山行記録詳細ーその2(H23年度:'11年度)
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3/31〜1     大菩薩嶺    
3/17〜18  大戸沢岳2(山スキー)  3/25  前袈裟丸山  
3/10   神楽〜雁ケ峰(山スキー)  番外編 3/17〜18  東北海岸トレイル  
3/4    湯泉ケ岳(日光)  3/4〜5   鬼怒沼  
2/17〜18   三岩岳(山スキー)  3/4   湯の丸山(山スキー)  
2/17〜19   八甲田山(山スキー)  2/18〜19  白毛門  
2/12    高峯山  2/10〜11  大戸沢岳(山スキー)  
1/21〜22  社山〜黒檜岳   2/4〜5    丹沢  
1/9    松木・夏小屋沢(アイス)  1/7〜8   雪崩ネットワーク講習会   
12/30〜31   西穂高岳  1/2〜3  棒立山(土樽)  
12/23     高尾山〜小仏峠  12/24   赤薙山〜女峰山  
11/25〜27   立山スキーツアー  12/11   城峯山(秩父)  
10/29〜30   庚申山〜皇海山  11/13   古賀志山(岩トレ)  
10/29〜30    葉山(村山)       10/30   赤城山(トレイルラン)  
10/15〜16   赤岳、阿弥陀岳(八ケ岳)  10/23〜26   奥只見の山々  
10/15〜16  奥白根(県南集中登山)   10/7〜10   八甲田山、岩木山、焼石岳  
10/16    日光・白根山  10/11〜14   県境尾根縦走(日光) 
10/8〜10   馬蹄形縦走(谷川)  10/8〜9   明神岳〜前穂高岳  
10/7〜9   焼石山、乳頭山  10/7〜9    笠ケ岳  
8/24〜25    ナルミズ沢(谷川)  9/28〜10/1 甲斐駒、仙丈、白峰三山  
9/24〜25   甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳  9/23〜25  御嶽山&南木曽岳  
8/12 韓国・漢拏山(ハルラサン)済州島  9/23〜27   中央アルプスの山々  
9/16〜18   編笠山、権現岳  9/23〜24   女峰山〜大真名子山 
9/18      笠ケ岳、至仏山  9/17〜18    奥白根山  
9/10〜11   阿武隈川:白水沢・左俣  9/17〜18   御嶽山(木曽)
8/15〜17   越後裏三山  9/10   白檜岳(奥日光)   
8/19〜20   阿蘇山(九州)  8/11〜15   剣岳(岩稜)  
8/13〜17  槍ケ岳〜穂高岳  8/16〜18  焼山、青梅黒姫山、毛勝山  
8/6〜7    槍ケ岳   8/7〜9    唐松岳〜五竜岳  
7/31    縞枯山(北八ケ岳)  7/25〜27   剣岳&大汝山、雄山  
7/24    岩トレ(藤坂RG)  7/23〜26    聖岳〜易老岳 
7/17〜18   社山(上野島尾根)  7/24  朝日岳〜隠居倉〜茶臼岳  
7/16〜17  白水沢・左俣  7/23〜24   大滝沢(沢登り)  
7/17〜18  コザ池沢(奥鬼怒)  7/15〜18  立山 & 大日岳    
7/10〜17  南ア・深南部の山々・U  7/6〜8   唐松岳、五竜岳
7/9〜11  大朝日岳〜以東岳〜大鳥池 7/13〜15  甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳  
6/19   庚申山・東尾根 7/2   竜巻山、前女峰  
6/11〜12  未丈ケ岳  6/17〜18  浅草岳〜鬼ケ面山  
6/4      三峰山  6/4〜5  富士山(スキー) 
6/1     鞍掛山〜赤岩山  6/6   甲子〜那須縦走  
5/21    中央稜(一ノ倉沢)  5/25    弓張峠〜前白根 
5/21、22  ドンデン山〜白雲台(佐渡)  5/21   燧ケ岳(山スキー&つぼ足) 
5/3〜5  爺ケ岳南尾根〜鹿島槍ケ岳  4/29〜5/1  白馬岳(小蓮華尾根)  
5/6     氷室山  4/28〜30  鹿島槍ケ岳・東尾根 
5/2〜4   三岩岳〜会津駒ケ岳  5/3〜4   白馬岳・主稜 
4/24   三峰山(鍋山)  4/2〜10  スイス・スキーツアー 
4/16-17  柄沢山(山スキー) 4/16  上州武尊  
4/16-17  角田山 4/7-17  南ア深南部の山々 
 3/31〜1     大菩薩嶺  記:「かとう」
31日 小雨の中2時間程歩き、昼過ぎに丸川峠の丸川荘へ。小屋に着くなり雨、風強くなる。翌日の眺望に期待。小屋番の只木さんは僕の母親の従兄弟、つまり従兄弟叔父にあたる親族で、お互い生まれて初めての“ご対面”。

この日は宿泊客はおろか、立寄も含めて小屋には終日僕達だけ(!)。オカゲサマで親族を代表して、ランプの明かりの下で、ゆっくりと40年以上の空白を埋める事ができた。

1日 朝から快晴。小屋からはクッキリと朝日に照らされた富士山が拝めた。おじさんとの別れを惜しみつつ、イソイソと大菩薩嶺ピークへ向かう。

丸川峠 (1,700m)より上は残雪にプラスして、昨日降った雪が凍っていた。息子は初めての軽アイゼン歩行を楽しんだ。

山頂付近の雷岩分岐からは、富士や南アルプス、木曽駒に乗鞍までが見渡せた。下山後“大菩薩の湯”に立ち寄り、トレッキングの疲れを癒して帰路に着いた。
 
 3/25  前袈裟丸山   記:「てらうち」
<メンバー>「ほんごう」、「こばやし」、「てらうち」、他1 
3/25(日)7:40群界尾根東隣の尾根取り付き...8:15小休止...8:45 1,500m付近到着...10:40 1,650m付近到着 小休止
11:45登頂(1,878m)昼食...12:40下山開始...13:25小休止...14:05小休止...15:15着
天気)晴れ
前回の湯泉ヶ岳と同様に、「こばやし」さんと「てらうち」の新人2人を「ほんごう」さんご夫妻に引率して頂く山行の2回目です。早朝の122号線ではメロディラインを聞きながら、初めての袈裟丸山へ思いを馳せワクワクしていました。
つつじの時期ですと群界尾根の登山道に沢山の登山客で溢れるそうですが、東隣にある『無名尾根』を直登する珍しいルート
での登山です。
群界尾根登山口の駐車場付近を目指して車で進んで行きましたが、雪が林道に残っており、車を停めて取り付きへ向けてスタートしました。他の登山客もいないようで、静かな登山のスタートです。
取り付きから1,650m付近までは雪もあまり無く、凍結している箇所がいくつもありました。この凍結や快晴での気温上昇でぬかるんだ土には、下山時に苦労しました。

静かな道程では、筑波山を望める景色や野鳥の声、時折姿を見せる鹿等々楽しめました。1,650m付近から山へ向けての急登では、締まってはいましたが腰まで雪が積もっており、また風花が舞ったり時折強風が吹いたりと、天気もその表情を変えてきました。しかし山頂での景色は格別で、雄大な男体山や遠くには上州穂高を見渡し、充分な休息と撮影タイムを経て下山を開始しました。

先にも書きましたが、下山時での残雪や凍結、ぬかるんだ土には苦労の連続で、ピストンとはいえルート維持しながらの難しさを感じました。今回の核心はまさに下山となりました。スリングでチェストハーネスを作り、ザイルで確保して頂きながらの下山も経験し、新人の私と「こばやし」さんはまた一つ良い経験をさせて頂きました。

今回も新人二人の引率をして下さった「ほんごう」さんご夫妻に、この場を借りて御礼を申し上げたいと思います。また前回のサングラスや今回の小さい三脚と、毎回大切な物を拾っていただき旦那さんには本当に感謝しております(笑)
「こばやし」さん、綺麗な写真をありがとうございました。
皆さんお疲れ様でした。次回も是非楽しい山行にご一緒させて下さい。 

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3/17〜18  大戸沢岳2(山スキー)   記:「つるみ」
滑り出し地点 oomura & turumi machiko
1,900m付近よりトラバース  何とか後傾で滑ってます  見本の滑り 
<メンバー>「はしだ」、「まちこ」、「おがわ」、「わたなべ」、「おおむら」、「ウッチー」、「つるみ」

3/17 鹿沼1900‐高畑2110 3/18 起床530‐登山口745‐1,900m付近1245‐登山口1500‐鹿沼1900      

駒ケ岳の雪遊びから2ヶ月あまりが過ぎ、その間、山岳会の先輩方からゲレンデにて指導して頂いた練習の成果を確かめたく“ルンルン”気分で現地に向かう。前夜の懇親会は早目に切上げ就寝。当日朝は曇り時々小雨。時より雲の隙間から青空が最後の渡渉見える。

登山口に着き皆出発準備。前回、板とシールの間に雪が入り皆に迷惑を掛けてしまった事もあり、入念にシールを取付ける。出発!!板を付けて歩くのがとても楽しい。シールもバッチリ利いている。途中休憩をとりながら、
1,900m付近でシールを外し目的地の谷へとトラバースする。

いよいよこれから下る。今までイメージトレーニングはバッチリ。あとは根性!!恐怖心は無い。攻何度も転びますめの気持ちで行こう!!そんな気持ちで下り始めるもすぐに転倒。あれれ、イメージと違う。基本の滑りをしようと頭の中でイメージするが上手く曲がれない。なぜ?板が雪に取られてしまい体勢が崩れる。転ぶ。滑る。転ぶ。その繰り返しだ。

皆は目の前をスイスイ滑っている。悔しい!!ボーゲンで止まろうとするも止まれない。大腿四頭筋が徐々に悲鳴をあげはじめる。滑る、転ぶを繰り返しているうちに筋肉が限界にきてしまった。力が入らない。休憩をするが、筋肉停止中。あとは気合だぁ〜!!休憩後は傾斜もゆるくなり何とか転びながらもスキーが出来ました。

途中、先輩方々に色々と指導して頂きながら無事駐車場に到着。転んで起き上がる練習の方が多かったですが、板で滑って降りられた達成感に満足でした。これから一つひとつ、焦らず頑張りたいと思います。御指導して頂いた先輩方々、ありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。 

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 番外編 3/17〜18  東北海岸トレイル構想モニター  記:「かとう」

17日/陸中海岸国立公園自然歩道 東京駅集合〜盛岡〜(バス)宮古 大沢海岸〜姉ケ崎展望台(宮古市)
    宿泊地:グリーンピア三陸みやこ(旧 田老町)

18日/陸中海岸国立公園自然歩道 田老漁港〜陸中真崎灯台〜(バス)浄土ケ浜、ビジターセンター〜(バス)盛岡〜東京駅解散


環境省では、東北地方沿岸の美しい自然や人々と自然の関わり、歴史や文化などを復興に活かすべく、三陸国立復興公園(仮称)及び東北海岸トレイル(仮称)について検討を開始しています。
北は青森の八戸から、南は福島の相馬までの太平洋沿岸の自然遊歩道を結んだ(総距離約700km?)にも及ぶロングトレイルの構想です。

今回のこのツアーは、環境省の各メディアへの呼びかけに応募した候補者を選抜して、20名ずつ2回、2コースにわけて実施されました。(ちなみに応募総数は200名程)
僕の参加した回は、一般応募者20名、環境省、関連会社の方々、地元レンジャー、ベテランガイド、プレス、信越トレイルスタッフ、米国のロングトレイルからのゲスト...等々からなる大所帯でした。

北米やヨーロッパ、特に北欧では、大自然に抱かれじっくりと長い時間をかけて歩く“ロングトレイル”の文化があるのは、皆さんご承知のとおりです。基本的には山間部や山脈を結んで歩くコースがポピュラーですが、このコースは沿岸部です。“縦”ではなく“横”指向?思考?ですね。実は僕もまさのこのタイプで、いつか北米のロングトレイルを踏破したいと、数年来思い焦がれて来ました。日本でもようやくこの文化が根付きつつあって、2年程前に【信越トレイル】が開通したのは記憶に新しいところです。

何よりも震災後の復興プロジェクトの一環という事であれば、是非とも協力したいし、実際に歩きたい。礫のような一石が、二鳥にも三鳥にも十鳥にもなるチャンスです。

懸念されていた天候もまずまずで、賑やかで楽しいトレイルでした。海風や波や、沢や鳥の声をB.G.M.に、地元のガイドさんの説明をイヤホンでモニターしながらの沿岸散歩です。両日とも8km弱の道のりで、高低差は200mにも満たなかったと思います(常に海抜が推し量れるのが楽しい)。自然隆起したダイナミックな岸壁やリアス式の海岸線、絶賛復興中の漁港や漁師町を遠くに、そして目の当たりにしてツアーは進みます。数億数千年の地球の営みを感じると共に、僅か1年前に起こった悲劇とも向き合うわけです。

また、今回は環境省の方々と多方面にわたり、フランクにディスカッションできたのが良かったです。他の参加者も多種多様で、“山”ではない違うカテゴリーの方々とも多岐にわたる交流ができました。僕もこの1年で何度か被災地に足を踏み入れて来ましたが、今回の関わり方はかなり理想的です。トレイルの魅力の多くを説明をするのは簡単な事ですが、このコースは...というか東北太平洋沿岸部には、是非実際に足を踏み入れていただきたい!....という中途半端な報告で終わりにします。

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3/10   神楽〜雁ケ峰(山スキー)    記:「ささき」
黒岩の平 雁ケ峰にて方向を確認
黒岩の平  視界の無い雁ケ峰にて 
<メンバー>「おかちゃん」、「ささき」
小山市役所 (04:30) -神楽スキー場(07:30)-登高開始(08:50)-清八ノ頭(12:00)-雁が峰(14:00)-神楽スキー場(16:00)-小山市役所 (19:00頃)

「おかちゃん」会長の山行に同行させて頂いた、初めての神楽山域。スキー場からロープウェイ、リフト、ゴンドラ、リフトと乗り継いだ地点からシール登高を開 始。降雪が少しと、悪視界。でも誰も居ない山を歩くのは楽しい。

ゲレンデトップへ着く頃にはリフトも既に営業開始しており、何名か先行で入ってい た。最後の下り斜面なだらかな斜面を北側へトラバースし、霧の塔方面へ。途中、1984ピークからの北斜面に滑り込むパーティが多く、以降は我々のみ。少し斜度 のある登りを越えた清八の頭から、シールを外して雁が峰へ。

緩く広い台地で視界も悪いので、何度も方向を確認。斜度の割に雪が深く、滑りに難儀す る。堪らずシールを再装着、一転、快適な尾根歩きに変わった。

雁が峰からスキー場へは、上部がなだらかで、下部が急斜面。南斜面はクラストした古い雪の上で新雪が層を形成していて、小規模な雪崩を誘発しなが ら、なるべく雪崩跡を追って滑る。

ゲレンデまで下り切った所で山行終了。視界に恵まれなかったのは残念だが、山域、雪質、読図と、勉強になる山行だった。また是非、晴れを見つけて来たい。「おかちゃん」会長、ありがとうございました。また宜しくお願いします。 

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 3/4〜5   鬼怒沼  記:「さかい」
 鬼怒沼の雪原
<メンバー>「なかじま」、「かとう」、「atsushi」、「たかはし」、「ささき」、「さかい」
3/4(土) 天候 晴:小山〜女夫渕温泉 市営P〜日光沢温泉(宿泊)
3/5(日) 天候 晴:日光沢温泉〜鬼怒沼〜日光沢温泉〜女夫渕温泉〜小山
 凍った滝 日光沢温泉到着  おいしいお酒(骨酒) 
冬の日光沢、鬼怒沼。前日からワクワクしてあまり眠れなかった。女夫渕温泉につくと、積雪のあとで一面真っ白。さあ、日光沢温泉を目指して歩き出そう!

ノントレースの川沿いの道は、気分も上々。からだもぽかぽか。川に流れ込む滝は、凍っていてとても美しい。登れる滝で記念撮影そして登れるかどうかの議論が始まる。(昨年夏に遡行したコザ池沢は凍っていなかったので、みなの興味はひかなかった。)

もう少し歩けば、今日のお宿 日光沢温泉。 日光沢温泉ではレトロな建物と
アイドル犬 ワラビとチャングがお出迎え。近場の滝を偵察して、明日のためのトレースをつけたら、あとは温泉と美味しいご飯とお酒。そして囲炉裏を囲んでの団らんでまったり。もう一度温泉で暖まって、ぐっすり就寝。

次の日は、鬼怒沼を目指す。
前日のトレースが終わったところから、深いラッセルとなる。昨日はまったりだったが、今日はハード。やっぱり山は、このメリハリがたまらない。

急登が終わったところで、日光白根山が祝福してくれた。
そしてなだらかな樹林帯の先には、広大な鬼怒沼が開けていた。凧を揚げる人、走り回る人、写真を撮る人、寝転ぶ人、それぞれ思い思いの楽しみ方。
さよなら山行ほんとうにありがとうございました。
山岳会のみなさん全員にお世話になりました。また戻ってきたときは、さらに高みを目指しましょう。 

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 3/4    湯泉ケ岳(日光)   記:「こばやし」
快晴の山頂にて 戦場ヶ原方面を振り返る 無事に下山
<メンバー>「ほんごう」、「てらうち」、「こばやし」、他1
3/4(日)6:37 日光湯元駐車場出発 ? 金精道路取付点7:00 ? 8:14小休憩? 9:15小休憩? 10:18小休憩? 11:30小休憩? 13:05登頂(2332m)・昼食 ? 13:53下山 ? 14:51小休憩 ? 16:02日光湯元駐車場着
樹林帯の尾根ルート
天気に恵まれ日中には気温が6℃までありました。一般的な金精峠からのルートではなく、取り付き点から尾根を
ダイレクトに登る残雪期にしか登れないルートで頂上を目指しました。しかし3日前に雪が降ったの新越後側の景色雪が積もっておりラッセル訓練というよりは、本番のラッセルとなりました。

深い所では腰までのラッセルとなり、まだ本格的なラッセル
を経験した事がなかった「てらうち」さんと私にとってはまた1つステップアップした気分です。また、ブッシュの中を掻き分けて進むルートだったので、更に体力も消耗しましたし、赤布をつけておかないと、帰り道が心配になるルートファインディングが必要なコースでした。そして、4人で頑張ってラッセルした結果登頂する事ができ、頂上では素晴らしい景色を堪能しました。

下山は登りの苦労が嘘かのように、2時間程度で駐車場まで着きました。帰りは「湯の家」で温まって帰路につきました。
「ほんごう」ご夫妻には新人2人の面倒を見て頂きましてありがとうございました。「てらうち」さんもラッセルお疲れ様でした。
またどうぞ宜しくお願いします。 

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 3/4   湯の丸山(山スキー)  記:「ひがの」

<メンバー>   「おかちゃん」、「かずちゃん」、「きたはら」、「ひがの」
小山5:00 湯の丸スキー場7:20 リフト8:00 湯の丸山頂9:15 旧鹿沢スキー場跡11:20 湯の丸スキー場13:00
湯の丸スキー場からリフトを利用して晴天の中山頂を目指す。つぼ足、スキーのトレースが数多くあり、順調に湯の丸山頂に着く。北峰でシールをはずし、角間峠に向かい滑降する。

峠前は樹林帯は右に巻き、夏道まで滑る。
夏道に沿って緩斜面を旧鹿沢スキー場跡まで滑りを楽しむ。シールを着け1650mから1850mの、湯の丸スキー場リフト上まで登り返す。

シールをはずし、ゲレンデを滑り降りると今日の山行の」終了となる。
今日の滑りは山頂〜角間までのわずかな距離だが、北アや浅間の山々を見ながら結構楽しめた山行でした。 

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2/17〜18   三岩岳(山スキー)    記:「ささき」
<メンバー> 「ささき」、他1(I.K)
17日・雪 小山(21:00)―高畑(24:00)
18日・雪 高畑(06:00)―小豆温泉スノーシェッド(06:30)―1700m(09:45)―1200m付近(10:45)―1308m―小豆温泉スノー シェッド(12:00頃?)

折り返し点一年ぶりの三岩岳。以前より山行記録を拝見していた、憧れのI.Kさんにご一緒させて頂いた。南会津には前夜から雪が降り続く。登り始め、意外と雪は沈まない。新雪下20cm位には、雨か気温か、前日までにがっちりと固まったスラブが形成 されている。

初めて通る尾根通しコース。さすが健脚、結構なペースで登る。途中、切返し粉雪を滑るでの後ろ足の運び方を教えて頂き、以後すごく楽になった。 尾根に登った所から、初めての先頭。白馬の講習会で教わった「スムーズなライン、なるべく切返しを避け、一定の斜度」と心掛けるも、ルート選びは 難しい。悩ましくもあり、楽しくもある。上部は雪深く、吹雪。真っ白。寒い。斜度も緩やかになった1700mでシール登高終了。

1350m辺りまで尾根南側斜面への滑り込む。オーバー ロードで堆積した最高の粉雪。小ピークへ登り返し、来た尾根伝いに滑ろうとした筈が、隣の尾根に降りてしまい、最後は沢筋に沿って下山。朝より積 雪は増えていたものの、幸いまだ表層の結合は弱く雪崩れは無い。

無事下山後は燧の湯で温まり、帰宅。寒さの中にも、とても勉強になる山行でした。I.Kさん、ありがとうございました。 

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 2/18〜19  白毛門  記:「わたなべ」
天気(曇り、時々小雪)     メンバー、(「わたなべ」、「ウッチー」、<「なかの」> )

土合駅6:40−白毛門登山口7:00−1100M地点、9:00―松ノ木ノ頭11:00(引き返す)11:30−白毛門登山口13:30

前日の夜は土合に宿泊、おでんパーティーでもり上がる。
白毛門登山口からは、僅かなトレース程度で20センチ位のラッセル走行だ。1時間位歩くと膝上位の本格的なラッセルになる、天気は小雪混じりの曇り空だが、視界は眺望、出来そうだ。

2時間位歩った標高1100m位の所で休んでいると、前橋ハイキングクラブの4人パーティと合流する、先頭の我々に丁重にお礼を頂いた。年齢層はやはり、高齢の方々ばかりだ、そこから、前橋の若いメンバーの1人と4人で、松ノ木ノ頭まで、交代でラッセルをする。

前橋はそこで終了、我々は先を進むが100M位進むと、雪庇の張り出した、大きな雪壁が幾つも,覆いかぶさって、そこを乗り越えるのは、大変そうなので、目の前の白毛門を後に、撤退する。 

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 2/17〜19   八甲田山(山スキー)  記:「きたはら」
見事なモンスター 雪深く直滑降に近いシュプールです 

<メンバー>  「きたはら」、他(ガイドクラブツアーに参加)

2/17 宇都宮7*00 新青森バス発10*20 八甲田ロープウェイ11*50  ガイドクラブツアー『カモシカコース』
2/18 ガイドクラブツアー 午前『銅像コース』午後『カモシカコース』
2/19 ガイドクラブツアー 午前『銅像コース』午後『カモシカコース』八甲田ロープーウエイ16*47発バス新青森18*00着 宇都宮10*20

深雪に苦労しましたが景色と酸ケ湯温泉東北新幹線はやぶさ乗車など昨年地震で行けなかったツアーに行けて満足しました。

雪質は大戸沢のほうがよいと思います。今年の八甲田は例年になく湿っぽい感じです。

登りはロープウェイを使い下りとちょっとした水平移動のツアーでラッセルはガイドさんがやってくれて楽ちんなものです。

土曜日の午前中は晴れ渡り一枚目の写真はロープーウエイの山頂駅から津軽半島陸奥湾側を撮ったものです。モンスターが見えますが近づくと巨大で私が見た中では最大級です。
二枚目の写真は30度以上ある斜面ですが深雪のためシュプールが描けていません、ほとんど直滑降ですね。

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2/10〜11  大戸沢岳(山スキー)    記:「ひがの」
2月10日 鹿沼 19:00発  「はしだ」、「まちこ」、「すぎと」、「おちあい」、「きたはら」、「なかがわ」、「よしだ」  <現地集合>  <「しのはら」> 「ひがの」
2月11日 大戸沢 当日朝着  「おがわ憲」
    9:15 大戸沢駐車場   12:50/13/10 1,553m  15:30大戸沢駐車場
2月12日(高畑ゲレンデ)  「はしだ」、「まちこ」、「すぎと」、「おちあい」、「きたはら」、「なかがわ」、「よしだ」、「ひがの」、「おおむら」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「ともさん」+2、「atsushi」+1
      ***      ***      ***
2月10日   小雪の降る夜、前回会津駒を同行した板倉さん達3人も交じり賑やかな酒宴をする。
膝までのラッセルが続く 雪の深さが判る?
2月11日   朝着の「おがわ」さんを待ち、薄日の射す風のない穏やかな天候の中を出発する。昨夜からの降雪もあり雪は深い。幸いにも先行パーティがあり、膝までの深いしっかりしたトレースがある。地吹雪も無くラッセルなしのため快調(?)に高度を上げることが出来る。

1400m付近で10人の先行パーティに追いつく。我々もラッセッルの仲間に入り、当会の女性達も頑張ってラッセル責任を果たす。
1553mのピークを少々下った登りにかかる地点で、時間も12:50なので登行を止める。休憩後、シール登行で1553mまで登り返す。
最高斜面ここからお楽しみの滑りとしたいが、雪が深くトップをあげて直滑降で何と腰までの新雪だ・・・か滑り、緩斜面は登りのトレース跡を歩き1386mに着。

ここから桑場小沢側に滑り込む。谷底を見ると40度近い傾斜は直壁に見える。一瞬、恐怖心が沸くが思い切って滑り出すと、急傾斜と新雪パウダーに腰まで潜るが最高の気分で思わず感嘆の声が出る。
樹間は広く、ブナの木は気にならず。今まで滑ったことの無い一番の最高の斜面だ。何故、いままでこの場所で滑らなかったか不思議。

十分に滑りを堪能し、細い細いスノーブリッジを渡ると登りのトレースに出るが、駐車場はすぐだ。大戸沢山頂はやめ、1386mまで登り、桑場小沢を1日2回の折り返しのほうが楽しい滑りが出来る。それほど今日の滑りは好かった。日帰り組と別れ、民宿泊の我々8人は「木の実」での酒宴で楽しい夜を満喫した。

2月12日  ゲレンデスキーは総勢16名。朝方の降雪で圧雪が遅れ、9:30のリフト運転。昨日の滑りを反省しながら、コーチの指導を受け、雪の舞うゲレンデスキーを楽しみました。 

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2/12    高峯山    記:「さかい」
<メンバー>「さかい」、他1
<スケジュール>
2/12 天候 晴:小諸〜(バス)〜高峰高原ホテル〜高峯山〜高峰温泉ランプの宿〜アサマ2000スキー場〜(バス)〜小諸
高峯山山頂
高峰温泉を目的にお手軽スノーハイキングに行ってきました。
小諸に車をおいて、高峰高原ホテルまでバスで高度をかせぎます。車坂峠は風の通り道にもなっていて地吹雪でした。さっそくワカン/スノーシューを履いて出発です。

樹林帯に入れば風もなく、トレースばっちりの快適コースです。今回はアサマ20高峰温泉ランプの湯00スキー場のゲレンデでを周遊するコースなので、終始ゲレンデミュージックが聞こえてくるお手軽な感じ。50分ほどで高峯山頂上。ラーメンを作りましたがすぐにからだが冷えてくるので、早々に温泉を目指すことにします。そこから40分ほど下ると目的の高峰温泉ランプの宿。

外来のランプの湯は広くはありませんが、冷え冷えの体は間もなく昇天!蕎麦茶を飲もうものなら外に出たくなくなります。バスの時間も迫ってきたので、帰りは雪上車のトレースをたどってゲレンデ駐車場でゴールです。

今回の反省は途中でワカンがこわれたこと。無理な力がかかったときテープの縫い付け部が切れました。今回のコースでは壺足でも問題ありませんでしたが、装備の点検にいま一度注意したいと思います。
 

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2/4〜5    丹沢    記:「ほんごう」
花立への登り 塔ノ岳山頂 塔ノ岳〜丹沢山への山稜 みやま山荘
 花立への登り 塔ノ岳山頂  塔ノ岳から丹沢山への山稜  みやま山荘 
<メンバー>「ほんごう」、「こばやし」、他2
2月4日(土)野木駅5:20…新宿…渋沢駅…大倉着9:00着大倉9:15発−塔ノ岳14:20着14:40発−丹沢山(みやま山荘)16:30着2月5日(日)丹沢山(みやま山荘)7:15発−塔ノ岳8:45着−鍋割山10:15着(大休止)11:10発−大倉14:45着大倉…渋沢…新宿…栗橋…野木駅

4日)快晴
電車とバスを乗り継ぎ、丹沢の玄関口・大倉に到着。丹沢上部は積雪有りだが、快晴と言う事もあり、大倉登山口は冬の賑わいを見せていた。電車での山行だった為、大倉尾根に取り付くのが9時過ぎとなる。大倉尾根は、通称バカ尾根と呼ばれている。長い上りに加え、途中の数箇所に急登がミックスする。私達は、小屋やベンチ設置場所では必ず休み、ゆっくりゆっくりと登った。

上部に行くにつれ、視界が開けていく。花立では、雪化粧の富士山と横浜方面のビル群、三浦半島・江ノ島もくっきりと見えた。花立上部でアイゼン装着。塔ノ岳山頂に、5時間かけて辿り着く。文句無しの大パノラマ(南アルプ鍋割への途中スなどを確認)。各自、写真撮影タイムとなる。一日目の目的は、塔ノ岳の先の丹沢山・みやま山荘。大倉尾根の登りで足は疲れているが、雪の山稜をのんびりと歩きながら山荘に向かう。

