<メンバー>いなば、ながおか、みつまん
<概要>霧降高原から女峰山を往復した。高原のキスゲはまだ花が咲き揃っていなかったが、尾根道ではコイワカガミが咲き誇っていた。久しぶりのハードな山行に脚が攣りそうになったが、予定時間内に下山できてホッとした。
<天気>晴れ
<ルート数値>距離14.1km 累積標高+1,660m, -1,660m 所要時間 9時間15分(休憩込み)
<行程>霧降高原レストハウス6:10 – 6:48小丸山 – 7:46赤薙山7:56 – 8:45奥社跡8:55 – 9:35(独標2295)9:45 – 9:57水場10:04 – 11:03女峰山11:26 – 12:15水場12:25 – 12:36(独標2295)12:40 – 13:17奥社跡13:22 – 14:05赤薙分岐14:10 – 小丸山14:56 – 15:25霧降高原レストハウス

1445段 
小丸山から見た赤薙山 
段差が大きいので苦労する 
赤薙山神社 
アップダウンの多い細尾根 
コイワカガミは白花 
途中から赤花に変わる 
奥社跡 
ミツバオウレンも多い 
ヤハズではシャクナゲが咲いていた 
一里ヶ曾根から女峰山を眺める 
水は勢いよく流れていた 
ザレ場を登る 
ミヤマダイコンソウ 
女峰山山頂 
山頂から尾瀬の山々 
岩場を下る 
細尾根を下る 
上から見た小丸山 
午後にはキスゲが増えた
<詳細報告>前日に水場の様子を知りたくて最近の情報を検索すると、ヤマップに前の休日の19,20日で、女峰山を歩いた報告が30件近くアップされていたので驚いた。そんなに人気のあるルートだったのだろうか。最初に歩いたのは休日だったが10人ぐらいしか会わなかったような気がする。多くの情報の中で水場の写真は1件だけしかなかったが、しっかりと水がでているようだ。往きと帰りで補給できるので持参する量を減らした。
小山を4:30少し前に出発。日光自動車経由で約80分で霧降高原駐車場に到着した。
最初は1445段の天空階段だ。ニッコウキスゲは咲いているものもあるが、まだ本数は少ない。見頃にはまだ早かったようだ。笹原にはカラマツソウの白い花が目立った。階段にはサラサドウダンツツジの落花が積もっている場所もある。ひと汗かいて階段最上の展望台に上った。正面に「たかはら」の山々が見事だった。
そこからひと登りで、動物避けの回転扉をくぐると小丸山の標識がある。麓からみると山にみえるのだろうが、実際は尾根の「肩」である。そこから見る赤薙山は素晴らしい。笹尾根の先に聳えている姿を見ると登りたくなる人も多いだろう。だが、見た目と実際は大違いで、笹尾根は石が多くて歩きづらいし、その先の樹林帯の下は大きく抉られて根がむき出しになり、段差も大きいので疲れが増幅される。踏み跡はあちこちにあるので、適当に楽そうな場所を選んで登るが、外れて溜息が出ることもある。赤薙山山頂に着いた。神社が祀られているので、手を合わせて山に入らせてもらうことを祈願する。
赤薙山から奥社跡までは悪場が続く。小さなアップダウンが多い険しい尾根だが、小さな花がたくさん見られた。とりわけコイワカガミが多く、赤薙山寄りは白花の領域だが、奥社が近づくと赤花に切り替わる。最初は花に力がなかったミツバオウレンも次第にしっかりしてきた。赤薙山から50分で奥社跡に着いた。
奥社跡から一旦下って尾根に登ると「ヤハズ」で、歩きやすい尾根となる。シャクナゲが残っていた。やがて見晴らしの良い「一里ヶ曽根」に到着するのだが、人の記憶はあてにならないものだ。私が12年前にここを歩いた時の印象としては、「ヤハズ」からすぐ「一里ヶ曽根」に着いたような気がする。そして、「一里ヶ曽根」の岩峰はもっと広かったような気がする。12年で樹林帯が西に広がったとは考えにくいのでやはり勘違いなのだろう。岩峰からは尾瀬の山々がはっきり見えたが、会津駒ヶ岳から右側は雲に隠れていた。日光側はガスの中だ。
一休みして、ガレ場を用心して下れば水場の標識がある。水は勢いよく出ていた。水場でコースタイムを割り込むようだとそこで折り返す予定だったが、そこまでで約30分の余裕ができた。女峰山まで行くことにした。
標高2350m辺りと2390m辺りの崖の崩落はどんどん進んでいるようだ。登山道の整備はされているが、急傾斜のザレ場が広がっているような気がする。ただ、そこにもミヤマダイコンソウが健気な花を咲かせてくれていた。
その先はハイマツ帯となるが、12年前は松に足元を取られたが今回はきれいに整備されていた。その正否は分からないが、登山者にとって安全であることは確かだ。山頂手前の三角点はハイマツに隠れていた。
女峰山山頂に到着。山頂標識の岩峰には4-5人が休んでいた。シャッターをお願いして標識前で記念撮影を取る。山頂からは尾瀬の山々がはっきりと見えた。燧ヶ岳の双耳峰と会津駒ヶ岳のなだらかな山容はすぐ特定できるが他の山々の特定は難しい。神社前で大休止。私は下山に備えて芍薬甘草をのむ。
下山開始。2390m辺りの崖はロープに掴まって下るが、その支点は枯れ株で心許ない。岩は赤土が固まったものですぐ崩壊しそうだ。ゆっくりと慎重に下る。水場手前で左足に軽い痙攣が発生。水場で再度芍薬甘草をのんだ。これを2回服用するのは久しぶりだ。
奥社跡から先の悪場は疲れた。段差を降りる時に脚の負担が大きくなる。「焼石金剛」まで下ると傾斜は緩むのだが、石の多い道は一層脚に堪えた。しかし、そのから見た東方向の展望はすばらしかった。上から見下ろしても小丸山は山に見えた。振り返ると赤薙山はガスに隠れているのだが、標高1800mより下は視界良好だった。女峰山からは日光方面の山は全く見えなかったが、麓ではずっと晴れていたのかもしれない。最後、長い階段を耐えて無事下山した。最後は疲れて惰性で歩いているような体たらくだったが、久しぶりにハードな山行を達成できて充実した下山だった。今回は平日にもかかわらず山中で20人近くに出会った。やはり人気のルートになったのだ。
下山後は「ほの香」で汗を流した。私は疲れた足に水を掛けてできるだけ冷やしてから湯に浸かった。ぬるめの湯で足裏をマッサージした。
渋滞に巻き込まれることなく18時過ぎに小山に帰着。
翌朝、筋肉痛は残っていたが、階段の下りに苦労するほどではなかった。風呂で冷やしたのが奏効したのかもしれない。