山行記録詳細 2016年度・平成28年度ーその1
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3/25   高峯〜仏頂山(茂木)    
3/4〜5  西吾妻越え(山スキー)  3/11   一床山〜三床山  
2/18   高谷山〜谷倉山  2/25   岩山(岩トレ)  
2/11   上ヨナゴ沢(山スキー)  2/16   不動岳〜唐沢山  
12/24  奈良部山〜熊鷹山  2/5   西大巓〜二十日平(山スキー)  
11/26  鞍掛山〜古賀志山  12/3  裏妙義山(丁須の頭〜三方境)  
11/13  セルフレスキュー講習会  11/20  嵩山、岩櫃山 
10/29   碧岩、大岩(西上州)  11/5   鼻曲山  
9/10   白雲山周回(妙義)  9/23    稲包山  
9/10    荒山、鍋割山(赤城)  9/17    天狗岩〜烏帽子岳   
8/13〜14  上州武尊山  8/31〜9/2 常念岳〜蝶ケ岳  
7/30〜31 金城山   8/6〜7   大山、天丸山  
7/16   大源太山  7/21〜23    白山  
6/11   田代山。帝釈山  6/29〜7/8 北海道(礼文、利尻、羊蹄山)  
5/28   大猿川周回尾根(赤城)  6/3〜5 佐渡(和木〜ドンデン)  
5/12    袈裟丸山  5/21  玉原湿原〜鹿俣山  
4/29〜5/3  八甲田山(山スキー)  5/8   雪上訓練(燧岳)  
4/16   根本山〜三境山(桐生)  4/23   栗生山、荒神山(桐生)  
4/6   近沢峠〜奈良部山縦走 4/9〜10   村山葉山(山形)
                                                 <記:さとう>

 3/25   高峯〜仏頂山(茂木)  
 天候 晴れ    (メンバー) 「ひなぎく」、CL「さとう」
小山7:00-小貫観音堂9:30-高峯10:20/40-仏頂山12:30/45-小貫観音堂14:20
 
小貫観音堂を基点に周回  1ピッチで高峯山頂  雑木で気持ち良いルート  桃太郎石   
焼森、鶏足にナビ設定を間違ってしまい、急遽、狭い山越えの林道を越え県道1号へ。小貫集落の奥にある観音堂に駐車し林道を詰める。予定では北側の地形図にある尾根を行きたかったが、不明で諦め林道を忠実に登る。

天気良し、だれも居ない、静かな里山である。一頑張りで稜線にでる。高峯山頂へは西へ少し戻り、静かな山頂で休憩後、仏頂への整備された稜線歩きである。稜線周囲には人工林が殆どなく、自然林のため感じが良く癒される。急坂には必ず階段が設けられているのが難点であるが仕方ない。

稜線の中間部付近が奈良駄峠、階段を幾つも登り最後のピーク仏頂山に到着した。途中、数組のハイカーに出会った。中には年配のご夫婦、聞けば84歳とのこと、達者な歩きで驚きでした。

問題は下山ルート、ヤブを覚悟で小貫への周回ルートを選ぶ。山頂より20mほど戻り、小貫への案内板がある北西への尾根を辿る。以前にヤブを目的に山頂直下より境界杭に沿い篠竹のヤブを漕いだことが思い出された。

今回も覚悟のルートであったが、踏み跡はハッキリしており、意外と早く林道に降りる。しばらく林道沿いを行けば明るい田園風景に出る。神社へショートカットしたかったが、用水路の橋が無く遠回りする。驚いたことに、近辺の田園では、いたるところにイノシシ対策に低電流の線が張られており異様な風景であった。

今回のルートでも感じたことだが、地形図の登山道表記は何カ所も現状と違っている、それを前提に読図をしなければならない。

最後に地形図には観音堂以外に もう一つ神社の表記があったので、周辺を探してみたが、形跡がありませんでした。足の不具合を抱えてのリハビリ山行でしたが、何とか歩き通せました。
いい里さかがわ館でソバを楽しみにしてましたが既に終了で残念でした。



 3/11   一床山〜三床山  
天候 晴れ   (メンバー) 「ひなぎく」、「ながおか隆子」、CL「さとう」
小山8:00-鹿嶋神社8:55-一床10:45-二床11:05-三床11:35/50-鹿嶋神社12:15-栃木・永野散策-小山16:00
 イノシシ捕獲用オリ 一床山でノンビリ  最後の三床山  気持ち良いサカキのトンネル 
山歩きが久しぶりな人に軽めの低山ハイキング&リハビリを兼ねて、人気の里山を歩く。鹿嶋神社周辺は景観が一変、何処へ行ってもソーラーパネルは時代の流れか。

時計回りに先ずは一床山を目指す、急登を1ピッチ、西入の頭へ出る、景観の良い稜線を辿り僅かで一床山へ到着。日光連山、赤城、浅間が確認できる。ハイカーは結構多い、下山後のソバが第二の目的のため、行動食は殆ど取らず、最後のピーク、三床山に到着。

ゴルフ場を眼下に見ながら、サカキのトンネル出尾根コースを降りる。神社Pに着き、さっそく近くのソバ屋へ行くと、何と本日終了、残念でした。諦めきれず、とちぎの出流方面へ、先月寄った大越路ソバに寄り満足、満足でした。

時間もあることから、周辺の散策、先ずはロウバイの里、を探しあて駐車場に行けば、すでに時期遅し、店は閉まって誰も居ず、ロウバイの雰囲気だけでした。次は星野の遺跡散策、こちらもヒト気は少ない状況、林道奥の地層の断面記念館が意外と驚きの見学となりました。

周辺の花々を鑑賞しながら、最後は道路わきの無料の散策路回りです。サンシュユ、ロウバイの最後、梅、フクジュソウ、ミツマタ、イチリンソウなど、ノンビリと春の息吹を感じた一時になりました。 



 3/4〜5  西吾妻越え(山スキー) 
(メンバー) CL「はしだ研」、「まちこ」、「きたはら」、「おおむら」、「なかがわ」、「たらちゃん」、「いしさか」、「すぎと」、SL「さとう」、<「しのはら」>
3/4-鹿沼5:40-グランデコ8:30/9:00-リフト上部9:30-西大巓11:25-小和須知沢源頭(滑り出し)12:30-若女平13:50-道路15:45
3/5-不動閣7:55-リフト最上部9:30-滑り出し12:10-休憩後樹林帯滑り12:40-二十日平経由-グランデコ14:00-鹿沼17:40 
グランデコリフト最上部を出発 雪は多い、視界もある  西大巓の山頂にて  西大巓より西吾妻への鞍部へ 
<3/4> 早朝出発に遅刻者1名(私です・申し訳ない) 道々 道路に雪はなく順調にグランデコへ到着。総勢10名、リフト最上部を後にトレースを辿り高度を上げる。天候は高曇り、視界は利く。積雪が多く新雪が30pほど乗っており滑りに期待が持てる。気温-5℃〜-7℃ と何よりだ、風もない。

西大巓からのルートは、今回新たに、避難小屋に行かず、沢の源頭へのトラバースを選んだ、結果的に時間が短縮され歩き易く正解でした。源頭部で休息後、いよいよ滑りの始まり、沢沿いを右に左に新雪を楽しむ。この時期のパウダーは有り難い。ボーゲンスタイルでも何とか板を廻せる状態、快適そのもの、夢の中を滑っているみたい。

下部で右より、夏道沿いに寄り若女平に到着。時間的に早い位だ。偶然にも渓嶺の人達と出会った。トレースを辿り 蟻の戸渡り?、雪庇の張り出す痩せ尾根にでる。滑れないこともないが、安全のため板を担ぐ。やがて杉林、いつもは滑りが悪くなるのだが、今日は気持ちよく滑る。時間も有ることから、いつもの○ちゃん転がし? に降りず、尾根に乗り地形の状況を偵察することにした。

結果は傾斜が急で、滑るにはちょっと無理がありました。斜面を降りいつもの杉林を滑り降りると、沢に架かる一本橋だ。幅40〜50pほどの橋だが、今年は雪が多いとみられ丸々と太っていました。

林道を僅かで車道にでる、去年と比べ雪の多さが際立つ。いつもの酒屋さんに寄り不動閣に到着、風呂に浸かって疲れをとり楽しい時間の始まりです。


天元台リフト最上部  稜線は完全にホワイトアウトでした  最高のコンデションで ウハウハです  グランデコスキー場下部へ到着 
<3/5> いつもの様に宿の車で天元台のゴンドラ乗り場まで送ってもらう。乗り場では無風でも、上部は可なり風が強かった。心配されたリフトは動いている、寒さの中、リフト3本を乗り継ぎ ようやく最上部に到着。ひとまず安心。

シール登行で1ピッチ、稜線の鞍部に着く。平野部では晴れ予報なのだが、稜線では予想外にガスでホワイトアウト、視界は15〜20mくらい、離れると直ぐに見えなくなってしまう。GPSとコンパスの出番、何度も確認を取りながら方向を修正しルートをたどる。チーム内での体力差があり、ついに心配された事、梵天岩の先でメンバーが2つに別れてしまった。

その後無線でのやり取りをしながら合流しようとするが、ホワイトアウトの世界では、簡単ではありません。ようやく合流し二十日平への尾根の滑り出し地点を探すのにも苦労した。ガリガリの雪に苦労しながら、いつもの斜面下の休憩地点付近までくると予想通り雪が変わってきた。いつもの地点まで降りホットする。

食事休憩後、いよいよ滑り出し、樹林帯ではガスの影響は無く、深い雪と極上パウダーに恵まれ最高の条件。昨日の若女平より更に良い雪、今までの中で一番良かったかも・・・ その後の滑りは 楽しい楽しい、気持ちいい・・・まるで夢の世界を滑っているようだ。3月のパウダーは運が良い。

ガスの稜線で時間をついやしたが、樹林帯の滑りに入ると早い早い、いつもの平たん地も意外と滑り、ラッセルは殆どなし。ルート取りも理想的でスムースであった。
二十日平への最後の斜面を下れば、中ノ沢沿いの尾根を辿り、沢を渡ることになる。前回は多少苦労したが、今回は一番効率的な場所であった。もちろん沢は雪で十分に埋まっていた。 


 2/25   岩山(岩トレ)
天候:晴れ     (メンバー) SL「ひなぎく」、「みつまん」、「くりさん」、CL「さとう」
国分寺7:00-日吉神社8:00-ロープワーク開始8:30〜12:30-  縦走-猿岩の上14:30-猿岩の下15:30-日吉神社16:00
穏やかな日和でした 基本の繰り返し練習です  終了後、猿岩への縦走  猿岩のクサリ場、簡単ではない 
縦走路を より安全に歩くために必要な基本技術の習得を目的に岩山を訪れた。風も無く穏やかな日和の中、初級ロープワークを主体に基本的な手法の練習を繰り返し行った。縦走時において持つ最低限の装備を前提条件とし、

@補助ロープとの接続方法  Aチェストハーネスの使い方  B確保の練習  確保支点の取り方
Cセルフビレイの方法  D懸垂下降の重要性 など、

実践に即 役にたつようなことを練習。今後も継続練習し習得する必要があります。

終了後、実践を兼ねて、北の一番岩まで縦走、最後は猿岩のクサリ場を下降、安全の為ロープでの確保は必要です。

岩山はハイキングコースとして紹介されているが、数のうちには、未熟なハイカーも混り、事故につながることは当然予想される場所であることを再認識。 


 2/18   高谷山〜谷倉山
天候:晴れ    (メンバー) SL「みつまん」、「くりさん」、CL「さとう」
小山6:30-高谷直下林道切通し8:15-送電線10:25-谷倉山13:30/13:50-下降点分岐14:10-石祠16:20-新谷倉橋16:40
スタート地の道祖神 鉄塔の付近は開けている  補助ロープを使いました  懸垂下降もやりました 
鹿沼市の低山、永野川と思川に囲まれた標高500〜700mの尾根を縦走しました。総じて、行程の中に急斜面の登り降り、岩場の登り降りなど、変化のあるルートになり、岩の経験者には問題ありませんが、初級者にとっては、厳しい個所があり、経験者同行が望ましいルートです。

