山行記録詳細ーその2 (H29年度:'17年度ー下期)

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                                                   山岳会Topへ
3/24〜25   浅草岳(山スキー)    
3/18    碧岩、大岩  3/16   熊野古道(長井坂)  
3/14    高水三山  3/18   会津駒ケ岳(山スキー)
3/10〜11  安達太良山2  3/10〜11  上高地周遊 
3/3〜4   西吾妻越え(山スキー)  3/11   大戸沢岳その3(山スキー)  
2/25   大戸沢岳(山スキーその2)  3/3    谷川岳(西黒尾根)  
2/11    大戸沢岳(山スキー)  2/17  地蔵岳、長七郎山(赤城)  
2/10   西大巓(スノーシュー)  2/10   雲竜渓谷 
2/4   八方ヶ原(滝巡り)  2/4   黒斑山その2  
1/27   仏頂山、高峯  2/4   黒斑山  
1/13   大山(丹沢山系) 1/14   次石山(鹿沼)   
1/5    大小山  1/6〜7   赤岳  
1/2〜3   蛭ケ岳(丹沢)  1/2    熊鷹山  
11/25    愛宕山(京都)  12/23   日光白根山  
11/25〜26   奥久慈縦走  11/23〜24  京都一周トレイル  
11/11〜12  日向山  11/19  西平岳〜釈迦ケ岳  
11/3〜5   研修会(国立登山研修所)   11/3  御座山、 11/5 岩櫃山  
10/28    磐梯山  11/5      安達太良山 
10/8     金精山 10/14〜15  地神沢/クロノ沢周回  
9/6〜9     槍ケ岳  9/7〜9   鳥海山、金峰山 
9/29〜10/1  立山、大日岳  9/30     谷川岳  
9/27〜30    涸沢ハイキング 9/28〜30    涸沢(紅葉)
9/20〜23   裏銀座縦走  9/23〜24   富士山  
9/9〜10    県南山協・集中登山  9/18〜20  妙高山、火打山   
9/9〜10   七倉岳  9/9〜10 東黒沢〜ナルミズ沢(沢)  
9/9      至仏山  9/8〜9   大真名子山、小真名子山
9/1〜3      燕岳 9/1〜3     聖 岳  
9/2〜3   仙丈ケ岳  9/2〜4   聖岳、茶臼岳   
9/3    朝日岳、三本槍ケ岳 9/2〜3  クリーンキャンペーン(那須)  


 3/24〜25   浅草岳(山スキー)  記:「はしだ研」 
 
<メンバー>  CL「はしだ研」、「まちこ」、「なかがわ」、「おおむら」、「たらちゃん」、「きたはら」、「すぎと」、<「しのはら」>
大自然館発7:15 なにゆえか先行した筈のN君が途中で合流、間違ってついていったツボ足グループも一緒になったが彼等の眼つきが異様に険しかった。

朝のうちは曇り基調だった天候も回復し絶好の日和になった。10:30韋駄天グループ着、後続部隊も11:30に到着、寒い山頂で待っていたリクは震えていた。

今回は全員で早坂尾根を下りて行くことにしたが、微妙な雪質であった。トレースもいくらかあり、午前中の物もあったのでルートファインディングには困らなかった。長い林道歩きもKさんの尽力のおかげでほとんど漕がずに14:15終了、寿和の湯で汗を流し帰途に着いた。
 


 3/18    碧岩、大岩 記:「ながさわ」 
 
三段の滝前  大岩にて、バックは碧岩  碧岩はロープがあり   
<メンバー> 「ながさわ」、他1名
 天気 晴れ時々曇り  
山行4時間40分 休憩1時間50分 計6時間30分8:40三段の滝・碧岩登山口駐車場−9:10三段の滝−9:50二又−10:25三又分岐−11:00大岩−
11:40三又分岐−12:10碧岩−12:45三又分岐−13:15二又−三段の滝−15:05登山口駐車場

昨年の黒滝山を訪れた際の、南牧村から西方に見えた塔の様な岩峰が忘れられず、初めて訪れた。5、6台のスペースの駐車場に着くと先行車2台。後で判明するが、うち1台は観光客1名(革靴!)の車だった。ここ最近気温が高くなっていた事もあり、予想通りアイゼンは不要。遠方から見た上部も雪の影も無し。勢いよく流れる沢の水を横目にしばらく歩くと、実に見事な落差50Mの三段の滝に到着。南牧三名瀑のひとつだそうだ。

ここからは、いよいよ本格的な登山開始となる。滝の右手の巻き道を、滑る岩場を途中ロープを辿りつつ登る。この後ルートを2度外れてしまい、周囲と地図と慎重に確認。この山は道迷いや、滑落事故の多い山で、「こんな短いルートで?」と思っていたが納得。三又分岐への急登は、霜の関係でとにかく足場が滑る。ここでも何本かのロープを頼りに登る。途中、おそらく駐車場に置いてあった車の持ち主であろう、登山者に出会う。結局この日、山の中であった登山者はこの人だけだった。

大岩分岐からは徐々に鋭鋒が姿を現す。三点確保で確実に岩場を登り山頂へ。大岩山頂からは360℃の素晴らしい眺望が。西上州の山々と浅間山、下の集落が小さなおもちゃの家の様。そして振り返ると、ドーンとそびえるは碧岩!!「まるで垂直だが、こんなの登れるの?!」でもやはり登る事に。

ヘルメットを装着し、取り付きから残置ロープを使い、約10mの垂直を登る。右手は切れ落ちた絶壁。岩場は掴むにはいいが、登山靴だと足場が狭い。全神経を集中させ、約20mの直登を突破。頂上の展望は大岩程では無いが良好。問題の降りだが、何故かあっさり下降できた。でも初心者は絶対に立ち入り禁止ゾーンだな・・・

安全な三段の滝に到着した所で、ヤマメシの出番です。コロッケとツナチーズのホットサンドを焼き、コーヒーと一緒に頬張り、絶景滝見cafeとなりました。周りにはだーれも居ない、贅沢なひと時をしばし堪能し、帰路につく。ひとけも少なく電波もつながりにくいここは、単独ではなるべく入山しない方がよさそう。ただ西上州は個人的に好きなので、いずれまた! 


 3/18    会津駒ケ岳(山スキー)   記:「しのはら」 
 
 
<メンバー>  CL「はしだ研」、「まちこ」、「きたはら」、「たらちゃん」、「いしさか」
鹿沼出発時は曇りがちだった天候が、檜枝岐村に入る頃には快晴に。2月25日の大戸沢岳以来、実に4週連続の好天です。そろそろ反動があるのではないかとちょっと心配。。。

下大戸沢スノーシェッドの気温計は-3℃。先週は-7℃だったので季節は着実に春に近づいています。駐車場は既に十台以上の大賑わい。最奥の火葬場手前に駐車して行動準備。

8:50 登山口より行動開始。杉林を上り詰め、9:20 標高1,090m付近の右ヘアピンカーブ。ここから左の急斜面に取り付きます。今シーズンの豊富な雪量に助けられ、斜面を幅一杯使いジグを切って高度を上げます。10:00 ここまで一度もスキーを脱ぐ事無くヘリポート跡まで到達。春の日差しで寒暖計は13℃を表示、暑い。。。

10:10 後から上がってきたKさんと合流したのち、先週に続いてMさん(+ワンコ一匹)と一緒に先行させていただく。前日からテント泊というパーティと擦れ違いながら順調に高度を稼ぎ、12:15 駒の小屋下をトラバースで通過。燧ケ岳と至仏山の威容が美しい。12:40 会津駒山頂に登頂。外気温は7℃。西に平ヶ岳そして越後駒ヶ岳、北に飯豊山それに朝日連峰までを臨む。。。絶景です!

13:20 後から山頂へ上がってきたKさんと合流。休憩して記念撮影したら13:40 滑走開始。日射を浴びた斜面は、先週の大戸沢岳とは打って変わって程よく締まったザラメ雪。急斜面をスイスイ曲がれます、こりゃ楽しい!源六朗沢の源流にダイブしてから右へトラバースして14:00 標高1,800m付近で後続メンバと合流。後は元来た稜線を戻るだけです。

日陰は所々若干氷結しているものの、全般に締まったザラメ雪で皆さん快調に高度を下げていきます。
14:50 ヘリポート跡で休憩を済ませて東の急斜面へダイブ。標高を下げても変わらぬザラメ雪に助けられ、滑りは最後まで快調そのもの!最後は林道を辿って15:30 登山口まで到着、お疲れ様でした。その後は駒の湯で汗を流して帰路に就きました。 


 3/16   熊野古道(長井坂) 記:「きたや」 
 

周参見駅10時10分馬転坂入口10時32分西浜(案内板)11時11分タオ峠入口11時38分和深王子神社12時02分長井坂和深川口12時50分
道の駅分岐13時11分版築(段築) 13時20分県道出合13時55分見老津駅14時26分


<メンバー> 「きたや」、他7  
世界遺産、長井坂は静かな山道で、雨の中出会ったのは学生集団5名ほどでした。

300mの登りは急坂でした。道は最高地点に版築(段築)があり、歴史を刻んだ家々、神社をめぐり、熊野灘には二つの黒島を望みました。

歴史を感じる旅でした。
 



 3/14    高水三山  記:「ひなぎく」 
<メンバー>  「あんまん」、 「ひなぎく」
小山6時発―御岳駅前駐車場7時半 青梅線御嶽駅〜軍畑駅
(5)  

軍畑駅より高源寺まで車道歩き 高源寺から階段上りの急登がつづき、一汗かいて尾根道へ  常福院裏の高水山へ 天気の良い平日、会う人は単独ばかり10人くらいか。ひと組だけ女性の二人連れ。

岩茸石山は展望が良い。しかし春霞でいまいち。ゆっくりと惣岳山へ 標高は高いがまるで大平山のようだ。惣岳山には青渭神社の奥の院がある。

ここから関東ふれあいの道を辿って御嶽駅の裏手に出る。
5時間のハイク。まだ新緑には早く足ならしには最適である。帰りは初めて東急デパートの中にある温泉に入った。河辺(かべ)駅前の河辺温泉で、山帰りの格好だと場違いな感じ。 


  3/10〜11  上高地周遊  記:「みつまん」 
<メンバー>  「みつまん」(ガイドツアーに参加)
ルート数値
11日 天気:晴れ時々曇り    距離 11.3Km 累積標高 +630m,-420m 所要時間 6時間5分(休憩込)
12日 天気:晴れ            距離 11.8Km 累積標高 +310m,-520m 所要時間 5時間30分(休憩込)

<行程>
11日  釜トンネル南口10:20 -  大正池ホテル横 - バスターミナル - 河童橋 - 涸沢分岐 - 明神池 - 15:25宿泊地
12日 宿泊地7:55 - 小梨平 - 河童橋 - バスターミナル - 田代橋 - 大正池ホテル - 13:25釜トンネル南口
 
雪崩跡を踏み越える  明神池  梓川左岸を進む  大正池と焼岳   
冬の上高地を歩いてみたくて、ガイドツアーに参加した。ガイドを含めて4人の小さなツアーだった。
集合場所近くの沢渡の宿に前泊。沢渡第2Pで集合。タクシーで釜トンネルへ向かう。釜トンネル・上高地トンネルは照明があり、休日で工事車両が通行しないので楽に歩けた。

トンネルを過ぎると上高地。今年は橋工事があるようで、その現場までは除雪されているが、一部凍結していて慎重に進まざるをえない。上高地に入ると雪崩跡をいくつもみるが、数ヶ所は道路を塞いでいるので乗り越える。途中でスノーシューを装着するが、靴のままでも多少の踏み抜きはあっても問題なく進めた。

河童橋からの穂高は雲に隠れていた。梓川右岸に渡って明神池に進む。池を散策する内に晴れ間がでてきた。宿泊は明神のランプの宿。電気が無くて不便な点は多いが、豆炭アンカで熟睡できた。翌朝、早朝に明神池を散策。快晴の朝は気持ちよかった。

2日目は明神橋から梓川右岸を、小梨平・河童橋・バスターミナル・田代橋・大正池経由でトンネルに向かう。途中、青空に映える霞沢岳・穂高・明神岳・焼岳を何度も見ながら雪原を歩いた。雪山の景観は素晴らしい。そして、梓川沿いの灌木の若芽が育ち始めていて、それが薄紅茶色に染まって雪山の白地に映える。

小梨平〜バスターミナルはスノーシューを履いたがそれ以外はつぼ足。帰路のトンネルではダンプの群れに遭遇した。マスク必携。今回はスノーシューハイクという事だったが、スノーシューを楽しむには1ヶ月ほど遅かったように思う。しかし、2日目は晴天に恵まれて雪山の景観を堪能することができた。ただ、一人の沢渡までの往復ドライブは疲れた。 


 3/10〜11  安達太良山2  「ウッチー」
 
<参加者> CL「ウッチー」、SL「わたなべK」、「たむら」
行 程:3/10 佐野7:00−10:30あだたらスキー場11:00−12:50勢至平−13:45くろがね小屋(小屋泊)
    3/11 くろがね小屋8:00−8:40峰の辻−9:25安達太良山−10:35五葉松平−11:20あだたらスキー場−岳の湯−15:00佐野
 
家事都合で遅い雪山スタートを天気の良い安達太良山としました。「たむら」さんは今回が雪山デビューなので練習を兼ねての山行でした。
3/10土)晴れ
少し遅い時間にスキー場をスタート。人気のコースは夏道沿いにしっかりトレースがついているので、足が沈むことなく快適でした。勢至平付近から雪質が変わり、下山者の多くはアイゼンを装着していましたが、特にスリップするところはなかったのでつぼ足のまま本日宿泊地のくろがね小屋に到着。

まだ早い時間だったので小屋は閑散としていましたが、本日の宿泊者は満員とのことでした。この小屋は温泉付き、しかもリニューアルしたときいていたので入浴が楽しみでしたが、特にリニューアルした形跡がなく少しがっかりでした。

3/11(日)晴れ
昨日安達太良山に登頂予定だった方がいうには、昨日の山頂付近は一面ガスと強だったと聞きました。管理人曰く「きょうの天気は下り坂ですが、午前中までなら天候が安定しています。」早めの出発といいたいところですが、慣れないアイゼンの装着で時間がかかり結局宿泊者のなかでは遅いスタートになりました。

「天候が安定」といっても外輪山の峰の辻まで登ると風が出てきて冬山らしい雪の景観が広がり、デビューの「たむら」さんは感動したのかカメラのシャッターを切っていました。小屋から峰の辻までずっと雪がクラスト状態ですがここから乳首までは急な傾斜もあるので注意をしながらの一歩一歩でした。山頂は風はあるものの視界が良好。

「雪山もいいね〜。また来たくなるね〜。」「たむら」さんのひと言はいままでの疲れを吹き飛ばせてくれました。下山は休止中のロープウエイ方面に向かい、五葉松平を過ぎるとコースは間もなく広いスキー場ゲレンデとなりスキーヤーの邪魔にならないよう下山しました。


 大戸沢岳その3(山スキー) 記:「しのはら」 
 
高畑スキー場でゲレンデ組と別れて車で登山口へ。スノーシェッド入口の温度計は-7℃を表示、かなり冷え込んでいる。スノーシェッド出口付近は既に三台の先客で満車。いつもの細木橋へ向かうが、幸いスノーシェッド〜橋の中間付近の雪捨て場に駐車できた。8:30 スノーシェッド出口より行動開始。


8:50 標高920m付近の「別れの三本杉」でチームリーダーと別れ、体力のあるMさんと二人で先行する。一応トレースは残っているものの、表面は氷結していてかなり滑る!1,386mピーク下の急登では、日陰になっている北斜面へトラバースするトレースに滑落の恐怖を感じ、たまらず左へジグを切って尾根筋に上がる。

今日のコンディションだとスキーアイゼンを持って来なかったのは失敗でしたね。(汗) 10:00 1,386mのピークで休憩。晴れて気温はぐんぐん上がり寒暖計は9℃を指している。風もなく穏やかで、いかにも三月らしい春スキーの雰囲気。。。

11:40 標高1,790mの踊り場で休憩を済ませたら最後の急登。少し冷たい風が出てきた。先行パーティが付けたトレースが速攻で氷結し、しっかり踏み抜きながら歩かないと滑る滑る!12:30 頂上付近に到着。

寒暖計は2℃を指しているが、斜面を吹き渡る風はきっと氷点下なのであろう。。。リーダーの到着を待つ間、Mさんと二人で2,089mのピークまでつぼ足で歩く。燧ケ岳と会津駒ヶ岳の威容に満足。13:10 リーダーも無事山頂付近まで上がってきて全員集合。

13:30 南東尾根に向け滑降開始。朝からの晴天で下りはザラメ雪の斜面を楽しめると予想していたが、直近の寒暖の激しさで完全アテが外れてしまった。所々新雪が吹き溜まってはいるものの、全面的にガリガリのアイスバーン!荒れた斜面にエッジを押し当てながら滑るのは非常に疲れる。

1,547mを過ぎてからの、斜度30度はあろうかという凍った斜面には久々に恐怖を覚えた(汗。幸い高度を下げるに従ってアイスバーンも徐々に緩んできてエッジも効く様になり、標高1,200mを切ってやっとザラメに変わった斜面を右へ桑場小沢にダイブしたらお楽しみは終了です。。。

14:30 スノーシェッド出口にて行動終了。お疲れ様でした。二週間前と同じような天気なのに、前回とはまるで異なるコンディションでこれはこれで大いに楽しめました。満足です! 


