山行記録詳細ーその2 (H30年度:'18年度 7-9月)

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9/23  大源太山
9/23  霧降三滝・大山 9/23  鳴虫山(三峯五禅頂)
9/8-9  武尊山 9/14-15  荒川三山
8/26-29  北岳 9/1-2  那須クリーンキャンペーン
8/18  駒ヶ岳(山形高畠) 8/20  鉢伏山,高ボッチ山
8/12  木曽駒ヶ岳・宝剣岳 8/13-14  空木岳・南駒ヶ岳
8/12  薬師岳(北上山系) 8/11-13  荒川三山・赤石岳
8/3   至仏山 8/11   八幡平
7/30   角落山 7/20-28   北アルプス縦走
7/16-20  赤石岳・荒川三山 7/21   志賀山,横手山
7/14-15  国師ヶ岳・入笠山 7/13-16  後立山連峰縦走
7/12-16  旭岳〜トムラウシ山 7/14  戸隠山
7/7-11  インド ラダックトレッキング 7/11  茅ヶ岳
7/1  市民ハイキング(八子ヶ峰) 7/8  大滝沢
9/23  大源太山 記:「ウッチー」
増水した沢を渡る 大源太山山頂 慎重に進む 七ツ小屋山
<メンバー> 「わたなべK」、「ありさか」、「ウッチー」    <天候>晴れ
<行程>  佐野6:00−湯沢IC−大源太P 8:15〜10:50大源太山〜11:00七ツ小屋山〜14:30シシゴヤノ頭〜16:00大源太P−岩の湯−湯沢IC−19:00佐野
<詳細報告>
秋雨前線の影響でここのところ計画通りの山行ができず、しばらく山から遠ざかっていましたが、一時の晴れ間に谷川のグランドキャニオンに出かけてきました。 少し遅めに佐野を出発。10台位の駐車場はほぼ満車状態でした。何とか1台分の場所を確保して出発。連日の雨の影響で2ヵ所ある渡渉はやや増水しており慎重に通過しました。800mほどの高低差を一気に登りあがる2時間半はどの登山道はきつく風もないので山頂に着くころにはシャツがびしょ濡れになりました。 大源太山頂は晴れ。風が心地よく、360度展望が望めました。 下山は七ツ石小屋経由で謙信ゆかりの道を下りました。シシゴヤノ頭からの急な下りは日も当たらず昨晩の雨の影響でスリップに注意しながらの下山でした。 帰りは「岩の湯」で汗を流し、サッパリ気分で帰路につきました。
9/23  鳴虫山(三峯五禅頂) 記:「さとう」
こんな感じのルート 岩屋観音 鳴虫山山頂にて 尾根の末端にある堰堤
<メンバー> 「ひなぎく」、「さとう」    <天候>曇
<行程>  下野市6:00-志度淵川登山口7:20/45-展望地8:30-岩屋観音8:45-稜線(1058m)9:45-山頂10:20/35-合峰(1084m)11:00-地蔵尊(祠)11:50-銭澤不動分岐12:10-登山口13:45 
<詳細報告> 9/29に岳連主催の同ルート山行実施に先立ち、天気が良さそうなのでトレーニング&スマホGPSの練習の為、修験道を歩いてみた。堰堤近くの沢を飛び石で渡り、尾根の末端からスタート。岳連関係者が準備したらしく、取りつきからピンクのマーキングが適宜に付与されている。 高速を走る自動車音を眼下に神ノ主トンネルの上の急登を行く。ルートは最初こそ低い藪があったが、踏み跡が薄く足場が不安定だが、結構歩きやすい状況で何の問題も無い。しばらくすると展望地にでた。気温は18〜19℃ 殆ど汗もかかず気持ち良い。ガスがかかり展望が効かないのが残念だ。1時間ほどで岩屋観音の案内がでる、5分ほど辿ると大岩の東側に岩屋があり立派な観音様が祭られていた。参拝をすませルートに戻る。しばらく急登が続き ようやく稜線(1058m)の一般道に出た。30分ほどで鳴虫山の山頂に到着。やはりガスは晴れず展望はなし、予報は晴れなのだが。 北西への稜線を辿る、地図に表現できない程度のアップダウンを繰り返し合峰(1084m)に到着。一般道と別れ、北への修験道への尾根を降りる。登りとおなじく急な傾斜の下りで気が抜けない。人が多いときは落石が心配である。途中の寄り道、地蔵尊の祠を見つけるのに苦労した(右上写真)。銭澤不動への分岐を過ぎ859mピークにきた。左への尾根は金谷ホテルへ出てしまうらしい。右を行けばやがて高圧線の下にでた。 街並みがかなり大きく見えてきた。問題はその先、ヒノキ林のルートが何本かありハッキリしない。どこでも下降でき問題はないが、主尾根の末端まで行かず、堰堤の上に出てしまった。 この山域、さすがにひと気が無く静かな山行を楽しめる、途中、鹿と思われるヌタバが多く、 植林の被害が多く目立つ。その影響か、駐車場で点検すると、ヒルが2匹づつ、未だ食いついていなかったので幸い、季節によってヒル対策必須です
9/23  霧降三滝・大山 記:「こなっち1」
丁字滝 玉簾滝 大山から鳴虫山 マックラ滝
<メンバー> 「こなっち2」、則夫    <天候>曇
<行程>  8;00隠れ三滝入口−丁字滝−玉簾滝−9;05猫の平9;20−10;10大山10;45−12;40マックラ滝12;55−13;30隠れ三滝入口 (5時間30分 休憩含)
<詳細報告> 秋雨の合間、休日貴重な好天の予報なので、近場の滝見目当ての山行に出掛けた。晴れの予想であったが生憎の曇り空、中腹にはガスも立ち込めているが贅沢は言えない。昨日までの雨で丁字滝、玉簾滝の水量は多く迫力がある。沢沿いの道は滑りやすく慎重に歩き、猫の平まで30分程の急登、辛うじて大山々頂はガスに隠れていない。山頂からは鳴虫山、鶏鳴山などの低山は望めるが、期待していた高い山はガスの中だった。下りは合柄橋経由で戊辰の道を通り、隠れ三滝目のマックラ滝に立ち寄った。眺望は今一歩であったが、滝は存分に楽しめた。
9/14-15  荒川三山 記:「たらちゃん」
千枚岳 悪沢岳を目指す 悪沢岳 小赤石岳。寒い。
<メンバー> 「たらちゃん」   <天候>雨
<行程>9月14日(金)  椹島ロッジ4:00-千枚岳11:00-荒川岳12:30-中岳避難小屋13:40-荒川小屋14:45 小屋泊まり
 9月15日(土) 荒川小屋 4:00-小赤石岳 7:00-赤石小屋8:30-椹島ロッジ11:10  
<詳細報告>
14日
前日畑薙臨時駐車場に13時到着。椹島ゆき15時のバス。椹島ロッジは食事はいまいちであったが、ぐっすり眠れた。 4時登山開始、雨。暗い中鉄塔下の登山道の入り口がなかなかわからず、ようやく見つけて登っている時に、前歯の差し歯がなぜかポロリと落ちて見つからなくなり、その後歯抜けのまま暗い気持ちで清水平へ。ここで給水。雨は全く止む様子なし。千枚小屋で100円でスティックのコーヒーにセルフでお湯を入れて一服。千枚岳へ。ここには1組の老夫婦がいて雨の中食事をしていた。写真を撮っていただく。途中雷鳥とオコジョに出会う。オコジョの可愛らしさ、雨の中に数少ない楽しみがあった。荒川岳に到着するが全く視界なし。誰もいず。自撮りで証拠を残す。黒くて尻尾が白い鳥が飛んでいて、なんという名前なのだろう。そこから中岳避難小屋へ。かなり疲弊しており、やや低体温気味になっている。小屋では数人の若者が小屋の管理人山と話しているものもあれば、疲れ切って寝ているものもあり。ここでミックスナッツを食べてカロリー補給する。ようやく荒川小屋へ到着。ここまでの行程の登山道は雨のためぬかるみ、水たまりが多く、雨具、ブーツ、その他すべてびしょ濡れである。荒川小屋はストーブが焚かれており、服を乾かせて非常に良い。小屋のおじさん、お姉さん親切。小屋には前日千枚小屋で雨の中テント泊して、テントに浸水し起きた時にはシュラフも濡れていたという40歳くらいの人と、昨日椹島で夕食をたまたま同じテーブルで食べた、同業者岐阜大学医学部内科48歳医師がその後到着し、なんと3人だけの客であった。食事は私と同業者の2名だけ。カレーは評判通りまいうで、しかもおかわり自由。2杯でやめておいた。ブーツの中が汗で湿っていたので、ストーブの熱気で中を乾かす。これで後で痛い目に合う。
15日
早朝4時に出発。大聖寺平のダマシ平でまさに道迷いとなる。暗いので石のペイントがわかりにくい上にどこでも登山道のように見えるのだ。ここで冷静に元来た道に戻り、地図を見て、コンパスで初めて方向をマジに見当をつけて歩き出し、ペイントを見つける。しかしこの頃より雨風ともに強くなってゆき、小赤石岳に登る稜線沿いでついに雨風が強すぎて危険と判断し、大きな石の陰に入って、持っているテントをまさに被った。寒いので一時雨具を脱ぎ、ダウンジャケットを着込みまた雨具を。さらにパンを2個食べやや風が収まるまで待つ。そんなに変わっていたようでもないが、とにかく小赤石岳に到着。ここでも僕一人しかいない。自撮りで証拠を残す。赤石岳に登頂し、初めの予定では百間洞にテント泊して聖岳を目指す予定であったが、予報はずっと雨で、しかもこの調子では遭難しかねないと判断し、赤石岳は断念して、赤石小屋を目指して下山開始。このころブーツの中は水でグチョグチョになっており、なぜかと考えたが、前日の乾かした折に温度が高い空気のためにゴアテックスが変性したと推測した。もう使い物にならず。下りはぐしょぐしょのブーツで足先が極めて不快で痛みあり。しかも長い。樹林帯に突入しようやく危険からやや脱出したと思った。赤石小屋には全く寄らず、ひたすら椹島を目指す。途中木の根が本当によく滑るので、こけそうになったこともしばしば。椹島についた時にも雨は全く止む様子はなく、下山の判断をしてよかったとホッとしてシャワーで生き返ったのでした。
9/8-9  武尊山 記:「さとう」
懇親会は宴会テントに16名 奥の駐車場よりスタート 台風で倒木有り 上りのクサリ場
山頂にて(当会のみ) 山頂で集合写真 挨拶後解散 下りのクサリ場
<メンバー> CL「はしだ研」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「おおむら」、「なかがわ」、「ながおか」、「ひなぎく」、「やまぐち」、「すぎと」、「こなっち1」、「きたはら」、「ながさわ」、「ウッチー」、「さとう」         
<行動記録>
9/8 小山15:30-武尊神社駐車場17:50- (懇親会)
9/9 神社駐車場6:15-奥の駐車場6:45-分岐7:05-稜線8:15-山頂10:25-解散後下山12:00-奥の駐車場14:50-小山7:00    
<詳細報告>
県南地区山協及び県学連70周年記念山行を兼ねて、集中登山を上州武尊山にて実施した。前日は(9/8)県南地区は武尊神社駐車場にて大雨の中、懇親会を実施。県南地区は(モネージュ、栃木、キッタテ、羚羊、小山)。我が会は総勢14名の参加になりました。他(岳連)から他のコースより、白峰、パーソナル会員など、11:30〜12:00時集合での集中登山です。
心配された天候も夜半過ぎに止み、どうやら雨の心配はなさそうです。最奥の駐車場まで乗り入れ、いよいよスタートです。分岐まで、林道を20分ほど進むが、大雨や台風の影響で、大木が倒れていたり、大雨により林道が可なりの場所えぐれていたのは驚きです。
剣ヶ峰コースと別れ稜線を目指します、後半の登りは急登が続き我慢の登りです。ガスが上がりそうな雰囲気の中、避難小屋を過ぎ急登の尾根をつめると、クサリ場、ロープが出てきます。泥と湿り気で滑り易いので慎重に4〜5ケ所を超えると、あたりはシャクナゲの多い山頂直下の尾根です。咲いていたのはリンドウくらい。
予定より早く山頂に到着しました。晴れていれば360度の展望を楽しめるはずでしたが、残念、周囲はガスがかかり全く展望なしです。コースからの集合のため、山頂で1時間半待ちになりました。寒さが心配でしたが、むしろ暑いくらいです。一瞬もガスは上がりませんでしたが、贅沢は言えません、雨に降られることなく集中登山が実施でき何よりでした。
全員集合の写真を撮り解散です。それぞれのコースに別れ下山です。我が会は往路を忠実に戻ります。クサリ場を含め、とても歩きずらルートが続くため、慎重に下山することは言うに及びません。風呂は少し豪華に湯檜曽のホテル湯の陣でした。   
9/1-2  那須クリーンキャンペーン 記:「ひなぎく」
<メンバー> 「ひなぎく」  
9月1日(土)
午後4時から委員会開催。8名参加。6時から前夜祭開催。約25名参加。天気が安定し、雨にならずに東屋にて開催しました。坂口名誉会長の友人で元長野県警察山岳救助隊長の「なかじま」さんが参加。山の話、山の歌、美味しいご馳走にしたづつみ、もちろんビール・酒は飲み放 題。9時に解散がだいぶ遅くまで盛り上がったようでした。私はテントに寝ましたが、明け方通り雨にあいました。   
9月2日(日)
午前6時半より指導所にて啓発活動。7時半より開会式・・・天気のせいか今回は80名の参加。8時半よりロープウェイ駅にて啓発活動。ガスってはいるが天気はまあまあ、山に入る人も多く登山届 の記入を徹底した。その後各自山に入って活動しました。リンドウの色が鮮やかで一番綺麗な時期でした。
8/26-29  北岳 記:「みつまん」
広河原山荘 まもなく二俣
鳳凰三山を見ながら休憩 ハシゴの連続
北岳バットレス 八本歯コル。後ろは間ノ岳 山頂周辺は岩場が続く 雨具をつけて出発
北岳への上り 北岳山頂 ヤナギラン トダイアカバナ
<メンバー> CL「はしだ」、SL「さとう」、「あんまん」、「ひなぎく」、「くりさん」、「きたや」、「みつまん」
<行程>
26日 晴れ。広河原山荘まで移動。
小山9:00発 - 五霞IC- 白根IC- 13:30芦安駐車場 13:50 - (tax) - 14:30広河原BS - 広河原山荘
27日 晴れ。上り。北岳山荘へ。 距離 7.1Km 累積標高 +1,650m,-240m 所要時間 7時間45分(休憩込)
広河原山荘6:00 - 6:30御池分岐 - 6:57 沢出合 7:07 - 8:49 二俣 9:07 - 11:45 八本歯コル 12:12 - 12:40 分岐 12:55 - 13:45北岳山荘
28日 曇り時々雨。下山。 距離 8.5Km 累積標高 +660m,-1900m 所要時間 7時間45分(休憩込)
北岳山荘5:50 - 6:26 池山吊り尾根分岐 - 7:20 北岳 7:45 - 8:23 肩の小屋 8:36 - 9:02 小太郎山分岐 9:10 - 10:55 白根御池小屋 11:15 - 13:02 御池分岐 - 13:25 広河原山荘 - 13:35 広河原BS

