2010年度(平成22年度)会山行記録詳細 ーその1
山行記録詳細 - その2へ
3/9 黒斑山(クロフ)
天候:晴れ曇り (メンバー) 「すぎと」、「ひなぎく」、「さだこ」、「ともさん」、「さとう」
小山4:50-佐野5:25-車坂峠8:00/8:30-トーミの頭10:30-山頂11:10-車坂峠13:00-小山17:45
佐久ICで高速を降り、道路に雪の残るチェリーパークラインを行き峠に着く。高度は既に2,000mに近く、寒さと雪の世界である。雪が多そうなので、いきなり持参のスノーシューを着け出発。青空の中の銀世界を歩く、実に気持がいい、すべてを雪が覆い、真っ白な世界だ。
出発地の車坂峠 トーミの頭を一旦下り山頂へ 黒斑山山頂 下りは速い
平日とあって登山者は少ない、「遊びは平日よね・・・ 」 いつもそう思う。つぼ足の先行者がいてトレースがついている。このコースは余程人気の山なのだろう、休日は渋滞も出るらしい、その証拠に新雪の下はしっかりしたトレースが隠れスノーシューの必要性がないくらいだ。
トーミの頭まで出ると眼前には圧倒的な浅間が現れる。黒斑が浅間の外輪山であることが良く判る。スノーシューをデポし、つぼ足で山頂を目指す、寒さが一段と感じる、−13℃はあった、従って、登りでも汗はかかない。1ピッチで2,404mの山頂に着く、風上は樹林帯のため、風がさえぎられ過ごし易い。
浅間の雄姿を堪能し下山にかかる。雪の山はスキーで滑ることがいつもだが、今日は一歩一歩足を出さなければならない。歩く速さで見る景色や、雪山の感触はスキーで感じられないものがあり、また格別である。おしゃべりしながらの下りは速い、予定のコースを廻ることができ、雪山の一日を堪能できました。
3/6 大戸沢岳(山スキー)
天候:晴れ (メンバー) 「はしだ」、「まちこ」、「ひがの」、「さだこ」、「なかがわ」、「さとう」、<「しのはら」> ゲレンデ(「ほんだ」、「ほんだ康」、他2)
3/5-小山6:00-高畑(泊) 3/6高畑-大戸沢登山口7:50-引返し点12:00-登山口15:20-小山20:00
前夜、高畑に集合し懇親会。
登山口の道路わきの積雪量 ブナの疎林の登りは気持いい 中間付近にて 痩せ尾根を滑る
明けて天気は快晴、道路から真っ白な稜線が望めた。登山口には7〜8台の車、随分メジャーな山になった。雪深いが、遅れをとったのでトレースができ利用させてもらい楽をする。1,386mピークを過ぎ、序々に足並みが揃わずペースも遅くなる。他のグループの最後になり、スノーシュウのパーテーにも付いていけない。
上部になるにつれ、雪も深くなり、はるか上部の先頭集団は交代しながら苦戦しているみたいだ。時間的には若干早いが、滑りの不安も有る事から1,750m手前で下山を決める。3mのゾンデが届かない、積雪は3.5mくらいか? 今年は残雪滑りが楽しめそうだ。
いざ滑り、「アチャー なんだこりゃー」 雪が多く、重く、滑らない、廻らない、 転んだら大変、起きられない。それでも、高度を下げれば、ころころ変わる雪質に翻弄されながらも滑りを楽しむ、でも、転ぶ回数は普段より多い。1,386mピークまで何とか降りた。あとは傾斜がきつくなる、それでも滑り始めは何とか板が廻せ楽しめる。だが、練習不足から自信喪失気味の滑りの人にはキツイ。転びの回数が更に増え四苦八苦の滑りである。
若さとパワーの「しのはら」君が山頂まで行って降りてきた、上部の雪は拷問の様でした・・・ とのこと、途中で引返し正解でした。右側の沢筋にルートをとる、腐った深い雪は自由が利かない、大きくトラバースしながらキックターンを繰り返し、何とか緩斜面へ到着。道路に降りてみると、よその車は既に帰ったあとでした。3月の雪は色々である、難しいから山スキーは楽しいのだ・・・
2/27 沼原〜日の出平(山スキー)
天候:晴れ (メンバー) Cl「はしだ」、「まちこ」、「ひがの」、「なかがわ」、「すぎと」、「ほんだ」、SL「さとう」
鹿沼6:30-白笹別荘地ゲート8:15-沼原10:30-日の出平南端12:50/13:15-沼原13:50-ゲート14:40-鹿沼18:30
荒天前の好天(なんちゃって・・・)ゲートより500m程林道を行き、左に大きくカーブするところで沢名川沿いの林間に入る。注意して見れば、管理道みたいにルートを辿ることができ、沼原手前500m付近で林道に戻る、直ぐに調整池駐車場である、時間的には2Hはかかる。
右岸尾根の取付き ダケカンバの間を登ります 日の出平末端から滑りこむ 帰りは林道を忠実に滑った
沼原1,275mから夏道に沿い1,335mまででると、真北に三倉、大倉の真っ白な稜線が眼前にでる。あたり一面、いたる所にスノーモービルのトレースが目につく。いよいよ登りだ、沢名川の右岸の尾根筋を詰める、傾斜は全体にゆるく、一帯はダケカンバの林となって何ともいい感じで癒される、滑るにはチョット樹間が細かい感じだ。
上部に行くにつれ樹木が疎らになり、滑るには最高の斜面が出始め、振り返れば氷結した調整池、奥塩原の山々、高原、表日光、南会津の山々が展望できる。ダケカンバの林を抜け稜線が顕著になり、意外と早く日の出平の末端に着いた。この辺りでもスノーモービルの跡が沢山ある。
いよいよ滑りだ、予定通り沢名川の左俣を選ぶ。上部は快適な斜面だ、沢筋が狭くなるころから、左岸側の斜面にルートをとる。雪質が変わり、若干モナカ気味となり板が廻せなくなる。苦労しながら高度を下げ、沢が広くなり右岸の尾根の傾斜が緩むあたりで右岸尾根に移る。間もなく1,335mの開けた雪原に出る。沼原までは一滑りで到着である。
朝、2時間かけて登ったゲートまで、林道を忠実に滑るが、途中2ヶ所ほど雪が切れた。林道が大きくカーブする部分は林間を滑るほうが良いかもしれない。
このコース、岳人3月号に紹介されたところで、沼原までのアプローチが長いが、スノーシューより帰りが楽であるし、登りにキツイ場所なくブッシュが無い。滑り易いルートを見つければ、結構ノンビリ楽しめるコースでしょう。
2/20 小野岳(山スキー)
天候:晴れ (メンバー) 「はしだ」、「すぎと」、「さとう」
鹿沼6:30-大内宿8:10/8:40-山頂13:10/13:35-大内宿15:10-鹿沼19:00
久しぶりに晴天の山行である。大内宿の中心付近から南東、貯水槽に続く林道(除雪はない)を目指しそのまま沢沿いを行く。昨年は左岸の830m付近の送電線鉄塔の尾根を詰めたが、苦労したので今回は沢筋を詰めることにした。
大内宿を出発 沢筋を詰める 小野岳山頂、去年より雪多い 最後一滑りで終了
一昨日の大雨の影響か、雪は締まり歩き易い。雪量は昨年よりは多い感じだ。
左岸尾根の1,097mに突き上げる沢に入らず真っ直ぐに進むと急峻となる。所どころ小規模なデブリが見られるが問題は無い。急峻な沢をジグを切りながらの登り、若干1名、キックターンが不得手のため、板を担ぎつぼ足に切り替えた。だが、表面は固まっていてもつぼ足では、えらくキツイ ラッセルとなる。低山の雪山では氷化することは無いと判断しスキーアイゼンを置いてきたことを悔やむ。アイゼンは必需品です、必ず持参すべきと大いに反省です。
傾斜が落ちて間もなく、夏道の1,200m手前の鞍部に出た。磐梯山や猪苗代湖が良く見える。あとは稜線を標高差180mの頑張り、若干時間がかかったが、予定通り山頂を踏めた。誰もいない穏やかな山頂から大戸岳方面の景観が素晴らしい。
さっそくの滑りにかかる。山頂より真西に伸びる尾根を降りる、心配の通り、雪の表面はモナカ気味のため、板を廻すのがうまくいかない。斜滑降、横ずりを多用し1,097m手前の鞍部へ到着。尾根と別れ右側の急峻な沢に入る、去年はパウダー状態で楽しめた沢も今年は駄目、斜滑降、キックターンと苦労の滑りで二股、沢の本流へと降りた。
一昨日の大雨が恨めしい。あとは沢筋に沿い、ボーゲンを多用し内腿を酷使した滑りで貯水槽に着く。眼下に見える大内宿を目指し、牧場か畑か、真っ白で緩やかな斜面を一滑りで駐車場に到着。天気は良かったが、雪には不運でありました。
2/12〜13 猫魔〜ラピスパ(山スキー)
天候:雪 (メンバー) 「はしだ」、「すぎと」、「おおむら」、「おちあい」、「さとう」、「ひがの」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「よしだ」、「なかがわ」
ゲレンデTOPにて、苦労するで・・ 雄国山山頂 会長の滑りは快調・・・ やっと終わりです
2/12-鹿沼18:30-五色沼PA
2/13-PA-猫魔スキー場-ゲレンデTOP-9:30-雄国沼10:30-避難小屋10:40/11:05-雄国山12:00-ラピスパ裏磐梯15:00-鹿沼20:10
3連休は平野部も含め大荒れ予報だ、だが、前夜の裏磐梯への道中は平穏で助かった。
朝発組とゲレンデで合流し、総勢10人、9時運転開始のリフトでゲレンデTOPへ着く。視界の利かない雪降る中を出発、快調に林間を滑るはずが、とんでもない、いつもと様子が違い多い雪に状況は一変、滑らない。
緩斜面の樹林帯を行く先頭は、時々ラッセル状態だ。トレースを辿る後ろ組はなんとか滑りやすい。苦労の末、鳥居のある場所まで到着し、ここで早くもシールを付ける。直ぐに雄国沼である。視界ゼロの氷結した沼の上を小屋を目指す、沼の上でも雪は多い。やっと誰も居ない避難小屋へ到着、腹ごしらえをして出発、遅れているので先を急ぐ。
雄国への登りで若干失敗、視界が利かず右より(直下の沢スジ)にルートを外し遠回りしてしまった。左へ修正し直上するが、稜線直下の雪庇を避けた斜面の急登は嫌らしい。
稜線へでても簡単にいかない、ラッセルの連続でようやく雄国山頂へ着いた。視界ゼロの山頂でシールを外し、いつもなら「ルンルン気分」の滑りのはずが、予想外にラッセルの連続、先頭でトレースを作るのに苦労の連続である。傾斜が出てほんの少し滑りを楽しむが、鞍部手前ですかさずシール歩行の開始、トレースの無いブナ林を1,102ピークを目指す。