 3/3〜4   西吾妻越え(山スキー)  記:「はしだ研」 
 
<3日>
グランデコ第4リフト降り場9:00大勢のスノーシューやボーダー、スキーヤーと共にスタート。前日は荒天のためスキー場が閉鎖になっていたが今日は絶好の登山日和、西大巓の山頂には2時間で到着。

避難小屋には寄らず滑り出し地点に直行、11:30に着いた。時間も早く、天気も良いので若女平に向けのんびり下り始める。雪質もまあまあで多量なので痩せ尾根も担がず通過、残念ながら速水坂は発見できなかった。

15:00いつもの酒屋で大量にいろいろと仕入れる、二日酔い間違いなし。相変わらずのおバカ集団だが来年も同じことをするのだろうか?

<4日>
ローカル色満開の天元台第3リフト降り場9:10発 風弱く今日も快晴の中11:00に西吾妻の山頂着。驚いたことに気温がプラス5度を指している、これでは滑りは楽しめないと覚悟を決めてスタート。

中間点を過ぎると苦労の始まり転びまくり、うまい人でも転ぶのを慰みになんとか終了点へ。渡渉点は完全に埋まり問題なし、ゲレンデにはなんと12:50着いた、多分最短記録だと思う。

今回は天候に恵まれて助かった、一日ずれ込んでいたら何も出来ずヤケ酒を飲むしかなかった、人徳がある人間が沢山いてくれたおかげです。


 3/3    谷川岳(西黒尾根) 記:「ながさわ」 
 
<メンバー> 「ながさわ」、他1名
天気:晴れ  7:40谷川岳ベースプラザ−10:50ラクダのコル−12:30トマの耳−12:55肩の小屋−14:40ラクダのコルー16:00谷川岳ベースプラザ
 
何年かぶりの谷川岳。昨晩は荒れていた様だが、すっかり快晴。気温高く、入口の指導センターから鉄塔までで既に滝汗! 同行者のW氏には、「3月の谷川岳は以前Tシャツで登ったよ」と話をして、疑心暗鬼だったらしいが納得の模様。
 
今冬は例年になく豪雪の様で、あちこちの地形が雪で変貌。指導センター前の車道は雪で埋没し、訓練で作ったのであろう雪洞があった。ラクダのコル直下の鎖も全て埋もれ、ラクダのコル先のナイフリッジも雪で覆われて歩きやすくなっていた。さらにザンゲ岩付近の積雪も多く、アイゼンがよく効き登りやすかった。

振り返れば日本有数と呼ばれる急坂、今の自身の体力で降りられる・・のか?ようやく山頂付近へ。先行していた同行者がこちらを見ている。聞けば1時間も前に到着していたとの事。山頂は予想以上の賑わい。大半が天神尾根から登ってきて、同じく天神尾根を降りて行く。
360度の大パノラマ、これぞ雪山って感じです!!白毛門・男体山・武尊・浅間山・仙ノ倉山、ずうっと眺めていても飽きない景色が、疲労した対価として帰ってくる。今回は定番の山メシは時間の関係で無し。トレイルミックスとテルモスのコーヒーを口に入れる。 購入したばかりのポケストは次回に持ち越し。

当初、天神尾根で下山を考えていたが、思いのほか体力が温存出来ていたので西黒尾根をピストンで降りる事に。こちらのルート、登りの登山者も少なめであったが、降りはさらに少なめに感じた。 やっぱり急坂降り怖い!!いつにも増して慎重に降りる。同行者は、またさっさと降りて行ってしまった。
14:00過ぎてもまだ何人か登る人が居たが、どういう行動日程なのだろうか? 終盤の鉄塔から先の降り、腐った雪にハマり何回か転倒したものの、無事下山。 途中で見えた近いうち行くであろう、大源太山が印象的であった。  


 2/25   大戸沢岳(山スキーその2)  記:「はしだ研」 
 
<メンバー>  CL「はしだ研」、「まちこ」、「きたはら」、「たらちゃん」、<「しのはら」>
9:00スノーシェード発、先行グループの力強いトレースを使わせて貰うが、どういう訳か良く滑る

1386ピークまでにかなり体力を消耗してしまったがそれ以降はそれほど滑らず14:00無事山頂に到着。14:30誰もいないし滑られていないまっさらな南東尾根目指しゴーゴー、最高の雪質に雄叫びがこだまする。

結局末端までパウダーを満喫できた。16:20着、満足できた山行となった。


 2/17  地蔵岳、長七郎山(赤城)  記:「ひなぎく」
 
メンバー> 「ともさん」、「わたなべ」み、「ひなぎく」
 小山6.30〜赤城公園ビジターセンター9.45〜八丁峠10.25〜地蔵岳11.15〜八丁峠11.35・11.45〜長七郎山12.35〜鳥居峠13.1.〜ビジターセンター13.30
出発時は天気が良かったが、地蔵岳への登り始めると雪が時折降るようになった。トレースはついている。 頂上では見晴らしはとても良いところのはずが、黒桧岳の上半分は雲の中、大沼のワカサギ釣りのテントはよく見えた。

寒いので早々に下る。八丁峠にもどり腹ごしらえをしてから、長七郎山へ向かう。小沼は完全に凍結しているらしく、沼の中を横切って長七郎山分岐を目指す。入山者はぱらぱら、頂上手前で ソリ遊びをしながら下りてくるグループにあう。頂上からは地蔵岳が大きく見える。

八丁峠へ周回するより 鳥居峠の方が道路歩きが少ないので、そちらに変更。道路は凍結しており、車も通るので危険である。長七郎山の直下の尾根は、雪庇が張り出し注意が必要。風が強く寒い。しかし下るほどに天気は良くなった。

スノーシューのグループが下山していたが、階段もあり歩きづらそうで、アイゼンが正解。 今回は山がしばらくぶりの人、体調の芳しくない人でもなんとか歩けるコースで、雪山ハイクに良いコースです。 トレースもあり道迷いはないと思われるが、痩せ尾根雪庇には十分注意したい。
  


 2/11    大戸沢岳(山スキー)  記:「はしだ研」 
 
<メンバー> CL「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「おおむら」、「いしさか」、<「しのはら」> 

今年から国道脇の駐車スペースが雪で塞がれていて、スコップでの排雪作業が必要となっています。仕方なく橋手前より歩きだす、登りは前日のトレースが残り楽ができたがメンバー構成を考え1386で打ち切り。

ポットラックを設営したが慣れが必要です。時間があるときは練習した方がいいですね。下りは思ってもいなかったパウダーで満喫できた。桑場小沢まであっという間でした。



 2/10   雲竜渓谷  記:「みつまん」 
 
長い林道歩き  徒渉数回  氷瀑  雲竜滝前で   
<メンバー>  CL「atsushi」、「さやま」、「みつまん」
天気:晴れ     距離 16.4Km 累積標高 +890m,-890m 所要時間 6時間25分(休憩込)
行程    滝尾神社P 8:10 ? 8:50林道ゲート8:55 ? 9:42稲荷川展望台9:48 - 10:14洞門岩前10:27 ? 10:58 林道終点 - 11:20雲竜瀑前 - 11:28雲竜瀑12:02 - 12:11雲竜瀑前 - 12:27林道終点12:35 - 12:54洞門岩前13:04 - 13:25稲荷川展望台 - 13:55林道ゲート14:02 - 14:35滝尾神社P :

雄国山に計画を立てていたが2日目の天候が良くなさそうなので、雲竜渓谷日帰りに変更した。8時前に滝尾神社Pに到着。準備している内にほぼ満車状態になる。林道ゲートまでは凍結した車道を慎重に歩く。途中駐車可能なスペースをたくさん見た。もっと奥に駐車すれば良かったと後悔する。

林道ゲートで私はチェーンスパイクを装着。アイゼンより軽くて快適に歩けた。稲荷川展望台で日本最大という石堤を眺めながら休憩。洞門岩からは沢ルートを選択。アイゼンをつけて沢に下りる。徒渉・高巻きがあるが林道ルートよりは大幅に時間短縮できる。徒渉では少し流れに足を入れるが防水加工された登山靴なら濡れる心配はない。林道終点で林道ルートと合流して雲竜滝へ向かう。

多くのハイカーが氷瀑を眺めていた。見事な景色だ。青みがかった色も良い。ただ、崩落した氷柱が不気味だった。雲竜滝では、滝下までリーダーがアイスクライミングで上り、その確保で他のメンバーも上ろうと話していたが、滝前の直登ルートはポッカリと大きな穴が開いていた。仕方ないので高巻きルートで慎重に滝下へ向かう。

初めての雲竜滝に感動するが、そこも崩落が始まりかけていた。左上の高台で休憩したが、そこから見ると滝の氷柱にもクラックが見えた。休憩中も3度氷柱の崩落音を聞いた。ゆっくりしていられない。早々に下山開始。高巻きを下りると、10人くらいのツアーグループが数組到着した。

とにかく人だらけ。できるだけ崖に近寄らないように進んだ。洞門岩からはまた長い林道歩き。このルートはとにかく林道歩きが長い。距離の4分の3が林道。いかに奥に駐車するかがポイントなのかも知れない。次回はもっと早い時期に訪れたい。
 


 2/10   西大巓(スノーシュー)  記:「こなっち1」 
 
神々しい磐梯  登山道から西吾妻  スノーシューで軽快に  ガスの西大嶺山頂   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫

天候:晴時々曇、日帰りピストン (4時間40分、休憩含)
9;30グランデコスキーセンター−10;15デコ平−11;40西大嶺12;3013;20デコ平.14;10スキーセンター
スノーモンスター見物目的に西大嶺に出掛けた。デコ平からはフカフカの雪だが、多くの人が入っておりトレースは踏み固められている。天候は良く、穏やか、暑いくらいで、北東方向に西吾妻、振り返れば真っ白な磐梯山神々しい。

山頂直下ではスノーモンスターが姿を見せ、本日の目的は達成できた。山頂は多くの人で賑わっていたが、ガスと風が出てきて展望はきかない。モンスターの影で大休止を取り下山開始したが、直ぐにガスは取れ、冬景色を楽しみながら、あっという間にデコ平に到着した。

フカフカの雪の中、スノーモンスターと冬景色をゆっくり楽しめた。 


 2/4   黒斑山その2  記:「ながさわ」
 
<メンバー> 「ながさわ」、他1名 
天気:晴れ 山行3時間17分 休憩1時間57分 
8:55車坂峠−9:13車坂山−開けたガレ場−10:08槍ケ鞘−10:22トーミの頭−10:39黒斑山−11:11蛇骨岳−12:14黒斑山−13:27トーミの頭−14:15車坂峠
 
相変わらずの出発前日に決定する山行、今回の目的地は黒斑山。お初です。スノーシュー着用を想定していたが、踏み固められた登山道を終始、アイゼンで進む。気掛かりだったのは、ガスで覆われていた山と私の靴。靴を入れた手提げ袋の中身は、何と2002年に購入して今は引退したはずのプラスチックブーツ!中を確認せずに、いざ現場にて開封し呆然。いけるか?取敢えず何とかなりそう?

登山教室の団体が3組程と、他にもかなりの登山者。人気のある山なんだね。
行きは表コース、今日は浅間山は拝めずか・・・眺望乏しい蛇骨岳で記念撮影をし、折り返す頃に徐々に視界が開け、見えるは念願の浅間山。ここぞとばかりに写真を撮りまくる。

戻ってきた黒斑山頂には沢山の人が休憩。我らも昼休憩。あまりの寒さのせいか、火がなかなか温まらず、生ぬるいうどんを食べる羽目になってしまう。帰路は中コース。完全に降りのみで、あっという間に下山。

駐車場でスパッツを取ると同時に、
プラスチックブーツの踵部分がバラバラになる。平成30年に、この靴を履くとは思わなかったが、愛着ある靴と意外な形でのお別れとなった。皆さん装備は出発前に入念にご確認を! 


 2/4   八方ヶ原(滝巡り)  記:「みつまん」 
 
 雷霆の滝 咆哮霹靂の滝  雄飛の滝   
<メンバー> CL「みつまん」、「くりさん」、「きたや」
天気:晴れ     距離 8.1Km 累積標高 +610m,-610m 所要時間 4時間25分(休憩込)
行程    学校平 9:05 ? 10:10雷霆の滝10:20 ? 10:40咆哮霹靂の滝10:50 - 11:20雄飛の滝11:55 ? 13:30 学校平

3年前に訪れた氷瀑を再訪した。駐車場に約30台の駐車があるのに驚いた。滝だけで無く、雪山ハイキングを楽しむ人もいるようだ。滝巡りのルートは約50センチの幅で完璧に圧雪されていてスノーシュー・ワカンの出る幕は無い。邪魔になるので持参するのを止めた。最初からアイゼンを装着したが、歩き始めすぐに一台のアイゼンにトラブル発生。約15分を要したが無事復旧。おかげで最後まで無事歩き通せた。

雷霆の滝は一部分凍結があるのみ。咆哮霹靂の滝は側の小滝が完全に凍結してその上に積雪がありアイゼンで登れる状態になっていた。スッカン沢に入ると、氷瀑が見られた。有名なカツラの木を一回りして橋を渡って対岸に移動して雄飛の滝に到着。

滝壺のスッカンブルーは見事だ。しかし、氷瀑はここ数日の暖かさで緩んで透明感が無い。先月下旬の情報では、今年は出来が良いという事だったので期待していたのだが残念だった。それでもそれなりに楽しむ事が出来た。
3年前は県道へ周回したが今回は折返しで学校平へ戻る。この方が1時間ほど短縮できる。下山後はまことの湯で汗を流した。


 2/4   黒斑山  記:「こなっち1」
 
槍ケ鞘手前から黒斑  トーミの頭から浅間  黒斑からトーミの頭  賑わう黒斑山頂   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
天候:晴、日帰りピストン (4時間20分、休憩含)
9;30車坂峠−(表コース)11;10槍ケ鞘−11;30トーミの頭−12;00.黒斑山12;4012;55トーミの頭−(中コース)13;50坂峠

スノーシュー目的で黒斑山に出掛けた。車坂峠は既に20台前後の車があり、槍ケ鞘に至る踏み固められたトレースをスノーシューで辿った。槍ケ鞘で、掛かっていたガスが切れ始め、時折黒斑山頂、浅間山が姿を見せた。

ここから急登の為アイゼンに履き替え、トーミの頭を経由し黒斑山に到着した。トーミの頭では強風に見舞われたが、山頂は穏やかで晴れ渡り、雄大に白く構える浅間山、八ヶ岳、蓼科山、雪景色の小諸の街並みなどを楽しみ下山した。

