<メンバー>あんまん、ひなぎく、ぐっちゃん、みつまん
<概要>焼走りから馬返しまで、八合目避難小屋で1泊して縦走する計画だった。しかし、24日が25mの強風予報だったので、馬返しからの往復の日帰り山行に変更して出発した。だが、避難小屋に到着する頃から雨まで降り始めた。3人だけで行けるところまで行くことにして小屋を出発したが、標高1900m手前でコマクサを一輪見た所で雨と風が強くなったのでそこで折り返すことにした。風だけならもう少し先に行けたのだが。山頂到達はならなかったが、多くの花を見ることができた。特に旧道のガレ場に多かった。できれば来年再挑戦したい。
<天気>曇り、一時雨、強風
<ルート数値>距離12.1km 累積標高 +1,810m -1,810m 山行時間10時間00分(休憩含む)
<行程>馬返駐車場5:20 – 5:29鬼又清水5:33 – 6:42一合目6:47 – 新道・旧道分岐(2.5合目)7:20 – 7:46新道三合目 – 旧道三合目 – 8:25鉾立(七合目)- 10:13八合目避難小屋10:35 – 10:54不動平 – 11:08折返地点 – 11:15不動平 – 11:28八合目避難小屋11:38 – 11:48七合目 – 13:35新道三合目13:40 – 13:53新道・旧道分岐(2.5合目)- 14:15一合目14:20 – 15:02鬼又清水15:17 – 15:20馬返駐車場
<詳細報告>3時半に起床。4時半頃焼走りの国際交流村を出発して、馬返しの駐車場には5時過ぎに着いた。岩手山山麓には広い自衛隊演習場があるのでそれを迂回しなくてはならないので時間がかかる。広い駐車場が3カ所もあるが、今回は一番上の第一駐車場もガラガラだった。
駐車場のすぐ上にトイレがあるが薄暗くてジメジメ感が嫌になる。少し歩くと鬼又清水に着いた。大量の水が噴出している。その脇にはきれいな水洗トイレがあり、利用するならこちらのトイレが良い。ここには薪が積んであり、避難小屋までボランティアで運んでほしいらしい。私は日和って軽めの1本をザックにそっと入れた。
少し谷に下って登り返すと尾根に乗る。ここでクルマユリに迎えられた。他にトリアシショウマも多い。またシラネアオイは花は終わっているがユニークな形の実を付けていた(山ではサンカヨウの実だと思っていたが違っていた)。この実は標高700mからかなりの高所迄見られたので、岩手山にはシラネアオイの群生が広がっているようだ。「0.5合目」で道は2つに分かれる。高原地図には「広い道」「狭い道」と記されている。小休止して左側の「狭い道」を登った。一合目で2つの道は合流した。祠があり、広くなっているので休憩地に最適だ。私達もそこで再度小休止。そこからはクサボタンをよく見た。これは標高がかなり高くなった場所でも見ることができ、広い範囲に生えているようだった。豆腐岩を過ぎると、登山道はザレ気味になる。2合目にはウツボグサの群生があった。2.5合目は旧道と新道の分岐で、風が強くなると面倒なので新道を選んだ。新道は樹林帯の道で、カラマツソウが多かった。しかし、その先で行き交った元気なオバサン3人組に旧道をすすめられて、三合目で旧道にトラバースした。他にも4合目、5合目でも新旧の道を接続する道があるようだが、5合目のものは崩落して侵入禁止になっている。旧道に移って、最初は新道同様の樹林帯内の登山道だったが、次第にガレ場が登場してくる。踏み跡が辿りづらい場所もあったが、ペンキを追いかけて登って行けば大きく道を間違うことは無かった。ハクサンシャジンや橙色の実を付けた低木のヒロハヘビノボラズはよく見た。他に、オトコヨモギ、ヤマハハコ、ミヤマハンショウズル、セリ科の花、アザミの仲間(ガンジュアザミらしい)も見た。旧道では我々以外の人に会ったのは一人だけで、男性単独者と行き交った。彼は七合目で引き返してきたという。