いつもなら此処でシールとお別れ、ルンルン樹間すべりだが、今回は別、シールを付けたままのラッセルとなる。雪が多いという事は大変なのだ・・・ たまげた・・・
稜線上は携帯TELが通じるので、タクシー会社に時間遅れを連絡、ラピスパへの稜線を苦労しながら下る。ようやく 981mピーク右側の急斜面の沢の上に出た。標高差わずか100m強の斜面が今日一番のお楽しみの滑りだ、ヒザほどの深い新雪パウダーを 雄たけびをあげ楽しむ・・・ 中には苦労の人も(あちこちで転んでいる光景数多し)
道路へでる僅かな距離で又々ラッセル、スキー板を付けた足が上がらず、雪を崩しながら、太ももを手で持ち上げながらのラッセルとなりようやくENDとなりました。
予約のタクシー2台に便乗し猫魔スキー場へ戻り、苦労はしたが予定のコースを辿る予想外のツアーとなりました。(ちなみに、スキー場積雪量表示で、猫魔は2m30でした)
1/29〜30 浅間隠山
天候:曇り&小雪 (メンバー) CL「さとう」、SL「ほんだ」、「ほんだ康」、「ほんごう」
1/29-小山19:00-登山口21:30(車中泊) 1/30-登山口8:00-山頂10:10/40-登山口12:00-小山17:00
スノーシュウ体験を目的に、今年の大雪情報を参考に浅間隠を選んだ。だが雪量少なく予想が外れました。
登山口 凍てついて気持良い稜線 山頂1,757mにて 下山にかかる
前夜は車中での宴、気分良く寝入るが、夜中から夜明けまでローリング族のエンジン音には閉口した。夏でも冬でも山道の適度なカーブのある場所は、何処へ行っても要注意ですよ・・・
夜半から薄っすら雪が舞ったが、登り口からトレースがしっかりついている。念のためスノーシュウを持つが、雪は20cm程度、小雪がチラつく中、鼻曲山を振り返りながら登る。気温は低く−10℃くらいか、従ってまったく汗はかかない。凍って滑り易い夏道を行き、急登直下でアイゼンを着ける。
周りの木々には粉雪が付いていて綺麗だ、雪の中を滑るのもいいが、たまには歩くのもおつなものである。疲れを感じるころ山頂へ到着、誰もいない静かな山頂でノンビリする。視界はまずまずで、浅間山が時々望まれる。気温は−13℃以上はあった。
下りにかかるとポツポツと登山者が上がってきた、中にはツアーの団体もいた。人気の山なのだろう。この周辺の山々は、アプローチよし、天候もほどほど、雪量も適当で、雪山体験の目的には絶好の場所ですね。帰りは、横須賀市関連施設、はまゆう荘の立派なお風呂でノンビリしました。(¥550-)
12/25 二子山(小鹿野)
天候:晴れ (メンバー) 「すぎと」、「ともさん」、CL「さとう」
小山5:30-佐野6:00-登山口(坂本)8:20/40-股峠9:50-東岳10:35/11:00-股峠11:30-西岳12:20/40-登山口14:50-小山19:00
寒波到来である。西上州近辺の岩稜歩きを計画も事前の予報悪く、現地の天候に合わせ場所を変更する様、候補地を4〜5ヶ所の地図を用意し出かける。天候は好転し問題なし、但し寒波の影響で汗もかかず寒い1日であった。高速でも一般道でも時間に大差は無いため一般道を走り坂本を目指す。近づくにつれ、両神山のギザギザの稜線が眼前に迫る。
東岳からの西岳 両神山が近い 西岳の岩稜 岩山の上部は採掘でまっ平
公衆バイオトイレの直ぐそばが登山口だ、沢沿いに進めば杉林の急登である。気温は3〜4℃くらい、汗はかかない、手袋と毛糸の帽子が役に立つ。葉の落ちた雑木帯になれば西岳、東岳の岸壁の取付きが近い、フリークライマーが数パーテーいた。間もなく股峠に着。まずは東岳を目指す、クサリ場1箇所ほどで問題はない。岩稜に出ると場所によって風が強く寒い。但し風の無い陽だまりは快適だ。
誰もいない東岳の山頂でノンビリしたあと、股峠に戻る。次は西岳だ、上級者コースは時間がなく易しいルートを選び山頂に立つ。展望は良いが南側、両神山の痩せた稜線が眼前に迫るが、その他の山座同定は出来なかった。
ピストンでは意味が無いので西岳の岩稜を行く。まるでゴジラの背中を行くようで実に楽しい。若干足がすくむが、確実なホールード、スタンスが多く、浮石など無い。
ゴジラの背中を過ぎ、尾っぽの付近から北西に見える景色にびっくり、セメント会社の採掘現場が異様だ、ギザギザの山肌の8合目あたりから上は採掘されてまっ平、始めてみる光景である。いよいよ岩峰からの下山になる。困難はない。但し杉林の下山道を間違える可能性がある。
岩峰の基部をへつるルートや作業道に迷わされ易い。杉林を真っ直ぐ下れば、伐採地を見下ろす尾根にでる。あとは迫力ある岩山を振り返り見ながら尾根に沿って下れば車道にでる。駐車場まで10分とかからない。このコース、岩稜歩きとしてお勧めです。(初心者がいる場合、補助ロープが欲しいですね)
12/4〜5 ザイル祭、筑波山
天候:晴れ (メンバー) 計27名参加・・・「くりさん」、「ひがの」、「はしだ」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「さだこ」、「すぎと」、「いしかわ」、「ささき」、「よしだ」、「ウッチー」、、「さくらい」、「なるみ」、「わたなべ」、「しのはら」、「あおき」、「かとう」、「ふくだ」、「ほんごう」、「なかじま」、「おしやま」、「atsushi」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「えびはら」、「みこがい」、「さとう」 (12/4-19時より開始)
<ザイル祭り>
恒例のザイル祭を行う。昨年までの秋山学寮から筑波(ふれあいの里)に変更、コテージ(ひまわり)を借り、多数参加のもと盛大に行われた。
<筑波山>
天候:晴れ (メンバー) 「くりさん」、「さだこ」、「すぎと」、「わたなべ」、「しのはら」、「ほんごう」、「なかじま」、「みこがい」、「さとう」
女体山山頂 女体山より男体山を望む 女体山山頂
ふれあいの里8:20-キャンプ場9:15-女体山10:00-男体山10:40-下山開始11:20-登山口12:00
筑波山は殆んどの人が南面(正面)からの登りであることから、「くりさん」さんのガイドにより、今回は中腹の長く狭い林道を北側まで廻りこみ、キャンプ場より登る。
標高差350m 1ピッチで女体山山頂へ、富士の見える小春日和の中、久しぶりの筑波山である。男体山にも足を伸ばし、食堂でノンビリしたあと下山、ルートは男の川コースへ。
ケーブル、ロープウエイも有る事から、人出が多く人気の観光地である。翌日も快晴、せっかく筑波山麓に来たことでもあり、軽登山を計画。中腹の林道を廻りこみ、北側のキャンプ場より登る。
11/27 宝生山〜熊鷹山
天候:曇り晴れ (メンバー) 「すぎと」、「なかむら」、「さとう」
小山6:00-登山口7:30/8:00-白ハゲ口8:25-三滝9:00-宝生山11:20/40-十二山12:35-熊鷹山13:15/55-登山口15:45-小山17:30
前日の予報、西上州は天気悪しを信じ急遽県内に変更、だが直前の予報は回復に変わっていた(いつもの事だが残念)
三滝のすぐ近く 沢床に降りて休憩 宝生山山頂 熊鷹山
作原の集落を大戸川に沿い登山口へ。今年最後であろう紅葉に感激しながら白ハゲ口への林道を歩いた。昨夜の雨で丸太の橋が滑り易く気を使う。三滝への沢コースを行く、時々高巻きのアップダウンがあり意外と時間がかかる。時間をかけた割りには三滝はありふれた滝である。
井戸尾根分岐をやり過ごし沢床へ降りる、あとは大戸川沿いに左岸、右岸と何度も渡り返し、井戸沢、立石沢、岩苔沢を過ぎる。時間短縮のため、宝生山への尾根を直登する、適宜にマーキングがあり迷うことはない。宝生山へ到着、あとは南への縦走路をたどる。
快晴になる筈の天気は、寒気のせいか ガスが湧き視界は良くない。アップダウンの少ない稜線は、すっかり葉が落ち、一面落葉だらけ、冬支度が済んでいる。落葉と丈の短い笹(みやこざさ?)と裸のナラ、クヌギ類 の風景の中を歩く里山はこの時期の楽しみである。驚いたことに栗の大木には熊棚がいくつもあり、地面には実の無いイガグリが沢山、但しどんぐりは見られない。
十二山を過ぎ、意外と早く熊鷹山へ着いた。マウンテンバイクのお兄ちゃんや数人の人達と会ったが意外に少ない日曜日の山頂だった。下りは予定の白ハゲ沢をやめ、西沢口への尾根を降りる、白ハゲ尾根は荒れていると思われる。西沢口コースは踏み跡がハッキリした良い道で問題ない。右手に杉林が出てしばらく降りると杉林を右へトラバースし、ワサビ田のある沢床へ着く。沢沿いを少しで林道に到着、あとは僅かで舗装道路へ。沢沿いの最後の紅葉を見ながら駐車場まで戻ってEND。
11/12 表妙義(金洞山)
天候:晴れ一時小雨 メンバー) 「すぎと」、「さだこ」、「ともさん」、「さとう」
小山4:30-佐野5:00-中ノ岳駐車場6:50/7:10-ホッキリ入口8:20-ホッキリ8:40-鷹戻し9:50/10:30-中ノ岳12:45-見晴台13:40-中ノ岳駐車場14:00-小山16:45
早朝出発の平日山行である。表妙義・金洞山付近を周回するため、中ノ岳神社駐車場を起点に中間道をホッキリ入口へ、注意の看板のある入口よりホッキリへ上がる。
早朝の金洞山の岩場 今年の紅葉は今一でした 鷹戻しのクサリ場 痩せた岩稜が続く
念のためハーネスを着け、岩稜縦走の始まりだ。要所にクサリが設置され経験者なら何の問題も無い。初心者や非力な女性達には適宜 補助ザイルなどで確保が欲しい。1Hほどで急な鉄ハシゴを登れば、展望が利きスッキリと気持の良い鷹戻しに着く。8MM30Mザイルを使い時間がかかるが確保しながら通過した。