里山の難しいところは取り付き、降り口などを探すのに結構時間がかかることです。降り口に車1台をデポするのに行ったり来たりのロスタイム、高谷山直下の林道、切通しをやっと出発。548P、629P、621Pと進みます。ルートは殆ど、境界杭に沿って歩き、片側は人工林(ヒノキが多く手入れされている)反対側は雑木の自然林、という感じです。

ルートもマーキングはチラホラで、ヤブは気になるほどでは無いのが特徴です。ただし、熊、鹿除けのため、多くの木に防御の巻きものが施されています。途中、GPSを付けた猟犬2匹と遭遇したのはビックリでした。645Pを過ぎ、送電線の下を過ぎ、しばらくで難所らしきところが出てきます。巻き道の無い岩場が出てきました。念のため用意したチェストハーネスを着け、補助ロープを使いました。岩場に慣れてロープワークが出来れば問題ありませんが、未経験者にはキツイと思われます。

岩場をすぎて谷倉山に到着です。西側が切り開かれ、展望がききます。いよいよ東の尾根への下り、新谷倉橋たもとの車へ向かう急傾斜の尾根が問題、先ずは降り口の特定、455Pへ続く尾根を探すのが難しい。降り口がハッキリしないのです。右側が植林でうす暗い感じの谷みたい、尾根と思われるところは自然林のところで、少し急傾斜を降りると、岩場が出てきます。

補助ロープによる懸垂下降を数ピッチ行いました。足場の悪い急斜面と岩場を降りるのには、ロープ無しでは可なり厳しいところです。そこを過ぎると蟻の戸渡り?(名前だけ)小さなアップダウンとなり尾根が明確になります。問題になる個所はありません。

最後のピークに立派な石祠があり、あとは集落の屋根や道路を見下ろしながら、尾根を辿れば意外と問題なく道路に出られ、新谷倉橋に到着です。岩慣れしている、してないでは何倍も時間の差がでて侮れないコースになります。
縦走路を安全に無事に通過するためのロープワークを実践するには丁度良い場所でした。 



 2/16   不動岳〜唐沢山
天候:晴れ    (メンバー) SL「みつまん」、「くりさん」、「ひなぎく」、「ともさん」、CL「さとう」
小山6:30-登山口7:40-377P9:15-不動岳10:15-唐沢山11:30/55-416P14:00-駐車場15:05 
 出発地の農村公園 最初の298Pにて  こんなルートです  唐沢山山頂です 
冬場の里山低山歩き。踏み跡も薄く、誰一人とも会わない静かな山歩きです(ただし、ご婦人のオシャベリは熊鈴いらず)農村公園を基点に、入御神楽を取りまく低山を周回しました。

まずは298Pへの登り、取り付きではトラブル有ったが、順調に到着。北北東に進路を変え377Pを経て不動岳です。その先の目立つ相似のピーク、石尊山と浅間山、今回浅間への寄り道はカットしました。北北西に唐沢山を目指します。今日の折り返し点、唐沢山に無事到着。ここまでのルートは、マーキングが少々、ヤブは薄くとても歩きやすい状況でした。行程の6割は歩きました。

あとは、無名のピークを幾つも登り降りするルートで、こちらは殆どマーキングが無く、余り歩かれていないかもしれません。幾分薮っぽく、それでも比較的歩くのには問題ありません。問題は下りでのルートの見極めです。今回は地図読みの練習に絶好の場所、特に唐沢の下り428Pへは間違いやすいところです。

小ピークの登り降りが連続し、さすがに疲れがたまってきました。このルートは、道中、山名板は一つも無く、距離11.3K 累計標高1,200mと少しハードになります。できるだけGPSに頼らないで位置を想定することに心がけましたが、冬場の里山歩きは静かで、趣きがあってとても楽しめるものです。
メンバーの一人の住まいが登山口の近く、300mにあることは驚きです。 




 2/11   上ヨナゴ沢(山スキー)
天候:雪     (メンバー) CL「はしだ」、「まちこ」、「おおむら」、「いしさか」、「きたはら」、「たらちゃん」、SL「さとう」、<「しのはら」>
鹿沼7:00-ミニ尾瀬公園11:00/11:20-沢入口12:35-奥の二股?15:00/15:20-沢入口16:20-ミニ尾瀬公園17:15
ミニ尾瀬公園から道路は閉鎖  キリンテを越え七入を目指して  傾斜は緩い沢筋を詰める  奥の二股?で終了し滑りです 
新雪を楽しめる隠れ穴場は無いかなぁ・・・ 期待を込めての偵察山行です。南会津・桧枝岐の奥、ミニ尾瀬公園より閉鎖された道路をシール歩行で1:15分、 深い雪、白一色の世界、誰もいません。

大型寒気団の影響で例年になく雪が多いらしい。ラニーニャ現象の表れらしいが、地元の人も雪にはウンザリという感じです。出発が遅くなってしまい沢の入口では既に12時半を過ぎ、行けるところまで頑張ることで、上ヨナゴ沢沿いを歩く。どうやら沢沿いに林道があるみたいで、堰堤までかなと思いきや、その先にも続いている感じである。

人が入ることは まず無いであろう、カモシカが何度か見られた。雪深いため(2.5m以上はあった)カモシカも苦労している。堰堤を過ぎ、沢沿いを右、左と方向を変えながらラッセルで進む。強力なラッセラーのお陰で(いつもお世話になります)、非力なものは楽をしてトレースを辿るだけだ。沢入口から2.5H ほど行動し、ほぼ時間切れ、奥の二股?(標高1,400m)で打切りです。あと標高で300m沢を詰めれば、長須ケ玉山に続くピークに着くはずである。

深い雪の中をいよいよ滑ります、下ります。僅かな斜面を探し深雪パウダーを楽しみます。ここでも上手い人とそうでない人の差がでて、苦労するもの、楽しむものとに別れます。沢沿いの緩斜面で、深い雪の為 滑りは今一、道路に出たのは4時を過ぎていました。アプローチが同じ様に長いが佐惣沢の方が滑りとしては面白いことが解りました。
帰りの道路も少しは傾斜で楽が出来ると思いきや、スケーテイングを交えながら可なりの頑張りが必要となりました。


雪崩対策用エアバック 前から  後ろから  民宿の周りの雪景色  高畑ゲレンデは新雪パウダー 
<2/12>・・・桧枝岐の民宿で英気を養い、翌日は大戸沢岳に向かう予定でいたが、朝起きてみると、駐車した車には50〜60pの雪がスッポリ、車を発進するまでの雪かきに大変な苦労となりました。

従って予定を変更し、高畑ゲレンデへ。予想通り ゲレンデは新雪たっぷり、思わずニッコリの効率良い練習が出来 大満足のゲレンデとなりました。 


 2/5   西大巓〜二十日平(山スキー)
天候:曇りのち雪     (メンバー) CL「はしだ研」、「まちこ」、「おおむら」、「すぎと」、「きたはら」、「いしさか」、「ともさん」、「ウッチー」、SL「さとう」、<「しのはら」> 
鹿沼5:00-グランデコ8:00-リフト最上部8:40/50-西大巓10:40/55-東斜面の下11:10-西吾妻12:20-滑走開始12:45-昼食休憩13:20-グランデコ・ゲレンデ着16:00-鹿沼20:50
リフト最上部、これから登りの始まり  トレースもあり楽です、バックは磐梯山  山頂直下はモンスターが見事  滑りの準備、バックは吾妻連峰です 
天気予報通り、崩れる前の穏やかな日和り、高曇りだが展望も利き、何より積雪も雪質も素晴らしく、西大巓〜西吾妻〜二十日平への予定のコースを歩き、滑り、満足の山行になりました。

遠路の為早朝の出発、道中の路面は雪が無く順調にグランデコ到着です。ゴンドラ、リフトもスムーズに乗り継ぎ、いざ出発、今回はバックカントリー初級者同伴の為 難儀する覚悟です。総勢10名、先行者のトレースがあり楽をさせてもらい、篠さんの出番が少なく物足りなかったかもしれません。予報通り高曇り、高度を上げるに従い展望が利いてきます。雪質は上々、積雪も多く期待が持てます。

急斜面では苦労しながらも ほぼ順調に西大巓に到着、たまたま小山のワイルドワンのスノウシューツアー団体と遭遇しました。風も無く、山頂からは360度の展望、磐梯、猫魔、安達太良、飯豊、朝日、月山と同定できる状況に恵まれ幸運です。

山頂東の大斜面、取り敢えず滑ります。傾斜が強く、雪が重いため思うようには滑れません。アッチ コッチで転倒続出、それでもウサギの様に華麗に飛んで滑るkさん、さすがに見事です。直下で再度シールを付け西吾妻を目指します。避難小屋に近づくにつれ周囲はモンスター(樹氷)になり とても幻想的です。昨今は温暖化のためかモンスターも少なくなり、とても幸運でした。

小屋には寄らず西吾妻山頂を目指します。多少バテ気味になりながらも無事山頂着、山頂台地を東側に回り込み、いつものドロップイン地点に到着です。いよいよ滑りの始まり 楽しく滑るか、苦労するか・・・人それぞれです。

山頂周辺の雪は風の影響でクラストし、とても難しい状況、やはり転倒します。いつもの無木立斜面の直下で昼食休憩後、いざ出発、これからは樹林帯の中の滑りです。雪質が良くなりました。雪量もあり絶好のコンデションです。気温は朝から−4℃〜−6℃、苦労する人を度々待ちながら高度を下げます。樹木のそばで転倒すると たまりません、スッポリハマって一人では起き上がり脱出できないのです。

方向を何度も確認しながら二十日平を目指します。傾斜が落ちるとやはり時々ラッセル状態で、篠さんの出番です。先行トレースに乗り楽をしようとしたのが間違い、右に寄りすぎ中ノ沢に近づき過ぎ、左、左へと修正です。ようやく二十日平近くの緩斜面になり滑りも楽になりました。いつもは雪が重くなるのですが、意外とスムーズに滑りました。

沢沿いの急な斜面を横滑りを交えながら苦労して中の沢へ。沢は雪で埋まっていました(去年はダメでした) 林道跡を僅かでグランデコに無事到着、降り出した雪も湿っぽくなり予想通り滑りには問題なく幸運な天候と雪質に満足できました。新人さん、これに懲りずにまたどーぞ。



 12/24  奈良部山〜熊鷹山
天候:晴れ   (メンバー) 「こなっち1」、「こなっち2」、CL「さとう」
国分寺6:00-小戸川登山口7:40/8:00-奈良部山9:40-丸岩岳11:05-熊鷹山12:30-夫婦杉13:25-仙ノ滝13:55-駐車場14:10 
小戸川林道ドンズマリの駐車場  急登を登るとこんな感じの風景  奈良部山山頂  最後のピーク、熊鷹山 
一般道を栃木、葛生を抜けて作原へ。何と、うっかりしていて林道を間違えてしまった。蓬山ログビレッジの手前の分岐でスンナリ右へ、舗装された林道を大戸川に沿ってしばらく走ってしまった。こんなに綺麗だったかな・・・ うろ覚えでは可なり林道が荒れていた筈だが・・・ 

間違いに気づき引き返し、分岐を左に、小戸川に沿った林道はすぐに荒れた道になり、慎重に走った。ドン詰りの林道終点、先行車が一台いた。30分のタイムロスであった。

奈良部へ登り始めは沢を渡ってガレ場の急登、踏み跡はうっすら、マーキングがわずか の状況、4月に近沢峠より縦走し奈良部からこのルートを下山しているので、状況は分かっている。急登を過ぎれば気が楽になる、あとは奈良部への尾根を忠実に詰め稜線へ、一頑張りで奈良部の山頂に到着です。気温は1℃〜7℃ 汗は殆どかかず、風が冷たく感じた。

北に方向を変え、丸岩岳を目指す、途中の岩場では、左側を回り込むのが正解だったが、右側にマーキングが見えたので右を行く。登ってみるとやはり左が正解だったようだ。小さなアップダウンを繰り返し、一部、並行した林道に出てみたりして、わずかで丸岩岳に着いた。熊鷹への稜線は傾斜も緩やかになり歩き易く距離を稼ぐ。あっさり熊鷹の山頂に着いた。先客2人いた。