スタート地点の大倉で「山荘に16時に到着出来れば好し」と思っていたが、実際は16:30分に到着。みやま山荘の女将さんが、今回も私たちを迎え入れてくれた。数年前に建て替えられ、とても綺麗な山小屋だ。小屋の2階から富士山を眺める事が出来、夜は東側(横浜周辺)の夜景も美しい。私達は、ザック整理などをした後、談話室に行き軽く酒を飲み交わす。食堂に行くと、今日の夕食は『陶板焼き』。頑張ってバカ尾根と塔ノ岳から先を歩いた甲斐があった。食事に満足し、7:10就寝。

5日(日)晴れのち曇り
みやま山荘からの日の出山小屋内から、日の出を観る。自炊室で軽食を摂る。朝の小屋の外気温はマイナス8℃。アイゼンを装着し小屋を後にする。今日の目的は、鍋割山荘の『鍋焼きうどん』。塔ノ岳から先は少し下るものの、鍋割山まで軽いアップダウンの山稜だ。目的の鍋割山荘に10時過ぎ到着。

小屋に入ると、掘りごたつの多さに驚くが流石に暖は入っていなかった。ブランチの鍋焼きうどんに、みんな感激する。手抜きをしていない本物の鍋焼きうどんだったからである。身体の芯から温まる。鍋割山荘から先は、下りのみ。最後に1時間強の林道歩きをし、大倉バス停に戻る。

今回、山行前日にみやま山荘に問い合わせたところ、積雪50cmとのことだった。各自スリング・カラビナ、共同装備に10mのロープを持参したが、使用する事無く山行を終えた。冬の丹沢は展望が利いて良い。食事にも満足し、リッチな山行を終えた。

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 1/21〜22  社山〜黒檜岳   記:「ささき」
中禅寺湖湖畔を出発 静かな縦走路
中禅寺湖湖畔より出発  静かな縦走路です 
<メンバー>  CL「かとう」、「ささき」、他2(Tさん、N君)
01/21(土) 雪
古河(04:30)―小山(05:00)―中禅寺湖市営第二駐車場(07:30‐08:00)―半月峠登り口(09:30)―半月峠到着(11:00)―阿世潟峠(12:40)―社山頂上(14:35)―1792mピーク手前の樹林帯にて幕営(15:40)

長距離トレイルランナーTさん、現役大学生N君を交え、野郎四人での雪稜縦走。もうなんだか行く前から楽しい。朝から除雪作業で忙しい中禅寺湖畔に車を止め、社山を目指す。湖畔を少し歩いた後、八丁出島付け根から半月峠に取り付く。スノーシュー/わかんを装着するも、脛ほどの雪では却って歩きにくい。雪は全体に被っており、GPS・地図を頼りにルートを選ぶ。

阿世潟峠までの稜線上、ところどころ雪の下の草付きが嫌らしい。時折鹿の群れが姿を現す。天気は悪くとも尾根歩きは気持ちが良い。社山に近づくにつれ、雪が深くなる。予定より遅れた社山登頂。山頂から樹林帯を潜り(この入り口が分かり辛い)、北側の尾根へ渡る。ここでこの日の行動終了。雪が少なく、整地にもテントの固定にも苦戦。びしょ濡れの荷物を落ち着けた後は、しんしんと降り続ける雪の中、テントで楽しい時間を過ごす。

01/22(日) 曇のち晴
起床(05:00)―出発(07:30)―黒檜岳分岐(13:00)―千手ヶ浜(16:40)―菖蒲ヶ浜(20:00)―中禅寺湖市営第二駐車場(21:30)

天気も回復、気分は最高雪もやんで視界回復。外に出ると中禅寺湖が眼下に見える。昨夜は相当降った様で、昨日の雪の上に、50cm程度の湿雪が新しく載っている。ラッセル祭りの予感だ。
この先エスケープできる登山道は無いので、万一に備え、降りられそうな尾根を地図で確認して出発。予想通り、出足から太腿程度のラッセルが続く。重い雪を掻き分け、先頭を交代しながら、一路黒檜岳を目指す。途中、1816mピーク辺りから下が笹原になり、踏むたびに雪が下に抜けて一気にペースダウン。


進みも遅いので、交代後は十分に休むことが出来るが、深い雪に体力を削がれ、黒檜岳分岐に着く頃には中禅寺湖の対岸に男体山昼過ぎに。ここから中禅寺湖へ尾根伝いの下り。暫くは中々標高が下がらず、後半、一気に下る。かなりの斜度になる箇所があり、雪もあって注意を要した。

千手ヶ浜へ下山する頃には、日も傾いていた。ここからの湖畔歩きはきっと平地と高を括っていたが、積雪も相まり、道は意外に険しい。やがて日が落ち、闇の中、細い遊歩道をヘッドライト頼りに慎重に進む。菖蒲が浜へ到着する頃には夜八時を回っていた。
最終バス(調べたら、20時7分まで運行していた。紙一重。)を逃し、タクシーに問合せるも中禅寺湖での営業はしていないと言う。近隣の方に、中禅寺湖まで約4kmと教えて頂き、一同、覚悟を決めて最後は車道を中禅寺湖まで歩く。21:30、長い一日の行動が終了。

今回、予定時刻を大幅にオーバーしてしまった原因として、
@初日の計画に対して遅れながらも、二日目の行動開始が遅くなってしまった事、
A初日の積雪によりラッセルが難しくなったにも関わらず、従来予定通りのコースを進んだ事、
B下山後の中禅寺湖畔周遊ルートを甘く見ていたこと(事前調査不足)、
が言えると思います。夜までの行動となってしまいました事、猛省し、教訓を次回以降の山行に生かします。

上記反省点は残りますが、社山〜黒檜岳の稜線はとても静かで、北に日光、南に足尾の山々が美しく見え、非常に充実した山行でした。又、二日間を通してとても楽しい時間を過ごすことが出来ました事、「かとう」CL、Tさん、N君に感謝します。またいきましょう! 

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1/7〜8   雪崩ネットワーク講習会   記:「ささき」
<参加メンバー>    「ささき」
コンプレッションテスト  ビーコン操作  フイールド実習  座学 
 白馬村のウイング21という施設で開催され、約20名が参加。二日間の講習のうち、初日は雪崩、積雪、地形等をテーマとした座学とビーコントレーニングを行い、二日目は実際のフィールドに出て、グループ行動のマネジメントや、積雪安定性テストなどを学びました。(スキーを履いて、栂池から、ひよどり峰という所までいきました。)

初めて聞く内容が多く、レスキューの方法なども、大変参考になりました。それと同時に、ビーコンレスキューに関しては、普段からシナリオを用いたグループレスキューの練習を行う必要性を強く感じました。

いきなり目の前で人が埋まった場合、一人でもうろたえてしまうのに、ましてや複数人で効率良く救助活動を行う為には、連携、役割分担など、本番で同じメンバーが揃わなくても、「共同で捜索する」ことに慣れておく必要があるな、と感じました。また、会の山行等を通して、他の方へも伝えていきたいと思います。
1/9 松木・夏小屋沢(アイス)    記:「atsushi」

<メンバー>「さくらい」、「なかじま」、「かとう」、「なかさと」、「atsushi」、他1(T.T)

7:30 公園ー9:30夏小屋沢15:00ー17:00公園

今シーズンはじめてのアイスクライミング、自分にとっては、はじめての松木沢。この景色が人工的に作られたと思うと感慨深いものがある。そんなことを思いながら歩いていきながら途中で山腹をながめてみると標高が高い場所にある滝が凍っている。期待ができそだと感じる。

しかし、黒沢についてみるとF2が未発達。寒さはあるが水量が足りないようだ。少し進むと前日入ったパーティーのテントがある。いいテント場だ。少しいったところ夏小屋沢と思われる場所で、練習をすることにする。

基本的な登り方を教えてもらい見本を見せてもらう。他のメンバーも登り、いざ自分で登ってみると思ったようにうまくいかず、何回もアックスとアイゼンを繰り返し使い覚えていく。

ただ、この日はあたたかく、しだいに氷の状態が悪くなる。アイスクライミングでこんなに暑いのははじめてだ。そのような中でも夢中になって遊んでいると時間も過ぎて終了。次回のアイスクライミングを思い描きながら帰途につく。おつかれさまでした。

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1/2〜3  棒立山(土樽)   記:「つるみ」

メンバー>「わたなべ」、「ウッチー」、「さだこ」、「ささき」、(「なかの」)、「つるみ」 
1/2 佐野発600‐毛渡橋810‐出発900‐休憩940‐休憩1045‐幕営1430‐就寝1900 
1/3 起床500‐朝食‐出発740‐休憩840‐休憩1010‐山頂1120‐休憩1230‐幕営場所1250‐毛渡橋1430‐佐野1810 

皆さん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今年初の雪山山行に胸が高鳴り当日が待ち遠しい。昨年の雪上訓練でイメージトレーニングをするが、未知の世界が多く不安が募り、先輩方からアドバイスを受け装備を整える。人それぞれ考え方、やり方が違う。それを見て覚えるのも勉強と指導して頂いた。“何事も経験”なのだ。

尾根へ上がる深いラッセル1/2 「わたなべ」邸に集合し、今年最初の挨拶を交わす。荷物を棒立山の山頂移動し車2台で現地へ向かう。関越トンネルを抜けると、白銀の世界へ変貌する。胸の高鳴りを抑えきれず声をあげてしまう。出発地点の毛渡橋手前に駐車し、共同装備を割り当て準備する。天候があまり良くないが、気を引き締め出発。

「わたなべ」
CL、「さだこ」さんはかんじき、他はスノーシューを装着する。「わたなべ」CLを先頭に膝までのラッセルからスタートする。後者は列を乱さず前者の踏み跡を辿りながら前へと進む。トップの番が廻ってきた。誰にも汚されていない白銀の世界に引き込まれる。何と言えば良いのか言葉に表せられないほどの感動だ。ラッセルは苦痛にならないが道のりは長い。

無理せず交代。若手
2人はブルドーザーのような超人的なスピードで前へと攻める。吹雪で視界が悪くGPSで現在地を確認する。尾根へと辿り着き前進するがルートが寸断され行き詰ってしまう。GPSで確認するもルートから外れていた。ルートを変更し再度登る時間も無い。仕方なく来た道を戻るが、急斜面で上手く降りられず、スノーシューを外しつぼ足で降りる。

30kg近くあるザックを背負ってのつぼ足は思った以上に体力を消耗する。皆に遅れながら下山し、樹林帯でテントを張る。食当の「ささき」さんから指示を受け、「ウッチー」さんに米の美味しい炊き方を教わる。「さだこ」さん達は、「ささき」家直伝のクリームシチューを作る。今日の反省と明日の予定を確認後、楽しい宴を開始する。
「さだこ」さんから肉づくしの差し入れに洋酒が良く合い、疲れた身体にパワーを与え、最後の〆は美味しいシチュー丼で充電完了。「ささき」さん、母様に感謝、感謝。ごちそうさまでした。お腹も満たされ早々に就寝。

若手2人は体力充分1/3 500起床。朝食は餅を焼いて雑煮を作り正月気分を満喫する。朝食を済ませ、棒立山を目指す。昨夜の積雪で、膝上ほどのラッセルから始まる。GPSとコンパスを確認しながら前進する。尾根に辿り着くまで1時間ビーコン操作を練習掛かったが、ようやくリボンを発見。休憩しながら前進するが、雪が邪魔をして思うように進まない。

胸以上のラッセルは非常に辛い。だが、若手
2人はスピードが落ちない。超人か?ラッセルを交代しながら山頂へ到着。東はガスが消えかかっているが、西は吹雪いている。タイムアップの為、山頂を後にする。昨日の経験をもとに、急斜面は積雪部をスノーシューで下山する。登って来たルートを下るより楽に下山出来た。

幕営地へ到着し、テントを片付ける。時間に余裕があったので、皆でビーコンとゾンデ棒を使い実践する。良い道具があっても使い方を知らなければ何の意味も無い。“何事も経験”今回の山行は非常に良い経験が出来たと思います。御指導頂いた先輩方、「ささき」さん、母様、「なかの」君ありがとうございました。
 

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 12/30〜31   西穂高岳   記:「ほんごう」
<メンバー>「ほんごう」、他1
<コースとコースタイム>
12月30日(金) 野木8:30…新穂高温泉P着13:00頃着…新穂高ロープウェイ14:00発乗車 ー  西穂高ロープウェイ山頂駅14:30発−西穂高山荘テント場15:50着
12月31日(土) 西穂高BC7:00発−独標8:20−西穂高山頂10:15着10:40発−独標12:00着−テント場12:55着  テント撤収後14:00発−西穂高ロープウェイ山頂駅15:10着−新穂高温泉P…野木22:00頃着
前穂と明神ケ岳 朝の焼岳 独標にて 西穂への稜線
 前穂と明神ケ岳 朝の焼岳  独標にて  西穂への稜線 
<内容>
30日)曇り・ガス
ロープウェイを使用し、西穂高口駅2156mまで一気に上がってしまう。ロープウェイ山頂駅・気温マイナス13℃。樹林帯のアップダウンを繰り返し、西穂高山荘到着。既に20張りほどテントが設営されていた。

適当な場所を見つけ、整地し私達もテントを設営する。20:00就寝。夜中2:00過ぎに、気温計を見るとテント内でマイナス10℃。テントの外に出ると、素晴らしい星空に、明日の天気が約束されていた。
西穂稜線
31日)天気、快晴。
朝5:00起床。7:00BC出発
ハーネスを装着し、出発。あまりの展望の良さに何度も立ち止まり写真を撮影する。西穂稜線森林限界を過ぎると風が出てくる。独標から先は、難易度が上がるため、独標で引き返すパーティーが複数居た。独標・小休止後、私達は予定通り前進をする。雪稜と岩場のアップダウンが続く。

西穂山頂直下で、上りと下りが人々が詰っていた。見た目は、問題無い様に見えたが取り付いてから気付いた。一枚岩のようなところに雪が付いているだけだった。アイゼンとピッケルの位置を確認しながら慎重に登り、山頂に立つ。奥穂に、槍。遠く北には夏に登った奥大日岳、南は南アルプス南部が観ていた。遮るものが無く、大展望を楽しむ事が出来満足する。

山頂で約30分ほど大休止を取ったが、相方が「真冬の北アルプスで、これだけ長居出来るのは珍しい事だ」と言っていた。山頂下降では、迷う事無くロープを出して貰う。上りと同様に下りも「慎重に」を繰り返し、独標まで戻る。独標から先はガスの中に入る。テント場に13:00着。そのままテント撤収をし、下山をする。

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 12/24   赤薙山〜女峰山  記:「ささき」
夜明け 赤薙山頂 女峰への稜線 女峰山頂
夜明けのキスゲ平上部  赤薙山山頂  女峰への稜線は長い  女峰山頂にて 
<メンバー> さかい、「ささき」    天候:快晴
<行程> 04:00小山-05:40〜06:00霧降高原-07:45赤薙-08:55奥社跡-10:00一里が曽根独標-11:40〜12:10女峰山頂-13:20一里が曽根独標-14:20奥社跡-15:10赤薙-16:10霧降高原

急に週末の予定が空き、どたどた決まった山行。2月に同ルートで奥社跡まで行き敗退しており、計画は楽だった。夜明け前に霧降高原から入山。いろは坂手前なので意外と近い。スキー場跡は自然散策路を作る工事中。雪は少い。焼石金剛付近で日の出を迎える。振り返ると、快晴の空の下、朝陽を受けた日光市街がきらきらしている。
一里が曽根独標絵の様な雲
赤薙でラッセルが消える。奥社跡までアイゼンを装着しての痩せ尾根歩き。積雪20〜30cm程度、踏むとその下の岩や幹が足場となり沈まない。ほぼコースタイム通りで移動できるが、雪の下の足場の推定に気を遣う。奥社から一旦下り、北側の尾根に乗り換える。

ここからは足場も良く、なだらかで快適な雪上散歩だ。好天、遠景、足下の新雪が堪らない。女峰山手前でやや急な岩場があったが、概ねコースタイム通りに女峰山頂着。辿り着けると思っていなかったのでかなり嬉しい。ほぼ同時に、帝釈山方面、唐沢小屋方面から単独行者が上がってきて、三方向から鉢合わせる。

各ルート初めて人と行き交ったとの事で、他に人は入っていない様だ。時間も迫り、休憩後は急いで下山。下りはそれなりに速いが、道のりも長い。そのうえ早起きが祟り、眠い。霧降高原に戻る頃には、二人ともへとへと、お腹ぺこぺこ、膝大爆笑。「飯」「風呂」「寝る」の三者で折り合いを付けるのに一苦労。なんとか夢見心地で温泉入り、ラーメン食べて、日光駅にて解散。

一年の締め括りに、快晴の下、結構頑張り気味の山行ができました。「さかい」さん、ありがとうございました。また、宜しくお願いします! 

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12/23     高尾山〜小仏峠    記:「やまなか」
<メンバー>  CL「atsushi」、「たかはし」、「やまなか」

小山出発4:45-高尾駅からバス乗車7:50-登山口8:22−陣場山頂9:48−明王峠10:35-景信山頂
12:00(休憩)-小仏峠-バス停14:50


高尾山駅北口から陣場高原下行きのバスに30分ほど乗り終点で下車。とても寒く震えながら歩いていくと
陣場山への新コース入り口があり植林された樹林帯の急坂を登る。陣場山頂では残念ながら富士山は雲に隠れて見えかったが筑波山や新宿の高層ビル横浜のランドマークタワーは望めることができた。

陣場山頂か
らは歩きやすい稜線を歩く。景信山頂に着くと茶屋がありテーブルで鍋パーティーをしているたくさんの人がいた。私たちは人気のなめこ汁を頂き温まったところで小仏峠に向かう。

陣場山〜高尾山縦走の予定ではあっ
たが急遽予定を変更して小仏峠から下山しバス停へ向かった。帰りは温泉施設フロッピィーに立ち寄り冷えた体を温めた。「atsushi」さん「たかはし」さんありがとうございました。また一緒の山行よろしくお願いします。 

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 12/11  城峯山(秩父)    記:「くりさん」

 天候:晴れ  (メンバー):「ともさん」、 「さだこ」、 「すぎと」、 「なかむら」、 「ほんだ」、 「ほんだ康」、 「こばやし」、 「くりさん」

  小山5:30→ 城峯山登山口(西門平)8:30→ 鐘掛城9:55→ 城峯山10:30(昼食)  → 天狗岩11:35→ 城峯山神社11:45 → 城峯山登山口(西門平)13:20

風もなく晴天、穏やかなハイク日和である。登山口から檜&杉の木立の中ゆっくりと登って行く。登山道では薄っすらと雪を踏むも柔らかく歩き易い。世間話を楽しみながら、あっという間に鐘掛城に着く。ここは檜林に挟まれ眺望は今一。西には城峯山が見える。

これより下って登って30分、城峯山頂上に到着。風が冷たいが展望台は360度の遠景が望める。わがホームグラウンドの筑波山もよく見えた。記念撮影後、展望台下の日だまりで昼食を摂る。メンバーが持ち寄ったみかん、りんご、チョコレート、まんじゅう、そしてお花畑牧場のクッキーに虎屋のようかんと出るは、出るは。。。およそ50分の昼食タイムであった。

 下山は平将門所縁の天狗岩、城峯山神社を経て登山口へ13:20だった。帰りの湯は皆野町の町営風呂にて疲れを癒しストレッチ。 そして小山には17:20に無事到着。ガイドの関リーダーありがとうございました。メンバーの皆さんお疲れ様でした。 

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11/25〜27   立山スキーツアー    記:「ささき」
<メンバー>  「ささき」、(ツアー客・計13名    ガイド2名)
11/25・雪: 古河(24:00)〜扇沢P(04:00/08:10)〜室堂(10:00)〜浄土山北側斜面にて滑走〜ホテル立山泊。

白馬カラースポーツ主催の立山ガイドツアーに参加。雪不足と聞き、日程を一週間遅らせる。
24日深夜発、星空の下を長野まで運転。扇沢の麓から雪が舞い始め、駐車場に付くと外は完全に雪。寒い。朝、ツアー参加者と扇沢で合流し、約二時間、乗換3回を経て室堂まで。長い。参加者13名、ガイド2名。
吹雪の室堂。空と雪の境も見えない一面真っ白の中、ビーコン操作練習の後、足慣らしに浄土山北側斜面を2本滑るも、悪天候のため撤退。ホテル帰着後、ラウンジで山スキーの勉強会を実施。

<教わったこと>
―止まる場所、滑る順番など:
 ・斜面で止まる際は、木/石の下よりも上の方が良い。
  上側だと、雪崩に流された時にしがみ付く事ができる。
  木/石は雪よりも暖かいので、下側だと、そこを基点に発生した雪崩に巻き込まれるリスク有り。
 ・基本的に、パーティ全員がお互いを見届けられるように、順番に滑る。
―ビーコンについて:
 ・ビーコン使用時は、携帯電話の電源を切る。
  (受信時に)携帯の電波による影響を受ける為。最悪、故障してしまうこともある。
 ・ビーコンの特性について
  *送信時の性能は、アンテナの数に関わらず一緒。
  *受信時、アンテナの数の多い方がより精度高く受信できるが、処理が重く表示が少し遅れる。
  *最大受信距離は、一本アンテナの方が長い。
 ・位置移動に対して反応が少し遅れるので、遠くから近づく時は急ぎ、対象近くではゆっくり場所を探る。
 ・最近では、雪崩エアバッグという道具も海外で普及し始まっている。

11/26・晴: ホテル立山(07:30)〜室堂周辺にて滑走〜ホテル立山(17:10)
夜明け前起床。好天のサイン、満天の星。朝食後外に出ると、前日までに降り積った雪と雲一つ無い青空。浄土山方面に進み、そこから滑走跡の無い斜面を選んで滑る。難しかった粉雪にも慣れ、その後、雄山西斜面、大汝山西斜面付近を滑り、登り、滑りと、日暮れまで粉雪を楽しむ。

帰途、夕陽を受けた雪の雄山が美しかった。面白かったのは、ツアー参加者全員「滑り」がメインで、稜線や山頂に登る事にあまり興味が無い事。感覚の違いに戸惑いもあったが、業に入っては業に従えと、一緒に楽しんだ。夜、週末二日間で来たグループを交えての懇親会有。ホテル外にはテント村が出現。

11/27・晴: ホテル立山(08:30)〜真砂岳にて滑走〜ホテル立山(13:00/14:00)〜扇沢P(16:00)〜帰古河(22:00)
雲は出たが、この日も晴れ。大走尾根を登り、真砂岳山頂手前から沢を滑る。名残り惜しいが、この日はこれ一本で室堂ターミナルより下山。一緒になった人達と温泉、夕食の後、帰古河。

初の立山、初のガイドツアー、初の冬バックカントリースキー。あまり想像が付かないまま行きましたが、天気・雪にも恵まれ(皆さん「こんなにコンディションに恵まれる事はない」との事)、夢の様な三日間でした。また「滑るために登る」という人達と一緒になったのもとても刺激的でした。(自分は、「登ったついでに滑りたい」タイプですが。)
雪崩と安全に関する知識をもっと付けて、冬の山ももっと入って行けるようになりたいと思います。 

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11/13   古賀志山(岩トレ)   記:「たかはし」
<メンバー>「atsushi」、「さくらい」、「ささき」、「こばやし」、Tさん、「たかはし」
古賀志山で岩トレをしてきました。
ロッククライミングは今回が初体験。緊張しましたが、皆さんのバックアップのお陰で怪我をすることも無く、大変楽しい1日を過ごすことができました。

最初は基本的なロープの結び方と道具の使い方等を教えてもらいました。要領の悪い私は、覚えるのに一苦労。(あとで反復しておきます。)そして、いざ実践。

実際に登ってみると、岩場の下で見上げているのと大違い。登攀中に下を見下ろすと結構な高度感。ロープで確保されているとはいえ、ビビッて必要以上に力が入ります。脹脛がプルプル。でも終点まで登りつめたときは達成感がありますね。



古賀志山では一番易しいルートということでしたが、それでも足と手の置場が分からず悪戦苦闘でした。
最後は終点まで登って、「atsushi」さん・「こばやし」さん・私で記念撮影。今回が同じく初めてという「こばやし」さんでしたが、無理無理と言っている割りには、以外とあっさり登っておられました。

「atsushi」さん・「さくらい」さん・「ささき」さん、この度は初心者練習のめに貴重な時間を割いて下さり、ありがとうございました。
いづれは経験を摘んで皆さんの山行にお付き合いできればと思っています。今後とも宜しくお願いします。

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 10/29〜30   庚申山〜皇海山  記:「つるみ」

<メンバー> 「つるみ」

10/25 自宅1130‐登山口駐車場(かじか荘奥駐車場)1430‐庚申山荘1630     
10/26 起床400‐庚申山荘発525‐庚申山山頂630‐鋸山山頂840‐皇海山山頂1000‐鋸山1120‐六林班峠1220
庚申山荘1400‐一の鳥居1515‐駐車場1605‐自宅1930

庚申山荘

庚申山中腹からの朝日この頃、筋力アップを目的とした山行にハマリ、庚申山から皇海山の縦走を実行してきました。土曜日の昼前に自宅を出発し、何故か渋滞が予想される日光市内を通りかじか荘駐車場へ到着。林道をひたすら歩き一の門を通過。日が暮れる前に庚申山荘へ到着。意外と宿泊する山人間が多くガヤガヤしていた。

テントを張ろうとしたが国有林のためテント禁止的な看板があったので山荘に泊まることに。とても綺麗な山荘でビックリ。二千円を支払箱に入れ2階へ上がり夕食と寝床の準備をしてアルコールを一杯。早々に就寝。

翌朝4時に起床し5時過ぎに出発。ヘッドライトの光で目を凝らしながら山道を歩く。修行道ともあって今まで鋸山からの白根山登った山とチョット雰囲気が違う。この道を何人の修行僧が歩いたのかなど考えながら登る。山頂まで1時間ほどで到着。鋸十一峰ともあって庚申山頂の剣鋸山まで結構な道のりでした。山頂手前の梯子とクサリ場はスリルがあり良い経験が出来ました。

皇海山へ向かい山頂へ。雲行きが怪しくなり早々に出発。再度鋸山へ。六林班峠へ向かう。六林班峠に着くも、道に迷ってウロウロ。子鹿が近くで泣いている。雨も降ってくる。焦る。冷静に考え来た道を戻ると二手に道が分れていた。コンパスと地形図を何度も合せ方向確認。庚申山荘を目指す。途中危険箇所があったが、足元を確認しながら進む。

庚申山荘に到着し、コンロでミルクティー作り冷えきった身体にエネルギーを与えた。体力が戻ったところで庚申山荘を後にする。帰りの林道では落石が多くみられ常に上を向いて歩いていた。無事駐車場へ到着し帰りはかじか荘でアルカリ成分の高い温泉に浸かり、肌がスベスベになって帰宅。
今回の山行でかなりの筋力アップが出来たと思います。これから冬山縦走に向けて頑張りたいを思います。 

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10/30   赤城山(トレイルラン)    記:「さくらい」
<メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」、「さくらい」
「ウッチー」さん、「わたなべ」さんのお誘いで第5回赤城山トレイルランに行ってきた。大会会場へは、「わたなべ」さんのハイエースに佐野走友会の方2人を含め5人が乗り込み出発。

当日の天気は良くなく午後から雨が降り出すが、皆さんそれ以前にゴールし車内で楽しい宴会♪走った後の宴会は最高☆

私が参加したのはショートクラスで距離13km、総登高530mの入門コース。青少年交流の家から森林公園駐車場を往復する。もちろん、舗装された道路などほとんどなく、藪を掻き分け、倒木を越え、気分はまるで忍者さながら!?いやいや、そんなカッコの良いものではなく、ぜぇぜぇ・・・、はぁはぁ・・・、心臓飛び出しそうなくらい辛かった。登りなんて走れたもんじゃない。

下りは、スピード出過ぎで、転んだら一大事間違いなし。さらに登り以上に心臓バクバク。アドレナリンどばどば。普段発揮しないような集中力でバランスを取りながら、無事にゴールを果たしました。 

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 10/29〜30    葉山(村山)  記:「はしだ」
<メンバー>  「はしだ」、「すぎと」、「なかがわ」、「おおむら」
すでに閉鎖になった村山市民の森キャンプ場に幕営、水は止められていましたがトイレは使えました。寒河江市葉山キャンプ場は使用不可で駐車場もありません。

岩野コースより登りましたが、そこそこな急登ですが展望があればいいところかもしれません。1000mを越すとガスになり何も見えず雨もぱらつきはじめたので、畑コースとの合流点(お花畑の表示有り)で打ち切り、畑に下山しました。

紅葉もそれなりに残っていて楽しめました。ベストシーズンに是非行きたい山です。  

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10/23〜26   奥只見の山々    記:「いしかわ」
<メンバー> 「いしかわ」
全般的に天気が良くないなか、紅葉にはちょうど良くそんな中を歩いていると気持ちが晴れ晴れします。
3ヵ月も経つのに7月の集中豪雨の影響がいたる所に残っていました。小出と会津若松を結ぶR252は完全に分断されていて来年の2月までは通行不能とのこと。浅草岳より田子倉湖を望む


1)10/23(日) 浅草岳
・コース 浅草山荘ムジナ沢登山口ー桜ゾネー前岳ー浅草岳 往復
・状況 林道崩壊のためにネズモチ平まで入れず。3時間余計に時間を要した。山頂では霧がかかるなか、一瞬の時間 田子倉湖が見えた。

守門岳
2)10/24(月) 守門岳
・コース 二口登山口ー(ニ口コース)−青雲岳ー守門岳ー青雲岳ー大岳ー保久礼小屋ー保久礼登山口ー二口登山口
・状況 遠望は望めなかったが、まずまずの天気。大岳から眺めた霧に浮ぶ守門岳が印象的。


3)10/25(火) 粟ヶ岳
・コース 南五百川登山口ー粟薬師奥の院ー粟ヶ岳 往復粟ケ岳山頂
・状況 朝は曇りなので登山を実行。ブナの紅葉が記憶に残る。下山時に雨に降られる。


4)10/26(水) 御神楽岳
御神楽への崩壊した林道・コース 室谷登山口ー大森山ー雨乞峰ー御神楽岳
・状況 このコースは紅葉よりもコース全体に水が豊富で登山道に水が流れ、靴がドロだらけになったことのほうが印象が大。ここも登山口まで林道の崩壊があり、1kmくらい徒歩。おまけに今年最初の寒波の到来で山頂付近では強風とみぞれで写真も撮らないくらいでした。

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10/15〜16   赤岳、阿弥陀岳(八ケ岳)  記:「こばやし」 

行者小屋からの風景

<メンバー>  参加者:「atsushi」(CL)、「つるみ」(SL)、「たかはし」、「こばやし」

10/15(土) 雨
8:50 美濃戸ー9:30南沢右岸斜面上で休憩10:28ー11:28南沢右岸石塔前で休憩11:35ー12:30休憩12:35ー12:51行者小屋

10/16(日) 雨のち晴れ
8:09行者小屋ー9:12赤岳天望荘9:28ー9:58赤岳10:28ー11:28中岳のコルー11:55阿弥陀岳12:21ー12:48中岳のコルー13:25行者小屋14:19ー14:43赤岳鉱泉ー15:23北沢徒渉点左岸で休憩15:30ー16:20美濃戸

当初は金曜日の夜のうちに出発予定でしたが、天候が悪く土曜の早朝出発に変更。

赤岳への登り 赤岳山頂 阿弥陀への稜線 阿弥陀岳山頂
 赤岳への登りは雨の中 無事赤岳山頂に到着  赤岳より阿弥陀岳への稜線  快晴の阿弥陀岳山頂 

<10/15(土)>
美濃戸の駐車場に着いても雨は上がらず。初めてのテント泊をする私は荷物の重さに戸惑いながらも、雨の中 約3時間かけてなんとか行者小屋に到着。「たかはし」さんも余裕で到着出来ると予想していたようでしたが、予想に反し少しお疲れの様子。「atsushi」さんと「つるみ」さんは疲れた様子無し。さすが。。。

天候が回復する兆しが見られないのでこれ以上の登山は諦め、3:00頃から宴会を始め生ビールで乾杯。「atsushi」さんが準備して下さったおつまみと食事に一同感動し、舌鼓みを打ちました。
7:00頃就寝したが、夜はテントに吹き付ける雨風の音、結露による水滴、隣でテント泊した学生たちの騒ぎ声で何度も目が覚めました。

<10/16(日)>
明け方はまだ雨が降っていましたが、8:00頃には止み、山頂に到着する頃には天気が回復余裕がでました岩場の登りは緊張しましたする事を期待して赤岳に向かって出発。今まであまり経験した事の無い岩場があり怖かったですが、「atsushi」さんの指導のもと2.5時間後に無事赤岳到着!