<詳細報告>
26日
北アルプスの白馬・朝日岳への山行を計画していたが、台風通過後の前線発生で天候が危ぶまれるので急遽行き先を白根三山へ変更した。北岳から3000m稜線歩きを楽しんで、間ノ岳・農鳥岳を往復する計画だ。 初日は小山をゆっくりと出発して、圏央道・中央道経由で芦安へ向かう。八王子周辺で多少渋滞に巻き込まれたが14時前には芦安駐車場に到着した。そこからはタクシーで広河原へ向かう。タクシー料金は1人あたり1,100円だが、林道の保全用に100円徴収される。バス料金より100円高いだけなのでタクシーの方がお徳感がする。タクシーの定員は9人だが、私たち7人だけで出発してくれた。約40分で広河原に到着。多くの登山者が帰りのバスやタクシーを待っていた。ビジターセンターにはきれいなトイレがあった。そこから吊橋を渡るとすぐ広河原山荘に到着する。そこで一泊。宿泊客は10人ぐらいか。 シャワーがあるはずなのだが壊れて使えなかった。(追記:2013年にこの山荘に宿泊したブログに夕食の写真が載っていて、それが私たちの時とほぼ同じだったので驚いた。不思議な食事でした。でも、他のブログには別の料理の写真もあって、「美味しかった」というコメントもあるので、私たちが大外れだったという事なのか。)
27日
山荘で5:00から朝食後、6時頃に歩き始めた。大樺沢に沿った山道を登っていく。沢沿いの山道なので緩やかな上りを予想していたが、大樺沢は急流で、その沢音は谷に轟いていた。それに沿う山道の傾斜も大きく、岩場も多いので体力を消耗する。登山道の廻りは、最初はシラビソなどの樹林が多いが、北岳からの沢との出合を過ぎて、右岸に渡った辺りから次第にダケカンバなどの灌木になってきた。山荘から3時間程頑張ると沢沿いにも灌木が消えて、前方に北岳が見えてくる。二俣に到着した。ここは、お花畑で有名な右俣コースと八本歯コルへの左俣に分かれる場所だ。大勢の登山者が休んでいる。トイレもある。日陰がないので日差しが皮膚に突き刺さる。右俣を渡った場所で大休止後、八本歯コルへ向かった。沢にはまだ雪渓が残っていた。1時間少々登ってまた休む。すぐ沢水を汲むこともできた。このルートは登山地図上には水場は無いが沢から取水できる場所が多い。振返ると鳳凰三山が間近に見える。稜線の花崗岩の白さが眩しい。そこから先はハシゴのオンパレードで一気に高度を稼ぐことができる。ただ、踏み板が丸木なのでバランスを崩さないように注意しなくてはならない。丸木なのは冬の積雪対応なのかも知れない。右上には北岳バットレスが聳える。八本歯コルに到着。初めて北岳小屋を見ることができた。富士山が八本歯の頭の右に少し顔を出していたが、すぐ雲に隠れた。八本歯コルは北岳の少し南から東に延びる池山吊り尾根上のコルで、広河原から歩いてそのコルを越す事は、大樺沢の谷から別の谷に移ることになる。コルからはハシゴをいくつか登ってから北岳山荘へのトラバースルートに入る。このルートはお花畑を縦断しているので花の時期には大いに楽しめるのだろうが、大部分は花の時期を終えていて、少しの花が残っているだけだった。ヤナギランの小さな群落があった。その近くに絶滅危惧種のトダイアカバナが小さな花を見せていた。尾根にでると、トウヤクリンドウが見られた。北岳山荘に到着。この山荘は土曜日の混雑が話題になっているが、平日なのでかなりの空きがあったが、100人ぐらいは泊まっていたようだ。 計画では北岳山荘から間ノ岳・農鳥岳を往復する事になっていたが、28日の予報が随分と悪い。相談の後、北岳・御池経由で下山する事にした。
28日
北岳山荘の朝食は4:40から。登山者には嬉しい配慮だ。山荘を6時前に出た。稜線の廻りは霧に包まれていて、眺望はなし。10m以上の風が吹いていた。雨具上を着ていたが、薄手の手袋しか持っていなかった私は手が冷たくて難儀した。霧が吹き付けられるので次第に濡れてくる。岩やクサリに触れても濡れてくる。夏でも防水手袋は必携だと思った。北岳山頂は眺望は無かったが、山頂の東側は風が当たらなくてゆっくりと休憩できた。北岳の前後は岩場の連続で岩が乾いていれば問題ないが雨の時は滑りやすいので要注意だろう。また山道が明確でない場所もあるので慎重にルートを見極める必要がある。肩の小屋を過ぎると少し歩きやすくなった。だが、草スベりに入ってまもなく、私が高さは2mぐらいだが傾斜のある小さな岩場で転倒してしまった。擦り傷・打撲を数カ所負ったが大事には至らなく安堵した。なぜ、転倒したか詳細は不明だが、前向きで岩場を下るときに足をかけた岩が滑り落ちたように思う。そうなるとストックの2点では支えられない。落差が小さくても急な下りでは横向きか後ろ向きになって、しっかりと3点支持で歩行することが必要だと痛感した。草スベりは草の急傾斜道かと思っていたが、道はすべて岩場かザレだった。御池小屋で大休止。外見はきれいな小屋だ。中は不明だが、小屋の従業員の笑顔を見ると、泊まりたくなる小屋だった。次回もし北岳に来るなら、もう少し早く小山を出発して広河原山荘に泊まらずに御池小屋まで来たほうが良いようだ。その方が負荷が分散できて良いし、夕食も美味しいかも知れない。白根御池からは30分ほどトラバース気味に小さなアップダウンを繰り返してから尾根を下り始める。その下りは水平直線距離1Kmで高低差500mを下る厳しいものだった。オーバーワーク気味になっている筋肉には、私には打身の痛みも追加されて、高低差のある段は堪えた。途中から雨が降り始めた。脱いでいた雨具を再度着込む。雨で滑りやすくなった岩や木の根に注意しながらやっと広河原山荘に到着。2日前に山荘前のベンチでビールを飲みながら、下山してくる登山者を眺めて、「あすこまでへばるものかね」「よれよれだねえ。歩き慣れていないんだよ、きっと」なんて批評していたのだが、2日後に自分たちも同じような恰好になるとは予想だにしていなかった。
広河原バスターミナルからはタクシーで芦安に向かう。近くの温泉宿に泊まることにした。温泉で汗を流し、美味しい料理で体を癒やした。 翌日は、三浦半島三崎に回ってミニ観光とマグロ丼を楽しんで、首都高経由で小山に帰ってきた。観光地で、筋肉痛の為不格好に歩く私達を、廻りの人たちはさぞや不思議に思ったことだろう。 雨のため、山中2日の山行となったが、距離は長くは無いのだが、高低差が大きいのでハードな2日間だった。再挑戦するか、しないか。多分、参加メンバーの意思の一致はなさそうだ。  
8/20  鉢伏山,高ボッチ山 記:「こなっち1」
高ボッチ山々頂 高ボッチから鉢伏山 鉢伏山々頂 ハナイカリ
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)   <天候>晴
<行程>日帰り (3時間35分 休憩含)
10;00アルプス展望台−10;10高ボッチ山−10;20展望台−横峰−12;10鉢伏山荘12;30−13;00鉢伏山 13;15−13;35鉢伏山荘  
<内容>
大陸の乾いた高気圧に覆われ涼しいのも今日まで、花とアルプスの展望目当てに鉢伏山に出掛けた。平日でガラガラのアルプス展望台に車を止め、高ボッチ山まで10分、ハクサンフウロ、シシウド、コウリンカ、ワレモコウ、ノアザミなどまだ花も残っている。南アルプスの山頂部は残念ながらガスの中だが、八ツ、蓼科山、霧ケ峰、遠く富士、振り返れば、まだ乾燥した空気が残る後立山連峰がスッキリ見渡せた。  展望台に戻り鉢伏山を目指すが、鉢伏山荘までは、花も少なく、照り返しで暑いアスファルトの道をひたすら歩く。横峰辺りで登山道に入るが人も入ってなくクマザサの藪漕ぎの為、すぐに林道に戻る。この道を往復するのも嫌で、鉢伏山荘まで車を回してもらった。山荘駐車場は車1台だけ、大休止後なだらかな鉢伏山々頂を目指す。ここからは美ヶ原の展望が良く、ハナイカリとハクサンフウロが多く見られた。山荘にあった牛伏寺のフランス式階段工水路の写真が綺麗で、管理人の方に道を教えて頂き帰路立ち寄ってみた(右写真)。  
8/18  駒ヶ岳(山形高畠) 記:「さとう」
キャンプ場跡に駐車 朝露の雑草の中を進む 駒ケ岳山頂 ひかば越え
<メンバー> CL「はしだ」、「ひなぎく」、「さとう」     <天気>曇り・晴れ                          
<行程>
8/17鹿沼18:00-国道13号(米沢国交省施設P)20:50(車中泊)
8/18駐車場6:10-キャンプ場跡?6:40/7:00-西信濃沢登山口7:33-駒ケ岳登山口8:07-969mピーク9:27-駒ケ岳10:20/40-1076ピーク11:00-ひかば越12:00-登山口13:36-駐車場14:00-鹿沼20:30                                    
<内容>
8/17 猛暑が続いていたが今日は涼しい、高速を走ると17〜20℃、半そででは涼しい。国道13号に国交省の立派な駐車場とトイレ完備の場所あり、車中泊とする。