中コースでは雪を被ったコメツガ林が青空に映え、籠の塔山もすっきり見渡せた。好天に恵まれ、穏やかな雪の登山道、雄大な浅間の景観をたっぷり楽しめた。
 


 1/27   仏頂山、高峯  記:「こなっち1」 
 
仏頂山々頂   遊歩道から上小貫集落 桃太郎石  高峯から加波山   
メンバー> 「こなっち2」、則夫  
天候:晴、日帰り周回 (4時間30分、休憩含)
10;35上小貫−(北西面林道)11;50仏頂山11;55(奈良駄峠) 13;33高峯14;10 - (北東面林道) 15;05上小貫

低山ハイクで茂木の仏頂山,高峯を訪ねた。月曜に降った雪が残る林道から、GPSで登山道分岐を確かめ沢筋に進むが、人が入ってなく倒木、藪漕ぎに苦戦したが、尾根に出るのが賢明と判断し、これが正解だった。

尾根からは難なく仏頂山に到着、2030cmの雪は残るが、先客のトレースもあり遊歩道は分かり易く、桃太郎石や、気持ち良い尾根歩きを楽しみ高峯に到着した。穏やかな雪の残る里山をのんびり楽しめた。
 


 1/14   次石山(鹿沼)  「みつまん」 
 
平野橋から、中央が次石山  大岩  筑波山が見えた  次石山にて   
<メンバー> CL「みつまん」、「くりさん」、SL「ひなぎく」、「きたや」、「やまぐち」
天気:晴れ     距離 9.1Km 累積標高 +830m,-830m 所要時間 5時間35分(休憩込)
行程    平野橋 8:10 ?  尾根取付 8:15 ? 9:30 御嶽山 9:35 - 10:25 次石山 10:55 ? 12:00 鉄塔下 12:10 - 12:48 小倉城山 12:55 - 13:14 城山登山口 -  13:45 平野橋

鹿沼の次石山へ行ってきた。読みは「つげいし」「つげし」などあるようで、本当の名前は不明。次石山で有名なのはその東峰の「次石観音」だが、そちらへは立ち入らず。

平野橋北側の路側帯に駐車。墓地から尾根に取付く。踏跡はある。取付から25分で大岩に到着。左にトラバースの踏跡があったが、岩への直登を選択。最初の数メートルは傾斜が強いがホールドはしっかりしている。中程まで登るとなんとか歩けるようになる。念のために上から確保して登ることにした。時間はかかったが、いい練習になった。

御嶽山からの下りはルートが分かりづらいが、北西に少し下るとコルに続く小さな尾根が見える。次石山手前のピークからは、南東方面に眺望が開け、筑波山が見えた。次石山で大休止。そこからもいくつか岩場があったが、確保が必要な場所はなし。ただ、慎重な読図が必要になる。

早速、次石山の北のピークでルートミス。「西に下って北西」に進むのだが、30m下らなくてはいけないのに少し下っただけで北西に進んでしまった。左に見えてはいけない尾根が見えてきてミスに気付く。方向を変えるときは地図で確認する必要があることは分かっているつもりなのだが、億劫がるとミスにつながって余計な時間と体力を使うことになってしまう。

ルートに復帰して、雷電山・与松山・今里山と進んで、館跡の「八方館」までくるとハイキングルートになって標識がでてくる。小倉城山から正規の登山口に下った。そこからは車道を30分歩いて駐車地に戻る。
次石山は低山ながら岩場が多く楽しい山歩きができる。アカヤシオ・ヒカゲツツジ・イワウチワなどの花も咲くようだ。次回は、花を楽しみながら次石観音にも挑戦してみたい。 


1/13   大山(丹沢山系)  記:「こなっち1」 
 
前不動尊  大山寺への石段  大山寺   参拝客で賑わう阿夫利神社下社  
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
天候:晴、日帰りピストン (5時間26分、休憩含)
9;30大山観光案内所−(女坂)10;20大山寺10;3010;50阿夫利神社下社−12;15大山々頂13;00-14;00阿夫利神社下社阿−(男坂) 14;56大山観光案内所

陽だまりハイキングで大山を訪れた。寒波で寒いかと思ったが、風も無く穏やかで暖かい。女坂石段をゆっくり登ると、古くて荘厳な大山寺からの厄除け祈願のお経が聞こえて来る。参拝後、程なく阿夫利神社下社に着くが中高生の運動部の祈願やら多くの参拝客で賑わっていた。

ここから二十八丁目の大山々頂上社を目指すが、下社程ではないものの人は多い。途中、天狗の鼻突き岩、ぼたん岩など楽しみながら山頂に到着した。

山頂は空気が冷たく、多くの人で賑わっていたが、煌めく相模湾に真鶴、初島、三浦半島、江の島が浮かび上がり、白い雪を被った富士も綺麗に見えた。下社からは男坂を下ったが急な石段続きで、少々膝に堪えた。穏やかで、景色や山寺も楽しめたいい陽だまりハイキングだった。
 


 1/6〜7   赤岳 記:「さやま」 
<メンバー> CL「atsushi」、「さやま」
〈日程〉1月6日(土)晴れ  小山6:00-10:00美濃戸口11:00-12:20赤岳山荘-14:40赤岳鉱泉-15:40行者小屋(テント泊)
1月7日(日)晴れ  行者小屋7:00-7:50地蔵尾根-10:00赤岳山頂-11:30行者小屋13:20-15:40美濃戸口
 
今年の初山行は八ヶ岳の赤岳になりました。3連休ということもあり渋滞覚悟でしたが、圏央道、中央道と思いの外スムーズに登山口に到着しました。

準備を済ませ出発、美濃戸口より登山開始、美濃戸口から赤岳山荘までは舗装路で車で走れますが、雪と氷のミックスで滑ります。前を歩いている人が転倒するのをみて気を引き締めて歩きました。赤岳鉱泉では有名なアイスキャンディでアイスクライムを楽しむ人が大勢いました。

行者小屋は思いのほか混んでいましたが、無事にテント設営。暖かい鍋を食べて体が暖まりました。翌日はいよいよ赤岳山頂を目指して出発。稜線に出ると風が強く吹いておりましたが、景色は最高で北アルプスを望む事が出来ました。赤岳山頂では、天気に恵まれ富士山から南、中央、北アルプスまで一望できました。また、東には関東の山々を望む事ができ、なんと筑波山まで見ることが出来ました。

360度見渡せるのは八ヶ岳で最高峰の赤岳ならではでしょうか。百名山を一度にいくつも見ることが出来ました。行者小屋に戻り、暖かい飲み物で体を暖め、テントを撤収して下山しました。帰りにもみの湯で体を暖め、地元の蕎麦屋で蕎麦を堪能して帰路につきました。今年の山初めで最高の天気に恵まれたのは、幸先の良いスタートとなりました。 



 1/5    大小山  記:「みつまん」 
<メンバー> 「みつまん」
天気:晴れ     距離 7.8Km 累積標高 +990m,-990m 所要時間 4時間45分(休憩込)
行程    阿夫利神社前P8:10 ? 8:44 妙義山 8:50 ? 9:42 越床山 9:45 - 9:55 ローソク岩 ? 10:13 ローソク岩尾根末端 - 越床峠 - 10:35 番屋東ピーク 11:00 - 11:03 折返地点 -  12:25 妙義山 - 12:55 阿夫利神社前P
 
日光連山  ローソク岩  ローソク岩(下から)   
阿夫利神社前の駐車場から仙間神社まで進んでから右に入った。初めてのルートだが数分で谷筋を直登するルートに合流する。そしてすぐ妙義ルートに合流。妙義山への岩場を北に進むと、数年前は進入禁止になっていた山道がきれいに整備されている。進むとすぐきれいに整備されたピークに到着した。
妙義山山頂から北東120mあたりのピークだ。ベンチもある。日光連山・佐野唐沢山・筑波山がきれいに見える。折り返して妙義山へ。珍しく誰もいない山頂だった。浅間山・赤城・日光連山がきれいに見えた。

ローソク岩分岐のピーク(越床山)で、ローソク岩へ立ち寄ることにした。数年前に行っているが、その時よりマーキングが増えていた。約10分でローソク岩。下から見てみたくなったので、岩を左に巻いて下る。下から岩を見上げて戻るつもりだったが、その尾根の先にも小さなテープがあり踏跡もある。そのまま尾根を下ることにした。

歩きやすい尾根を下るとタイヤの墓場に到着した。大型トラックで使うものの数倍のサイズのタイヤもある。その先が旧国道293だった。誰も通らない廃道の舗装道を進むと 越床峠への分岐標識があった。急な上りを登って、番屋東の見晴しの良い小ピークで大休止した。休憩後、歩き出すとすぐ「緊急地震速報」。一瞬、身構えたが揺れはなし。でも、そこで引き返すことにした。

帰路では数組のハイカーに巡り会った。やたらと話好きのじいさんもいた。妙義山の妙義ルート岩場を下りところに西に進む細道があった。進むと妙義山をトラバースして大小山に行く道だった。誰がこんなにつまらない道を作ったのだろう。大小山経由で下山。何度も歩いた大小山だが、休憩ベンチが増えていたり、今まで気がつかなかった道があったりと、楽しい山だ。アップダウンや岩場も結構あって足慣らしにはいい山域だと思う。 


 1/2    熊鷹山  記:「ともさん」 
 
< メンバー> 「ともさん」、他1
10:00西沢登山口-11:50山頂12:20-13:20登山口

初登りに熊鷹山へ行ってきた。西沢の登山口は杉の伐採作業中で以前とは様子が変わっていた。杉林を抜け雑木林に入ると所々雪が残っている。どんぐりもたくさん落ちていて熊さんはたっぷり食べて冬眠に入れたのかなと思う。風が強く立ち止まると寒い。

誰にも会わず山頂に着く。真っ白な富士山、赤城山、袈裟丸山、奥白根山、男体山、女峰山など素晴らしい展望が得られさい先のよい新年が迎えられた。
お昼休憩後小戸口から登ってきたという単独の男性に会った。唯一出会った登山者だった。下山は登ってきた道を引き返す。あっという間に着いてしまった。体力が回復しているようでほっとした。


 1/2〜3   蛭ケ岳(丹沢) 記:「こなっち1」 
<メンバー> 「こなっち2」、則夫

天候:晴、山小屋1泊ピストン (8時間50分、休憩含)
1日目 9;15東野第2ゲート−11;35八丁坂の頭−12;00姫次12;4014;30蛭ケ岳(山荘泊)
2日目 7;45蛭ケ岳−9;00姫次−9;25八丁坂の頭9;4011;20東野第2ゲート

 
姫次から富士  蛭ケ岳手前登山道から富士  スーパームーンと夜景  日の出前トワイライトと夜景   

新年の日の出、富士山、夜景を目当てに丹沢蛭ケ岳に出掛けた。渋滞も無く、東野第2ゲートには4台の車があったが人影も無く穏やかな天候の下登山開始した。八丁坂の頭までは北面樹林帯の登りで、姫次に着くと眼前に大きく富士山が見え、ここで大休止した。

数人の登山者に会ったが、疎らで空いている。蛭ケ岳まで2時間弱だが、山頂直下の長い階段には閉口した。山小屋で夕暮れまで、キラキラ光る駿河、相模、東京湾の海、富士山を眺めのんびり過ごし、夕食後は寒さをこらえスーパームーンの下、赤白に輝く東京タワーなど関東平野一望の夜景を存分に楽しんだ。


翌朝、外は氷点13℃で凍てつくが、日の出前のトワイライトにまだ残る夜景が綺麗だ。日の出と朝日に染まる富士をたっぷり見て下山したが、この日は北面で強風に煽られ寒さが身に堪えた。新年の日の出、富士山、夜景を山小屋でのんびり楽しめた山行だった。



 12/23   日光白根山  記:「みつまん」
 <メンバー> CL「atsushi」、「みつまん」
天気:晴れ     距離 10.7Km 累積標高 +2,100m,-2,100m 所要時間 6時間15分(休憩込)
行程    菅沼登山口8:25 ? 10:00 弥陀ヶ池 10:55 ? 12:10 白根山 12:20 - 13:05 弥陀ヶ池 13:30 ? 14:40 菅沼登山口
弥陀ヶ池にて ザレ場で、晴れてきた  大岩の下 奥白根山頂
小山を朝出発して、菅沼登山口に着いたのは8時頃だった。登山口は積雪が多く、入れない車はドライブインの先の駐車場へ駐めていた。なんとか登山口に駐車した。この時期は駐車代の徴収は無い。人気の雪山なので、両方で30台以上駐まっていたと思う。 昨年より少し積雪は多そうだ。

弥陀ヶ池まで快調に登る。池から見上げる白根山は雲に包まれている。風も強そうだ。下山してきた人に尋ねると、「強風で、眺望も悪いので途中で下りてきた」という。私たちは大休止してエネルギーを補給した。池では10人以上が休んでいる。ほぼ全てが山頂を目指しているようだが、私たち同様に思案顔だった。 休んでいる内に山頂の雲がとれた。すぐ雲に隠れるのだが、またとれる。強風が心配だが行けるところまで行くことにした。

ほぼ夏道に沿ってトレースが続いている。樹木が無くなると、雪が飛ばされて踏跡も薄いところがある。先には大勢の登山者がいるのだが。大岩の手前のザレ場では苦労した。強風で雪が飛ばされてアイゼンでは歩きづらい。振返ると男体山から燧ヶ岳まで見えた。天気は良くなっている。大岩の先の稜線まで行って見ることにした。

稜線にでる部分が急傾斜で苦労したが、ピックを刺してよじ登った。稜線に出ると風は和らいだような気がした。 時々突風が来るが10-15m程度だろう。重心を低くして進む。稜線では岩が多いのでホールドが確保しやすく、ザレ場よりは安心して歩ける。 無事、山頂に到着。

夏の最盛期には写真撮影の待ち行列ができるらしいが、さすがにこの季節では少ない。我々の先に2人いただけだ。山頂は晴れていたが、眺望は悪かった。男体山も霞んでいた。

下山開始。岩場とザレ場は慎重に進む。まだまだ登ってくる登山者もいる。弥陀ヶ池に戻ったときはさすがにほっとした。 無事下山。湯元で汗を流して帰路についた。 人気の山での楽しく少し厳しい雪山でした。いろいろと課題もあるので次回の雪山までにはきちんと対応しておきたいと思う。


 11/25    愛宕山(京都)   記:「atsushi」 
<日程>2017年11月25日(土)<メンバー>「atsushi」   <天候>25日晴れ <行動時間>10:15清滝 12:08サカサマ峠12:54 14:03愛宕神社 14:42水尾わかれ 15:13水尾 15:29バス亭 (バス)JR保津峡駅
 
京北コースの予備日を使い、日本三百名山がひとつ愛宕山に挑戦。山頂は、全国の愛宕神社の総本宮がある。街中から登山口に行く途中で嵐山の天龍寺で紅葉の見頃を楽しむ。バスに乗って清滝バス亭に到着。さすがに京都の街から近い、先日の京北コースと違いたくさんの人が降りた。愛宕神社には、いくつか登山ルートがある。自分は裏参道のルートをとることにする。

清滝の駐車場のところで、1週間前に行方不明になった人のビラを配っていた。前回来たときも尋ね人の紙があったので、低い山といって侮ってはいけないようだ。林道を進み、やがて倒木が多くなり、梨の木谷をつめる。途中、梨木大神で地図を確認。後続の人が来たが先を急ぐといってしまった。ただ、地図を確認すると自分とは違うルートのようだ。地図にない道を行ってしまった。自分は、読図をして道を選ぶ。

谷をつめて行くと斜度がだんだんきつくなり。振り返ると京都の街がきれいに見える。サカサマ峠に到着。ここにもお地蔵様がいる。京都は峠にお地蔵様がいて道しるべとなっている。高いところから声が聞こえるので、いってみると地元山岳会の人が昼食をとっている。いい所だ。自分もここで今日の街を見ながら食事。今日は風邪もなく気持ちいい。食事をとって、愛宕神社に。

山を巻くルートがありそうなので、行って見ると京都の街を挟み反対側の大文字や比叡山がみえる。しかし、この道は途中できれて谷をおりるようなルートだ。明らかに地図と違う。尾根に続く足跡があるので、それをたどり強引に尾根の登山道に復帰。やはり里が近いので、いたるところに道がある。もし、道に迷って滑落したら行方不明になる可能性は高い。低い山なれど遭難がおきるわけだ。