霧は完全に晴れなかったものの一瞬垣間見れた富士山や南アルプスに気分が高揚しました。皆で登頂を祝いマッコリで乾杯。次に阿弥陀岳に向かって稜線を歩いている間に、太陽が顔を出し阿弥陀岳山頂では360度絶景を望む事ができました。雨続きでしたが、登って来て良かったです。

帰りは赤岳鉱泉経由で綺麗な紅葉を見ながら下山しました。新人の「たかはし」さんと私を面倒見て下さった「atsushi」さんと「つるみ」さん、いろいろとありがとうございました。
今後は地図の読み方などいろいろと覚えていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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 10/7〜10   八甲田山、岩木山、焼石岳  記:「ほんごう」
<メンバー>「ほんだ」、「ほんだ康」、「くりさん」、「ほんごう」
<山域>東北・北部の山々   
 <コースとコースタイム>
10月7日(金) 岩舟18:15…志波姫(仮眠)
10月8日(土) 焼石岳…八甲田山・酸ヶ湯温泉(テント泊)
10月9日(日)晴れ 酸ヶ湯温泉登山口6:20発−仙人岱8:00着8:15発−大岳9:05着−大岳避難小屋9:30着9:50発−毛無岱(上毛無岱・下毛無岱)−酸ヶ湯温泉発12:25着
      ※温湯温泉にて入浴、岩木神社近くP(泊)に移動
10月10日(月)曇り 岩木神社近くP−岩木スカイラインゲート6:30着7:50発 岩木山8合目P8:25発−岩木山山頂9:20着9:40発−岩木8合目P10:30着

<内容>
8日) 焼石岳・山行記録は「ひがの」さんの記録参照のこと。
「ひがの」さんと焼石岳駐車場で別れ、水沢IC入る前に食料と行動食を買出しする。八甲田山・酸ヶ湯温泉に移動。この日の夕食は『すき焼き』。外は肌寒くても身体は中から温まった。
上毛無岱 下毛無岱 八甲田大岳
 上毛無岱  下毛無岱  八甲田大岳
9日) 昨日の焼石山と違い、朝から快晴。
駐車場から今日の目標の山・大岳が観える。登山開始そうそう、登山道がぬかるんでおり足場確認をしながら登る。ぬかるみも無くなると、硫黄の匂いと共に美しい紅葉が目に飛び込んできた。しかし、その紅葉も僅か…。仙人岱で小休止。ここは湧き水が出ていた。

小休止後、森林限界を越え高度を稼ぎながら登る。大岳山頂では遠方の山は霞んでい大岳と紅葉毛無岱の紅葉たが、360度のパノラマ。風が強かった為、即下山。大岳避難小屋にて小休止。昨日の焼石岳同様、この避難小屋も立派な避難小屋だった。 毛無岱は湿原の中の木道歩き、下毛無岱の階段にて左右の紅葉が素晴らしくなる。下毛無岱にて先ほど下った階段方向を振り返ると、見事な紅葉が広がっていた。

関東や信州の紅葉とは、また違った錦織りなす紅葉に感動する。振り返っては山の紅葉をカメラに収め、その繰り返しをし湿原を後にする。酸ヶ湯温泉への最後の下りにて、駐車場が満車・路駐で溢れていたのが見えた。下山後、温湯温泉に移動し入浴。

そして岩木山への移動。途中、道の駅&スーパーに立ち寄る。道の駅ではお土産用ジュース購入。スーパーでは、今晩の食料の買出しをする。岩木山神社にて水を汲む。そして神社より2〜300m離れた駐車場に幕営する。今晩は『きりたんぽ鍋』!ビールを飲みながら鍋に舌鼓を打つ。

10日)朝目覚めると、曇り。天気予報では午後から雨。
この日の山行予定は、岩木山山頂から百沢スキー場だったが変更し、津軽岩木スカイライン8合目Pから山頂ピストンとする。有料道路のゲートに到着したものの、ゲートが開いていない。8時にゲートガスと強風の山頂が開くと言うことだったが、待ち時間1時間半ロスが生じる為、どうするか(他の山にするか)話し合ったが、結局岩木山を登る事にする。

10分前にゲートが開き移動。8合目P到着、視界悪し風強し。山頂ピストンのみと言うことで、余計な荷物を車中にデポする。雨具等を着て登り始める。森林限界を越えると、風の強さが増す。ゴロゴロした岩場の急登が続く。そして、ガスの山頂に到着。

山頂の小屋にて小休止をし、一気に下山。時々ガスが切れ、岩木山の高さを実感し下部の紅葉を観る事が出来た。今回、場所を移動しながら三座を登り、特に八甲田山の紅葉は格段に良かった。焼石岳の紅葉は、次回晴れの時に再びお目にかかりたいものだと思った。 

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10/15〜16  奥白根(県南集中登山)   記:「ウッチー」

参加者:「おかちゃん」(CL)、「さだこ」(SL)、「わたなべ」、「きたはら」、「ウッチー」その他3名、「さくらい」(当日)

行程:10/15 前夜祭  日光・湯元19時〜

         10/16 集中登山 湯元スキー場6:00−8:00外山尾根鞍部−9:00前白根山−9:20避難         

                 小屋9:40−10:45奥白根山11:40−12:20弥陀ヶ池−13:20五色山          

                 −14:00前白根山−14:30外山尾根鞍部−16:00湯元スキー場−          

                 20:00小山

          10/15雨の中、山に向かうのはとても憂うつだ。30分遅れで前夜祭に加わった。今回も          

山岳             山岳部員が参加。テントに入ると、つまみの量が半端でない!それも、お稲荷さん沢山。         

巻きずし沢山。唐揚げ沢山。極めつけは「さだこ」さん特製おでん沢山。これにはさすがの若干18才の山岳部員も面食らったようだ。

今回の担当は富士産業と栃木山岳会だ。「ふるうち」氏の差し入れをいただき、早めのお開きとする。
雨も上がりました 外山尾根から登る 奥白根と五色沼
 朝のうちの雨も上がる 外山尾根より登りました  五色沼と奥白根のドーム 

10/16雨のち晴れ 雨が上がり、6時に出発する。30分もしないうちまた雨となる。雨具を着て歩く。頭の中を「中止」の言葉がよぎる。外山尾根の悪路の取り付きを越えて少し平坦な鞍部を過ぎるころには雨もやみ、時折青空が見え始める。


強風の前白根山を過ぎ、避難小屋に着くころは、真っ青な空となる。小屋から奥白根の山頂までの登りは、遠くの山々を眺めながらとなる。自然と足取りも軽くなる。一番長い行程の我々が一番でゴール。その後次々に山頂に到着し、解散となる。

下山は、弥陀ヶ池〜五色山経由で外山尾根に戻る。やはり我々の班が一番行程が長いようだ。雨で滑りやすい尾根からスキー場に戻ったころには、皆さんお疲れのようだった。            

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10/11〜14   県境尾根縦走(日光)   記:「かとう」
<10/11(火)>
ポッカリと仕事が空いたので、以前から計画していた両毛の県界尾根縦走へ出掛けた。
わたらせ鉄道にて出発連休の明神岳登攀の疲れも取れないまま、事前の準備、計画もそこそこに賽の河原、いそいそと両毛線に飛び乗った。桐生で「わたらせ鐵道」に乗り換え、沢入駅に9:10に到着。舗装された林道を三時間程歩き、袈裟丸山の折場登山口に到着。
弓の手コースを辿り、賽の河原分岐を越えると間もなく小袈裟丸ピークへ。更に10分程歩いた所にある避難小屋で1日目の夜を過ごした。


<10/12(水)
鞍部の避難小屋夜中に、シェルターの外壁を打つ雨音で目が覚めたが、朝になったら快食後のひと時晴の秋空となっていた。一人だとついつい寝坊してしまい、出発は7:00頃となる。(この遅れが後の行程に響く事に...)まずは、前袈裟丸のピークを踏み、後袈裟丸へと向かう。郡界尾根とぶつかる辺りから、本格的にルートファインディングと薮漕ぎが始まる。
地図、コンパス、GPS(携帯)を駆使し、現在位置、目標、方向を確認しながら慎重に歩く。途中、中途半端なテープに惑わされ迷う。止まる。戻る。確認する。歩く。止まる。確認・・・テープを探す。テープ無くなる。確認。踏み後探す。歩く。確認。鹿の踏み後追う。戻る。確認。・・・見通しの良い場所に登り詰める。確認。歩く・・・
こんな事を幾度も繰り返している内に、時間はどんどん過ぎて行き、喉が乾くので水を大量に飲んでしまう。法師岳を越えて、背丈程の薮を漕ぎに漕いで、男山を乗越した辺りで力と水が尽きた。樹林帯で、野営するのに打ってつけの適地を見つけ、ツェルトを張って朝を待った。
夜半に1度だけ、獣の鼻息で起こされた。恐らく狸程度の小動物だと思われるが、クマにもゾウにもトリケラトプスにも感じられた。
後袈裟丸山頂 2日目のビバーク 人馴れしたシカ
後袈裟丸山頂  男山の先で2泊目  庚申山荘前の鹿 

<10/13(木)>
【まずは水!】という事で、ルートを変更し六林班から沢へ下った。待望の水をGETし、喉の渇きを間藤駅からバスで湯元へ潤したら、今度は猛烈に腹が減ってきた。昨夜は水不足で満足な食事が出来なかった。一気に庚申山荘まで下り、外のテーブルで調理をして、空腹を満たした。たった一晩、ひもじい思いをしたくらいで、情けないったらない・・・。
さてそれから、気分を変えてまた里に降りる事にした。西からの湿った空気も気になっていた。“わ鐵”の終点、間藤駅まで歩いて、日光駅行きのバスを待った。清滝と中禅寺湖でバスを乗り継ぎ、湯元まで行き、温泉に浸かって諸々を洗い流した。
風呂上がりにビールを二本呑み干し、バスターミナルのベンチでシュラフに潜り込んだ。羊を数える間もなく朝まで爆睡...zzz。

<10/14(金)>
金精峠と金精山5:00am起床。白根の上に、丸いお月様と明けの明星が輝いている。今日も快晴菅沼方面だ。念仏平の避難小屋まで行って、その先の動向を考えよう、と国境平までの急登をガムシャラに登った。昨夜の温泉と睡眠で、ある程度体力が回復していた。〜金精〜温泉ヶ岳まで良いペースで歩き、11:00過ぎには避難小屋に着いてしまった。
根名草山にてまったりと食事休憩をとって、ベンチに寝転んで天気図を思い出してみた。『行っちゃった方が良いな。』根名草山のピーク付近で後方を振り返ると、白根の山頂は既に、暑い雲に覆われていた。笹原と樹林帯を、ストックを二本使って一気に駆け下り、14:30に日光澤に到着。湯に浸かり、宿泊客の夕食の盛り付けを始める頃に、ポツリポツリと雨が落ちて来た。
日光澤温泉に到着

<10/15(土)〜16(日)>
日光澤温泉でアルバイト。週間予報の“雨天”を懸念して、十数人のキャンセルがあったが、結局土曜日の日中は降らなかった。午前中の内に鬼怒沼に行った登山客は、皆一様に『天気も良くて、燧も見えましたよ』と。翌日も朝方こそ降ったものの、8:00頃には青空が広がった。標高1,400mの奥鬼怒温泉郷は、丁度紅葉のピークを向かえていた。全ての色がクッキリと浮き出ていて、去年よりずっと美しかった...。

今回はそもそも、【両毛県界尾根の縦走】という、大それたテーマで出発した。本来なら間に、鋸山〜皇海山〜三俣山〜錫ヶ岳〜白根山、と続いているのだが、
それは『また今度のお楽しみ』という事で。それよりも【山旅】という僕自身のライフワークとしては、満足のいくモノとなった。課題も多く残ったが、それ以上に得るモノが多かった。何と言っても【秋の空】が味方してくれた。樹林帯では、穴が空く程地図を読んだが、それでも悩む時が多かった。そんな時は太陽が影で指針を示して、いつも後押ししてくれた。 

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 10/16    日光・白根山 記:「ささき」 
会社の人二名と一緒に10時菅沼口より登り、白根山登頂後は避難小屋方面へ降りて、五色沼経由で16:30菅沼へ下山しました。
白根山は紅葉が終わった後の様でしたが、途中の中禅寺湖周辺は紅黄の葉が満開で、天気も登り始める頃には回復し、気持ちの良い一日でした。

一緒に行ったうちの一人、山が初めてという人が「休日、寮で過ごすよりも全然良い。趣味にしてまた行きたい。」と言って下さったのが、かなり嬉しかったです。集中登山組の皆さんとは、弥陀が池を過ぎた所ですれ違い、ご挨拶させて頂きました。 

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10/8〜9   明神岳〜前穂高岳   記:「ささき」
(メンバー)   Cl「さくらい」,Sl「かとう」,「さかい」,「ささき」

(詳細)
10/08(土)快晴
小山(04:00)-沢渡(09:00)-上高地(09:45/10:00)-明神岳南西稜取付(11:15)-南西稜ナイフリッジ(13:30)-見晴台(14:20)-X峰台地(幕営地)(14:40)

「若手のセルフプランでバリエーション」そんな「さかい」さんの声掛けに応じ、3連休、快晴の穂高へ。目指すは明神岳主稜。事前準備も万端、心躍る僕等に、落し穴はいつも突然やってくる。満車の沢渡駐車場。臨時駐車場までも前夜に埋まり、車が止まらない。山行自体が危ぶまれたが、「さかい」さんの抜群の交渉力で何とか工事現場に駐車場を確保。(結局、最終的には自治体の判断で路上駐車容認になったとの事)
U峰 吊尾根を見上げる 明神主峰
U峰にて  吊尾根を見上げる  明神主峰 
上高地に入ると、秋空の下、堂々と聳える穂高連峰が出迎える。晴れるとこんなにはっきりと見えるのかと、一同、出足早々シャッターを切る手が止まらない。岳沢小屋への途中、7番看板より明神岳西尾根に取り付く。バリエーションとはいえ、踏み跡も明確で、テープによる目印も多い。急登を上まで進むと、両側に切れ落ちたナイフリッジが現れる。

トラロープ、残置ザイルもあるが、荷物の重さもあり、慎重に通過。やがて樹林帯が切れ、振り雲上の稜線歩き返ると、眼下には先ほど通った上高地。霞沢岳、乗鞍、焼岳の噴煙も美しい。X峰台地にはいくつか幕営適地が点在しており、吟味の挙句、一番手前、上高地が見渡せる場所にて幕営。他にパーティはおらず、今朝の沢渡、上高地の喧騒が嘘の様。静かな雲上の台地で、コップを傾けながら仲間と過ごす時間の楽しいこと。

10/09(日)快晴
起床(04:10)-出発(05:45)-X峰(06:45)-W峰(08:00)-U峰(08:55)-主稜(10:20)-前穂高岳山頂(13:20)-上高地(16:30)

夜は冷え込み、朝には天幕に結露した水が凍る。この日はメインの主脈縦走。V峰に登ると、霞の上富士、南アに遠く、朝日を受けた富士、南ア、八ヶ岳が見える。静かで空気の澄んだ縦走路。ルートを自由に取るのは楽しい。W峰を登り、V峰を巻く。東尾根から来たパーティと行き交い、U峰上からコルまで2p懸垂下降。降りて振り返ると、岩壁が聳える。逆ルートは骨が折れそうだ。尾根伝いに進み、明神山頂を踏む。

気付けば穂高連峰が次第に大きくなっている。前穂へ向かうコルにて、重太郎新道より明神の稜線再度2p懸垂下降。ザイルが捩れて直したりと時間を食われる。これも経験、次回は繰り返すまい。左手には、岳沢小屋からの直登ルートが見え、トラロープも張ってあるが、降りられるような傾斜には見えない。いくつかの小ピークを巻き、漸く着いた前穂山頂。巨大な山容の影に隠れていた北アの景色に思わず息を呑む。前穂北尾根を登るパーティの声が聞こえる。眼下の涸沢ではこの連休、900張を超えるテントが咲いたとの事。預け荷物の受取時間が迫っていた為、下りは重太郎新道から急いで下山。沢渡で温泉に浸かり、無事、小山帰着。

明神岳、正直、今まであまり気に留めていなかった場所ですが、行ってみると本当に素敵な所でした。「さかい」さん、素晴らしいルートの企画、有難う御座いました。また、「さくらい」さん、「かとう」さんの適切な状況判断、ルートファインディングにより、無事にルートをクリアすることができました。皆さん、有難う御座いました。また行きましょう。 

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10/8〜10   馬蹄形縦走(谷川)    記:「なかさと」

10/9〕 晴れ

土合(600白毛門笠ヶ岳朝日岳清水峠七ツ小屋山〜蓬ヒュッテ(1400

10/10〕 晴れ

蓬ヒュッテ(600武能岳芝倉岳〜一ノ倉岳オキ・トマの耳〜ラクダのコル(巌剛新道)〜土合(1205

8日>21時に宇都宮を出発。北関東道の全線開通により、土合まで2時間弱で到着。谷川岳ロープウェイ駐車場は夜間はロープが張られて入れず、手前の無料駐車場に停める(ロープウェイ駐車場は午前7時から利用可能)

白ケ門から笠ケ岳方面<9日>5時に起床し、明るくなった6時頃から歩き始める。駐車台数に比べ、白毛門からの登山者は少ない。途中、夏の花の時期も素敵だっただろうと思いつつ、今回は黄・橙・赤色に色づいた景色を楽しんだ。蓬ヒュッテは素泊まりで予約したが、手違いにより自炊組はテントと寝具を貸りてテントで寝るこ清水峠に向かうとになった。大きくない小屋には天神から登ってきた2団体が泊まる形になり、かなり窮屈だったらしい。テントは快適でかえって申し訳ない感じがした。

10日、前日同様に5時に起床し6時に出発した。夜中吹いていた風も収まり静かな朝だったが、空には雲が多く、なかなか明るくならなかった。
この日、二つ目のピークである武能岳の登りがきつく感じた。オキ・トマの耳は賑やかだったが、予想していたほどの混雑ではなかった。下りはマチガを見ながら巌剛新道を下る。

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10/7〜9    笠ケ岳   記:「ウッチー」

<メンバー>「さだこ」(CL)、「わたなべ」(L)、「おちあい」、「ウッチー」 その他2名(佐川、「なかの」)

行程:10/7:小山21:30   1:40新穂高ロープウエイ(テント泊)「さだこ」、「わたなべ」、「おちあい」は2時間前に行動笠ケ岳山頂にて、左遠くは槍   
    
10/8:新穂高ロープウエイ6:208:40笠新道登山道−12:10杓子平−13:10稜線−16:45 笠ヶ岳山荘
    
10/9:笠ヶ岳山荘7:458:00笠ヶ岳−10:05雷鳥岩−13:40クリヤ谷登山口−中尾高原バス停14:20−(バス)− 14:40新穂高ロープウエイ−()−平湯温泉16:30  小山22:00

103連休のこの時期、山はどこも紅葉目当ての人たちでにぎあう。今回の笠ヶ岳は、「さだこ」さん希望で決まった。今月から休みが土日に戻った「おちあい」さん、「わたなべ」さん、初めての北アで興奮気味の山岳部員2名の計6名と、にぎやかな山行となった。

10/7()晴れ 今晩の幕営地、新穂高へ少しでも早く立ちたいが、埼玉から授業を終えてやってくる山岳部員に無理は言えない。結局小山を21時過ぎに出発。2時間前に発った先発の3人が待つロープウエイ駅に到着したのが、夜中の130分。落ち着かないままシュラフに入る。

10/8()晴れ テントの外が騒がしい。ロープウエイ駅は紅葉見物の人たちで、早朝から混雑気味。あわててテントを撤収。追い立てられるように、駅を後にする。1時間車道を歩いて、ようやく笠新道登山口に到着。ここまで入山者は多いが、ほとんどが笠新道を通り過ぎて、双六を目指すようだ。

笠新道は稜線まで約6時間。そこからさらに笠ヶ岳まで1時間と、コテコテの山ヤ御用達コースだ。それでも、5〜6パーティー以上は出合っているので、人を引き付ける山なんだろう。期待を込めて山頂を目指す。

はじめは足取りは良かったが、杓子平に着くころは、寝不足もたたってか?みなバテ気味となる。稜線から見える笠ヶ岳ははるか彼方。それでも、アップダウンが緩いせいか、コースタイム通りに山頂直下のテン場に到着。歩くと少し汗ばむが、休むと肌寒い気温。5〜6度といったところか?   テント設営後疲れたせいか、あまりお酒も進まず、早めにシュラフに入る。


10/9()快晴 朝4時ころから周りのテントがザワザワしだす。昨日の疲れか、身体がだるい。5時起床。向かい側の穂高の山々が赤くなってくる。4時ごろのザワザワの人たちは、笠ヶ岳山頂からこの絶景を眺めているのだろう。

我々は8時に山頂到着。360度雲一つ無い絶景だった。この景色をまえに、6人皆興奮気味。我を忘れて大はしゃぎ!!気が付いてみたら、10人位いた山頂も私たちだけとなっていた。あまりにも「うるさい6人」に逃げ出してしまったか??

下山に使ったクリヤ谷は前半岩場の多い登山道で、山頂から7時間と地図に載っている。

確認のため、CLの「さだこ」さんが小屋で尋ねると、8時間は見ておいたほうがいいと言われたそうだ。きっと小屋の人は彼女の風ぼうを見て「あなたのような山ガールの行くところではないよ!」と遠回しに言ったのか? 

それならもしも「わたなべ」さんだったら、あの大きなお腹を見て、もしかしたらさらに「9時間はかかりますよ!」というかもしれない! 想像するだけで可笑しくなった。

登山道は、雷鳥岩あたりまで岩の連続、ところどころ凍結しているが、スリップの心配はない。岩場を過ぎて、休憩しようとガレ場を通りかかると、道に迷った単独行の男性がガレ場を攀じ登っていた。声をかけて間違えに気づいたらしい。滑落の恐れがあるので、助けにはいる。

1,800m付近が紅葉の見ごろか。だが、ナナカマドは紅くはなっているが、葉は枯れかかっている。遠くから見ると見事だが、よーく見るとどの木も枯れ葉ばかりだった。

昨日とは違って、余裕な気持ちで下山。平湯温泉で身体を流し、やや渋滞気味の高速を帰った。 

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10/7〜9   焼石山、乳頭山   記:「ひがの」
<10月7日> 田沢湖高原を目指して東北道を走行中、明日の焼石岳を一緒にどうかと「ほんだ」さんよりTELがある。田沢湖までは時間的に厳しいので「ほんだ」さんたちに合流して、志波姫PAにて泊。1人の予定が5人の宴会となり楽しい酒となる。

<10月8日 焼石岳>  「ほんだ」、「ほんだ康」、「くりさん」、「ほんごう」、「ひがの」
5:30志波姫PA〜7:00中沼登山口7:30〜8:10中沼〜9:45銀名水避難小屋10:00〜11:10泉水沼〜11:40焼石岳山頂〜12:50銀名水避難小屋〜14:15中沼登山口〜19:00田沢湖高原休暇村
姥平付近 泉水沼から焼石岳 泉水沼から横岳
 姥平付近
泉水沼から焼石岳  泉水沼から横岳 
志波姫PAを食事を抜いて出発。水沢ICで高速を降り、9月23日に開通したばかりの中沼コース登山口に向かう。登山口は10台ばかりの先客がいる。食事を済ませ昨夜からの雨で小川と化した登山道を歩く。中沼あたりからブナ林がいくらか紅葉が始まっている。
上沼をすぎると、今まで晴れていた空模様が怪しくなってきた。銀名水手前で雨となる。

一休みをしていると晴れ間が見える。紅葉は赤みが冴えず期待はずれか? 泉水沼から山頂は日がさせばまずまずの紅葉だがすぐにガスがかかり見えなくなっる。山頂は雨の中、アラレが混じる。早々に下山。天気予報は3連休は晴天のはずが、降ったりやんだり。それでもまずまずの紅葉が見られ秋山を楽しむことが出来た。1人で登るわけが5人のパーティーで歩くことが出来、「ほんだ」さん達に感謝。八甲田に向かう「ほんだ」さんたちに分かれ、明日の目的地の田沢湖高原に向かい、乳頭スキー場でテント泊。1人わびしく酒を飲み8:30就寝。

<10月9日  乳頭山>
田沢湖高原休暇村6:00〜黒湯〜孫六温泉6:25〜7:45田代平山荘〜8:35乳頭山山頂8:50〜9:45笊森山9:55〜熊見平〜11:15湯森山〜11:45笹森山〜13:10田沢湖高原休暇村〜22:30小山
乳頭山から田代平 笊森山から秋田駒 熊見平
 乳頭山から田代平 笊森山から秋田駒  熊見平 
今日は昨日と違い爽やかな青空。休暇村からブナ林の車道を黒湯、孫六温泉に着く。登山口は孫六温泉の裏手にある。
取り付きは急登だがすぐになだらかな登りになる。まだ紅葉の始まらないブナ林を抜けると田代平だ。草紅葉の湿原の先に乳頭、秋田駒、岩手山がまじかに見える。
乳頭山頂から紅葉の中に手沼ヶ原等の湿原が数多く見られる。今日のコースの笊森、湯森、笹森がなだらかな笹森山から乳頭山、笊森山山容を見せている。
笊森まで来るとハイカーが多くなる。話を聞くと秋田駒の8合目駐車場から40分で笹森まで来てしまうらしい。
笊森からは熊見平の湿原を通り、なだらかなアップダウンの繰り返し。紅葉もそれなりに楽しめる。今年はどこでも紅葉の彩りがイマイチらしい。赤の美しさが足りないようだ。

笹森からの下りは一面のブナ林。見とれているうちに、たちまちスキー場跡に着く。ゲレンデを下ると休暇村だ。
今回は乳頭山のブナ林と紅葉が見たく着たが、紅葉には少し早く、ブナ林も少々期待はずれだったが、このコースは6月の花の時期にもう一度歩いて見たいコースだ。
休暇村でブナの中にある露天風呂に入り、一路帰路に着く。東北のICは料金所を出る無料の車両でIC出口から2,3kmの渋滞。
仙台、福島で多少の渋滞があったが20:30小山着。 

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 9/28〜10/1 甲斐駒、仙丈、白峰三山  記:「ささき」
<メンバー>  「ささき」
09/28(水) 古河(23:00)-[車]-奈良田(翌06:30)
09/29(木) 快晴   奈良田(8:00)-[バス]-広河原(08:50/09:00)-[バス]-北沢峠(09:25)-双児山(10:30)-甲斐駒ケ岳(11:40/12:00)-北沢峠(13:35/13:50)-小仙丈ケ岳(15:45)-仙丈小屋(16:35)