8/18 13号よりブドウ マツタケラインに入り、集落を過ぎ林道に入る。道は悪く、両脇の藪が車をこすり何とかキャンプ場(今は使われていない)へ到着。支度をして林道を詰める、この周辺は殆ど人が入らない様で、道には草が覆いかぶさりうるさい。熊鈴を鳴らし西信濃沢沿いのルートを辿るが、雑草が伸び放題、朝露の中 下半身はビショ濡れで我慢の歩き、沢を渡ってようやく駒の登山口です。急登になるが、登山道は急にスッキリ歩きやすくなる。なんせ涼しいことが低山でありながら助かる(17℃前後)。トレーニングを兼ね別な目的もあったが空振り、ブナ林の森林浴を満喫し稜線を辿る。969ピークまで上がれば稜線のアップダウン、目的の駒ケ岳山頂です。腹を満たし稜線を辿る。稜線でも殆どがブナの林であった。小ピークを幾つか越え、対岸に豪志山を望みながら進めば草原になっている ひかば越に着く。案内も無いが踏み跡も全く無い。この時期花は殆ど無かった。いよいよ下りだ。こまかなジグザグの斜面を降りると沢にでる。あとは沢筋に沿ってひたすら辿るが、踏み跡が無い。マーキングも必要なところに無いのはいつもの事、滑りやすい沢筋の斜面をかなり慎重に進む。時々沢を横切ったり、雑草が伸び放題で踏み跡が無いので、山慣れしてない人には無理でしょう、なんせ ひと気も無いし動物にも逢わず静かな山域なんです。帰路、やはりお盆の渋滞に巻き込まれ、時間がかかりました。  
8/13-14  空木岳・南駒ヶ岳 記:「ながさわ」
空木岳 空木岳山頂 南駒ヶ岳 駒石
<メンバー> 「ながさわ」、他1名
<行程>13日 5:25空木岳登山口第2駐車場〜5:55林道終点駐車場〜6:20鷹打場〜7:05池山尾根水場〜7:40尻無〜8:00マセナギ〜  8:45大地獄〜9:02小地獄〜9:25ヨナ沢の頭〜10:20空木平分岐〜10:45空木平避難小屋〜12:15駒峰ヒュッテ18:10〜18:20空木岳〜18:40駒峰ヒュッテ(宿泊)
14日 4:30駒峰ヒュッテ〜4:38空木岳〜5:25駒峰ヒュッテ〜5:50空木岳〜6:40赤梛岳〜6:59摺鉢窪避難小屋分岐〜7:20南駒ヶ岳〜9:10空木岳〜9:18駒峰ヒュッテ〜10:38駒石〜10:58空木平分岐〜11:50迷い尾根(小地獄)〜12:57マセナギ〜13:26池山尾根水場〜14:10鷹打場〜14:31池山林道終点〜14:57登山口駐車場

<13日>晴れのち雨(深夜快晴)
昨日縦走は断念し、12日は下山後に温泉、食事、コインランドリー、車中泊と経過し翌13日。当初下山ルートであった、池山尾根から空木岳・南駒ヶ岳を目指す事にしました。
夜、長い林道を車で抜け、駐車場へ到着するが実は、この上に正式な駐車場がありました。朝、晴れ。天気は今後どうなるのだろう?終始曇りの予報で期待は出来ないが、少しでも山容が拝めればよいが・・緩やかなハイキングコースも終わり、本格的な登山道へ差し掛かる頃、池山小屋分岐の水場が出現。今年は水不足だったものの、この水場は涸れずに残っていた。癖も無く美味しい。木のベンチに「8/3、空木平の水場は涸れているので、ここが最終の水場になります」と親切な書置き有り。さすが連休中の中央アルプス。単独行、親子連れ、山岳会の大所帯、大学生グループと数多くの下山者とすれ違う。仰々しい名前の大地獄・小地獄に到達。痩せ尾根と多数の鎖場、急坂の地形。慎重に進めば何ら問題も無い場所。空木平分岐で駒石ルートか空木平ルート、どちらにするか話し合い、避難小屋やカールを覗いてみたかったので空木平へ。すぐに空木平避難小屋に到着。幕営禁止だが、外にテントがひと張り。外観も中もキレイな小屋。1泊1,000円を箱の中に入れるシステム。20名位泊まれそうで、昨晩大学生グループが滞在した模様。小屋を経つ頃、強い雨が降ってきた。降ったり止んだりを繰り返し、埒が明かないので雨具を付け出発。・・・・この時点では知らなかったのですが、この空木平避難小屋、壮絶な歴史を持った小屋だったのです。その歴史は帰ってから知る事になるのですが、そのせいなのか周りに誰も居なかった??(テント張っている人は全く気にしないのか、知らないのか)。高山植物が咲き乱れるカールからは、今晩宿泊予定の駒峰ヒュッテが小さく見えた。登山道は岩がゴロゴロと歩きにくい。既に雨は止んでいたが、雷が下から上へと登ってくる。風雨が強くなり小屋に駆け込む。〜山のオアシス・駒峰ヒュッテ〜。本日は南駒ヶ岳まで行くつもりだったが、ここまでのようです。先客2名。暫くすると管理人さんが到着。宿泊費3,500円を支払い、2階に荷物と寝袋を設置する。こちらは駒峰山岳会が経営をしていて、宿泊のみで、食事の提供はありません。水とビール、カップヌードルとアルファ米のみ販売しております。従業員は管理人のみ(有名な写真家?)で非常に効率のよいやり方だなと思いました。外は大荒れ、さて何もする事も無いので、早くも晩酌(1回目)梅しそ冷麺をこしらえ乾杯。仮眠後夕刻、雨は止み素晴らしい夕焼けが!これは空木岳に登らなければ!山頂は目の前・10分以内に到着。近くに南駒、少し先に御岳。この山行でようやく素晴らしい景色を見ることが出来た。初めてのブロッケン現象にも遭遇。解りづらいですが、写真の真ん中に写ってる丸い虹と人がそうです。で、戻りまた晩酌(2回目)「匂いの強い物の調理はしないでください」の張り紙があったが、焼きカマンベール蜂蜜黒胡椒掛けを作成。セーフ?「消灯は夜8時ですよ」と管理人さん。気付けば飲んでいるのは我ら合せて4名のみ。小屋は満員御礼でした。