展望台からは遠くスカイツリーが確認された。日光連山と赤城が白い稜線だ。展望を楽しんだのち、下りは小戸口をめざして、山頂から僅かに戻り、南への下山路へ。尾根を越え、沢の源頭に降り、あとは沢筋を忠実に辿る。伏流水から流れが出てくる様になると、ワサビ田があちこちに出てくる。今はもう栽培していないと思われる荒れた状態、ずいぶん山奥まで入り込んで栽培していたのであろう昔がしのばれる。

杉林の間伐材や倒木など、至るところに横たわる材木が印象的である。沢筋を辿り駐車場に到着、この周回コース、なかなか味わいのあるコースで、特に静かなのが何より魅力です。帰路も荒れた林道を慎重に走り、蓬山ログビレッジでおいしいソバを頂く。御神楽町の関宅にも寄って見ました。 


 12/3  裏妙義山(丁須の頭〜三方境)
天候:快晴   (メンバー) 「みつまん」、「ともさん」、「すぎと」、CL「さとう」
小山6:00-(田沼)-国民宿舎8:10/8:30-丁須の頭11:20/50-20m下降12:15-三方境14:00-国民宿舎15:40 
 紅葉も最後です 丁須の頭をバックに休憩  核心部の20mのチムニー下り  赤岩基部周辺のトラバース 
出発地の国民宿舎前には10台ほどの先行車、寂しいことに国民宿舎は既に営業を止め閑散としていた。
籠沢沿いのうす暗い感じの路を行く。快晴なのだが陽射しを浴びないと暗いのだ。木戸を過ぎ最初のクサリ場、徐々に面白くなってくる。二股で方向を北に変え沢沿いを行く。

7年前に訪れているが、沢がスラブ状になって いやらしい記憶があったが、土砂でかなり埋もれ易しく変わっていたと思われる。稜線に突き上げ、大岩を回り込むと、クサリ場のトラバースがでる、慎重に越えれば間もなく丁須の頭 直下のクサリ場に到着。数人の先客がいたので縦走路まで移動しユックリする。珍しく雲もなく、眺望が素晴らしい。浅間はうっすらの雪だが、八ケ岳はさすがに白い、上越の山々、北アルプスが真っ白で すぐ同定できた。

縦走路を僅かで20mほどのチムニー状のクサリ場の下降、ここが核心部、念のため、チェストハーネスを着け確保をした。降りはじめが傾斜がキツイので微妙だが、中ほど以降はスタンスもあり楽になる。あとは赤岩、烏帽子岩のトラバースルートになるが、意外とクサリ場が続き、小さなアップダウンを繰り返すので時間はかかる。

烏帽子の先、最後のピークのあとは一頑張りの下りで三方境に到着。日が短い時期であり先を急ぐ。樹林帯はうす暗い、小さな沢、尾根を左方向へトラバースする長い下りが続く。山というものの地形は単純ではない、地形図に表せないほどの沢や尾根はいくらでも出てきて特徴が無ければ、居場所を特定することは難しい、地図読みをするが簡単ではない。

この時期、落ち葉が半端でなくつもり、カサコソ、カサコソ、踏みしめ、ルートを辿るのに苦労します。驚いたことに、ドングリは殆ど見かけませんでした。裏妙義初山行2人を交え、適度な緊張感を抱き変化にとんだ周回が出来て結構楽しめたのではないでしょうか。 


 11/26  鞍掛山〜古賀志山
天候:晴れ・曇り     (メンバー) 「ひなぎく」、「ともさん」、CL「さとう」
国分寺7:00-森林公園8:00-鞍掛登山口8:40/9:00-鞍掛山頂10:00-猪倉峠10:55-浅砥山13:30-<中尾根下降>-登山口15:25 
鞍掛山の登山口を出発  雪の残る山頂  この時期の雪は珍しい  浅砥山にて 
読図の練習を目的、それとボッカ その他トレーニングなど、一昨日の予想外の雪が残る里山低山を歩いた。先ずは下山地点にマウンテンバイクをデポし、鞍掛登山口に着く。

薄暗い沢筋のルートをたどり分岐で右へ、鞍部からわずかで展望の良い大岩だ。小休止のあと山頂を経て古賀志山への縦走路をたどる。時々地形図を見て読図の練習、方向を確認する。この時期としては珍しい雪が残る、ルートは踏み跡がハッキリし藪もない、しかし、里山の難しい特徴は至る所に踏み跡があることである。特に下りでの方向性の確認が大事だ。

小さなアップダウンの繰り返し、西へ西へと進めれば、90度方向を変え浅砥山への登り僅かでピークを踏む。振り返れば鞍掛から歩いた縦走路が一望のもとに、このルートは比較的人が少なく静かで助かる。休息後、時間を考慮し古賀志山の山頂は諦め、中尾根を下山ルートとする。

ところどころ岩場、クサリ場が出て気を抜けないが、変化が有って面白い。特にクサリ場の下りは予想以上に慎重になり結構時間がかかるのです。細野ダム近くのバイク デポ地点に無事到着、直ぐにマウンテンバイクに乗って鞍掛登山口の車を回収に走りました。 


 11/20  嵩山、岩櫃山 
天候:晴れ    (メンバー) SL「ひなぎく」、「わたなべM」、CL「さとう」 
小山5:30-嵩山P 7:30/40-(表登山道)-小天狗8:25-大天狗9:20-嵩山P 10:20- (岩櫃山へ移動)平沢登山口P 11:00-(沢コース)-岩櫃山山頂12:00-本丸跡13:05-登山口13:20
<嵩山<タケ>> 
紅葉も最後です  71体の観音像・スマートな美人です  低い雲海が幻想的だ  駐車場から振り返る・男岩? 
中之条町の北、道の駅の表登山道より小天狗〜大天狗をめぐり東登山道を降りた。朝の内はモヤが立つ中、紅葉には少し遅いが それでも晩秋の風情を感じながら急登を登る。稜線の天狗の広場にて小腹を満たし、見晴らしの良い小天狗に着く。低い雲海の向こうは榛名山が悠然と横たわる。

里山の低山の展望を楽しんだあと、小さなアップダウンをへて大天狗のクサリ場にでる。連続するクサリ場が長く、しかも昨日の雨の影響で滑りやすく慎重に登って大天狗に到着。すぐ又クサリ場の下りだ、登りより更に慎重に降りた。分岐より東登山道を下山、今日の嵩山は比較的人が少なく、里山低山をノンビリ楽しむことができました。下山後は第二の目的地、岩櫃山へ30ほどの移動です。

<岩櫃山<ビツ>>
岩櫃城の本丸跡  本丸跡から榛名山方面  山頂直下のクサリ場 
3年前にも訪れた山、同じ平沢登山口より登るべく、来てみてビックリ、NHK大河ドラマ(真田丸)の影響はすごい、以前の駐車場は50m下に移り、係員も常駐の案内所に様変わり、一般観光客も混り人出が多かった。沢コースよりたどり上部の岩場にでる。時間的にハイカーは少ないとの予想は外れ、大勢の人がいた。

クサリ場の通過に順番待ちがでる。大方の人は経験が浅いと思われ、クサリ場に手をやいていた(年配者が多い) 数のうちには事故もありえる状況である。順番待ちをしながらも順調に予定のコースを戻り、下りは尾根コースを選ぶ。ほどなく岩櫃城本丸跡に着く。周囲には真田丸関連の幟があるが、特段変わったことは無かった。

人出の多い割りにはほぼ順調に周回でき、帰りの岩櫃城温泉に寄ったが、来年には温泉施設が町の役場に変わってしまい、温泉施設は終わりだとのこと、残念です。 


 11/13  セルフレスキュー講習会
 天候:晴れ    (メンバー) 「くりさん」、「ささやま」、「atsushi」、「ともさん」、「さとう」   (総勢20名)
小山6:00-板室オートキャンプ場7:40-<講習会> キャンプ場16:00
県岳連主催レスキュー講習会に参加。好天に恵まれ雑木の紅葉が綺麗な環境の中、終日練習を行った。
ロープレスキュー組と、搬送と応急手当の2班、最初の2Hほどは全員でロープワークの復習に励み、その後それぞれに別れ練習を実施した。

昼休みには管理人(さいとうさん)のキノコのたっぷり入ったウドンをご馳走になり、お世話になりました。

毎年この講習会に参加させてもらい技術の向上に努めていますが、すべてを習得しているわけでなく、受講の必要性は毎回感じるところであります。また、会のほうには機会あるごとに講習会の内容を伝えたい。 


 11/5   鼻曲山 
天候:快晴    (メンバー) SL「ひなぎく」、「こなっち1」、「こなっち2」、CL「さとう」
小山5:30-霧積P 7:40/55-山頂10:55/11:40-駐車場13:40 
まずまずの紅葉です  快晴、微風、快適でした  大天狗にて休息  黄色もあります 
今年の紅葉は夏場の不陽気のせいか、全体的に良くない。標高、場所的に適期と思われる鼻曲山に期待しないで行ってみた。
霧積駐車場はすでにほぼ満杯、途中の林道の色付きが今一だったので、やっぱり駄目か? 半ば諦めて歩き出す。ホイホイ坂、林道を過ぎ、ジグを切りながら急登を行けば、朝日を浴びて随所に紅葉が見られるようになってきた。

十六曲峠の分岐で西に方角を変え稜線を行けば、やはり所どころ綺麗な紅葉が見られた。よく見れば枯れた葉も多く、本来の紅葉ではないが、時期的に丁度良く、贅沢は言えない。4年前の同時期に訪れていたが、若干色付きは落ちるかもしれない。4年前に比べ稜線の笹(主にシノダケ)が伸び登山道が狭くなっていたのが印象的でした。

急登一頑張りで鼻曲峠に到着、あとは北へ稜線をたどり山頂に到着です。小天狗まで足を延ばし浅間の雄姿を観る。すでに北ア(後立山)方面の稜線は真っ白である。八ケ岳、富士山など、遠望を楽しみ大天狗でノンビリ昼食タイム。人出も結構多かったです。

下りは速い、陽の光を浴びた紅葉にシャッターを頻繁に切りながら、2時間で駐車場に戻ることができました。意外にも、上信越高速の渋滞が無く、順調だったのは意外でした。 



 10/29   碧岩、大岩(西上州) 
天候:晴れ     (メンバー) 「ともさん」、CL「さとう」
田沼6:30-熊倉P 8:00/25-三段ノ滝9:13-沢の分岐9:50-稜線分岐10:45-碧岩11:30-大岩12:20-沢の分岐13:55-駐車場14:40
 3段の滝の3段目 碧岩・ロープが有ってもちょっと緊張  碧岩より荒船・行塚山、毛無岩方面  少しは紅葉も見られた 
読図練習が第一目的、次に紅葉と岩場の感触を楽しむ。紅葉には未だ早く、一部が色ずく状況でした。風が若干強い中岩場の感触を楽しみながら、予定のコースをピストン、終日誰にも遭わない静かな山行になりました。

南牧の集落を走ると、眼前に2つの岩峰、碧岩と大岩の峻峰が際立つ。ゲートボール場の脇を抜け居合沢に沿って進む。沢に架かる橋に22回も出会う、雨の後で滑り易く慎重に渡った。遊歩道の最後は可なりの迫力、三段の滝である。

休息後、左岸に渡り急登のジグを登る。ロープのある滑り易い岩場を抜けると、滝の上部の沢沿いをしばらく、案内板の立つ分岐である。左のマーキングに沿って沢沿いを進む。枯れ沢の途中より右側の急登を進む、下りは苦労しそうだ。一頑張りで稜線にでた。あとは稜線の小さなアップダウンを過ぎ、碧岩分岐だ。

腹ごしらえをし荷物をデポし碧岩へ。岩場の取り付きより慎重に、岩の感触を楽しみながらピークを目指す、最後は展望の効く碧岩の山頂にでる、西上州のゴツゴツとした岩が目立つ山並みが一望に。このあと辿る大岩の峻峰がすごい。デポしたザックを背負い、時間の許す範囲での行動と決め大岩をめざした。