愛宕神社の手前で三角点を探すが、今回用意した地図が地形図ではなかったため探せず残念。時間もないので愛宕神社に、ここまで来ると表参道と合流。多くの参拝者がいる。子供づれも多い。愛宕神社に、旅が無事にできることを感謝する。火伏せの神さまということもあり「火迺要慎」の札を授かる。

帰りは表参道から水尾に下山。ここは、ゆずの里、柚子の木があちこちにあった。予約していれば柚子湯に入れるらしい。もう一度来ようと思った。水尾では、タイミングよくバスの時間が合ったので、JR保津峡まで時間短縮ができた。腹も減ったので、帰りに京都イノダコーヒー本店で赤いソファにくつろぎ、ビフカツサンドを食し。京都の歴史の一端に触れくつろいだ。 


 11/23〜24  京都一周トレイル 記:「atsushi」 
 京都一周トレイル(京北コース)
<日程>2017年11月23日(水)−11月24日(木)  <メンバー>「atsushi」     <天候>23日晴れ時々にわか雨 24日晴れ
<行動時間>23日8:20細野小学校 9:03滝又の滝 10:48茶呑峠 11:26パラグライダー離陸場 12:07天童山 12:33パラグライダー離陸場12:50 14:40常照皇寺15:04 16:26百年桜(ほろろん)
24日9:00ほろろん 9:54井戸峠 10:45上中城跡 13:14黒尾山 14:06魚ヶ淵 14:38栗尾峠 15:04細野小学校
 
昨年に引き続き、京都一周トレイルを実施。今回は京北コース、全長48.7km。予定は3日、1日は予備日とする。
23日東京発の夜行バスで前夜発。京都駅に6時に到着。今回もVIPライナー、東京と京都ともにラウンジが使えて準備に便利。京都駅から、JRバスに乗り、京北コースの起点、細野口まで向かう。起点と終点は元細野小学校になる。開始。まもなく滝又の滝を見物。ここから北山杉の林が広がってくる。途中の集落では子供たちがのびのびと遊んでいる。

集落をつなぎながら茶呑峠へと高度を上げる。茶呑峠にはお地蔵様がある。説明文は、有志が作ったようだ。茶呑峠からは標高をたもちながら進む。天童山へのサブコースに入る。途中、パラグライダー離陸場へ、展望は良いが、風邪が強く、雨がぱらつく。先をいそぎ天童山に。天童山山頂は樹林帯、展望はきかない。その手前の展望ポイントが京都の北山が見渡せた。下山でパラグライダー離陸場に戻ると風邪は寒いが晴れてきて山国の集落が見渡せる。

ここで展望を楽しみながら簡単に昼食。ここでようやく他の親子ハイカーと会う。彼らは、京北の出身で、栃木から来たといったら驚いていた。25日に行われるトレランの下見で来ているようだ。たしかに、トレランコースは、道が整備されている。それを外れると、倒木が多く。道が整備されていない。ハイカーの父から一緒に降り、峠などは昔の京への道だったという話を聞く。雨が降って晴れてきたからか虹が見えた。この後も天気がめまぐるしく変わり、3度も虹を見ることに。

途中で分かれ自分は山国に向かう。桂川の川沿いに進む。このあたりに宿泊予定だが、今日の目的地、百年桜までだが。明日は早いので、先に常照皇寺を見ることにする。ここは桜が有名。紅葉はすでに散っていたが、皇室ゆかりの寺を感じることが出来た。暗くなる前に黒田の百年桜へ向かうため出発。黒田までは、桂川の河川敷を歩くが、途中の水路で熊の糞を見かける。近くには民家もあって畑もあるこの場所まで熊が来ていることに驚いた。
峠を越えて、この日の目的地、百年桜に。すでに葉は散っていて、冬の装いだ。宿に電話をしたら迎えに来てくられるというので、お言葉に甘える。この日の宿泊地は農家民宿ほろろん。茅葺き屋根のいろりがある、古民家の宿だ。いろりですき焼きを食べ、京北の日本酒を楽しむ。宿は親子で営んでおり、オーナーの父親は表具師。表具と建具がよくわかっていない自分に丁寧に教えてくれた。それから、いろいろ歴史の事など話に盛り上がって、夜も更けてきて就寝。


24日ほろろんの朝食はご飯の他に、郷土色の納豆餅が出た。関西では納豆は食べないと思っていたので、驚いた。一説では、納豆の発祥の地らしい。昨日到着したときは、暗くてわからなかったが、改めて家の周りを見ると風情があって良い。居心地が良いので、ついのんびりしてしまい出発が遅れた。また来たくなる宿だ。

井戸峠を目指す。まだ太陽は高くなく沢沿いの道なので寒い。峠を越えてからは里山の集落をとおり車道をあるく。途中の小学校では、寒い中、子供たちは元気に運動をしている。出発が遅れた分、降りや平地では、スピードをあげ時間を稼ぐ。途中から周回ルートから少し外れ黒尾山へと高度をあげる。その先の周山城まで行きたいが、時間がないので先を急ぐ、京北の道の駅で食事がしたいので、バスの時間あわせて先を急ぐ。途中、魚ヶ淵の吊り橋を渡り最後の栗尾峠へ登る。後は一気に降り、車道を歩き細野小学校に到着。京北コース完歩。


京都の歴史を感じながら里山と峠をつないで歩いた。道の駅まで、バスを待っていたが定刻から20分ほど遅れて到着、すっかり体が冷えてしまい。京北うどんと地元の産物を購入して、京都の街に向かう。 この時期の京北は、ところどころに紅葉の残りが見れたものも、風は冬のもので寒かった。 また、日が短くなっているのでペース配分なども重要。また里山だけあり、地図にない道や道標もない新しい道などが林業の道などあり、迷いやすい。それだけに人とよりそう自然を感じる道だった。気温は去年と一ヶ月も変わらないが、かなり寒く感じた。 前回の京都一周トレイルの東山、北山、西山の京都の街を囲む山のコースと今回の京北コース。それぞれ違う趣だが、どれも京都の歴史を感じさせてくれた良いルートだった。


 11/25〜26   奥久慈縦走  記:「みつまん」 
<メンバー>  CL「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「くりさん」、「いしさか」、「きたや」、「おおむら」、「こなっち1」、「こなっち2」、「みつまん」
天気:晴れ     距離 8.3Km 累積標高 +1,020m,-1,020m 所要時間 5時間50分(休憩込)
行程    大円地駐車場8:00 ? 9:15 男体山 9:35 ? 10:05 大円地越 10:10 - 10:52 小草越 ? 11:38 フジイ越 ? 11:53 鷹取岩 12:18 ? 13:00 釜沢越13:10 ? 13:33 佐中口 - 13:50 不動滝入口
 
男体山への登り  男体山山頂  紅葉  鷹取岩の北の岩で   
前夜に登山口近くのつつじヶ丘で仮眠。当日、ゆっくりと準備して出かけると、8時前で大円地駐車場はほぼ満車状態だった。人家脇を通って進むと健脚コースと一般コースの分岐になる。健脚コースを進む。

薄暗い谷を登ると少し汗をかいた頃、尾根に出た。滝倉分岐を過ぎると次第に岩場がでてくる。ここの岩はホールドがたくさんあり登りやすい。クサリもしっかりと付いている。しかし、油断していると今の時期は落葉で滑る。急傾斜をいくつか這い上ると、東屋のある分岐に飛び出した。山頂は西に祠があり、東に三角点・アンテナがある。

360度の眺望が楽しめた。那須・高原・日光連山・赤城・浅間など。南東には海が望めた。煙突も見えたので東海村あたりの太平洋か。
休憩後、東に下って大円地越。そこから南に方向を変える。所々で最後の紅葉を楽しむことができた。特に、崖の上の登山道から見下ろす大円地の谷の紅葉が素晴らしい。

鷹取岩で大休止。展望もいい。釜沢越からは西に方向を変えて、とんでもない急傾斜の谷を下ってから佐中に伸びる尾根にでる。佐中から奥久慈パノラマ林道を不動滝入口まで下って縦走を終了した。 


 11/19  西平岳〜釈迦ケ岳  記:「はしだ研」
 
9:00林道駐車場発 直ぐにハプニング発生 10メートル程山に入った所でくくり罠にかかった鹿をリクが見つけ首筋に齧り付き引き離すのに一苦労、血だらけに。

すっかり落葉した林を登り西平岳に、この先は初冬の様相、中岳の針葉樹内の岩まじりの滑り易い道を苦労しながら通過、12:10釈迦が岳到着。

驚いたことに登山者でごったがえしているはずの山頂には誰もいない、結局最後まで我々だけの山行になった。

15:40駐車場着。鬼怒川温泉のおおるりグループにて冷えた体を温めた、日帰り入浴16:00まで 500円 タオル付。 


 11/11〜12  日向山 記:「みつまん」 
 <メンバー> CL「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「くりさん」、「いしさか」、「きたや」、「なかがわ」、「みつまん」
天気:晴れ     距離 10.9Km 累積標高 +1,440m,-1,440m 所要時間 7時間40分(休憩込)
行程    尾白川渓谷駐車場7:25 ? 8:35 竜神平 8:55 ? 9:40 不動滝 9:55 - 10:25 林道へ 10:30 ? 10:45 錦滝 ? 12:00 日向山 12:40 ? 13:55 矢立石登山口 ? 14:45 尾白川渓谷駐車場
 
神蛇滝の上滝  錦滝からの厳しい登り  雁ヶ原の登り  甲斐駒ヶ岳   
尾白川渓谷駐車場にて仮眠。この駐車場は甲斐駒ヶ岳黒戸尾根登山口の駐車場として有名で、広く、トイレも完備している。ただ、今の季節は利用者の大半が日向山登山者のようだった。

まず、渓谷をハイキングして有名な三段滝(神蛇滝)を見てから日向山へピストンしようということで、渓谷道に入った。しかし、階段倒壊で通行できず尾根道で滝まで行くことになった。竜神平から神蛇滝を眺めた。ここで折り返す予定だったのだが、不動滝・錦滝経由で日向山に行くことにした。そのルートは通行禁止になっているが、ルート状況は事前調査しておいた。

竜神平〜不動滝の間は山道崩落箇所があるが、範囲が狭いので少し高巻きすれば通行できた。不動滝から林道まではかなり踏跡が薄く、テープなどを慎重に追いながら進んだ。しかし階段などは長らく保全されていないようで歩行には注意が必要。林道は大きな崩落箇所があるが歩行はギリギリ可能。錦滝からの登りが今回一番の厳しいルートだった。

急傾斜、危険箇所も多く、ロープが適宜にあるものの、今の季節は落葉が厚いので、足下を確認しながら進む。日向山山頂近くになると花崗岩が風化した砂の斜面を大きくトラバース気味に登る。山頂では多くの登山者が景観を楽しんでいた。見事な景観だった。近くでは花崗岩の風化が進んでいる岩の林立。

遠景では、八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳・鳳凰三山・富士山が楽しめた。しかし、北側は転落しそうで怖い。復路は一般ルートで下山した。傾斜が緩やかで楽しいハイキングコースだ。大勢のハイカーとすれ違った。

今回歩いたコースは距離は短いが累積標高が大きく、時間もそれなりにかかる。ルート前半は崩落が一層進む可能性が高いので十分な装備と、途中折返しも考慮しておく必要がありそうだ。
尾白の湯で汗を流し、中央高速の渋滞を避けて、佐久に迂回した。安くて美味しい蕎麦を食べて帰路につく。渋滞も無く20時過ぎに栃木に着く。


 11/3  御座山、 11/5 岩櫃山  記:「こなっち1」
11/3  御座山
 
御座山麓カラマツ紅葉   御座山頂から浅間山 御座山頂  御座山頂から八ヶ岳   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
天候:晴、日帰りピストン (5時間 休憩含)
9;05白岩登山口−11;00前衛峰−11;40御座山12;3013;00前衛峰−14;05白岩登山口
3連休だが、中日の4()天気が良くないので南佐久御座山へ日帰りで出掛けた。紅葉は麓の里辺りまで下り、カラマツ林が黄金色に輝き眩しい。落ち葉を踏みしめながら前衛峰、山頂手前のシャクナゲ林を抜け、眺望の良い岩場の山頂へ到着した。

山頂からは、南側眼前に大きく八ヶ岳、北に浅間、西には遠く既に雪をまとった槍、穂高、後立山の北アルプスの峰々、近くの紅葉に染まった山裾などの眺望をゆっくり楽しみ下山した。穏やかで暖かい晩秋の良い山行だった。


11/5岩櫃山
 
古谷から岩櫃山  岩櫃山頂から古谷  岩櫃山頂から744,731ピーク  岩櫃山頂   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
天候:晴、日帰り周回 (3時間25分 休憩含)
9;05平沢登山口−尾根通6合目−古谷−10;20密岩通登山口−1045鞍部10;5511;15岩櫃山11;4512;30

平沢登山口
里に下りた紅葉を求め、岩場も楽しめる東吾妻の岩櫃山に出掛けた。平沢登山口に駐車し、岩櫃城跡、紅葉を眺めながら、尾根通りを6合目まで登り反対側の密岩通登山口に向かった。古谷からは岩櫃の岩山が見渡せた。

登山口から急登し、鞍部から天狗の架け橋、鎖場を慎重に通過し山頂に到着、低山ながら岩場の上からの眺望は良く、周辺の紅葉もゆっくり楽しめた。30人程の団体が来るとの話で、鎖場が渋滞する前に早めに山頂を後にし、沢通り経由で下山した。穏やかな好天の下、岩と紅葉を楽しめた。


 11/3〜5   研修会(国立登山研修所) 記:「atsushi」 
 
天候:11月3日晴れ、4日雨 5日晴れ
国立登山研修所で安全登山普及指導者中央研修会(第2回)が実施され、参加者は東は青森県から西は山口県まで40人以上の登山に関わる人が集まった。

今回は読図・プランニング研修コースを選んだ。このコースのメンバーは、社会人山岳会と大学生の10人で構成され、各々の活動を聞くなど交流もできた。
講習内容は簡単に書くと、1日目:地図の基本。コンパスの基本練習。明日歩く山行ルートを地図からの予測。2日目:昨日予測したルートを実際に確認した。その後、振り返りを実施した。概念図の作成方法とそれを持つ意味。

3日目のルート予測。3日目:道のない山を藪漕ぎ。そして、ルートの振り返り。以上のように読図・ナビゲーションを3日間、みっちり教わった。この講習をとおして「地図を読む」「山を見る」などの意味をおそわる。また急遽、那須の雪崩事故があった関係から、高等学校等教職員研修コースが新設され、NHK宇都宮支局や下野新聞が密着資材に来ていた。

このコースとは一緒に、開会式や講義を受講したので、マスコミの目があり緊張した。他にも富山の夕方ニュースで放映されたり、新聞の記事になっており、社会的な反響の大きさを伺わせた。最後に閉会式で主任が言った、常に研修を受けている気持ちを忘れないでほしい、という言葉を胸に今後も切磋琢磨していきたい。 


 11/5    安達太良山  記:「みつまん」 
<メンバー>  CL「ともさん」、「わたなべM」、「たむら」、「きたや」、「やまぐち」、「みつまん」
天気:曇り     距離 16.5Km 累積標高 +1,160m,-1,160m 所要時間 7時間5分(休憩込)
行程    銚子ヶ滝P7:15 ? 7:30 林道分岐 ? 8:03 分岐 - 8:46 母成峠分岐 8:55 ? 10:28 船明神山 10:35 ? 12:12 母成峠分岐 12:20 ? 12:53 分岐 ? 13:12 銚子ヶ滝下り口 ? 13:20 銚子ヶ滝 13:30 ? 13:40 銚子ヶ滝下り口 ? 14:04 林道分岐 ? 14:20 銚子ヶ滝P
   