<14日>晴れのち雨(麓は晴れ)
朝3:00、僕の目覚ましアラーム音で、かなりの人数が起床(スミマセン)外に出ると満天の星空。見上げると流れ星発見。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・間を置いてですが10個も確認出来ました。こんなに流れ星って見られるもんなの?と思ったら、これがあの話題の「ペルセウス座流星群」だったとは!?またあとで気付いた。何で皆見てないんだ?このあとも素晴らしいご来光を拝み、最小限の荷物だけ持ち、南駒ヶ岳へ。山頂からは南アルプスの山々、富士山、越百小屋などが見えました。空木岳へ戻る頃には、雲が下から湧き上ってきて、ゴールデンタイムは終了を迎える。最後に山の稜線を境に右半分が雲の世界という、これまた印象的な写真を撮る事ができました。ヒュッテに戻り、管理人さんに挨拶をして下山する。みるみるうちに空は荒れ狂い、迷い尾根に入った頃には土砂降りに。この鎖場で雨とはね・・行きと帰りで難易度が大分変わってしまったもんだ。それでも何人も登ってくる人は居て、人気のある山なんだなと改めて思いました。池山尾根に着く頃には雨も止み、先行して歩いていた相棒が、帰りの登山道で買い物袋一杯の乳茸を採取していた。栃木では人気でも、このあたりでは見向きもされないのか、撮り放題だったとの事。帰りの「こまくさの湯」では、やっと念願のソースカツ丼を食べることが出来ました。関東にもあるけど、これはこれで美味でした。またこういう場所に、ドリンクバーがあるのもいいなと感じました。1名300円でサントリー系のソフトドリンク(bossとかペプシ・CCレモン)が飲み放題です。縦走計画は中断し、興味深い「檜尾避難小屋」に行く事も叶わなかったけど、また冬に来る楽しみにとっておきますか。
8/12  木曽駒ヶ岳・宝剣岳 記:「ながさわ」
木曽駒にて 木曽駒神社 宝剣山荘 極楽平への岩場
<メンバー> 「ながさわ」、他1名
<天気> 曇りのち雨
<行程>5:15菅ノ台バスセンター〜6:00しらび平〜6:08千畳敷〜7:10乗越浄土〜7:35中岳〜7:50木曽駒ヶ岳〜8:13頂上木曽小屋〜9:15宝剣山荘〜9:53宝剣岳〜10:50極楽平〜11:35島田娘付近(撤退)〜11:45極楽平〜12:05千畳敷〜13:55菅ノ台バスセンター

お盆休みの12日〜14日、中央アルプス縦走を計画。木曽駒から宝剣、空木、南駒の予定だったが・・・ 2人とも中央アルプスは初です。菅ノ台バスセンター駐車場に前泊。翌日、ロープウェイ行きのバス乗り場は 朝4:30から大行列!バス・ロープウェイを使用し、あっという間に標高2612mの千畳敷へ到着。 何たる罪悪感! 千畳敷駅から出ると、そこはガスに覆われた世界。本や写真で見た景色は見られそうにもない。 本日夕方前には、檜尾避難小屋にまで到着しなければならない。定員は20名、テントは今回持参していない。 先を急ごう。この悪天にも関わらず、観光客・登山者合わせて凄い人の数。 中央アルプスの主峰、木曽駒ヶ岳には難なく到着。途中で各山荘を覗いてみる。 頂上木曽小屋では、本日120名(!!)の予約有りだそう。10日も「山の日」で盛況だった模様。 宝剣山荘では、コンビニの様にホットスナックコ−ナーが有り、ホットドッグや串カツが販売。 土産や飲食物も充実していた。北部はホント賑やかなんだよね。唯一のテン場もあるし。 本日のハイライト、宝剣岳を目指し岩場に入ると、いっきに人の数が減ります。 滑落事故の多い連続した鎖場。天気が良ければさぞかし絶景であろうが・・ ヘルメットを装着し、気持ちを切り替える。前半が単調な山歩きだったせいか、後半の高度感満載の鎖場が、 刺激もあり、楽しむ事が出来た。鎖場を終えたところで親子4人連れに遭遇。 聴けばアスレチック気分で来たものの、岩と鎖場を見て引き返す所だったとか(絶句) 警告版見えなかったのか、あなたがた! 極楽平からは遂に雨が降り出し、島田娘付近からは大雨に。予定時刻までに檜尾避難小屋に間に合うか微妙。 間に合っても満員かもしれない。次の小屋は遥か先、この風雨であと3時間も稜線を歩ける?→無理!! 無念の撤退とした。続きは次回に持ち越す事に。
8/11-13  荒川三山・赤石岳 記:「きたはら」
二軒小屋ロッジ 二軒小屋ロッジの食事 悪沢岳山頂 赤石岳山頂
<メンバー> 「きたはら」  
<行程> 11日 晴れ
大田区330発-畑薙臨時駐車場930-送迎バス1015-椹島1110-送迎車乗換1230−二軒小屋着1300-二軒小屋ロッジ泊
12日 晴れのち雨
二軒ロッジ330発-千枚岳930-悪沢岳1100-中岳避難小屋1300-荒川小屋1500泊*
13日 晴れのち雷雨
荒川小屋330発-赤石岳630-富士見平930-椹島1330-送迎バス1400-畑薙臨時駐車場1510-白樺荘1530-大田区2300

<11日> 昨年塩見岳三伏峠でテントを張ったとき荒川三山や赤石を縦走する人に面白い話を聞いた。そこで聖岳まで含めて3泊で予定を立てた。渋滞を避けるため早朝出発したが東名は大渋滞で畑薙まで6時間もかかってしまったが他のお客さんも遅れたので臨時送迎バスに乗れた。椹島で昼寝をしてさら送迎自動車を乗り継ぎ二軒小屋に到着。到着時は3名しかお客さんはいない。二軒小屋には立派な登山小屋とペンションのようなロッジさらに立派なVIP小屋(地元の呼び方)の3軒と静かな芝生のテント場がある。私が泊まったロッジはヒノキ風呂ときれいな水洗トイレ、ドミトリーながらコンセント付きベットと豪華。食事も松尾シェフが解説してくれるフルコースの地元食材を使った料理でびっくり。VIP小屋に泊っているお金持ち風の年配の方々と15名くらいでゆっくりと食事ができた。ここは東海パルプという林業の作業場を兼ねていて山小屋の経営もしているので資本が豊富なのだそう。荒川小屋中岳避難小屋、赤石小屋もここの社員でどのスタッフも親切で気持ちが良いし食事もおいしい。
<12日> 前日に下見をしておいた登山道を暗いなか登る。台風12号の影響で登山道は大木が倒れていて迂回するのに大変だが千枚岳までの6時間で下りの3人、追い越された登りの2人だけと静かな樹林帯を歩く。この道は昔は荒川三山のメインルートだったらしいがいきなりの急登と景色が悪いので人気が千枚尾根にとられたのだそうだ。千枚岳につく直前で雷雨になり雨は大したことがないが怖いので千枚小屋に避難しようか迷ったが稜線にでる手前で様子をみていて風も収まってきたので荒川小屋を目指すことにした。悪沢岳に到着したら山頂にはだれもおらず、中岳避難小屋につく頃は晴れ間が出てきてお花畑の中快適に荒川小屋に到着した。荒川小屋のネパール風カレーライスとサラダはおいしかった。夜ものすごい雷雨あり。
<13日>朝食をお弁当にして赤石岳を目指す。山頂到着時はガスの中だったがしばらくすると晴れてきて雲海のなか富士山や荒川岳が見える。ただ西の方から雨雲らしい雲が来ていて雷も聞こえてきたので聖岳は諦め大倉尾根をおりて椹島に下山する。赤石岳直下のお花畑は素晴らしい赤石山荘までは快晴だったが途中から雷雨になり3時間雨の中急坂を何回も滑って怖い思いをして椹島までたどり着いた。木の根が濡れるとこんなに怖いものかと痛感した。きれいな白樺荘でお風呂にはいり渋滞の中1日早く帰宅した。次回は聖と光岳に行こうと思う。*
8/12  薬師岳(北上山系) 記:「こなっち1」
小田越から薬師岳 薬師岳から早池峰山 稜線から薬師岳 薬師岳山頂
<メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)  <天候>晴 日帰りピストン (3時間10分 休憩含)
<行程> 9;15小田越−10;45薬師岳山頂11:15−12;25小田越
<説明>本日も天候は上々、ゆっくり出掛けたが、小田越先の5台程の駐車スペースにたまたま1台分空きがありラッキーだった。小田越からは早池峰山、薬師岳共綺麗に見渡せた。早池峰山は登山者が多いが、薬師岳側は殆ど人も無くがらんとしている。小一時間程で森林限界を超え、振り返れば時々ガスは掛かるものの早池峰山がよく見える。シラネニンジン、ノリウツギ、カニコウモリなど白系の花は多いが、残念ながら他の花は見られなかった。稜線から15分程で山頂に到着、360°の景観を楽しんだ。小田越山荘経由の周回を計画していたが、崩壊で通行止めの為往路を戻り下山した。
8/11  八幡平 記:「こなっち1」
八幡沼 八幡平から岩手山 八幡平山頂 ホシガラス
 <メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)  <天候>晴時々曇  日帰り周回 (2時間40分 休憩含)
<行程> 10;00レストハウス−見返り峠−11;05源太森11;15−11;50陵雲荘−12;10八幡平山頂12;20−12;40レストハウス  
<説明>朝の内霧に覆われていたが、晴れ間も見え始め花目当ての散策を開始した。登山口にはミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコ、アザミ、見返り峠からは大きく岩手山が見渡せ、木道傍、八幡沼近くの池塘周辺ではキンコウカ、タチギボウシ、コバノトンボソウ、シラネニンジンなど多くの花々が咲いていた。源太森ではホシガラスに会え、八幡沼を眺め陵雲荘に向かう。湿原の木道は三々五々ハイカーがのんびり散策しており、陵雲荘近くの八幡沼展望台は人も多かった。八幡平山頂には数年前には無かった櫓の展望台も設置されており、鏡沼を通り駐車場に戻った。レストハウスで稲庭うどんを啜り宿泊地に向かったが、盛りは過ぎているものの多くの花を楽しめた。
8/3 至仏山 記:「みつまん」
尾瀬ヶ原から至仏山 湿原の先に燧ヶ岳 ピークを目指して 爽快だった尾根歩き
<メンバー> 「くりさん」、 「みつまん」    
距離 12.2Km 累積標高 +1,020m,-1,020m 所要時間 7時間5分(休憩込)
鳩待峠8:00 - 9:00山の鼻9:30 - 12:30 至仏山 12:45 - 13:30 小至仏山 - 15:05 鳩待峠