予想より早く大岩への岩稜をたどり山頂を踏めた。ひとけが全くないのが不思議だった。このコース、初級者同伴の場合、ロープの出番もあり、時間がかかってしまうでしょう。西上州の中でも面白いルートの一つであることは間違いない。 


 9/23    稲包山
 天候:曇り・晴れ    (メンバー) SL「ひなぎく」、「わたなべM」、「みつまん」、「つるみ」、CL「さとう」
小山5:30-湯ノ沢登山口7:50/8:05-小稲包10:45-山頂11:00/11:30-湯ノ沢登山口14:00
湯ノ沢登山口  沢筋の紅葉です  稜線での紅葉も楽しめた  歩き易い稜線でした 
月夜野ICで降り、久しぶりに17号を走った。三国トンネルを抜け三国スキー場跡、湯の沢登山口より登り始める。天候は不安定、風が強く雲の流れが速いが時折薄日も射す。分水嶺で天候が分かれる微妙な天気、谷川連峰はガスの中、榛名山方面は視界が効く。

気温6〜7℃ 結構寒いが登りには丁度良い。沢筋の紅葉は まずまず、今年は夏場の天候不順のためか、本来の紅葉ではない、枯れている葉もあり、まあ、贅沢は言えないか・・・  

急登を頑張ると、小さなアップダウンの登りに変わり周囲の景観に癒される。このルートは笹の刈り払いがされており、歩き易く気持ちよい。小稲包を過ぎると 間もなく三国峠からの縦走路と合流、一息で山頂です。 ツアーの客が20人ほど、 残念ながら谷川方面の視界なく、寒さもあり写真撮影をすませ風をよける場所で休息し往路を戻る。

ガスが切れ明るくなった中 紅葉を楽しみながら降りる。紅葉はやはり青空に映える。ほどほどの紅葉に癒されながら帰路をたどれば、沢筋の紅葉を改めて観ながら、霧雨の降り出した駐車場に到着です。帰りの高速は やはり断続の渋滞でした。 


 9/10   白雲山周回(妙義) 
天候:晴れ・曇り    (メンバー) 「みつまん」、「わたなべM」、CL「さとう」 
小山6:00-神社駐車場7:30/40-神社7:55-大の字8:55-見晴らし10:17-玉石11:41-天狗岳12:42-タルワキ沢のコル13:15-神社15:00
安全を祈願し出発  先ずは大の字で小手調べ  両側が切れ落ちています  天狗岳にて 
連休最終日は天気がよさそう、岩稜を経験希望の2人と共に白雲山の周回を目指した。先ずは神社に拝礼、神社右側から登りだす。急登を一頑張りで大の字に着、空身で大の字を往復、このクサリ場が今日一日の試金石である、何とかなるか・・・

さらに急登を行けば奥の院、問題はここからだ。ふつうはクサリだけで問題なく通過できるが、念のためハーネスを着け補助ロープで確保、要所で確保しながら稜線の端、見晴らしに到着です。あとは両側が切れ落ちた痩せた岩稜のアップダウンが続きます。ビビリ岩を通過し、玉石、おおのぞきを過ぎ、30mのクサリ場に苦労しながら、やっと天狗岩まで来た。

要所ではロープでの確保をするため時間がかかるが仕方ない。後続がきたら直ぐに先を譲る、従ってきょうの行程はタルワキ沢が限度である。急斜面をおりてようやくタルワキ沢のコルに着いた。相馬岳の山頂は割愛、岩がゴロゴロした急斜面の沢を下る。ロープを出す場所は無く問題は無い。距離が意外と短いため、1ピッチで中間道に到着しました。

今回はルートに無いが、鷹戻し手前の鉄のハシゴが壊れ入山禁止になっています。
中間道の小さなアップダウンを繰り返し、スタート地点の神社に無事到着、急な階段を下れば駐車場に帰還です。帰路の上信越道は連休最終日とあって断続の渋滞でした。 



 9/17    天狗岩〜烏帽子岳
 天候:曇り・晴れ   (メンバー) SL「ひなぎく」、「やまなか千」、、「わたなべM」、「くりさん」、CL「さとう」
小山6:00-登山口8:15/8:30-避難小屋9:05-烏帽子岳(トラバースルート)10:50/11:20-天狗岩(岩稜ルート)13:20/13:45-避難小屋14:10-駐車場14:40-小山18:00 
 誰もいない駐車場  烏帽子岳の急登  烏帽子岳山頂    天狗岩にて 

台風と前線の影響で天候不安定、従って今週も遠出は無理。雨を覚悟で西上州の低山を目指す。高速を走ると3連休で人出が多い、空模様も明るく期待が持てそうだ。

誰もいない駐車場、沢沿いの杉林の急登から始まる。西上州の山々は、春のツツジ、秋は紅葉と静かな雰囲気が楽しめ好きだ。ただし、この時期は静けさだけで花はなし。このコース、去年の11月に歩いており状況が解っており気が楽である。

荒廃した避難小屋を過ぎ烏帽子方面を目指す。往路はトラバースルートを選び時間を短縮。コルから最後の急登(トラロープあり)で烏帽子岳の山頂に到着。浅間や妙義荒船山など、予想外に展望あり、静かでのどかな山頂でノンビリしたあと復路の開始。

烏帽子の下りは問題なし、郡界尾根を少し戻り、岩稜ルートの分岐にでる。今日は、縦走路の岩場に慣れるのも目的の一つ、一応チェストハーネスを準備して岩場のアップダウンの開始、高度感も少しでて練習には丁度良い。振り返れば烏帽子岳の峻峰がすぐわかる。

気温も高く汗をかきながら痩せ尾根を往く。踏み跡をたどり一頑張りで、トラバースルートとの分岐に戻り、あとは天狗岩を目指し最後の登り、ヒョッコリと山頂、展望台にでました。初めて2人組に出会った。

下りはニリンソウ コースを経て意外に早く避難小屋へ。あとは沢沿いのルートを30分ほどで駐車場に到着です。春か秋に又再訪したいルートの一つです。林道を少し戻ると、国民宿舎(やまびこ荘)、シーズンを外れ人が少ないお風呂でさっぱりです。
 




 9/10  荒山、鍋割山(赤城) 
天候:晴れ     (メンバー) SL「ひなぎく」、「ともさん」、<山口>、CL「さとう」
小山6:00-(田沼経由)登山口駐車場7:55/8:15-荒山高原9:10-荒山10:20/40-荒山高原-鍋割山13:00-駐車場14:20 
登山口です  最初のピーク 荒山  鍋割山にて  鍋割山途中から鈴ケ岳方面 
前回は大雨の為 駐車場にて敗退、リベンジのお試し山行です。この山は春のツツジが最適期、この時期それでも人気の山で人出は多い。先ずは荒山高原まで一頑張り、東に方向を変え荒山を目指す。気温は高めだがそれほど汗はかかない。途中、笹刈りの人(手刈り)一人、ご苦労さまです。春はハルゼミがやたらうるさいのだが、今は静かで花も殆ど見られず。

展望の無い山頂で休憩後、上のあずまやを目指し南に尾根を下る。荒山高原に向け緩い下りを行く。途中2カ所ほど小沢に出るが、雨が続いたための一時的な沢か、下のあずまやをスルーし、荒山高原に戻る。

朝からガスが湧いていたのが、この頃より消えて視界が効くようになった。展望を楽しみながら緩いアップダウンを繰り返し、賑わう鍋割山に到着。あとは往路を戻り荒山高原まで、鞍部より北に下山ルートをたどって無事駐車場に戻りました。お試し山行には程よいコースだったでしょう。
帰路は勿論、桑風庵のソバ、土産のトウモロコシを買って帰りました。 



 8/31〜9/2 常念岳〜蝶ケ岳
天候:晴れ   (メンバー) SL「ひなぎく」、「すぎと」、「くりさん」、CL「さとう」
8/31小山17:00-三股21:00(仮眠)
9/1三俣5:32-登山口5:48-小屋(石室)10:55-常念の肩12:35-常念小屋13:25(泊)
9/2常念小屋4:50-常念岳6:30/40-蝶ケ岳ヒュッテ10:45-蝶ケ岳11:10-三股登山口14:35-駐車場14:55-小山20:30 
8/31-平日の夜(木)なのに70台収容の駐車場は70%ほどの賑わい、仕方なく3Kほど手前の誰もいない臨時駐車場にて仮眠。
林道終点、登山口  前常念の岩場の登りはじめ  前常念と常念の間の岩稜  肩から小屋まで標高差400m下り 
9/1-夜明け前に三俣Pにいくと、あらかた満車状態でした、土、日は大変でしょう。800mほど林道を歩き、登山口へ今日の行程は標高差1,500mの急登が続き楽なコースではない。樹林帯の急登、もちろんスローペース、我慢の登りで視界が開けようやく前常念の岩の急登になる。難しいことは無い。岩場の周囲のハイマツ帯ではライチョウと遭遇、3家族ほど出会えた、実に可愛らしい。

前常念直下の小屋(石室)をすぎて直ぐ前常念山頂、標識は無く岩にペンキで書いてあっただけだ。常念小屋へのトラバースルートは荒れて閉鎖されており、常念の肩まで登りが続く、周囲の展望が開け、槍ケ岳も眼前に、小屋まで標高差400mほど一気に下る。

小屋がみえても疲れがたまり結構こたえます。予定通り常念小屋に到着、平日とあって一部屋を4人で占有でき何よりです。生ビールで乾杯し、夕食まで昼寝、食後は明日の行程を考え早寝です。

常念小屋からの夜明け  朝日に染まる槍ケ岳  常念岳の山頂、バックは穂高  穂高連峰の展望は最高です 
9/2-夜明け前に小屋を出る、常念への登り途中で日の出、東側は一面の雲海、西側(槍、穂高)は雲一つない晴天、流石に台風一過の保証付きの天候である。常念への登りは意外とキツイ、ようやく常念岳の山頂に到着。全周囲の展望を欲しいままに、穂高連峰から槍、剣まで素晴らしいパノラマです。

いよいよ蝶ケ岳への稜線散歩、標高差400mの急登の岩場を一気に下ります。最低鞍部まで降りると、あとは小さなアップダウンを越え、時々お花畑の名残りの花に癒され最後の急登は蝶槍の登り、疲れも出て我慢の登りです。振り返れば常念岳の威容が素晴らしい。

穂高連峰を臨みながら稜線散歩、アップダウンが少なく距離を稼ぎ意外と早く蝶ケ岳ヒュッテに到着しました。小屋から山頂へは僅かな登り、威厳のないピークですが、展望は1級品です。

あとは最後の下りだけです、標高差1300mの下りが続きます。ジグを切りながら悪路を降ります、途中、登りの客と可なりすれ違います。2/3ほど下ると地図に表記の無い水場に出ました、冷たくて美味しい水は大変有り難いことです。そこからの下りは悪路が一転、整備が行き届き、急斜面は階段が作られとても歩き易い道となりました。

緩斜面と急下降を繰り返し、我慢の下りもいつか沢音が大きくなり吊橋を渡っていよいよフィナーレへ、林道終点に到着です。駐車場まで800mの林道を最後に無事到着、初日8H、二日目10Hの行程となり予想外にきついコースでした。 



 8/13〜14  上州武尊山 
天候:曇り・晴れ   (メンバー) 「いしさか」、「くりさん」、「ながおか隆子」、「さとう」
8/13-小山18:30-武尊神社P 20:50(仮眠)
8/14-神社4:50-神社・剣ケ峰分岐5:40-水場6:25-剣ケ峰分岐8:18-剣ケ峰8:27/40沖武尊山頂10:15/10:50-避難小屋12:40-神社・剣ケ峰分岐13:40-神社14:20-小山19:30 
木の根が露出した急登が続く  沖武尊山頂にて  クサリ場がおもしろい  やっと分岐に到着 
8/13盆休みでも往路(下り)の関越はスムーズな走り、キャンプ場の賑わいを抜け神社の駐車場に着く。先着は3台ほど、アルプスと違って静かな環境の中、ささやかな宴のあと仮眠、夜中に雨音を聴くが路面が濡れるほどではなかった。