雲行きが怪しい、日本海通過の前線の余波を受け、小雨が降り寒くなってきた、すかさず雨具を着ける。間もなく2連25Mのクサリ場の下降だ、安全のためザイルで確保する、傾斜があり クサリを掴むのに結構腕力がいる。アップダウンを続け間もなく東岳だ。天候も回復し絶壁の上で視界も良く、眼下の人や車、駐車場がハッキリ見下ろせる。
前回は中ノ岳分岐で降りたが、時間も有りそうなので初めてのルート 中ノ岳の山頂を踏む。足場が造られ意外と易しい2連のクサリ場を降り、岩場を右に廻りこみながら下れば、見晴台への下降ルートである。(西岳との間のコルであろう)
あとは困難もない見晴台への下り、背後の岩峰をバックにシャッターを切り中ノ岳神社への一般道を降りる。平日であるが紅葉の時期とあって結構、人も車も多かった。
このコース、慣れたもの同士なら妙義神社から白雲山〜金洞山までの岩稜縦走は変化に富んで充実したものになること間違いない。
11/6〜7 妙義・裏谷急沢
天候:晴れ (メンバー) 「はしだ」、「ひがの」、「さとう」
11/6-小山18:30-横川20:30
11/7横川6:50-明賀/登山口7:10-三段の滝上9:00-谷急山11:30/12:10-登山口14:00-小山18:00
星空の横川PAで、他パーテーの黄色い声を気にしながら、今回は色気抜きの静かな酒宴です。
滝が連続して出てくる 3段の滝の高巻きは微妙でした ナメと言うかスラブみたい 谷急山の山頂
明賀の集落を過ぎ、堰堤の上50mほどで準備し入山川を渡り即入渓する。すぐ4m滝を右側から越える。小滝を幾つか過ぎ、16m3段の滝である。直登は無理なので左岸を高巻くが、30mほど手前の尾根に取付いたのは失敗だったかも知れない。枯木や浮石が多い微妙なトラバースに神経を使う、滝の直ぐ右の高巻きルートの方が良いと見えた。
小滝をいくつも越え、ナメ(スラブ)を過ぎると20m大滝が出る。右サイドのクラックがルートだが、3段の滝で時間をくい過ぎたのでスンナリ左岸を高巻く、高巻きに問題は無かった。この沢はゴーロの少ない沢で小滝となめ(スラブ)が特徴的である。
ナメを快適にヒタヒタと登る、最後の4mの滝(5〜6mはある)を越えると序々に傾斜が出てきて、ナメはスラブと化してくる。最後の分岐(三俣)の真ん中に入る、しばらく慎重に沢スジのスラブを詰めるが、スリップを警戒し、左側の尾根スジに上がる。少ない潅木を見つけながら掴み、急斜面を腕力を使いやっと稜線へ到着。山頂へ30mほど手前であった。
好天の山頂には先客が1名、アンテナを立てアマチュア無線愛好家が通信していた。浅間山や表妙義が真近に、遠く北アの槍、穂高も確認できた。ノンビリした後、下山開始。谷急沢右岸の急峻な岩稜を降りる。予想外に結構ハッキリした踏み跡あり助かる。中間付近の痩せた岩稜が特徴的で、慎重に急傾斜を下る。沢側には柱状節理が際立った岩塔が珍しい。
急斜面の最後は小粒の石で滑り易い道となりズリズリと下る。やがて入山川堰堤の上に到着、少ない水量だが靴を履き替え50mほどもどり道路に出た。
・この辺の山域は、沢といい、尾根スジといい、注意点は枯木と浮石だ。大怪我に繋がりかねないので慎重にチェックしながら対処すべきですね。
10/23〜24 小白森山、小野岳(記念登山)
(メンバー) 「ささき」、「くりさん」、「ウッチー」、「ひなぎく」、「さだこ」、「すぎと」、「ひがの」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「さとう」、「わたなべ」、「なかむら」、「おがわ憲」、「おがわ恵」、「よしだ」、「あおき」、「おおむら」、「atsushi」、「ほんごう」、「はしだ」、「ともさん」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「なるみ」
10/23-晴れ 小山5:00-二岐温泉7:40-小白森登山口8:10-小白森山頂10:50/12:15-登山口13:45
10/24-大内宿・小野岳登山口9:00-山頂11:20/11:50-登山口14:10-小山19:30
創立40周年記念登山が総勢24名の参加のもと行われた。早朝に小山をたち、交通量と人出が多い高速を経て二岐温泉に到着した。初めての試み、記念山行。近場で、安く泊まれて、日帰りも出来、大勢参加できるところ、・・・と考え、素泊まりokの二岐温泉、大和館に決定した。
<小白森山>先ずは1日目の山行、小白森山。アプローチが直ぐ近くの登山口より大勢連なってワイワイ、ガヤガヤ、熊よけ鈴不要の賑やかさである(急登になると静かです)
小白森山登山口 二岐山の端正な三角錐 秋の里山は風情あり 小白森山頂にて
寝坊で後追いしてきたS君が追いつき、トレランで大白森をめざした、「ウッチー」、「わたなべ」に合流するべく先行する。
残りのワイワイ組みは、若干早い紅葉と展望を楽しみながら登る。ようやく着いた小白森山頂でノンビリし、トレラン組3人を待って合流。のんびりと下山した。
夜は午後出発組と合流、秋の風情一杯の露天風呂を楽しんだあと、盛大な懇親会の始まりです。時間と酒量に不足はなく、酩酊するもの多数。ご婦人方9名のはしゃぎっぷりは圧巻、まるで小中学生の修学旅行、静かな秘湯の夜を満喫していたようです(長生きするよね・・・?)
<小野岳> 2日目、小野岳、数名が用事で帰られたが、当日参加の「なるみ」さんと合流し、大内宿登山口へ。大和館の好意で、キノコの炊き込み弁当を有り難くいただき いざ出発、今日は昨日に負けず賑やかな山行だ。沢スジを離れ尾根に上がる、秋の風情を満喫しながら やっと広々とした山頂へ、山スキーで来たとき以来の懐かしい風景です。
小野岳登山口 紅葉も綺麗だ 小野岳山頂
大和館で頂いた美味しいキノコ弁当をたらふく食べ、いよいよ下山、薄曇りの中、猪苗代湖、磐梯山、吾妻連峰、飯豊など近隣の山々がぼんやり見えた。紅葉で風情ある、ナラ、ブナの大木の多い状況は素晴らしい。
帰路、大内宿を見学の予定であったが、人と車でごった返す観光地など魅力ありません・・・・ 湯野上温泉につかって、またも混雑の高速を避け一般道で帰路につきました。(今回の自炊泊にあたり準備万端、お世話になった「はしだ」さん、ご苦労さまでした)
10/16〜17 浅草岳〜鬼ケ面山
天候:晴れ (メンバー) 「はしだ」、「すぎと」、「さとう」
10/16-鹿沼18:00-田子倉駐車場21:30 17-田子倉P6:30-大久保沢水場7:30-浅草岳山頂10:30/50-北岳12:25-鬼ケ面山12:45-六十里越駐車場15:15-鹿沼20:30
10/16-3人だけと少し寂しい?人数での山行、只見線・田子倉駅の先、廃屋の有る駐車場(簡易トイレが設置)にて幕営する。
昔は土産も売っていた休憩所 紅葉には1Wほど早い 浅草岳の山頂 浅草岳と前岳の間の草紅葉
10/17-駐車場から山頂が間近に見える、それだけ中先尾根は急峻な登りなのだろう。よそ見しながらのスローな登りに追い抜かれっぱなし、(そうでなくても抜かれる)大久保沢の水場には倒木にツキヨタケがびっしり、なかにはナラタケとなめこも混じる。
いよいよ急登の始まりだ、高度を上げるにしたがい、左側、只見沢上部の岸壁が圧倒的な景観となって迫る。まるで谷川岳の東面の岩場の様である。紅葉も始まってきた、1W〜10日早いか? 意外と多い登山客である、ロープのかかる泥混じりの岩場の急登が続く、核心部でジグを切りながら高度を稼ぎ、やがてあっけなく山頂に到着、南面は田子倉湖が真下に、北西には守門岳が望まれる。
帰りは鬼ケ面への周回コースをたどる。前岳では鬼ケ面への案内板が無いが、ルートはしっかり刈り払いされているので歩きづらいが迷うことは無い。左側は常に急峻な崖で気を抜けない、人工的な危険防止柵など無いのでスッキリして良い、小さなアップダウンを繰り返し、北岳に到着。振り返れば、浅草岳の頂上稜線が遥か彼方だ。
南南東へ方角を変え痩せ尾根を行けば鬼ケ面山である。ガスも出てきて寒くなってきた。常に田子倉湖を眼下に見ながら最後のピーク南岳、あとは下りだけである。時間も長く疲れが出てきた、ブナ林がでて、鉄塔を2つ過ぎ、トンネルに沿ってトラバースすると六十里越に到着。
駐車場にあらかじめデポして置いた自転車で、「はしだ」さん、下り坂を猛スピードで車を回収、その間往復約40分位でした。只見の町営風呂に浸かり、帰路は混雑の高速を避け、またまた五十里湖越えの一般道でした。
10/10〜11 碧岩、大岩
天候:晴れ (メンバー) 「ひがの」、「ひなぎく」、「すぎと」、「つるみ」、「さとう」
10/10-小山18:00-登山口21:00
10/11-登山口6:10-三段の滝6:50-碧岩9:15-大岩10:30-二子岩分岐12:00-駐車場13:00-立岩登山口ー九十九谷登山口ー下仁田(清流荘)−小山17:30
10/10-熊倉集落の登山口を探すのに時間をロスしてしまう(集落手前で橋を渡り、直ぐにゲートボール場とトイレがある広場あり)誰も居ない駐車場を拝借し幕営した。
湿った丸太橋を慎重に渡る 沢の渡渉もあり 急傾斜のトラロープ 碧岩をバックに大岩への岩稜
10/11-ゲートボール場の脇を通り、直ぐに沢沿いのルートとなる。沢を渡る丸太の橋を行く、昨日の雨でヌルヌル、滑り易く神経を使う、三段の滝へ続く沢沿いのルートは、十数回 右へ左へ渡り返す。とても滝見観光で気軽にたどれる道ではない。1ピッチで滝下へ到着、山の規模からしては意外なほど立派な滝である、特に3段目が大きくて立派だ、滝の高巻きは左岸を行く(右側)。
間もなく二子岩ルートとの分岐だ。方角を変え沢沿いを少し歩き、足元が不安定なトラバースと急登、左側に碧岩を見上げながら稜線に着。わずかで碧岩と大岩の分岐点である。先ずは左の碧岩、途中にザックをデポしトラロープのある岩場を登る、特に困難は無い。やがて山頂、際立つ岩山なのに展望が悪い、葉が落ちれば少しは良いか?
