山行記録詳細ーその2 (H27年度:'15年度ー上期)

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                                             山岳会Topへ
9/27〜29   奥穂高岳
9/23  大丹波川・真名井沢(沢登り)  9/18〜22 八ケ岳縦走(45周年記念山行) 
9/12〜13   鳳凰三山  7/23   アグン山(バリ島)  
9/5〜6   那須クリーンキャンペーン(岳連)  9/6    白水沢(沢登り) 
8/21〜23  北穂〜前穂〜岳沢  9/4〜5    五竜岳  
8/9〜12  羊蹄山、十勝岳、大雪山 8/14〜16  宝剣岳・木曽駒ヶ岳・三ノ沢岳  
8/9    湯檜曽・白樺沢ケサ丸沢  8/6〜9   裏銀座縦走  
8/2    上州武尊山  7/28〜31  燕岳〜蝶ケ岳  
7/26    米子沢(沢登り)  7/31〜8/2  白馬岳  
7/24〜25    高妻山  7/20〜23 鳥海山、月山  
7/17〜19   甲斐駒ケ岳、仙丈岳  7/24〜26  槍ケ岳  
7/11〜15  幌尻岳  7/12   平標山、仙ノ倉山  
7/11〜12 大滝沢(沢登り)  7/13  至仏山(尾瀬) 
6/28   美ヶ原(市民バスハイク)  7/5   清掃登山(日光)  
5/13   編笠、権現岳  6/23    千手ケ浜、小田代ケ原  
6/5〜7   木曽駒ケ岳、宝剣岳  6/6〜7   杉田川(沢登り)  
5/23〜24   皇海山  5/30    巻機山  
5/17    大台ケ原  5/23〜24   瑞牆山、金峰山  
5/8〜10  立山(山スキー)  5/10  岩トレ(奥多摩・つづら岩)  
5/3〜4   燕岳  5/4   二子山・中央稜  
4/29〜30  雲取山   4/25〜26  大杉岳(山スキー)   
4/27-28  日向山、 茅ケ岳   4/29    白毛門   
4/18  赤雪山〜仙人ケ岳 4/18〜19   湯河原・幕岩(岩トレ) 


 9/27〜29   奥穂高岳  記:「atsushi」
<メンバー> CL「atsushi」、「わたなべM」
<天候>27日くもりのち晴れ 28日晴れ 29日晴れ
<行動時間>
27日 6h50m 沢渡 8:00上高地 9:00明神 10:10徳沢 11:10横尾 12:40本谷橋 14:50涸沢ヒュッテ(テント場)
28日 6h13m 6:10涸沢ヒュッテ 7:20ザイテングラート 8:15穂高岳小屋 9:10奥穂高岳 11:15穂高岳小屋 12:23ザイテングラート 13:28涸沢小屋
29日 6h09m 7:18涸沢テント場 8:40本谷橋 9:47横尾 11:00徳沢 12:09明神 13:05上高地 14:30沢渡駐車場
<今回のテーマ>:
中秋の名月(27日夜)とスーパームーン(28日夜)を山で見よう!!せっかくなので、きれいな紅葉も見よう!!

<山行報告>
26日(0日目)
22時ごろ小山市役所を出発、沢渡で車中泊。シルバーウイークの後と土曜の夜のため、駐車場はすいていた。
 
27日(1日目)
沢渡からバスにのり上高地に。さすが上高地、外国人の観光客も多い。上高地から明神岳左手にみながら明神へ。さらに明神から徳沢まで歩く。徳沢にはきれいな芝のテント場が広がっている。横尾に到着。だんだんと雲が晴れてきて太陽が顔を出してきた。横尾から本谷橋まで、少しづつ登っていく。本谷橋を越えたところから本格的な登りとなる。それとともに、少しづつ紅葉もすすみ、期待が高まる。涸沢ヒュッテの手前は、赤のトンネルとなりとてもきれいだった。

涸沢に到着。見事な紅葉が我々を迎えてくれる。お盆過ぎて寒かったから紅葉は見頃が早くなると予想して涸沢を選んだが大正解。涸沢ヒュッテで生ビールを飲もうと頑張って登ったのに、シルバーウイークで売り切れていた。ショック。テントをはる。テント場 一人一日1000円。今回はシルバーウイークと10月初旬の間なので、前回に比べてテントの数は少ない。テントを張って。涸沢小屋までいって、生ビール(800円)で到着を乾杯。しばし、涸沢の風景を堪能。

テントに戻って、夕飯の支度を始まる。今夜は豆乳鍋、野菜がシャキシャキとしてうまい。 〆は豆乳そば、そばに豆乳がからんでおいしい。やがて月が前穂の北尾根の向こうに、見えてくる。今夜は十五夜。用意した月見団子を肴に、月見酒。(日本酒は、旭興 純米吟醸無濾過生原酒 無加圧 平成26年度)一献。そして就寝。