会社の4連休で行った初の南アルプス。甲斐駒、仙丈ケ岳、白峰三山の縦走を計画した。
道中夜間通行規制があり、仮眠し、朝、奈良田入り。広河原、北沢峠へとバスを乗継ぐ。周りは登山客に加え、シーズン最後の楽しみに訪れた釣人で賑う。
 北岳より仙丈ケ岳 夜明け前  雲海の上に遠く富士山 
北沢峠で縦走装備をデポし、甲斐駒ケ岳をピストン。外見にかっこよく、登るとまた格別の景色が望める、見事な山だ。山頂から見える八ヶ岳は正に目と鼻の先。立体的な山容が、触れられそうな程近くに見下ろせる。ジオラマみたいだ。この日は天気も申し分無く、日本中の山が見えるかと思うほど。

最近、漸く大まかな日本の地理が頭に入ってきて、山座同定が楽しい。
北沢峠に戻った時間も早く、天気も持ちそうだったので、予定を繰上げて仙丈小屋まで進み、素泊り。仙丈ケ岳山頂付近での夕焼け、星空がまた美しい。いてもたってもいられなくなり、まだ平日お仕事中の皆さんに自慢気に風景の写メを送る。

09/30(金) 霧/雨  仙丈小屋(05:30)-仙丈ケ岳(05:55)-大仙丈岳(06:15)-野呂川越(09:00)-両俣小屋(09:35/09:50)-野呂川越(10:35)-三峰岳(13:10)-間の岳(14:00)-農鳥小屋(14:45)

前線が予想外に早く来た様だ。朝、外へ出ると、5m先も見えない程に真っ白。霧に混じって雨も舞う。五里霧中、安全第一、戦意喪失、、、いやいや雨天決行。今日は両俣小屋経由で北岳へ向かう予定だ。が、雨に打たれて見事に心が折れる。「最新の予報聞いて、明日も雨ならこのまま帰っちゃおう」と寄った両俣小屋。

ご主人が天気図を出して丁寧に説明して下さった。低気圧はかなり早く進んでおり、このままいけば夜には晴れそうとの事。そしてもう一つ、当初予定していた北岳への沢ルートが、台風でめためたのぐちゃぐちゃになり、通行不可であると教えて頂く。明らかな事前調査不足に反省。

思案の挙句、元来た尾根に登り返し、農鳥岳を目指す。強風と霧の吹き付ける、濡れた稜線歩き。バリエーションルートのつもりで一手一手慎重に進む。幾つもピークを過ぎたが、何も見えない。結局、農鳥小屋まで、雷鳥以外は誰にも会わなかった。飛ばされそうな風の中、祈る思いで幕営。深夜目を覚ますと、空は穏やかさを取り戻し、甲府の夜景と富士山の影の上に、星が輝いていた。

10/01(土) 晴   農鳥小屋(05:40)-農鳥岳(06:40)-農鳥小屋(07:40)-間の岳(09:10)-中白根岳(10:05)-北岳(11:40/12:00)-白根御池小屋(13:50)-広河原(15:00/16:10)-[バス]-奈良田(17:00)

夜景快晴。東麓眼下には雲海が広がり、遠くに富士が頭を出している。朝一で農鳥をピストン。足元から繋がる縦走路の先に、秋色がかった塩見、荒川、聖岳が聳えて見える。「次はあそこまで」と否が応でもかき立てられる。お世話になった小屋のご主人に挨拶をし、当初とは逆方向の白峰三山縦走へ。

昨日とはうって変わった、快適な尾根歩きだ。北岳へ着く頃には、雲も稜線のすぐ下まで上がってきた。バスに間に合いそうだったので、このまま下山。途中までバスの時間にぎりぎりだった筈が、白根御池で合流した超特急山男さん達のお陰で、ゆとりを持って広河原着。帰りは奈良田で温泉に浸かり、東京へ戻る。

今回、仙丈小屋、両俣小屋、農鳥小屋のご主人には大変お世話になりました。
また、山の上でお会いした皆さん、素敵な時間をありがとうございました。

広河原周辺は、高度があり、美しく、ルートが豊富で、かつ登山口が相互にバスで接続されている為、色々とコースを設定し易い山域だと思います。寒い思いもしましたが、非常に楽しい山行でした。南アルプス、素晴らしいです。

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8/24〜25    ナルミズ沢(谷川)    記:「わたなべ」
報告が遅れました、あしからず。 
<メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」、「atsushi」、他(「なかの」)

<8/24日> 宝川温泉740− 林道車止めゲート837− 朝日岳登山口919−渡渉点着1035− 渡渉点発1055− ナルミズ沢入渓点(ウツボギ沢出会い)11:05- ナルミズ沢入渓点発11:15- 幕営地点(大石沢出会い上流の3m滝を登った左岸)12:45

<8/25日> 幕営地点547−大石沢出会い(大石沢右岸の登山道徒渉点)608−二股835−大烏帽子岳鞍部着910−大烏帽子岳鞍部発925−ジャンクションピーク1035− 朝日岳1045−朝日岳手前分岐着1055− 朝日岳手前分岐発1115−大石沢出会い着1235− 大石沢出会い発1252−ウツボギ沢出会い1333−渡渉点1345− 朝日岳登山口1458−林道車止めゲート1553− 宝川温泉1655

<824日 晴れ>
9月第1週目の台風の影響で、宝川温泉林道が崩壊してしまい、朝日岳登山口までは長い林道歩きになる。そこからは沢沿いのアップダウンを繰り返しやっと渡渉点に着いた。更に少し歩ってウツボキ沢出会いの入渓点に着く。今回は初心者1名同行、慎重に進む。
広川原を過ぎた
7mの滝は右を高巻き難しさは無い。ナメと小滝、小ゴルジュを越えて、大石沢出会い上流50mで今宵の幕場とする。手分けして薪を集めて焚き火の用意をして夕食のカレーライスとスープを作りながらノンビリ酒宴に突入する。

<825日 晴れ>
朝起きると少し上空にガスがかかっていたが、次第にうすれていき今日も天気は心配なさそうだ。545出発、小滝を幾つか越えて8m魚止滝を「atsushi」君はさっそうと取り付いたが、我々3人は水の冷たさに驚き右側を高巻いた、彼のウエアーは、今流行の新素材で濡れないらしい。来シーズンには揃えたいものだ。

しばらく歩き二股を右に入り水量も少なくなり、小さなナメが続くが次の奥の二股では、前回
(188)は左の滑りやすい草付きに入ったが、今回は右の小滝が続く沢へ進んだ。すると大烏帽子山のすその、大草原の真中のルートに自然と導かれて、稜線に到着した。ご苦労様でした。

今回2回目になるが、フィナーレの稜線への登りはあまりの雄大な草原に感動される。朝日岳からの下山は、たいした花もない木道の登山道から始まって5時間40分で宝川温泉に到着する。

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 9/23〜25  御嶽山&南木曽岳  記:「ひがの」
9月23日 小山17:00発 田の原駐車場10:00着  満天の星空を眺めながら車中泊 明け方、寒さで目が覚める。標高2,200mの駐車場ため、水溜りは氷が張っていた。
御嶽山頂も近い9月24日 御嶽山   田の原駐車場6:00−8;10王滝頂上ー8:40御嶽山頂ー10:10三の池避難小屋ー11:10王滝山頂ー12:30田の原駐車場御嶽山頂より
駐車場は8割がた駐車している。晴天で寒さを感じる登山道を霜柱を踏みながら山頂を目指す。
混雑する山道をまわりの景色を楽しみながら登ると王滝山頂、そして御嶽山頂だ。山頂は混雑しているので36童子で、北アの槍、穂高、乗鞍、南ア、中央ア、白山、八が岳、富士山と展望を楽しむ。
お鉢周りし、二の池、三の池と足を伸ばし、田の原に下山をする。時間が早いので妻籠、馬籠宿を見学。恵那山の予定を南木曽岳に変更し、誰もいない南木曽登山口にて車中泊。


9月25日 南木曽岳   6:00登山口ー8:00南木曽岳山頂ー10:00駐車場ー5:00小山
南木曽岳山頂
車の音で目を覚ます。登りはじめるまでに2台の車が来る。南木曽岳は登山道、南木曽岳避難小屋下山道の一方通行だ。
展望の効かない急登を山頂を目指す。山頂近くはクマササが茂り、朝露でびっしょりとなる。山頂は展望が利かない。避難小屋まで行くと御嶽、南ア、白山等が良く見える。

小屋の中に草刈機が置いてあるので、刈払いはやっているようだ。下山道を下り、分岐を過ぎると山頂を目指すハイカーが多くなる。
南木曽岳はメジャーな山でもないのに、登「やまぐち」、山頂の避難小屋ともトイレもあり、よく整備されている。栃木県とは雲泥の差だ。
三連休の最終日なので高速の渋滞を避けたつもりが、信越道、北関東道が渋滞し小山着は17:00となる。 

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9/24〜25   甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳   記:「さかい」
<メンバー>「さかい」、他1
<スケジュール>
9/24 天候 晴:北沢峠〜駒仙小屋(設営)〜仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ケ岳〜摩利支天〜双児山〜北沢峠〜駒仙小屋(テント泊)
9/25 天候 晴:駒仙小屋〜大滝ノ頭五合目〜小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳〜千丈小屋〜馬ノ背ヒュッテ〜大滝ノ頭五合目〜駒仙小屋(撤収)〜北沢峠
駒津峰からみる甲斐駒ケ岳 カールを巻いて仙丈ケ岳へ
駒津峰から甲斐駒ケ岳  カールを巻いて仙丈ケ岳へ 
<内容>
北沢峠をベースにして甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ってきました。台風15号の影響で通行止めだった芦安〜広河原の林道も当日になって開通しました。
甲斐駒ケ岳山頂1日目は甲斐駒ケ岳。駒仙小屋でテントを設営し、身軽になって出発。仙水峠仙丈ケ岳山頂を越えて駒津峰まで行くと、甲斐駒ケ岳の白い山肌が目の前に広がる。ここから登りは岩場の直登ルート。下りは摩利支天経由のルート。白い山肌の正体は、燕岳のようなもろい岩だった。晴天の下、明日の目標 仙丈ケ岳を目に焼き付けて、双児山経由で北沢峠に下山した。

2日目は仙丈ケ岳。この連休で同じルートを登っている人が多く、昨日 甲斐駒でみたメンバー多数。2合目〜5合目は標識もありペースをつくりやすい。小仙丈ケ岳の直下が森林限界で視界が開ける。主峰の仙丈ケ岳までは、左右にカールを見下ろしながら登りつめる。本日も晴天で、北アルプスの山々までよく見えた。馬ノ背から下山するときも、対面の甲斐駒ケ岳がよく見え、晴天に恵まれた山行となった。

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9/23〜27   中央アルプスの山々   記:「いしかわ」
台風の傷跡を気にしながら現地に向う。天候は26日は薄曇りであったが、全体として晴れに恵まれ、汗も余りかかない、さわやかな登山を楽しめました。
木曽殿側から空木岳 南駒から越百方面 越百からの山々
木曽殿側8合目付近から空木岳  南駒から越百方面  越百から奥丈念と安平路 
1)9/23-9/25  空木岳、南駒ヶ岳、越百山、安平路山
・ルート:伊那川ダム駐車場ー金沢土場ー空木岳ー赤椰岳ー摺鉢窪避難小屋(泊) 7.5H
 南駒ヶ岳ー越百山ー安平路山ー避難小屋(泊) 7H
 摺古木山ー休憩舎 3H
・状況: ・駐車場には10台車あり。何人か出発したが、ほとんど越百山方面で空木方面は私一人。駐車場から登山道まで約6kmの林道を歩く。
何時か駒ヶ根方面から登ったことの有る空木岳までは登りのみ。さすがバテ気味で空木岳の登りでは木曾駒方面から縦走してきた女性に抜かれてしまう始末。

花崗岩の軽快な尾根歩きで赤椰岳を経由して摺鉢窪避難小屋に到着。宿泊住人は30畳の板張りに10人、テント2人。夜はイビキの大合唱でした。飲料水はなしと思って持参したが、天水の設備あり。トイレあり。

・翌日は南駒ヶ岳、越百山、奥念丈岳付近までは下り気味の尾根歩きだが、除々にシラビソの樹林帯になると笹の登山道となり藪漕ぎが始まる。急な登りを過ぎると展望のない安平路山で、まもなく避難小屋に着く。宿泊。10畳平屋に3人。近くに水場あり。トイレあり。

・翌日はやはり笹の藪漕ぎで摺古木山を経由して自然休憩舎の登山口に着く。

2)9/26 南木曾岳・ルート:南木曾岳駐車場ー南木曾岳(登りルート)−南木曾岳(下りルート)−南木曾岳南木曽岳山頂奥山界遠望駐車場 4H
・状況:駐車場に既に車2台。その一台は栃木ナンバー。 
標高1679mなので馬鹿にして登ったら、山容はおむすび形の花崗岩の岩山でクサリも登り/下りルートにあり、足への負担が結構大きい。ここは皇室の秋篠宮殿下の長男の御印のコウヤマキが特産で群生地となっている。山頂は樹林帯の中にあるが、避難小屋付近の展望地からは今回登って歩いて来た中央アルプスの連山を眺めることが出来た。

3)9/27 奥三界岳夕森公園まで行くとそこから先の林道のゲートにはカギがかかっていた。「9月から12月までヘリコプターによる森林伐採で落木の危険がために、ここからxx方面、△△方面、奥三界岳登山口への通行は禁止する。進入による保証は致しません。」  よって登山中止。と云う残念な結果となり、村興しとして保存されている旧中仙道の宿場の「奈良井宿」を見学して帰って来ました。
 

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8/12 韓国・漢拏山(ハルラサン)済州島   記:「atsushi」
若干報告遅れましたが、韓国の山の状況です、ご覧ください。

日程:2011年8月12日(火)「韓国旅行中の1日間」   <メンバー>「atsushi」
天候:晴れ(しかし、山頂は雲の中、風強し)
行動時間:9:30観音寺登山口(620m)-13:00頂上(東稜)(1950m)-17:00城坂岳登山口(750m)
鳥瞰図 渡渉 観音寺コース 避難小屋
鳥瞰図  渡渉  観音寺コース  避難小屋 
●山行報告
 12日早朝、釜山から済州島行きの朝一番の飛行機に乗り移動。観光案内所で島の地図を頂き、荷物をゲストハウスに移動。登山以外の荷物をゲストハウスに預け、食料と水を買う。(コンビニで、おにぎり、パン、ドリンクを購入可能。)観音寺登山口まではタクシーで移動。(こちらの登山口にバスはない。)管理所で山の地図をもらう。登山口はキャンプ場になっており、夏休みであるため、たくさんの人が楽しんでいた。

登りはじめる。登山口は二人がすれ違えるくらいの幅はある。また、登山道にはロープが張られており、道を外れることはできない。さらに現在位置の道しるべもある程度の間隔で続く。まず道迷いはしないだろう。観音寺コースは沢沿いに登るコース。何度か途中渡渉をする。天候が悪いときは注意が必要だろう。標高が低いため、暑い。途中、避難所が2箇所ありトイレも併設している。

休憩にコンビニで買ったおにぎりをほおばるも具は赤くちょっと辛い。(ハングルが読めないので、適当に選んだ。韓国料理が苦手な人は、パンを選んだほうがいいだろう。)湧き水が出ている箇所がある。韓国人の人も飲んでいたので、自分もそれでのどを潤す。山で飲む水はうまい!
高度があがり景色も良くなってきたが、雲がかかりだし、風も強くなってくる。このあたりから登山道らしくなってくる。周りの木々も低くなるころには、すっかり雲の中、風が強いなか頂上に到着。本来であれば火口の湖が見えるはずがそれも見えない。残念だ。しかし、韓国一の山頂だけあって韓国人は多い。(観光地感覚で来る軽装の韓国人多し、このあたりは富士山と似ている。)
山頂 ひっくり返った階段 山小屋 山小屋の売店
山頂  強風でひっくり返った階段  山小屋  山小屋の売店 
城坂岳登山口に向かって下山。岩場には立派な階段がとりつけてあったが、途中強風で階段がひっくり返っていた。島の独立峰の風の強さが想像できる。この城坂岳コースは尾根沿いのコース観音寺コースと違い、人が多くまだまだ登ってくる。こクレーターちらコースは山小屋(食料や水を購入可能、日本語表記あり)が一箇所、避難所が一箇所(トイレあり)がある。途中、山腹の湖で休憩、展望台となっており山腹の様子が良く見える。尾根ぞいのコースで、ゆっくりと標高を下げるので、長い距離を歩く。

登山口に到着。登頂証明書が売っているので記念に買う。(登頂の写真を見せれば、作ってもらえる。)他にも、売店トイレなどがあった。ここからは、バスが出ているので、一服しながらバスを待ち、バスで街までもどった。今回は、山頂の展望が良くなかったが天候の良いときに登ってみたいものだ。

●漢拏山について(登山時点2011夏の情報です。)
・韓国最高峰1950m、世界遺産ということもあり、登山道は整備されているので、ハイキング装備行動時間の案内で登れる。・山歩きになれていれば運動靴でもいいだろうが、トレッキングシューズやストックがあっほうが楽だと思います。・日帰り登山しかできないため、山頂にいられる時間が決まっており、チェックポイント(登「やまぐち」、山小屋、避難小屋)で時間制限があり、それ以降は登れないようなっている。・観音寺より城坂岳コースの方が、メインコースになっているようで、山小屋や設備などの面が良い。・冬は雪も振るようだ。・4つのコースがあるが、登頂できるのは今回の2コースのみ。

●韓国(釜山、済州島)の登山事情。
登山は盛んで、釜山にも済州島にも登山道具店がある。特に釜山では海外メーカーのテナントもある。値段はウオン安なので日本より安い、韓国ブランドはさらに安い。装備も日本と変わりません。山の雑誌は、3誌刊行されており、日本の山も紹介されている。韓国の登山の本を2冊(百名山、ロッククライミング)、雑誌を1冊購入したので韓国登山で参考にしたい方は問い合わせください。 

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9/23〜24   女峰山〜大真名子山  記:「つるみ」 

女峰山→帝釈山→小真名子→大真名子       <メンバー:「つるみ」>

9/22 自宅2130‐中禅寺湖市営駐車場2300‐就寝2400
9/23 起床445‐朝食‐志津峠600‐分岐700‐休憩750‐唐沢小屋825‐山頂(女峰山)900‐山頂(帝釈山)940‐富士見峠1020‐山頂(小真名子山)1105‐タカノ巣1145‐山頂(大真名子山)1235‐志津峠1330‐自宅1600

林道からの朝日 女峰直下のガレ場 女峰山頂
林道から朝日を望む  女峰直下のガレ場  女峰山頂 

白根山山頂から見た女峰山が“早く登れ”と主張していた。
9/22)仕事の予定が上手く調整出来た為、急遽山へ行くことにした。早々に「さとう」さんへ連絡をする。山行計画書を急ではあるがメール送信する。装備はいつでも行ける用意をしているが最終チェックをし、早々に自宅を出発。深夜に中禅寺湖市営駐車場に到着。数台の車が駐車していたが、登山者らしき車はなかった。1人で寂しさもあったが、とりあえず缶ビールを飲み干し就寝。

大真名子から見る太郎9/23)今回は単独行。自分で全て判断し実行する。今までの経験を実践できる良い機会だ。500起床の予定だったが、早くに目が覚めてしまい朝食を取ながら準備をする。志津峠に向かい現地到着。先行の車が5台ほどあった。地図を開き、辺りの景色と地図を見比べ現在地の確認。コンパスも合せ方向を確認。車の鍵ヨシ!忘れ物無しヨシ!と声を掛け出発する。

今日も晴れるかな?砂利敷きの林道を進むに連れ、雲の切れ間から太陽が顔を出す。木々の間から零れる太陽光線が何とも癒しを感じさせてくれる。林道から女峰山、帝釈山が見えてきた。心が弾む。先へ行くと、女峰山の案内看板が立っていた。水を一口入れ、案内看板の方向へ進むが、笹藪の雫がズボンへと伝わり、すぐさまスパッツを装着する。急斜面を降り、沢を横断する。

今日はポイント毎に確認する事を決めていたので、地図を開き、現在地、進行方向の確認をする。間違いない。大丈夫。次のポイントを決めコンパスを合せる。ヨシ行くぞ
!樹林帯を進み、また沢を横断すると唐沢小屋の案内看板がある。腕時計の標高と地形図を見て現在地を確認する。地図読みを出来ることが非常に嬉しい。

唐沢小屋に到着すると、先行で出発していた1人の男性が到着しており挨拶を交わす。小屋の中に入り小真名より帝釈山休憩しようと思ったが外で休憩をした。小屋は2階作りになっていて綺麗に整備されていた。今後お世話になるかも・・・なんて思いながら出発する。樹林帯を進むとガレ場が見える。先日の台風の影響かガレ場手前では、登山道のすぐ脇まで大きく土砂が崩れておりは崖になっていた。注意しながらガレ場へと進む。ガレ場では落石を起こさぬよう足元を確認しながら登る。

潅木帯を進み女峰山山頂に到着。予定より30分早く到着出来た。山頂では、唐沢小屋で挨拶を交わした男性がいた。一緒に休憩をとりながら昨夜母にお願いして作ってもらった握り飯を美味しく頂く。“感謝・感謝”この気持ちを忘れずに!休憩中ガスが覆いかぶさり景色は何も見えない。白一色である。風も出てきた為、お互い記念撮影をお願いし早々に出発する。

尾根を歩くが、太陽は顔を出したり隠れたりと時たまガスの切れ間から見える風景しか望めない。晴れの予報で期待していたが残念。これも“山”かな。と納得する。尾根を進み帝釈山山頂へ到着。山頂の看板だけ写真を撮り、富士見峠へと向かう。樹林帯の登山道は雨で抉られ荒れており、滑りやすく歩きずらい。足元を注意しながら下山する。富士見峠に予定時刻より1時間以上も早く着いてしまった。

これで志津峠に戻るのは物足りない。もし続けるのであれば、小真名子山、大真名子山と縦走になる。行けるか?と自問自答する。そういえば、大腿四頭筋と下腿三頭筋はまだ喜びが無い。よし行こう!!予定を変更し、小真名子山への案内看板の方向へ進む。すぐにガレ場となり山頂手前まで続いているように見える。落石に注意しながらジグザグに登って行く。ガレ場を過ぎると樹林帯へと入るが急斜面で登りずらい。足元の滑りを注意しながら岩や木の枝を掴んで登る。ロープも設置してあり利用する。まだ筋肉の喜びは無い。大丈夫だ。急登を終えると、小真名子山山頂へ到着。大真名子山から登って来た男性に出会い挨拶を交わし一緒に休憩をさせてもらう。

辺りはまたガスが覆いかぶさり何も見えない。残念だが山頂の看板だけ写真を撮り出発する。帝釈山同様、樹林帯の登山道は雨で抉られ荒れており滑りやすく歩きずらい。だが気分が良いせいかリズミカルに降りていく。鞍部あたりに着くとタカノ巣と書いてある案内看板があった。そこで休憩をとりながら大真名子山山頂に目を向ける。もう一山登れると思うとワクワクしてくる。時刻はまだ昼前だ。余裕がある。最後の山だから味わって登ろう。そんな思いで出発する。

樹林帯を進むと大きな土砂崩れで登山道が寸断されていた。登りながら辺りを見回しマーキングを探す。足跡もあり無事登山道を発見できた。他と同様、登山道は荒れている。マイペースで登りながら大腿四頭筋と下腿三頭筋の喜びを感じる。200mの標高差を登りきると平坦な場所へと変わり、ガスの切れ間から太陽が顔を出す。太陽光線を体に浴びると元気が沸いてくる。もうすぐ山頂だ!最後の急斜面を登ると目の前に大岩が現れる。その脇を通り大真名子山山頂に到着。誰もいなかったので、ガッツポーズをして大声で叫ぶ!!“よっしゃー”ちょうど辺りはガスが無くなり景色は一望出来たが、太陽は雲に隠されどんよりしている。だが最後の最後で一望でき“感謝“。

社と銅像にそれぞれにお辞儀をして休憩する。辺りを見回しながら、甘い菓子パンと温かいミルクティーを飲み楽しい一時を過ごす。最高である!!この一瞬が忘れられなく、また登りたくなってしまう。風が強くなってきた為、山頂を後にする。下りはかなりの急斜面だ。鎖場、梯子が無数に設置してある。最後だ、気を引き締め降りる。“3点支持確保”そんな言葉が頭をよぎる。途中、見晴らし台があり太郎山が良く見えた。腕時計の高度表示を見ながら徐々に下山をしていく中、大腿四頭筋と下腿三頭筋はかなり悲鳴をあげてきた。これが最高に快感であり止められない!!

気分に酔いしれながら志津峠への案内看板を確認する。笹薮を進み志津峠に到着する。駐車場に出ると、快晴の空へと変わっており大真名子山が綺麗に見えた。登山靴を脱ぎながら無事戻って来られた事に感謝する。“お疲れ様”また楽しい山行しようね。山行を終え、反省すべき点は多々あると思いますが、1人で実践出来た事は自分自身良かったと思います。これから学ぶべきことは沢山あると思いますが、一つ一つ学びレベルアップ出来たらと考えています。今後共、御指導のほど宜しくお願い致します。 

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 9/16〜18   編笠山、権現岳  記:「ほんごう」
<メンバー>「ほんだ」、「ほんだ康」、「くりさん」、「ほんごう」
<コースとコースタイム>
9月16日(金)ガスと小雨 野木7:15…観音平
9月17日(土)雨  観音平8:00発−編笠山11:05着−青年小屋11:40着
9月18日(日)晴れ 青年小屋6:20発−権現岳8:05着−三ツ頭山9:15着−観音平12:50着

<内容>
16日) 深夜、観音平着。ガスと小雨の中、テントを設営する。

17日) 雨の起床となる。今回の八ツは取り止め、甘利山と千頭星山に変更し、早朝駐車場を出る。途中立ち寄った、こぶちざわの道の駅で、最新の天気予報を携帯から入手する。明日は「晴れ」とのこと。リーダーが「観音平に戻り、当初の計画の逆コースとし、権現からでは無く、今日は編笠側から登る。また。テント泊では無く素泊まりとする」。明日の晴れを信じてのリーダーの決断。観音平に引き返す。
三ツ頭と富士山 編笠山と南アルプス 編笠山山頂 権現岳山頂
 三ツ頭と富士山 編笠山と南アルプス  雨の編笠山頂  権現岳山頂 
車中にシュラフ・テント等をデポし、8時登山開始。本降りの雨の中、のんびりと山を登る。編笠山頂はガスの中での記念撮影となる。11:40に小屋着。雨具を着ていても、衣類から肌着までビッショリとなる。雨具等は乾燥室に干し、濡れた衣類を着替え、ストーブ部屋(居間)へ。ストーブ部屋のそれも良い席を陣取り、お茶・酒を飲みながら談笑が始まった。

途中、仮眠を取る為、席を外す者も居たが、小屋のご主人「あなた達、もうそこで3時間も話していますよ」と。その後も、2人赤岳と阿弥陀岳の山ガールさんも加わり会話は続いた。時計が4時を指し、自炊場に移動。自炊場は乾燥室と兼用だった為、雨具等が上からぶら下がり、水滴がしたたり落ちていた。それらを掻青年小屋より朝の富士山き分け、席とテーブルを確保する。カレーとキノコ汁を食べる。19時過ぎ、就寝。

18日) 「富士山が観える」のリーダー声に目が覚める。玄関から富士山が雲海の上に姿を見せていた。予報を信じて昨日、雨の中登った甲斐があった。小屋のご主人と集合写真を撮り小屋を出発。直ぐに展望の良い、ノロシ場で撮影タイム。ギボシでは360度の大パノラマ。雲海の彼方に北アルプス・白馬から穂高までの稜線。乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプス、丹沢、奥秩父と観えた。

権現岳で青空をバックに記念写真。三ツ頭へ向かう尾根の先には富士山が観え、展望に大変満足しながら歩いた。樹林帯を過ぎ、下山した観音平の駐車場は満車となっていた。
帰りに、八ヶ岳山麓にあるJAの感謝祭に立ち寄り、買い物・イベントに参加。佐久平PAではキノコ汁を楽しむ。盛り沢山の内容を楽しみ、山行を終えた。 

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9/17〜18    奥白根山   記:「つるみ」

9/17 小山2000‐登山口駐車場(菅沼キャンプ場脇)2200(幕営)‐就寝2400 
9/18 起床500‐朝食‐登山口発600‐休憩645‐休憩805‐山頂845  五色沼1030‐登山口駐車場1230‐湯の家1315‐日光市街‐小山1700

<メンバー>「atsushi」、「つるみ」

私の山行リストのひとつ、関東以北で最高峰である『白根山』。(標高2578m

富士山から約1ヶ月ぶりの山行のため身体が疼く。山頂目前、傾斜のキツイあの辛い瞬間に感じる大腿四頭筋、下腿三頭筋の悲鳴が何とも快感であり、また忘れられなく思い出してしまう。

17日)集合時刻より早目に市役所駐車場へ到着。「atsushi」さんを待つ間、隣では地元消防団が放水の訓練をしている。号令と共に、隊員一人ひとりが機敏に行動し、走って号令を伝達する者、ホースを伸ばし放水準備をする者、皆一つの事に集中し、一秒でも早く行う努力をしている。日頃の努力がいざという時に発揮出来るものだ。ザイル結びも一緒かな。そんな事を考えながら、「atsushi」さんが来たので荷物を移動し出発する。