8/14武尊神社前から先のジャリの林道は、自己責任での通行が可、乗用車でも通れるし、奥に駐車場もあり、状況を知らず片道30分、歩きました。林道をさらに詰め避難小屋と剣ケ峰の分岐、反時計回りを選び剣ケ峰を目指す。以前に来たときに比べ一帯は林業関連の工事が可なり進んでいる感じです。

獅子ケ鼻山を見ながらトラバース気味に進む。水場を過ぎ、沢を渡渉すれば急登に変わる。木の根が露出した急登を喘ぎながら我慢の登り、最後まで傾斜は落ちません。分岐から100mほど右に行けば剣ケ峰の山頂です。一服後沖武尊への稜線を行く。ガスが出たり、青空が覗いたり、展望は今一、この時期 花は少ないが、リンドウ、アキノキリンソウ、ヒメシャジンなど、それなりに 楽しめます。

最後のガレ場の急登を頑張れば、一等三角点の沖武尊山頂に到着です。結構賑わっていました。休憩後、西北の避難小屋ルートを降りる。尾根をしばらくで、いよいよ鎖場です。クサリ、ホールドがしっかりしていてロープの出番はなし。でも時間は掛かります。

数カ所のクサリ場を過ぎ尾根をたどれば、避難小屋分岐に到着、西に方向を変え、急傾斜の下りを慎重に下れば傾斜も落ち意外に早く林道に到着。

あとは暑い中、30分の余計な林道歩きで無事帰還、結構歩いたものです。帰路、お盆休みの高速は予想通り やはり渋滞の情報、ならば、一般道で、お陰で赤城近くの17号のモツ煮を土産に、伊勢崎より北関東道に乗り比較的早く戻ることになりました。 



 8/6〜7   大山、天丸山
天候:晴れ   (メンバー) CL「さとう」、「ながおか」
8/6小山17:30-上野村20:00
8/7上野村4:45-登山口5:15(天丸橋)-大山7:20/7:40-天丸山分岐8:25-天丸山8:50/9:00- 天丸分岐9:28-馬道のコル9:45-林道10:58-登山口11:40
 最初のピーク、大山です 岩場が楽しい  天丸山の長い岩場  天丸山の山頂 
日航機事故に関わる上野村、両神の西に位置する大山、天丸山に興味を持っていたが、真夏のこの時期、標高1,500m強の低山では暑さが心配、覚悟しての入山です。

急斜度の林道をつめ、誰もいない天丸橋に到着。ルートは沢沿いに沿って何度か渡渉しながら進む。マーキングが随所にあるが、肝心なところに無いのはいつもの事、2/3ほど沢沿いを歩き、いよいよジグを切りながら尾根を目指す。稜線直下の分岐あり、左の大山を目指す。途中、ロープのかかる岩場を経て最奥のピークが大山だ。

特に難しい場面はない。ガスが湧いて、遠望は利かないが、両神方面の岩山のゴツゴツ感が際立つ。倉門山へは稜線通しに南にわずか、西に方向を変え、さらに稜線をたどり天丸分岐となる。下りのルートは鞍部から急斜度の岩場の登りとなる。状況が解らないので、一応、補助ロープやスリング等準備してきたが出番なし。

快適にホールドの豊かな岩の感触を楽しみながら山頂に到着。時期が良ければ赤ヤシオがいいのだろう、周辺一帯は馬酔木(アセビ)が可なり多い。岩場を楽しんだ後 分岐に戻り、馬道のコルに着く。帳付山は割愛し、馬道コースを下山する。

名前の通り、馬が通れるレベルの傾斜を維持した道は尾根を回り込み同じ景色が延々と続く。疲れを感じたころようやく舗装された林道(社壇の乗越)に到着、あとはひたすら下り傾斜の林道歩きです。40分ほど歩いてようやく天丸橋の駐車場に到着、今日は汗はかいたが、暑さをそれほど感じることなく歩けたのは意外でした。誰にも会わないのが何よりです。 



 7/30〜31 金城山 
 天候:晴れ   (メンバー) 「みつまん」、「いしさか」、「ながおか隆子」、CL「さとう」
7/30栃木18:30-六日町21:00-(仮眠) 
7/31登山口5:00-5合目7:25-避難小屋9:40-山頂10:00-登山口14:00-

7/30-梅雨明けだが天候不安定、心配された雨もなく仮眠ができました
登「やまぐち」、誰もいません  不安定な急斜面が続く  トラバース、慎重に渡る  山頂です、 
7/31天候が心配、早出を心掛け大倉集落奥の登山口へ。誰もいない、情報によると水無コースを下山にすると危険らしい。それを信じ時計回りに周回するよう登りを水無しコースとする。

急登が始まると やはりロ-プ、鎖場周辺は滑り易く足場も不安定、注意しながら主稜線に上がる、越後三山、巻機はガスの中にチラチラ、高度感のあるやせ尾根は気温23〜25℃位だが日差しが強く暑い。大汗をかきながらの登りが続く。

目指す上部の景色は岩稜が際立ち、とてつもなく高い、たかだか1,369mの山とは思えない。途中の合目の印を励みにし忍耐の登り。思いがけないキノコの出現で気をまぎらわせながら山頂近くの避難小屋着。山頂稜線は岩がゴツゴツしたアップダウンが続きます。

暑さを避け樹林帯へ下山開始、途中の沢の水場へは距離が離れ諦める。3ヶ所ほどの分岐を過ぎ、いよいよ沢筋へ。沢を横切る水場でホットする。滝入コースも結構ロープがある急斜面がでてくる。沢筋をトラバース気味に、登山道らしからぬ踏み跡不明瞭な道が続く。

数回沢を渡るが何の問題もない。杉林が出てくるとようやく終了、結局、誰一人とも会わずの山行でした。
このコースは少人数でないと無理、急斜面での落石、やスリップ、最初から最後まで気が抜けないコースです時計回りにコースを選択したのは正解。

補助ロープの出番は無かったが、湿った岩や不安定なガレ場が多く一般向きではありません。刈払いがされていたのはさすがです、さぞかし大変だと思います。 



 7/21〜23    白山
(メンバー) CL「あんまん」、「みつまん」、「くりさん」、SL「ひなぎく」、「すぎと」、SL「さとう」 
<7/21>小山4:50-<上信越-北陸道>-別当出合12:10/12:30-甚之助避難小屋15:25-南竜小屋16:30(小屋泊)
別当谷の長い吊橋を渡ります  別山への途中へ花鑑賞に行く  御前峰山頂2,702mにて   3日目に下山です
7/21 小雨模様の上信越〜北陸道と高速をつなぎ、別当出合に着く、片道550` やはり遠い(平日の為別当出合まで入れた)砂防新道を往く、名前の通り砂防工事の規模がすごい。甚之助小屋を経て南竜道へと向かうが、大汗をかいて宿の南竜山荘に到着。ケビンを予約しておいたが、センターと離れ過ぎていたので、山荘に変更、平日のため部屋は余裕で熟睡できた。


<7/22>晴れ  南竜小屋4:40-別山への途中(天池の先)7:20-南竜小屋9:00-エコーライン登山口9:40-室堂11:00/11:30-御前峰12:20-散策(室堂泊)
7/22晴れ  今回の目的は花々の観賞、昨日もたくさんの花を観られたが、人の少ない別山へのルートを時間を限ってピストンする。随所にお花畑が見られ、天気も良し、御岳、乗鞍、北ア連峰、槍まで確認できた。シャッターを切りながらの花鑑賞、とても別山までは行けない、天池の先付近で引き返し、南竜小屋に戻った。

いよいよ室堂への登りだ、花が期待できるエコーラインを選択、登りやすく、花もたくさん有りました。室堂到着後、ザックをデポし、御前峰をピストンする。至るところに花が出てきて、さすが白山、山頂では十分な展望が無かったが、道も整備されて素晴らしかったです。
ビールを飲んで一眠りしたあと、夕食まえの散策をした。室堂平の散策路だけでも、十分に満足できる花々が沢山あります。


<7/23>晴れ 室堂小屋4:45-中間トラバースルート - 大汝峰6:15/6:35-トラバースルート-室堂8:40-黒ボコ岩9:00-甚之助小屋10:15-別当出合12:15-<往路を戻る>- 小山21:10
7/23 室堂平より中間のトラバースルートをたどり、池巡りコースに向かう。最初は人の少ない大汝峰を登る、昨日向かった別山方面の景色がいい。清楚なイワギキョウが至る所に咲く。帰りのルートは下のトラバース道を選ぶ、やはりこちらも花々に驚嘆しながらの歩きである。

今年は特に雪が少なく、残雪も殆どなし、花期も例年より1ケ月ほど早いと言う。従って花の種類も例年と違い、かえって色々な花を楽しめたかもしれない。黒ユリなどは驚くほど多かった。

室堂に戻り、今日は下山である。日本海の水平線を見ながら黒ボコ岩で稜線と別れ急な下りを降りる。このコースも素晴らしい花々が出迎えてくれた。場所が変われば、種類も変化しシャッターを切る機会が多くなる。夏休みの土曜日とあって入山者が絶えない、ツアー団体が多く、交差するのに時間がかかるが仕方ない。

人であふれる甚之助小屋を後に、往路を戻り別当出合に到着、シャトルバスの日とあって駐車場には数台の車のみ、代わりに市ノ瀬登山口には路駐の車がすごかった。一度は訪れたかった白山だったが、花の多さはさすがです。

綺麗なトイレが随所にあり大いに助かりますし、なんと言っても、水が豊富で、冷たい沢水を飲むことが出来よそでは考えられないものでした。帰りは白峰温泉総湯で、3日間の汗を流し、イワナとソバ、ウドンで締めました。

<今回目立った主な花>
(シモツケソウ、キンポウゲ、イブキトラノオ、ハクサンフーロ、ニッコウキスゲ、カラマツソウ、カライトソウ、オンタデ、オトギリソウ、イワギキョウ、クロユリ、アオノツガザクラ、ハクサンボ-フ-、クルマユリ、オタカラコウ、イワショーブ、イワツメクサ、センジュガンピ)などが目立ちました。 




 7/16   大源太山 
天候:晴れ・曇り    (メンバー) SL「ひなぎく」、「ながおか隆子」、「くりさん」、CL「さとう」
小山5:00-旭原登山口7:15/7:30-山頂10:50/11:15-登山口14:15 
旭原登山口  主稜線を行く、山頂が近い  好天の山頂にて  渡渉2回、ロ-プのFIXあり 
三連休の初日、サービスエリアは人出が多い。沼田、水上付近は霧雨の為 見通し悪く先が思いやられる。雨を覚悟の山行だが、分水嶺のコチラと向こうでは条件が変わるかも知れない、淡い期待で国境のトンネルを抜けると、何と、薄日が射す状況にホットする。

湯沢ICで降り登山口までは意外と近い。すでに5〜6台の駐車あり。北沢沿い歩き出す。1回目の渡渉は左岸へ、2回目は右岸へと渡る。いずれも固定ロープがあり増水が無ければ問題は無い。

いよいよ急登の始まり、雨の名残りで滑り易く下りが心配である。随所にトラロ-プがある、急登は意外と手強く、樹林帯を抜け、主稜線まで上がるのが頑張りどころだ。

山頂までは遥かだが、岩場が出たり、花を愛でたり、いつの間にか山頂直下の急登になる。一頑張りであっけなく山頂です。巻機や七ツ小屋方面は残念ながらガスの中であるが、大源太周辺だけは日差しの中で、気温20℃〜22℃と穏やかな中ノンビリ出来た。

下山を開始、眼下にゴルフ場とゲレンデを見下ろし、シャッターを切りながら急登の下りが続く。下りは確実にマイペースを保ちながら慎重に下ることがもっとも大切、バランスを崩せば致命的である。幾分乾いた急登の下りを頑張りやっと沢の渡渉点に到着、この山、結構侮れなかったコースでした。 



