2025.07.27-29 鹿島槍ヶ岳

<メンバー>ながおか、ぐっちゃん、みつまん
<概要>2泊3日で柏原新道から鹿島槍ヶ岳を往復した。天候に恵まれたが熊が山荘のすぐ近くに現れたのには驚いた。

ー27日ー
<天気>晴れ 小屋到着後一時豪雨
<ルート数値>距離6.1Km 累積標高 +1,160m -25m 山行時間4時間15分(休憩含む)
<行程>駐車地 8:30 – 8:38 柏原新道登山口 8:45 – 駅見岬 10:30 – 石ベンチ(1218m辺り)11:43 – 12:01 雪渓 12:06 – 12:34 熊待ち 12:40 – 12:45 種池山荘
ー28日ー
<天気>晴れ 時々ガス発生で見通し悪くなる
<ルート数値>距離10.0Km 累積標高 +990m -1,030m 山行時間7時間55分(休憩含む)
<行程>種池山荘 4:50 – 5:45 爺が岳南峰 5:50 – 6:13 爺が岳中峰 6:20 – 冷乗越 7:12 – 7:25 冷池山荘 8:00 – 9:03 布引山 9:18 – 10:05 鹿島槍ヶ岳南峰 10:40 – 11:24 布引山 – (15分休憩) – 12:45 冷池山荘
ー29日ー
<天気>晴れ 
<ルート数値>距離9.3Km 累積標高 +380m -1,440m 山行時間5時間30分(休憩含む)
<行程>冷池山荘 5:30 – 冷乗越 5:48 – 爺が岳南峰 7:00 – 7:27 種池山荘 7:53 – 8:32 石ベンチ(1218m辺り) 8:35 – 10:48 柏原新道登山口 – 11:00 駐車地

7月28日

登山口近くの駐車場に満車の可能性があるので、早めの出発となり、4時過ぎに小山を出た。登山口手前にスノーシェッドがあり、その切れ目の空き地には10台くらい駐車していた。運よくそこに1台分の空きがあり駐車できた。
準備を整えスノーシェッドの歩道を進み登山口に着いた。登山口には登山相談所がありオジサンが計画書提出を確認していた。柏原新道は登山者が歩きやすいように傾斜の変動が少なくなるように作られているらしい。といっても登山口の標高が1,350mで種池山荘の標高が2,450mなので標高差1,100mを登らねばならないので私たち年配者にとっては楽なルートとはいいがたい。 
登山開始。樹林帯内の九十九折の登山道を登っていく。登山道には岩が多く、それを踏んで登っていく。標高1600m辺りに「八ツ見ベンチ」があり、樹間に扇沢の駐車場が見えた。「八ツ見」は八ヶ岳が見えるという事らしいが八ヶ岳は分からなかった。何故か登山道脇にはコシアブラの幼木が多かった。石を積み上げた「ケルン」に到着。銅板の標識がかかっている。「駅見岬」からは扇沢駅が見えるが既に何か所か駅が見える場所はあった。この新道には「岬」の付く地名が多い。この新道では小尾根を越すときに登山道は少し右に曲がるがその場所を「岬」と表現しているらしい。小さな突端である。九十九折がなくなり、傾斜は少し緩やかになったが「一枚岩」の先の「石畳」は岩を渡るように歩くので要注意。濡れていると怖そうだ。この柏原新道を作った方はこの多くの岩を少しづつ動かして歩きやすいように石畳にしてくれたらしい。「水平道」でエネルギー補給。少しだけ平らな道が続く。2218地点には「石ベンチ」があり、腰を下ろすことができる。その先で小さな涸れ沢を渡るが、そこにはオオバキスミレの小さな群落があった。その先は「ガラ場」という名のザレ場で転落事故も発生しているらしい。奥の沢には雪渓が残っていた。雪渓は歩きやすいように切られているがその先で登山道によじ登る場所では先に行ったご婦人が随分と手間取っていた。
まもなく山荘に到着する地点で6-7人が立ち止まっていた。熊がいて進めないという。見ると丸まった背中が見えていた。子熊のようだったが、親熊が近くにいるだろうから先に進めなかった。しばらくすると山荘メンバーがスコップを持ってやってきて、それを岩に打ち付けてバンバンと大きな音をだして熊を追い払った。
やっと山荘に到着。受付でクレジットカードが使えたのには驚いた。部屋は6人部屋でザックを置く広いスペースがあったのは有難かった。
山荘前で名物のピザを肴にビールを飲んだ。旨い。今日はこの為に汗をタップリとかいたのだ。正面には針ノ木岳、蓮華岳がそびえて居いる。15時過ぎに豪雨となった。雷は鳴らなかったが、酷い雨だった。その中小屋に到着した登山者もいた。夕食は典型的な山小屋食。ご飯が、炊飯の水加減を間違えたのか、柔らかすぎて不味かった。食後、外にでると熊がいると大騒ぎしていた。テント場から小屋に来れなくて難儀した人もいたようだ。どうやら熊の親子は人間慣れしているようだ。