急に雨風が強くなり雷まで鳴りだしたので怖くなり引き返してきたという。しかし、私たちは雷鳴を聴いていない。どうやら、麓の自衛隊演習場の大砲音を雷鳴と勘違いしたようだ。確かに初めて聞くと勘違いしそうな轟音である。そう伝えたが彼はそのまま下って行った。5合目の上で一旦ガレ場から樹林帯に入り、ザレ場に出ると、ウスユキソウ、オンタデが生えていた。上を見ると大きく割れた「大蔵岩」があり、今にも崩落してこちらに転がってきそうで怖かった。その岩は残っている部分にも大きな亀裂がいくつも入っていた。「注意」とペンキで大書されていたが、近寄る気にもならない。大岩の後方に6合目の標柱があった。その先に「大願成就」と書かれた銅剣が置かれていた。1981.7.25と日付も入っている。どんな大願があったのだろう。聞いてみたいものだ。また低い樹林に入って出ると7合目で「新道」と合流した。小休止して避難小屋に向かう。風が強くなり、雨も少し混じってきた。八合目避難小屋は立派な3階建てで避難小屋らしくなかった。地元の山岳会が交替で管理しているらしい。薪をその管理人さんに手渡しした。軽い薪で申し訳なかったが感謝の言葉を掛けてくれた。山頂方面から二人下山してきた。外輪山まで登ったが、目の前に山頂が見えているのに強風で進めなかったという。私達も行けるところまで行こうとしたが、あんまんさんは小屋で休んでいるというので3人で行くことにした。小屋の先はしばらくは低い樹林のなかの登山道なので、風は強くは感じなかった。しかし、雨が強くなったので、雨具を着た。しかし、上着しか付けなかったのが失敗。9合目の上で、雨風が強くなってきた。せめてコマクサを見られるところまで頑張ろうと声を掛け合った。するとすぐ上でコマクサが咲いていた。登山道のロープがあったので近づくことはできなかったが、ボケた写真を撮ってそこで折り返すことにした。もし、雨具パンツも履いていたならもう少し上まで行けたかもしれない。私達が折り返そうとしたら、半ズボン姿でびしょ濡れになった男性が下りてきた。何とか山頂まで行ってきたという。私達は彼の後に付いて下った。小屋に戻ると雨風が少し弱くなってきた。管理人さんに「入って休んでいってください」と声を掛けられたが、靴を脱ぐのが面倒なので小屋に入るのを遠慮した。ペットボトルに御成清水の水を入れ替えてから下山開始。新道を下り、6合目あたりで雨具を脱いだ。それからはひたすら下る。滑って転んでということはなかったが、段差の大きいところは気を使った。三合目で休んでいると年配の夫人が登って来た。かなり疲れているようだったが、後ろに背の高い男性がついていた。避難小屋まで辿り着くのも大変だろうなと思った。所々で花を見ながら下り、鬼又清水まで下りてきた。そこで大休止。水をがぶ飲みしてゆっくりと休んでから駐車場に戻った。
無事下山。スーパーマーケットで食料と飲み物を買い込んで焼走りの国際交流村へ戻った。
日帰り温泉(壊れて温泉を汲み上げられないので銭湯状態だったが)で汗を流し、キャビンでくつろいでから早めに寝た。ところが、深夜、何度も台風のような風雨で起こされた。避難小屋に泊らなくてよかったと思った。
翌日は道の駅に立ち寄ってから高速に乗った。雨は岩手で少し降ったが小雨で済んだ。16時過ぎに帰宅。
今回は2山とも山頂を踏めないという結果としては散々なものになったが、岩手旅行を楽しめた。できれば来年に再挑戦したいものだ。

クルマユリ。多かった。 
クサボタン。めちゃくちゃ多かった 
カラマツソウ 
ウメガサソウ。岩陰で。 
チングルマ、残っていました。 
何じゃ? 
キンコウカ。湿地を好むというが。 
ハクサンシャジン 
ウスユキソウ 
イワブクロ 
ヤマオダマキ 
ナンブトウチソウ 
トウゲブキ 
最後に見たコマクサ 
タマガワホトトギスも多かった