 快適にささ道を進む 霜柱ですべる山道  船明神山への登り  銚子ヶ滝にて   
栃木運動公園を5時に出発。7時頃母成グリーンラインの銚子ヶ滝駐車場に着く。舗装された広い駐車場だがトイレはない。少し登ると舗装された林道に出る。林道を10分ほど歩くと、銚子ヶ滝方面への分岐に到着するが、今日は反時計回りに歩くので林道を直進する。やがて舗装がなくなり、牧草地ゲートを通過して、東屋の分岐で山道になる。

母成峠への分岐で小休止。母成峠方面は藪道であまり歩かれていないようだ。そこからも道は明確なのだが、次第にぬかるみが多くなる。標高が上がると霜柱・霧氷が見られるようになった。道が尾根の西側に回り込む前に防寒着を着た。そこからはハイマツ帯できれいに霧氷が付いてきれいなのだが、ハイマツを掴むと手袋が霧氷で冷たくなる。

ガスがでて見通しが悪くなった。なんとか船明神山までは行ったが、その先は一層風が強くなりそうだし、視界不良なので折り返すことにした。風を避けられる尾根の東側に回り込んでから大休止。休んでいるとガスが晴れて目の前に霧氷に縁取られた尾根が見渡せるようになるときもあった。

一気に下り、銚子ヶ滝へ寄る。高低差があり、きれいな滝だが、滝への階段は疲れた脚には堪える。下山後は、先週と同じ駅前宿の風呂で汗を流し帰路につく。東北道は連休の混雑でいつもより1時間ほど余計にかかった。こんどは、花の時期にこのルートに再挑戦したい。
 


 10/28    磐梯山 記:「みつまん」 
<メンバー>  CL「はしだ」、「まちこ」、SL「ともさん」、「くりさん」、「いしさか」、「きたや」、「こなっち1」、「こなっち2」、「みつまん」
天気:曇り      距離 8.5Km 累積標高 +720m,-970m 所要時間 4時間20分(休憩込)
行程    八方台登山口9:55 ? 10:22 中ノ湯 10:27 ? 11:30 お花畑 11:50 ? 12:00 弘法清水 12:07 ? 12:20 爆裂口上の分岐 ? 13:00 岩原 13:10 - 14:20 裏磐梯スキー場P
 
中ノ湯の温泉跡  登山者の多い山道  霧のお花畑を進む  弘法清水   
鹿沼を7時前に出発して、八方台には9時過ぎに到着。駐車場はほぼ満車状態。車1台を下山口にデポするために30分以上要した。
10時前に登山開始。緩やかな幅広の登山道をゆっくりと進む。ブナ林が見事だ。中の湯まで30分。中の湯は廃屋になっているが、まだ温泉が少しでているそうだ。硫黄のにおいがした。

そこからは山道になって少し岩が増え、多少のアップダウンもある。登山者は多い。中の湯から1時間ほどでお花畑に到着。花の時期は過ぎている。霧が出てきて風も強い。風をよけてエネルギー補給。視界がきかないので弘法清水で折り返し。北へ下ると荒々しい爆裂斜面が真近に迫ってきた。爆発の威力を想像すると怖くなる。

猪苗代方面への分岐を過ぎると、10分ほど爆裂口上の縁を進んでから、爆裂斜面に刻まれた急な登山道を下る。途中からは鉄杭が打たれていて、それを掴んで下る。登山道はよく整備されている。分岐から40分で、岩の平原に出た。そこで大休止。岩原は道に迷いそうな場所だが、ピンクテープが頼りになる。

登山道脇にはシラタマノキの群生が見られる。こんな広い群生は初めて見た。紅葉は最盛期を過ぎていたが、カラ松の黄葉が美しい。まもなく裏磐梯スキー場にでる。スキー場の作業道を桧原湖を見ながら下る。
駐車場に着いた。八方台の車回収を待ってから、帰路につく。磐梯熱海の元湯に行ったが工事中で入れず。近くの宿の風呂で汗を流した。いい温泉だった。   


 10/14〜15  地神沢/クロノ沢周回  記:「みつまん」
 
ナメを下る  ナメ滝もいくつかあります  地神沢クロノ沢出会で休憩  無事林道に戻りました   
<メンバー> CL「はしだ」、「おおむら」、「いしさか」、「たむら」、「みつまん」
天気:曇り   距離   12.5Km 累積標高   +-620m  所要時間 6時間(休憩込)
駐車地8:10 - 9:20 地神沢入渓 9:25 - 地神沢クロノ沢出会 11:18 - 地神沢ユノムラ沢出合 11:30 - 11:42 地神沢クロノ沢出会 12:02 - 林道 13:24 - 14:10 駐車地

前日、鹿沼を16:45に出発して、七ヶ宿道の駅で仮眠。
当日は七ヶ宿スキー場西を南下するが舗装が切れてからは悪路を約10分で駐車地に着いた。4-5台駐車可能か。装備を整えて林道を東に進む。1時間強歩いて地神沢入渓地点に到着。途中、熊の大きな糞があり緊張する。

まずは地神沢を下る。入渓するとやがてナメが始まった。落葉で滑りやすい箇所もあるが快適に歩くことができる。紅葉を期待していたがまだまだ早かった。2−4mの滝がいくつかある。緩い滝はそのまま下ったが、倒木を利用してくだったり、岸を回り込んだりした。ナメの深くなった場所や滝壺では、岩魚の影を見ることができた。

ユノムラ沢出合まで下って折り返し。クロノ沢出会の先の3m程のナメ滝では勢いよく滑ると滝壺に入ってしまう可能性があったが、這うように下り、また這うように上った。クロノ沢出会まで戻って大休止。そこは幕営適地で焚き火跡があった。そこからはクロノ沢を遡上した。同じくナメが多いが、地神沢より少し黒いコケが多いように思う。ナメ滝もいくつかあるが、下りよりは登りが安心して歩ける。10m程のナメ滝は滑りやすかったが、右岸の灌木を掴んで上った。細いトラロープもあった。標高550mを過ぎるとナメは終わり岩だらけの沢になる。

無事、林道に戻ることができた。のんきに林道を駐車地まで戻る。
昨夜お世話になった道の駅でそばを食べてから、白石湯沢温泉で汗を流して帰路につく。19時少し前に鹿沼着。今回の沢は林道からすぐ入渓出来て、2つの沢を周回できる。アプローチが長いのが難点だが、新緑紅葉時期に再訪したい
 


 10/8    金精山  記:「atsushi」
 
<メンバー>「atsushi」  <天候>晴れ
<行動時間> 7:40湯元駐車場 7:50登山口(中ッ曽根) 9:26国境平 9:43金精山10:20 10:56五色山11:33 11:53前白根(外山尾根) 13:09登山口(湯元スキー場) 13:30湯元駐車場

日光の紅葉が見頃という事と、風邪が直った後なので、距離の短いルートを設定。金精山に登ることにする。早朝、湯元駐車場向けて出発。途中、竜頭の滝は7時ごろなのに駐車待ちの列が出来ていた。当然、上も路駐の車が多かった。まずは湯の湖の紅葉を堪能する。ルートは中ッ曽根。距離が短いからたいしたことはないと思ったが間違い。

登り始めは急登、土砂の流出した登山道、背丈以上の笹と予想以上の難路。それでも、紅葉がきれいな中、高度を上げる。振り返れば男体山がきれいにみえる。国境平でようやく先行者とあった。紅葉の盛りなのに人に会わなかった。すぐに金精山山頂。おなかも空いたので、景色を見ながらカップラーメン。食べていると、結構人が来るが、皆さん、金精峠から。次はここから来よう、いろいろなコースがとれるだろう。

帰りはピストンで中ッ曽根を降るは難易度が高いので、外山尾根で下山することにする。そのため、五色山と前白根山の山頂を経由することに。五色山からはきれいな黄葉と五色沼が見える。白根山の山頂は、たくさんの人が賑わっている。さすが日本百名山。金精山と五色山は栃木百名山だ。ひさしぶりの単独行なので、途中、単独行の人と山談義で時間が過ぎてゆく。
日が高くなり雲が上がってきたところで、下山開始。外山尾根も急登だが、中ッ曽根に比べれば歩きやすい。一気に降り、スキー場に。スキー場はキャンパーのテントがたくさん張られ紅葉がきれいだった。 


 9/7〜9   鳥海山、金峰山  記:「はしだ研」
 

<鳥海山>
麓の玉簾の滝駐車場に前泊したが朝まで小雨基調で様子見していたら急速に天候が回復、急いで湯の台口駐車場に向かう。ギリギリ停めることができ、8:15出発 伏拝岳には12:10に着いた。

紅葉が見頃を迎え残雪とのコラボを楽しめました。このルートはごろた石ばかりの上を歩くので、足首の負担が大きく疲れるルートでした。

<金峰山>
金峰山はかつて山岳修験道で栄え中宮が中腹に山頂には奥社が立つ。鶴岡市民のトレーニングの場となっているようだ、驚いたことに山頂直下にはバイオトイレが設置されていました。




 9/6〜9   槍ケ岳 記:「こなっち1」 
 
ババ平から槍沢紅葉  槍ヶ岳山荘から大槍  槍山頂祠  夕日に染まる大槍   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫
山小屋2泊ピストン
【10月07日(土)】曇・晴・小雨/平湯あかんだな駐車場8;50−(シャトルバス)−9;20上高地9;30−10;30明神−11;20徳沢園11;45−12;45横尾−14;30槍沢ロッジ(泊)
【10月08日(日)】快晴/槍沢ロッジ6;10−7;15水俣−8;05ババ平−9;00グリーンバンド−9;40殺生ヒュッテ9;55−10;50槍ケ岳山荘11;30−12;05槍ケ岳12;40−13;15槍ケ岳山荘(泊)
【10月09日(月)】快晴/槍ケ岳山荘6;15−6;40殺生ヒュッテ−7;10グリーンバンド−8;00ババ平−8;40槍沢ロッジ9;05−10;35横尾11;10−12;05徳沢園12;15−13;05明神−14;00上高地14;05−(シャトルバス)−14;45平湯

[1日目] 日曜から好天の予報で、金曜夜松本に前泊、土曜朝曇り空の中上高地を出発した。徳沢辺りで陽も射し始めたが、一ノ俣で小雨、槍沢ロッジに到着した。大混雑を覚悟していたが一人布団一枚確保でき、何と言っても山小屋での風呂は有り難い。

[2日目] 予報通り快晴のもと登山開始した。ババ平まで登ると、見頃を迎えた槍沢の紅葉と岩の白い稜線が朝日を浴びて眩しい。グリーンバンドで東鎌尾根に隠れていた槍が漸く姿を見せ、ガレ場を2時間弱登り槍ヶ岳山荘に到着した。穂先渋滞話を聞いていたが、30人程が取付いているだけで空いており、大休止後荷物をデポし大槍を目指した。

直下から見上げた程難は無く登頂、穂高連峰、西鎌から続く裏銀座の山並み、東鎌から大天井,燕に至る表銀座縦走路、遠く後立山、常念、蝶、笠ケ岳など、360度の大パノラマを楽しんだ。山荘に戻りのんびりしていると、穂先は行列が出来ていた。夕日に染まる山並みを眺め、美味しい夕食を頂き就寝したが、混雑も無くゆったり休めた。


[3日目]日の出と雲海をゆっくり眺め、8時間弱の長い道のりを、紅葉を楽しみながら下山、平湯温泉で汗を流し帰宅した。 


 9/30   谷川岳 記:山口 
 
<メンバー>  CL「おかちゃん」、「かずちゃん」、「やまぐち」、「おがわ恵」、「おおしま享」
小山4:50― ロープウェイ駅7:25― 西黒尾根登山口7:37― ラクダの背10:00 ガレ沢の頭10:10 ― 肩の小屋11:30― トマの耳、オキの耳 肩の小屋13:10― ガレ沢の頭13:58 (厳剛新道)− 国道16:00− 駐車場16:30

紅葉が始まった、秋晴れの谷川岳を楽しみました。厳剛新道は我々のみで貸切ルート、あまり登られていない印象でした。
ロープウェイ駐車場はすでに混雑していたが西黒尾根は人が少なくいい雰囲気だった。いきなりの急登をいいペースで登り続け、話もはずみ楽しい。広葉樹林が美しく気持ちもたかぶる。

樹林帯を抜けた所で休憩がてら地形図の読み方を教わる。岩稜歩きとなり緊張する。谷川の全容を目前にしながら、その険しさに感動しながら、そして空の青さと360度の景色にアドレナリン急上昇。途中東南稜の岩登りの二人を見るのも楽しみの一つになった。

頂上直下では天神峠からの登山者の多いのにビックリ、まさにアリの行列だ。肩の小屋で食事をしながら山々を満喫した後、トマ、オキを目指す。ここでは紅葉のすばらしさに大興奮。平標への縦走路を見て歩きたいと思う。

紅葉を後に下山。厳剛新道は濡れた石とコケで滑る。ここは沢を間近に見られてスケールの大きさに驚く。一日天気に恵まれ念願達成、ありがとうございました。



 9/29〜10/1  立山、大日岳  記:「あんまん」 
<メンバー>  CL「あんまん」、「すぎと」
初日は雨具を着て室堂を出たが、途中で天気が回復し雨具を脱ぐ。

2日目は、快晴で冷たい風が吹くが眺望がすばらしい。雄山からは北アルプスの名山が、大汝山まで行くと目の前に剣岳が、遠くに白馬岳も見えた。奥大日岳からは東側とは違う剣岳の西側が見られた。

3日目の大日岳は空身で上る。今日も快晴、富山湾と能登半島、白山等を望み満足して下山。大日平までの下りは結構疲れるが、草原では紅葉も始まっていて気持ちの良い所。牛首手前からの下りも厳しく、登山口まで気が抜けなかった。素晴らしい称名滝を見て、立山駅前で入浴後帰宅。


 9/28〜30    涸沢(紅葉 記:「みつまん」 
<メンバー> 「くりさん」、CL「みつまん」
28日 天気:雨のち曇り  距離   6.5Km 累積標高   +130m,   -90m  所要時間 1時間40分(休憩込) 
  小山 5:45 -(車)- 10:00 沢渡 10:40 ?(バス)- 11:20 上高地バスセンター(昼食) 12:30 - 13:20 明神 ? 14:10 徳沢  
29日 天気:晴れ    距離  17.1Km 累積標高 +1,250m,-1,250m  所要時間 9時間20分(休憩込) 
  徳沢 5:50 - 6:40 横尾 7:00 - 8:00 本谷橋 - 9:25 涸沢 10:35 - 11:50 屏風のコル 12:05 - 13:55 中畠新道分岐 14:10 - 14:55 新村橋東 - 15:10 徳沢 
30日 天気:晴れ  距離   8.2Km 累積標高   +120m,  -160m  所要時間 3時間05分(休憩込)
  徳沢 7:55 - 8:35 明神 8:45 - 9:00 明神池 9:30 - 10:35 河童橋 10:55 - 11:00 上高地バスターミナル 11:25 - 12:00 沢渡 12:20 -(風呂/食事)- 17:45 小山
 
涸沢で、北穂方向  涸沢ヒュッテから屏風のコル方面  パノラマ新道から涸沢  屏風のコルからの下りも疲れた   
徳沢にテント2泊して、涸沢の紅葉を楽しんできた。
初日は雨時々曇りだったが上高地バスセンターからの歩きでは雨に降られずにすんだ。徳沢までは重いザックに耐えて歩を進める。徳沢園のテント場は芝生の上で快適だった。明るい内に夕食(豚鍋とうどん)を済ませて19時には寝た。星空になっていた。

2日目は4時に起きてフリーズドライで朝食を済ませ出発準備。明神岳の朝焼けを楽しんでいると、出発は6時近くになってしまった。横尾のベンチには霜が降りていた。横尾谷を奥へ進むと屏風岩に自然の迫力を感じる。本谷橋では大勢の登山者が河原で休んでいた。そこからは落石危険箇所の多い登山道になる。登山者が多く、危険箇所で写真撮影している登山者もいるので余計に気をつかって進まなくてはならない。