トラロープの下山路を降りる、経験者には何の問題もなし、初心者には確保も必要かな?
今度は右側の大岩へのルートだ。こちらの方がおもしろい、痩せ尾根のアップダウンと山頂直下の岩場、ロープがないのでスッキリして快適である。展望もすこぶる良い、大岩から見る碧岩の峻峰が素晴らしい。立岩や荒船山や鹿岳の岩山が展望できる。寒くも無く暑くもなく心地よい風を受け良い、大岩から見る碧岩の峻峰が素晴らしい。
寒くも無く暑くもなく心地よい風を受けの滝の下りを慎重に降りる。登りに気を使った丸太の橋渡りは幾分乾き少しは楽でした。今日は時間が無いが、当初、連続で登ろうと考えていた立岩登山口を偵察に車を走らせる。ついでに九十九谷の登山口にも車を廻し確認してきました。
10/2〜3 本名御神楽
天候:晴れ (メンバー) 「はしだ」、「まちこ」、「ひがの」、「おおむら」、「すぎと」、「ともさん」、「さとう」
10/2-鹿沼19:15-沼沢湖キャンプ場22:30(幕営)
10/3-沼沢湖6:45-登山口7:15-杉山ケ崎9:50-本名御神楽11:15/11:30-駐車場15:00-鹿沼19:30
10/2-千円高速を走り会津坂下より迷いながら沼沢湖に向う、途中、夜の道路を横切る熊と遭遇。天の川が輝く湖畔のキャンプ場は素晴らしい場所であった。
霧来沢登山口 沢沿いのトラバースルート 本名御神楽山頂 御神楽岳を望む
10/3-霧来沢登山口までの林道は結構 奥深い。駐車場には2台のみ、さっそく沢沿いの道を行く。入山者は少ないとみえ踏み跡は薄めだ。沢スジから離れ方向が変わり急登が始まる。300Mを一気に登れば杉山ケ崎の稜線に着。霧来沢上部の岸壁に圧倒される。クサリ場を越えると避難小屋、痩せ尾根だが樹林帯と潅木帯の中は高度感を感じないで1,266m本名御神楽の山頂に到着しました。
好天の山頂からの展望は良い、だが、周囲の山座同定に自信が無い。出発が若干に着。霧来沢上部の岸壁に圧倒される。クサリ場を越えると避難小屋、痩せ尾根だが樹林帯と潅木帯の中は高度感を感じないで1,266m本名御神楽の山頂に到着しました。好天の山頂からの展望は良い、だが、周囲の山座同定に自信が無い。出発が若干遅いので御神楽岳往復は無理、1,091m峰への周回コースを選ぶ。
山頂に居た佐野のパーテーと別れ、「こちらは登山道ではありません」の看板を越え、藪っぽい、踏み跡がやや薄い稜線をたどる。御神楽沢を挟み対岸の岩、スラブが圧巻である。1,091m峰からの下山ルートは何の案内も無い。このコースはマーキングが無いのが特徴的で結構なことである。原生林の太い樹木が残る下りはあまり登山者が入らないのだろう。
その証しに、登山道の ど真ん中のミズナラの木の根元に、何と、天然マイタケが有るじゃ有りませんか・・・、人が少ないということは結構なことです。最後の急登を降りると、やがて林道へ到着、すっかり秋の風情のススキが林道一杯にはびこる藪の林道を下れば駐車場に着いた。
雨模様の天気予報は予想外に晴れ、雨が降ることなくラッキーでした。帰路は金山町、玉梨温泉(¥250-) に浸かり、渋滞を予想し高速を避け、田島〜五十里ダムを経て一般道をひたすら走りました。
9/26 登山教室(安達太良山)
天候:晴れ (メンバー) 「ひがの」、「はしだ」、「おおむら」、「ひなぎく」、「さだこ」、「いしかわ」、「あおき」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「すぎと」、「ウッチー」、「さとう」
小山5:30-ゴンドラ終点8:50-山頂10:15-昼食11:00-沼尻駐車場15:20-小山20:00
恒例の市民登山教室を安達太良山にて行った。一般参加者は32名と少なかったが会員12名が加わり、予定のコースを横断。前日は台風の影響、明日は雨、その間の好天にめぐり合せたのは運が良かったです。
山頂への最後の登り 山頂(乳首)にて 白糸の滝
コースは奥岳からゴンドラを利用し薬師展望台より歩き出す。今年は紅葉が遅くまだ始まったばかり、人でにぎわう山頂を踏んで、船明神を目指す。磐梯山や吾妻連峰を見ながら、右側の爆裂火口に沿い見晴らしの良い稜線歩き、昼食は船明神を回り込み降りたところでノンビリした。コースではトレラン(50k ?)が実施されており、時おり疲れたランナーが通過していた。
障子ケ岩に沿っての下山路は、昨日までの雨にぬかるみ歩きづらい。傾斜が増すと慣れない人には難儀するようだ。とかく初心者と中高年の山歩きは下りが問題である。湯の花採取場分岐を過ぎ、平坦地まで降りたところで参加者の1人にアクシデント、ふくらはぎがつってしまい応急手当をする。
歩きのスピードを更に緩め、何とか登山口へ到着。ここから沼尻温泉まで歩くのが想定外、50分ほど林道歩きが待っていた。(林道の途中、路肩が狭く大型バスは確かに無理であった)
調子の悪い参加者には可なり酷な歩きと判断、トレラン関係者の中型バスに懇願し負傷者を沼尻まで乗せていただく(大会運営関係者の名前もわからず、大変お世話になりました)
好天の日曜日高速は千円効果で言わずもがな、 40k渋滞にも逃げ道なし。ただし、今日の渋滞はレベル的には良い渋滞?で、何とか8時前に到着、雨の降る小山に無事到着しました。会員の皆さんのご協力、お疲れさんでした。
9/20〜22 編笠山、瑞牆山
(メンバー) 「すぎと」、SL「ひなぎく」、「なかむら」、CL「さとう」
9/20-小山16:00-観音平20:40 (幕営) 9/21-観音平6:15-青年小屋9:25-引き返し点10:00-観音平13:10-瑞牆登山口17:30
9/22-登山口5:45-瑞牆山頂8:45/9:25-登山口11:45-小山19:30
9/20-体調不良や天候との兼ね合いで当初計画の立山、剣岳より変更し、満を持して南八ケ岳(編笠〜赤岳)を計画した。
連休最後の高速上り線の強烈な渋滞を見ながら、下り車線はスイスイでほくそ笑みながら走る。観音平の車も少ない、樹林帯の静かな場所に設営し宴を設けた。
<編笠山>
編笠への分岐にて 青年小屋の上引き返し地点
9/21-夜半からの風が気になるが予定通り出発する。陽射しもあるが八ケ岳上部はガスの中、花の終わった樹林帯を黙々と登る。編笠山は帰りに登ることにし、青年小屋を直接目指す。小屋に着くとガスの中、権現への途中で悩んでしまう。ガスはきれず、風が強い、はたしてキレット越えは大丈夫か? 赤岳頂上小屋にTEL、様子を聞くと、ガス、と風らしい、キレット通過を小屋の人も心配している。
メンバーの体調も今一、諦めは早い、次回リベンジとし、今日は温泉だ・・・登りに4〜5個見つけたキノコ(ヌメリイグチ)を取ろうと欲をだすが、収穫は殆んどなし、徒労に終わった。平野部の天気は良い、だが、八ケ岳の7合目付近から上は全くガスがきれず。
民宿に泊まる筈が、方針変更、スーパーで買い物をして、豪勢な晩餐をテントの中でやりましょう・・・ 明日の山は茅ケ岳か瑞牆山か? 悩んで瑞牆へ。増富温泉のラジウム湯に浸かり、瑞牆登山口の駐車場へ。他に車1台の駐車場の一角で大いに盛り上がる。
<瑞牆山>
瑞牆登山口 天鳥川の休憩所 瑞牆山の山頂
9/22-天気は良さそうだ、早めの出発、1ピッチで富士見平着。トラバース気味の道を過ぎ、山頂への岩だらけの登りを行けば誰も居ない瑞牆山に到着。金峰や富士山、南ア方面は展望あるが、八ケ岳の上部は昨日と同じガスの中だ。ノンビリしたあと下山、途中からまたまたキノコ探しに精を出す、収穫は微々たるもの、平日にかかわらず、結構人も出てきました。
昼前に下山し、昼食と風呂探しをする。たまたま入った そば屋は地元のそば粉100%の評判の店らしかった、実に美味しかったです。
風呂探しは問題あり、つぶれた処と本日休業を経て、やっと見つけた八ケ岳山麓の八峰の湯(ヤッホー)でノンビリした。時間もあることから、帰路は佐久からコスモス街道を下仁田まで一般道を選ぶ。
内山峠手前から雲行きが急変し雨となる。下仁田付近からは強烈な雷雨、高速に乗るも豪雨の連続だ、ワイパーの早回し状態で、雷が近くの送電線などに落ちる稲光の中を走る、あまりの凄さに笑っちゃう始末だ。豪雨は小山についても続き、これほど長時間の大雨の中を走るのは初めての経験でした。
9/11〜12 集中登山(白根山)
天候:曇り後雨 (メンバー) <「おかちゃん」、「かずちゃん」>「ひがの」、「はしだ」、「すぎと」、「さだこ」、「ほんごう」、「さくらい」、「さとう」、「おがわ憲」、「ウッチー」
9.11小山17:30-湯元20:00 9/12湯元6:30-菅沼登山口7:00-弥陀ケ池8:50-山頂10:00/15-菅沼口12:15-小山15:40
県南山岳協議会主催の集中登山を白根山で実施。今回の幹事はカモシカ山岳会と日立OB、前夜祭は星も出ており当会はスキー場下のキャンプ場にて行った。
菅沼口より出発 ガスの弥陀ケ池 小雨ふる奥白根山頂 早めの下山でした
朝には雨がパラツキ 山の中間付近から上はガスの中に隠れる。一部の人は登山を中止も、天候条件を考慮し、一番無難な菅沼口より登った。
曇り空のため暑さはなく丁度いい、順調に弥陀ケ池を経て奥白根に向う。途中、花はもう殆んど無い、カニコウモリとキオンの終わりかけだけだった。ガスの山頂を目指す、こんな天気なのに結構登山客が多いのにはビックリする。当初は山頂集合12時を予定していたが、雨模様の山頂待ち合わせは中止、それぞれ山頂を踏んで下山することになった。
下山にかかると雨模様となってきた。当日朝発の「おがわ」さんと山頂直下で出会う。
やはり当日発の「ウッチー」さんとは連絡つかず。(後で判ったが、避難小屋で時間調整をしていたという)
予報通り雨は止まず、視界の無い山行となってしまったが良いトレーニングでした。白根山は1年を通し適度に楽しめる山である。
8/24〜26 白馬三山
(メンバー) 「すぎと」、「ひなぎく」、「なかむら」、「さとう」
8/24-小山16:30-猿倉21:10(幕営)
8/25-猿倉5:50-白馬尻7:05-白馬山荘12:40-山頂13:20/45