 
28日(2日目)
3:00まだ陽は上がっておらず、星空が広がっている。朝食は、味玉つき長崎ラーメン。あごのだしが効いていて、体が温まる。きれいな朝。涸沢カールのモルゲンロートで岩の壁が朱くなる。最高の朝だ!!その中を奥穂高岳に向けて出発。パノラマコースから紅葉がきれいな斜面を登り、ザイテングラートに取り付く。ザイテングラートを慎重に登り、穂高岳山荘へ。

一休みして出発。稜線上は風が強い。山荘からの登りが急でハシゴもあり、今日の核心部だ。ここも慎重に進む。岐阜側からの風が強い。レイヤードに気をつけて、体温を下げないように進む。奥穂高岳到着。岐阜側は少し雲があがってきていたが、富士山、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山も見えて眺望は最高。山頂を十分に堪能。寒い稜線をぬけ、穂高岳山荘へ。

お湯をわかして一服。その後は、すばらしき紅葉の涸沢をみながら、のんびりと下山。帰りは涸沢小屋経由に。もちろん生ビールで乾杯。涸沢ヒュッテのヘリによる荷揚げを見る。美喜さんが、ポップコーンを持って来てくれたから、今度は場所を変え涸沢ヒュッテからの眺めにかえて、紅葉をつまみに一番搾り(ロング700円)でグビっと。(涸沢ヒュッテの生ビールは熟選。他に白エビス(ショート600円)があった)

太陽が穂高の稜線のむこうに沈んだので夕飯の準備。今夜の夕飯は、ショートパスタのアラビアータ オリーブを添えて。白ワインがすすむ。(白ワインは、「CASTLE ROCK 2013」)シャルドネの果実実が口に広がり、ピリッとしたパスタとガーリックのきいたオリーブがアクセントになり、実にうまい。そして、今夜はスーパームーン。なんだか昨日より大きく明るく見える。1週間前に天気図を眺めているときは、二日づつけて月が見られると思っていなかったので幸運だ。月を見つつ、盃を空け満足のうちに就寝。



29日(3日目)朝、朝食は力蕎麦。餅は腹にたまるからいいね。天気は昨日と違って雲が多く、昨日ほどではないが今日もモルゲンロートが見られる。帰りは心名残りだが、紅葉を目に焼き付けて下山。横尾。徳沢。明神。と過ぎる途中で小屋の食事に気がひかれるが、下山してからと我慢。上高地に到着。

松本名物山賊焼きとソフトクリームをおやつに駐車場に移動。松本で蕎麦をたぐり。帰路につく。涸沢は、今回もすばらしい紅葉だった。月と紅葉に大満足。おいしいおつまみを用意していただいた美喜さんに感謝。次回は、涸沢岳やパノラマルートを楽しむのもいいかもしれない。 
 9/18〜22 八ケ岳縦走(45周年記念山行)
(編笠山〜蓼科山) 
 <参加者> @9/18-22全コース縦走・CL「ウッチー」、「さやま」、「わたなべA」、「すぎと」  
         A9/18-19・「こなっち1」、「こなっち2」、   B9/18-20・「わたなべK」、「ともさん」、「ながおか隆子」、「かすかわ」、「てらうち」、   C9/18-21・「おかちゃん」、「かずちゃん」、「きたや」、
         D9/20-21・「たらちゃん」、  E9/20-22・「ながおか」+2、   F9/21-22・「みつまん」、「さとう」、「ひなぎく」、「きたはら」  
 <コース>  9/18小山19:00-小淵沢(仮眠)    
          9/19小淵沢-観音平-キレット小屋
         9/20キレット小屋-赤岳-横岳-硫黄岳-根石岳-天狗岳-黒百合ヒュッテ
         9/21黒百合ヒュッテ-茶臼岳-縞枯山-北横岳-双子池ヒュッテ
         9/22双子池ヒュッテ-双子山-蓼科山-竜神橋  
はじめに:小山山岳会45周年を記念して「リレー縦走」をとの会長の一言からこの企画が始まりました。登山形態はリレーではありませんが、ここ数年まれにみる参加者が集いこの八ヶ岳縦走が始まりました。この企画を実行するにあたり、各自入山までの配車、宿泊手段、食糧計画などなど決めることが山ほどあり、気持ちが折れそうになりましたが、参加者が全員笑顔でゴールすることを思い描きながら幹事の「てらうち」、「ウッチー」はコツコツと進めてきました。(記:「ウッチー」)

<行程>
<前夜> 9/18()雨のち曇り(出発 小山〜道の駅こぶちざわ)(記:「ウッチー」)
 小山19:00-22:30道の駅こぶちざわ(仮眠)
 先発隊総勢14名が現地道の駅に集まり前祝を行いました。不安あり、期待ありの長期縦走を前日に大いに盛り上がりました。
 
