<メンバー>たらちゃん、<他2>
<概要>全縦走距離53Km 特に2日目は頼母木小屋から飯豊本山までピストン30Km 13時間30分の山行で今までの最長距離、時間となりましたが、晴れて素晴らしい景色をこれでもかというほど見ることができました。イイデリンドウももうイイですというほどありましたし、他の花々もどこというのが特定できないくらい素晴らしい群生地がありました。またいきたくなる山ですね飯豊は。
7月29日
<天気>晴れ のち 霧
<行程>奥胎内ヒュッテ5:57-足の松尾根登山口6:41-大石山 11:15-苺平 8:45-頼母木小屋 11:44 テント泊
7月30日
<天気>晴れ 時々 霧
<行程>頼母木小屋4:17-門内小屋 5:54-北股岳6:55-烏帽子岳8:04-御西小屋10:10-飯豊本山11:08-御西小屋12:13-梅花皮小屋15:02-地紙山16:52-頼母木小屋 17:50
7月31日
<天気>晴れ
<行程>頼母木小屋4:56-大石山分岐 5:36-朳差岳6:50-大石山分岐 8:10-奥胎内ヒュッテ11:42

ゼブラ模様の雪渓 
雪渓 
御西小屋から飯豊本山へ 
飯豊本山山頂 
頼母木小屋からの夕焼け 
朳差小屋と朳差岳 
朳差岳山頂 
ニッコウキスゲと雪渓 
ご来光前の雲海 
御西小屋と縦走路
<詳細報告>
小山を1時00分に出発。皆ほとんど寝ていない。東北道から磐越道に乗り換え、津川ICで下車.新発田の町の端を通り、仁王寺岳の登山口付近を通過し、胎内市へ。奥胎内ヒュッテには5時30分頃到着した。すでに車は10台以上駐車してあり、日帰りも含めると平日なのにそれなりの人気なのか。奥胎内ヒュッテは6月に落雷により停電し、復旧していないため閉館していた。かなり綺麗な建物だった。ここから始めは林道歩きをおよそ50分、マウンテンバイクやミニベロが置いてあり、いい方法である。足の松尾根の名前通り、木の根が最後まで続く尾根で、しかもほぼ急登の連続。滑りやすいところにはロープが多数あり、また少々気を使う岩場が数カ所出てきた。朝から蒸し暑く岩場を越えて姫子の峰、栄三、ヒドノ峰と小さいピークをいくつか越える。汗が吹き出し、他のメンバーも辛そうであった。西の峰に向かう急登のやや平らになったところでメンバーの一人が横になって顔にタオルを当てて寝に入ったので、しばらくそこで休憩にした。熱中症と寝不足によるものと考えられた。なんとか歩き始めて大石山分岐に到着。花が少しづつ見え始めるが、干渉する余裕もない。周囲はガスで展望もなくただひたすら蒸し暑い。頼母木小屋の手前で私自身がシャリバテを起こし、少したったまま休んでなんとか小屋に到着。すぐにおにぎり2個を頬張った。小屋は小さく、遠くから見るとお菓子の家に見えるような可愛らしいもので、水はジャンジャン出ておりトイレもバイオトイレで綺麗で、言うことなし。まだ誰もテントを張っておらず、テントでは一番乗りであった。水場に程近い芝生にテントを設営し、ガスと気温を考え、予定であった朳差岳は3日目の朝にすることにして、1日目は小屋までと計画を変更した。小屋前のベンチとテーブルを確保して、休んでいると関西弁のおばさん2人が話しかけてきた。その人々は胎内市に前泊して同じ登山口から我々よりかなり早く登ってきたらしいが、「途中一株だけイイデリンドウがあったでしょう」と言われたが、全くそんな余裕はなかったと返事。その後はひとしきりそのおばさんたちの過去の参考の武勇伝を聞いて、ようやく小屋に戻ってくれた。しばらくテントで横になって体もかなり楽になり、16時過ぎから夕食とした。今回はビールがあるかどうかわからなかったので、350ml缶6缶、シーフードミックスとむき身のあさり、カゴメの瓶のパスタソースシリーズのガーリックトマトを2瓶分ジップロックに入れて、また牛肉350グラムも冷凍して担ぎ上げた。パスタ3人分は予めジップロックの中に入れて水を入れて3時間以上寝かせておいた。まずパスタソースとシーフードをフライパンで煮て、次に水を吸わせておいたパスタを3分くらいで茹で上げ、フライパンに投入、和えたのちオリーブオイルを少しかけて完成。ペスカトーレもどき。思ったよりはかなり良い出来栄えで、メンバー全員むしゃむしゃ食べながら小屋で買った500円の500ml淡麗ビールで乾杯した。担ぎ上げたビールは2日目のために石と一緒にビニール袋に入れて冷たすぎる水で冷やしておいた。夕日が日本海に沈む様子を他の登山客と一緒に見て、さらにその後は新潟市内の夜景が出現し、写真ネタが尽きなかった。20時には就寝した。

