分転換にもなり上手く出来てるものだ。燕山荘まで、とのかく人が多く、15名の団体の後ろにはどんどん渋滞が繋がって行く。第一ベンチからは、バテぬようにゆっくりだが自分達のペースで歩き順調だ。合戦小屋が近くなると、花崗岩が多い道となり、燕岳の雰囲気を感じる。合戦小屋では、待ちに待ったスイカで長めの休憩をとる。スイカ汁で顔がビシャビシャになるほどガツガツだった。まだまだつらい登りが続くが、展望が開けると槍の穂先が見えたり、花畑があったりすると楽しい。燕山荘からは絶景である。なかでも、特に槍ヶ岳の北鎌尾根の険しいギザギザに目を奪われた。この先からは、ずっ~と槍を眺められる平坦な道が続き、とても快適だ。コマクサは色あせて枯れ気味だが、沢山あった。斜面をうろつくサルの集団を見たが、熊を見なくて良かった。後で、蛙岩を横切った話を聞き驚く。切通岩を注意して下り、すぐに急な階段が続き、終盤の疲れた足は一歩一歩となる。ところが、大天井岳の巻き道は、30分以上の緊張しっぱなしで、疲れがその時だけ吹き飛んだ。崖っぷちの鎖の連続である。ザレ場に出て、大天井ヒュッテの赤い屋根が見えた時、安心した。部屋は個室で気兼ねなく、ゆっくり出来きたが、トイレの臭いはかなり辛かった。
2日目 西岳・槍ヶ岳
大天井ヒュッテ5:10-7:43西岳-ヒュッテ西岳8:04-11:07ヒュッテ大槍11:42-12:35槍ヶ岳山荘13:05-13:35槍ヶ岳山頂-14:20槍ヶ岳山荘(泊)
皆、体調良好で出発!私達は遅い方だった。今日はヘルメットで登る。穂高岳方面に朝焼けが広がり、徐々に槍ヶ岳に朝日が当たる。朝の山々は違う美しさがある。遠くに富士山、小さく筑波山までも見えた。
赤岩岳山頂は、「藪がひどいので入らないように」とあったが、山頂への道には気づかなかった。山頂を登る予定で来た年配の単独女性は、全く私達と同じコースで宿泊も一緒だった。抜きつ抜かれつつの間に顔見知りになった。それにしても、女性の単独行が意外と多いのにビックリ。西岳登頂には、体力温存したい所だが、往復15分で行けるのでデポして行く。もちろん絶景!北穂高、奥穂高岳と前穂高、それらにかかる吊尾根はかっこいい!の一言だった。戻り、眼下には延々と続く槍沢の中にババ平が見え、深い谷底には水の音しか聞こえない。「スケールがでかいなー」とつくづく思う。ヒュッテ西岳のすぐ先で、長いはしごや鎖があり、少しの間順番待ちとなった。水俣乗越からは、急な木の階段が多く、垂直梯子、鎖、ヤセ尾根とさらに厳しなり、気を抜かず慌てぬよう心がけていた。危険箇所が落ち着くと、花に目を向ける余裕が出来、イワギキョウ、アキノキリンソウ、ヨツバシオガマ、ウラジロタデ、ミヤマダイコンソウなどなど写真を撮る。ヒュッテ大槍でやっと大休止。しっかり食べて、水分を取り体を休め、元気回復させ、最後の踏ん張りだ。槍が間近に迫ると、踏ん張るどころか恐怖心と不安で一杯になりながら石ゴロゴロのトラバース道を歩いていた。遂に、初めて見る衝撃的な槍の姿に、即「無理だ、登れない」と思った。先に受付をし、ザックを置いて山頂を目指すのだが、私は待つ事にした。その反面、「ここまで来て登らないのか」と言う悲しさ。「高所は慣れ、気持ちの問題だ」と奮い立たせるが、決心がつかない。最後は、メンバーに勇気づけられて挑戦出来た。山頂でも最初は立てずにいたが、慣れてきて歩けるようになり、ドキドキしながらも、360度の大パノラマを楽しめた。下りは登り時程の恐怖心はなかったが、足元しか見られなかった。その後の乾杯は格別に嬉しいものでした。メンバーに感謝です。