 編笠山にて 権現岳  ガスの合間に赤岳   
<初日> 9/19()晴れ(入山 観音平〜キレット小屋)(記:「ウッチー」)
道の駅こぶちざわ5:50-6:10北杜市営第2駐車場6:30-6:50観音平7:00-11:00編笠山-14:00権現岳-16:00キレット小屋(小屋泊)

スタートは混雑回避のため2班に分かれました。テント泊者と小屋泊者の荷の違いが目立ちます。全コース縦走者のザックは20sはゆうにあります。編笠山までの登りは入山日ともあって足がとても重く感じました。反面、山頂に到着すると縦走第一座ともあり、感激と不安が混じって気持ちが引き締まる思いでした。権現岳で「こなっち」夫妻の下山組と別れ、この日はキレット小屋にテント泊・・・のつもりが満員御礼。小屋泊まりとなり初日からつまずいたようでした。

 小淵沢〜権現岳  晴れ時々霧(記:「こなっち1」)
健脚隊と後発隊2班に分れ、7;00に観音平駐車場から出発、午前中は天気が良く、編笠山までゆったりとしたペースで快適なカラマツ樹林帯の登り、途中富士山も見えた。編笠山山頂で2班合流し記念撮影、この頃からガスが掛り始め残念ながら眺望は望めなかった。

乙女平青年小屋まで岩石の堆積地を下り、岩場を一登りで権現岳に到着した。岩場に張り付いて記念撮影後、「こなっち1」
2名は、ここで分れ、三ツ頭経由で観音平に下山、木戸口付近では霧が晴れ、権現岳が綺麗に見えました。
 
キレット小屋を出発     
<2日目> 9/20()晴れ(縦走2日目 キレット小屋〜黒百合ヒュッテ)(記:「ウッチー」)

キレット小屋5:00-7:30赤岳-9:40横岳-11:00硫黄岳-14:00東天狗岳-15:30黒百合ヒュッテ(テント泊)

 今回の核心部ともなるコースがこの日、重い荷を背負って赤岳、横岳、硫黄岳などの岩稜があるため予断を許しません。早朝ヘッドライトで照らしながら、赤岳に突き上げる稜線の岩場を登っていく。12名全員無駄口がない。気が張っているんだろう。落石に注意しながらルンゼを通過、小天狗のクサリ場、ハシゴを登り赤岳に登頂。一斉に12名全員笑顔になりました。その後地蔵の頭で「わたなべK」さん、「ともさん」、「ながおか隆子」さんと別れる。この先、アップダウンの続く稜線を歩きにくい岩、岩、岩。途中根石岳で「たらちゃん」さんに出迎えられ、黒百合ヒュッテに到着したころには足が棒になっていました
 
 
  茶臼展望台  ピラタスロープウエー方面へ   
<3日目> 9/21()晴れ(縦走3日目 黒百合ヒュッテ〜双子池ヒュッテ)(記:「ウッチー」)

黒百合ヒュッテ5:15-8:50麦草峠-10:00茶臼山-11:20縞枯山-12:30蓼科ロープウエイ-14:00北横岳-16:20双子池ヒュッテ(テント泊)

本日より岩稜の南八ヶ岳から市民ハイキングでおなじみの北八ヶ岳に移り気分的にホッとします。早朝黒百合ヒュッテで「おかちゃん」夫妻、「きたや」さんと別れ「ウッチー」、「すぎと」、「わたなべA」、「さやま」、「たらちゃん」の5名で出発。途中、日の出とともに雲海があたり一面にあらわれ感動。今までは登山者が多かった南八ヶ岳でしたが、白駒池あたりから観光客が目立ち始めました。

茶臼山からの展望は3日間歩いてきた山々が遠くに確認できます。「よく歩いたなぁ」思わず声がもれます。それにしても歩きにくいな、北八ヶ岳は。登山道の岩が滑ってしまいつかれた足腰にこたえます。縞枯山を越えてロープウエイ駅で「たらちゃん」さんと別れる。「ここで下山できたらなぁ〜」ついつい誘惑に駆られてしまいます。

本日最後の力を振り絞りピークの北横岳に立ちました。山頂手前で「さとう」さんグループと合流。今まで無口なパーティーが一気ににぎやかになりました。双子池までの悪路でコテンパンになりながらテント場についたころには4時をまわっていました。小屋で「ながおか」ファミリーが出迎えられ、長野のいちテント場が地元にいるような錯覚になりました。


<3日目、4日目> (「ながおか」班)<メンバー> 「ながおか」+2  
ピタラスロープウエイ-縞枯途中-北横岳-双子池(記:「ながおか」)
北八ヶ岳ロープウェイから北横岳経由で双子池ヒュッテに向かい本隊及び「さとう」班と合流した。「ながおか」班はヒュッテに宿泊し、翌日は、前日と同じコースを辿り、45周年記念山行を終了した。