標高が上がると紅葉が始まってきた。まず、北穂から東に延びる尾根の紅葉が楽しめる。涸沢に到着。分岐を涸沢小屋方面に進む。ナナカマドの紅葉が見事だ。北穂方向の紅葉は最盛期だ。振り返ると、東天井岳・横通岳が見える。常念は屏風岩に隠れている。紅葉は見事なのだが、3000m辺りから上はガスに隠れていた。曇り気味で紅葉が写真映えしない。テント場で大休止。へりが物資の運搬をしているのを見て楽しんだ。

涸沢ヒュッテでは大勢の登山者が休んでいた。名物のおでんには行列ができていた。裏手に廻ると吊り尾根を見上げることができた。
10:35にパノラマコースに入る。入口には「岩稜登はん経験のある方・・・通行は午前中に御願いします」の注意書きがあった。その登山道からは涸沢カールを一望できる箇所がいくつかある。登山道は所々で岩登り、岩下りがあるがホールドはしっかりしている。それよりもガレ場のトラバースが怖い。上を見ると落ちてきそうな岩がある。雨の時は通行は止めた方が良さそうだ。

前穂北尾根に到着するとコルまでは右が崩れているザレ尾根を進む。驚いたことに屏風のコルには大勢の登山者が休んでいた。徳沢から登ってきたツアーグループだった。コルで大休止。ツアーグループは屏風の耳へと登って行ったが、我々は、風が出てきたのを口実にして、耳への往復を止めることにした。

そこからの下りも疲れるコースだったが危険箇所は少ない。ただ、中畠新道分岐で踏み跡につられて直進してしまい15分のミスルート。分岐まで戻ってルートに復帰する。そこからも1時間近く石の多い道を下る。足裏が痛くなってきた。徳沢に戻ると、テントの数が随分増えていた。早速、ビールとアイスクリームで無事下山を祝う。夜食はカレーライス(レトルト)。

3日目はゆっくりと起き出した。早朝から登山者がどんどん登って行く。天気は快晴で、涸沢では昨日以上の紅葉が楽しめるだろうが、昨日の倍以上の登山者であふれることになりそうだ。8時前に上高地へ向けて出発。食料が減ったのでザックは軽くなる筈なのだが、軽くなったとは思えない。

嘉門次小屋・明神池に寄る。澄んだ池に明神岳が映る。そこからは梓川右岸のハイキングコースを下る。岳沢分岐の湿地帯も良かった。青空をバックに奥穂が見事だ。河童橋に来ると一段と観光客が増えた。11時に無事上高地バスセンターに到着。

帰りは、竜島温泉せせらぎの湯で汗を流す。肌がすべすべになるいい湯だった。
今回の山行は見事な紅葉を楽しめたのは良かったのだが、重いザックで肩が痛くなった。ザックのフィッティングにも問題がありそうだ。それを解決するまではテント泊は止めようと思う。
 


 9/27〜30    涸沢ハイキング 記:「きたや」 
<メンバー> 「きたや」ほか6名
9月27日(水)くもり  上高地バスターミナル 13:18-嘉門次小屋14:57小屋泊
9月28日(木)雨    嘉門次小屋 8:16-徳沢園 9:19-横尾山荘11:08-本谷橋12:04-涸沢ヒュッテ14:14小屋泊
9月29日(金)晴れ  涸沢ヒュッテ 6:50-パノラマ分岐 8:14-涸沢ヒュッテ 9:43-本谷橋11:13-横尾山荘 12:13-徳沢園 13:59-明神館14:58-上高地バスターミナル16:14-中の湯旅館16:53泊
9月30日(土)晴れ  新島々駅よりJRで帰宅

 

新宿駅よりスーパーあずさ、新島々駅を経て上高地バスターミナル。明神(嘉門次小屋)で小屋迫。
翌朝 雨の中8時16分出発14時14分涸沢ヒュッテ着。冷えた体に名物おでんがうまかった。6枚の布団に7名の部屋割。

翌朝 快晴 テラスで朝食、モルゲンロートを撮影。6時50分涸沢ヒュッテより涸沢小屋、ザイテングラードを上り、パノラマ分岐で紅葉を楽しむ。

涸沢ヒュッテから9時43分下山開始。登りの行列のため本谷橋まで渋滞。上高地バスタール16:14着。中の湯旅館泊。久しぶりの涸沢でした。

初めて泊まった嘉門次小屋は黒光りするピッケルと猟銃の鎮座する炉端でじっくり焼いた岩魚がおいしかった。女将さんのお話を聞きました。
パノラマ分岐からは、前穂高岳3峰下のアプローチルートを見つけて40年前の単独行を思い出しました。夜には前穂高岳の上の月を撮影しました。紅葉は素晴らしく、何度も足を止めました。中の湯温泉の露天風呂はすべてを忘れさせてくれました。



 9/23〜24   富士山  記:「ともさん」 
 
雲海を見下ろす  見上げるとまだ遠い八合目  浅間大社からの剣ヶ峰  剣が峰・山頂   
<メンバー>  「やまなか千」、、「たむら」、CL「ともさん」   
23日(土)18:30佐野―23:00富士宮口五合目
24日(日)6:40登山口―8:20七合目―10:15八合目10:25―10:55九合目―12:05浅間大社奥宮―12:25剣が峰12:35―13:20八合目―15:15登山口―21:50佐野

30年ぶりの富士山。前回行ったとき一晩中高山病で苦しんだので台湾の前にどうしても高度順化をしておきたかった。

23日夜お彼岸のせいかいつもより交通量の多い高速を走らせて駐車場に着く。テントを張り寝入ろうとしたときに、管理者の人なのか「テント設営は禁止です」と起こされてやむなく撤収し車で寝る羽目になってしまった。朝方土砂降りの雨の音で目が覚めるもまた寝入ってしまい目覚めると5時を回ってしまっていた。6時に出ようと思っていたのに30分以上遅くなってしまった。

天気は快晴、眼下には雲海が広がり、見上げれば真っ青な青空。高山病を心配しながらゆっくりと登る。途中1200回登る人のグループが追いついてきて一緒に写真を撮ってもらった。千佳ちゃんが頭が痛いと言うのでこまめに水分を取るようにしていったが八合目で足が上がらなくなってしまいそこで待つことになった。

天気も良く風もなくテラスが陽だまりで暖かかったので千佳ちゃんと携帯がつながることを確認し「たむら」さんと山頂へ向かった。九合目まではスピードアップできたがその上からは立ち休みが多くなった。九合五勺過ぎで1944回目を登る實川さんとすれ違った。1944と印字されたキャップをかぶっていたのですぐわかった。

歩みは遅いが高山病はまったく出なかったのでほっとした。剣が峰まで行き写真を撮り、八合目まで走って下りた。八合目に着くと千佳ちゃんが寝たらすっきりしたと笑顔で出迎えてくれて、一休みしてから下山開始。

ゴロゴロした岩やザラザラした砂礫に足を取られないように慎重にゆっくり下りた。2時間ほどで登山口に到着し無事下山。御胎内温泉健康センターで汗を流し渋滞の東名高速を抜け22時前に佐野に着いた。
 


 9/20〜23   裏銀座縦走  記:「たらちゃん」 
<メンバー> 「たらちゃん」
9月20日(水) 晴れ のち みぞれ交じりの暴風雨 バス-上高地 5:30-横尾7:45- 槍ヶ岳山荘12:00-槍ヶ岳山頂 13:00-東鎌尾根-ヒュッテ大槍14:20小屋泊
9月21日(木)晴れ  ヒュッテ大槍5:00-槍ヶ岳 6:00-千丈乗越7:00-西鎌尾根-双六岳11:00-三俣蓮華岳 12:00-三俣山荘12:30小屋泊
9月22日(金) 三俣山荘4:30-鷲羽岳 6:00-水晶岳8:30-水晶小屋9:00-野口五郎岳11:40-烏帽子小屋14:30小屋泊
9月23日(土)烏帽子小屋4:30-高瀬ダム6:40 タクシー くろよんロイヤルホテル 長野駅
 
 
  三俣蓮華山頂にて  三俣山荘より   

バスタ新宿より22時25分発上高地ターミナル5時15分着の夜行バスに乗る。
翌朝5時40分よりまず横尾を目指す。順調に槍沢に沿って進むが、雲行きがやや怪しくなってきたので、本来なら水俣乗越より東鎌尾根に乗る予定が、時間短縮のために槍ヶ岳山荘までまっすぐ登る。

小屋でラーメンを食べ、山頂へ。風が強い。前回はめちゃくちゃ混んでいたのだが、風が強いため、今回は数人が登るのみで渋滞なし。山頂からは大展望。白人がいて写真を撮って欲しそうだったので、May I take a picture?と聞くとお願いしますと日本語で返事があり、気まずい。おりて東鎌尾根上にあるヒュッテ大槍まで急ぐ。
大槍について1時間もすると、みぞれ交じりの暴風雨となり、小屋全体に物凄い音がして夜遅くまで続いた。生ビールあり、ペペロンチーノが別に出たりと至れり尽くせりの食事。3人分のスペースが完全にカーテンで仕切られ、極めて快適。

翌朝槍ヶ岳山荘前では標識も凍りつき、本日の登頂は危険と判断し、そのまま西鎌尾根を双六岳目指し一旦下降。景色は素晴らしい。途中ヒュッテ大槍でもらった弁当を食べる。おいなりさん風でうまし。紅葉は少し見られる程度。双六小屋と池が見えてくる。少し休憩し、双六岳を目指す。山頂の展望よし。

その後三俣蓮華岳へ。ここも展望よし。おりて泊まる三俣山荘へ。ランチメニューにオムライス1300円とあり、やや高いが頼むと、なかなかのお味。晴れており、これなら水晶小屋で泊まりでもよかったのかなと。ほとんど人がいないので山荘の前のテーブルに着ていたものを天日干ししながらうたた寝。気持ちがいい。三俣蓮華岳の斜面には紅葉がちらほら。鷲羽岳の稜線が綺麗に見えて、景色は良い小屋。60から登山を始めたという大分から来たおじさんは、今年68でなんと西穂からジャンダルムを超えて穂高まで行ったと話をされていて、シニアも結構すごいなあと感心。
 
鷲羽岳       
夕食は鹿肉のジビエシチューでうまい。ここは生ビールはないがエビスビールあり、その次には五一ワインハーフボトルを外のデッキで夕日を見ながらのむ。赤く染まる槍ヶ岳や鷲羽岳が見事。翌日はその鷲羽岳、ここでご来光。抜群の眺望。そして水晶岳へ。この山は山頂付近岩だらけで結構面白い。眺望は今回登った中で最高で、雲ノ平と三俣山荘以外の人工物は見えない。雲ノ平には行って見たいなあ。立山も白馬もとにかくメジャー勢揃いと行った感じ。水晶小屋でお弁当を食す。小屋は大工さんが入り改装中で、木の匂いがするトイレも水洗で極めて快適。ここに泊まりたいなと思う。

野口五郎岳を目指し出発。途中には赤牛岳がみえて立山が見えて、とても気持ちが良い。野口五郎岳にはなんと誰もいない。水晶岳には数人いたが、ここはゼロ。写真を撮ってもらえず、セルカ棒も持参していなかったので、一人満足し野口五郎小屋へ。食事は日清の普通のカップラーメンとシーフードの2種類のみ。一つ500円でどちらもお願いする。これで1000円か。すぐに食べ終わり、烏帽子小屋へ。

この稜線はアップダウンが少なく、空中散歩風で気持ちが良い。烏帽子小屋の私の寝床は暗く薄暗い上にトイレ臭い。今回の小屋の中では一番汚い。ただし乾燥室はがんがんストーブが焚かれてよい。食事はボルシチでまあまあ。右足中指の痛みあり、爪が半分で割れて、出血しており、明日の縦走は厳しいなと判断し、明日下山することに決定。

翌朝長野行きの長距離バスがくろよんロイヤルホテル発8時であったので、急いで下山。2時間20分でブナ立尾根をおりて高瀬ダムの公衆電話へ。ここは携帯が圏外であり、財布を見ると一枚だけ10円玉あり、10円しか使えない公衆電話。ラッキーであった。しかもタクシー会社からはそちらに着きそうなのが一台ありますということで、くろよんロイヤルホテルには7時すぎにはついてしまった。
 


 9/18〜20  妙高山、火打山  記:「みつまん」 
<メンバー> CL「ひなぎく」、SL「あんまん」、「くりさん」、「みつまん」
(19日) 天気:晴れ
  距離  9.2Km 累積標高 +1,630m,-680m  所要時間 8時間50分(休憩込)
  燕温泉P 6:13 - 8:00 北地獄谷麻平分岐 ? 9:05 天狗堂 9:18? 11:05 妙高山(南峰・北峰)12:05 ? 13:10 長助池分岐 13:30 - 14:22 大倉乗越 14:34 - 15:00黒沢池ヒュッテ
  
(20日) 天気:晴れのち曇り
  距離  14.0Km 累積標高 +840m,-1,470m  所要時間 8時間20分(休憩込)
  黒沢池ヒュッテ 5:50 - 7:05 高谷池分岐 7:10 - 8:20 雷鳥平 8:25 - 9:00 火打山 9:25 - 9:55 雷鳥平10:00 - 10:53 高谷池ヒュッテ 11:15 - 12:00 富士見平 - 13:20 黒沢橋 13:25 - 14:07 笹ヶ峰登山口

<18日> 13時ころ小山発。夕食を食堂で済ませて、関温泉の宿に素泊まり。旅館は古いが温泉は良かった。
 
妙高南峰直下の岩場を登る  長助池は紅葉が始まりそう  大倉乗越から妙高を振返る   
<19日>
6時前に宿を出る。数分で燕温泉駐車場に到着。6:13歩き始め。北地獄谷の南ルートに進む。黄金の湯の前からコンクリートの舗道を上る。ウメバチソウがたくさん見られた。花の最盛期は過ぎているのだろうが、このルートでは多くの花を見ることができた。1時間弱で赤倉温泉源泉管理小屋に到着。豊富な水場あり。さらに10分進んで光明滝の上に至る。称明滝を見上げることができる。

滝上から少し戻って山道を進むと最深源泉部に至るがそこは上部からの崩落で落石も多く、道が分かりづらい。強引に進んでしまったが、少し戻った方がよかったようだ。白濁した流れの沢を渡る。そこで休憩。すぐ北地獄谷麻平分岐をすぎて、徒渉して右岸へ。その上にも「湯道分岐」という看板がある。沢を外れて右岸を上っていくと次第に傾斜が急になり「胸突き八丁」となる。岩の多い山道を登る。40分で急登を登り切って「天狗堂」に至る。大休止。

光善寺池、風穴を過ぎると廻りにはダケカンバが増えてくる。天狗堂から1時間でクサリ場に到着。岩は足場が掘られているので登りではクサリを使わずとも大丈夫だったが、トラバースではしっかりとクサリを掴んだ。岩場を登って、南峰に到着。妙高大神が祀られている。ゆっくりと休んで500m程移動して北峰に移動。こちらは南峰より低いが百名山の標識が立てられて山頂も広いので休憩に適している。

残念ながら、山頂からの眺望はガスに邪魔された。南北の山頂で1時間過ごして下山開始。長助池分岐までは急な下り。分岐でゆっくりと休む。分岐から数分の場所に沢水の汲める場所があり、本日消費分を補充する。そこから大倉乗越までのトラバースでは紅葉の始まった長助池が眺められたが、斜面上部から大量の落石が発生している場所があり、要注意。(私たちの通行後に落石があり怪我人が発生したらしい)。

大倉乗越を過ぎると、見事なダケカンバの大樹を見ることができるが、山道はぬかって歩きづらい。無事黒沢池ヒュッテに到着。今日のコースは距離はそれ程でも無いのだが、アップダウンが多く、岩場や歩きづらい箇所もいくつかあり大いに疲れた。黒沢池ヒュッテは管理人が外人さん。夕食はカレー・ポタージュスープ・煮物など。ライスはお替わり可。布団スペースは広くて良かった。