 6/29〜7/8 北海道(礼文、利尻、羊蹄山)
(メンバー) SL「ひなぎく」、「すぎと」、「ながおか」、「ながおか隆子」、CL「さとう」  
花、登山、観光を目的に、フェリー利用のノンビリ10間、当初予定の目的を達成し、それぞれ記憶に残る旅となりました。
6/29出発-フェリ-乗船   小山4:30-新潟フェリーターミナル8:50-出航10:30
フェリーから沈む夕日に思いを馳て  この時期客は少なめユッタリです 
関越道を経由し、新日本海フェリー(ゆうかり)に無事乗船、この時期当然客は少なめ、映画鑑賞、海を見ながらの風呂、冷えたビールと贅沢な時を過ごしました。

6/30移動日 小樽4:30-<道央自動車道>-稚内14:45-礼文島16:40-香深民宿(花文泊)
早朝の小樽から高速に乗る、途中、給油のため一旦一般道へ、再び高速に戻り士別剣淵より一般道を走る。道北もさすが北海道、どこまでも道は真っすぐ、無事稚内に到着です。フェリー近辺の有料Pは満杯、仕方なく道の駅近くの無料Pに駐車しフェリーに乗る。船上から見る利尻が素晴らしい。
 礼文へのフェリーから利尻山 ウスユキ温泉まえにウスユキソウ  イブキトラノオ  地蔵岩とハマナス 
7/1礼文島周遊  香深8:30-<ジャンボタクシーにて終日名所巡り>、香深14:25-利尻・鴛泊(旅館・夢海泊)
観光バスにて周遊する予定だったが、タクシーと交渉し、割安な周遊が出来た。ドライバーが、花、写真の専門家で、当初の2日分の島内の巡りたい処を1日ですべて回り、隠れた花の名所(結構歩きました)、観光名所を効率よく訪れることが出来、大正解でありました。


7/2利尻山  鴛泊4:20-野営場4:30-7合目7:05-長官山8:10-9合目9:15-山頂10:10/40-登山口14:35
6合目付近  ハクサンイチゲが適期でした  胸突き八丁  山頂です 
本命の利尻山、天気予報悪く気が重い。旅館の車で送って頂き、野営場からの緩い登りを歩きだす。鳥のサエヅリを聞きながら、花にも注意しながらユックリ、ユックリ。樹林帯の為花は少ない、徐々に周囲の景観が得られる様になった。高曇りで程々視界がある。要所にトイレブースがある、聳え立つ長官山にやっと着いた、しばらくして避難小屋に到着。

あとは山頂への急登だ。気流の関係か、雨粒が落ち雨具を付ける、が、間もなく雨も上がり、あたりは、急登のガレ場に色々な花が出て楽しませてくれる。主役はハクサンイチゲ、シャターを切る頻度が増える。最後の頑張りで山頂に到着、幸運にも薄日が射す状況で、急峻な山頂稜線でノンビリ楽しむ事が出来た。下山開始、やはり頻繁にシャッターを切る。

中間ほどまで降りると、ガスの中に入り、小雨が落ちてきた。この山の特徴は下りが要注意なことである。火山灰、火山岩のため滑り易く、特に雨で濡れると厄介なので、気をつけたい。登りに体力を使い下りは長く感じる、雨も強くなり始めたころ登山口に到着、まずは良かったです。

7/3利尻島-移動日 (鴛泊)8:30-稚内10:10-天塩郡(遠別町)富士見ケ丘キャンプ場 16:00
雨模様の中の移動です、稚内の漁業の歴史を伝える、市内の「旧瀬戸邸」を見学、そのあと車の少ない海岸線のサロベツ原野を南下し、風雨が強まった中、遠別町のキャンプ場のケビンにて焼肉パーテーでお祝いです。

7/4羊蹄山への移動  遠別町8:00-羊蹄山の東山麓(京極町スリーユーパークキャンプ場)
旧花田屋番屋などを見学し、海岸線の一般道をひたすら走り、小樽市街を抜け山道へ、京極町のキャンプ場にて幕営。近くにコンビニ、道の駅、温泉があり広々としたところでした。


7/5 羊蹄山  キャンプ場4:30-登山口5:05-3合目6:10-6合目7:45-山頂9:50-下山10:40-登山口13:55
京極登山口  3合目です  山頂にて  メアカンキンバイ? 
歩き出しは快晴、京極口は5〜6台の車、山裾を過ぎ急登が始まると、所々泥の道でいやらしい。2〜3日雨であったらしい。熊鈴を付け急登の笹原を登る、男体山と同じく急登の登りが続く、このコースは比較的静かで良い。合目を重ね、ようやく山頂稜線にでて全周囲の視界が効いてきた。

途中からガスがわき始め、晴天とはいかないが贅沢は言えない。稜線の岩場をわずかで山頂に到着、今回の旅の目標を一応達成できホットする。稜線にてノンビリしたあと、往路を戻る。朝より泥道が少し乾いてきた。ようやく山裾の駐車場まで戻り、今夜の宿は昨日に続き、同じキャンプ場(テントは撤収せず)で幕営、近くの温泉でお祝いの生ビールがうまい。

7/6京極〜小樽へ 京極6:30-五色温泉7:25-<ニセコ観光、積丹半島観光> 小樽自然の村キャンプ場(バンガロー泊)
礼文が1日で終わり、日程が1日余裕が出来たので、最終日はニセコ近辺の山を考え、ニセコアンヌプリとイワオヌプリ登山を目的に五色温泉を目指す。ところが、道中、小雨模様が変わらず、温泉付近の湿地の散策などをして様子をみたが、好転せず。

仕方なくニセコ周辺の観光に切り替え、さらに天気が回復し湿原などを散策し、積丹半島への観光へと車を走らせる。めったに来られないと思うが良い思い出になったでしょう。泊りは小樽の高台にある自然の村キャンプ場のバンガロー泊、人少なく静かでした。


7/7小樽〜フェリー 新潟へ  小樽10:30出航
静かなキャンプ場のバンガロ-を後にし、時間もあることから、小樽の運河周辺を観光しフェリーターミナルに向かった。好天で穏やかな海原を小樽の街と別れ一路新潟への船上の旅となりました。

7/8新潟〜小山へ  新潟6:00-関越道経由-小山10:10帰宅
<参考>今回の旅・・・フェリー船中2泊、旅館3泊、バンガロー2泊、テント2泊、  車の走行距離:1,700k 新潟-小樽フェリー代往復(ツーリストB部屋利用・車も含め、21,000-/1人)   一人当たり・諸費用合計(9万弱) 



 6/11   田代山、帝釈山 
天候:晴れ/曇り    (メンバー) 「ともさん」、「ひなぎく」、CL「さとう」、「たらちゃん」、「ひがの」、<「はつみ」>
小山5:30-猿倉8:45-田代湿原10:30-弘法大師堂10:50-帝釈山12:35/13:00-田代湿原14:25-駐車場15:45 
ワタスゲが主役の様に目立つ  弘法大師堂近くのベンチ  オサバクサが随所に  帝釈山山頂にて 
目的は比較的近場の花を求めて、駒止湿原や高清水のヒメサユリも適期であるが、駒止湿原の林道は通行止め、仕方なく湿原の花とオサバグサを求めての田代、帝釈です。

田代への長い林道を猿倉まで、駐車場は既に満杯でした。田代側の山開きは6/12らしいが、人気の山とあって人出が多い。南登山口よりノンビリ歩き始め、今回体験山行にHさんも同行、若いだけにパワーが違います。花に詳しい人・若干1名、あとのメンバーはそれなりです。

オシャベリが出来る速さで登る、抜かれる事が有っても抜くことはまず無い。日常の出来事がどんどん話題となって話が尽きません。ようやくパット開けて田代湿原に到着。一番目立つのはワタスゲ、あとは小さいもの多く うっかり見過ごしそうです。

一方通行の木道をたどれば弘法大師堂、以前は(何十年も前)汚かったが、休憩所、トイレ、立派になっています。帝釈山への樹林帯を行く。やはりオサバクサが丁度適期で咲いている。帝釈の登りの群落とはいかないが、随所で結構見られる状態です。

花鑑賞でノンビリし過ぎ、帝釈は眼中に無かったが、ここまで来たら、ということで、山頂踏むまで頑張ることに変更、一頑張りの急登で山頂を踏みました。帝釈側は今日が山開きらしく、やはり多くの人がおりました。

自然保護で知り合いの遊雪のメンバーさんともバッタリ会いました。ノンビリ腹を満たしたあと、往路を戻ります。帰り道も花を愛でながら、湿原の花も時期によって色々様変わりするようであり、季節によって楽しみ方が違うようである。 



 6/3〜5 佐渡(和木〜ドンデン)
(メンバー) CL「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、「ひなぎく」、「いしさか」、「みつまん」、「おおむら」、「わたなべM」、「さやま」、「ほんだ」、「ほんだ康」、 「ウッチー」、「うちだ佳」、「きたや」、「atsushi」、「ながおか隆子」、「くりさん」、「こなっち2」、「なかがわ」、「さとう」  
6/3晴れ・小山19:30-(関越道経由)-新潟23:50(仮眠)
6/4晴れ・新潟フェリーターミナル6:00-両津港8:30-和木登山口9:45-金剛山11:15-小芝園13:20-ドンデン駐車場15:00-七浦民宿(敷島荘)6:30
6/5曇り・七浦8:15-大乃亀10:00-両津港1:40-(磐越経由)小山19:30 

6/3 総勢20名参加、小型バス内は動く宴会場、到着後、フェリーターミナルで仮眠をとる。
総勢20名、和木登山口より  金剛山への登り、風が強い  縦走路に自然の杉の大木が多い  無事ドンデン駐車場に到着 
6/4晴れ 一番のフェリーに乗り2.5Hの船旅、佐渡の山並みが見える両津港に到着です。今回の縦走路は初めてのコース、和木への山道は極めて狭く急斜面が続く運転手泣かせの道でした。今年は全国的に雪少なく、従って花の時期が可なり早まっている。登山口周辺では至る所にタニウツギが咲く状況であり、花の種類が例年と違う。ユキザサやズダヤクシュなど地味な花が多く、一番目立ったイワカガミが主役でした。

例年ならカタクリやシラネアオイなども見られ残雪も見られるのだが、2Wほど早まっている感じだ。当初の予定通り、金剛山への寄り道をしてみる、風が異常に強かった。縦走路に戻り、南南西へ小さなアップダウンを繰り返すコースを往く。起伏が有っても、20〜30mほどで、順調に距離を稼げ予定に近い行程で進んだ。

最後、ドンデン池の先では、花を求め林道へのルートを選ぶ。秘密の花園を覗いてみたが、シラネアオイは影もなし、代わりに良かったのはヤマオダマキの群落でした。ドンデン山荘下のバスに無事到着、急ぎバスに乗り相川方面へ、七浦海岸の民宿に何とか予定の時間に到着できました

海を見渡す風呂で疲れをとり、鮮魚と地酒を味わい、宿のマイクロバスで相川まで送迎して頂き、お目当ての「京町音頭流し・宵乃舞」 見物となりました。金山近くの北野神社より狭い旧道を奉行所まで、薄明りの中 22チームによる宵乃舞はとても風情が有って十分堪能できるものでした。
海岸に突き出た大乃亀のピーク  カンゾウは今週が最後か?  シロウマアサツキが見事です  京町音頭流し・宵乃舞 
6/5曇り 七浦の民宿を後に北側の佐渡を半周するコースを大乃亀を目指す。海岸線の集落は閑散として家並みが質素である。目的地の大乃亀に到着。観光客(バス)が多い、お目当てはカンゾウの群落だ、だが、1wほど遅い感じ、花期が長いので、何とかギリギリ 鑑賞できた、代わりにジャコウソウやシロウマアサツキなどが楽しめました。

標高167mのピークまで登りノンビリしたあとは両津港への海岸線を走る。土産ものを仕入れ無事フェリーに乗船、新潟港から高速を目指すが、関越道は火災の影響で通行止め、距離的には変わらない磐越道経由で帰路につきました。今回のバスツアーを企画、推進して頂いた幹事の「はしだ」さん、会計を担当の「ながおか隆子」さん、お世話になりました。