<3日目、4日目> (「さとう」班)  <メンバー>  「さとう」、「ひなぎく」、「みつまん」、「きたはら」 (記:「さとう」)
9/21小山5:20-ピラタスロープウエー9:00/9:20-雨池峠-縞枯山10:15-雨池峠-雨池山-三ツ岳三峰12:45-横岳-亀甲池15:25-双子池16:30
9/22双子池5:30-大河原峠7:00-蓼科山9:35-将軍平10:15/10:40-天祥寺原12:00-竜神橋13:30

我ら、さとうグループは最後の21〜22に参加。9/21-車を竜神橋にデポしピラタスまで1時間の歩きを覚悟していたが、運よく「さだこ」さんグループと一緒になり、車を借用し時間短縮できた。

ロープウエー終点より2グループ一緒に行動、雨池峠にザックをデポし縞枯山をピストンする。展望なし、折り返し峠へ、天池山〜三ツ岳コースを行く。三ツ岳は岩場の連続で重荷にはつらい。坪庭からの合流点でバッタリ本隊と出会う。長い縦走を経ているのに元気である。横岳で南八ツの歩いた峰々が見渡せる、編笠は遙かに遠い。

亀甲池への急斜面の下りを経てようやく双子池へ。手前の雌池廻りのテン場は満杯、小屋に聞いたところ、小屋前のスペースを与えられラッキー、一時はどうなるものかと心配された。本隊と並んで幕営、早めの就寝です。

9/22-本隊は5時出発、我らはモトモタし30分遅れ、小屋泊りの「さだこ」さん達と別れ、双子山〜大河原峠を経由し将軍平へ。ザックをデポし蓼科へ登る。山頂からはそれなりの展望、岩の感触を楽しみ将軍平へ戻る。

コーヒータイムでくつろいだあと天祥寺原へのルートを下山、沢沿いの緩傾斜の道を我慢の歩きで、車をデポした竜神橋に着き無事終了、2日間軽いルートと思いきや、どうしてどうして結構つかれました。

 
本隊が蓼科に到着  ¥500のコーヒ-は美味い   野生の鳥(ウソ)が1m前に  
<4日目> 9/22()晴れ (縦走4日目 双子池ヒュッテ〜蓼科山〜下山)(記:「ウッチー」)

双子池ヒュッテ4:50-5:50双子山-9:00蓼科山-11:50竜源橋-18:00小山

長かった縦走も本日が最終日。毎朝3時30分起床から解放されます。朝からメンバー全員笑顔が絶えません。「さとう」さんグループに見送られ出発。ヘッドライトの明かりを頼りに笹薮を抜けると、広い山頂の双子山が現れました。日の出を拝みながら、360度の展望。正面には蓼科山が大きくそびえています。しかも周りがすべて雲海で覆われています。4日間で最高の景色に出会いました。

「感動、感動」「八ヶ岳縦走をやってよかった〜」今回の山行の答えが出たような気がしました。八ヶ岳最後のピーク蓼科山の登りの辛さは、疲れのピークに達している私たちは「山の洗礼をいただいているんだ」と自分に言い聞かせて挑みました。蓼科山の山頂では「感動の涙」・・・ではなく「無事に終わった」という気持ちの方が大きかったです。

今回の記念山行が行程通りできたのは、忙しいのにも関わらず途中参加してくださったメンバー。都合がつかなかった在宅メンバー。この山行を目標に訓練を絶やさなかった全行程メンバーなどなど多くのご協力のおかげと感謝しております。

皆さまありがとうございました。


 9/23  大丹波川・真名井沢(沢登り)   記:「たかはし」
 
魚止めの滝  小滝1  小滝2  小滝3   

 <メンバー>  CL「atsushi」 「たかはし」      天候:晴れ
とりがや橋8:20−二俣9:50−奥の二俣11:10−植林帯11:30−登山道12:15−林道12:25−とりがや橋13:35

県内の沢は先日の記録的大豪雨の影響で相当荒れているだろうと判断し、奥多摩で初級者向けと呼ばれる沢、真名井沢まで足を伸ばしました。前々日まで体調が優れませんでしたが、真名井沢は復路も含め行程が5〜6時間と短いので、病み上がりの体には調度良かったです。

とりがや橋まで車で入ることができるが、真名井橋からとりがや橋までの林道はかなりの悪路。車体が低いと厳しいかも。とりがや橋付近には駐車スペースが3台分ほど有り。駐車スペースから5分ほど進んだところのわさび田より入渓。高度は430m。堰堤4つを超えると、いよいよ沢の様相を見せる。

最初の5mの滝は右岸を巻く。高度630mの二俣までは、ゴルジュや釜、小滝が程よく現れ楽しい。二俣は水量1:1で左俣を進む。すぐに魚止めの滝6mが現れる。右壁を登るが念のためザイルを出す。残置ハーケンが1つあったが、欲しい位置ではなく、余り役に立っていない。魚止めの滝を過ぎて少し進むと、右岸にある取水パイプが目印となる5mの滝が現れる。直登すれば登攀可能らしいが水流をまともに食らうので、ためらうことなく右岸を高巻く。ここから先も次々と小滝が現れて、飽きさせない。