 
火打山山頂にて  ウメバチソウ  草紅葉と逆さ火打   
<20日>
朝食は5時からで、クレープだった。ジャム・コンデンスミルク・桃缶詰など。個人的には味噌汁、ご飯が良かったのだが。6時過ぎに出発。少し登ると黒沢池ヒュッテと黒沢池の眺望が良い。茶臼山手前は笹刈りが十分でない場所があり、朝露に濡れる。高谷池への下りは岩が多く、ぬかっている場所も多い。高谷池分岐で荷物をデポしようかという話もでたが、分別するのが面倒なのでデポはせず。高谷池では草紅葉が始まっていた。ナナカマドの紅葉も始まっていた。

天狗の庭では池塘に少しさざ波があったが、逆さ火打を見ることができた。雷鳥平で休憩。そこからは高谷池の風景を楽しみながら頂上を目指す。山頂には誰もいなかった。晴れているのだが、靄がかかって、眺望がきかない。北アルプスがまったく見えず残念だった。記念写真を撮ってすぐ下山。少し下った場所で休憩。

雷鳥平で休憩していると、15人ぐらいの自衛隊員が登ってきた。高田駐屯地から来たという。高谷池ヒュッテまで一気に下った。この山小屋は人気の山小屋だが現在改装中で25名しか泊まれないという。トイレは登山靴を脱がなくてはならなかったが、水洗なのには驚いた。値段も安いし次回はこの小屋に泊まりたいもんだ。

笹ヶ峰への下りは岩を飛び飛びに渡る場所があったり、水たまりがあったりで、結構疲れた。十二曲りからは歩きやすい。黒沢橋で携帯がつながったのでタクシーに到着時刻を連絡。そこからの長い木道はゴムの滑り止めがあり、足に優しいような気がした。しかし、疲れで足裏が痛くなってきた。無事、笹ヶ峰登山口に下山。10数分待って、タクシーで燕温泉へ戻った。関温泉で汗と疲れを流して帰路についた。20時過ぎに小山に到着。
 


 9/9〜10    県南山協・集中登山 記:「atsushi」 
 
<メンバー>「おかちゃん」 「かずちゃん」 「atsushi」     <天候>晴れ
<行動時間>
5:55白毛門駐車場 5:58入渓 6:25ハナゲノ滝 6:45東黒沢出会い タラタラのセン 8:43大岩 9:22二俣 11:30白毛門山頂12:39 15:00登山口

2017年9月10日
 今年の県南集中登山は白毛門、前夜祭に参加するべく水上へ。参加人数は10人越え。県南のレジェンド達の武勇伝を聞く。その中には、藤坂ロックガーデンの怪談話も。背筋が凍る。焼き立てサンマの差し入れもあり、大いに盛り上がり親睦を深める。

朝は4時に起床。5時半頃に白毛門の駐車場につく、結構、車は多い。我々小山山岳会は白毛門沢のルートで登頂することに。他の会と一緒に入渓。全部で11人、大人数だったからか、一般道を行きたい人が、間違ってついてきた。一般道は、駐車場を左に行き橋を渡るルートだ。やがて、きれいなハナゲノ滝に。久しぶりの沢登りにフリクションを確かめ慎重に登る。

東黒沢出会いを過ぎ進んで行くと、ロープを出している先行グループに追いつく。少し待つのと、しょっぱいルートだったので高巻くことに。これが結構高度を稼ぎ、タラタラのセンも一緒に巻く大高巻きになる。沢に降りると上部に大岩がみえる場所だった。ここで休憩。大岩を越し、沢の様相も平凡になる頃、二股に到着、慎重にルートを選ぶ。

二股を過ぎると斜度が上がり、振り返ると上州の山々が。絶景をしばし堪能。ウメバチの白い花も咲いている。沢をつめ岩場脇の二俣を今度は左に。ここまでくると草付と岩 が混じり、沢登りというより岩登りに。最近、ボルダリングをしているせいか、細かい支点やバランスの取り方がうまくでき、あまり苦労せずに登れた。日々の鍛錬は大事だ。

高度を上げるにつれ心地よい風を受けながら藪こぎもなく白毛門山頂直下に。残念ながら谷川岳山頂は雲の中だが、朝日岳、尾瀬や日光の山々が見られた。

山頂で1時間ほど過ごし、全員集合したところで記念撮影して下山。事をなした後は事故がおこりやすい、下山は慎重に進み、駐車場に到着。今日は天気も良く、充実した山行ができた。「おかちゃん」会長、「かずちゃん」さん、いろいろご指導頂きありがとうございました。


 9/9〜10  東黒沢〜ナルミズ沢(沢登り) 記:「ウッチー」 
<参加者> 「わたなべK」市(CL)、「ウッチー」 
 
 
9/9 佐野6:10−佐野田沼IC−水上IC−7:50白毛門登山口P8:10-8:15東黒沢入渓−8:40 ハナゲの滝−9:05白毛門沢出合−12:20丸山越鞍部−13:05ウツボギ沢出合−13:35ナルミズ沢出合−14:20大石沢出合(幕営)
9/10大石沢出合6:10−7:00魚留の滝−8:20右俣左俣分岐−9:15登山道−11:05ジャンクションピーク−11:35朝日岳−13:00笠ヶ岳−14:00白毛門−17:35白毛門登山口P−水上IC−佐野田沼IC−19:00佐野
 
<行 程> 今年のお盆期間は連日の悪天候の影響で計画は延期。9月に入りやっと晴れ間がみえはじめ延び延びの計画を今回行った。
9/9(晴れ)出発〜東黒沢遡行 水上ICを下りると空は一面の青空。まさしく沢日和でした。駐車場に着くとほぼ満車状態。何とか入口近くにとめる。異常な混雑ぶりに驚きました。入渓ししばらく進むとナメ滝が現れ、正面にハナゲの滝が現れる。木の枝を使いながら慎重に登りました。

その後もナメ滝や釜が現れて私たちを楽しませてくれます。白毛門沢出合を過ぎてもナメが緩急取り混ぜて続きます。そして、上部にいき左右の支流を地図で確認しながら登ると水が枯れて丸山越鞍部に到着。このまま藪漕ぎしながら宝川側の支流を見つけ下りウツボギ沢に出て、さらに下るとナルミズ沢出合に出ます。この日の幕営地はここから1時間くらい上部の大石沢出合としました。この周辺は他のパーティーもたくさん幕営しており、あちこちで薪の煙が上がっていました。

 9/10(晴れ)ナルミズ沢遡行〜下山
昨晩はテントの中でシュラフカバーをかぶって18時には寝てしまいました。朝方になり寒さのあまり目が覚めってしました。簡単な朝食を済ませて6時過ぎに幕営地を出発。他のパーティーも6時出発らしく、ナルミズ沢は朝のラッシュアワーとなり少々興ざめ気分のスタートでした。

この沢も昨日の東黒沢同様ナメが多く、途中ゴルジュが現れますが泳がず巻きました。8mの魚留の滝を直登し、1:1の右俣左俣分岐を過ぎ大烏帽子山を正面に進むと沢が草原に変わり、ジャンクションピークと大烏帽子山の鞍部に到着。

鞍部からジャンクションピークまでは廃道の笹薮越え・・・ヘトヘトになる。笹薮越えが終わると約5時間半の稜線歩き。この日は恐ろしく天気が良く、二人とも脱水症状に襲われました。白毛門登山口Pに着く頃はフラフラ状態。リーダーの「今シーズンの沢はこれで終わりだナ」のひと言が今回の1泊2日の沢登りのハードさを物語っているようでした。


 9/9〜10   七倉岳 記:「やまなか千」、 
 
 <メンバー>  CL「ながおか」、SL「わたなべA」、「すぎと」、「やまなか千」

<9/9>
 七倉岳・船窪小屋登山口7時45分 − 天狗の庭13時04分 − 船窪小屋14時25分

一日目、七倉山荘の駐車場に、予定よりも早く到着し、早めにスタート、お天気は快晴、いい天気になりました。登頂開始から間もなく標高差を一気に登るという急登、ゆっくりとペースを探りながら歩みを進めました。ゆっくりと45分に1本の休憩を取りながら、会話も弾ませながら進みました。

開始から3時間半ほどしたところで、山中が足の裏がツルというアクシデント。クエン酸の飴や飲料などをいただき、マッサージをして、なんとか復活。急斜の梯子の連続、足のツリを気にしながら、登って行きます。がんばって歩いていくと、森林限界を超え、視野が広がり、天狗の庭に到着。眼下には高瀬ダム、七倉ダムが見え、目の前には槍ヶ岳がくっきりと見えました。

ここから目的地の船窪小屋まで50分のコースタイム、もうひと踏ん張りで歩き始めます。途中お花畑を通りました。時期が合えば、チングルマがすごいんだろうな、と思うような花畑でした。今回はりんどう、ウメバチソウなどが咲いていました。そして、船窪小屋に到着。小屋のかたが鳴らす鐘に出迎えられ、ほっとしながらいただいたお茶と持参したビール・ワインで乾杯しました。

小屋への到着時間が4時くらいになってしまうのでは・・・という心配をよそに、コースタイムに近い時間で到着できたのでみんな一安心でした。今回の山行の目的は、船窪小屋でした。おいしい料理を楽しみにきました。ファンが多い外での食事や女将さんやご主人とのお茶会はなくて、残念でしたが、小屋からの絶景、美味しい食事を堪能できました。

<9/10>
 船窪小屋5時55分 − 七倉岳山頂6時8分 − 船窪小屋6時40分 − 天狗の庭7時15分 − 七倉岳・船窪小屋登山口11時5分

二日目、昨夜に引き続き、美味しく朝食をいただき、まずは七倉岳山頂へ。小屋に荷物をデポして出発しました。風が強く、寒かったですが、山頂から見る朝の景色は最高でした。太陽も登り、360度パノラマの絶景でした。写真撮影を終え小屋を戻ると、従業員の方がラジオ体操、すかさずみんなでラジオ体操(笑)そして、さよならの鐘に見送られ小屋を出発、下山です。

昨日来た道を戻ります。お花畑へ来ると風もなくなり、少し汗ばんできました。天狗の庭で小休止、急登の下りに備えました。木の根の階段、急斜の梯子、ごつごつした岩と次から次へと出てきます。休憩を取りながら進みました。歩き始めて7/10を越えたあたりから足がつらくなってきました。

それでも踏ん張りながら先を進みますが、あともう少しのところで山中がまたもや足がつるアクシデント昨日ほどではありませんでしたが、足も力が入らなくなってきました。あともう少しというみんなの声に励まされながら、無事に下山できました。

今回は、天気に恵まれました。船窪小屋を堪能でき、写真撮影大会で盛り上がったりと楽しい山行となりました。上りも下りも、急登で非常にきつい山行でしたが、いろいろな学びもあり、充実した山行でもありました。


 9/8〜9   大真名子山、小真名子山 記:「みつまん」 
 
梵字飯場跡Pの先は進入禁止  林道から見た大真名子山  小真名子へのザレ場  太郎山・日光白根山   
<参加者>  「くりさん」、CL「みつまん」
天気:晴れ
梵字飯場跡P 6:10 - 7:15 志津峠 7:25 -  8:19 馬立 8:30 - 9:35 富士見峠 9:46 - 10:45 小真名子山 - 11:25 鷹ノ巣 11:40 - 12:39 大真名子山 12:55 - 14:27 志津峠 14:32 - 14:52 梵字飯場跡P
 
前日夕刻に梵字飯場跡駐車場に到着。二人ともテントを持っているのだが、購入以来使用したことがないので今回初使用することにした。多少戸惑ったが無事設営。夜は満月だった。

翌朝、朝露に濡れたテントを撤収後、出発。数年前より志津へは一般車の乗り入れが禁止されている。梵字飯場跡から志津までは片道約5Km、とんでもない林道歩きが要求される。私たちは自転車を準備して、押しながら志津へ向かった。自転車を押しながら進むと多少疲れるが、大股になるので以外に早く志津に到着。自転車はそこにデポする。

志津からも馬立を経て富士見峠まで長い林道歩きが続く。富士見峠から小真名子までには長いザレ場がある。慎重に登る。ここは最初の計画では下る予定だったのだが、以前ここを歩いた事のある「くりさん」さんの提案で登りに使うように変更したのだが、それは正解だった。大真名子への登りは登山道が崩れている箇所が多く疲れた。

この山、頂上部分がなだらかになっていて、頂上に着いたと思ったら、その先にまだ10分歩かねばならなかった。山頂からの景観を楽しみにしていたのだが、丁度ガスがかかってよく見えなかった。大真名子からの下りも急傾斜で、また段差の大きい場所もあって足に堪えた。

志津峠からの下りは自転車で快適に進行。約20分で駐車場に戻った。このコースを歩くには自転車の利用価値は高い。このルートは距離は21kmもあるのですが、なんと4分の3が林道だ。

今回は花の種類は少なかったが、林道脇にはシロヨメナがたくさん咲いていた。大真名子山頂付近のクサリ場でコバノコゴメグサ 


 9/9   至仏山  記:「こなっち1」 
 
コガネギクと至仏  東面登山道から尾瀬ヶ原,燧  至仏山頂と燧  小至仏山と武尊山   
<メンバー>  「こなっち2」、則夫
天候:快晴、日帰り周回 (6時間45分、休憩含)  
8;00鳩待峠−8;45山ノ鼻周辺散策9;05(東面登山道)11;40至仏山12;3012;50小至仏山−14;45鳩待峠

今週末も天気が良く、35年ぶりに至仏山に出掛けてみたが、戸倉の駐車場、鳩待峠も随分整備されていた。山ノ鼻までの下り木道で若い歩荷さんに声を掛けると、今日は75kgの荷で竜宮小屋まで行くらしい。

暫く歩くと樹林の中でバキ、バキーッ!と木の枝が折れる音がし、よく見るとツキノワグマが木の上でお食事中、見回り中ビジターセンターの方?に、危ないので早く離れる様諭された。

山ノ鼻周辺の湿原、山腹では、ヒメシャジン、フジアザミ、ミヤマコゴメグサ、シラネニンジン、タカネトウウチソウなどの花をまだ楽しめた。登り専用となった東面登山道の高度を上げると、尾瀬ヶ原、悠然と大きく構える燧ケ岳が澄切った青空に映える。

山頂は多くの登山客で賑わっていて、谷川、会津駒、白根、景鶴、帝釈山等360°の景観をゆっくり楽しみ、小至仏山経由で下山した。


 9/1〜3   聖 岳 記:「ともさん」 
9月1日(金)15:00小山―16:00田沼―21:00道の駅遠山郷
9月2日(土)4:20道の駅遠山郷(タクシー)ー5:55易老渡―6:25便ガ島―7:25西沢渡―10:35 2200地点―11:30薊畑―12:00聖平小屋
9月3日(日)4:15聖平小屋―4:35薊畑―5:30小聖岳5:50−6:50聖岳山頂―7:25奥聖岳―8:08聖岳―8:50小聖岳9:00−9:38薊畑―12:55西沢渡―13:30便ガ島― 14:00易老渡15:20(タクシー)16:30道の駅遠山郷−22:20田沼
 
幻想的な苔の樹林  苦しい最後の登り  朝焼けに映る富士山  小聖岳にて聖岳をバックに   

台風接近のため直前まで天気予報を見ながら初日は雨覚悟で出かけることにした。金曜は早めに小山を出て夜9時過ぎに目的地に到着。雨も降らずテントを設営するも横になるとすぐにパラパラと雨音が・・・慌てて近くにバイクのおいてあったテントがありそこに移動した。

2日朝タクシーを4時半に予約してあったので、準備をして乗り込む。3台が満員。1時間半揺られ易老渡へ、途中の芝沢ゲートまでマイカーが入れてそこから便ガ島まで約2時間の林道歩きを強いられるそうだ。自転車を積んできて易老渡、便ガ島まで転がしていく人もいるようだ。易老渡に着くとほとんどの人が光岳方面へ登っていった。

西沢渡までは沢沿いの林道歩き、沢を渡り造林小屋跡の裏手から急登が始まる。ここからはただひたすら急登。樹林帯で展望はない。?せ尾根の箇所もあり落ちたら止まらないような所には網が張ってあった。高度を表す看板に励まされ、美しいシダとコケの幻想的な景色に癒されながら我慢の登りだった。