小山から戸倉まで2時間30分。バスの出発までに時間があったが、7:30に乗合タクシーが出るというのでそれに乗った。バスでもタクシーでも運賃は同じというのが面倒がなくて良い。鳩待峠の少し手前に広い駐車場ができていた。6年前に来たときにはそんな広い駐車場は無かったような気がする。バスもタクシーもその駐車場が終点。
数分歩けば鳩待峠。山の鼻目指して緩やかな下りの木道が続く。少し暑いが、下界のうだるような暑さはなく、快適に歩ける。約1時間で山の鼻に到着。木陰で腹ごしらえをする。少し、尾瀬ヶ原に進んで、燧ヶ岳、至仏山の景色を楽しむ。研究路をを少し散策してから至仏山への山道に挑んだ。最初は樹林帯を登る。急傾斜が脚に堪える。次第に樹林が薄くなって、振返ると燧ヶ岳が見えるようになった。この景色を見たかったのだ。森林限界を超すと、日差しが厳しくなったが、下界よりは日差しが優しく感じられるのは気温が低いからだろうか。爽やかな風も吹いていた。この登りは蛇紋岩が滑るということなので、慎重に歩を進めた。しかし、古びた木道が厄介だった。踏板が取れていたり、斜めになっていたり。東電もなかなか修理に手が回らないようだ。「あそこがピーク。あと少し。」と気を奮い立たせて登ると、ピークはその先へ、その先へと逃げていく。やっと山頂に到着。重厚な標識が見えたときはほっとした。山頂では7-8人の登山者が休んでいた。山頂からは、360度の眺望を楽しめた。 山の鼻から至仏山までコースタイム3時間のところを休憩などを含めてほぼその時間で登ることができた。(ヤマケイのコースタイム2:15は早過ぎると思う。) 休憩後鳩待峠へ下った。岩の多い尾根を南に下る。このコースは登山者が多いので、蛇紋岩が磨かれたように光っていて不気味だ。慎重に脚を進める。分岐からは一気に鳩待峠へ下った。
至仏山というと花の百名山。しかし、今回は時期が悪かったように思える。花の種類はそれなりに多かったのだが、すべて元気がない状態だった。でも、からっとした快晴で尾根では気持ちよかった。 下山後は「ほっこりの湯」で汗を流して帰路につく。
7/20-28  北アルプス縦走 記:「おかちゃん」
剱岳山頂にて 鬼岳雪渓ルート 薬師岳山頂 三俣蓮華岳山頂
<メンバー> CL「おかちゃん」、「かずちゃん」コバイケイソウ群落
ルートは早月尾根から剣岳、立山から五色ヶ原、薬師岳、太郎兵衛平、北ノ俣岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳から笠ヶ岳の予定でしたが、台風接近で笠ヶ岳はパスして新穂高温泉に下山しました。7泊8日のうち小屋泊4日、テント泊3日で食事は小屋対応でした。時期的にも全コース高山植物は豊富で、特に越中沢岳手前の大群落は圧巻でした。天気は殆ど晴れ、早月尾根は暑くてまいりました。雪渓は稜線直下まで残り、特に鬼岳の雪渓上のトラバースルートは一般ルートとは思えない位でした。特に困難なところはありませんが、一人十数キロの荷は自分たちには重くて疲れました。今までにない山行でしたが、貴重な経験でした。
7/30 角落山 記:「さとう」
沢沿いのコースが続く クサリ場 珍しくレンゲショウマが咲く 林道は至る所で崩落あり
<メンバー> CL「さとう」、 「ひなぎく」    天候:曇り、晴れ        
<行動記録> 小山5:00-男坂コースP7:45-堰堤8:40-分岐9:45-稜線10:25-山頂11:35/12:05-女坂分岐12:40-男坂P14:30-小山18:15タマガワホトトギス<内容> 東北の花巡りを考えたが、思わぬ台風の影響でぽしゃり、急遽日帰りでの足慣らしに出かける。はまゆう山荘前から林道に入るが、台風のつめ跡が可なりあり、木の枝が折れて散乱し何とか男坂コース入り口へ。水量の状況によっては場所変更も考えたが、何とかなりそう。沢沿いの薄い踏み跡をたどり始めた。このコースは4度目の訪問、だが、ルートを辿ることに結構苦労する。大雨の影響もあり踏み跡はハッキリせず、マーキングも少なく沢を何度も渡渉しながらのルートを行く。堰堤が二つ続く場所では、踏み跡を辿り左岸の尾根を詰めてしまい20分ほどロスタイム、対岸に堰堤を超える階段がありルートに戻る。肝心な所にマーキングが無いのはいつもの事、ルートファインデングを楽しむのには丁度良い。稜線にあがる分岐まできた。東に方向を変え沢筋を進むが踏み跡は全く無い。地形図片手に苦労の登り、稜線直下の急斜面は足場がズルズル滑り疲れました。ようやく山頂へ続く稜線に出てホットする。南への稜線を行けば山頂ドーム直下のクサリ場に着。オオユバユリ以前はトラバースに緊張したところだが、今は問題無し。2連のクサリ場を登れば山頂への急な斜面です。木の枝や根を掴みながら急登を頑張れば上部のクサリ場へ。ロープを使う事もなく無事山頂の鳥居に到着。誰も居ない山頂で腹を満たす。遠望は利かないが、何とか浅間隠と鼻曲は確認できました。分岐までの急な斜面、滑りやすいので慎重に降りる。驚いたことに、この山域の笹(篠竹)は全て枯れている、よく見ると、根元に小さな新芽が芽生えているのだ。時間的に剣の峰へのピストンは苦しいので、分岐よりスンナリ女坂を辿る。少ない花を鑑賞しながらノンビリ降りる。丸い蕾の花が気になっていたが、タマガワホトトギスの隣に一輪だけ咲いていたので納得、珍しいレンゲショウマでした。歩きやすい女坂コースも程なく林道に到着、時々林道をショウトカットしながら、行くが、林道わきの崖が至る所で崩れ、とても車の入れる状況ではない。長い林道歩きも終わり無事男坂コースの入り口に帰りました。男坂コースは、山慣れしていないと厳しく、とても初級者向きではありません。暑さはあまり感じなかったのだが、体全体は汗でグショグショ、はまゆう山荘でさっぱりして帰路につきました。
7/21 志賀山,横手山 記:「こなっち1」
横手山から笠ケ岳 雲の上のパンとキスゲ 四十八池と志賀山 裏志賀山から大沼
 <メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)
天候:晴時々曇、日帰り周回 (6時間10分 休憩含)
8;55硯川−9;05のぞき−9;20横手山々頂9;35−10;55草津峠−11;25鉢山−11;50四十八池12;10−12;50裏志賀山13;00−13;20志賀山13;30−15;05硯川  
硯川に車をデポしバスとリフトで横手山々頂に向かった。横手山からは眼前に端正な笠ケ岳がよく見え、ニッコウキスゲが満開だった。名物の雲の上のパン屋さんでパンを買い、キスゲ、イワオトギリ、ベニバナイチヤクソウなどを楽しみながら草津峠に下った。樹林帯の鉢山までは一人に会っただけだったが、四十八池ではハイカーも多く、大休止。池塘に映る志賀山、ワタスゲ、モウセンゴケなどを見ながら木道を進み、裏志賀山に登る。40人程の林間学校と思しき中学生をやり過ごし、山頂からは神秘的なコバルトブルーの大沼池、木道が走る四十八池、横手山が見渡せた。登り返しの志賀山手前ではタテヤマウツボグサ(右上写真)、渋池ではワタスゲを堪能し下山した。
7/16-20  赤石岳・荒川三山 記:「みつまん」
<メンバー>CL「あんまん」、「すぎと」、「きたや」、「みつまん」
<行動記録>
7/17 赤石小屋まで
距離 6.4Km 累積標高 +1,470m,-70m 所要時間 5時間45分(休憩込)
椹島9:10 - 9:20登山口 - 10:07「1/5標識」- 11:07「2/5標識」(廃林道)- 11:53 樺段 - 12:27「3/5標識」 - 13:30「4/5標識」 - 13:53ボッカ返し下標識 - 14:22ボッカ返し上標識14:30 - 14:55赤石小屋

7/18赤石小屋〜赤石岳〜荒川小屋
距離 8.3Km 累積標高 +1,020m,-930m 所要時間 8時間20分(休憩込)
赤石小屋5:15 - 6:20富士見平6:40 - 7:40水場8:00-(お花畑)- 9:45分岐10:00 - 10:20赤石岳10:50 - 11:10分岐11:25 - 11:40小赤石岳11:45 - 13:04大聖寺平標識 - 13:40荒川小屋

7/19荒川小屋〜荒川三山〜千枚小屋
距離 8.1Km 累積標高 +840m,-830m 所要時間 9時間10分(休憩込)
荒川小屋5:15 - (お花畑)- 8:05前岳分岐8:10 - 8:15前岳8:30 - 8:40前岳分岐- 8:50中岳(避難小屋)9:20 - 11:10悪沢岳11:40 - 12:20丸山12:25 - 13:40千枚岳13:48 - 14:25千枚小屋

7/20 千枚小屋〜下山
距離 10.2Km 累積標高 +160m,-1,640m 所要時間 6時間(休憩込)
千枚小屋5:20 - 5:52駒鳥池5:58 - 6:50見晴台前岳7:05 - 7:47清水平(水場)8:57 - 9:10小石下(三角点) - 10:28新分岐 - 吊り橋左岸11:00 - 11:20椹島13:00-(bus)-畑薙夏期臨時駐車場- 白樺荘-21:45 小山