高度820mの奥の二俣(1:1)は左俣を進む。この辺りになると倒木が目立ち、行く手を阻む。周囲の木々も落葉樹から針葉樹の植林が多くなる。高度900mで沢から外れ、赤杭尾根の登山道を目指し、右岸の植林帯に入る。人気の沢だけあって踏み跡が残っていた。傾斜が緩くなり視界が開けたところから、ショートカットのため、コンパスを再セットしトラバースに移る。このトラバースも踏み跡があり、しかも赤テープもあった。

しばらく進むと明瞭な登山道に出くわす。沢靴から運動靴へ履き替え。さらに進むと古里駅方面の登山道と大丹波方面の林道との分岐となるので、林道を進む。途中、カモシカの親子と遭遇する。1時間ちょっとでスタート地点のとりがや橋に到着。おつかれさまでした。

帰りは青梅市内のかんぽの宿で入浴。1,020円はちょっと高い。普段は烏の行水だが、貧乏性なので制限時間一杯まで長居することに。真名井沢は快適な小滝が連続し、ちょっとした滝は全て高巻きができる上、ヤブこぎが無いので、沢登りが初めての人を連れて行くのに手頃な沢だと思いました。


 7/23   アグン山(バリ島)   記:「atsushi」
<メンバー> :「atsushi」
天候:晴れ(インドネシアは乾季)   行動時間[現地時間:日本との時差 -1時間]:
0:30パサール・アグン寺院 − 5:30アグン山の火口展望台8:30 − 11:20パサール・アグン寺院
●山行報告
バリ島の旅の途中、バリ島の最高峰アグン山に登ったときの記録になります。
前々日までダイビングをしていたので、ウブドの街をぶらぶらしながら、トレッキングの情報を探す。何店か旅行代理店に聞いてみたが、バトゥール山のサンライズトレッキングをすすめられる。400,000IDRだから安いのだが、観光地の集団登山になって自由さは少し落ちる。また、アグン山のツアーがあっても、だいたい最高地点に登るものではなく日の出のビューポイントになる。

なかなか、希望どうりのルートがないので、インターネットで検索してトレッキングガイドのホームページを発見。早速メールで連絡。今夜登りたいと無茶を承知で書いてみたら、OKと言う。早速、料金やコースを確認。ルート2を希望、登るスピードでピークに行くかビューポイントに行くか選択するルートを選ぶ。
 
リンジャニ山と日の出  影アグン山  ガイドと   
夜間、10時過ぎにウブドの宿に迎えが来て出発車で1時間くらい、途中ガイドを拾って登山口に到着。真っ暗で何も見えないが、天を仰げば満点の星空。登山口にある、パサール・アグン寺院にガイドとともにお祈りを捧げる。樹林帯をゆっくり登っていく。登山道は人が多く登るのか、荒れてはいない。途中、開けたところから街の明かりがきれいに見える。やがて樹林帯を抜け岩場となる。

ここで、ガイドから、ピークに向かうかビューポイントに向かうか選択のときだ。休憩しながら考えて、今日は天気も良いので、日の出を優先してビューポイントへ向かう。山をどんどん登って行くが、もともとピークを目指していたので、ペースが速く、これ以上登ると風から隠れるところがなくなるため途中の岩陰で休憩する。ダウンを来ても寒くなってきたので、ツエルトをかぶって仮眠を取る。

1時間くらいして空が明るくなってきて再出発。ちょっと登ったところでビューポイントに到着。外国人やインドネシア人も続々と登ってくる。東の海に浮かぶロンボク島の最高峰リンジャニ山がきれいに見られる。やがて日の出。きれいに山の縁から登ってくる。日が昇り周りを見渡すと絶景。バリ島の南部がきれいに見渡せる。西の海に浮かぶジャワ島に、7月10日噴火したラウン山の噴煙が見える。

アグン山の火口はするどく切り立っており、富士山のようにお鉢巡りをするのは難しいようだ。ここでガイドのお礼に抹茶を点てる。インドネシア人にとってはお茶は甘いもののため、砂糖を入れない抹茶の味と口当たりは不思議な味のようだ。頂上を満喫して下山。暗いうちに登ってきたから、わからなかったが岩山となっている。
 
火口の祭壇  下山  山頂   
ちょっと降ったところで、外国人が岩にしがみついてる。ガイドに説得されて歩こうとうながされるが、トレッキングをしにきたのであってクライミングがしたいんじゃないと言って動かない。確かに登りは真っ暗でまわりが見えなかったが、今は岩場だから登りなれてない人には大変かもしれない。彼のガイドと自分のガイドは姉弟らしく、結局、英語が堪能な自分のガイドが肩を貸しておりることにし、変わりにお姉さんが自分のガイドに。