日光へ向かう途中、いろは坂で奇妙な出来事が・・・。鹿に注意しながら登って行くと、前方から2つのライトが近づいて来る。車だぁーと思った瞬間、急ハンドルで回避する。お互い顔を合せ今の何?一方通行だよね!逆走する車がいるなんてチョットびっくり。その後、鹿と車に注意しながら無事登山口駐車場へ到着。早々にテントを張り前夜祭を開始する。同年代ということもあり色々と話が弾む。外では、動物達が奇妙な鳴き声で会話をしていた。

奥白根のドーム 奥白根山頂 五色沼を見下ろす 富士山が見えた
 弥陀ケ池より奥白根のドーム 奥白根山頂  エメラルド色の五色沼  遠く富士山も見える 

18日)500起床。予報は晴れだが、靄がかかっており天候が気になる。テントを片付け車内で朝食を取りながら準備をする。駐車場では、数多くの登山者が登場してくる。20人くらいの団体(高校生?)も登場。お互い登山コースを確認し、予定通り600に出発する。

雲の切れ間から青空が見える。晴れるかな?樹林帯を進んで行くと、今にも崩れそうな大岩がある。数十本の木の枝で崩れないよう支えて見えるが、よく見ると置いてあるだけであった。木の枝を置くことによって登山者に注意を促しているのだろう・・・と思う。先へ向かうと傾斜がキツくなる。今年は雨が多いせいか登山道があちこちで崩れており登りづらい。そんな中、2人で会話をしながらマイペースで登る。愛犬を連れた登山者が多く見える。

途中樹林帯の切れ間から辺りの景色が一望でき、太陽は力強く上昇し、山々からは太陽光線を浴びた水蒸気が上昇していく。人に例えるなら“ガッツポーズ”をしているようだ。休憩後、少し登ったところで弥陀ヶ沼に到着。脇には数多くのシラネアオイが人工的に植えてある。正面には何とも言えないほど大胆にそびえ立つ白根山が見えた。

あの山頂へ早く行きたい。胸が高鳴る。分岐点先で、団体(高校生?)の彼らが休憩している間、先行する。上手く先へ行けたねと2人で声を掛け合う。登るに連れて急登のガレ場になる。気持ちと一緒に大腿四頭筋と下腿三頭筋が喜んでいる。この一時が何とも言えないほど快感に陥る。岩場を登りきり山頂―!と思ったが山頂手前だった。2人は騙されたー!!と笑いながら山頂へ向かう。

朝日がまぶしい845山頂到着。関東以北で最高峰の白根山とあって景色は最高!!360°雲海が見える。南西では、富士山が顔を出している。東には、男体山、女峰山が主張している。下を見下ろすと、太陽光線を浴びた五色沼がエメラルドグリーンに輝いている。単独行の山ガールもいる。

俺達白根山に気にいられたのかなぁ。歓迎されているように思えた。時間に余裕があるので、ゆっくり休憩しようと話す。食事をしながら地図を広げ、山々を確認したり、ルートを確認したりと楽しい一時を過ごす。そんな中、単独行の山ガールは足早に下山して行く。その後姿はカモシカのような軽快な走りで、あっという間に去ってしまった。

登頂者も多くなってきたこともあり、惜しみながら下山する。山頂脇には小社があり、御参りする。無事下山出来ますように・・・。避難小屋付近で鹿と遭遇するが、鹿は驚きもせず草を食べている。逆に私が驚いてしまった。情けない。五色沼で休憩をとる。山頂から見た景色と裏腹に、間近で見るとあまり感動はなかった。ただ奥白根を後に下山、見上げると白根山が“我ここにあり”と言わんばかりにそびえ立っている。

また来るよ!!五色沼から弥陀ヶ沼へ向かうと、3匹の犬が浅瀬で水遊びをしていた。少しの間見つめながら、「atsushi」さんと私はお互い癒されていた。弥陀ヶ沼からは来た道を戻り、登山口駐車場へ無事到着。お互い“お疲れ様でした”と声を掛ける。「atsushi」さんがクーラーボックスからノンアルコールビールを取出し2人で乾杯する。最高に美味しい!!駐車場を出発する前、近くの山小屋で炭焼きのイワナを買い、骨から全て完食する。これまた美味しく頂いた。帰りは温泉『湯の家』へ立ち寄り1日の疲れをとる。帰り道、日光市内で有名な水ようかんを購入し、無事小山へ到着する。

帰りの車中で、そういえば2人が初めて一緒に山行したのは社山以来だよね。と話をしながら「ながおか」さんとの山行を想い出す。『「ながおか」さ〜ん。僕らの山行見てくれていますか?』 『山行こうよ!!』って言われたこと、今も心の中に残っています。

これから沢山“山”行って、みんなと楽しく山行出来るよう頑張ります!!
「atsushi」さん、今回の山行ありがとうございました。また一緒に行きましょう。 

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9/18  笠ケ岳、至仏山    記:「ひがの」
<メンバー> 「ひがの」
鳩待峠7:50〜オヤマ沢〜小笠〜笠が岳10:00〜オヤマ沢〜至仏山12:30〜オヤマ沢〜鳩待ち峠14:15

戸倉から交通規制のため乗合タクシーで鳩待峠着。峠には多勢のハイカーがいたが、歩きはじめると前後にハイカーの姿は見えず、
尾瀬にしては静かな山歩きが出来そうだ。山頂は誰も居らず、またガスがかかり展望はよくない。

オヤマ沢の分岐に戻り、時間が早いので至仏山に向かう。至仏は笠が岳と違いハイカーの列。中高年から小学生、山ガールといろいろ。
至仏の山頂からガスの晴れ間に燧、原が見える。もう草紅葉が始まっている。混雑の山頂から早々に下山をする。 

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9/17〜18   御嶽山(木曽)    記:「ともさん」
<コースタイム> 
佐野田沼18:00ー田の原23:40
登山口6:45ー王滝頂上9:15ー山頂9:50/10ー二の池11:00/25ー王滝頂上11:55ー登山口13:20ー佐野田沼20:10 

前夜6時に田沼を出発、降ったりやんだりの高速をはしらせた。田の原の駐車場に着くと風が強く雨も激しくなってきた。雨風をしのぐ場所にテントをはったわけだったが浸水、両端の二人は車に避難し私はボードに浮いたような状態で一人テントで寝た。

翌朝5時起床。ガスがかかり風も強い。朝食をすませ出発。登山道を歩き始めすぐに目の前に御嶽山が顔をだし、みるみるガスがはれ青空が広がる。寒かったのでかなり着こんで出発したのですぐに脱いだ。

雲海の上に中央アルプスの山々、八ヶ岳、富士山をながめ大満足の山行になった。お鉢めぐりをし二の池をまわり下山した。

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9/10〜11   阿武隈川:白水沢・左俣   記:「はしだ」
那須を通過するころは土砂降りの雨で気が重かったが天場は霧雨でなんとか宴会に突入。翌日は雨模様で入渓に気乗りがせず一時間ほど待機。天気予報を信じ7:45出発、途中より薄日さすまあまあの天気に足取りが軽くなる。

滝は全部ノーザイルで大丈夫だがN君にはお助け紐を使用。水量が若干多く右俣、左俣の分岐でとまどった。本来なら1対1の水量の筈だが3対1になっていた。

右俣に入りすぐに二俣になるので違うのを確認し戻って貧弱な流れの左俣に入り たいした藪漕ぎもなく鞍部に12:30着。上流部は先の大雨の影響か土砂でかなり埋まっています。
帰りは登山道の途中から新甲子トンネルの出口に降りました、いくらかショートカットになり楽です。
 

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9/10   白檜岳(奥日光)   記:「みつまん」
長いこと懸案になっていました「菅沼-白桧岳」を歩いてきました。

朝2時小山発。菅沼ルートは大雨の影響は少ないようです。湯元からの外山ルート・中ッ白根隠山からの小田代湖曽根ルートに比べると数段歩き安いルートでした。白錫尾根では、期間限定の「小田代湖」を見ることができました。しかし、白根隠山の先のザレ場では非常に怖い経験もしました。

おまけに、復路では途中から右足の筋に異変をきたして、菅沼への下りでは、最後は右足を引きずるようになっていまいました。でもコースタイムで無事生還。

帰宅後医者へ行くと「疲れ」。確かに久しぶりの10Km超えだったのですが(いままで筋肉痛はあったのでが、筋が痛くなったのは初めて)。 

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8/15〜17   越後裏三山  記:「わたなべ」 

 <メンバー・「ウッチー」・「ささき」・「わたなべ」>
15日 銀山平登山口6:50-道行山10:30-百草池12:30-駒の小屋14:15

16日 駒の小屋6:15-天狗平7:30-中の岳避難小屋10:50-兎岳13:50-巻倉山鞍部15:30(幕営)
17日 天場6:40-灰吹山8:30-荒沢岳9:40-伝助小屋前14:15

 駒の小屋より下界  中の岳取付き前 暑い・・ 兎岳山頂   

<15日> 2週間程前の大雨で、枝折峠は土砂崩れで通行不能らしい。
今回の山行は、荒沢岳から銀山平に下山する為、北又川林道(銀の道)から入山する。雨の影響か、何ヶ所か登山道が流されていたが、
2時間程で明神峠に着く。

空は曇り空だが、薄日がさすと、とにかく暑い、早く稜線に立ちたい。道行山、小倉山をすぎ百草池を過ぎるとガスが沸き小雨がパラついてきた。暑さよりましみたい。小屋に到着すると土砂降りに変わった。

小ぶりになったので、沢にビールとワインを冷やしに行ったが、
30分位して取りに行くと木枠の箱から流れてしまっていた。100m程下って行ったが、無残に変わり果てたアルミ缶一つ浮いていたのみ、今宵の食卓は寂しくなりそうだ。雨は夜中中降り続きトタン屋根をたたく音が耳障りだったが、朝方400頃にはやんだようだ。

<16日>  朝起きると空はうって変わって青い空、駒ケ岳から兎岳までは、素晴しい稜線漫歩だ。まず駒ケ岳を往復してから天狗平に向かう。途中の岩場には天然の檜の幼木が生える。「檜の廊下」があるが、慎重に通過する。中ノ岳避難小屋では、天水の水タンクがあるので給水してしばらく山座同定する。平成14年のやはり夏にオカメノゾキを越えて八海山への縦走を思いおこす。

中ノ岳から兎岳までは、約
300mの下りである。ここから巻倉山灰ノ又経由、荒沢岳の縦走路は10年位前から地元山岳会の方たちで刈り払いされて完全に登山道が復活したらしく、巻倉山鞍部の幕営地までには案内看板や危険地帯のトラロープなどが設置されていて一般登山道と変わりがない。水場も(陽水)と書かれた、涸れることのない水場もある。ビールを冷やして宴会モードに。

<17日> 今日3日目最終日少しのんびり出発する。銀山平までの下山なので標高もどんどん下がると思ったが、灰ノ又山灰吹山の少ピークの登り、最後の荒沢岳1968mの標高差350m登りは3日目の疲れた体には、3人とも足取りが思いようだ。荒沢岳の頂上では、今日も快晴で今まで歩いてきた駒ヶ岳からの稜線が長く長く広がり、中ノ岳を中心に両翼を広げた鷲のようだ。

40分程山座同定して下山にとりかかる。少々軽くなったザックといえ、鎖場や梯子は少々体に応える。慎重に下山する。徐々に標高が下がって行くと下界の蒸し暑さが戻ってきて玉の汗が噴出してくる。約
4時間半で伝助小屋前登山口に到着する。小屋前の風車の回った水場が渇いたのどを潤してくれた。駐車場まで車を取りにマラソンしてくれた、「ささき」君ご苦労様でした。  

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 8/11〜15   剣岳(岩稜)  記:「ほんごう」
<メンバー> 「ほんごう」、他1(夫)
<スケジュール>
11日曇り     野木…立山−室堂−雷鳥沢
12日快晴    雷鳥沢−剣沢
13日曇り(ガス) 剣沢−X・Yのコルより八ツ峰・上半部−剣岳−剣沢
14日快晴 剣沢−源次郎尾根−剣岳−剣沢
15日快晴のち曇り 剣沢−雷鳥沢−室堂…立山…野木
<コースタイム>
8月11日(木)野木10:30…立山15:45着16:20発…室堂17:15−雷鳥沢18:15着
8月12日(金)雷鳥沢6:15−剣沢BC9:20
8月13日(土)剣沢BC3:45発−コル取付付近6:45…八ツ峰X・Yのコル7:10−八ツ峰−八ツ峰ノ頭11:05着−
        剣岳12:45着(小休止)−剣山荘15:30着(大休止)−剣沢BC16:50着
8月14日(日)剣沢BC3:35発−源次郎尾根取付点4:50着−U峰懸垂(8:50上部到着〜9:55懸垂終了)−
       剣岳11:10着(大休止)11:35発−カニのヨコバイ等・大渋滞−剣山荘15:45着(大休止)−剣沢BC16:55着
8月15日(月)剣沢BC6:50発−室堂10:15着…立山…富山(食事)…野木20:00着
池ノ谷乗越より八ツ峰 剣山頂 源次郎尾根より八ツ峰上部 カニの横ばいは大渋滞
池ノ谷乗越から八ツ峰  剣山頂  源次郎尾根より八ツ峰上部  カニの横ばいは大渋滞 
<内容>
<11日> 仕事の都合が付いたので、午前中に野木を出発する。富山県側からのアルペンルートを使用し18時過ぎ雷鳥沢到着。
<12日> 快晴の中、別山乗越から剣沢に入る。(この日は、入山と休息日)

<13日> 相方と前日(12日)の段階で、八ツ峰下半部から八ツ峰縦走では無く、X・Yのコルより源次郎U峰の懸垂岩取り付き上半部を登る事にする。
午前2:30起床、3:45BC発。剣沢を下降。雪渓部分が出てきたところから軽アイゼンを装着。長次郎雪渓を続々と人が登って来る。また、熊の岩BCにも10張以上のテントが設営されていた。X・Yのコルへはガレ場登りとなる。天候は上部に上がるにつれガス。

Y峰の上りで最初のロープ使用。Z峰は三ノ窓谷側を巻く(踏み跡有り)。途中、ガスの中からチンネとクレオパトラニードルの岩場が見えた。ロープ2本を八ツ峰に持参したが、1本のみを使用。懸垂だけでもY峰から八ツ峰ノ頭間で、約8回使用。その他、上りの確保も有り。安全性を高める為に、かなりロープを使用した。

[峰のギャップから八ツ峰の頭までは、3級くらいの岩登り。そして、八ツ峰の頭に到着。八ツ峰の頭はガスの中で視界が悪く、取り敢えずピークを写真に収める。八ツ峰の頭から本峰間でも懸垂が2回有り。剣・本峰間までの行程も気を緩める事無く登る。
剣岳山頂到着。源次郎尾根側からのパーティーと別山尾根側からの登山者が計7〜8名ほど山頂に居た。別山尾根は昨年の剣岳山行で使用しているので、ルート自体は記憶に新しい。しかし、慎重に下山した。

<14日> 源次郎尾根取付点に夜明け前に到着。踏み跡を辿りT峰を登って行く。T峰に着く頃には暑さが増し、この日の山行が昨日の八ツ峰とは違い、陽射しとの戦いになる事が予測された。T峰付近から別山尾根の大渋滞が見える。U峰の懸垂地点には、既に先行パーティー3組(9名)が居た。

U峰の懸垂地点到着から懸垂終了までに要した時間は約1時間。懸垂は30m程で、ロープ2本使用。別山より剣を振り返る本番ルートらしく高度感あるダイナミックな懸垂となる。その後は、難所と言う難所は無くルートファイディングをしながら山頂までひたすら登る。昨日とは違い、山頂には多くの登山者がいた。

問題は、この後だった。カニのヨコバイでは取り付きに行くまでに、約1時間の渋滞。平蔵の頭も渋滞。前剣の下降も渋滞…。昨日剣沢のテント場で、テント数が一気に増え、数えてみると200張あった。 小屋泊まりを含め、14日に剣岳への登山者が集中していたようだ。
正午前からガスが湧く。午後から雷雨の予報が出ていた。しかし、遠くで2回ほど雷が鳴った程度で済んだ。雷雨に遭う事無くテント場に着く。

<15日> 目覚めと同時に、のんびりと食事を摂り、テント撤収。この日も昨日と同様に快晴の中から始まる。別山乗越も快晴。剣がよく見える。 27年前の山行ではY峰Cフェースを登った後に八ツ峰を登り剣本峰の予定だったが、タイムオーバーでY峰のみで終わった。今回は、その続き『八ツ峰・上半部』を登る事が出来た。(相方に感謝)目的も達成し、夢のような5日間を思い出に帰路に就いた。

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8/19〜20   阿蘇山(九州)   記:「さかい」
砂千里ヶ浜と外輪山
<メンバー>「さかい」、他4仙酔尾根を登る
<スケジュール>
8/20 天候 曇のち晴:仙酔峡〜(仙酔尾根)〜高岳〜中岳〜砂千里ヶ浜〜火口西展望台
<内容>
九州に転勤した友人と合流して阿蘇山に登ってきました。ルートとしては観光地なので、アプローチを含め記します。
今回は宮崎空港から高千穂をまわって、阿蘇山の麓で前泊しましたが、最寄りの空港は熊本空港。レンタカーを借りれば、景色のよいドライブコースを通って1時間半くらいです。
展望台から第一火口
火口の西側は火口のすぐ近くまで車でアプローチできますが、タクシーを利用して、北側から西側へ火口を周遊する縦走コースとしました。

仙酔峡(火口北側)のロープウェイは運休中で、仙酔尾根を登ります。溶岩質の岩場ですが、岩は安定して最高峰・高岳いてルートもはっきりしているため登りやすいです。今回は稜線は雲の中でしたが、大迫力の火口を見下ろしなしながら、外輪山を周遊するはずです。

外輪山からの下りが急な斜面ですが、砂千里ヶ浜までくれば、もう観光地。天候が回復し、火口西側の展望台から火口を堪能してきました。ロープウェイで高度を下げて、タクシーで草千里ヶ浜を通って下山しました。

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8/16〜18  焼山、青梅黒姫山、毛勝山   記:「いしかわ」 
16,17日と連日、午後は夕立がある暑い山行でした。(それでも、下界のあの蒸し暑い暑さとは別世界に感じましたが) でも、18日は前線が下がって来て、その天気も終りでした。
毛勝山では朝は曇りなのでスタートしましたが、トラロープが数十ヶ所もある急激な登りで雨も降り出しま焼山全景したので、帰りのドロンコと笹の刈り払いの滑りを考え、中止しました。帰途の群馬、栃木では晴れていましたが、車のなかで聞いたラジオの天気予報では日本海側は大雨と報じていましたので中止が正解でした。

1)8/16 (火) 焼山
ルート: 焼山頂から火打、妙高を望む山/笹倉温泉―林道―登山口―大曲―大谷―地獄谷―焼山  往復10時間
内容: 登山口まで林道を車で行けると思っていたら途中にゲートがあり、片道90分の林道歩きとなった。最近まで火山活動で登山禁止であったので樹林帯なしの火山れきのなかの歩きを想定していたら、なんと9割が樹林帯で暑さに対して助かりました。途中2ヶ所の小さな雪渓のトラロープでのトラバースがありましたが問題なく登山が出来ました。見晴らしは360度で良好。なにしろ登り一辺倒で距離が長く、疲れました。花はヤマハハコ、リンドウ、キヌガサソウ、季節はずれのハクサンコザクラ(1株のみ)

2)8/17 (水 ) 青梅黒姫山
ルート: 電気化学工業駐車場―鉱山道―尾根出合―黒姫山 往復 6時間
内容: 電気化学工業の工場脇の道路を進むと目前に1222mの黒姫山が見え、山頂に続く登山黒姫山全景道も見える。工場駐車場に車を止め出発。ほとんど0mに近いところにある山なので標高1200mでも登り甲斐がある。途中は樹林帯、山頂近くは岩場の山で山野草は余りないがギンリョウソウのような植物があった。山頂からは日本海の眺め、北アルプスの眺めが良い。

3)8/18(木)毛勝山
ルート: 片貝山サクラソウ荘―尾根道(ここで登山中止)ー池塘―モモアセ池―毛勝山 

内容: 今回のルートは最近開かれた夏道の登山道で途中、急激な坂があり、数十ヶ所のトラロープが張られていて、体力勝負が必要と書かれていた。道が土で滑りやすく、雨が降ったら滑ってアイゼンでもないと登り下りできないほどでした。以前に、まだ夏道が無く、積雪期/残雪期にしか登れ無かった時、沢道の雪渓を登り山頂を目指したが、断念した事がありました。そんな山なので今回登りたかったが再び、次回に持ち越しとなった。

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8/13〜17  槍ケ岳〜穂高岳   記:「かとう」
 <メンバー 「かとう」、他1(息子12)>

8/13(土):小山5:00〜佐野藤岡〜松本(\2,150軽)〜沢渡10:30〜上高地12:15〜横尾16:00〜夕食16:30〜21:00就寝
8/14(日):起床5:00/横尾出発6:30〜槍沢ロッジ8:00〜大曲分岐9:15〜水俣乗越10:15〜ヒュッテ大倉13:10〜槍ヶ岳山荘14:20/山頂16:30〜就寝21:30
8/15(月):起床4:30/朝食5:30/山荘発6:30〜中岳ピーク8:10〜南岳ピーク9:30〜南岳山荘発10:30〜北穂山荘14:50〜就寝21:00
8/16(火):起床5:00/山荘発6:30〜北穂ピーク6:40〜涸沢小屋9:50〜横尾山荘15:00〜就寝20:30
8/17(水):起床5:30/横尾天場発7:30〜上高地10:30沢渡駐車場12:00〜(安曇で入浴、穂高で昼食)〜小山着20:30
梓川を出発 東鎌尾根より槍へ 槍の穂先にて
梓川を出発、長い山行の始まり  東鎌尾根より槍を目指した  槍の穂先にて  北穂への稜線 
「夏休みに北アルプスに行って、槍ヶ岳に登りたい」と、梅雨の時期に息子が切り出した。親の影響なのか、マンガの影響なのか・・  ともかく、うれしいお誘いだった。(内心、盆の時期の上高地や涸沢の混雑を懸念したが・・)

早朝の月酷暑の関東平野を早朝に抜け出し、昼過ぎには上高地へ。案の定、避暑や山を求めての老若男女、ツアー客、ファミリー、カップル、山ガール...等々でごった返している。
生ビールとソフトクリームの誘惑に負けそうになったが、ボチボチとザックの重量を確認しつつ横尾山荘へ向かった。テント場はすでに、大小色とりどりの天幕が所狭しと張られており、夏の穂高連峰の集客率を物語っていた。天場の隅の木陰に三畳程のスペースを見つけ、ストックと細引きを使ってツェルトを張った。
缶ビールを買って、スープとドライフーズのパスタで夕飯を済ませた。今回の山行は、荷物槍を後に穂高を目指すを極力軽くしたかったので、テントもかさ張る食料も止めにした。梓川で水浴びをしたり、星空を眺めたりして、早々に床に就いた。

翌日、朝から快晴。槍沢のマイナスイオンをたっぷりと吸収しながら、良いペースで高度をかせいだ。樹林帯を抜けると風も無く、紫外線がモロに肌に突き刺さる。大曲の分岐で急きょコースを変更して、東鎌尾根へ登りつめた。稜線上は心地良い風が吹き抜けているし、何よりも目標の槍や、周辺の雄大な北アルプスの景色を眺めながら歩けて気分が良い。

槍ヶ岳山荘に到着する頃にガスが上昇してきて、周囲が白く、そして暗くなって来た。穂先の方に目をやると、取り付きの渋滞がまだまだ続く。ピークハントは明朝にするかな....。14:30時点で天場は一杯だった。仕方なく山荘に宿泊する事に・・ちなみに、前日は12:00前に天場は満杯だった、と。

小屋でしばし休息していると、時より青空が見えてきた。夕飯まで時間もあったので、仲良くなった同部屋のソロ登山客と一緒にヒマつぶしに山頂へ。濃いガスが影響してか、あれだけ混雑していた穂先に人がいない !?この繁忙期の槍の山頂に、我々3名のみ!しかも一瞬だが【ブロッケン現象】も見れた !!!  「いよいよ明日は【大キレット】だ。」
大キレットにて 北穂小屋に到着 涸沢手前にて 横尾で最後の夜
大キレットにて  北穂小屋に到着  涸沢手前にて  横尾にて最後の夜 
3日目朝、晴れ、御来光も満月も上々。良い出だしだ。しかし予報では「午後から霧、一時雨」、崩れる前に何とかキレットを通過したい。ターゲットを【北穂】に切り替え、いざ南岳へ。道中で幾度も振り返り、槍のその勇姿をカメラに収めた。
南岳山荘に到着して、クライミング装備を取り出した。子供にヘルメットをかぶらせ、シュリングでお互いのチェストやレッグに簡易ハーネスを付け、ロープで結び合う。
そう、ここからは【トレッキング】ではなく【クライミング】なのだ。・・と、そうこうしている内に辺りはガスで真っ大キレット白に・・!?

鎖や梯子を登り降りし、鋭角なリッジを超え、壁をトラバースする。互いの安全を確保しつつ、そろりそろりとロープを出す、引く。緊張の連続だ。良くも悪くも、ガスで高度感は薄れてはいたが、時より強い風が吹いて周囲が明確に見える事もある。切り立った痩せ尾根の上から足元を見下ろすと、遥か下界にうっすらとガレ場が見える。

自分達の置かれた状況を思い知る。小屋への最後のガレ場を登り始める頃からポツリポツリと雨が落ちて来た。レインウェアを羽織って登攀を再会する。岩は濡れて滑りやすくなる。ロープを握る手に力が入る。体は冷え、息も上がり精神的にも憔悴しきった頃、ようやく上方に小屋の明かりがうっすら見えてきた。深い安堵感が体中を満たして行く。

2つ目のミッションが無事終了した。キレットで我々を追い越して行った先行パーティの方々が、雨の中笑顔と拍手で迎え入れてくれた。昨日同様、既に天場は一杯だったが、ツェルトを張って自炊する気力は毛頭無かった。暖かい部屋で暖かい食事にありついて、高いビールを呑み、狭い部屋の狭い布団で、他人のイビキを聴き、そして、ささやかな眠りに就きたかった。

4日目、ガス多し。雨は上がっている。本日のミッションは『下山』。小屋のすぐ上の北穂ピ涸沢に到着ークから下山開始だ。念のため、涸沢までは再び補助ロープを使う。前日までの疲れと、少々の高山病(?)で子供の足取りが重い。(イタシカタナイか...)慎重にロープの弛緩を調整しつつ、ガレ場を降りて行く。その内、霧の下に涸沢のテント村が見えてきた。

涸沢小屋でゆっくりと休息して、カールの散策をしたり、雪渓で遊んだりして更に下山した。上高地の雑踏にも抵抗があったが、何よりも穂高連峰との別れが惜しくて横尾でもう一泊した。

翌日は昼前に土砂降りの上高地に着いた。安曇で5日降りに風呂に入り、穂高町でうまい蕎麦をたらふく食べて家路に着いた。
実にスリルとサスペンス(※)に満ちた大冒険であった。小学校最後の夏休みの【良い思い出】になってくれればいいが、本人は「しばらく山はいい」と言っている。(イタシカタナイか...)

今回の山行では【補助ロープワーク】が重要だった。昨年、藤坂ロックガーデンで受けた講習「補助ロープの基本使用方法」が、実践で大いに役に立った。
山岳会に入会して、本当に良かったと思えるのはまさにコレだ。(「さとう」さん、ありがとうございました!)