<詳細報告>
7/17 赤石小屋まで
7/16AM8時少し前に小山を出発。圏央道・東名・新東名経由で新静岡ICを下りる。ここまでは快適。緊張の続く山越えの細いクネクネ道を1時間以上経て井川ダムに到着。そこからはダム湖横の県道を奥へ奥へ進み、前泊宿舎の白樺荘に着いたのは小山をでてから6時間以上経っていた。
白樺荘の温泉は少しヌルヌルして気持ちがいい。値段も安くて良いのだが、翌日の行動食に注文した弁当(おにぎり)は不味かった。
7/17白樺荘から数分で畑薙夏期臨時駐車場に到着。15分ほど遅れて始発のバスは出発した。マイクロバスだがほぼ満員。沼平から先は砂利道で、バスは大きく揺れながら進む。山の傾斜は大きく、バスの窓からは、今にも転がってきそうな岩がいくつも見えて怖くなる。1時間かかって椹島に到着した。
赤石小屋までは大倉尾根を登って行く。最初から傾斜がきついのでゆっくりと歩を進める。花はカニコウモリがたくさん見られるが、それ以外は少ない。ひたすら、登る。登る。ただそれだけ。
椹島から6時間弱で赤石小屋に到着。小屋はまだ新しく、オレンジ色の板壁がまぶしい。赤石岳・聖岳が正面に見える。明日登る赤石岳が聳え立つように見えた。小屋はツアーの宿泊があったので賑やかだった。私たちには屋根裏のスペースが指定されたが、最初は暑くて閉口した。寝る頃には涼しくなったが。


7/18赤石小屋〜赤石岳〜荒川小屋
トラバース お花畑に夢中 小赤石岳下のお花畑 赤石岳山頂
山小屋の朝は早い。今回の山小屋は全て朝食は4:30開始だった。赤石小屋では朝食を弁当(ハリハリ寿司)にしてもらって早めに出発した。富士見平では360度の眺望なのだが、残念な事に富士山はよく見えなかった。しかし、盟主赤石岳は堂々として、その左に聖岳・上河内岳、その右に、小赤石岳、前岳・中岳・悪沢岳、千枚岳の山並みは見応えがあった。富士見平の先は、細いトラバース道、鉄パイプ橋が続くが、花が増えて癒やされる。しかし、癒やされすぎては奈落に引き釣り込まれるので、慎重に歩を進めた。やがてガレた沢に出た。水量もかなりある。冷たい水を飲みながら少し休んだ。そこから、稜線まではお花畑だった。特に小赤石岳南のカール状のガレ沢は黄色に染まっていた。ヤマダイコンソウ、キンポウゲ、キンバイの大群生地だ。その中に、ハクサンイチゲ・シロツメクサ・チングルマ・アオノツガザクラ・ウスユキソウ・クロユリ・クルマユリなども見られた。ゆっくりと花を楽しんだ。 稜線にでて、分岐にザックをデポして赤石岳に向かう。赤石岳の山頂は広い。少し下がった窪地に避難小屋もある。山頂で眺望を楽しんで分岐に戻る。小赤石岳からの下りで、ライチョウの親子を2組見た。貴重な体験となった。そこからは花は少ない。次第に高度を下げてダケカンバの下を歩くようになると、すぐ荒川小屋に到着した。赤石小屋同様にきれいな小屋だ。ここは、水場まで数分歩く。サンダルではきつい。だが、水は非常に豊富で、冷たく、タオルを水洗いしようとすると手が凍るようだった。


7/19荒川小屋〜荒川三山〜千枚小屋
前岳下のお花畑 写真に残さないと忘れてしまう 前岳山頂 尾根と塩見岳
悪沢岳山頂 タカネコウリンカ タカネビランジ タカネマツムシソウ
荒川小屋では4:30開始の朝食を食べてから、歩き始めた。トラバース道を進んで小尾根を越えると網に囲われたお花畑に出た。前岳の南東方向の谷がお花畑になっている。花の種類はほぼ赤石岳手前のお花畑と同じだが、規模が大きい。お花畑内をジグザグに登山道がつけられているのもうれしい。たっぷりと花を楽しんでから稜線にでた。分岐からすぐ前岳に着いた。前岳の西側は大きく崩落している。そのすぐ上に三伏峠に向かう道がついているのだが見るだけで背筋が寒くなる。分岐に戻って、少し登ると中岳山頂に着いた。山頂からは北アルプス、中央アルプスの峰々が見えた。北側には塩見岳が貫禄を見せていた。左後ろに仙丈ヶ岳、右後ろには甲斐駒、間ノ岳、農取岳を従えている。中岳避難小屋横で休憩。荒川小屋の弁当は実に美味しかった。 悪沢岳に向かった。コルまで下ってから山頂目指して登り返す。登山道はトラバース、細尾根もあって注意して歩かねばない場所なのだが、花が実に多い。悪沢岳へのザレた登りにシコタンソウが多かった。登りは悪路で、岩が多いが、しっかりしたホールドがあるので怖くは無い。ただ、登山者が多い時は、落石には注意が必要だと思う。悪沢岳に登ると、雲が出て、遠くの山々は見えなくなった。山頂は岩だらけ。登山道はペンキマークが多いので間違うことは無いが、間違うと厄介な事になりそうだ。悪沢岳の下りも岩だらけ。丸山が近づくとやっと歩きやすくなる。丸山は3000m峰なのだが、登るときに見るとお椀型で堂々としているのだが、山頂に面白味はない。千枚岳へ向かう。登山道はバリエーション豊かになりハシゴまででてくる。花は実に多い。タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、タカネビランジなど今回は他ではあまり見なかった花がでてきて嬉しくなる。千枚岳を過ぎると花は減ってしまう。登山地図では小屋の近くにお花畑があると言うことになっているが、なんとマルバダケブキ(右上写真)のお花畑になってしまっている。不思議な事に網で囲い保護されているのだ。ダケブキノの下に保護対象が隠れているのかも知れない。千枚小屋に到着。今日は花を楽しみすぎたのか、コースタイムの倍近い時間を要してしまった。

7/20 千枚小屋〜下山
小屋から日の出と富士 見晴台 岩場もあります 苦手な吊り橋
千枚小屋でも4:30開始の朝食を食べてから、歩き始めた。今日は下るのみ。楽なはずなのだが、山行4日目の脚は重い。見晴台から、今回歩いた赤石岳・荒川三山・千枚岳を眺めることができた。清水平では豊富な水が流れていた。冷たく美味しい水だった。小石下を過ぎると、登りの登山者に少しづつ行き交うようになった。急な斜面を下ると岩尾根になった。細尾根を慎重に進むと新しい分岐にでた。数日前に開通したばかりの登山道はまだ踏跡はハッキリしていないが、豊富なテープを追って下る。吊り橋に出た。千枚小屋で「結構揺れるんですよ」という話を聞いていた。確かに揺れる。右手をロープに掛けて渡ったが、揺れるのは気持ちいいものではない。約6時間で椹島に到着。バスの出発に時間があったので、軽食を食べてゆっくりとスゴした。白樺荘で汗を流して帰路につく。八王子手前で多少の混雑はあったが無事小山帰着。
「コンパス」で登山届
「コンパス」は日本登山ガイド協会が提供している登山計画システムで、そのシステムでは登山届のネット提出もできる。ここで提出すると、提携している警察署はそのシステムにアクセスできるので警察に登山届を出したのと同じ扱いになる。長野県・岐阜県・群馬県・栃木県などが提携しているようだ。
今回、初めて「コンパス」で登山届を出してみた。システムにアクセスして、指定フォームに入力して届ける。下山後は、再度システムにアクセスして下山届を出す。インターネットに接続できれば、パソコン・スマホなどで処理できる。
今回は、困ったことに、私のスマホの故障で、なかなか下山届が出せず苦労したが、これからも使ってみようと思っている。

7/13-16  後立山連峰縦走 記:「きたはら」
唐松岳山頂 五竜岳頂上 鹿島槍ヶ岳南峰頂上 爺ガ岳より見た鹿島槍ヶ岳
 <メンバー> 「きたはら」 「たらちゃん」
13日 晴れ     扇沢1730車デポ - 1830白馬八方尾根 あらやしき荘泊
車二台で扇沢に集合 一台をデポして白馬駅前のあらやしき荘まで移動 この宿は素泊まりだけだが3700円で天然温泉付き駅にも近く目の前がスーパーでおすすめ。

14日 晴れ 630八方尾根ロープウエイ-730グラートリフト降り場-1100唐松山荘-1400五竜山荘泊*
朝一番のロープウエイに乗るため6時に駅前の駐車場にデポしてリフトを乗り継ぎ1970メートルの八方池山荘まで楽々。異常に暑い中 唐松小屋に到着 先生は唐松岳を往復するが私は暑さでばてて小屋で大休止。その後の牛首の難所も楽に走破して早々に五竜山荘に到着。山荘は湿っぽい布団一枚で2人の超過密 テント場も登山道に張るしかないほどの人気 関西のお客さんも多く東北の山とは違う。劔立山連峰に沈む夕陽を眺めたあと早々に就眠。

15日 晴れ 330五竜山荘-700キレット小屋-900五竜岳-1100鹿島槍ヶ岳-1230冷池山荘泊
朝食をお弁当にして五竜岳頂上でご来光をみる。雲海を眼下に朝日を背後には影五竜を拝む。ここからは雲上の縦走が楽しめた。痩せ尾根や落石は危ないが はしご 鎖 お花畑 ライチョウ 高山蝶など変化に富む登山道で素晴らしかった。あっという間に冷池山荘に到着 大阪と横浜の女性二人とビールを飲みながらまったりと会話を楽しむ。 ここは五竜山荘と違って清潔で布団一枚に一人で快適だった。*