この外国人はイタリア人だったんだけど、ドロミテとかの岩場があるじゃないって言ったら、イタリアにはクライミングだけじゃなくトレッキングコースもあるから、イタリアにも来てよって言ってた。飯も次はイタリアも悪くないね。岩場が終わるまで一緒に降り、樹林帯に入ってからは元のガイドと一緒に下山。

パサールアグン寺院は異教徒は入れないため、門の外から無事に下山できた感謝のお礼をささげる。今回は富士山の頂上でご来光をみて、剣が峰に登らなかったようなものか、次回は最高地点を踏んでみたい。おまけ:インドネシアからは、規制がかかっているのか、会のホームページは表示できませんでした。
●登山情報
・アグン山の標高:3031m または、3142m
・アグン山に登るルートは3ルート:1.ブサキ寺院からピーク2.パサール・アグン寺院 からピーク3.パサール・アグン寺院から火口の展望台(2のルートと途中まで同じ)
・今回利用したガイド:Dartha  Mount Agung trekkinghttp://darthamountagungtrekking.com/

バリ島の各地から、タクシーをチャーターして行く事ができる。ウブドから、1,700,000 IDR (ルート2)(ガイド料、朝食と飲み物 を含む)ガイド料は2人までなら1人分と同様のようだ。
・装備:夏に富士山に登る装備があればベスト。(西洋人は観光のついでに来るらしく軽装が多かった。)靴は岩歩きになることを考えること。山小屋などはないのでツエルトを持って行くといい。・他に問い合わせたガイドGungbawa trekkinghttp://gungbawatrekking.com/
 


 9/12〜13   鳳凰三山  記:「わたなべA」 

<メンバー>  CL「ウッチー」、 「あべ」、 「ウッチー」(娘)、 「わたなべA」   
一日目 
小山4:00 − 青木鉱泉8:10 − 10:29南精進ヶ滝 − 12:52白糸滝 − 14:00鳳凰小屋14:25 − 15:07地蔵岳 − 16:10鳳凰小屋
二日目
4:00起床 − 鳳凰小屋4:45 − 5:45観音岳 − 6:49薬師岳 − 10:38青木鉱泉

 
南精進の滝にて  荻原次晴氏を囲んで  朝焼け  薬師岳と富士山   

青木鉱泉から沢沿いの樹林帯をひたすら登ること6時間。途中に滝を見ることが出来感動。登山者だけにしか見ることの出来ない滝だ。

鳳凰小屋に到着すると夕食まで時間があるので小屋に荷物を置き地蔵岳をピストンするが、2,400mからは砂地で登っても進まない。山頂はお地蔵さんで一杯。展望は雲海で素晴らしい。

小屋に戻り食事を取ると前に座っているグループが、「荻原登山部」というグループで部長がスキー複合元日本代表の荻原次晴氏でした。ちゃっかり記念写真。

夕食はこだわりカレーでおかわり自由。また、明日の朝食の弁当の注文をする。
夜空は星が綺麗で消灯時間になっても外に居る人達はにぎやか。外が落ち着くと寝室がいびきでにぎやかで眠れない。

早朝、ヘットライトを付け観音岳へ。星が綺麗。樹林帯から稜線へ出ると風が出て寒い。薬師岳までは稜線が続き雲海で富士山が見える。また、虹も見ることができた。

薬師岳からはひたすら下山。雨が降りカッパを着る。つづらおりが長かった。


 9/6    白水沢(沢登り)   記:「たかはし」

阿武隈川・白水沢左俣右沢
天候:曇り後雨  <メンバー> CL「はしだ」 「すぎと」 「いしさか」 「たかはし」
甲子駐車場7:35−白水沢入渓7:50−ヒョングリの滝8:10−二俣9:35−奥の二俣9:50−3段30m滝11:00−登山道12:15−甲子駐車場14:00

 
3mほどの滝  へつり1  へつり2  4段30mの滝   

天候次第では安達太良山・湯川への変更も視野に入れていましたが、当日朝は曇り空だったため、予定通り白水沢に入りました。

阿武隈川本谷との出会までは降りずに、衣紋滝の手前から入渓する。衣紋滝は右岸に踏み跡があって、そこを高巻く。次のヒョングリの滝は左壁より取り付けそうだったが、高巻きすることに。途中、トラバース箇所があり、安全のため、お助け紐を固定する。ヒョングリの滝を過ぎた後の8m滝は、右岸を小さく高巻く。その後はナメや小滝を楽しみながら進み、二俣に到着。

左俣に入るが、水流は1:4で、ここから急に水量が減る。ここの二俣はかつて1:1だったそう。甲子トンネルの開通により水量が減ってしまったとのことで、残念ではある。しばらく進むと奥の二俣へ。右沢左沢とも出だしがいきなり滝になるが、右沢に進路を取る。

