<メンバー>ながおか・(他1・Tさん)
<天気>晴れ<ルート数値>時間05:12(休憩込) 距離6.7㎞ +731m −730m
<行程>小山4:00-駐車場6:00/6:20-猿が鼻7:10/7:22-甲子山(1549m)8:15/7:22-新道分岐8:43-旭岳稜線尾根9:17ー新道分岐-甲子山9:56/10:10-猿が鼻10:45-駐車場11:28
<詳細>2024年3月初旬、雪の被った旭岳の雄姿を見る為、Tさんと一緒に甲子山に入山した。当日の登山道は雪が深く、2人でのラッセルでは距離がなかなか稼げない、猿が鼻の先から視界も悪くなり、甲子山頂まで行くには時間的に無理とのTさんの判断で、この日の目的である雪の旭岳を見るのを諦め下山した。Tさんの今回の山行は、前回のリベンジ、甲子山・旭岳の雪山ルート確認の偵察山行との事、この時期の甲子山は紅葉が綺麗だろうと、私も喜んで参加させていただく事にした。21日早朝の甲子温泉付近には霜が降りていてやや寒さを感じたが、時間の経過とともに寒さも和らぎ、登山日和となった。平日で早朝の出発、この時間帯の登山者は私たちのみ、万が一に備え、熊遭遇対策のクマよけ鈴を各自付け、熊スプレーも携帯した。猿が鼻手前までは急登が続く、実際に熊に遭遇したらと心配しながらも、雪の登山道を想定し、随所、随所でルート確認しながらゆっくりと歩いた。甲子山稜線の紅葉は、終わりかけもあったが、随所で見ごろの紅葉があり、十分に目を楽しませてくれ満足だった。甲子山稜線から眺めた大白森山方面の紅葉はこれからのようだった。甲子山山頂手前の登山道には、数十m程のロープが固定して有った。ぬれ落ち葉の登山道は滑ると危ない、固定ロープをしっかりとつかみ、転んで怪我をしない様にとより慎重になる。甲子山ではこの区間は危険な場所だ。山頂は無風で、寒さは感じなかった。頂上からの展望も良く、西南の方角に旭岳(赤崩山)の雄姿が鎮座し圧巻であった。Tさんは、雪の付いた旭岳を想像しながら、どのルートで登ろうかと目でルート確認をしていた。北東には大白森山、北北東に二股山、西南方角に下郷の街並み、南方に三本槍、朝日岳の稜線が望め、山頂からの素晴らしい眺望を楽しんだ。那須方面には雲が掛かっていた。その後、旭岳登山道の偵察に向かった。甲子山頂から50m程下ると坊主沼方面の登山道に出た。しばらく進むと新道分岐の標識がある場所に着く。この分岐から旭岳方面に向かった。1550m辺りから急登の始まりだ。ここにはロープが固定してあったので、ロープと木の根を頼りに足を進めた。途中から木々無くなり、固定ロープをしっかと掴み登るのだが、地肌丸出しの急登に足元が滑り、バランスが崩れ、恐怖心でなかなか先に進めなくなった。先行のTさんは、固定ロープ終了地点で、私が登って来るのを待っている。ここを登りきれば、しばらくは緩やかな稜線がだが、その先から先も、旭岳頂上まではかなりの急登が続く。体力が持つか、この急登を下山するのかと思うとだんだんと不安になってきた。先行していたTさんには大変申し訳なく思ったが、私のこの状況からして、先に進むのには無理があると自己判断し、「ここで下山したい」と大声で伝えた。Tさんから「下って良いよ」との応答があったので、私は先に安全な場所まで下り、Tさんが下ってくるのを待った。下って来たTさんから、「やめる決断も重要だよ」と声かけして頂いて嬉しかった。甲子山山頂に戻る途中で、凄く薄着で旭岳方面に向かう登山者とすれ違った。若いので寒くはないのであろうが、思わず「わっ!寒そう」と声に出てしまった。山頂に着くと二名の登山者がいた。一名はこれから旭岳に向かい、坊主沼避難小屋泊するそうだ。もう一人の方は、甲子山に二十回程登っているそうで、旭岳には二度登っているとのこと、今日は天気が良く展望が良いので、旭岳を眺めながら山頂でのんびりすると言っていた。小休止後、私は苔のついた石と濡れ落ち葉の下りを、登りの時と同様に固定ロープを頼りながら、転んで怪我をしないようにと神経を使いながら、安全な所まで慎重に下った。Tさんは難なくスタスタと下っていた。三本槍方面の分岐で小休止し、その後休みなしで下った。Tさんは下りながら冬に備えてのルート確認しながら下っていた。下山中、これから山頂に向かうリーダーの男性一名に女性三名での高齢の登山者とすれ違った。Tさんは、ルート確認しながらでも下山は早い。Tさんの体力と健脚には驚くばかりだった。お昼前に駐車場に着いた。往復、熊に遭遇しなくて良かった。私には、雪の旭岳登山は無理だが、無雪期や雪が締まった残雪期に又登りに来たいと思った。帰路は那須塩原方面に向かう。甲子方面は晴れていたが、那須方面は曇り空だった。

甲子山の紅葉 
甲子山稜線の紅葉 
旭岳稜線からの甲子山 
旭岳稜線の固定ロープ
この先が地肌が露出した急登
旭岳新道分岐 
甲子山から旭岳に向かう途中の景色
稜線に地肌が露出ロープが張ってあった
那須方面の景色 
甲子山山頂 
雲が掛かった那須方面の景色 
甲子山に向かう稜線 
三本槍方面への分岐