まだまだ身に付けたいスキルは“槍”程あるが、まずは【楽しく登り、無事に下山する】ための基本技術をもっと習得したい。


(※)サスペンス=大キレットで悪銭苦闘中に前方で激しい落石の音がした。程なくして『S.O.S !S.O.S! 誰かヘリ呼んでくれっ!』の声。
視界は最悪で、音と声だけが山中に響き渡った。不安を増幅させるアクシデントに躊躇してしまったが、救助に向かうにも助けを呼ぶにも、北穂小屋に向かうしか方法はなかった。
滝谷から取り付いてクライミング中の3人パーティが、3ピッチ目で浮き石を踏んで落石させてしまい、内学生1人が負傷した・・そうだ。我々がようやく小屋に到着した頃には、先行パーティの通報で既に救助が進行していた。
 

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8/7〜9    唐松岳〜五竜岳   記:「ともさん」
<メンバー>  「ともさん」、他(「りょうへい」)
実家の母と叔母を誘い連れての山行
。 母らは一緒にゴンドラで上まで行きそこで別れ栂池へ、以前泊まったことのある八方のホテルに泊まり次の日に遠見のアルプス平で合流した。
佐野田沼I8:00−更埴ICー八方11:30
八方ゴンドラ駅7:00−第一ケルン7:45−丸山ケルン10:00−唐松山頂小屋10:55−唐松岳山頂11:15−小屋11:30/50-五竜山荘13:55山小屋泊
山荘4:15−五竜岳山頂5:05/35−山荘6:25/7:25−大遠見8:55−中遠見9:30−小遠見分岐10:00−アルプス平11:00ーエスカルプラザからバス12:01−八方12:30−佐野18:00
母達と ガスの中の唐松岳  剣をバックに五竜山頂 白岳より五竜岳 
前夜雨の中高速を走りながら、不安定な天気が続いていたので明日からの天気を心配した。八方についてからトガスが晴れて五竜イレのある駐車場を探すのに30分うろうろしてしまった。なんてことはない八方の交差点のバスターミナル前にあったのだ。夕日に染まる山荘翌朝目を覚ますとガスの合間から山々が覘き天気は大丈夫そうだ。ゴンドラを乗り継ぎそこで母達と別れ登山開始。

ガスの中時折見える景色を眺め重い足を運んだ。
唐松岳の山頂はガスの中、全く展望が利かないので写真だけ撮り即下山。小屋にいた警備の人に昨日は1時には雷雨があったというので、急いで五竜へ向かった。

小屋からすぐ鎖場の連続でちょっぴりスリルがあり面白かった。下ったところの赤土にコマクサの群落があり白い砂礫で見慣れていたので珍しく思った。鞍部を過ぎ樹林に入ったところで大粒の雨。大の雷嫌いの私。鳴らないでぇ〜と祈りながらカッパを着込んで歩き出した。

しばらくして警備のお兄さんとすれ違い「雷大丈夫ですかね?」と尋ねた。「1時間は大丈夫だと思うよ。ここから
山荘まで40分くらいだから」と分かれて5分もたたないうちにゴロゴロゴロ・・・ヒェ〜〜1時間は大丈夫って言ったの大黒岳の鎖場不安で不安でたまらなかった。何もさえぎるもののない稜線の巻き道をガスの中必死に歩き雷も3回音を聞いただけですんだ。

遠見の分岐に来たときは胸をなでおろした。夕方小屋に警備のお兄さんが戻ってきて「すれ違ってすぐ雷が鳴ったからヤバイと思った」と笑いながら話してました。日暮れ近くガスが晴れ五竜岳が姿を現した。小屋からの五竜は迫ってくるようにドンと大きくそびえていた。
五竜唐松を囲むようにおもしろい形の積乱雲が発達し雲の間から光が見えた。翌朝はご来光を上でと思い4時過ぎに出発。雲ひとつなく快晴。吹き付ける風が冷たくて気持ちよかった。頂上からは剣、立山、鹿島槍、槍も笠も白馬もくっきりと見えた。山はやはり朝一番ですね。

小屋に戻り朝食をすませて下山開始。下りていくルートが見えているが長いなぁ。五竜、鹿島槍を振り返りながら下りるが、1時間もしないうちにガスが上がってきてしまった。
下りは暑くて脱水症状を起こしのどが渇いてたまらなかった。小屋で水をたくさん汲んできておいてよかったと思った。11時に母達と合流。一緒にゴンドラで下りた。お花畑も随所にあり天気にも恵まれ満足する山行だった。
 8/6〜7    槍ケ岳  記:「さかい」
槍ヶ岳 周遊登山
<メンバー>「さかい」、他1<妻>
<スケジュール>
8/6 天候 曇のち雷雨:小山〜沢渡〜上高地〜横尾〜槍沢〜殺生ヒュッテ(テント泊)
8/7 天候 晴のち雷雨:殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳山頂〜飛騨乗越〜槍平〜新穂高温泉〜沢渡〜小山
槍沢の美しい流れ 槍のシルエット 穂先にかかるハシゴ
槍沢の美しい流れ   槍のシルエット 穂先にかかるハシゴ 
<内容>
上高地から歩き始めて、横尾で山ガールともお別れ。さあ、槍沢小屋からが登りの本番だ!そこに雨が降ってきた。
ずぶぬれでへとへとで肩の小屋までは行けずに、殺生ヒュッテでテントにもぐりこんだ。槍の穂先にて

槍ヶ岳山荘(肩の小屋)、ヒュッテ大槍と比べると、見劣りする殺生ヒュッテだが、真下から見上げる槍ヶ岳は素晴らしい。
翌朝、早々に穂先に向かった。渋滞していたので、焦らずに景色を楽しみながら登った。

新穂高温泉へ下山したが、槍平小屋、滝谷避難小屋をすぎたあたりで再び雷雨にやられた。

新穂高から沢渡へは平湯乗り換えのバスで移動する予定であったが、バスに乗り遅れたためタクシーで移動。ほかのペアをみつけて4人乗車でもやや高い。
夏場午後の雷雨には注意しましょう。 

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7/25〜27   剣岳&大汝山、雄山   記:「さくらい」
<メンバー>「さくらい」 (他5名)
7/25 天候 曇り時々雨
小山3:00−室堂10:30−雷鳥平11:30−剣沢野営場14:30
会社の先輩方に誘われて、初の剣岳へ行ってきた。小山を早朝に出発し、立山駅からケーブルカ剣岳をバックにーとバスを乗り継ぎ1時間30分で室堂駅に到着。標高はすでに2450m。
バスから外へ出るとすごく肌寒く感じた。駅構内は登山客と観光客が混じり合い、独特の雰囲気を醸し出している。初日は、室堂駅→雷鳥平→別山乗越→剣沢野営場と進むが、別山乗越辺りから雨に降られ、野営場でも雨降りのテント張りだった。

7/26 天候 曇り時々雨
剣沢野営場6:00−剣岳山頂10:30−剣沢野営場14:00
午前3時起床、気になる雨はまだ止まず・・・結局予定より1時間遅れとなったが、幸いにも雨が止んでくれたお陰で出発を決定。歩を進めるうちに、剣の名に相応しい険しい山容がだんだん近づいてくる。どうみても2本足だけでは登れなさそうな急な斜面にファイトが沸く。
剣岳山頂実際一般ルートと言えど、気が抜けない箇所が多く適度な緊張感が楽しい。始終天気は悪かったが、念願のカニの縦ばいを登って山頂に着いた時の感激は大きかった。

7/27 天候 曇り時々雨
剣沢野営場6:00−大汝山10:30−雄山11:30−室堂13:30−小山21:00
本日も朝から雨、レインスーツに身を包み出発。雨で重くなった荷物を背負い、立山の最高峰である大汝山と三大霊山の雄山を登った。雄山で山頂の神社へ参拝後、下山の途中で小学生の立山登拝団体に遭遇。小さな登山家たちにエールを送り終えると、すれ違うのに30分を要していた。偉いぞ富山の子供たち、そして先生たちご苦労様です。

下山後、お土産屋で気になっていた塩ソフトクリームに舌鼓。疲れた体にさっぱり味のアイスが美味しかった。
最初から最後まで天候に恵まれなかったが、北アルプス北部を満喫した良い山行だった。 

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7/31    縞枯山(北八ケ岳)    記:「ひがの」
 (24年度市民ハイク偵察)
<メンバー> A班(「はしだ」、「まちこ」)  B班(「すぎと」、「ともさん」、「おおむら」、「なかがわ」、「ひがの」)

白水沢の予定を福島方面が大雨のため、24年市民ハイク偵察に変更する。30日 ピラタスロープウェイ山麓駅構内にテントを設営し、恒例の飲み会。
A班は麦草峠に車を回送し茶臼山に登る。
B班の5名は、8時ノロプウェイで山頂駅から縞枯、茶臼に向かう。朝からガスがかかり展望は効かず。
山頂駅に着くと雨が降出す。ゴーロの縞彼枯の登りは雨で滑りやすく登りにくい。市民ハイクでは少々心配。縞枯山荘から30分で山頂。

茶臼迄同時様な登りで30分。A班と合流し雨の中、五辻に降りる。予定では麦草峠まで下山し、ピタラスまで車を取りに戻る予定だったが、雨が強いため、「ひがの」、「なかがわ」がピタラス山頂まで戻り車を回収し麦草峠にむかう。タイミングよく下山してくる5人と合流。八峰の湯でフロにつかり帰路につく。

市民ハイクのコースとしては、足場が悪い事が少々心配だが、山頂駅、縞枯、茶臼、麦草峠、白駒池の縦走なら4時間少々の歩行時間。晴天なら八、北、南、中アの展望が利き、お勧めコースとしたい。 

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7/23〜26    聖岳〜易老岳   記:「よしだ」
(?)シオガマ  イワキキョウ
<メンバー> 「よしだ」
<スケジュール>
7/23 天候 晴  :小山〜便ヶ島駐車場 
7/24 天候 曇 :便ヶ島駐車場5:30〜6:10西沢渡〜11:40薊畑12:10〜1250聖平小屋
7/25 天候 晴のち曇  :聖平小屋4:45〜7:10聖岳7:45〜9:20聖平小屋10:00〜12:30上河内岳肩13:20〜14:40茶臼小屋
7/26 天候 曇りのち雨 :茶臼小屋5:35〜6:15茶臼岳6:20〜7:05喜望峰〜8:20易老岳8:40〜11:45易老渡〜12:15便ヶ島駐車場13:30〜20:40小山

7/24(土) 飯田ICから矢筈トンネルを抜け、2日前に復旧した林道を落石をよけながら便ヶ島に到着。
7/25(日)  夜半の土砂降りも上がり曇天の中出発する。西沢渡までの準備運動を経て、長いのぼりを薊畑まで登る。薊畑から上は霧の中,何も見えず。聖岳は明日にし花の写真を撮りながら聖平小屋に到着した。東俣林道が崩土箇所多数で閉鎖され畑薙側からの登山者がないため宿泊者が少なくゆったりできた。

7/26(月) ガスが懸かたり消えたりの天気の中、間食、水を持って聖岳に向かう。有難いことに小聖岳辺りから霧が晴れ、富士山、赤石岳、悪沢岳の見える山頂へ到着。ゆっくり展望を楽しんだ後、聖平小屋に下山。 途中、雨に降られたもの花を楽しみながら無事茶臼小屋に到着した。

7/27(火)  胃痛で眠れない夜を過ごし体調不良、光岳を断念し下山することにし出発。(リベンジするぞ) とはいっても、夜明けの見事な富士山を堪能した。 易老岳で食欲はないが、無理にお弁当をお腹に入れ、 なんとか易老渡までたどり着く。

便ヶ島までひと踏ん張りし、車を無事回収、 来た道を小山までひたすら走らせた。 なお、易老渡の駐車場は、最近車上荒らしが発生 しており注意のこと。 今日も前後しながら下山した登山者の車から 免許証が盗まれていた。 

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7/24    岩トレ(藤坂RG)    記:「つるみ」

 小山520‐藤坂RG 600‐1045遊楽々館‐佐野1130‐小山1300

 <メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」、「さだこ」、「つるみ」

先週の沢登りで感じた事『クライミング技術の経験と習得』を目標に、先輩方の計らいで今回は藤坂RGにロープクライミングの練習を行ってきました。今回のポイントは、“クライミング技術の基礎知識及びロープワークの訓練”です。

当日は、日中の猛暑を考え朝早く現地に到着。1番乗りかと思われたが、先着の1組が準備を始めていた。私達も荷物を置き準備に取り掛かる。岩壁を見上げながら“早く登りたい!!”そんな気持ちを抑え準備する。準備を終えると、「ウッチー」さんがトップでロープを2ヶ所設置する。設置を終えると、「わたなべ」・「ウッチー」班、「さだこ」・「つるみ」班の2班に別れて訓練開始。

最初は8の字結びから始まり、固定(クローブヒッチ)、半固定(イタリアンヒッチ)、ビレイ、セルフビレイと続く。1つ1つの動作を詳細に色んな方向から捉え指導される。“ただ単に覚えるのでは駄目、結び方を良く理解することが大切”確かにこれから数多くの岩壁を登るとするならば、その時々の場面で結び方を考えなくてはいけない。一歩間違えば大事故に繋がり兼ねない。

結び方を良く理解し覚えること、またそれを応用し、その時々の場面で色んな結び方が対応出来る事によって楽しいクライミングが出来ると感じた。何度か繰り返した後、「わたなべ」さんに確保してもらい岩壁を登る。「さだこ」さんは先に登り終了点で待機してもらっている。登りながら“一年ぶりだね”と岩壁に心であいさつをした。

岩はやっぱり楽しい!ホールドを確認しながら岩を掴む、つま先を置く、登る。終了点に到着しすぐセルフビレイをする。「さだこ」さんの指導のもと“ビレイ解除”と叫び、「わたなべ」さんがビレイを解除する。次に懸垂下降が出来るようザイルを巻き上げ、エンド部分を8の字で結び“ザイルダウン”と叫びロープを投げる。エイト環を安全環付カラビナに装着、ロープスリングを使いザイルに半固定(プルージャック)する。
その一連の流れの中でも、自分の立つ位置、ザイルの巻き方、ザイルの交差、カラビナ、エイト環へのザイルの通し方、セルフビレイの外すタイミングなど詳細に指導して頂いた。そんな時上では、
70歳台のパーティーが直壁を叫びながら登っている。“かっこいい〜イカしてるじゃん”と思った。

いつかやってやると思い、いざ懸垂下降開始!!最初は恐怖心がありギコチナイ動きだったが、皆に指導され体重を掛け、半開きの状態で足元を確認しながら上手く下降出来た。一年前、「なかじま」さんに指導されたことを思い出した。その後数回登り、懸垂下降とクライムダウンを行い10時を過ぎたあたりで終了した。
帰りは遊楽々館の温泉に入り、その後、美味しい佐野ラーメンを食べて来ました。“「わたなべ」さん、ごちそうさまでした〜!!”

今回、私の希望でこのような計画を起てて頂き、「わたなべ」さん、「ウッチー」さん、「さだこ」さんありがとうございました。これからひとつずつレベルアップ出来るよう頑張りたいと思います。今後共、御指導のほど宜しくお願い致します。

PS:佐川君と「なかの」君、次回は一緒に山行出来ることを期待してま〜す。

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7/24  朝日岳〜隠居倉〜茶臼岳    記:「ふくだ」

早朝那須に向かった。矢板から高速を使って峠の茶屋駐車場に4時半に着いた。数台の車とマイクロバスが停まっていたが、歩き始める人はまだいない。早朝のすがすがしい空気を吸って鳥居に一礼、登山道に入る。雲海が広がる影響で日の出が遅れている、その間に樹林帯を抜けトラバース道に着いた。

目の前に茶臼の斜面が真っ赤に染まっていた。それにしても早朝の山はなんて気持ちが良いんだろう。先週は重い荷物で苦しかったが今日は楽チン!1時間20分で朝日岳山頂に着いた。山をバックに花の写真が綺麗に撮れた。隠居倉に向かう登山道は刈払いがされ、歩きやすくなっていた。ニョホウチドリは花期を過ぎていたがそれなりに花を楽しんだ。湯けむり上がる三斗小屋温泉から多くの登山者が登ってきた。

峰の茶屋に向かう途中から右に折れ、沼原方面に進む。沢をいくつか越え最低標高1420mに下った後登り返して姥が平に到着。ガスが多くなり噴煙と混ざりあい景観は良くなかった。牛ヶ首からロープウエー方面に向かい折り返して茶臼山頂へ。多くの登山客(夏休みに入り子供の姿が多かった)が休憩する間を縫って火口縁を回ってから下山した。(4時30分〜11時30分 7時間) 

7/17〜18   社山(上野島尾根)    記:「ふくだ」

17日午後から出かける。順調に走っているな〜と思ったら残念!明智平の渋滞につかまり通過に1時間かかった。テントと水BR500×2担いで阿世潟へ17時30分着。テント設営し夕暮れの中禅寺湖を眺めながら夕食、8時就寝。

4時起床、穏やかな中禅寺湖がモルゲンロートに染まる。男体山と茶の木平の間に太陽が出る。湖畔を上野島尾根取り付きまで歩き、登山開始。急登が終わるとシャクナゲ藪が行く手を阻む。鹿道に誘導され、巻きながら1500m付近に達するとシャクナゲが終わり気持ちの良い尾根に。1540m鞍部から笹が始まるが丈の短いミヤコザサは膝から腰程度で問題ないが、露に濡れているので困った。

1700m付近はゆったりとした笹原が広がり、中禅寺湖の先に奥日光の山並みが広がり気持ちの良い場所だった。1740mで縦走路に合流し社山へ。単独の登山者4〜5人と出合う。下りは50分で阿世潟に着いた。あまりの暑さに中禅寺湖へ飛び込む。クールダウンして車に戻った(荷重15〜17キロ) 

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7/23〜24   大滝沢(沢登り)   記:「ひがの」
23日 18:30 鹿沼発  <現地にて幕営>
 
24日 7:30入渓 13:00登山道 14:30 滑川温泉 18:30 鹿沼着
 
気持ちのよい晴だが少々涼しい感じがするが橋のたもとから入渓。ナメの美しい沢だ。
滝、ナメと気分よく遡行すると大滝の雄姿が現れる。迫力満点の大滝を見ながら右岸を高巻く。人気の沢だけに踏みあとがしっかりあり、潅木に助けられながら急登する。

2箇所のトラバースは念のためザイルをフィックする。
ナメ、滝と交互に楽しみホラガイ沢の二俣を過ぎ、10mの滝は、前回は倒木を利用したが今回は左岸を巻く。
お楽しみの滝壺の泳ぎは今日は少々水が冷たい。雨が降出すが濡れた体には苦にならず。

大石のゴーロを登りつめ、コケの張り詰めた岩を越すと登山道だ。雨もあがり荒れた登山道をを下山。滑川温泉にて汗を流す。
猛暑の続く先週に、涼しい沢に行きたいと計画したが、今日の爽やかな沢も素晴らしい。楽しい遡行が出来た1日でした。 

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 7/16〜17  白水沢・左俣  記:「つるみ」

<メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」(「なかの」)、「さだこ」、「つるみ」
7/16
 佐野2000‐キョロロン村脇駐車場2120‐(泊)

7/17 起床500‐大黒屋脇駐車場645‐白水沢入口715‐休憩820‐休憩930‐二俣1000‐休憩1030‐登山道1300‐大黒屋脇駐車場1455‐ちゃぽランド‐佐野1730

先週10日、谷川ケサマル沢は前日の雨による増水の為、人生初の沢登りは、あえなく中止となってしまった。渡辺リーダー邸に無事到着し、早々と次回の山行計画を予定した。皆の休日予定が中々合わず、最終的に本日のリベンジで再度沢登りをお願いした。
出発前日、梅雨明け宣言が発表され当日が待ち遠しい。当日は仕事が遅くなり、
2000に「わたなべ」邸に到着。皆準備を済ませ待っていてくれた。申し訳なく早々に荷物を積み込み出発。

東北自動車道より白河
ICを降り甲子温泉手前のキョロロン村脇駐車場に到着し早々に懇親会に入る。色々な話題で盛り上がり、アっという間に0時をまわってしまった。山行も楽しいが、この前夜の懇親会も楽しみの一つである。明日は5時起床。晴れることを願い就寝。

予定通り500起床。晴天なり。清々しい朝を迎えられ沢登りには最高の日と感じた。

645大黒屋脇の駐車場に着き、早々に準備を行う。前回「ウッチー」さんより荷物のパッキングを教わり今回はスムーズに準備が出来た。いざ出発。白水沢現地に到着し、早々6mの白水の滝が登場!!ワクワクする反面、気を引き締めなくてはと思った。ビレイしてもらいながら登る。
途中自分なりにセルフビレイをするが、誤った使用で「さだこ」さんに指導を受ける。使い方ひとつで事故に繋がる。色々な使い方を説明され勉強になった。沢登りは楽しいが一歩間違えば大事故に繋がることを認識した。

白水の滝を過ぎると緩やかな沢が続く。水は気持ちの良い冷たさだ。前進すると8m、10mと滝が続く。コケの生えている岩はフェルトの靴底でも滑ることを認識した。滝が3段続く手前で休憩する。「わたなべ」リーダーがいきなり滝に寝そべり皆同行。同じポーズをとり写真をパチリ。気持ち良いシャワーで夏を満喫する。

二俣まで来ると、水量がかなり減りガレ場が続く。最後の滝はかなり足場が悪く、「わたなべ」リーダー、「ウッチー」さんがサイドから登り、ビレイしてもらいながら登る。高さが有り恐怖心もあったが、1つ1つ安全な岩を確認しながら登ることが楽しく感じた。ただ、後から来た「なかの」君はかなりのスピードで難無く登って来て凄いな〜と思った。

滝を過ぎるとガレ場からササヤブへ・・・。ヤブこぎはやっぱり大変・・・。登山道に着く頃には皆ヘトヘト。お腹も減り即休憩。沢靴からジョギングシューズに履き替え(チョットすっきり)登山道を下山する。
1時間程で大黒屋脇の駐車場に無事到着。服が乾かず青空の下着替える。帰りはちゃぽランドで温泉に浸かり、定番のソフトクリームを食べ、すっきり気分で帰宅する。

今回沢登りを経験して感じたことは、正しい知識を身につけなければいけないこと。要所でビレイしてもらいながら、どの様に行っているか注意して見ていました。自分もロープワークが出来るよう勉強したいと思うし、クライミング技術をもっと経験し習得出来る様頑張りたいと思います。知識を身に付ける事で、もっと楽しい沢登りが出来ると思いました。

「わたなべ」さん、「ウッチー」さん、「さだこ」さん、色々と御指導頂きありがとうございました。次回もまた、宜しくお願い致します。

PS.「ウッチー」さんの大学の後輩の「なかの」君、そして今回出席出来なかった佐川君、また一緒に沢へ行きましょう。

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7/17〜18  コザ池沢(奥鬼怒)    記:「さかい」
コザ池沢出合の滝 美しいナメ 魚止めの滝
コザ池沢出合の滝  美しいナメを行く  魚止めの滝、シャワークライム 
<メンバー>  「さかい」、他1<「いなば」>
 
<スケジュール>
7/17 天候 晴:小山〜女夫渕温泉駐車場
7/18 天候 晴のち曇:女夫渕温泉〜コザ池沢出合〜鬼怒沼山〜鬼怒沼〜日光沢温泉〜女夫渕温泉
 
<内容>
女夫渕温泉からスタート。奥鬼怒温泉郷に向かうハイキング道を50分ほど行くと、コザ池沢の出合だ。最初からV字に削られた岩から流れる美しい滝だが、これは登れないので、山肌を巻き、その先は、沢に沿って遡行する。岩盤の上を水が流れるナメに、木漏れ日がさしていると非常に美しい。

途中、コザ池ノ滝、魚止滝があったが確保せずに進める適度なシャワークライム。インターネットでもヒットしないようなマイナーな沢だが、なかなか快適な沢だ。水量が減り、尾瀬につながるスーパー林道にでた。沢登りだけ楽しむなら、ここからスーパー林道を下れば、お手軽山行になる。今回は鬼怒沼山の稜線まで、沢を登りつめて、ピークハント。鬼怒沼、奥鬼怒温泉郷を経て登山道で下山してきた。 

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7/6〜8   唐松岳、五竜岳   記:「ささき」
<メンバー> CL「atsushi」、「ささき」
<スケジュール>
7月6日(水) 小山(22:00)―白馬村(25:15)
7月7日(木) ゴンドラリフト乗り場(08:00)―(ゴンドラ・リフト)―八方池山荘(08:45)―八方池(09:45)―丸山ケルン(11:25)―唐松山荘幕営場(12:30)・幕営―唐松岳頂上(15:40)
7月8日(金) 起床(03:05)―唐松山荘発(05:05)―五竜山荘(07:15/07:30)―五竜岳(08:15/08:45)―五竜山荘(09:20/10:00)―テレキャビン山頂駅(13:45)―(ゴンドラ)―五竜スキー場下部(14:00)
<内容>
7月7日(木)曇のち雨
夜行移動、白馬にて車中泊。前線通過に伴い、夜中は雨が降る。覚悟していたが天候が不安だ。索道の営業時刻に合わせて行動開始し、八方池山荘から歩き始める。雨は上がったものの、濃い霧で視界が利かず、景色は殆どない。ただ、登山道の空気がとても清涼で、一呼吸ごとに体が浄化される様だ。普段なかなか目を配ることのない高山植物の花や新緑が楽しめ、雷鳥にも遭遇。時折晴れ間ものぞく。やはり来て良かった。

唐松山荘手前で雨が降り始める。主稜線上が岩場である事も考え、翌日の天候回復を祈って唐松にて幕営。流石の人気小屋も平日で宿泊客は無かったが、予約の電話がひっきりなしに掛かっていた。午後、雨の切れ間を縫って唐松登頂。去年のGWに残雪の上を登った「atsushi」さんの話を聞き、行ってみたい気持ちと怖い気持ちが半々。天候回復せず、夜にはテントが雨と激しい風に曝される。

7月8日(金)晴れ時々曇天候回復。風は依然強く、立山方面からの雲の流れが速い。眼下に雲を見ながら、慎重に稜線を行く。油断すると風に煽られ、よろめいてしまう。流れる雲が切れると、立山連峰や、遠くには槍の穂先も見え、涼しく心地の良い縦走路だ。五竜山荘からは荷物を置いて五竜岳ピストン。小屋では入山したばかりだというスタッフさん達が平日のゆったりとした時間を過ごしていた。

下山道の遠見尾根に入った途端、風が消え、急に暑くなる。例年より2週間ほど遅いという残雪が所々夏道を隠しており、アイゼンが活躍。前日の雨で残雪上のマークも消え、ルートも分かり難い。我々も一度コースを外れてしまったものの、「atsushi」さんが地形を見てすぐに気が付き、戻る事ができた。

流石の状況判断、自分も見習いたい。雪が消えてからは、緩やかな尾根を下り、観光客で賑わう五竜スキー場へ下山。木金休みになってからの初の山行。天気も回復し、北アルプスらしい快適な縦走ができて、ラッキーだった。「atsushi」さん、ありがとうございました。

「atsushi」記す
 「ささき」さんとは、去年、常念岳に初めて一緒に縦走した。そのときより、岩場での身のこなし、雪渓の歩き方、幕営地での生活など、ここ1年、積極的にいろいろな会山行や講習に出ることによって成長していると思った。私もまだまだ未熟なので、いろいろ経験することによって安全な登山を目指そうと思う。PS.五竜山荘のブログに載っている、「小山山岳会」とは我々の事です。五竜山荘のスタッフさん気づいたら訂正してね。 

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7/15〜18  立山 & 大日岳   記:「くりさん」
雄山にて   豪勢な晩餐 剣本峰を臨む 

 (メンバー)「ほんだ」・「ほんだ康」、「おがわ憲」、「ほんごう」、「くりさん」、他1<「はたなか」>

1.7月15日 快晴 (「ほんだ」・「ほんだ康」、「おがわ憲」、「ほんごう」、「くりさん」)   ・「ほんだ」宅 13:00集合、持参物を振り分け3:30出発  ・立山駅前駐車場着 19:00   テントを張り、蕎麦打ち、地震と放射能の世間話を肴に1升のビンが空く。就寝 22:00

2.7月16日起床 4:00 快晴   「はたなか」さんが合流し、立山駅6:00始発のケーブルカーに、美女平から高原バスに乗り継ぎ室堂に7:10着  ミクリガ池を右手に下り、雷鳥沢へと下り雷鳥沢テント場に8:05着。二日間の居城を2棟造る。

9:00 行動食をほお張り、本日の立山連山ルートに向う。残雪を中踏み、沢を渡り、一の越(2700m)に10:45到着し大休止。11:00 標高差約300mの急登を一気?に、雄山(2992m)に。そして昼食後の記念撮影。遠景、眺望よく槍ヶ岳、笠ヶ岳が見える。    

・ 雄山より立山連山の最高峰、大汝山(3015m12:43 ⇒ 富士の折立(大休止)  真砂岳 ⇒ 別山(874m)まで14:33に着た(大休止)。目の前に剱岳、眼下には剱沢キャンプ場が見える。テントの数でも、この山の人気の高さがよく判る。「点の記」で4等三角点を建てたというP2880mまで足を伸ばす。そして途中のハクサンイチゲに癒される。

後は剱岳 さぁー、もうひと分張りと別山乗越には、
15:30着(大休止)。これより、直登を一気に下り雷鳥沢の居城に到着したのは16:43だった。本日の山行は7時間43分。本日の夕食は雷鳥沢での超豪華BBQハクサンイチゲきょうの完歩にビールで乾杯。どうだぁ〜。でも食べ切れず、偶然にも結城市から来たお兄さんに御裾分け。 

3.7月17日 奥大日岳ピストンの山野草散策ルート
起床 5:00 本日も快晴朝食はラーメン、私はラーメンに昨夜残したアルファ米を入れて食べた。 山ではこのシンプル料理?が非常に美味い。・ 本日の計画は、昨日のルートと比較すれば楽ちんな山行になる。・ 6:20 出発。大日岳連山の尾根に向って雪渓を登る。振り返れば昨日登った立山連山がよく見える。我ながらよく登れたものだとちょっと満足。

尾根に出るとハクサンイチゲ、チングルマ、シナノキンバエ、キヌガサソウ、 コバイケイソウ、ハクサンチドリなど等、たくさんの花たちに出会い、撮影ながらのゆっくりペースとなった。・ ここで「おがわ」さんは大日岳まで足を延ばすことに。
7:00ころだったか。・ 我々5人はすっかり撮影会モード。 ・ コバイケイソウ群の中にニッコウキスゲ?かな。青空によく映える。

大日岳連山の最高峰p2611mを経て、9:22 奥大日岳(2606m)に到着。山行に手頃なのか、大勢の登山者で賑わう。また剱岳もよく見える。・ 昼食をとり、下山道ではクロユリに出会うことができた。超キスゲ感激なり!・ 12:45 雷鳥沢テント場に帰ってきた。そしてたった15分遅れで大日岳まで 行った「おがわ」さんも戻ってきた。我々の2倍は歩いているだろうに、この健脚に 感服する。

本日の夕食はキャンプの定番、全員でカレー作りに取り掛かる。 当然レトルトでなく、「ほんだ」さん拘りのオール手作りとなる。更には海鮮にオレンジを合えたミックスサラダが付く。これも美味い。そして酒宴となる。明日は帰るだけと気が緩んだかエンドレス状態。 健脚もさすがながら皆さん酒も強いわぁー。 お先にお休みしまーす。