右沢は4段30mの滝。
1段目は高さも傾斜もあるためザイルを出すことに。ここが本日の核心部だろう。右壁から登るのだが、途中に残置ハーケンがあって有り難い。2段目は高さこそないが、手がかり足がかりが少ないためお助け紐を出す。この滝をクリアすると今度は3段30m滝が出現する。1段目の滝は左壁から取り付き、上部で滝を横切って右壁へ。右壁には立木に残置スリングが掛けてあるが、岩が脆く気を使う。ここを越えて少し進んだ後は、水も減り滝も少なくなる。

登攀具を外してコンパスと地図を頼りに上へ上と沢をつめていく。最後はヤブをこいで、甲子山と天狗平の鞍部の登山道に。靴を履き替えて、良く整備された登山道を辿って駐車場まで降りる。

登山道に入ってから雨が降り始めたが、樹林帯のため余り濡れない。
何事もなく駐車場に到着する。お疲れさまでした。

下山後の温泉は入浴料は安いが洗い場が少ないのは困りもの。

白水沢は水量が少ない沢ではありましたが、それでも滝が連続しており、飽きることなく充分に満足できました。お盆明けは雨続きでもう夏の終わりを感じさせますが、今年中に何とかあと3回は沢登りに行ければと思います。


 9/5〜6   那須クリーンキャンペーン(岳連)   記:「ひなぎく」
  5日(土) 前夜祭 約40名参加
 那須山岳会が当番。そこに一品持ち寄りのいろいろなつまみが加わり美味しく楽しい懇親会となりました。当会から4名参加。


 6日(日) 天気が心配であったが、大した雨にもならずガスがかかるが時々晴れ間あり。7時半からの受付からロープウェイ前でのキャンペーン活動。他の会員が峰の茶屋から杭とロープを持ち上げ、ガスでも道迷いしないよう整備した。

私たちはロープウェイ口から茶臼への登山道の見回りと補修を行う。

茶臼からの下山時、親子連れ4人が登山道から外れて登っていた。ガスがかかっていたのと登山に不慣れなせいで足元しか見ていなかったらしい。ロープに沿って登るように指導。


 9/4〜5    五竜岳  記:「こなっち1」

<メンバー> 「こなっち1」 <「こなっち2」>、「こなっち1」

904() 朝小雨、後曇時々晴れ
栃木5;00()-8;05五竜スキー場着-8;20山麓駅-(テレキャビン) -8;30アルプス平駅-9;10地蔵の頭-10;25小遠見山10;35-10; 50中遠見山−11;30大遠見山12;0012;30西遠見山−14;05五竜山荘(泊)

 
西遠見から五竜岳G2峰   五竜山荘 日の出 モルゲンロートの五竜岳 五竜岳山頂  


秋雨前線が停滞しすっきりしない天候が続いたが、この週末、土曜日はピンポイントで天気が良いとの予報で出掛けることにした。地蔵の頭では小雨であったが、次第に回復、陽も差し始めた。

小遠見山からは、鹿島槍、五竜、唐松の峰々が望めるはず
であったが、残念ながら中腹から上は濃い霧の中で、五竜山荘は見えるが、勇壮な山頂までは見えない。樹林帯の尾根を進み、中、大、西遠見のピークを越え、やや急登の後、白岳ではすっかり真っ白いガスの中、五竜山荘も到着直前まで見えなかった。

時々ガスがさっと晴れ、五竜、白岳が姿を現すが、すぐにまたガスに隠れてしまった。山荘宿泊客は300人収容に対し100名位だそうで、ゆったりと泊まることが出来た。


905()  晴れ後曇り時々霧 06;30五竜山荘−7;30五竜岳山頂8;008;40五竜山荘9;0010;05西遠見山10;30大遠見山−11;10中遠見山11;40-11;55小遠見山-12;40地蔵の頭-13;00アルプス平駅- 13;15山麓駅

 
五竜岳から鹿島槍  五竜岳から唐松、白馬 五竜岳から剱、立山 コバノコゴメグサ(遠見尾根)  

 明け方近くまでガスに覆われていたが、日の出の頃にはすっかり晴れ渡り、予報通りの天候が望めそうだ。頂上までは小一時間の為、日の出を楽しんだ後ゆっくりと食事、出発した。早朝の山頂は山荘宿泊客だけで、まだ混雑はしていなかった。南に鹿島槍、北に唐松から白馬に至る稜線と妙高の山並み、西に剱、立山、遠く槍、穂高、富士山、360度の大展望を楽しんだ。

眺望を名残惜しみ下山したが、白岳を下る頃には、既にガスが湧き上がり、大遠見山ではまた白いガスにすっかり覆われてしまった。すっきりしない天候が続いていたが、ピンポイントの晴れ間を頂上で過ごせ、運が良かった。
花の盛りは過ぎていたが、コバノコゴメグサの群落などがみられた。ナナカマドの実が真っ赤に色付き、山はもう秋の気配だった。


