<メンバー>ともさん、<夫>、ひなぎく、ながおか、<やなぎ、さおとめ>、みつまん
<概要>昨年悪天の為に登れなかった羅臼岳に再挑戦。山頂部は予想以上の岩稜地帯で緊張する場面もあった。残雪は少なく滑り止めは使わなかった。疲労困憊して下山。これで「ともさん」が日本百名山完登達成。おめでとうございます。
<天気>晴れ、暑かった
<ルート数値>距離15.2Km 累積標高 +1,610m -1,610m 山行時間11時間35分(休憩含む)
<行程>木下小屋4:45 – オホーツク展望5:35 – 6:38弥三吉水6:50 – 8:00銀冷水8:15 – 大沢入口8:35 – 9:25羅臼平9:40 – 羅臼温泉分岐10:05 – 11:00羅臼岳山頂11:30 – 羅臼温泉分岐12:13 – 12:30羅臼平12:35 -(休憩10分)- 大沢入口13:17 – 13:30銀冷水13:45 – 14:48弥三吉水14:58 – オホーツク展望15:43 – 16:20木下小屋
<28日>
車2台に分かれて出発。小山発の車は関越道経由で、もう一台は磐越道経由で新潟港を目指した。港近くのコンビニで合流して12時発のフェリーに乗り込む。海は穏やかだった。
<29日>
早朝小樽に着き、コンビニで買い物をして高速に乗る。何度か休憩して、結局網走に行く事にする。昨年寄った回転寿司で美味しい寿司のランチにすることにしたのだ。食後、小清水町の原生花園で多くの花を見る。昨年登った斜里岳の姿が美しい。斜里のスーパーで食料を買い込んで、カムイワッカの滝を見て、知床国設野営場に着いた。バンガロー2棟に連泊で予約していた。建物は古いが3人、4人が泊まるには十分だった。野営場近くには温泉があり、泉質も良かった。バンガローは海岸段丘の上にあり、そこは夕陽の名所で、私たちも見事な夕陽を見ることができた。明日は念願の羅臼岳山行。宿を4時発の予定。
<詳細報告>
朝3時前に起きて、野営場を4時少し前に出発した。岩尾別温泉「地の涯」の前には約30分で着いた。未舗装部分に空きがあり2台駐車できた。登山者用トイレもあり利用できた。そこから数分で木下小屋で、その脇が登山口となっている。
登山口を1段登ると木の祠が祀られていて、そこで安全登山を祈願した。ジグザグに登り、20分少々で尾根に乗ることができた。そこでウエア調整。今日は暑くなりそうだ。周りは針葉樹と広葉樹の混合林で、樹林の密度は粗く割と明るい尾根だ。1時間弱で「オホーツク展望」に着いたが、オホーツクの海は樹間にぽっかり空いた隙間からぼんやりと見えるだけだった。弥三吉水はすぐ上で水が湧いているようなので浄水せずに飲んだ。水は冷たくて美味しい。水量も多かった。その先の極楽平はごく緩い傾斜が続き歩きやすいのだが、ヒグマが出没する場所らしいので気が休まらない。今日はショルダーバッグに熊スプレーを携帯している。前日に封を破いたものだ。そこから先は所々で木が登山道に張り出しているので頭をそれにぶっつけないように注意しなくてはならない。私は昨年斜里岳の記憶が鮮明だったのでヘルメット装着していたので少し気楽だった。仙人坂はジグザグに登って行く。銀冷水で大休止。そこの水場は小さな沢でかなり上から流れてきているので、エキノコックス対策で浄水してから飲んだ。その水場の横に携帯トイレブースが2つあるのだが、男小用は裏でせよとなっているのでそれに従った。登山者が多いと行列ができるので致し方ないのかもしれない。
大沢入口の標識を過ぎると、エゾコザクラが見られるようになった。本州ではハクサンコザクラだがエゾ~との違いは分からない。雪は少し残っていて少しばかり雪渓歩きを楽しめるが、大部分は雪解け後の汚れた踏み跡を辿ることになる。段差の大きい箇所もある。コザクラだけでなく、ツガザクラ、チングルマ、キバナシャクナゲ等の花を見ながら標高を上げていく。振り返ると知床の海が見えた。日差しが眩しい。傾斜が緩やかになると羅臼平に着いた。大休止してエネルギー補給した。見上げると羅臼岳の頂上部分が要塞のように見える。あの要塞に登るのだ。だれかが「私ここで待っている」といえば簡単に同調しそうだった。だが、誰もそのような声をあげない。行くしかないのだ。前日まで「私は羅臼平で待ってるわ」と言っていたひなぎくさんも快調のようだ。
羅臼平からはハイマツに囲まれた登山道を緩やかに登って行く。羅臼温泉への分岐のすぐ上に岩清水があるのだがどこで水が出るのか分からなかった。岩からポタポタ雫が落ちているのだがそれを集めるのなら気の遠くなる話だ。岩清水から急登となる。その先で少し雪渓を登る。その上で賑やかなグループと行き交う。ツアー一行らしい。岩場の急登が続くが岩は安定していた。だが、日に照らされた岩は熱かった。ペンキで進行方向を案内してくれていたのが有難かった。最後に大きな割れ目を跨ぐ場面が緊張した。
山頂は狭かったが、幸い私達だけだったので有難かった。ともさんが日本百名山完登を達成した。みんなで記念写真を撮り喜ぶ。
小休止して下山開始。岩場を慎重に下り、羅臼平で小休止。大沢の雪渓の下で大休止。雪解けの沢水は冷たくて美味しかった。浄水してポットに入れた。その後は小休止を何度か取りながらひたすら下る。最後に尾根から木下小屋への下る地点に着いた時はホッとした。心配していたヒグマとの遭遇は、幸運なことに経験せずに下山することができた。下山中は各所で嫌な臭いを感じたが、それがヒグマのものかどうかはわからない。
下山中に、大沢の下りで不思議な人と遭遇した。外人さんで裸足で2リットルのペットボトルを1本手に持っているだけでザックも背負っていないのだ。思わず「大丈夫か」と尋ねると「大丈夫」と答えてきた。その日は天気は安定していたがもし崩れるとどうなるのだろうと心配した。
下山後はコンビニで食料を調達した。私は日頃はあまりアイスを食べないのだが、やたらと食べたくなってアイスモナカにかぶりついた。野営場に戻ってから近くの温泉で汗をながしたが、疲れた脚にはたっぷりと水を掛けて疲れをとった。
他に、雌阿寒岳、大雪赤岳、黒岳に登っていますが。後で報告します。
後日、会員報告に写真を追加します。
