4.7月18日 曇り 帰途へ
5:30 起床。 モーニングコーヒーで昨夜の酔いを醒ます。正確ではないが、この3連休でテント数は100くらいはあっただろうか。朝陽がカラフルなテントに射して彩がきれいだ。
7:10 地獄谷経由で室堂へ移動。8:40 高原バスに乗る。美女平を経て立山駅駐車場に戻ったのは9:30だった。駅前で遅めの朝食を食べ、近くの温泉ホテルで3日間の汗を流す。ここで「はたなか」さんと別れ、12:40 帰途につく。

17:40 「ほんだ」宅に無事戻ってきた。「ほんだ」さん、皆さん、往復の運転もせずお世話になりました。天気と良きメンバーに恵まれ、そして勉強することも多々あり、有意義な3連休が楽しめました。ありがとうございました。お蔭をもちまして約180ショットを撮ることができました。 

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7/10〜17  南ア・深南部の山々・U    記:「いしかわ」
<メンバー>  「いしかわ」
深南部の特長で全ての山で360度のパノラマがなかったのは予定どおり。長野県、静岡県も朝方は入笠山のあやめ25℃以下に下がるが、日中から夜は結構暑かった。(しらびそ峠のホテルは別格だったが) 笊ヶ岳は登山路の大きな崩壊のために今回中止。山頂から南アルプスの聖岳と赤石岳の両横綱の雪冠の勇姿を見るために来年5月を予定。
1)7 / 10  (日 )  入笠山 2h
   林道の進入規制中でたまたま今週は対象外で山頂近くまで入れた。山頂ハイクであやめの群奥茶臼岳山頂落を楽しむ。

2)7 / 11  (月)  奥茶臼山   しらびそ峠―尾高山―奥茶臼山   往復7h15m
  標高1822mのしらびそ峠から奥茶臼山2473mまでの640mの山行。しらびそやコメツガの倒木の苔生した樹林帯の中の山行で気温は30℃を越えていたが、涼しい環境。塩見岳、荒川三山、赤石岳が途中、木々の間から見えた。しらびそ峠は夜は16℃で寒かった。出会った登山者は男性1名。
池口山遠望
3)7 / 12  (火)  池口岳    大島―登山口―黒薙―池口岳   往復9h30m
  百名山の光岳の南側に在る山。距離があるので早めに出発。途中、2つの大きな薙(ガレ場)と熊伏山登りっぱなしの急な尾根登山が特長。会った登山者は2人連れの男性。

4)7 /13  (水 )  熊伏山         水窪―登山口―青崩峠―熊伏山    往復3h45m
  青崩峠までは石畳が今も残る「塩の道:秋葉街道」を登る。峠からは距離は短いが急登。単独の静かな山旅。

5)7/14  (木 )  黒法師岳         水窪戸中ゲートー(林道)−日陰沢―登山口―黒法師岳の三角点黒法師岳    往復8h30m
  水窪ダムから8kmの砂利道の林道を一般車進入禁止のゲートまで進んで、更に6km歩くと登山口となる。ここも登り一辺倒の急登の連続。山頂にある一等三角点の十字のマークが「十」でなく「×経ケ岳のヒメサユリ」になっているのはここだけで、マニアには人気のある山であるらしい。4月に登った前黒法師岳が山並の奥に見えたのは記憶も新しく、嬉しかった。会った登山者は男性3人。

6)7/15(金) 急遽、経ヶ岳を加える。仲仙寺ー5合ー7合ー経ヶ岳   往復6h15m
  距離が長いだらだらの登りが続く。ヒメサユリ、タテヤマウツボ、クガイソウが登山路で見られた。 会った登山者は6人。

7)7/ 16 (土 )  櫛形山   池の茶屋林道登山口―奥仙重(三角点)−櫛形山ー裸山―アヤメ平檻の中のアヤメ       往復3h30m
  あやめで有名な山と期待して登ったが、乾燥化なのか鹿の食害によるものか確かではないが、ほとんど見られず、残念であった。また土曜日なのでハイクの人で駐車場には車が止められない物と思っていたが30台くらいで拍子抜けであった。

8) 7/ 17 (日 )  七面山         羽衣―東山道―七面山―奥の院―角瀬   周遊 7h
  休日でもあり、宿坊で過ごす人が結構多く、信仰心の深い信者が多いなとの感想を持つ。信仰心のほとんどない私はその横を真っ直ぐ七面山の山頂方向を見ながらとおり過ぎるしかなかった。 

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7/13〜15  甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳   記:「おちあい」
 槍、穂高を遠望 甲斐駒ケ岳   仙丈ケ岳

<メンバー>  「おちあい」 他1人

コース  13日  北沢峠北沢駒仙小屋(13:00着) テント泊
       14日  キャンプ場(5:15)〜仙水峠〜駒津峰〜甲斐駒ヶ岳(8:50〜9:10)〜キャンプ場(12:30)
       15日  キャンプ場(4:15)〜小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳(8:00〜10)〜キャンプ場(11:00)

北沢駒仙小屋キャンプ場をベースに、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳をピストン。2日とも天気に恵まれ、大パノラマを見ながらの山行、
さらに、仙丈ケ岳の稜線では2度雷鳥の親子に出会い夏山を満喫しました。 

7/9〜11  大朝日岳〜以東岳〜大鳥池   記:「ふくだ」
ヒメサユリ ヒメサユリ
ヒメサユリ  ヒメサユリ   大朝日岳の稜線を振り返る 

<メンバー>  「ふくだ」、他
梅雨明け目前の朝日連峰(34キロ)を二泊三日で縦走しました。背中の荷物は重かったけれど、花、景色、大朝日小屋からの夕景コンディションすべて満足でした。

第一日 古寺鉱泉〜小朝日岳〜大朝日岳(大朝日小屋泊)
第二日 大朝日小屋〜西朝日岳〜竜門小屋(遠藤氏に再会、BR仕入れる)〜寒江山〜三方境〜狐穴小屋〜中崎峰〜以東岳(以東小屋泊) 
第三日 以東岳〜オツボ峰〜三角峰直下〜大鳥池〜泡滝ダム 

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7/2   竜巻山、前女峰   記:「いしかわ」
アズマシャクナゲ  前女峰からの女峰山  ヤマツツジ 
女峰山周辺の山への単独山行。
天気は曇りで、山歩きにはちょうど良い。志津峠から馬立経由で唐沢小屋へ。
・竜巻山
小屋からニ荒神社方面への道を南下して20分、地図にはピーク2224mしか乗っていないヤブ山/竜巻山に向う。道から右側まもなく、笹のなかを山頂らしきピークに到達。頂標もない雑木に囲まれた小さな広場。
・前女峰
唐沢小屋まで戻り、東方向に見える山頂を目指す。もちろん道はなく、コメツガとシャクナゲがはびこる低木帯をなるべく低木の少ない場所を捜しながら、蛇行する。山頂から10mくらい南側の尾根に到達。この尾根の東側は雲竜渓谷の上部だが、霧で見えない。時々その方向から雷?、工事重機の音?、崖崩れの音?が聞こえたが、不確か。尾根を北登するとピーク2360mに着く。ここが山頂らしいが地割れが見える山頂は広場になっていて、ハンノキやシャクナゲ、クロマメノキなど咲いていた。

ここも頂標はなく、ケルンがあるのみ。霧が切れた瞬間に北側に大きな女峰山が見えた。帰りは女峰山、帝釈山、富士見峠、馬立経由で志津峠に戻る。まだ、シャクナゲ、山ツツジの咲いていた約9時間の山行でした。途中出会った登山者は2グループ。志津峠には男体山登山者の車も含めて、8台駐車あり。 

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 6/19   庚申山・東尾根  記:「ほんごう」
笹原登り シロヤシオ群 コウシンソウ シャクナゲ
 笹原登り シロヤシオ群  コウシンソウ  シャクナゲ 
<天候>曇り      <メンバー>「ほんごう」、「くりさん」、他1
<コースタイム>小山4:00発ー取り付き点6:30発−東尾根主稜9:05着−庚申山11:35着(大休止)−庚申山山荘13:05−取り付き点14:55
<内容>
今回のルートは私達以外に入山者が極めて少ないことが予測され、熊鈴を付けて登山開始となる。取り付き点より営林用の道を辿り、途中から道無き急登となる。途中、山ツツジの群落の花が見シロヤシオ頃を迎えていた。
笹原に出ると傾斜が変わり登り易くなる。取り付き点から2時間半で庚申山東尾根・主稜に出る。山行前は『シロヤシオが咲き終わっているのでは』と諦めていたが、花の時期に間に合った。笹原に咲くシロヤシオが幻想的で良い。なだらかな尾根をシロヤシオを堪能しながら歩く。

中倉尾根との合流は、前回藪漕ぎを強いられたが、今回はルートファイディングが上手く行きスムーズに入った。次に現れたのはシャクナゲ群。今年はシャクナゲも花付きが良い。一週間前が見頃だったようだ。
庚申山の頂上が近付くにつれ、人の声が聞こえてくる。私達3人の静かな山行も、ここで終了。山頂で昼食をとる。

帰りに、頂上直下付近にある見頃を迎えたコウシンソウを写真に収める。庚申山山荘ではクリンソウが咲いていた。
今年は庚申山付近の花が一気に開花したようで、花尽くしの山行となった。注意:庚申山・東尾根は、登山道無し。ルートファイディングと読図を要する。 

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6/17〜18  浅草岳〜鬼ケ面山   記:「ふくだ」

<メンバー>  「ふくだ」単独       天候 高曇時々晴れ間のち雨)

浅草岳には過去5回トライしている。初めて登ったのは986月、今回と同じ田子倉口からだった。団体山行であったが、標高の低い割にえらく急な登りだな〜という印象が残る。その後山スキーで3回訪れうち一度だけ入叶津側から山頂に達している。山開き登山では電車で田子倉までひと鬼ケ面の岸壁駅乗車、入叶津まで縦走後バスが迎えに来てくれた記憶がある。この山に訪れる度に雪を被った鬼が面の絶壁に感銘を受けていた。その峰を辿る登山道がある事を知り、いつか歩いて見たいという思いに駆られていたが、今回やっとその思いが叶った。

17日午後発、山王峠を越え〜ちょっと寄り道〜木賊温泉岩風呂でひと風呂浴び只見ヘ。六十縦走路は岸壁を見下ろしながら里越トンネルを抜ける頃には夕闇が迫っていた。20048月、W氏と二人、前毛猛山をピストン、暑さと藪コギでボロボロになり下山後沢に飛び込んだ・・・思い出の駐車場でゆったりと一夜を過ごした。翌朝4時起床、チャリをデポし田子倉登山口に移動、5時、登山開始。来週が山開きという事で幽ノ沢渡渉点には冬の間外されていた橋が架かっていた。
ブナの巨木の間を抜け高度を上げて行くと田子倉眺めに到着、尾根に合流すると視界が開ける。薄日も差す、まずまずの天気だが、水蒸気が多く湖面は霞んでいた。ここから標高差700mを登らねばならないが、鬼が面山の岸壁を眺めたり、写真を撮りながらの登りは楽しいものだ。急登が終わり笹尾根になると
830分、山頂に到着。すでに五味沢方面からの登山者が3名到着していた。

前岳までの北斜面には大量の残雪が残っていた。雪渓を歩いているとザックにスキーをハの時に背負った若者二人に出合ったが・・・?滑れる場所は少なそうだ。前岳から最低鞍部1390mまで急下降となるが、小さな登り返しが続く。痩せた県境稜線は福島側と新潟側で全く異なる様相を呈している。福島側はスッパリと切れ落ち一歩たりとも踏み外す事はゆるされない。新潟側はごく普通の尾根と、残雪が残る沢が麓へと続くのが見える。五味沢から簡単に登れる登山道がある事も納得できる風景だ。

ムジナ沢カッチ(1452mピーク)
940分着。この前後が縦走中の核心部となる危険個所と思われた。ここから見る鬼が面山北面の雪形が特徴ある形をしていて印象に残った。(田子倉尾根からは見えない)北岳のピークは登山道から少し西に行った所にあるが、藪に覆われた西尾根の始まりとなっていた。登山道脇にはシラネアオイが咲き、雪解け跡には赤いショウジョウバカマ、カタクリ、シラネアオイ、キクザキイチゲ、キスミレ、等が見られた。鋭い岸壁の草付きに可憐な花も見られた(帰ってから、撮った写真を拡大して見たら白いのはハキサンイチゲ、ピンクがユキワリソウと判明)。楽しみにしていたヒメサユリは蕾が膨らみ、いまにも咲きそうだが・・・。

1030分鬼が面山頂に着くと雨が降り出して来た。ここまで来ると緊張感から解放され、登山口に向かって下るのみ。登山道も踏み跡がしっかりしてきているので、鬼が面山までピストン者は多いようだ。1115分南岳を過ぎ、少し雪渓上を歩く。せっかくなので担いできたBRを雪で急速冷蔵、一息ついた。ダラダラと下って行くと1150分吹峠分岐着。地図で見るとちょうど真下を只見線の長いトンネルが通っている所のようだ。送電線鉄塔を左に見てさらに下ると鬼面反射板が二基並ぶ間を抜ける。最後の鉄塔脇を通過すれば六十里越峠で、ここは平らな草地となっていた。雨でぬかるみ始めた道をさらに下ると舗装道路が見えて1245分登山口に着いた。

いよいよ田子倉目指して自転車にまたがり六十里越トンネルに突入する。雨中の自転車下りは初めてなので、ブレーキが効くのか?心配だったが、それは無用だった。長いスノーシェッドが続くので助かったが、白沢トンネルは全く照明がなく、自転車のライトでは蛍の光程度?距離が短いので助かった。チャリの威力はさすが、
8キロ、25分で車に戻れた。帰路は迷った末、小出から最後の1000円高速?利用で、北関東自動車道上三川宇都宮ICまで走った。時間は短縮されたが、距離は80キロほど余計に走らされた。520分家に着くと一日早い父の日プレゼントが迎えてくれた。
 

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6/11〜12  未丈ケ岳    記:「わたなべ」
 沢の渡渉3回  稜線を行く  ツバメオモト 山頂にて 

<メンバー> 「わたなべ」「ウッチー」、「ながおか貞」、 「つるみ」

登山口7:00-松の木ダオ8:55-05山頂11:00−:40―松の木ダオ12:45:07−登山口14:07

日曜日の天気予報は、雨予報が、梅雨前線の南下で、曇り時々晴れ模様なので、登山口に向かう。前夜は湯之谷道の駅で車中泊の宴会で大いに盛り上る。

奥只見シルバーラインの、トンネル中間付近のシャッターを開けると、間もなく、未丈ヶ岳の登山口です。7時に出発、間もなく3ヶ所の沢の渡渉に苦労する。靴を濡らしてしまった方もいました。標高差1000m、4時間の、登りだが、意外と難所が多い、岩場のクサリ場や、崩落している箇所も幾つかある。でも登山道の所々に、高山植物の、イワカガミ、イワウチワ、コブシ、アズマイチゲ、
1300mではカタクリなどが可憐に咲いて、心を癒してくれます。

頂上に着く頃には、展望も澄みわたり、越後三山、丹後山、大水上山、荒沢岳、などが残雪を笠に連なり、素晴しい山並みに、皆、感動の様子でした。今度来る時は、是非、縦走したいそうです。頂上直下の大雪渓で昼食を取り、下山する。

小出インター近くの薬師の湯に入り、帰路につく。  

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 6/4〜5  富士山(スキー)   記:「さかい」
<メンバー> 「さかい」、他2
 
山頂直下の斜面<スケジュール>
6/5 天候 晴のち曇: 富士宮口新五合目〜富士山 剣ヶ峰〜富士宮口新五合目山頂(剣ケ峰)にて
 
<内容>
前日夜に富士宮口新五合目に入り、高度順応して当日のピストンに備えた。
兼用靴をはいての長い登りは初めてだったが、しっかり可動しストレスを感じない。7合目から雪がでてきて、高度に順応しながらゆっくりと登った。頂上は6月といえど、雪と氷の世界。火口にエントリーしているつわものもいた。

さあ、待ちに待った富士山滑走。板を落とさないように慎重に装着し、滑り出す。さすがに登りの疲労か、高度か、スキーで滑り降りるのも大変だったが、ほどよいザラメの雪質を7合目まで楽しんだ。 

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 6/4   三峰山  記:「かとう」
メンバー / 「かとう」、「ささき」      コースタイム / 4時間

快晴の中、GPSのフィールド実習をかねて、久し振りに里山歩きを楽しんだ。
森の中ではGPSの感度が悪く、受信できない場面が多々あったが、先週講習を受けたばかりなので、会のガーミンの操作方については、「ささき」さんは大分慣れてきたようだ。

因みに僕は、自分の携帯電話のGPSアプリを起動させていたが、こちらも充分に機能したので、バッテリー問題を除けば、山でも大いに活躍してくれそうだ。

森は丁寧に整備され、木漏れ日や新緑が眩く、軽くトレッキングするには最高のコースではあるが、山道は雨上がりで滑りやすく、鎖やロープ等がフィックスされた箇所もあり、里山でも侮れないなと思った。山の南側一帯が採掘場になっていて、終始重機の騒音が聞こえて来るのには閉口した。 
6/6   甲子〜那須縦走   記:「ふくだ」

昨年秋に甲子トンネル入り口から坊主沼避難小屋まで偵察して来た。本日未踏の坊主沼避難小屋〜鏡ケ沼分岐間を歩く事にした。
車二台なら縦走はたやすいが、チャリでやるには・・・?考えた末、白河高原スキー場跡に駐車、チャリで甲子トンネル入り口まで移動すれば・・・。長さ1000mクラスの登り坂トンネル二つにしごかれ、30分と目論んだ所、1時間かかった!甲子トンネル入り口に着いた時点で汗だくでした〜!

10時半頃まで小雨交じりだったが、坊主沼避難小屋で休憩した後、天候が回復し晴天となった。須立山は小さな山だが甲子方面から見ると綺麗な三角形をしていて素晴らしい。鏡ケ沼は青々とした水を湛え静寂を保っていた。三本槍に着くと平日にも関わらず多くの登山客でにぎわっていた。

分岐で赤面山方面に別れたが、スダレ山の斜面には大量の残雪があり、トラバースに難儀しました。赤面山で那須連山をゆっくり眺め、荒れ果てたゲレンデ跡を下山。ミツバツツジ、白ヤシオ、シャクナゲが見ごろでした。

(坊主沼避難小屋までの新道は地元山岳会が登山道を整備してくれているが、そこから須立山までは笹に覆われ、雨の日は濡れる。)白河高原スキー場から周回9時間かかった。

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 6/1   鞍掛山〜赤岩山   記:「つるみ」
赤川ダム出発地点 鞍掛山 古賀志山 赤岩山
赤川ダムを出発  鞍掛山  古賀志山にて  赤岩山頂 

下野市600‐森林公園駐車場730‐鞍掛山登山道入口810大岩910‐鞍掛山山頂920‐休憩1100‐古賀志山山頂1300‐御岳1340‐赤岩山1425‐風雷神社入口1500‐森林公園駐車場1600

<メンバー>:「さとう」、「つるみ」

希望していたコンパスの使い方と地図読みを指導して頂くことになり、古賀志山周辺の山を御岳より縦走路を振り返る縦走してきました。当然のことながら、カシミールで地図を打出し、コンパスと共に持参。森林公園に到着し、準備開始。持参した地図と「さとう」さんの地図を比較すると、私のものは“地図”、「さとう」さんのものは、谷、尾根など色分けし、ルートやポイントを記載してある“登山地図”になっていた。

出発する前に現在地を確認し出発。林道を歩きながら鞍掛山へ向かう。途中地図を開き、道の曲がりや周囲を見渡し現在地の確認をする。それと共に目標ポイントを決めコンパスで方向を合わせ、予測しながら進む。それを何度か繰り返す。

登山道入口から沢を登って行く。途中、登山道が雨で流れ無くなっていたが、目標方向とリボンを確認しながら登る。滑りそうな急斜面を登り終えると、見晴らしの良い大岩に到着し休憩。地図を開き、周囲の山を確認する。

鞍掛山山頂を通過し古賀志山山頂へ向かう。途中、標高差や距離を地図を見て確認し、自分の体に覚えさせる。予測しながら進んで行くが、登山道が無数にあるため間違った方向に向かってしクサリ場もチョットまい引き返した場面もあった。戻ってみると、枝が重なりあって行くなと言わんばかりに置いてあった。冷静に考えると、やはり方向が間違っていた。怪しいと思ったら、まず確認。

古賀志山山頂に到着し休憩。御岳から赤岩山へ向かう。岩が多くワクワクする場面。崖をトラバースするちょっとドキドキする場面。そんな場面を通過し赤岩山山頂へ到着し休憩。パラグライダーのスタート台数ヶ所ありました。風景を見終え、道が薄っすら残る杉林を降りて行くと、登山道があり下山する。最後は、林道をひたすら歩き駐車場へ到着。

今回は、登山をするための基本であるコンパスの使い方、地図読みがある程度理解出来たと思います。今後も、コンパス、地図読み山行を実行して行きたい思います。

谷川岳では、「はしだ」さん、「ひがの」さん。今回、「さとう」さんと御指導ありがとうございました。この場をかりて御礼申し上げます。今後共、御指導宜しくお願い致します。

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5/25    弓張峠〜前白根   記:「ふくだ」

<メンバー> 「ふくだ」
先週、湖上山から眺めた白錫尾根は真っ白だった。白根隠山の大展望が気になり計画を立てた
6月になれば早朝4時発の小田代行きがあるのだが、今は8時すぎないとバスは動かない。そこで湯本に車をデポ、チャリを飛ばし弓張峠へ。6時に峠を出発、白根隠南東尾根に取り付く。

標高1550付近に見ごろを迎えたシャクナゲが咲いていた。この尾根は先週辿った外山南尾根に比べ、きれいな尾根だった。但し1800mから2100mまでの急登は四駆での登りを強いられたが・・・2000mを越えると残雪が増え、昨日積もった新雪も重なり、雪稜が続いた。しかしこの尾根は幅広の尾根の割に藪が少ない。雪解けが進んだとしても、歩きやすい尾根だと思った。

山頂直下は黒木と笹原が終わりダケカンバの疎林となり景観が良くなると同時に岩場が眼前に迫ってくる。その時、毛並みの綺麗なカモシカが目の前を横切った。カモシカの道が続く岩場を乗り越えると懐かしい白根隠山に着いた。北西の強風が吹きあげ寒かったが、360度の絶景が苦労に報いてくれた。

目の前にそびえる白根山とは標高差150m位しかないが、白根山の雄姿は県内一の山だけの事がある。写真を撮りまくり、食事をしながら至福の時を過ごした。燧ケ岳や会津の山々はさらに白さを増したようだ。
帰路、前白根山と外山分岐で人に会った。しばらく山で人に遭う事がなかったので、少しうれしかった。(弓張峠〜南東尾根〜白根隠〜前白根〜湯本 7時間30分)
 

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 5/21    中央稜(一ノ倉沢)  記:「さくらい」
5/21 天候 晴れ
<メンバー>「なかさと」、「さくらい」、 (Tommy)
<コースタイム>一ノ倉出会い5:40−中央稜取付6:45−登攀終了10:20−一ノ倉出会い14:00

当日、仕事の都合で1人出遅れてしまったため、急いで集合場所の赤木高原SAへ向かう。駐車場に到着後、軽く仮眠し、午前3時に無事合流。いざ!憧れの谷川岳一ノ倉沢へ!!

すっかり明るくなった中、一の倉沢の雪渓をテールリッジに向かって詰める。天気は良く、青空の中に見事に切立った岩壁、裾から広がる雪渓と雪解け水が滝となって流れる様は、まるで別世界のようだ。今年は雪が多かったらしく、そのお陰でテールリッジ末端へはあっさりと到着、傾斜のあるスラブもペタペタと登り中央稜取り付きへも難なく到着した。

先行するパーティは無く、後続は南稜へ行くようで中央稜は我々のみ、天気にも恵まれ岩肌も乾いている。最高のコンディションの中、いよいよアタック開始!
本日は、3人1組のため次のような順序で登る。先ず全ピッチを「なかさと」さんがリード、経験の浅い私が2番手、最後にベテランのTommy氏がフォローという形。いつもながら大変お世話になります。1P目:緊張のスタート。しかしグレードが(W)の割には難なく通過!?2P目:左へ回り込み直上する。

最初トップの姿が見えなくなるとちょっと不安な気持ちに・・・。3P目:右へ回り込み、衝立側に戻る。トラバース中、上に行き過ぎて足場が悪くなり、Tommy氏のアドバイスで修正。4P目:核心部。フェースの始めは順調に登れたが、出口付近が厳しく右のチムニーか左のフェースか迷っているうちに、その中間に来てしまった。最後は出してもらったスリングに掴まり、何とか突破。トホホ・・・5〜8P目:慎重に浮石を確認しながら、集中力を途切れさせずに最後までグングンと登った。

10:20登攀終了、なんとも清々しい気分!展望の良い場所で小休止をとり、今度は北稜を連続で懸垂下降する。下りはコップスラブから雪渓を抜け、一ノ倉出合いへ到着。無事に一ノ倉沢デビューを果たすことが出来た。

最後に、若輩者の私を連れてきて下さり感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。一ノ倉沢は、どこを見ても魅力的なルートばかりで、今後も訓練を重ねて是非他のルートにもチャレンジしたいと思います。 

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5/21   燧ケ岳(山スキー&つぼ足)  記:「つるみ」
熊沢田代 山頂直下 山頂にて 柴安ーと平ケ岳
この時期デコボコです<熊沢田代> 山頂直下  俎ー山頂にて  紫安ーと平ケ岳 

5/21 小山420‐佐野500‐御池登山口830‐休憩930‐休憩1040‐休憩1130‐山頂1225‐下山1255‐休憩1340‐御池登山口1455‐   ・・・郡馬・湯檜曽2020(県南雪上訓練前夜祭へ参加)

メンバー:「わたなべ」、「ウッチー」、「さだこ」、「ささき」、<佐川>、「つるみ」

今年初の雪山登山『燧ヶ岳』。昨年の社山以来の雪山で、久しぶりに会の先輩方と山行させて頂きました。昨年の10月より仕事という言い訳で例会にも山行にも出席出来ず、いつもHPを羨ましく見てこの時期熊沢田代は雪も消えるいた自分。やっと雪山に行けると思うと、小さい頃の修学旅行前夜に感じたワクワク、ドキドキ感と一緒の気持ちになっていた。
そんな気持ちで出発前夜は、
5月の雪山というイメージが掴めず、致命的な忘れ物をしないよう注意し、取りあえず自分なりに装備をまとめる。

当日、「ウッチー」さん、「さだこ」さん、「ウッチー」さんの大学の後輩の佐川君、そして私の4人で「わたなべ」邸へ向かい合流。車内で、佐川君は大学の山岳部に所属しているが、現在部員が彼1人らしい。世間は“山ブーム”だというのに・・・。何か協力出来れば・・・。そんな話をしながら燧ヶ岳へ向かう。手前のスキー駐車場で「ささき」さんと合流し、予定通り830に御池駐車場に到着。駐車場には、数多くのグループが山スキーの準備をしていた。

今回の山行は、山スキーが先輩方4人、つぼ足が佐川君と私の2人。全員が準備完了し、いざ出発。佐川君と私は先輩方の後から登る。登り始めは木の枝が倒れていたり、アップダウンがあったりと、先輩方のスキー板を付けて登る姿を見て辛そうに感じ、登りはつぼ足で行けば良いのにと思いながら後をついて行く。

雪が柔らかく歩きやすい。楽しく雪遊びをしていた小さい頃を思い出す。約1時間登り1回目の休憩。後、少し行くと平坦な場所(広沢田代?)が広がる。全面雪・雪・雪、空は青空。最高の気分だ。『最高―!!』と大声を出して走ってしまった。平坦な部分が終わり、また傾斜がきつくなる。途中湿地帯(熊沢田代?)があり、滝のように雪解け水が流れていた。

その場所で4人は、距離は短いが今日初めての重力に逆らわないスキーを楽しんでいた。佐川君と私はつぼ足で追いかける。山頂はもう少しだ。ピーク手前の約150mぐらいの急傾斜はかなり慎重にトラバースしながら登る。
佐川君はかなり体力が消耗していたが、皆で『ガンバ!ガンバ!!』と声を掛ける。私もかな柴安ーと至仏山り辛かったが、なぜか楽しい気分だった。山頂に辿り着くのがもったいないというか、もっとこの雪山を登っていたいという気持ちが正しい答えなのかもしれない。惜しみながら山頂に到着し、皆で写真撮影。空は青く、山は白く、風は温かく、食事は美味しく(「わたなべ」リーダーから美味しいメロンとスイカを頂きました)、最高のひととき。「ウッチー」さんから地図を借り、「ささき」さんと周りの山を調べる。こうしてみるのも勉強だし、登りたい山への興味も湧いてくる。

そうしている間に時間も過ぎ、下山の準備に。下山は、スキー板をセットし皆気持ち良く滑っていく。佐川君と私はつぼ足で降りる。「ウッチー」さんは、私達の後方を確認しながら滑っていく。他のグループ人達も気持ち良く滑っていく。今まで自分は、山スキーにまったく興味が無かったが、皆気持ち良く滑っている光景を見て『山スキーかっこいいじゃん!!』また、やりたい事が1つ増えてしまった。

リボンを目印に下山して来たが、「わたなべ」リーダー、「さだこ」、「ささき」班と「ウッチー」、佐川、「つるみ」班はお互い少し外れた違う場所へと出てしまい下山時刻がずれて心配しましたが、無事全員御池駐車場に到着。本当に楽しい雪山山行でした。これから色々と挑戦したいと思います。