16日 晴れ 530冷池山荘-700爺が岳-730種池山荘-1200扇沢車回収-1230白馬ロープウエイ駅駐車場解散
5時に朝食をとって早々に爺が岳経由して種池山荘まで縦走。ここは以前Sさんと雨のなか苦労して登った柏原新道を今回は下山する。暑くて汗をかくが整備がよいため楽に下山でき11時30分扇沢到着 先生のデポしてあるイタリア車を回収して白馬に移動して解散した。 小山と大田区から二台で現地集合なので扇沢にデポして小屋に二泊の贅沢な縦走になりました。 一台なら大谷原に下山してタクシー利用になると思いますがゆったりとした山旅でした。
7/14-15  国師ヶ岳・入笠山 記:「こなっち1」
北奥千丈岳山頂 北奥千丈から金峰山 入笠山々頂 入笠山から甲斐駒,仙丈
 <メンバー> 「こなっち2」、則夫(記)
07/14 天候:晴、日帰りピストン (2時間10分 休憩含)
12;15大弛峠−12;50前国師ケ岳−13;05北奥千丈岳13;20−13;30国師岳13;50−14;25大弛峠  
猛暑の中、比較的高く、景色と花を楽しめ、簡単に登れる山を選んだ。中央道の大渋滞に巻き込まれ、登山口まで6時間も掛かってしまった。大弛峠から丁度盛りのハクサンシャクナゲを見ながら樹林帯の木道を抜け前国師岳に到着、これから向かう北奥千丈ケ岳、国師岳を見渡し、一歩きで北奥千丈岳に着いた。山頂には10人程のハイカーが居り、真夏の入道雲が所々に掛かるものの、間近に朝日、金峰山、小川山、遠く御座山に至る稜線など奥秩父の山並みの景観を楽しんだ。ここから国師岳に向かい大弛峠に戻ったが、思った程の花は無く、ハクサンシャクナゲとゴゼンタチバナだけであった。

07/15 天候:晴、日帰りピストン (3時間30分 休憩含)
8;30山麓駅−(ゴンドラリフト)−山頂駅8:50−入笠湿原9:10−9:55入笠山10:20−山頂駅11:30−(ゴンドラリフト)−12:00山麓駅
昨日に引き続き、お手軽ハイキングで入笠山に登った。入笠湿原では、アヤメが見頃で、お花畑には、ハクサンフウロ、シモツケソウ、クガイソウ、ヤナギラン、ユウスゲ、ウツボグサなど多くの花を楽しめた。山頂は多くの人で賑わい、甲斐駒、仙丈、鳳凰山、八ヶ岳、中央アルプス、遠く乗鞍まで360°のパノラマを楽しめた。山麓駅に戻ったが、時間があるので山野草公園を散策し、ここでも多くの花々を満喫した。帰路は、時間も早いのでまだ渋滞は大丈夫と、中央道を使ったが、圏央道八王子で火災事故の為、またもや大渋滞に巻き込まれてしまった。
7/14  戸隠山 記:「さとう」
隋神門 胸突岩 蟻の塔渡り 高妻を観る
<メンバー> 「さとう」    <天候>晴れ・ガス<行動記録> 7/13(金)下野17:00-飯縄高原一の鳥居苑21:00(仮眠)
7/14(土)4:40-戸隠キャンプ場5:15-ささやきの小径5:28-随神門6:15-奥社6:40-蟻の塔渡り前8:20-八方睨8:40/50-戸隠山9:10-九頭龍山10:00-一不動避難小屋11:25-氷清水11:50-帯岩12:00-キャンプ場駐車場13:20-自宅18:00
<内容> 7/13-夕方の高速を走るが外気温33℃ 暑さが半端ない。利用したことのある飯縄南登山口・一の鳥居苑まで4H、遠い。トイレ完備の駐車場で車中仮眠、さすがに夜中は寒く寝袋を使う、静かで良かった。 7/14-4時に起床し戸隠キャンプ場駐車場まで移動。キャンプ場周辺はさすがに人多し。林間のささやきの小径を選び隋神門まで、熊注意のカンバンばかり多し。奥社にて清めの水を飲み、いざ出発、ご婦人2人組も同時に出発、初めてとのこと、ちょっと気がかりです。 いきなりの急登が続く。意外に花が多く癒される、オオバギボウシ、クガイソウ、シモツケ、ヒメシャジン、イブキジャコウソウ、トリアシショウマ、コキンレイカ、など、楽しめました。百間長屋を過ぎ胸突岩を過ぎれば、核心の蟻の塔渡りだ。16年前に来たことあるが、記憶は定かでない。エスケープルートもそれなりに出来ている様だ。八方睨みに無事到着、北側の景観は良いが、南側はガスがかかる。後立山が少し見える程度だが、高妻山だけは威風堂々としている。このルート、初級者には向かない、クサリ場が予想外に多い、ロ-プを出していたら切りがない。後続の二人のご婦人はどうだろうか? 北東への稜線歩きの始まり、戸隠山までは近いが九頭龍山まで小さなアップダウンを行く。東側の急峻な崖には要注意、鹿も近寄れずニッコウキスゲが結構咲く。九頭龍山から北に辿り、ようやく一不動避難小屋に着く。暑さもありさすがにバテる。キャンプ場までの下りの始まり、いつの大雨の影響か、大洞沢のルートは荒れて土砂がむき出しでとても歩きづらい。氷清水は名前の通り、とてつもなく冷たくおいしかった。飲みすぎて後で腹痛が出た。距離は短いが細心の注意でとても疲れます。ようやく傾斜が落ち、牧場の入り口に到着、寝不足と暑さでヘロヘロになりながら賑わいのキャンプ場を経て駐車場に無事帰還です。今回の山行、しばらくぶりだったのと、体力の落ち込みで心配しながらトライしてみたが、なんとか周回できホットしました。ナビに従い帰りは、信濃町IC経由でのルートです。疲れたあとの4Hの運転に眠気を心配したが、何とか早めに帰宅出来ました。(途中、サービスエリアで10分の休息が効いたのかな?)
7/12-16  旭岳〜トムラウシ山 記:「ウッチー」
<メンバー>「わたなべK」、「ウッチー」
<行動記録>7/12小山6:00−五霞IC−成田IC−成田空港(バニラJW907)9:00−10:50新千歳空港−JR新千歳駅−札幌駅(カムイ17号)13:00−14:25旭川駅−コートホテル旭川(旭川駅前泊)
7/13?コートホテル旭川(タクシー)5:00−5:50旭岳ロープウエイ山麓駅6:30−姿見駅6:55〜8:50旭岳〜 11:00北海岳〜12:40白雲岳避難小屋(小屋泊) 7/14 白雲岳避難小屋5:00〜8:15忠別岳〜10:00五色岳〜11:25化雲岳〜14:40トムラウシ山〜15:20南沼(テント泊)
7/15南沼5:00〜6:35前トム平〜7:20コマドリ沢出合〜9:35温泉コース分岐〜11:05登山口〜11:10トムラウシ温泉(宿泊)
7/16トムラウシ温泉(バス)8:45−10:15新得駅(タクシー)10:30−12:20新千歳空港(バニラJW910)13:10−14:50成田空港−17:30小山 ?

〈報告〉 当初この北海道山行は広くて長いナメ滝のクワウンナイ川を遡上してトムラウシ山を登頂という計画でした。ところが北海道地方の連日の悪天候の影響で川は増水。挙句の果ては登山口の千人峡が不通となり計画を諦めなくてはなりませんでした。 今回は第2候補である大雪山からトムラウシ山まで全長約40kmの縦走に挑みました。 ?
7/12? 晴れ(移動・出発:小山〜旭川) 少し遅めの出発。自家用車〜飛行機〜JRの乗り継ぎで旭川まで移動です。登山形態を沢登りから縦走に変更したため、5日前に宿泊先に送った沢装備を現地旭川駅で縦走装備にパッキング変更しました。パッキング変更後のザックの重さは約15kg。この日は平日だったので混雑は感じられずスムーズに移動できました。  ?

7/13 曇りのち雨(入山:旭岳ロープウエイ〜旭岳〜白雲岳避難小屋)
旭岳を目指す 旭岳山頂 お花畑 コマクサ
タクシー(50分10,560円)で旭岳ロープウエイ山麓駅まで移動しました。北海道は何かと移動方法に苦労します。最終的にタクシーに頼らざる負えません。始発に乗るためロープウエイの乗り場には登山者がすでに10人くらい並んでいました。最終的には約30人でロープウエイに乗り込みました。 曇り空の姿見駅からまだ身体が慣れていない重いザックをを背負い歩き出しました。旭岳を目指す人はまばら、一気に汗が噴き出ました。旭岳山頂はガスであまり視界が良くありません。気温は10度くらいか?休んでいるとすぐ汗が引き、肌寒くなります。身体が冷えないうちに残雪が残る北斜面を下りました。間宮岳分岐を過ぎて左手に広大なお鉢平を眺めながら北海岳を目指すころには雨が降り出しました。このころはまだこの山行でずっと雨具を身に着ける状態になるとは想像もつきませんでした。 北海岳からお鉢と別れ、いよいよトムラウシ山までの長い縦走に入ります。晴れた日に富良野〜旭川あたりから山を見上げると観える、あのなだらかな稜線。これをいま縦走しています。あちこちにお花畑を眺めながらとても気持ちがいい稜線です。雨も小雨になる頃、予定より少し早めにこの日の宿泊地、白雲岳避難小屋に到着。まだ時間も早い為か?宿泊者もテント場もガラガラ。この日は雨を避けて避難小屋泊としました。この避難小屋夕方までに50人収容がほぼ満員。小屋の周りには絶滅品種の草花が生息しているらしく、暗くなるまで宿泊者は外でシャッターを切っていました。 ?

7/14 雨のち時々晴れ(縦走:白雲岳避難小屋〜トムラウシ〜南沼キャンプ場)
白雲岳避難小屋 忠別岳 化運岳 トムラウシ山頂
大雪山周辺や十勝岳周辺の稜線では携帯電話が使えるらしい。おかげで最新の山の天気がネットで分かり大変助かりました。前日の大雪山。トムラウシ山の予報は昼頃から晴れ間がのぞくとのこと。3時半に起床して小屋から出ると霧雨模様。しかもガスで視界が悪い。がっかりして身支度を整え、まだ半乾きの雨具や靴を履いて出発しました。何とか周囲200mほどが見渡せる視界状態の中、アップダウンの少ない登山道を南下。高根ヶ原周辺は高山植物の宝庫でした。休むと身体が冷えるのと平坦で気持ちよく3時間通しで忠別岳へ。「ベストビューポイント」と地図に載っているが視界が悪く期待外れの五色岳の分岐を化雲岳方面へ。ところどころあるお花畑に感動しながら木道を進み化雲岳に近づくころ、 すこしガスが晴れて視界が良くなりトムラウシ方面の山々が見渡せるようになりました。久々の太陽で一気に力が湧いてきたのを覚えています。 この貴重な晴天を逃すのはもったいないので、化雲岳より1時間ほどで到着するこの日テント場に予定していたヒサゴ沼避難小屋を通過して化雲岳より約3時間のトムラウシ山を目指し、その直下の南沼キャンプ場まで足を延ばすことに決めました。 化雲岳からトムラウシ山間は木道も終わり「日本庭園」と呼ばれるように巨岩が現れ、巨岩の上を飛び越える登山道は疲れた両足に負担がかかりました。北沼が現れる頃には冷たい横殴りの強風。目の前を高く見上げると、巨岩を積み重ねたようなトムラウシ山頂が。北沼から30分かけてフラフラ状態で登頂しました。360度見渡せる頂は感動そのもの。「わたなべ」さんと硬い握手を交わしました。 疲れ切った足でトムラウシ山直下の南沢キャンプ場へ。ここは雪渓の水が豊富で無理すれば20張はテントが設営可能でしょうか?私たちが到着のころには15前後のテント村でした。 トイレは携帯トイレ専用の簡易小屋が一つ試験的に設置されていました。この日は早々と夕食を済ませシュラフに入りました。 ?