翌朝3時に起床し、モンベルの3分でできるカレーリゾットを急いで食べたのち4時過ぎに飯豊本山に向けて意気揚々と出発。よく晴れている。全員よく寝れたので体調は戻った。頼母木山には日の出前に到着し、メンバーの一人が他の登山者から「そこのイイデリンドウ踏んじゃダメ」と言われて足元を見ると確かに蕾んだままのイイデリンドウあり、しかしここで時間を潰すことができないので先を急いだ。地神山近くではイイデリンドウ、そのほかニッコウキスゲを始め多種多様な高山植物が見られるようになった。門内小屋は改装工事中でその横を通過し、門内岳、そして北股岳を通過、ゼブラ模様の谷に残る雪渓が素晴らしい。梅花皮小屋(前回ソロでテント泊したところ)の周辺はお花畑となっていた。小屋番さんとメンバーの一人が話をしており「どこまで行くの」「飯豊本山です」ふふっと笑われて「暑いからな」とほぼ不可能だと言わんばかりの口調であった。梅花皮岳、烏帽子岳の山頂からはガスっており他の山の展望はなかった。御西小屋までのトラバース道には雪渓がかなり残っている箇所あり、ほとんどの箇所がガスで展望はない。途中コバイケイソウの群落の近くの登山道には大きなクマの糞が数カ所ありクマ鈴を鳴らしながら慎重に進んだ。雪渓の上を通過しなければならないが、左側はそれなりの角度で雪渓があり、滑ったら下まで止まらないであろうと思うとゾッとする。御手洗の池を通過し、御西小屋直前まではガスっていたので、「展望ないし御西小屋で引き返そうか」と言っていたらなんとガスがモーゼの十戒の海が割れるようにサーっとガスがなくなり青空が広がったので、皆俄然モチベーションが上がり、「本山まで行こう」とペースを上げた。御西小屋には数人の登山者と小屋番山がいて、トイレを借りた。少し休憩し、いざ本山へ。ここからの道がお花畑が広がる草原であり、今回のハイライトと言っても良い。写真を撮りまくり、本山に向かうが、ピークと思われた一本柱がたったところは偽ピークで、もう一回上りがあってやっと飯豊本山のピークに立った。ゼブラ模様が美しいのをバックに写真撮影。本山は流石に人も多めだったが、他の山に比べると明らかに少ない。この時点で11時をやや回っており、長居せずに御西小屋に引き返した。途中かなり下ったところにある、雪渓から出る水場で補給して、梅花皮小屋に向かった。この頃には全員かなり足にきており、無言で来た道を戻る。梅花皮小屋を通過し、一気呵成に北股岳に登りかえす。当初の計画時間より1時間以上押していたタイムを、何気に少しづつ戻していた。山頂で少し休んで、門内小屋を通過、工事のおじさんたちがビールを飲んでいて、本当はテント禁止であったがテントが数張りあった。おじさんたちが許可したのだろう。地神山に向かうが足取りは重い。全員腹をやられている。雉打ち、お花摘みを済ませてなんとか小屋に17時50分到着。この日の山行は13時間27分、距離にしてちょうど30Km歩いた計算であった。私も他の二人のメンバーも最長距離にして最長時間であった。この達成感は半端なかった。体を拭いてすぐ夕食の準備に取り掛かる。夕食のメニューは八ヶ岳のレストランの作るドライフードのsmall twistシリーズのクスクスのカレーとハンバーグ、そしてクノールのトマトスープであった。私は食べたことありおいしいので今回持ってきたが、他の二人も絶賛していた。冷やしてあったビールが格別に美味い。皆日焼けで首の後ろを痛いと言いながら、酒は進んだ。その日も日の入り時間を楽しみつつ就寝。

3日目も3時に起床し前日アルファ米を戻しておいたところにフリーズドライの親子丼の素を投入。旨し。元気に朳差岳に向かった。大石山分岐にザックをデポしてまず急登の鉾立山を越えて、朳差小屋が見えてくるとあまりのかわいらしさに皆感動。そして朳差岳ピークからは日本海、新潟の街、火力発電所、信濃川、そして大きな佐渡島が見渡せる。また登ってきた稜線が一望でき天国であった。ニッコウキスゲの最盛期は終了していた。また大石山分岐に向かい、下山開始。前日よりも暑く、消耗戦だった。途中岩場などで苦しめられ、休憩を何度も挟みながらようやく登山口。ジリジリと照りつける林道を駐車場まで今回の山行の素晴らしさを語りながら戻った。帰りは胎内ロイヤルホテルというバブル時代の遺産のような金がかかっているであろうホテルのアルカリの良い温泉に入り、仁王寺そば の店に入り、激混みで蕎麦はもちろんのことカニを使った和風シュウマイ、地物山菜を使った天ぷらも美味かった。帰りは特に眠くならずに高速を乗り切り小山に到着した。