<メンバー> さくま、ながおか、atsushi,ぐっちゃん
<概要> 晴れ間は少なかったが、山頂直下以外は、思った程気温が下がらず風も無く、とても助かりました。樹林帯の冬景色はとても綺麗でしたが、森林限界からの強風と冷えは厳しかったです。赤岳鉱泉には登山客が多くいました。小屋は賑わってましたが、テント場は静かで自分達だけの時間を満喫しました。写真は会員報告に載せました。
<天気>くもり、時々晴れ
<行程>1日目 八ヶ岳山荘9:20-美濃戸山荘10:58-南沢コース-14:41行者小屋14:48-15:21赤岳鉱泉
2日目 赤岳鉱泉7:18-9:30赤岩の頭-10:00硫黄岳10:15-12:10赤岳鉱泉-15:15美濃戸口駐車場
<詳細報告> 出発時は以外に暖かくジャケットを脱ぐが、曇り空だ。一日中八ヶ岳の姿を見る事はなかった。赤岳鉱泉までツボ足で大丈夫。重い荷物を背負い、氷の滑りにきお付けながら、ゆっくりと歩く。一時間以上の林道歩きは長い。途中近道を3か所通るが林道より気分が良い。冬季休業で廃虚のような美濃戸山荘で一休みだ。大きなテーブルと椅子があるのでゆっくり出来る。
南沢コースに入ると景色が一変し、薄暗い森の美しい苔蒸した石や木は、すっぽりと雪におおわれ、逆に明るい。沢の石に降り積もった雪は、巨大なマシュマロのようで可愛く、薄氷の下を静かに流れる水を眺めるのも、風情があり楽しい。ゆるい登りでもジワジワと高度を上げ、雪が深くなりサラサラだったりキュッキュッとなったりした。周囲を見渡せば、全ての木々が真っ白に雪に包まれ、とても綺麗だと思っている所に、ダイヤモンドダストが見られた時はワクワクした。
飽きてくるような長い平坦な道の後、少し登ると行者小屋だ。すぐに鉱泉に向かう。下りなので楽だった。鉱泉に着くと、小屋の電灯の明かりの温もりに心を奪われてしまう。テントはとても良い場所に張れた。水は小屋の中でもらえて、トイレはよく掃除がされているようで綺麗だった。
テントの中に落ち着いたものの、雪山テント泊に不慣れな私は大変です。マットの空気入れから始まり、防寒としもやけ対策、靴擦れ処置などガサゴソ、ガサゴソでした。
テントの狭い空間でひっそりと過ごしながらも、絶えない会話と食事と少しのお酒を楽しむ時間は、他では味わえない。先ずは、新年らしくお汁粉とお屠蘇で挨拶をかわした後、ウイスキーローヤル12年ものが出された。ウイスキーを飲まない私だが、隣から漂ってくる、とっても甘い良い香りに誘われ「少し下さい」と頂く。お湯でわると増々良い香りがして美味しかった。夕飯はキムチ鍋!野菜たぁーっぷりで、つまみのさきいかも入れて海鮮キムチ鍋になり、これも美味しい‼残った其れとご飯で、次の朝は雑炊にする。
次の朝、テントを出ると7時も過ぎてるというのに、どんよりとした曇り空。でも、風が無いのと気温が-9℃程なのには大助かりだ。登り一辺倒だが、トレースもしっかりついていて調子良く進む。増々樹氷も美しい。樹氷の先が自分の背丈と同じ位になって来て、赤岩の頭に出ると吹きっさらしだ。「あと少しですよ」と励まされて、強風と地吹雪へ突入。途端に、うってかわって寒くなり、指先がかなり冷たい。山頂がガスって見えないので、よけいに長く感じる。山頂予想が二度ハズレて登頂した時には、青空が広がり南アルプスや遠方の山々も見られてラッキーだった。天気が目まぐるしく変わったが、まあまあいい時間帯の登頂だった。噴火口やエビのしっぽなど景色を楽しんだ後下山する。帰りも注意しながらのゆっくりだ。途中、じっと立ち止まり風のおさまるのを待つ。赤岩の頭直下は穏やかで、日差しの中で休むのは気持ちがいい。後は、鉱泉までノンストップ。
テントに入り湯を沸かして、コーヒーを飲み温まってから赤岳鉱泉を出る。すっかり天気回復し、大同心、小同心、中山尾根が良く見え、雪が付いた大同心は、空から舞い降りてくる海坊主のようだ。
帰りは北沢を通る。沢の流れは冬でも心地良く、雪景色と共に楽しみ歩いているうちに堰堤広場に出て、長~い林道が始まりだ。赤岳山荘に着き振り返ってビックリ!阿弥陀岳がとても美しい。その喜びもつかの間、ザックの重みが肩に食い込み、どんどん辛くなって来た。最後の最後にある坂道には嫌気がさす。そんな後の一杯のコーヒーは格別だ。駐車場料金一日800円払うと、一杯500円のコーヒー券がもらえ、二枚あったので皆で八ヶ岳山荘で飲んだのだ。八ヶ岳焙煎の香りと味をゆったりと楽しむと、疲れもとれ皆元気に帰って来た。