7/15 風雨のち雨(下山:南沼キャンプ場〜トムラウシ温泉)
さらば!! 前トム平 シャクナゲ びしょ濡れで下山
昨夜0時頃、雨音で目がさめました。テントの外では夜中にも関わらずヘッドランプの光がちらほら。そして、数人の山靴の音。 「こんな真夜中に下山かな?」 確かに夕方の山の天気予報では朝から風雨、昼になる頃山は大荒れの模様。 私たちも下山の朝はゆっくり起きてゆっくり出発したい気持ちでしたが今日も起床は3時。風雨小中、苦労しながらテントを撤収して早々とキャンプ場を後にしました。 「トムラウシ温泉までの道は前トム平までは昨日同様巨岩の登山道。30分の雪渓歩き、コマドリ沢出合から30分の急な坂登り。後半は泥のぬかるみ交じりの時々木道が設置されたなだらかな下り道。やや急な道を頑張ってトムラウシ温泉に到着。 このころはザックも人間も乾いているところがほとんどないくらいびしょ濡れでした。この日はこの温泉宿に泊まり疲れをとることにしました。 ?

7/16 雨のち晴れ(移動・帰宅:トムラウシ温泉〜小山)
あまり体調の良くない「わたなべ」さんは昨日も早めに就寝。私も同様に。 昨日ザックと荷は干しましたが簡単に乾く状態ではなく、半乾きのまま宅配便の手続きをしました。8時45分の町営バスに乗り、JR新得駅へ向かいます。途中の雑木林の中でヒグマを目撃。民家のそばでした。1時間半かけてえきに到着。小さい駅の構内に入ると、驚くことに私たちが乗る予定の特急が1時間20分の遅れとのアナウンスがありました。ここのところの悪天候の影響のようです。このままだと新千歳空港〜成田空港の予約してある飛行機に間に合わない。仕方なしに駅前でのんびりしているタクシーの運転手と交渉。2時間、3万5000円かかる空港まで私たち2名他1名の3名便乗で急ぎました。 何とか駆け込みで予定の飛行機に乗れてほっとしました。飛行機内では爆睡状態。なかなかドラマの多い山旅でした。
7/7-11  インド ラダックトレッキング 記:「atsushi」
メンバー> 「atsushi」  (ガイド登山)
インドのラダック、ガイド登山にてトレッキングピークであるストックカンリ6153mに登頂することができました。ヒマラヤ山脈からカラコルム山脈まで、どこまでも続く山々、日本では味わえない素晴らしい景色を堪能しました。自分一人では不可能で、多くの人に支えられての登頂です。

7/11  茅ヶ岳 記:「みつまん」
谷道は蒸し暑かった 深田久弥終焉の地 山頂にて 防火帯の尾根を下る
<メンバー> CL「あんまん」、「すぎと」、「みつまん」    <天候>曇り時々晴れ
<数値>距離 7.5Km 累積標高 +760m,-760m 所要時間 5時間5分(休憩込)
<タイム>深田公園P8:30 - 8:35登山口 - 9:03 林道 - 9:58女岩前 - 10:43展望ポイント10:48 - 11:13山頂11:43 - 11:54千本桜分岐 - 13:12林道13:14 - 13:35深田公園P

戻り梅雨なのか天候がはっきりしない。晴れ間を探して山梨の茅ヶ岳へ行った。5:30小山発。8時過ぎに深田記念公園の駐車場に着く。トイレ有り。標識に従い数分で登山口。最初は緩やかな谷間の道を登る。30分で舗装された林道を横断。廻りは樹林が伐採されていた。新しく植林されるのか、太陽光発電のパネルで埋められるのか。登山口近くは大規模な太陽光発電基地が工事中だったので多分ここもそうなるのだろう谷間の登山道は蒸し暑い。水場があった。女岩の水場が危険で使えなくなったので、水場を作ったらしい。歩き始めから約90分で女岩前に到着。女岩へは進入禁止になっていた。眼を凝らして奥を見ると、流れは無いが谷奥に滝の跡のような絶壁が有ったがよく見えなかった。女岩からは一気に傾斜がきつくなる。登山道も滑りやすそうだ。ここは下りに使うのを避けた方がよさそうだ。そこから45分登ると尾根にでた。その右に岩があって、そこに登ると少し眺望がひらける。尾根にでると一気に花が増えた。深田久弥終焉の地で合掌。まもなく山頂に到着。山頂からの眺望は駄目だった。時々、雲の切れ間から盆地が見えるのみ。
大休止後、下山開始。尾根を下る。尾根は多少風があって、快適に下れた。花も多い。途中から尾根は防火帯になって樹木はない。
夏場の低山だが、尾根では花は多かった。ウスユキソウ、シモツケ、ヤマアジサイ、コアジサイが多かった。ママコナを初めて見た。
下山後は、客は少ないが掛け流しの湯が良かった旭湯で汗を流した後、桃を探して右往左往。結局、御坂ICの近くで買うことが出来た。
7/8  大滝沢 記:「ウッチー」
快適なナメ 迫力の前川大滝 滝左を登る 慎重にホールドを探して
<メンバー>CL「はしだ」、「いしさか」、「きたはら」、「たむら」、「ありさか」、SL「ウッチー」、
<経過>7/7 鹿沼18:00-峠駅(ステーションビバーク) 7/8 峠駅6:00-滑川橋(入渓)6:50〜7:40滑川大滝〜9:40ネコノ沢出合〜9:50ホラ貝沢出合〜11:30吊橋下〜12:15入道ノ沢・登山道(遡行終了)〜14:55滝見展望台〜15:55滑川橋-20:00鹿沼
?
西日本では記録的な豪雨で被災者が続出。そんな中、東北方面の沢に挑みました。 ?
7/7?  前夜に雨上がりのJR奥羽本線峠駅到着。先客は居ないと思っていましたが、車が10台ほど。福島県の山岳会だそうで、翌日の講習会に備えていました。この日はこの峠駅スノーシェッドでビバーク。快適なビバーク地で6人の大所帯。自然とお酒がすすみました。
?
7/8?  5時前に目が覚めて空を除くと雨は降ってないものの、空はどんよりとしていました。簡単な食事を済ませ、車で入渓点の滑川橋まで移動。今にも降り出しそうな雲行きのためか?大滝沢はあとからやってくる福島の講習会の他は私たちだけのようです。
駐車場下からすぐに入渓がこの沢のいいところ、入渓すると2m前後の小滝やナメ滝が連続して現れ、どれも快適に直登できます。そして1時間ほど進むと前川大滝が現れました。しばしその迫力に見とれてしまうほどでした。
大滝を大きく高巻いた先も小滝やナメ滝が続きます。しかも幅広のナメが多いのに驚きます。途中ネコノ沢、ホラ貝沢を越えて上空に吊橋が見える頃、遡行も終了に近づきます。二股を入道ノ沢に折れて水量が少なくなり、登山道が横切るところで遡行が終了。
下「やまなか」、少々アクシデントがあり時間がかかりましたが、何とか明るいうちに駐車場に戻ることができ帰路につきました。
7/1  市民ハイキング(八子ヶ峰) 記:「みつまん」
ゲレンデの端を登る 八子ヶ峰(西峰) 東峰は大賑わい 橋を渡って親湯(しんゆ)へ
<メンバー> 「はしだ」、「ウッチー」、「きたや」、「たむら」+1、「すぎと」、「こなっち1」、「おおむら」、「さとう」、「みつまん」、「かしわざき」(佳)
<指標>距離 8.9Km 累積標高 +400m,-640m 所要時間 4時間35分(休憩込)
<経過>八子ヶ峰公園8:40 - 10:05八子ヶ峰(西峰)10:20 - 11:06ヒュッテアルビレオ - 11:15休憩地11:40 - 13:00親湯温泉 - 13:15プール平

今年の市民ハイキングは蓼科山と白樺湖の間に延びる八子ヶ峰です。小山5時発で、渋滞も無く、登山口には8時過ぎに到着しました。スキー場のゲレンデ端の作業道を登って尾根にでると、車山、蓼科山がきれいに見えます。尾根は傾斜が少なく歩きやすいのですが、日陰が少なく、梅雨明けの快晴の日差しで、汗がジワーとでてきます。八子ヶ峰(西峰)、八子ヶ峰(東峰)は360度の眺望が楽しめるはずなのですが、遠くの山々(八ヶ岳主峰、北・中央・南のアルプス)は雲に邪魔されてよく見えません。女神茶屋への分岐の先で大休止。そこからは、樹林帯内の歩きやすい尾根を下って親湯温泉にでました。まもなく、バスの待つプール平に到着しました。
このルートの楽しみはアルプスの眺望と花なのですが、花も見頃を少し過ぎていたようです。アブラツツジは木は多かったが少し時期が遅かったようで、少し咲き残った花が見られただけでした。ニッコウキスゲが咲いているはずなのですが、何故かわずかしか見当たりません。鹿の餌食になってしまったのでしょうか。でも、数は少いですが、ニガナ、シロバナニガナ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロ、オオヤマフスマ、ウツボグサ、ヒオウギアヤメ、コバイケイソウなども見ることができた。そして、ごくわずかですが、ウスユキソウ、ヤマブキショウマ、ホソバキソチドリ(写真)、ミヤコグサを見ることもできました。
今回の市民ハイキングでは、高齢者の方にも参加していただきましたが、皆さん、元気に最後まで歩くことができました。そして、帰路でも渋滞に巻き込まれること無く、17時過ぎに小山に戻ることができました。


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