8/26-白馬山荘4:50-杓子岳6:40-鑓ケ岳7:45/8:00-分岐8:25-鑓温泉10:30-猿倉14:40-小山20:20
遊びは平日よね・・・道すがら仮眠の幕営場所を探しながら行くも、結局猿倉の臨時駐車場まで車を走らせた。途中、雷雨もあり心配されたが、猿倉では問題なし、駐車場の片隅でセレモニーを慣行。
大雪渓の始まり あと少しで白馬、バックは杓子岳 白馬岳山頂 鑓温泉にて休憩
<8/25>さすがに盆明けの平日、車も人も少ない、空はガスが時々でるが、まずまずの天気の中を出発。荷物が軽いといえ、標高差1,700m、目指す稜線が遥か彼方にそびえる。道端の花を鑑賞しながら白馬尻まで1H、いよいよ大雪渓の登りが始まる。準備した軽アイゼンを着け、時々ガスが覆う雪渓を詰める、傾斜はきつくなく高度感はないが、長丁場の雪渓は初級者には軽アイゼンが有効である。夏場の雪渓は涼しくて快適だ、寒いくらいである。
雪渓が終わり岩交じりの登山路ではこの時期遅いと思われた花々が意外にも可なり綺麗だ、キンポウゲとミヤマタンポポの黄色の群落は見事だ、トリカブトや岩ギキョウの紫も素晴らしい。疲れた体も花を愛でながら、シャッターを頻繁に切りながら予定通り山荘へ到着。小屋の手続きを済ませ山頂へ、ガスの合間に時々見える辺りの景色を見て小屋に戻った。
さっそく展望レストランで生ビールで乾杯、夕食のカツを食べ、早めに就眠とする。最盛期の小屋は1200〜1500人泊るという、今日は50人前後か。(泊料金9,000、生中900)
<8/26>朝食はお弁当を頼み夜明け前に出発、20分ほどで日の出を迎えた。草木の無い岩だらけの峻峰、杓子岳を登った、トラバースでパスする人が多い。あとは白馬三山の残り、鑓ケ岳への最後の登りだ。右手に剣岳を見ながら意外と早く鑓の山頂を踏んだ。宿の朝飯用お弁当が美味く感じた。
天候はまずまず、時々ガスが出たり、消えたり、寒くなく、暑くなく、風も無く、石ころだらけの鑓ケ岳を下り、早くも分岐に到着、後は猿倉までの長い長い下りが始まる。大出原を中心に鑓温泉までの下山路の花畑は素晴らしい、こちらもキンポウゲとタンポポ、チングルマの穂の群落、沢スジのクルマユリの群落は最盛期であった。
クサリ場の急登を降りればやっと鑓温泉に到着、距離的には分岐から猿倉の1/4ほど、気が遠くなる下りだ。温泉の湯船を横目に更に下る、花々の綺麗さに圧倒されながら、急峻なガレで歩き辛いトラバースルートを花を観賞しながら降りれば、水場に到着した。水は豊富で非常においしい。
水を補充してホットする間もなく雨が落ちてきた。あっと言う間に大降りの雨に、バケツでまいたほどの降りかたで道は沢歩きの様相となる、雨をしのぐ大樹も無い。濡れても最終日、トムラウシの下山時と同じ雨に遭い、山はそんなに甘くない、小降りになった猿倉への最後の道を降り、ほぼ予定通り到着できました。
風呂は八方の倉下の湯(¥500)なかなかいい湯でした。帰路は三人おなごの豊富なしゃべりに眠気も消され無事小山に帰還。
8/3〜10 沼ノ原〜トムラウシ
(メンバー) SL「ひがの」、「すぎと」、「ひなぎく」、CL「さとう」
8/3-小山14:30-大洗16:00/18:30出航 8/4苫小牧13:30-沼ノ原登山口18:45(小屋)
8/5沼ノ原口4:50-沼ノ原7:20-五色岳11:40-ヒサゴ沼14:10-(幕営) 8/6-ヒサゴ沼4:50-トムラウシ8:20-五色岳13:45-忠別避難小屋(小屋)14:40 8/7-小屋4:55-五色岳6:00-沼ノ原口11:00-十勝:吹上温泉・白銀荘(泊) 8/8-白銀荘-富良野-小樽-札幌(ユースホステル) 8/9ユース-支笏湖-ウトナイ湖-新千歳空港-苫小牧18:45出航 8/10-大洗14:00-小山16:30
初めてのフェリー利用山行、(大洗ー苫小牧)19時間の船旅も、海が穏やかで快適でした。
沼ノ原口を出発 大沼付近は花畑 早朝のヒサゴ沼キャンプ場 ガスと風のトムラウシ山頂
苫小牧より高速に乗り層雲峡を経て登山口の沼ノ原口へ、車2台あるが誰も居ない、雨の心配もあるので、6畳ほどの古ぼけた小屋を利用した。夜中に小屋の中でコーモリが飛んでいた。
<8/5>長い行程に早起きで出発、曇り空で暑さはしのげた。広くて長い沼地の木道歩き、大沼付近では、タチギボウシの紫色の群落が素晴らしい。蚊にさされるのでネットは必需品、唯一の飲める?水場で補給し急登を登る。あたりは色々な花が出てきた、部分的に這い松の枝や笹藪をくぐり、お花畑を鑑賞し五色岳に到着。群落の中で極めて多いのはチングルマ、時期は遅いが結構楽しめた。
化雲への平坦な道を辿り、最後はヒサゴへの下りで予定は終了、風は強いが快適なテン場で幕営とする。水は雪渓の水を煮沸し、冷ますため北海道ならではの余分な作業である。
<8/6>沼を早朝出発、稜線への道に迷いながら岩の陰に荷物をデポし軽装でトムラウシを目指す。途中、薄日も射し期待もされた天候も山頂近くからはガスと風の中、昨年の大量遭難を思い出しながら山頂へ到着。山頂には温泉側からの人で結構賑わっていた。殆んど岩だらけの稜線を戻る、ガスは一向に切れず全く見通しが利かない。注意散漫で1箇所道迷い、コンパスは常に見ておくべきです(反省)
デポした荷物を担ぎ、五色岳への平坦な花の道を戻る。五色岳からは1時間弱で忠別避難小屋へ到着した。小屋は関西の大学ワンゲル5〜6人だけ、1階のフロアーは我々だけの快適な条件、ただし、一晩中、強風で小屋をたたく音は続いていた。
<8/7>早朝から強風の中を出発、1時間ほどで五色岳に戻り、あとは下りのみ。視界はないが、雨も降らず暑くもなく快適だな・・・ 往路に感激した花畑を再びシャッターをきりながらのんびり歩く。沼の原・大沼あたりから雨が落ちてきた、その後、登山口までの間に大雨に遭い、全身びしょ濡れになりました。
コーモリ館にて着替えを済まし、今後の行動、泊まり場、検討会議、結局、天候悪く、旭岳周辺の周回は見送り、急遽予約が取れた十勝温泉郷・吹上温泉:白銀荘へ向う、夕立の大雨で宿に入るのもやっと、でも、この施設最高です。素泊まり2,600円、2段ベットの相部屋だが、自炊設備全て揃って不自由なし、何より、濡れ者を乾かす広い乾燥室が何よりです、風呂はホテルなみの一級品、大いに利用すべきである。
<8/8>旭岳周辺登山は諦めたが、夕張岳は登りたい、だが、予報は悪い、夜は大雨との情報にマタマタ諦め、 しょうがねーなー 観光に切り替えだ・・・・ 急遽、宿探しとフェリーの変更交渉、宿は札幌の国際ユースホステルが確保でき一安心(3,700円)、船は休日連絡つかず、月曜日の運にかける。
富良野で2年前に行ったメロン農家を訪ね、高級品を安く仕入れ、今回は車に積み込む。観光と買い物に小樽に足を伸ばし、中国人パワーに驚愕、札幌に戻り、小生の??歳誕生日祝い(言葉だけ)に生ビールと焼肉たっぷり、満腹でした。
< 8/9>今日は観光とフェリー乗船、札幌より支笏湖を廻り、ウトナイ湖、新千歳空港でお土産買い、海の駅で更に買い物、で、1日前進できたフェリーの18:45分発に無事乗船、帰りも比較的穏やかな海で、充分な睡眠で疲れをいやしました。
<初めての方に参考になれば>
・フェリーは何でも揃っていて便利です。(缶ビールは若干高いが持ち込む必要なし) ・風呂は広いしサウナも大きい ・映画の鑑賞などで時間をつぶせます
・縦走山行中 ガスは 4人で2日間、 250*2個(煮沸も含めて)、丁度でした。
・宿泊施設 ・十勝保養センター など、山に近いところは、乾燥室の備えあり便利で快適 ・ユースホステルも昔と違い何の制約も無く安く泊まれ便利です(素泊まり\3,200〜3,500)
・8月でも花は結構たのしめます、種類が多くそれぞれ群落を作っている。いたるところにあるチングルマの群落はさすが北海道
7/23〜24 飯豊山(地神、頼母木)
天候:晴れ&ガス (メンバー) 「すぎと」、「なかむら」、CL「さとう」
7/22-下野市17:00-飯豊山荘21:30(幕営)
7/23-山荘前5:45-五郎清水10:30-梶川峰12:10-扇ノ地紙-頼母木避難小屋15:40(泊)7/24避難小屋6:35-地神北峰-(丸森尾根)-飯豊山荘前12:40-下野市19:00
7/22-猛暑の高速を走り月夜の飯豊山荘まで来るとさすがに涼しい。
登り始めから手を使うほどの急登 やっと扇の地紙へ ガスと強風で寒い 翌日、頼母木山より?差方面
7/23-涼しいうちに急登を乗り切るため早起きが必要だったが若干遅くなってしまう。梶川尾根の急登に取り付く、皮肉にも雲が出ることを願いつつ登る、願い通り意外と暑さがきびしくない。湯沢峰までの急登も過ぎ、右手眼前に威風堂々の梶川峰への急登がきびしい。
しかも陽射しが出始め、暑さに汗が噴出す。重荷に耐え、ようやく五郎清水へ、水場へは20mほど下り美味しい水を補充する。下山の夫婦の情報では、門内小屋は水が出ないと、 何と・・・ 参った--- どうしよう--- 小屋近くの雪渓を溶かすか、たまり水を沸騰?? 気分が重くなる。 とりあえず登ってから考えよう・・・
梶川峰までは可なりきつかった。でも上部になるにつれ、花が疲れを癒してくれる。重荷も何のその、中腰で頻繁にシャッターを切る。やっと扇の地紙まで来た。左:梅花皮か、右:頼母木か 時間と体力を考慮し、頼母木を選択する。稜線の花をノンビリ観賞しながら歩む、だが、ガスが流れ、風が強く寒いくらいだ、時々耐風姿勢を強いられ疲れる。
地神、頼母木山を過ぎようやく避難小屋へ到着、本日10時間行動でした。親切な小屋番と豊富な美味い水、客は少なく快適な夜である。担ぎ上げたビールと(小屋でも売っていた)味噌に付けたステーキで豪華な夕飯。遊びは平日に限りますね・・・・
7/24- 一晩中風が強かった、ガスも湧くが昨日より見通しが利く。お世話になった小屋と別れ、地神北峰の分岐を目指す、途中、花に見とれシャッター切りに夢中で中々進まない。ようやく丸森尾根への分岐へ着、あとは花を愛でながらの下りです。 この花なんだっけ? あの--- あれ--- あれだよ--- 何とかスミレ--- いつもの事です。 でも、年齢を重ねると花がとっても愛おしいのよね・・・・ 自然の摂理でしょう。