5/28   大猿川周回尾根(赤城) 
天候:晴れ・曇り    (メンバー) 「ひなぎく」、「みつまん」、CL「さとう」
小山6:00-大猿公園P 7:20/40-さねすり岩9:50-尾根分岐10:20-銚子の伽藍10:50-茶ノ木畑峠11:35/55-駐車場13:30 
上部にてようやくミツバが出てきた  何と、予想外にも白ヤシオまで  稜線は丁度適期でした  茶ノ木畑峠より小峰通りへ下山 
去年より1W遅い再訪、今年は花期が早いので花は見られないかな? 山乃家を過ぎ直ぐに左の尾根へと取り付く。予想通り、一帯の山ツツジは完全に終わり、片鱗すら見当たらず つつじが峰とは名ばかりの状態。

やっぱり遅かったか・・・ならばトレーニング山行と位置づけ、尾根を詰める。上部になるにつれ、一部の山ツツジの残骸が散見される、だが、紫のミツバツツジは完全に終わりの状態だ。上部に行くにつれ、エゾハルゼミが元気になりうるさくなってくるが徐々に山ツツジが見られるようになった、さらにミツバも時々出てきた。稜線の分岐直下付近では可なり綺麗な場面が出てきた。時期が悪いのか、人とは出会わない静かな山行である。

分岐より銚子の伽藍方面を目指す、なんと、白ヤシオが出てきた。伽藍までの稜線は、山ツツジの赤、シロヤシオの白、トウゴクミツバの紫と予想外に見ごたえがありとてもいい感じになってきた。頻繁にシャッターを切りながら銚子の伽藍まで降りた。伽藍付近の景観は特筆するほどのものなし、沢登りなどで素晴らしい景色を見ちゃっているためか・・・ 

伽藍からの復路は、ガレ場で足場の悪い周回コースで稜線に戻る。帰り道でも3色のツツジを楽しみながら、茶の木畑峠に到着。ゆっくりしたあと小峰通りを下山する。

地形図の登山道表記は当てにならない、点線がありながら廃道同然、ハッキリした道でも記入なし、など、どこでも経験する事であり、それを踏まえた地図読みが必要なのは里山、低山特有の現象、経験を積むことが一番である。

帰路、今回は大猿公園から西への林道をたどり滝沢温泉(滝沢館)に寄ったが、静かで風情のある露天風呂は良かったですよ(¥600-)  




 5/21  玉原湿原〜鹿俣山
天候:晴れ   (メンバー) 「ひなぎく」、「すぎと」、「いしさか」、CL「さとう」
小山5:30-センターハウス7:30/45-玉原越-ブナ地蔵9:20-鹿俣山11:10-銅金沢-センターハウス14:30 
湿原入口に咲くエゾノコリンゴ  ブナ地蔵前にて  鹿俣山山頂です  周辺はブナの林がすばらしい 
出発地より現地まで約2H、高速は速いものである。センターハウスより時計回りに周回、先ずは湿原へ、この時期 期待の花は殆どなし、コバイケイソウには まだまだ早い。

玉原越付近の案内がハッキリせず少しやぶを歩き踏み跡のある稜線へでた。一帯は見事なブナ林である、風があり心地よい。ブナ地蔵やブナの大木に感銘しながら緩斜面の笹原を行く。やがて明るく開けたゲレンデへでる、玉原湖方面の展望が良い。ゲレンデ上部で左側から稜線にでれば山頂も近い。
今日は珍しく登山客がいない、道中、数知れない小鳥の鳴き声に、殆ど名前も解らず寂しい限りであるが仕方ない(ヒガラだけはやっと解った)ただ、既に中腹あたりのエゾハルゼミのうるさい鳴き声だけは有り難くない。山頂直下の分岐まで戻り、下りはスキー場へのルートを降りる。

途中 小ピーク付近のシャクナゲは丁度見頃で綺麗でした。ゲレンデに沿った見事なブナ林のハイキングに満足しながら、キャンプ場にでる。道路をたどるのは味気ないので、ゲートより50mほど上にあがり、ゲレンデを横切り再びブナ林の銅金沢コースに入る。沢沿いのルートを水門のところから水路に沿いわずかでセンターハウス近くの道路で周回完了。

今日は好天に恵まれ、標高差は少ないが、見事なブナの原生林の中を堪能できた1日でした。途中、山の幸を土産にできたのも花の少ないこの時期の副産物です。帰路、266号沿いには温泉が無いため、一山越えた川場の「いこいの湯」に寄るが、(¥430-) 静かで人少なく良かったですよ・・・ 


 5/12   袈裟丸山 
天候:快晴   (メンバー) 「はしだ研」、「すぎと」、「ひなぎく」、「みつまん」、「さとう」
鹿沼5:30-ヒライデ沢(折場橋)7:18-前袈裟丸下部11:00(1,750m付近)-一般道-小丸山12:45-駐車場15:30 
登り始めはシロヤシオです  いよいよ随所にヤシオが多くなる  見事な花の付き方  雨量観測地点にて 
赤ヤシオを求め袈裟丸へ。雨の為1日伸ばした快晴の日、開花時期はピッタンコ、予想外に花の付きが良く近年まれな、最高のハナ鑑賞が出来ました。

長い林道を弓の手口へ着くと、平日にも関わらず既に所定の駐車場は一杯。少し先に路駐となりました。ルートはヒライデ沢・折場橋より左岸の尾根を詰める。踏みあとを拾い途中の笹原を沢床へ降りる。笹を掴みながらケモノ道を拾って林道途中に出る。しばらく荒れた林道を行く。

殆ど林道が消えたり、少し広くなったりを繰り返し、いよいよ笹原の急登、踏み跡は殆どない。高度を上げるにしたがい、あたりには赤ヤシオが散見される様になる。さらに登れば、見事なほど咲いているトンル状態のようになる。遠望すれば、富士山、南ア、八ケ岳、さらに北アルプスまで確認された。

淡い色や濃いピンクなど、木によって違いがある。随所でシャッターを切りっぱなし、中々先に進まない、心の中までピンクに染まり大満足。山頂は目的外の為、1,750m付近で、ケモノ道をたどりトラバースをする。トレースは直ぐ無くなり、しばらく笹を掴んで一般道に向かって笹薮漕ぎとなる。ようやく一般道に出て一安心、あとは小さなアップダウンを繰り返し小丸山へ到着した。

小丸山周辺も最高の適期、ヤシオ越しに袈裟丸連峰が絵になります。この周辺は以前にも不思議だったがコンパスの針が振れる。今回数カ所で試してみたが、やはり特定の岩(石)の上では磁北が変わってしまう、180°変わる場所もあった。

いよいよ下り、右に左にヤシオの素晴らしさを満喫しながら賽の河原へと進める。さすがに周辺は散り方が多く、花数が少ない変わりにトウゴクミツバのムラサキ色が鮮やかである。高度を下げるにしたがい、ミツバと白ヤシオが目立つ様になる。赤はあと数日か、その後はミツバ、白ヤシオ、山ツツジに変わる。その時期も又見てみたいものである。
 



 5/8  雪上訓練(燧岳)
天候:晴れ    (メンバー) CL「はしだ研」、「みつまん」、「わたなべM」、「ひなぎく」、「いしさか」、「きたや」、「ながおか」、SL「さとう」
鹿沼5:30-御池8:10/8:40-(上田代の場所探し)-燧岳登山口10:10-広沢田代11:10-熊沢田代下11:30-終了14:20-御池15:15 
例年は雪原も雪なし、水芭蕉咲く  訓練風景  滑落停止・・・様になってきた  終了後、御池駐車場、周囲の雪? 
昨年は5月16日「atsushi」代上の斜面で実施したものだが、今年の残雪は異常に少ない。全国的に雪が少ないと実感しているものの、御池駐車場周囲はわずかな雪、裏燧岳の夏道をたどり「atsushi」代付近まで適当な斜面を探すも、雪訓をやるに適した場所はなし。御池田代、上田代は全く雪なし、水芭蕉が咲いていた。

燧岳の登山口まで戻り、1:30のロスタイムで登りを再開、今年はダメかも?  せっかく遠路出かけてきたのに、短時間でもやりたい・・・ ちょこちょこ出てくる雪に期待しながら登るも、広沢田代も全く雪なし、最後の期待、熊沢田代の下の急斜面にやっと適地を見つけ訓練を開始した。

先ずは、どうしても練習しておきたい滑落停止、ピッケルを飾りにしないよう初級者には絶対覚えて貰いたいものだ。繰り返し練習していくうちに、誰もが様になってきた。

次は雪上のキックステップ、雪の斜面を歩くことは、経験者には簡単でも、初級者には問題あり。場数を踏んで経験を積むのみ。最後はスタンデングアックスビレイ、 滑落する側と止める側の感覚、感触を体験、意外と簡単に止められる事を実感してもらった。

穏やかな天候の中、限られた時間を有効に使い雪上の訓練を体験できたことは有意義であった。今後とも機会あるごとに設定致します、積極的な参加を希望します。 





 4/29〜5/3  八甲田山(山スキー)
(メンバー) CL「はしだ研」、「まちこ」、「なかがわ」、「おおむら」、SL「さとう」 
4/29横岳  鹿沼4:30-(東北道)-城ケ倉トンネル手前P 13:00-横岳山頂15:30/15:50-駐車場16:50-民宿(温湯温泉)連泊
ガスの中の登り  山頂です 
連休の天気は微妙・・・ 栃木を早朝出発、初日の横岳はガスの中、雪は少なくブッシュが目立つが何とかつながっている。風も強くアラレ、湿った雪などが降る。山頂を踏み いよいよ視界の悪い中を滑りだす、だが、意外と重く滑りづらい。駐車場につくまでには結構濡れてしまいました。

4/30 銅像ルート   ケーブル終点9:50-滑り出し10:00-銅像茶屋12:15-(弘前城観光)
 滑り出しは視界なし 天候が回復しブナ林を気分よく 
ゴンドラ山頂駅はまたもガスの中。予定は大岳-子岳-猿倉温泉だったが、思わぬハプニング発生。ガスで視界効かず、注意していたつもりが、田茂やちの先、宮様ルートへのドロップインの場所を間違え、銅像ルートへ入り込んでしまう。

登り返すのも大変なので、ツアー客が大勢の後に続き、そのまま竹竿に従いルートをたどる、わずかだが、シールでの登り返しは予想外だった。視界も効くようになり一安心、はるかに銅像茶屋も望め、気持ち良いブナ林を滑る。

雪の量は問題なく続き無事到着。時間も早すぎるため、予定を繰り上げ、弘前城の桜観光とする。時期は遅かったが、自然植物園なども見学、良かったです。

5/1 乗鞍岳、猿倉岳  猿倉温泉9:00-乗鞍山頂12:10/12:30-猿倉山頂13:30/14:00-猿倉温泉15:00
乗鞍岳への登り  猿倉岳の滑り出し 
天気予報はまずまず、視界もまずまず、今回は往路に猿倉岳を登らず、矢櫃やちを目指す。トラバース気味にたどればドンピシャ猿倉岳直下、矢櫃沢の橋のところへ出た。大斜面を滑った先行者がいた。

その先は南南西方向に開けたルートが見られ、斜度も緩い登りをたどった。山頂の右側稜線に突き上げるこのルートは乗鞍を登るには最適である。

下山ルートは北西への尾根に沿い矢櫃沢上部へ滑り下りた、視界も問題なく、楽しく沢筋へ。あとはシールを付け、猿倉岳の西側の稜線へ登りかえした。
今日のお楽しみ、温泉への緩い下り斜面を楽しみにしていたが、新雪が腐り板が思うに任せず、下部になってようやくツリーランを楽しむことが出来た。

5/2 長吉平ルート   ケーブル終点9:30-宮様ルート〜大岳環状ルート〜赤倉岳直下11:30/11:55〜長吉平ルート〜長吉岱14:10
赤倉岳近くの滑りだし  大斜面はグズグズの新雪 
今日は視界の問題なし、気持ちが楽だ。今日こそは宮様ルートへの降り口を間違う筈がない。ツアー団体が大勢いる、平地でシールを付け、いよいよ井戸岳と大岳の間にある避難小屋を目指す。去年より残雪がありスムーズに到着した。

あとは井戸岳を回り込み稜線まで上がり赤倉岳へ。箒場岱ルートへの竹竿がある、大斜面を楽しみにしていたが、いざ滑り出すと、15pほど積もった雪が腐り、板が思うに任せず、苦労する、転ばないように必死である。大斜面下まで降り思案のしどころ、急斜面のトラバースが嫌なので、良いルートが無いものか? 