夕食後、外は曇りで遠くで稲光がしており、「星は無理だな」諦めて部屋に入る。しかし、寝る前にも一度出て見ると、あの曇り空からは信じられない数の星だ。キラキラありすぎて、何が何だかさっぱりわからない。ただ、ただ、綺麗だ。星に詳しそうな若者たちの会話に耳を傾け、はくちょう座を見つけ出し、そこから夏の大三角形がハッキリとわかった。そして、そこに薄っすらとかかる天の川も見られた。
3日目 樅沢岳・双六岳
槍ヶ岳山荘5:42-9:25樅沢岳-9:47双六小屋10:20-11:20双六岳11:30-12:25双六小屋12:38-13:58弓折分岐-14:37鏡平山荘
5時の朝食を山荘で食べてから出発。今日は下りが多く体力的には楽と思ったが、そうでもなかった。距離がある上、ザレ場の急なくだりと、ザレたヤセ尾根と谷側の切れ落ちたザレ道は緊張する。滑ったら下まで行くな、とか、あの辺で止まるかな、など考える。段々遠のく槍ヶ岳を振り返えれば後光が差し、目の前には山々に映る槍の影をみる。日が昇ると、筋状の円盤型の雲(レンズ雲かな?)が現れ、4つ出来た。樅沢岳からはガスで何も見えなかった。槍ヶ岳方面もすっぽり雲の中になってしまった。
双六小屋で、ここの名物コーヒーを飲む。コーヒーは、ソーサー付きの素敵なカップに注がれており、深い山の中にいるのを忘てしまいそうだ。それに、槍ヶ岳山荘の焼き立てパンを添えて、至福のひとときだった。この辺りは晴れているいるのに、双六岳の山頂はガスっている。小屋でザックを預かって頂く。急登にもかかわらず身軽なので速い。途中の岩場にちょこんとイワヒバリが一羽じっとしていて、そこに親鳥が餌を運んできた。餌をあげるところを取り損ね、写真はとても難しいと思う。ちょっと、写真に興味を持った瞬間だった。広々とした稜線に「天空の滑走路」が一本の線となり、どこまでも続いているように見えた。槍は雲に隠されて、槍に向かって飛び立つ滑走路とはならなかったが、滑走路を使った遊び心は楽しい思い出となった。私が見つけられなかったクマゼミを、探して見せてくれた親子もいた。
広いテント場の横を通り鏡平山荘へ。真っ赤な実を付けたナナカマドが並ぶ道が素敵だ。ホシガラスもあちこちで飛んでいるが、ライチョウにはなかなか会えない。かなり広い花見平を過ぎた辺りから、雷鳴が時々後方でなり、心配したがいつの間にか消え安心した。
鏡平山荘に着くと、Sさんの娘さんが出迎えてくれて「元気だねー」と驚いていた。さっそく、抹茶あずきのかき氷を食べクールダウンだ。身体の熱も半分引き、じっくりと、メルヘンチックな美しい景色をボーっと眺める。そうしているうちにに雨が降り出した。「赤槍は見られないだろう」と思っていたが、食後しばらくして、見えてる情報があり鏡池へ。何とも美しい景色に興奮気味だった。赤く染まった槍ヶ岳、穂高岳が鏡池に映るのだ。自然の美しさに見入った。
平湯温泉から松本までのバスは予約制でした。
4日目 下山
鏡平山荘6:30-8:00秩父沢出会-9:00わさび平9:17-10:17新穂高ロープウェイ
草木が露で重たそうにしていて、登山道もしっかり濡れている。小池新道は歩きやすいように石がおかれていて、スイスイだった。娘さんも途中まで一緒に歩いてくれた。秩父沢はとても大きく、水が勢いよくゴーゴーと音を立てている。2ヶ所の橋が崩壊し、3ヶ所目の橋は新しい。そこから続く登山道も作られて間もないようで、踏み固められて無く柔らかかった。わさび平小屋では野菜、くだもの、飲み物が水で冷やされプカプカしている。トマトを一つ食べ舌つづみをうち、もう一個食べたかったが、いい値段なので我慢した。笠新道登山口から笠ヶ岳は、かなりキツイらしい。
下界は凄く暑く穂高駅からの徒歩は「暑い、暑い」の連発だった。