暑さの中登ってくる人、数人と出会う、 中腹あたりで、地元の刈払いの2人がいた。この猛暑の中、急登の登山道の刈払い、根性、体力、敬服します。
きのう、登り中間付近で、連れの靴底が剥がれ、針金、絶縁テープ、細引きで応急処置、今日は最後の下りで、残り片方も靴底剥がれ、最終近くで事なきを得たが・・・ 心配な靴は良く点検しておいた方がいいですよ・・・・(反省)
7/10〜11 大滝沢(沢登り)
天候:曇りのち小雨 (メンバー) CL「はしだ」、「ひがの」、「おがわ憲」、「おおむら」、「ささき」、「ほんごう」、「さくらい」、SL「さとう」
7/10-鹿沼18:30-峠駅21:20(仮眠)
7/11峠駅-入渓点P 6:50-入渓7:10-大滝8:00-終了点12:00-滑川温泉13:30/14:30-鹿沼18:00
前夜、県境付近の強い時雨を走り、奥羽本線・峠駅に着くと意外や星ものぞく。
入渓点からナメです どこまでもナメ、ナメ 大滝は迫力あり 快適な滝を登る新人
7/11-曇り空だが穏やかでマズマズの天気だ。滑川温泉手前の駐車場で準備し、橋のたもとから即入渓する。いきなりナメ歩きから始まる、しばらくすると左岸からカモシカ沢の滝が落ち込む、水量が多い様である。滝、ナメと続きすこぶる気持ちが良い、ほどなく眼前に圧倒的な景観の大滝が現れる。さすがに名瀑と言われるだけの迫力がある。
迷わず滝つぼ手前の右岸の高巻きをする、潅木を掴みながらの急登は人気の沢だけに踏み後がハッキリし危険は無い。今回は2人の新人の沢デビューとあり、実力の程が分からない。従って、2ヶ所のトラバースは、念のためザイルをフィックスした。大滝を越えると更にナメ、程よい滝が連続する、夏の沢登りは快適そのもの、楽しい・・
右岸から落ち込む小沢を越え、わずかで左岸から3:1の二俣を左に辿る。ナメと滝はまだまだ続く。右側に流木が立てかけてある8mほどの滝は、右側の潅木を掴み回り込めるが、流木を足場にその上の細かなホールドを数メートル登る方が面白い。
連続する滝の上部の方で滝つぼを泳ぎ渡り、8mほどの滝の水流の右側を登るところがある。右岸の側壁をトラバースできるが、安全を考慮し、& 滝つぼを泳ぐ練習も兼ねてザックの浮力を使い滝下の岩へ泳ぐ。後続は補助ロープを掴み渡る、実に楽しい。
大岩がゴロゴロと目立つ様になると、本流遡行も終了。左から合流する沢に入り、コケむす岩を踏み50mほどで夏道に出る。遡行が終わるまで雨は落ちてこず恵まれた。
時々ポツポツ落ちてくる小雨の中、あまり入らず荒れた登山道を辿り下山。観爆台で大滝を見とどけ、20分ほどで滑川温泉に到着、終了です。
大滝沢はアプローチなし、ナメあり、適度な滝あり、泳ぎあり、明るく開け、藪漕ぎなし、温泉あり、いいと思いますよ・・・
7/3〜4 清掃登山(奥日光)
天候:曇り後小雨 7/3前夜組 小山19時-中禅寺湖21時 7/4当日組 小山5時-中禅寺湖7時 合流後、太郎山(志津側へ移動)作業開始8:00-お花畑11:30/12:00-登山口13:30-湯元14:30
(メンバー) 「はしだ」、「ひがの」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「ほんごう」、「ウッチー」、<「こばやし」>「わたなべ」、「くりさん」、「さだこ」、「atsushi」、「かとう」、<道朗>、「ともさん」、「すぎと」、「なかむら」、「あんまん」、「ささき」、「おちあい」、「なかじま」、「なかさと」、「おがわ憲」、「おがわ恵」、「さとう」、「ながおか正」、「ひなぎく」)
恒例の県岳連主催・日光山系清掃登山行事に、総勢210名の参加で実施された。
開始にあたり名誉会長挨拶 作業の安全について説明 新薙にて 刈払い組・お花畑にて
会長、名誉会長挨拶に始まり、それぞれの担当場所に分散、当会関係者は過去最高26名の多くの参加(前夜組は中禅寺湖畔で幕営)、太郎山(志津側)の笹の仮払いと、ゴミ拾いの2班に別れ実施。同ルートは3回目の刈払いとなるが、笹の伸び具合は比較的少なく順調に作業が進みました。
ゴミ 拾いの方も新しいゴミは殆んど無く、古い遺物の様なものを回収した状況である。山頂直下のお花畑まで上がり下山をしたが、時々小雨も降る中、作業は無事終了することが出来た。
湯元(釜谷の温泉)にお世話になり現地解散、皆さん、お疲れさんでした。
6/27 湯の丸山(市民ハイク)
天候:雨のち曇り (メンバー) 「はしだ」、「ひがの」、「よしだ」、「おおむら」、「いしかわ」、「さくらい」、「ウッチー」、「わたなべ」、「なかむら」、「すぎと」、「ながおか貞」、「ともさん」、(「りょうへい」)、「かとう」、(道朗)、「さとう」
小山5:30-地蔵峠8:15/40-湯の丸山10:15/50-角間峠11:45-旧鹿沢13:20-小山18:30
今回の一般参加者は17名、予想外の少なさにビックリ、原因はなんだろう。大型バスで大赤字、仕方なく山岳会員16名が同行し数を合わせる。
小雨降る中を出発 烏帽子への分岐でショートカット 雨も上がった山頂にて 角間峠
夜半からの強い雨足に気分は暗い、天気予報も良くない、だが、出発するころは雨も上がり、高速を走るころには周囲の山並みも見え期待を持たせる。地蔵峠の駐車場には、バスや乗用車で一杯、天気が悪いのに人出が何と多いのだろう。暗い空から雨も落ちる、最初から雨具を着け歩き出す。
湯の丸山をトラバースし、烏帽子へのルートを諦め、分岐より直接湯の丸山への尾根を行く。いつしか雨も上がるが、湿度が高くムシムシする。人、人、人で何と人気の有る山なのだろう。若干1名、ペース上がらず難儀する。ようやく山頂へ、視界が無くて残念だが、雨は上がり良かった・・・
相変わらず視界が悪いが、新緑と鳥の泣き声の尾根を角間峠へ降りた。後は傾斜の緩いレンゲツツジが綺麗に咲く歩き易い道となる。東屋で最後の休憩後、旧鹿沢の駐車場に到着。とりあえず全員無事下山です。
バスの窓から見る周り一帯のレンゲツツジの群落に見とれながら帰路につく。天候がマズマズで何よりでした。
最後にハプニング発生、山道の下りカーブで対向者の乗用車がセンターラインオーバーでバスの横腹に接触、運転は高齢者であった、お陰で警察の検証で1時間弱、足止めをくらいました。
6/5〜6 流石山〜唐沢山
天候:快晴 (メンバー) 「はしだ」、「まちこ」、「すぎと」、「おおむら」、「ひなぎく」、「なかむら」、「みやした」、「ともさん」、「さとう」
前夜発4名・・鹿沼18:30 当日発5名・・栃木市5:00-観音沼6:50-(音金へ車を回送)-大峠林道8:15-大峠8:50/9:00-流石山10:10/10:30-三倉山12:20/12:55-唐沢山13:40/14:00-音金登山口16:00(大峠林道の車回収)-栃木市20:30
前夜発組と観音沼で合流し、大峠林道最奥まで車を入れる。縦走下山口の下郷(音金)へ車を回送し(往復1H)いざ出発。体調不良者ばかりの集団、おのずとユックリペースだ。天気は最高、新緑がまぶしい中 鳥の声を聞きながら大峠へ。
大峠林道最奥から出発 稜線はミネザクラが見頃 三倉山山頂にて 木漏れ日の中のシャクナゲ
草原の急登を序々に高度を上げれば景観が良くなる。茶臼、三本槍方面が表那須連山なら、北側のこちらは裏那須か? 普段見慣れない那須連山の景観をみながらの縦走だ。夏には見頃のキスゲの株が散在する中の登りも稜線まで上がると、今が盛りのミネザクラ。シャクナゲには未だ早すぎる。
流石まで上がると、起伏の少ない稜線歩き、全周囲の景観を楽しみながら、大倉、三倉を辿る。越後側、会津駒、越後三山、飯豊連峰の稜線がまだ真っ白だ。最高峰、三倉山(1,888m)を後にし唐沢山へのルートを行く。このルート、昔は荒れていたが、今は整備され綺麗になった。黒檜?の木立の稜線には高度も下がった為、シャクナゲの花が見頃となってきた、木漏れ日の中のシャクナゲは綺麗である。
唐沢山からは高度差900mの急で長い下りの連続、なまった足腰にはかなりこたえ、我慢の下りが続く。1,100m付近で、地形図での尾根スジの道と別れ、沢スジへと降りる案内となる。浮石で歩き辛い沢沿いの道を降りると、水場に出た。喉を潤し音金集落を見ながら降りると林道へ出る。林道を辿れば稲荷神社へ出て終了。お疲れさんでした。
あとは大峠林道の悪路を車回収のため一時間。このコースの縦走は車を回送しておくのが条件で、一人でも団体でも無理があります。
5/29〜30 大博多山 <だいはだやま>
天候:曇り一時晴れ (メンバー) 「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「おおむら」、「ともさん」、「さとう」
5/29-<先行車>鹿沼18:30-白河IC-甲子経由-伊南・久川ふれあいキャンプ場(幕営) <後発>栃木19:30-キャンプ場22:00
5/30-キャンプ場6:40-縦向沢林道終点7:05-山頂9:30/10:00-登山口12:15/12:45-栃木17:00
久川ふれあいキャンプ場は、他に釣り客の1張りだけ、雨も降らず静かで快適な夜を過ごした。この時期、管理者不在だが、規定の料金を箱の中に納めて、縦向沢に沿って林道終点まで車を入れる、他に車数台あり。
縦向沢林道終点を出発 ムラサキヤシオがいい時期だ 一等三角点の山頂にて
いきなりの急登が始まる、要所にトラロープが張られたブナ林の急登だ、1,000mほどで尾根に出る、あとは楽勝ともいかず、時々急登が続く。タムシバやムラサキヤシオが綺麗だ。高度をあげると、序々に周囲の山並みや、伊南、南郷の集落が見えてくる。ニセピーク? を過ぎ、鞍部を越えると間もなく1,315mの山頂、珍しく一等三角点の山である。
縦向沢を遡行してきた沢登りのグループが居た。周囲の低山は見えるが、会津駒方面は雲の中である。風もなく穏やかな山頂でノンビリしたあと下山にかかる。この時期ただでスンナリ降りる事は無い、それなりに収穫をもくろみお土産ができた。