7月28日

種池山荘を少しでも早く出発するために、朝食をおにぎりにした。山荘でそれを食べてから出発。
少し進むと左後ろに立山・剣岳がそびえている。剣岳の右側は鋭く切れ込んでいた。前方には鹿島槍ヶ岳がハッキリと見えたが中腹には東から雲が流れ込んでいた。爺が岳への上りでは何度も振り返り、立山・剣岳の雄姿に見惚れた。ガレた登山道を上ると山荘から1時間弱で爺が岳南峰に着いた。南峰から下るとコマクサが咲いていた。中峰にも寄ったが、北峰は高山植物保護のため立入禁止になっていたのは残念。しかし、その先で冷乗越から鹿島槍ヶ岳への尾根がきれいに眺められた。先ほどの雲は消えていたが、東から次の雲がやってきた。冷池山荘手前東側はかなり崩落が進んでいる。山荘に到着し受付を済ませた。本日最初の受付らしく1番から3番の番号をもらった。この番号はスリッパの番号で、便所などでもスリッパが変わることがないので気持ちが良い。この方法は種池山荘でも採用されている。また、両山荘とも水場がないので、宿泊者には1リットルの飲料水の引換券がもらえる。種池山荘でもらった引換券で冷池山荘で水を補給してから再出発した。
テントが山荘から少し離れた所にあった。石が多く整地が大変だろうなと思った。熊注意の看板があった。その先は二重山稜のような地形でキンポウゲの群落があった。他にもキヌガサソウなど多くの花が見られた。山荘から約1時間で布引山山頂に到着。少し休んでから鹿島槍ヶ岳へ向かった。ザレ場・ガレ場を登って山頂近くになった時、見上げると落石の巣窟のような場所があった。登山者は入らない場所なのだが、地震でもあると怖い。ヘルメットを持ってくれば良かったと思った。無事、鹿島槍ヶ岳南峰に到着。大勢の登山者でにぎわっていた。私たちも大休止。立山連峰や後立山連峰の眺めをじっくりと楽しんだ。北峰は雲に隠れていた。北峰まで行く予定だったが止めた。その先に行くにはヘルメットがあった方が良さそうだ。また昨日のような夕立があると嫌なのでできるだけ早く山荘に戻りたかった。しかし、20人ぐらいのグループがきた峰を目指して下りて行った。北峰はその後少し顔を出したが薄雲に霞む山は魔界のように見えた。
少し時間の余裕ができたので、鹿島槍からの戻りではじっくりと花を楽しむことができた。
早めに山荘に戻って部屋に入る。今日の部屋は2階建てになっていて、1階部分に7人、2階に2人割り当てられた。昨日より少し窮屈だったが、部屋はまずますだった。早速ビールタイム。食事はまずまず。残念ながらイビキの主がいて睡眠は不足気味。

7月29日

朝食を山荘で食べてから出発した。昨日は空気が透き通っていて立山連峰がきれいに見えたが、今日は少しだけ霞んでいた。爺が岳は山頂を踏まずに種池山荘まで直行した。2時間で種池山荘に到着。ヘリによる荷物運搬作業があるという事なので見学していくことにした。山荘に入ってガラス越しの見学だったが面白かった。ビール・コーラなどの飲料を運んできて、すぐプロパンガスなどを持ち去った。まもなく、奥の新越乗越山荘分の荷物を下げて飛んできた。ちょうどガスがその辺りを覆っていたのでどうなるかと思ったが、うまく避けていた。
種池山荘からの下山では雪渓を渡る場所が先日と変わっていた。先日の豪雨で雪渓の端が融けて登山道へよじ登ることができなくなったのだ。少し上にステップが切られていた。その後、先頭のながおかさんは快調に下り、私は付いていくのがやっとだった。ただ、後半は疲れたのかゆっくりペースになった。種池山荘から登山口までコースタイムは2:45なのでほぼコースタイム通りに下山できたようだ。
無事下山。下山後は薬師の湯で3日間の汗を流した。水風呂があったので疲れた脚を冷やした。それが効果があったのか筋肉痛は少なかったと思う。大きな渋滞はなく計画より早めに小山に戻ることができた。17:30頃帰宅した。

たくさんの花を見ましたが、久しぶりに見た花、初めて見た花だけを載せました。

1.ミヤマキスミレ。オオバノキスミレかと思ったのですが、その高山型です。三枚の葉が輪状になります
2.トモエシオガマの白花かと思ったのですが、トモエにはなっていないようです。
3.タテヤマウツボグサは少し大型です。
4.キバナノコマノツメ。久しぶりに見ました。葉が丸く馬蹄のようです。
5.ヒメクワガタ。かつて北海道の白雲岳の麓でエゾヒメクワガタの群生をみましたが、これはひっそりと咲いていました。
6.タカネツメクサ。白山でたくさん見ましたが、久しぶりです。
7.タオツリオウギ。初めて見たかと思ったのですが、南アルプスでも見ていました。
8.タカネヤハズハハコ。ハハコグサで少しピンクがかった部分があります。
9.ミヤマタネツケバナ。やはり白山でみていました。タネツケバナとは葉が違います。
10.トウヤクリンドウ。久しぶりです。
11.シロウマスゲ。名前が合っているかどうかは自信がありません。この手の花は写真が撮りづらいので滅多に写真をとりません。ただそれだけ。
12.ミヤマキンバイ。これに似た黄色い花は、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ミヤマダイコンソウなどたくさん見ました。ミヤマキンバイは三葉で、花弁の付けねがオレンジ色なのが特徴です。
13.ノウゴウイチゴ。山ではシロバナヘビイチゴだと思っていました。
14.クチバシシオガマ。一般的には4枚輪生らしいのですが、これは3枚葉です。でもクチバシのように見えるので勝手に断定しました。
15.ハクサンオミナエシ。オミナエシとは葉が大きく異なります。











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