今後の為に、ツアーパーテーに先行して貰い、重い雪をこなして貰い、初めてのルートもガイドパーテーのあとに付けば新しい魅力あるルートがわかるかも? との魂胆で時間調整、だが、現実は甘くない。高田大岳、雛岳の裾野からどんどん離れ、1〜1.5K北側の尾根へと降りる。

ルート状況は箒場岱と殆ど変わらない感じだが、問題はシャトルバス停への距離の問題、温泉ルートとの中間ほど、ガス穴注意のところに出てしまう。昔はルート図にも乗っていたようで、長吉平というコースらしい、出口は長吉岱という場所である。
車さえ回せれば問題は無いのだが・・・ たまたま箒場岱へ向かうシャトルバスに出会い、途中乗車でき助かりました。

5/3 帰路 
岩手山の麓  焼走り溶岩流 
好天のなか、帰りがけに岩手山の麓、焼走り溶岩流を見学、有名な冷麺を食し、高速に乗れば、意外にも随所で断続渋滞、特に栃木県内・黒磯付近からは事故からみの渋滞に閉口し、矢板インターまで一般道を走りました。 



 4/23   栗生山、荒神山(桐生)
天候:曇り、晴れ    (メンバー) 「ひなぎく」、「ともさん」、「わたなべM」、CL「さとう」
小山6:30-栗生神社8:45-栗生山10:20-神社11:30 荒神山登山口12:10-山頂13:15/13:50-登山口14:20 
 ヤシオが丁度適期でした 栗生の山頂にて  イカリソウに出会えた  静かな荒神山頂 
今週も又トレーニングを兼ね桐生の低山を歩いた。天候が心配されたが、穏やかな晴れ間のでる好天の中、低山歩きを楽しめた。
栗生山・・・神社手前まで車が入れたが、長い石段を登るべきところ、オシャベリに気もそぞろ、林道に沿って登ったため本来のルートから外れた事に気づく、「ま・いいか」 そのまま進み尾根にでる。

踏みあとらしいものもあり、やぶもないので尾根を詰める。上部の急登で岩場に出た、新人もいるので安全なルートを探すが何処も同じようだ。安全のためチェストハーネスを着け、岩場を直登する。お助け紐を出す事もなく山頂稜線にでる、あたりはアカヤシオが見ごろで、山頂周囲は結構本数が多く予想通りの景観でした。

春霞で景観は今一、赤城方面はガスの中でした。展望台でノンビリしたあと下山、正規のルートを下るが、杉林の急傾斜は変化が少なく、間違って登った南東側の尾根からの周回コースが変化が有って結果的に面白かった。

荒神山・・・一つの山では物足りないので、予定通り対岸の荒神へ移る。渡良瀬渓谷鉄道・水沼駅の南東、案内板に従い登山口を探す。林道を詰めると山頂近くまで行ってしまうようで、地形図に無いルートはどこか迷う。結論としては遊歩道という案内に従えばOKだったのだが、裾野の遊歩道と思い込み、それを避け、送電線監視路に沿ってトラバース気味に西側斜面を歩く。

陽当たりの良い斜面には、イカリソウなどが咲き楽しめた。長いトラバースルートに見切りをつけ、山頂に向かって踏みあとの無い斜面を直登する。やぶも薄くそれほど苦労しないで、一般道にぶつかる、開けた山頂台地を歩けば見晴らしは無いが山頂に到着。少し下に有る手造り公園にてノンビリしたあと下山は一般道の周回コース。整備され歩き易かった。

どこの山でも思うことだが、道案内がハッキリせず迷うところが多い。随所にマーキングが有っても、肝心な場所の不案内が目立つ。里山低山はそこが面白い一面でも有るのだが、地形図、コンパス、を使う、使える様 常に練習しておくことが必須ですね。それと、スリング、カラビナ、補助ロープは常備しておくのは当然です。
帰路、水沼駅の温泉ではなく、国道沿いの、古びたソバ屋、と 古びた温泉は意外に良かったです。 



 4/16   根本山〜三境山(桐生 
天候:晴れ    (メンバー) 「みつまん」、「あんまん」、「ひなぎく」、「ともさん」、「ひがの」、「こなっち1」、「こなっち2」、CL「さとう」
小山6:30- (三境トンネル西に車デポ)-三境林道分岐8:35-(中尾根)-根本山10:35/11:00-三境山14:15-トンネル西P15:15-分岐駐車場15:50 
 林道分岐手前より出発 大雨の影響、倒木が目立つ  根本山山頂にて  登り返して名もないピークへ 
低山に魅力あり、人が少なければなお良い。てなわけで桐生の低山を歩く。
三境トンネル西側に車1台をデポし林道分岐手前より出発。倒木が目立つ林道をしばらく行き、中尾根より登山開始、スローペースな登りはいつものこと、急登でもおしゃべりが出来る程度の歩み。

中腹までがかなり長く感じる、だがあたりにはアカヤシオが見られるようになる、この分だと上部は期待できるかな? 傾斜が落ちてきて一頑張りで第一のピーク、根本山山頂に到着です。

休憩後三境山への縦走のため西北の稜線を目指す。要所にマーキングもあり、やぶは殆ど気にならず薄い踏みあとを気にしながら稜線をたどる。途中、不安定なトラバースルートにトラロープが張ってあったのは意外であった。本日一番の長い下り、そして登り返し、行程の1/3を来た感じ。これからは南西方向に小さなアップダウンを繰り返す長い縦走路になる。

踏みあとは殆どないが、やぶが無いのが楽で助かる。周辺にはアカヤシオの樹々が多く観られるがまだ蕾、1W〜10日早い感じか?ピークを踏むたびに地形図、コンパスの出番です、ちょっとの油断で方向を間違える。

縦走路の景観はずっと左側はヒノキの植林、右側が雑木、従って根本山方面は見えず、右側の日光白根だけが白く目立つ。行程の半分を過ぎると、彼方に三境山の三角錐がひときわ目立つ。残りは1/3くらい、アップダウンは小さいので結構距離が稼げる、眼前に三境山が近い、見た目ほど苦労せずに山頂に到着。あとは小さなピークをいくつか越え、林道への降り口で悩む。

小ピークより西に延びる小尾根にマーキングがあり、協議のうえ、その方向へ降りる、直ぐに南西へ方向を変える、わずかにマーキングあり。林業関連のオレンジテープが紛らわしく、注意深く降りる、ルートが怪しくなるが林業での伐採作業により不明確になっていると思われる。沢筋を降りていくと やがてフィナーレに近づく、駐車しておいた場所にピタリ到着。
あとは車のピストンを繰り返し帰路につきます、途中、石鴨地区の斜面に咲く「ミツマタ」の群落が見事でした。 



 4/9〜10   村山葉山(山形)
 天候:晴れ・薄曇り   (メンバー) 山スキー(CL「はしだ研」、「まちこ」、「いしさか」、「すぎと」、「おおむら」、「なかがわ」、<「しのはら」>、SL「さとう」、)  
                      つぼ足(「ひなぎく」、「みつまん」、「わたなべM」、「うちだ佳」
4/9-小山17:15-寒河江SA20:20(仮眠)  4/10寒河江6:30-畑7:20/40-小僧森10:45-山頂11:45/12:10-尊仏平13:30-登山口14:30
総勢12名で畑コースを出発  ブナ林が気持ちい  小僧森の急斜面  山頂です 
葉山が見える寒河江SAを出て麓に行けど雪はなし、ちょっと不安な気持ち。だが、畑集落に着くと急に雪が出てきて一安心です。集落より直ぐに雪道を行く。今回は山スキー8人、つぼ足4人の混成パーテーだ。

シーズンオフのキャンプ場を過ぎ沢筋を詰めて尾根に出る。見返り坂付近の急登の樹林帯を抜けブナとカラマツの林まで上がると展望がよく気持ちよい。多雪地のブナ林はとてもいい雰囲気である。緩斜面をしばらく行けば尊仏平だ。これから辿る山頂への雪の稜線が確認される。小僧森のピークがとても険しく厳しく見える。

稜線に出て北西に進路を変え、山頂まではいくつものピークを踏まなくてはならない。先ずは小僧森、やはり傾斜がきつい、ジグを切ってシール登高するのは結構きつい(ピークを踏まずにトラバースはできない) 雪に慣れてないつぼ足グループも苦労している。地形図で危惧していた通り、葉山山頂への稜線はスキーでの歩きには向いていない。登りは何とかなるが、シールをつけての下りがキツイ、バランスを崩しやすい。

帰りの滑りモードになってからの階段登高はつらいので、シールでの歩きはここまで、板をデポし山頂への稜線を歩く。全体的に雪が少ないためか、稜線はやせてクラックが入り、雪庇が崩れる危険性が高い、注意して進む。山頂へはかなり遠く感じたが、意外に早く到着できた。広々とした穏やかな山頂でノンビリし、来た道を戻る。

月山方面は雲がかかり残念だったが、まずまずの天候の中、残雪の雪山を十分に楽しみながら下山開始、やはり急斜面は、つぼ足もスキー部隊も苦労してます。小僧森を過ぎればあとは楽勝、雰囲気の良いブナ林のツリーラン、若干1名は苦労の滑り、苦悩の下り、つぼ足にぶっちぎられ思うようにいきません。

樹間が狭く急斜面になると、青息吐息、必死です。ようやく緩斜面に到着し一安心、取り敢えず無事下山できました。つぼ足グループも満足できたことでしょう。


 4/6   近沢峠〜奈良部山縦走
天候:晴れ曇り   (メンバー)  「みつまん」、「あんまん」、「ひなぎく」、CL「さとう」
小山6:30-小戸沢林道終点8:00-近沢峠8:50-662ピーク9:45-鉄塔12:40/13:00-第3の難所14:40-奈良部山16:20-林道P・17:20-近沢峠18:00 
近沢峠を出発 随所にヤシオが見られた 送電線近くの藪の始まり 最後のピーク奈良部山
田沼のアルプス? 三床山〜熊鷹山につながる尾根は藪好きにとって興味深いルートらしい。今回、近沢峠より奈良部山への縦走ルートをつなぐことが出来ました。
先ずは下山口に車をデポするため、小戸沢最奥の荒れた林道へ。スタート地点の近沢トンネルに車を回しいざ出発。不安定な急登から始まり尾根に上がる。稜線は薄い踏みあとが散見され、比較的歩き易い。やぶは殆どなく、植林と雑木の稜線を外さず最初の三等三角点661.9への登る、これからたどるルートは遠くて見えない。

小さなアップダウンを繰り返し北へ北へと向かう。驚いたことに、稜線の各所で、予想外にアカヤシオが咲いており楽しませてくれた。時期的に丁度良く、今年のアカヤシオは当たり年なのかもしれない。この時期、絶えず小鳥の声が聞こえる。小ピークに登る度にルート確認のためコンパスを振る。地形図と首っ引き、地図読み練習には丁度良い。

1/3歩いたかな?、半分歩いたかな? なかなか進まない我慢の歩きが続く。638Pを降り、鉄塔への登りがカヤの中の一番やぶが濃かった場所だった。鉄塔までくれば最終ピークの奈良部山が見え安堵感がでる。

723Pをすぎ、岩場が出始める、事前の情報による、第一の難所、次に第二の難所、最後の第三の難所と続く。第三の難所が一番手ごわいかもしれない。第三は安全第一で下降に持参の8ミリ30mロープを出した。岩慣れしている人には何の問題もないが、時間がかかっても安全策をとるのが好ましい。 

危険地帯を過ぎると、あとは最後の登り、疲れた体に我慢の登りで山頂直下の分岐に着。ザックをデポし奈良部山頂をピストン。最後はマーキングが多い北東への急斜面を降りる。最後の下りからは駐車の車が見えるグズグズの足場の急斜面をおり沢床に着き、わずかで林道終点に着きました。時間がかかり駐車場に5:20分着、8.5時間の行動でした。

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