2122日と先輩方には色々と御指導頂きありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

PS.佐川君、また一緒に山へ行きましょう。 

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5/21、22  ドンデン山〜白雲台(佐渡)    記:「いしかわ」
縦走路  シラネアオイ  金北山 
5/21(土): ドンデン山荘ー金北山ー妙見山ー白雲台 縦走約5時間
霧雨の天候の中、山荘から出発。ガイド付きの集団の山荘の周りのハイキングが多い。縦走組は3人、途中追いぬいた夫婦2人、1時間後出発のガイド付きの10人グループのみ(逆コースからガイド付きの8人グループに出合う)
尾根は風で飛ばされるくらい強かったが、低木樹林帯は問題なし。途中、霧が晴れたり、雨が降ったりで晴れ男の私の面目つぶれ。雪は金北山が近づくにつれ、大分残っていたがアイスバーンではない。木製標識は有るが、文字が読めない。状況はわからないが最近遭難があったようだ。

花はユキワリソウは花期が過ぎていたが縦走路にはカタクリの群生、シラネアオイ、キクザイチゲ、ヒトリシズカほか花の島「佐渡」を楽しめた。

屋久島と同じく、肩にワッペンを付けたガイドが目に付いたが話しを聞くと危なげでレスキュー米山山頂、装備などこれからと云う感じである。(私見)  2万円/10人

当初は金剛山ルートも考えていたが、5/15現在ルートチエックがされていない。山荘は予約で満杯。キャンプ地は水もなく、まだ開いていない。との情報で中止。

5/22(日):大野亀カンゾウ観光
    カンゾウの時期はこれから

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4/29〜5/1  白馬岳(小蓮華尾根)     記:「atsushi」
 カメラ紛失により今回は写真ナシです、残念・・・
 <メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」、「atsushi」、「ささき」、(佐川)
4/29
  佐野を15:45に出発、開通した北関東道で白馬まで3時間。温泉に入り、ささやかな宴をして就寝。

4/30 天候 曇りのち雷雨
  7:00猿倉−8:00白馬尻着−8:30白馬尻発−9:45小蓮華尾根へ取り付く−12:00幕営

 猿倉を出発、トレースをたどり白馬尻まで到着。気温が高く暑い。前日大雪渓で雪崩があったものの多くのスキーヤーが登っていく。小蓮華尾根の取り付き点の情報が少なかったが、観察した結果。小蓮華尾根とその支尾根の間の樹林帯を登り上部の沢を横切り斜面を登り小蓮華尾根に取り付く。そこからは尾根沿いに進む、所々藪が出ているが、「わたなべ」さん、「ウッチー」さんがルートを切り開いて行く。

雨が降ったりやんだりしながら続く。2000m付近、大雪渓の見える場所で明日のルートを考えなら休憩。そんな中、雷の音が聞こえ、あっというまに雷が近づいてきた。予定では2300m付近で幕営する予定だが、このまま先へ進めば森林限界を超えて、立木もなくなるので、下山するかどうか考えていたが。そうこうするうちに雹が降り出してきたので、リーダー判断にてここで幕営することにする。

テントの中に入っても、雷鳴と雷光を感じ、近くに落ちないことを祈った。その中を、「ささき」さんが大量の酒とつまみを持ち上げてくれたので、酒を飲み、夕食までの時間を時間をつぶす。夕食は「ウッチー」さん特製のキムチ鍋。食後、雨が上がった中、白馬の街がきれいに見え、星空が見えた。就寝。

5/ 1 天候 雨
  6:00幕営地−7:00白馬尻−8:00猿倉

朝、雨の音ともに4:00起床。天候が悪いため下山。途中、雨と暖かさのためか大雪渓は雪崩が重なり、昨日よりも大きな跡になっていた。他にも新しい雪崩後があちこちに見られた。登り5時間かかったところを、下りは2時間で猿倉に。
下山後、倉下の湯で体を温める。今回、天候も悪く、敗退したが、「わたなべ」リーダーと「ウッチー」サブリーダーの判断など悪条件の中に学ぶべきところは大きかった。

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5/3〜5  爺ケ岳南尾根〜鹿島槍ケ岳   記:「かとう」
<メンバー>  「なかじま」、<「さかいり」>、「かとう」、「さくらい」、「さかい」

5/3(火) 04:30 小山市役所集合、出発     10:00扇沢 柏原新道登山口 出発     13:00 ジャンクションピーク(爺ケ岳南峰)到着、幕営   16:30 夕食     20:00 就寝

5/4(水) 04:00 起床、朝食      06:30 ジャンクションピーク出発      07:40 爺ケ岳南峰        09:00 冷池山荘上部 幕営地作り      10:00 幕営地出発  11:00 布引山   12:00 鹿島槍ヶ岳山頂     13:45 冷池幕営     16:30 夕食   19:30 就寝

5/5(木) 04:00 起床、朝食    06:30 冷池出発    08:00 爺ケ岳中央峰   08:40 ジャンクションピーク 12:00 扇沢柏原新道登山口 到着    13:00 大町温泉郷にて入浴 14:30 道の駅にて昼食 21:30 小山到着
鹿島槍山頂
今回の山行は、「なかじま」さんにルート選択とスケジューリングをしていただいた。
天候にも恵まれた上に、行程も比較的に緩かったので、“ワイワイガヤガヤ”と男5人でダイナミックな北アルプスを楽しんだ。

柏原新道の種池山荘への夏道はまだ閉鎖しており、樹林帯の途中から南尾根へ登り詰め、爺ケ岳の南峰へ向かった。
樹林帯の木陰には40〜50cm、稜線上には1mの雪が残っていた。ストックやピッケル、アイゼン等を、登り下りの傾斜や雪の状況に応じて使い分けて歩いた。
雪上での幕営では、先輩方に場所の選定方法や、雪の掘り方固め方、基礎爺ケ岳南峰の作り方等々を教えていただいた。
1日目の夜は小雪がパラつき、夜半から2日目の昼過ぎまで稜線上を強い風が吹いていたが、全員無事に鹿島槍のピークを踏むに至った。

爺ケ岳の南峰を越えた辺りから、周囲の名峰がその白い頂と稜線を見せ始めた。槍や穂や剣を指差して「次はアレをあのルートで」・・妄想は膨らむばかりだ。

3日目は雲海から朝日が登り、寒々しい景色を徐々にオレンジ色に染めて行く様子にしばし見とれた。
下りはほぼ無風無雲状態で、ジャケットを脱いで爽快に歩いた。グズついた斜面では長めのピッケルが羨ましかった。
下山して温泉に浸かり、蕎麦を食って高速に乗った。想定外の渋滞にハマり、ダラダラと小山に向かった。

先輩方、いろいろとご指導ありがとうございました。経験の浅い我々若手(?)は得る所“大”でした。「なかじま」さんのカレーに、「さくらい」さんの牛丼、美味しゅうございました! 

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4/28〜30  鹿島槍ケ岳・東尾根   記:「なかさと」

<メンバー> 「なかさと」、<T.T>
<ルート>
 大谷原〜東尾根〜南峰〜冷池山荘〜西沢〜西俣出合〜大谷原

4.28(木) 宇都宮21:00〜佐久平SA(上信越)4.29(金) 佐久平SA〜大谷原7:10〜一ノ沢の頭10:50〜二ノ沢の頭11:35−12:00幕営地点13:00(二ノ沢の頭と第一岩峰の中間点)4.30(土) 幕営地点6:30〜第一岩峰終了9:30〜第二岩峰終了10:30〜南峰11:30〜冷池13:00〜〜西俣出合〜大谷原16:20

<記録>4.29(金) 晴れ→曇り→雪

 明るくなってから大谷原駐車場に到着した。天気はうす曇り。10台くらい車が停まってい第一岩峰に取り付くて皆準備している。山スキーで入る人が多いと思った。我々同様、東尾根に向かうと思われるパーティーは2組くらいか。

 しばらく林道を歩き、尾根へ取付く。が、実は間違えてしまった(少し進みすぎてしまった) 急な藪こぎを経て赤テープを発見しルートに戻る。尾根に出る手前でアイゼンを装着。先を進む男女二人のパーティーの姿が見えた。二人に追い付く。彼らは2泊3日の行程で同じルートを進むとのことだった。「我々は本日は行けるところまで進んでみます」そんな会話を交わし先を譲ってもらった。

 二ノ沢の頭へ到着。既に一張りあった。京都から来たという二人のパーティーだった。「雪の状態はとても悪いですね。天気もあまり良くないし・・・」、そんなことを彼らと話した。

 その頃、第一岩峰に向かう5人の姿が見える。進んだり戻ったり、どうするか迷っているように思えたが、その日のうちに第一岩峰を抜けたようだった。 暫くすると先程の男女のパーティーも到着しテントを張り始めた。幕営する場所を考えていたが、時間が早かったので「もう少し先まで進んでみます」と告げ、先に進む。

結局その日は二ノ沢の頭と第一岩峰の中間点に良い場所を見つけ、そこで休むことに第二岩峰した。後から気付いたが、振り返ると単独者がおり、我々の少し下で雪同を掘っていた。恐らく明日朝一番に出るのだろうと思った。15時頃から雪が降り始める。一時止んだが一晩中ずっと降っていた。トレースも消えてしまうだろうと思った。

4.30(土) 晴れ→曇り→雪→雷→雨
 寒さを我慢しウトウトしているうち夜が明けた。太陽が見えている。食事を済ませ、先行の2パーティー(京都の二人組と単独者)に少し遅れて続く。

 第一岩峰基部に到着。単独者が一番に取り付いていた。京都の二人は続いて登る準備をし、それから我々の順番。それほど待たずに登攀開始。雪が多いためルンゼを詰める。途中の灌木で支点を取りピッチをきる。雪壁を左上し第二岩峰へ向かう。ここは念のためアンザイレンで進んだ。

 第二岩峰取付に到着。このころからまた雪が降りだした。単独者は京都の二人に先を譲り、我々にも「先にどうぞ」と順番を譲ってくれた。 先に登る二人の様子を見る。核心部のチムニーでトップが身体を踏み出せずに躊躇している姿もうかがえたが、うまく乗り切ったようだ。

 順番になりT氏が先に登る。核心部も難なく越えてしまった。私も続く。核心部、シュリンゲを長くのばしてくれていたので使わせていただいた。 上部に抜けてからはひたすら雪稜が続く。昼前に南峰に到着。空模様も良くないため、長居せずに先に進んだがここからが長い。

 南峰から先の稜線はかなりの強風、風は少しも弱まることはなかった。雷が鳴り始め、間もなく「ひょう」が落ちてきた。さらに大粒の雨に変わった。 冷池に着いたころ、一時雨が上がる。あと少しで赤岩尾根への分岐、状況によりここで停滞することも考えたが、このまま下ることにする。

 視界が悪くなり、赤岩尾根への下り口を探すのに少し時間を要したが、何とか見つけ下降し西俣出合に到着。ひたすら下り、ようやく林道に出た。本当に長かったと思った。振り返ると上部は雲に覆われている。気温はだんだん下がっていたと思う。 雨でびっしょりになった山道具をはずすと何と軽いことか。普段とは少し違う疲労感を全身に感じつつ帰路に就いた。 

・落雷により死亡した女性は、29日に同じルートを登っていて途中で会話を交わした方でした。とても複雑な心境です。

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5/6     氷室山    記:「つるみ」
メンバー>「つるみ」
 745西沢口駐車場‐820白ハゲ口広場‐915展望台‐休憩‐930三滝‐1010氷室山分岐‐1130山頂‐休憩‐1350西沢口駐車場

天 候 :曇り
今回は少しレベルアップして氷室山を選択しました。天気は曇りの予報でしたが早目に自宅を出発。目的地の西沢口駐車場に到着し準備を開始する。地形図とコンパスで方角を確認し山行開始。コンクリートで作られた道を登って行くと途中途中に落石の跡があり、頭上を確認しながら前へと進み白ハゲ口広場に着く。

休憩小屋には案内看板がありルートを確認し氷室山へと向かう。
10分ぐらい進むと、川コースと山コースの分岐があり、川コースを選択する。途中滑落しそうな危険な場所が数ヶ所あったが、ロープ又は網が整備されていた。展望台に着き、三滝を見ながら休憩する。行動食を摂り、三滝の滝壺まで降りる。
その後、氷室山へと向かうがルートが分からず(行先方向は確認したが、ルートが見えず、リボンも無い)、コースの分岐場所まで戻る。

今度は山コースを進むと、氷室山の行先看板があった。また滑落しそうな危険な場所が数ヶ所あったが、最善の注意をしながら進む。途中から沢、谷へと変化し気持ち良く歩く。ロープや梯子など良く整備されている。宝生山の行先看板を発見。その後、氷室山の看板もあり前へと進む。急斜面をジグザグに登り尾根へと出る。尾根を少し登ると氷室山の山頂に着き昼食を摂る。

その後、十二山経由で下山しようと計画していたが、自分の体力と知識と時間を考えて来た道を戻ることにした。廻りの景色を見ながらのんびりと下山して来ました。(途中、
2匹の猿を見ました。)自分なりに楽しい山行が出来たと思います。ただ、地形図とコンパスの使い勝手を早くマスター出来るよう頑張りたいと思います。映画『岳』を観て、今年は必ず“穂高”に行きたい!!と思いました。 

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5/3〜4   白馬岳・主稜    記:「ほんごう」
<メンバー> 「ほんごう」、他1
<スケジュール>白馬尻の高台BC−白馬主稜−白馬山頂−大雪渓−BC
<コースタイム>
   3日(火) 猿倉7:10発−猿倉荘−白馬尻の高台BC8:35着
   4日(水) BC3:45発−取り付き点4:00−白馬主稜−白馬山頂10:15−白馬山荘11:00発−大雪渓−台地BC12:30着    夕方下山
白馬主稜 最後の雪渓 白馬大雪渓
白馬主稜  最後の雪稜  白馬大雪渓 
<内容>
3日)<天候・曇り、夕方雨>
猿倉山荘にて登山計画書を提出し1Pほど歩いてBC着。
4日)<天候・曇り時々雪、のち晴れ>

2:00起床。食事後、装備装着し3:30までテント内待機。アイゼン装着しヘッドラン白馬岳、正面主稜プを点け3:45BC出発。4:00主稜取り付きに到着。暗闇の中、前日目視で確認したデブリ右を登り目的のルートに入る。徐々に明るくなり8峰上部にて、日の出を迎える(5:00)。
8峰を過ぎると雪稜(orナイフリッジ)と雪壁の繰り返しとなるが、多くの登山者が入っている為バケツ状態。時々、雪がちらつく。また、昨夕の雨は上部では雪だったようで新雪が積もっていた。 尾根上部に、主稜上に幕営していた2〜3パーティーを確認。末端からのパーティーは私達を含め2パーティーと単独2人が居た。

山頂に抜ける最後の雪壁下部に9:25着。順番待ち20分程度。資料等によると、この雪壁は傾斜60度、長さ50〜60mとある。雪壁上のどこで、ザイルを切るかが課題であったが、雪壁途中にステップが切ってあるのが見えた。相方がトップで行き、その地点にスノーバーを打ち込みビレイを取る。私が、そこに上がると思ったよりも幅が狭く困惑する。しかし、取り敢白馬山頂えず2人がそこに立つ事が出来た。
非常に不安定な場所で相方をビレイすることになり不安だったが、相方は雪壁の途中で再びスノーバーを打ち込みランニングビレイを取り難なく雪壁を抜けた。次に私も、ピックを刺しながら登る。

山頂に抜けると強風が吹き荒れていた。急いでザイルを回収し山頂写真を撮り下山。白馬山荘で30分ほど休憩を取り、二人でビールを飲む。
時間が早かったことと、小屋からの情報で、大雪渓を下降することにする。数日前に、この大雪渓で大規模表層雪崩が起き2名が亡くなっていた。私達は一気に下るが、それとは相反して意外にも多くの登山者(スキーヤー)が休み休み登って来ていたのが印象的だった。白馬山荘から所要時間1時間30分でBC到着。
 

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5/2〜4   三岩岳〜会津駒ケ岳(山スキー)   記:「ウッチー」

<メンバー> 「わたなべ」、「おちあい」、「ささき」、「ウッチー」、

<行程>
5/2 佐野15:2019:20アルザ尾瀬の郷(天幕)
5/3 アルザ尾瀬の郷5:506:00小豆温泉入口駐車場6:209:30(スキー取付1060m)12:50三岩小屋−13:10三岩岳(2065m)13:20(天幕2050m)
5/4 (天幕2050m)6:007:10 1057m8:30大戸沢岳−9:30会津駒ヶ岳9:5010:50アンテナ−11:50会津駒ヶ岳登山口(滝沢)12:47ー(バス)13:00小豆温泉入口駐車場−19:00佐野
5/2 晴れ>
この日はアルザ尾瀬Pでテントを張る。早めに佐野を出発し、途中 小豆温泉に立ち寄り身体はぽかぽか。久しぶりの山行で緊張気味の「おちあい」さん。それに反して、初めてのスキー縦走のウキウキ気分の「ささき」君が印象的だった。

なだらかな尾根 三岩山頂
なだらかな尾根  三岩山頂 

    <5/3 晴れ>
入山は国体コースをとる。登山口には全然雪がないので、スキー板をザックに付けて出発する。「軽量化」という言葉を知らない我々は、スキー板も加わりその荷の重さで、汗が噴き出る。唯一の救いは、イワカカミが南斜面至る所に可憐さを見ながら登れたこと。
尾根に取りつき、スキーを履く。最初はなだらかな一本調子だが、三岩岳に近づくにつれて斜度が快適なエスパーステントきつくなり、ジグザグに登る。三岩の山頂手前で尾根コースから登ってきた6人?パーティーと会う。

那須の方からやってきたグループで、小山から来たことを言うと、「
HPいつも拝見してますよ」とのこと。HPの影響度の高さに驚いた。この日は山岩岳山頂直下でエスパースを張る。

<5/4 晴れ 時々 曇り
会津駒山頂のポール4時に起床。「わたなべ」さん、「おちあい」さんがまだ寝むそうだ。「寝られなかった〜」「ささき」君と私はグッスリ。爽快だ。人は見かけによらないな。昨夜は強風と雪もちらついたようだ。
強風に飛ばされないよう注意しながらテントを撤収し、
6時に出発。雪質はザラメ状。スキーアイゼンを装着してみるが、2060m2057mと軽いアップダウンには不要とわかり、すぐに取り外した。

大戸沢岳の手前、スキーシールを外し
140m余りの下りを滑降、あっと言う間だ。そこから会津駒ヶ岳までまた軽いアップダウン。山頂は昨日直下の小屋に泊ったろう2名がいた。
スキーシールを外し、滑降の準備をしていると、小屋方面から
10人くらいの団体。積雪期でもやはり100名山だ。会津駒ヶ岳山頂より、夏道の赤リボンをたどりながら滑降する。

林道まで滑り下り、スキー板を担いで滝沢登山口まで歩く。久々の山行の「おちあい」さんは、会津駒ヶ岳からの滑降でかなりお疲れの様子だ。
帰りの渋滞はやはり
GWだけあっていつも以上だった。 

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4/2〜10  スイス・スキーツアー   記:「おかちゃん」

平成23年4月2日(土)から10日(日)までの9日間、マッターホルンの麓のツエルマットに東京のフェロースキーのツアーに「かずちゃん」と参加しました。
世界中のスキーヤーを魅了する4千m峰が連なるスイスアルプスの大パノラマとマッターホルンをまじかに望む滑走は、アルプスを知るものにとっては、夢のような風景でした。

スキーエリアはクラインマッタホルン、ゴルナグラート、スネガに分かれていますが、それぞれのコースの案内があり、また3800mからのイタリア・チェルビニアへの国境越えスキーもよかったです。

幸い1日がガスっていましたが、5日間は天気に恵まれ、あっと言う間の6日間でした。
もっと早い時期に行ければよかったのですが、仕事を退職して2日後の出発ですからしかたありません。退職記念のイベントとしてよい想い出にすることができました。

「かずちゃん」とスキーを6年間練習してきた甲斐がありました。来年はモンブランの麓シャモニーとツエルマットまでの山と谷をつなぐ全長80qのオートルートが夢なのですが、自分にとっては腰痛を克服できるかにかかっているように思う。以前の体力に少しでも、近づけたいと思います。
 

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4/24   三峰山(鍋山)    記:「つるみ」
<メンバー> 「つるみ」

 725御嶽山神社駐車場‐835奥の院‐1015御嶽山神社駐車場‐1130三峰山山頂‐1235御嶽山神社駐車場

天 候 :晴れ

2011年、最初の山行です。昨年の10月より今月まで休みも無く仕事に明け暮れた日々。

ようやくプライベートの時間が取れ、山に行きたい・・・。とは言っても、あまりトレーニングもしていない為、筋力トレーニングとコンパス練習を目的として三峰山を選択しました。

御嶽山神社駐車場より奥の院経由にて三峰山へ向かう予定でしたが、道に迷いあえなく
Uターン・・・一度下山し三峰山山頂へ。
林道から登山道へ向かうと、途中急斜面で鎖場があり少々楽しかったです。

今後の課題として、コンパスの使い勝手をマスターしていきたいと思います。当日は天候も良く気分転換が出来ました。

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4/16  上州武尊  記:「atsushi」 
<メンバー> 「atsushi」、「さかい」上州武尊
 天気 晴れ のち ひょう
5:00道の駅−7:00川場スキー場−8:30リフト−9:00リフト上部−10:00剣が峰山11:30リフト上部−12:00川場スキー場

剣ケ峰を行く朝、天気は良く、沖武尊や谷川岳もよく見え期待がふくらむ。スキー場上部からのアプローチのため、スキーをリフト上部でデポして、山に向かう。はじめは急騰のためアイゼンを使用し登って行くが、稜線上の雪は、腐っていて非常に歩きにくく、交代して登る。

ある程度傾斜がゆるくなったところでワカンに履き替えるもそれでも潜る。剣が峰山頂上直下まできたところ、沖武尊までトラバースがある。しかし、今日の気温の高さや上部の雪の状態を見て、もし地震が発生した場合雪崩そうなので、稜線上を剣が峰山に進路をとる。剣が峰山に到着、道標を足下に記念写真。急な降りを慎重に降りていくが、途中雪がなくなり藪となっていたため、ここで藪と雪の境目の雪壁を稜線上に降りていく。

此処までで引返す少し歩いたところで、ふと谷川岳を見ると、すっかり黒い雲の中に隠れていた。ここで天候の悪化を考えて、来た道を戻ることに、沖武尊が目の前にあるのに残念だ。しかし、そんな気持ちもすぐに引き返してよかったと思うことになる。30分もしないうちに風がでてきて雹が横から顔をたたきつけ痛い。そのうち雹が雨にかわる中、スキーをデポした場所にもどりほっとする。

背後を振り返ると稜線はすっかりガスの中。デポしたスキーで滑るも久しぶりの荷物を背負ってかまったく滑れず苦労して下山。3時間程度の短い山行だったが、春山の怖さを体験できた事と荷物を背負っての革靴テレマークの難しさがわかった有意義な山行となった 

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4/16-17  柄沢山(山スキー)   記:「ささき」
<メンバー> 「わたなべ」、「ウッチー」、「さだこ」、「ささき」
<行程>
4/16(土) 小山15:30-清水部落(車中泊)
4/17(日) 快晴:柄沢橋(7:00)―稜線(12:30)―柄沢橋(15:00)
お楽しみの滑り<内容>
前日は早めの出。六日町越路荘で温泉に入り、巻機山口近くで車中泊。湯豆腐と 山の話を肴に宴会。久しぶりの山の夜の楽しいこと。

土曜の雨も深夜には止み、朝見上げると、雲がどんどんと居なくなる。初めての 山スキー。慣れない道具一式を身に付け、柄沢橋から出発。沢沿いに緩やかな斜 面を登っていく。足の出し方、シールのきかせ方、ビンディングの角度設定と、 「わたなべ」さん、「ウッチー」さん、稜線にた「さだこ」さんに一つずつ教えて頂き、都度、その技術に感動。 なるほど、色々と考えて作られている。

樹林帯を抜けると、雪と青空のコントラストが素晴らしい。中間から上は傾斜が きつくなり、両ストックでバランスを取りながら、ジグザグに進む。折返しの 度、滑り落ちそうで震えながら登る自分の前を、「わたなべ」さんと「ウッチー」さんが悠々と 登っていく。汗だくになり痛感する技術の差。やがて傾斜が緩やかになり、稜線 の上部へ出る。

時間上、柄沢山は諦め、ここからシールを剥して滑走。山を滑っ て降りるのは、とても楽で、とても楽しい。登りの途中で見た景色が、何倍速か の巻き戻しみたく流れて行き、気付くと眼前には柄沢橋。早い。 辛さ、楽しさがぎゅっと詰まった、素晴らしい山行でした。皆さん、どうもあり がとうございました。 

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4/7-17  南ア深南部の山々   記:「いしかわ」
<メンバー>  「いしかわ」、他1
全般的に低標高部は杉、桧の樹林帯で高度を増すごとにコメツガ、広葉樹の混合林となる。山頂は樹林帯で見晴らしは良くないが、木々の間から南アルプスが眺められる。また、途中ではミツバツツジが咲いている所もある。アカヤシオ、シロヤシオ、イワカガミの群生もあったが、まだ時期がはやいようだ。
今年は多雪のために1500m以上の樹林帯には残雪があり、北、東斜面ではアイスバーン化していてアイゼンの着脱に思いの他時間を要した。

1)4/7(木) 高塚山
 入山7:20  下山15:00  所要時間 7H40M高塚山頂
コース:大札山登山口−蕎麦粒山−林道下降点−三つ合山−高塚山  往復

大札山や蕎麦粒山はアカヤシオで人気があるらしいが、まだ咲いていなかったのが残念。蕎麦粒山では東側に富士山の展望地がある。高塚山頂は笹原で広々としているが、展望はない。


2)4/8 (金) 沢口山 
沢口山 入山9:30  下山13:50  所要時間 4H20M
コース:寸又峡−テレビアンテナ−富士見平−ヌタ場−沢口山−富士見平−送電線−寸又峡 周回

コースは樹林帯で見晴らしが良くない。木々の間から朝日岳や前黒法師岳が見える。きつい登りが終る富士見平付近では雑木の明るい歩きが続く。最後の急坂で沢口山の山頂だが、桧の樹林帯で日当たりも悪い。寸又峡の露天風呂はアルカリ硫黄泉で肌がぬるミツバツツジぬるとなり、美人づくりの湯とよばれる。


3)4/9(土)朝日岳 
入山12:00  下山17:00  所要時間 5H
コース: 寸又峡−朝日岳  往復

今朝起きると朝から雨なので、天気が上がった御昼から朝日岳に登る。寸又峡に対して沢口山と反対方向にある山で、沢口山と同じく雑木に被われている。


4)4/10(日) 前黒法師岳 
入山5:15  下山13:20  所要時間 8H5M
コース:寸又峡−飛竜橋−登山口−湯山林道−栗の木の段−前黒法師岳 往復前黒法師岳山頂

当初、前黒法師の奥にある黒法師岳まで往復の予定であったが、途中残雪とアイスバーンのために、前黒法師岳山頂で予定より、1時間余計に時間を要してしまったので、黒法師岳まで往復6時間を実施するとタイムアウトになるために、黒法師岳は断念した。前黒法師岳の山頂は東、北方面の展望があり、朝日岳やその奥にそびえる大無間山が見える。


5)4/11(月)大無間山 
入山6:20  下山16:05  所要時間 9H45M
コース: 井川湖田代諏訪神社−小無間小屋−小無間山−大無間山 往復

今日も見晴らしの少ないロングコースである。唯一大無間山の手前にて雪で真白な光岳方面が見える場所がある。ここも樹林帯の北尾根歩きなので残雪が多いコースである。


6)4/12 (火)山伏岳
入山5:45  下山13:40  所要時間 7H55M
コース: 新田−大谷崩れ入口−林道−新窪乗越−山伏岳−西日影沢出合−新田 周回山伏山山頂

日本三大崩れの一つ:大谷崩れを登って、新窪のっこしから山伏までの北尾根をアイスバーンと50pくらいの残雪の山路をのぼる。山頂はささで明るく、東に富士山、西に大無間山、北に双児峰の笊ヶ岳や南アルプスの山々が、今回の山旅で最もハッキリと見えた。


7)4/13(水)七面山
新田から安倍峠経由で身延に足を延ばし、登山の予定であったが身延への林道が冬季通行止めのために今回は登山中止。 安倍峠までは車が入れたので峠付近を散歩。

4/17(日)の思川マラソンや霞が浦マラソンが東日本大震災の影響で中止になったので箱根に宿をとり、17日夜に小山着。 

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4/16-17  角田山 記:「ほんごう」
角田崎灯台 雪割草とカタクリ カタクリの群生
角田崎灯台 雪割草とカタクリ カタクリの群生 
<天候>快晴
<メンバー>「ほんごう」、「ほんだ康」、他2
<スケジュール>
16日夜)道の駅・国上利用、
17日)角田山登山
<コースタイム>17日 登山口P6:45発−角田山山頂9:00着−角田崎灯台−登山口P11:50着
<内容>
良い感じの尾根道登山口に駐車スペース3台分があり早朝だった為、空いていたので車を海抜ゼロへ下山止める。
登山開始して直ぐにカタクリ群が現れる。カタクリの横に可愛く雪割草が咲いていた。 これが行けども行けども続き、一旦途切れるかのように見えても直ぐにカタクリ群が現れ、結局頂上直下までカタクリを楽しむ。

雪割草も色(青・白・ピンク・紫)と形、種類が多く『角田山=雪割草』であることも頷ける。下山もカタクリの花に囲まれ、一緒に行った仲間の一人が「カタクリのジュウタンだね」と言っていた。

地元の方が仰るには「今年はカタクリの当り年」だそうだ。灯台に向けての下山も海の無い栃木県人には、またまた良いものであった。人づてに花の角田山の素晴らしさを聞いていたが、感動の連続で山行を終えた。

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