急斜面を慎重に、ユックリと降り、早めに下山した。この山は伊南の三名山(他に尾白山、三ツ岩)であり、秋、ブナ林の紅葉が期待できると思う、但し、山スキーの記録もあるが、適していないのでは?と感じた。
5/13 袈裟丸山
天候:曇り晴れ (メンバー) 「すぎと」、「さとう」
下野市6:00-折場口駐車場8:10-賽の河原9:00-小丸山10:30-前袈裟丸山11:50/12:30-駐車場15:20-下野17:30
アカヤシオを求め、昨年実績と今年の情報を加味し満を持して出かけてみた、結果は残念でした。
弓ノ手新道からの袈裟丸山 キャデイさん同行?小丸山にて 今年のヤシオは今一です 山頂より赤城山
今年の異常な天候が未だに尾を引いている様で、花の開花にも影響を与えているようである。折場口駐車場には平日といえ結構車が多い。いきなり風強く寒い、予想外の寒さに着るものが無くカッパを着て歩き始めた。
登り始めると何と霜柱が立っている。弓の手の途中で、昨年気づかなかった赤ヤシオが所々散見された。おかしいな? (去年は既にこの辺は散っていたのだ) 賽の河原に近づくと、時期的には丁度良いのだが、良く見ると花弁がしおれて張りが無い、一部変色もしている。昨夜の遅霜のせいだ。残念である、つつじ平、賽の河原付近は時期的にはいいが、綺麗だ、素晴らしい・・・とはいかない。花の蕾の付き具合も少ない様だ。
小丸山までのプロムナードは昨年、感動しまくりであったが、今年は何の感激もなし。一部に綺麗な部分もあったが、蕾が多く、未だ時期早し。シャッターを一度も切ることない。青空も見えるが、時々小雪も舞い寒い。体調もすぐれず、やっと山頂を踏み、風を避け展望の笹原でしばし休息。
下山時にせめてもの証拠にとシャッターを切ったが、時期が1週間ほど早かったことと、遅霜のお陰で、今年は残念の一言、花の時期と咲き具合の良い年に出会うのは難しい。
4/30〜5/5 岩木山&八甲田山(山スキー)
(メンバー) 「はしだ研」、「まちこ」、「ひがの」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「なかがわ」、「すぎと」、「おおむら」、「よしだ」、「さとう」
<4/30-高速を北へ走る> 鹿沼19:30-志波姫23:30(幕営)
大型連休の始まり、遅い出発で特に渋滞は無かったが、上限1,000円効果で、遠い他県NOが目立ち車の量はきわめて多い。いつものSAで賑やかな宴をもうけ長旅の疲れをいやした。
<5/1-岩木山・百沢コース> <ガス後曇り晴れ> 志波姫6:20-百沢スキー場10:00/11:00(バス)-8合目12:00-鳥海山12:45-百沢スキー場14:30-駐車場15:00-温湯民宿17:30
観光客の車と別れ一面のリンゴ畑を走り百沢スキー場へ、驚いたことにスキー場の上部まで雪が無くガッカリ。
リフトを降り30分板を担ぐ 初心者には試練の始まり 核心部は滑り終わった 雪の無いスキー場を降りる
予定通りバスにて8合目へ着く、風が強いが何とかリフトは動いていた。板を担ぎ30分、風でヨタヨタしながら鳥海山へ到着、風とガスの中で快適とは言えない。
出だしからガスの中の急斜面だ、初心者にはキツイ。快適なバーンもあっという間に終了。避難小屋付近からは少ない雪でブッシュがうるさい、苦労しながら何とかスキー場上部へ到着、あとは雪をつないで中間付近まで、雪が切れて30分板をかつぎました。
<5/2−八甲田山・櫛ケ峰〜猿倉岳> <晴れ曇り>温湯7:20-睡蓮沼8:40-櫛ケ峰12:15-猿倉岳15:10-猿倉温泉15:45-温湯
好評なコンビニの大きなオニギリを買い睡蓮沼へ、車は一杯である。猿倉温泉に1台をデポし、広い緩斜面の雪原の歩きが始まる。目指す櫛ケ峰は遥か彼方の雪の峰だ、稜線直下100mほどの緩斜面や平原の歩き易い場所を縫ってゆく、樹林はオオシラビソが殆んどだ。
広い雪原を櫛ケ峰を目指す 櫛ケ峰の山頂にて 山頂直下の斜面 猿倉温泉に到着
櫛ケ峰直下の鞍部から稜線伝いの1ピッチで山頂に到着、風はあるが問題はない。直下のバーンの滑りは あっけなく終了、あとはシールを付け稜線歩きで猿倉岳を目指す。前線通過で崩れ予報だったが大したことは無い。
歩き疲れたころ最後のピーク、猿倉岳に到着。あとは快適な緩斜面のツリーランが楽しい、初心者にもうってつけの斜面である。滑りは温泉までつながりブッシュも無く快適である。
<5/3−岩木山・弥生コース> <ガス&強風のち曇り> 温湯7:00-弥生8:10/9:00(バス)-8合目10:05/20-避難小屋11:05-山頂直下11:45-駐車場15:00-(弘前城)-温湯
弥生へ向う車中から岩木山が良く見える、今日は快適な滑りが期待できるぞ・・・ 9時の巡回バスに乗り8合目へ到着、何と、意外にもリフトが動いていない、強風のためらしい。1ピッチ担ぎのアルバイトだ、8合目までバスだから仕方ない。
リフト運休、1ピッチの担ぎ 強風とガスの中 少し視界が利いてきた 最後は沢の渡渉を慎重に
鞍部の避難小屋までは順調に来た、更に山頂への岩場を40分担ぐ、上部へ上がると強風が出てきた。風にあおられながら雪渓に着く。滑りの準備をして山頂直下のトラバースを開始、さっきまで視界が利いてたのに周りは一面ガスに覆われる。しかも強風は激しさを増し、大人数を把握しながら20〜30m滑る度に人数確認、急斜面で待っていると風に飛ばされそうだ。
滑り出しからリーダーと離れてしまった。ガスと強風の急斜面を斜滑降で苦労の滑りが続く。やっと案内ポールを見つけ、間もなく全員終結、更にガスの中慎重な滑りでようやく周囲の景色が見えてきた。視界が有れば快適なバーンを楽しめたのに・・・
ブナの林で安心の休息。後続パーテーもチラホラ降りてきた。 あとは沢筋の汚れた雪を滑ったり、斜滑降したり、雪が切れ小沢に架かる橋を渡り終了か・・・とはいかず、最後の難関、橋の無い沢を渡る試練が待っていた。石を伝い慎重に渡ってやっと安心、回送して置いた車に到着、今日の天候は予想外でした。(「ほんだ康」さんが休養日で大正解) 最後は人ごみの中、「ほんだ康」さん、「なかがわ」さんと合流し、弘前城の満開の桜見物で締めました。
<5/4−八甲田・箒場岱コース> <晴れ> 温湯-ロープウエイ終点9:05-稜線10:20-赤倉直下滑り出し11:00/11:30-バス停13:30-(三内丸山遺跡)-温湯
臨時のロープウエイに乗り一気に1,300m地点へ。夏道に従い歩き易い斜面をシール登行、最後は雪が切れ担いだが、山頂稜線に到着、風もさほど強くなく井戸岳の爆裂火口を見て、赤倉岳直下の滑りだし地点で休憩。今日は視界心配なしの好条件、周囲の展望良し、眼下のスロープは広く、長く、ほれぼれするほどのコースに見える。
ロープウエイを降りちょっと滑る 赤倉岳にて 箒場岱の滑り始め 高田大岳を右にみて
いざ、滑りを始める、やはりいいぞ・・・コース案内のポールに沿って、快適、快適、 滑り降りるのがもったいないくらいである。あっというまに樹林帯へ降りる。林の中の滑りも条件は良く、結構楽しい滑りが続く。今年の八甲田も例年より1mほど雪が少ないらしいが、それでも最後はブッシュを避けながらバス停の150m手前まですべり終了した。
循環の大型バスでロープウエイ乗り場まで戻り、今日の滑りは初心者も楽しめる最高のコースであった。時間も有り、せっかくなので三内丸山遺跡を見学し宿に戻った。
<5/5-帰路> 温湯7:45-鹿沼15:40
青森は遠い、良くも悪くも1,000円高速に影響されたが、弘前城を始め、道すがら桜の花は飽きるほど観賞させて貰いました。
4/24〜25 大杉岳(山スキー)
天候:快晴 (メンバー) 「はしだ研」、「まちこ」、「ながおか隆子」、「さとう」
4/24鹿沼20:45-桧枝岐23:45 4/25アルザ前7:00-七入7:45-山頂12:15/13:00-七入15:00-鹿沼19:30
快晴の朝を迎える、終日天気は心配なしだ。道路は七入までで通行止め、この時期 燧ケ岳を目指す熟練者が目立つが、我々が行く大杉岳は少ない。352号、急傾斜のクネクネ道は板を担いでショートカットの直登で?平へ。
ブナ平はまさにブナばかり 緩斜面の尾根を詰める 大杉岳の山頂 ボーゲンでokでーす
素晴らしいブナ林を経て大杉沢右岸の尾根へ。数箇所にスノーブリッジが有り無難に渡渉する。沢筋から外れ尾根に上がる、傾斜はさほどでなく登り易い。あたりは白銀の世界とブナの林が何処までも拡がる。高度を上げ振り返れば、燧ケ岳と至仏山の真っ白な山頂部が際立つ。
傾斜が緩やかになれば間もなく山頂だ、標識は何も無い。スノーシューの数人と単独のスキーヤーに遭った。
駒ケ岳と越後側の山々が一望のもとに、浅草、守門まで見渡せる。快晴、無風、誰もいない山頂稜線の雰囲気は最高。
いよいよ滑り始めだ、ルートは大杉沢の左岸の尾根だ。新人さんは不安一杯、でも何の問題もなし、ボーゲンでok。ところどころに枝が落ちて邪魔だが、傾斜よし、滑りよし、快適そのもの。あっと言う間に?平近くの沢に到着する。
沢筋寄りの尾根を漕いだり滑ったり、一度だけ板を担ぎ道路を渡るが、朝の登り始めの場所まで最後の滑りを楽しんだ。15分ほど板を担いで駐車場へ無事到着。燧ケ岳を目指したグループは未だ帰ってないようだった。
いよいよ残雪を滑る期間も長くはない、あと何回来られるかな・・・
4/18 寺久保山
天候:晴れ (メンバー) 「すぎと」、「なかむら」、「さとう」
小山8:00-寺久保集落9:00-般若峠-寺久保山頂11:00-塩坂峠-集落駐車場14:00
今年の春は異常気象が続く、久しぶりの晴れ間を里山ハイキングに出かけた。寺久保集落に駐車し周回のため雷電神社を見送り般若峠をめざす。里山の登り口は解りずらい。近くの住人に聞きながら、案内板の無いあぜ道を峠へと向う。倒木とブッシュが多く殆んど歩かれていないコースの様だ。何度も地図を確認しながら尾根に上がるとコースが比較的整備されてきた。
里山の登り口は解かりずらい 寺久保山頂にて フデリンドウが群落していた ムラサキヤシオ?