薊畑に飛び出すと花畑が広がり、ハクサンフウロ、トリカブト、アキノキリンソウ、アザミ、ハハコグサ、ウメバチソウなどが咲いていた。そこから20分ほど下り12時に聖平小屋に着いた。ガスがかかり展望は期待できないので登頂は翌朝にすることにしウエルカムフルーツポンチをいただきながら乾杯。

急登で酷使した体を休めながら話をしていると、フルーツポンチが2時までだと聞いたからとフルーツポンチ、フルーツポンチといいながら聖沢登山口方面から「こなっち2」さんが駆け込んできた(笑)  聖沢からの方が展望もいいしお花畑もあり歩きやすいそうで次回はそちらから行ってみたいと思う。

小屋では黒戸尾根で出会った方に再開し、「おかちゃん」さんたちも荒川三山で出会った方に再開。お二人ともガイドさんでお客さんとご一緒とのことでした。南アルプスの水は豊富で、トイレは小屋の外で50mくらい離れたところにあり暗い中行くのはちょっと怖かった。

3日ここの小屋は朝が早い。玄関は3時半に部屋は4時前に電気がついた。朝ご飯はお弁当にしてもらい(おいなりさん3個500円)暗いうちに出発し、小聖岳までは樹林帯の中を歩く。稜線に出ると風が冷たく、気温は5度、ニット帽に変えた。小聖岳からは目の前に迫る聖岳に圧倒され、そこから砂礫の最後の急登を一歩一歩登りつめると山頂に到着。

山頂は360度の展望で眼前にどっしりとした山容の赤石岳、その左手奥に仙丈ケ岳が見えたのでそちらに行ってるメンバーに電話を入れてみるとやはり山頂で、お互い手を振りあった。奥聖まで足を延ばし展望を楽しみ名残惜しみながら下山開始。タクシーは16時予約だからゆっくりでいいからと、薊畑で「こなっち」夫妻を待ち見送ってから下りた。

こんなに急だったのかなというくらい急坂で足に負担がかなりかかってくる。今回も黒戸尾根同様長い下りだった。途中14時のタクシーに間に合うかもとスピードアップし最後「おかちゃん」さんが走ったがタクシーはなく登山口で待つことになった。15:20に迎えのタクシーが来てくれて私たちだけだったのですぐに出発30分以上早く帰れてほっとした。道の駅に温泉施設がありそこで汗を流し帰路についた。南アルプス南部はアプローチが遠いですね。天気にも恵まれ思いがけず行くことができて本当によかったです。



 9/2〜3    燕岳 記:「ウッチー」 
<参加者>  「ウッチー」 (CL)、「うちだ佳」、「たむら」正男
時 間:9/1 小山18:OO−佐野藤岡IC−安曇野IC−22:00中房温泉P(車中泊)
   9/2 中房温泉P5:50−6:00燕岳登山口?9:25合戦小屋−11:00燕山荘−12:40燕岳13:30燕山荘(小屋泊)
   9/3 燕山荘5:10−5:24ご来光−5:35燕岳−6:00燕山荘6:30−7:10合戦小屋−9:20燕岳登山口−9:30中房温泉P−安曇野IC−佐野藤岡IC−15:00小山                                                                  <行 程> 北アルプスデビューの2名とお手軽山行を行った。今回は台風15号の影響で直前まで天気予報とにらめっこの毎日でした。
9/1(晴れ)出発  安曇野ICを下りてJR穂高駅周辺で仮眠場所を探すも適当な場所が見つからず、仕方なく登山口の中房温泉まで足を延ばしました。中房温泉に着き、まだ4〜5台は余裕のある仮設トイレのある駐車場に車を停めて仮眠をとりました。夜中に登山者の車が次々にやってきて駐車場は直ぐに満車。無理して登山口まで来て正解でした。
 
 9/2(晴れ)入山
3時頃車外の話声で目が覚めました。出発には少し早いと思いましたが私たちも5
時に起きだして出発の準備を始めました。 人気の山だけあり、登山口まで行くと大勢の入山者で混みあってました。ゆっくりペースで合戦尾根に取付いとどんどん抜かされていきます。ですが多くのパーティーは直ぐ休憩になってしまう。抜かそうとすると直ぐに追い抜かれる。「邪魔だなぁ」イライラしながら高度を上げていきました。

合戦小屋に着くとみなそれぞれベンチに座り、スイカをほおばっていました。山では異様な
光景です。ここは搬送用のロープウエイがあるため荷揚げが簡単なんだとわかりました。合戦小屋からもうひと頑張りすると、三角点がありここが合戦沢ノ頭だとわかりました。ここから傾斜が緩やかになり1ピッチで大勢の人で混みあう燕山荘に到着。

受付を終え空身で燕岳に向かう頃には周りにガスが立ちこめ景色を見ることができず早々と下山。明日の天気を見て再登頂しようと決めました。小屋はペンション風でいかにも女性好みに造られたような建物。また、表の売店に生ビールの看板が目に留まり思わず財布を取り出しました。夕食時は小屋の支配人によるホルンの演奏を聴いたおかげで気持ちよく眠ることができました。
  9/3(晴れ) 下山
 早朝外に出ると雲一つない快晴。朝いちばんの朝食をとり山頂に向いました。
燕岳の途中でご来光を拝み山頂へ。今日は昨日と異なり360度展望を楽しめました。北アルプスが初めてのふたりには正面にそびえ立つ槍ヶ岳に感動したらしく、しきりにシャッターを押していました。「頑張って登ってきて良かったー」皆さん口々にそんなことをつぶやいていました。

小屋に戻り荷物を整理して、早めの下山としました。途中、入山者に道を譲りながらで時間は少しかかりましたが、それでも北アルプスデビューの2名の足取りは軽く、予定時間で下山しました。帰りはオープン1年の新しい日帰り温泉で汗を流しはやめの帰宅としました。


 9/2〜4   聖岳、茶臼岳 記:「こなっち1」 
 
山頂直下から聖  聖山頂から赤石  聖平小屋でOさんグループと  茶臼小屋から日の出と富士   
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)     天候:晴、山小屋2泊周回

【9月02日(土)】晴後霧/6;45畑薙第一ダム−登山バス−8;00聖岳登山口−9;15聖沢吊橋−11;10滝見台11;30−13;45聖平小屋(泊)

【9月03日(日)】晴後霧/聖平小屋5;15−6;30小聖岳−7;35聖岳 7;45−8;10奥聖岳8;30−9;15小聖岳−10;10聖平小屋10;40−12;20南岳12;40-13;20上河内岳-14;55茶臼小屋(泊)

【9月04日(月)】曇時々晴/5;35茶臼小屋-6;00茶臼岳6;15-6;30茶臼小屋6;40-7;05樺段-7;55横窪沢小屋8;00-9;00ウソッコ沢小屋9;10-10;00ヤレヤレ峠10;10-10;40畑薙大吊橋10;45-登山バス−11;05畑薙第一ダム

前夜新静岡から県道189号経由で井川に向かうが、夜間工事通行止めの為、急遽国道362号千頭経由で井川に向かい仮眠した。

02日(土)
雨も上がり、畑薙第一ダム夏季臨時駐車場から井川観光の登山バスに1時間程揺られ聖岳登山口に到着、登山開始した。好天の中聖沢吊橋から急登し、滝見台で聖岳が眼前に大きく高く構える。聖沢に下り、平坦な沢沿いの道を急ぎ、小屋名物のフルーツポンチにありついた後、便ケ島ルートから来たOさんグループと合流しワンショット。

03日(日)
久しぶりの快晴の下、聖山頂を目指す。急登の後、期待通り山頂からは360度の大展望、眼前に大きく赤石、荒川、上河内、茶臼、端正な富士、遠く穂高、槍、御嶽など見渡せた。名残惜しいが、山頂を後に次の目的地の茶臼に向かった。

南岳からは残念ながらガスの中であったが、途中マツムシソウ、イワオトギリ、コガネギク、ミヤマシオガマ、トウヤクリンドウなど初秋の花々が咲き、上河内岳では久しぶりに雷鳥の親子に遭遇出来た。茶臼小屋では、“しぞーかおでん”と刺身をご馳走になった。

 04日(月)
夜のうちにガスも晴れ、月明かりに星も見えた。朝日の富士も美しい。茶臼に一登りし、聖、上河内、光などを満喫し、幾つもの吊橋、最後は畑薙大吊橋を渡り下山した。 天候にも恵まれ、3,000mの山並みと花を大いに楽しめた山行だった。 


 9/2〜3   仙丈ケ岳 記:「わたなべA」 
<メンバー>  CL「たらちゃん」 「わたなべ」(昭)

<一日目>
小山市6:00 − 9:15芦安駐車場9:30 − 10:30広河原12:30 − 12:55北沢峠、こもれび山荘
<二日目>
こもれび山荘3:40 − 5:10薮滝 − 馬ノ背ヒュッテ − 6:35仙丈小屋 − 7:00仙丈ケ岳山頂7:45 − 8:20小仙丈ケ岳 − 9:30北沢峠10:15 − 12:15広河原12:30 − 13:30芦安駐車場 − 17:00小山市
 
台風の影響で2日の午前中は「雨」と判断し甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)は延期し午後からでも登れる仙丈ケ岳へ変更。2日は移動日。3日は仙丈ケ岳とした。

2日、中央高速道路の渋滞を予測し余裕をもって出発。八王子から小仏トンネルまで渋滞になるが予定していた時間より早く芦安駐車場に到着。乗合タクシー(1,200円)に乗り広河原へ着くが北沢峠行きのバスは2時間待ち(タクシーの運転が右に左に急発進、急ブレーキで車酔いする人は要注意)

バスで北沢峠(750円)。バス停目の前の こもれび山荘 に泊まる。広河原より涼しい気温12℃。夕食はハンバーグでご飯、スープはおかわり自由。朝食は弁当。

20:00消灯。なかなか眠れないが、うとうと始めると2時起床のグループが動き出すと他の登山者も起き始め行動開始。我々も寝てられなく3:15に起床し準備。4:30から食堂で味噌汁が提供される予定がすでに提供されていたので味噌汁を頂き3:40出発。外に出ると吐く息が真白、5℃ぐらいだろうか?ヘッドライト付け樹林帯を登る薮滝まで来るとライトを外す。

しばらく沢沿いを登り樹林帯へ、馬ノ背ヒュッテに着くと霜で外のテーブルや草木が白くなっている。仙丈小屋手前の水場は枯れていた。小屋は久しぶりの晴れなのでヘリコプターで3回荷揚げが行われていた。山頂からは360度の大パノラマ。富士山、北岳、槍、御嶽山、全て山が見られる。

堪能していると他の山行の「ともさん」から電話が入る。お互い山頂でした。小仙丈ケ岳から見る仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳は迫力があり写真を撮りまくった。ここから北沢峠までは樹林帯の下山だが歩きやすい。しかし、10人以上のグループが連なって上がって来る。道を譲るとしばらく待たされる。一瞬の切れ目でいっきに下山。

山行タイムを大きく上回り早い時間で下山と予定より早く出発したことで北沢峠ではバス3時間待たなくてはならない。バス時間の制約は難しい。「ならば歩こう!!」 2時間かけ広河原まで歩き乗合タクシーに乗り芦安駐車場に到着。

中央高速の渋滞情報を確認すると渋滞無し。しかし、高速に乗ると談合坂から小仏トンネルまで渋滞。中央高速は13:00までに圏央道に乗らないと渋滞に巻き込まれる。天気が良く最高の景色が眺め楽しい山行でした。 


 9/2〜3  クリーンキャンペーン(那須)   記:「ひなぎく」
<自然保護委員会&前夜祭>
日 時  平成29年9月2日(土) 15時より自然保護委員会開催 6名参加   18時より懇親会 約30名参加

夕方から非常に寒くなり、16時半頃から飲み始める。ビールより熱燗の方が喜ばれる。3種類のなべ料理があったのでなんとか温まることができた。
明日は山の日のイベントがあったが、強風のため中止となった。その手配で喜内会長の出席が遅れ、合流したころは皆出来上がり、早々にテントへ戻ってしまった。場 所  峠の茶屋上部東屋
 
 東屋園地のリンドウ 指導所前で  朝日岳肩にて   朝日岳頂上   

<クリーンキャンペーン>

日 時  平成29年9月3日(日) 7時より開会式   場 所  峠の茶屋駐車場
 参加者  一般参加者を含め約15団体115名

天気は非常に良いが強風である。紙で作った横断幕はすぐ破れてしまった。ロープウェイは動かず、皆峰の茶屋向かった。

日 程  閉会式後、登山指導所前で、登山届の記入を誘導、登山ガイドと山の日バッジを渡した。
10時にはバッジも無くなり、全員で峰の茶屋跡まで行くことにした。峰の茶屋跡は大勢の人たちが休んでいたが、一般者はここまでが多い。その他は茶臼岳、朝日岳方面へ別れる。

私たちはリンドウ見学を兼ねて、ゆっくりと朝日岳を目指す。しばらくぶりの朝日への岩場は綺麗に整備されている。朝日の肩を過ぎた頃、「みつまん」さん・栗嶋さんに会う。一緒に帰ることを決めて、駐車場で待ってもらうことにする。

峰の茶屋跡着12時25分、食事をし、皆より一足早く下りることにする。15分で駆け下り、2人に合流し帰宅した。強風のためか視界はすっきりとしていて、とても爽やかだった。ゴミは少々、帽子の飛ばされ注意と耐風姿勢の実践など指導しながら登った。       


9/3    朝日岳、三本槍ケ岳 記:「みつまん」
<参加者>   「くりさん」、CL「みつまん」
天気:晴れ
 県営駐車場 7:30 -  峰の茶屋避難小屋 -  朝日の肩 - 清水平 - 9:57 三本鎗岳 10:07 - 10:40 清水平 10:52 - 朝日の肩 - 朝日岳 - 朝日の肩 - 峰の茶屋避難小屋 - 12:35 県営駐車場
 リンドウの盛り アキノキリンソウ  三本鎗岳山頂  三本鎗岳から茶臼岳   
小山発5:30。7時に県営駐車場に到着。ほぼ満車だったが、隅に留めることが出来た。クリーンキャンペーンで受付をしていた「ひなぎく」さんに資料・軍手・ビニール袋を貰う。登山口で指導員に「風が強いので、途中で折り返す事も考えてください」と指導を受ける。樹林帯は快調に進んだが、樹林が切れると強風が吹き荒れていた。

峰の茶屋では大勢の登山者がいた。ここで引き返す人もいたが、大部分は茶臼・朝日方面に進んでいった。私たちも朝日方向に進む。剣が峰は風よけになったが、そこを過ぎると風が一層強くなった。少し低姿勢にして歩幅も狭くして一歩一歩確実に進む。クサリも確実に掴んだ。

朝日岳は帰路に寄ることにして、三本鎗岳へ向かう。隠居倉分岐の先では横風を受けた。清水平で一休み。そこからは笹などで囲まれた山道なので強風を感じること無く進めた。三本鎗岳に到着。丁度薄いガスに囲まれて眺望は良くないが、三倉山・旭岳(赤崩山)・茶臼岳を見ることはできた。沼原調整池も見えた。

休憩すること無く折り返し。清水平まで戻ってゆっくりとエネルギー補給。帰路でも風は強かった。朝日岳に登ったがこの山頂での風が一番強かった。若者が強風に向かって両手を挙げていたが、突風が怖くて、とてもじゃないがそんな事はできない。早々に下山。

峰の茶屋まで戻ると一気に登山者が増えた。ここからの下りでは、軽装・子供連れのハイカーを大勢見かけた。ロープウェイが運休したので、歩きで登ってきたようだ。最後の下りで、足の裏が少し痛くなった。堅い岩が多いのでどうしても痛くなってしまう。

無事、駐車場に下山。計画より大幅に早く下山した。今回は強風の為、花や景色をゆっりと楽しむ事ができなかった。ひたすら足下を確認しながら歩を進めたので早い下山になってしまった。それでも、写真は140枚以上撮っていた。

リンドウ・アキノキリンソウがメインだが、ダイモンジソウが1株、トモエシオガマ白をわずかだが見ることができた。
駐車場で少し待って、「ひなぎく」さんと合流して帰路についた。千本松温泉で汗を流す。

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