2023.03.21 社山・大平山

<メンバー>たらちゃん、<他1>
<概要>銅親水公園から社山・大平山のバリエーションルートは、景色は抜群でしたが、登山道と言えるものはなく、かなりの急登で、さらに新雪あり踏み抜き地獄、尾根の崩落など体力勝負とスリルあり、痺れる山行になりました。

<天気>時々 曇り
<ルート数値>距離16.8Km  登り1530m 下り1508m
<行程>銅親水公園7:04-三角点峰(1182.3) 8:19-1568峰 9:16-社山 9:56-1792峰 10:58-黒檜岳大平山分岐12:12-大平山12:49-銅親水公園15:20

<詳細報告>小山を5時10分に出発し、6時45分銅親水公園へ到着。他に車は数台あり。駐車場から我々が向かう登山口へは誰も向かっていない。全員中倉山か、松木渓谷のクライミングに向かった様子。久蔵川を渡り、登山口となっているが、登山口の標識はない。道もはっきりしないが、GPSでは登山口となっているところから上に目を向けると、小さなマーキングがあり、そこを目掛けて急登を登り始める、道がないのでなるべく登りやすいようにジグを切って、ところどころあるマーキングを通過する、手がつきそうな傾斜のところもあり、滑りやすいため全く気が抜けない。ルートファインディングしながらなので気疲れもあり、傾斜の緩やかになるところまでで相当疲弊し、ようやく赤倉山到着。人の踏み跡は皆無で、新雪が先週土曜に降ったので鹿の踏み跡だけがある。ここから尾根をたどり1568m峰を通過し、一度降ってから登り返して社山に到着。3人の登山者が中禅寺湖側からいたが、それ以外に今回の山行では登山者はいなかった。

社山にて

社山からの中禅寺湖と男体山の眺めは素晴らしかった。少し休憩した後、90度角度を変えて、大平山を目指す。稜線歩きは絶景を眺めながらでワクワクした。鹿の踏み跡は至る所あり、登山道ははっきりしない。アップダウンが各所にあり、雪がついて滑るので気が抜けるところなし。そのうちに雪が深くなり、踏み抜き地獄が始まった。深いところでは股ぐらいまでズボるので体力を削がれる。ようやく大平山に到着。ここからもしばらくは踏み抜き地獄が続き、なぜか一部分人の踏み跡あり、そこだけ踏み抜き地獄から解放されたが、そのうちに消えてしまった。ようやく下りの尾根に入った。結構急斜面なのでジグザグに降りてゆく。高度あと500mくらいのところで、尾根の一部崩落しており、危険な部分が出てきた。なんとか笹を掴みながら残った尾根の部分まで登るとその先が続いていることに一安心した。ダメなら引き返さなければならなかった。ここから金髪のかつらのような細い草の急なくだりとなり、滑れば左側は切り立った崖なので全く油断ができない。慎重に降りてゆきようやく林道が見えたが、最後は尾根が切れていて、道までの崖を誤魔化し誤魔化し降りてようやく一安心。しかしこの後にもびっくりすることに。なんと橋が崩落しており、渡渉を覚悟したが、なんとか崩落した後の部分に登ることができ、渡渉を免れた。そこからしばらく林道歩き銅親水公園に到着。景色は良かったが、2度とこのルートは登るまいと心に誓った。

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