展望も良くなって、ムラサキヤシオ?が結構咲いている。急登の岩場を過ぎると やっと稜線、日陰には雪も残っている。2Hで山頂へ到着、日当たりの良い場所まで進み休憩。真下には佐野クラシックゴルフが手に取る様な近さに見える。
明るい雑木林の尾根を行く、小さなアップダウンの繰り返しが続く。三叉路で南に方向を変え、左下にゴルフ場を見ながら歩くと、道端にリンドウが咲いていた。小さく可憐な薄紫の花である、後でしらべたらフデリンドウであった、かなり群落しており感心した。
塩坂峠付近まで来ると、何と北関東高速道路の工事中が目立つ、山の下をトンネルで東西に抜けている。峠から降り熊野神社近くでハイク道は高速に寸断されあたりの景色は変わってしまった。
1年後にはこの道路を利用していることだろう。集落の駐車場は直ぐだ、芝桜の咲くノンビリとした風景は春そのもの、里山はのどかである。弁天池を過ぎると直ぐ麺の小倉屋だ、当然並んでたべてみた。
4/10〜11 月山〜湯殿ゲレンデ(山スキー)
天候:小雨、ガス、晴れ
(メンバー) 「はしだ研」、「ひがの」、「ながおか隆子」、「おかちゃん」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「おおむら」、「ひなぎく」、「すぎと」、「ともさん」、「よしだ」、<「しのはら」>、「さとう」
4/10-鹿沼20:15-寒河江24:00-(幕営)
4/11-寒河江-姥沢8:00-ゲレンデTOP8:50-柴灯森10:00-三角雪田11:30-湯殿ゲレンデTOP13:25-湯殿駐車場13:40/14:00-鹿沼19:30
4/10-2回目のバスチャター山行である。長時間にわたる車中の宴、気楽に目的地に到着し随分と楽が出来て結構です。
小雨ふる姥沢、憂鬱です ゲレンデTOPにて ガスの中、五里霧中 ガスが切れ快適な滑りの始まり
4/11-姥沢への途中のゲートは凍結の時だけ制限か? 開いていた。 小雨ふる姥沢、気分重く出発、ただし、雪上車がスキー板をリフト乗り場まで運んでくれてラッキーでした。山やグループだけで、一般のスキーヤー、ボーダーは殆んど居ない、ガスの立ち込めるリフトに乗る、例年より雪は多いと思われる。ゲレンデTOPにて準備、初めてシールを着ける人、山スキー初心者を含む13人パーテーと大勢だ。
姥ケ岳の中腹をトラバースし鞍部へ、更にわずかで柴灯森へ到着。風は強いが問題は無い、ガスが濃いのが何とも残念だ。シールを外しいざ出発、先が見えない痩せ尾根をボーゲンスタイルで慎重に・・・ 板を担ぐほどではないが20m先が見えない痩せた稜線はつらい。せめて滑るのに支障が無い程度にガスよ薄くなってくれ・・・ クラスト気味の雪、暗闇の稜線を時々階段登行を交えながら、1,619mを過ぎる。まだガスは変わらず濃い。
時間待ちの意味も兼ね、快適な急斜面を登り返して滑ったりする。今回の滑りは五里霧中で終わってしまうの? 諦めかけたころ アッ・・ 廻りが見え初めてきた・・・ ガスが切れ始めてきた・・・ 滑る先の景色が見えてきた・・・ ラッキー・・・ 何と雲間に鳥海山の真っ白な姿がクッキリと望める。
あとの滑りは快調そのもの、初めての人には銀世界の中の滑りが出来てさぞ満足でしょう。品倉山の直下で快適な尾根と別れ、濁沢へと降りる。いつものコースをトラバース気味に湯殿スキー場を目指す。雪は腐って滑りが悪い、途中にはデブリも有って今年の雪の多さが伺える。
殆んど傾斜の落ちた雪の平原を立姿勢で滑ったり、歩いたり、漕いだり、転んだり、湯殿ゲレンデTOPに到着です。振り返れば三角雪田や柴灯森に続く稜線がはるか彼方に遠望される。晴れて良かった・・・ あとは滑りの悪いゲレンデを降りる、最後の斜面は傾斜もあって快適な滑りができました。
駐車場に待つバスとご対面、 さっそくビールを雪で冷やしバスに乗り込む、冷えたビールでカンパーイ・・・ うまい・・・ 最高・・・ 道の駅で300円の温泉に浸かり、あとは誰に遠慮もなくウトウト、酔うほどに、疲れがでるほどに、バスに揺られて夢の中、 ・・・でした。
4/4 総会&40周年記念祝賀会
総会(32名)「みこがい」、「おかちゃん」、「かずちゃん」、「おしやま」、「えびはら」、「ながおか正」、「さだこ」、「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「しらいし」、「ほんだ」、「ほんだ康」、「なかがわ」、「ひがの」、「わたなべ」、「おおむら」、「なかじま」、「ふくだ」、「ウッチー」、「ともさん」、「いしかわ」、「くりさん」、「つるみ」、「ながおか隆子」、「ひなぎく」、「ほんごう」、「おがわ憲」、「おがわ恵」、「atsushi」、「あんまん」、「さとう」
恒例の年次総会は32名参加で行われた(文化会館・実習室・・14時より)
1.会長挨拶 2.顧問挨拶 3.議事(事業報告、会計報告、特別会計報告、22年度事業計画、予算、その他(会員移動、装備関係、保険加入、他)の承認を得た。終了後は和田屋新館に移り、OBを招き創立40周年記念式典を行った。
<小山山岳会創立40周年記念祝賀会> (30名参加)
・開会宣言(「おかちゃん」副会長) ・会長挨拶(「ひがの」会長) ・感謝状、記念品贈呈(「おしやま」前会長)
会長挨拶 「おしやま」氏感謝状贈呈 「みこがい」氏挨拶 歓談風景
乾杯の後、 パーテーに移り、 県南・「おかちゃん」会長挨拶、 OB(市村氏、猪熊氏、「なかむら」さん)の挨拶をいただきました。
そのあとは現役会員全員から、一言挨拶を行い、時間一杯歓談のあと閉会、城山の花見に多くが流れていった。
尚、羽鳥さん、「おしやま」さんよりお祝いを頂きましたことをご報告致します。
4/2〜3 会津駒ケ岳(山スキー)
天候:晴れ後雪 (メンバー) 「さとう」
4/2自宅18:15-アルザ駐車場21:00(車中泊)
4/3-登山口6:20-アンテナ7:40-森林限界9:15-山頂10:00/10:40-登山口11:35-自宅16:00
久しぶりの単独山行だ、前夜、車中にて静かな酒を飲み早めに就寝。
早朝の登山口 共同アンテナ 燧ケ岳が見えてきた 避難小屋下の雪原
天気予報では午後から崩れる予想、早めに出発(一番のり)する事にした。雲一つない快晴だ、寒い朝だが、前日の強風も治まってきた。数日来の雨で雪は締まっている。ラッセルする事も無く林道終点近くの急登の沢を詰める。いつもの様に上部で左の尾根に上がる、雪の量は例年並みか? つぼ足の3人パーテーが後に続く。
順調に共同アンテナへ到着、廻りの景観が良くなってきた。マイペースで歩を進める、雪が硬いので下りの滑りが心配だ。登りはアイゼンを着けているので快調そのもの、ジグを切りながらとても楽である。森林限界を越え、無木立の白い雪原、良く見ると、雪原は縦縞の模様が規則正しくついている、大雨が流れた跡が伺える。
景色を楽しみながら最後の頑張りだ、テレマークの若者が1人追いついてきた。山頂直下の斜面はガチガチのアイスバーン状態、テレマークの御仁は苦労しているが、こちらは楽勝、あっけなく山頂に到着する。山頂のポールは1mほど頭が出ていた、雪量は2m20cmほどである。燧、至仏、越後三山、全周囲の展望を楽しみゆっくりする。
いよいよ滑りである、山頂直下のガリガリ斜面は太ももが疲れた。格好をつけずに森林限界近くまで我慢の滑りである。やっと雪の表面の硬さが取れてきた。後続パーテーが登ってきている。雪質は滑るには問題なし、自分のシュプールを確認したいのだが、硬い雪で跡があまりつかず残念、贅沢は言えない。
マイペースでの滑り、休み休みでも速い、あっと言う間に共同アンテナへ到着。小屋に泊まると言うパーテーが登ってきた。一服後、夏道ルートの急斜面を降り、左の沢に入る。単独のスキーヤーも滑ってきた。間もなく林道へ、あとは林道に沿い、滑ったり、漕いだり、あっけなく登山口に到着。充実した半日、あーあスキーはヘボでも楽しい・・・
駒の湯へ行ってみると13時からの営業である、仕方なく窓明の湯へ、風呂上りの外の天候は一変、吹雪となっていた。