 8/21〜23  北穂〜前穂〜岳沢   記:「ともさん」

<メンバー> 「ともさん」CL+1(「りょうへい」)、 「すぎと」
8月21日(金)田沼19:00−沢渡23:00−仮眠
8月22日(土)沢渡5:00−上高地5:40−明神6:25−徳沢7:25−横尾8:25/55ー本谷橋9:55−涸沢11:55/12:25−北穂高山頂15:50−北穂高小屋16:00
8月23日(日)小屋5:10−北穂高山頂5:15−奥穂高山荘8:15/30−奥穂高山頂9:35/50−紀美子平11:15/20−前穂高山頂11:55−紀美子平12:25/50−岳沢ヒュッテ14:40/15:00−上高地16:55−沢渡17:55−田沼23:10

 
中央にブロッケン現象  天候回復夕日が見られた  涸沢岳核心部  奥穂山頂にて  吊尾根の下り   

「りょうへい」が北アルプスへ行きたいと、行くなら北穂高小屋に泊まりたいというので計画を変更し穂高縦走をすることにした。「たらちゃん」さんは今回も急用が入りキャンセルになってしまいました。天気予報も土曜は雨、日曜は晴れるとのこと。すべて現地での判断でということで出かけた

上高地は雨。カッパを着て歩き出した。横尾までの長い道も今回はあっという間についたような気がする。雨足も強くなってくるなか涸沢小屋に到着。そこに居合わせた人も北穂高へ向かうというので私たちも行くことにした。南陵の3時間はやはり急登の連続で、裏銀座の疲れが残っていたのだろうか足が思うように上がらない。鎖や梯子はあるがこれといって危険を感じたところはなかった。

頂上へ着くころは雨も上がりガスも徐々に上がってきた。予報通りだ。小屋で受付を済ませ着替えたりしていると、晴れ間が広がり360度の展望が広がっていた。ブロッケン現象も見ることができて、雨の中つらい思いをして登ってきたご褒美がもらえたねと言いながら景色を楽しんだ。北穂高小屋の食事は美味しいと評判だったので楽しみにしていた。生姜焼きだった。2枚だったのでもう1枚あると満足できたかなと思う。夕食後もテラスでビールを飲みながら展望を楽しみ、また山頂へ行き夕日と日の入りを眺めた。

小屋は3畳の個室をもらい他の人を気にすることなく3人でゆったりと過ごすことができ、ぐっすり寝ることもできた。翌朝は4:45からの朝食を済ませ山頂でのご来光を眺め出発した。いよいよ涸沢岳へ向けての岩稜歩きだ。ずっと岩の連続で神経を使う。核心の涸沢岳は30年前は切りたってこわかった思い出があったが梯子や鎖がしっかりしていて当時思ったほどの危険は全然なかった。快適な登攀ができてむしろ楽しかった。

奥穂高山荘からの梯子で渋滞に遭遇。20分くらい待たされた。朝は1時間待ちだったそうだ。奥穂高から先の吊り尾根も鎖の下りが何か所か出てきたが問題なく通過。紀美子平までは下りとトラバースでほとんど登りがなくほっとした。11時に紀美子平に着いたので今度いつ来れるかわからないので、荷物をデポし前穂高を登ってきた。山頂には北尾根を登ってきたパーティーがいた。また私も登りたいなと思った。

「りょうへい」は吊り尾根の途中から先行し前穂高も30分で往復したそうだ。紀美子平からのすぐ下の鎖場で渋滞したが先行させてもらう。そこからの急な長い下りにはまいりました。岳沢ヒュッテは見えているのになかなか着かない。あまりにも急な下りでとても神経を使った。岳沢ヒュッテで休憩後「りょうへい」は先に下りた。

私たちは足がもうへたれていたので気を抜かないよう最後まで頑張った。「りょうへい」は1時間で下りたそうで私たちを1時間待ったそうだ。2日間とも11時間行動。さすがに疲れました。

帰りはトンネルで事故渋滞にはまり帰宅も23時過ぎになってしまいました。30年前の記憶をたどりながら北穂高〜奥穂高〜吊り尾根〜岳沢の縦走ができて充実した山行でした。


 8/14〜16  宝剣岳・木曽駒ヶ岳・三ノ沢岳  記:「さやま」
<メンバー>   「atsushi」(CL) ・ 「たかはし」(SL) ・ 「さやま」 ・ 「わたなべ」(美) ・ (谷口)
8月14日(金)  小山21:00-25:00菅の台バスセンター(仮眠)
  翌日早目にバスに乗りたい為、前日にバスセンターに到着し、仮眠しました。 

8月15日(土)
5:30菅の台バスセンター(バス)-6:10しらび台駅(ロープウェイ)-6:50千畳敷7:15-8:20宝剣山荘-9:15宝剣岳-9:45宝剣山荘-10:20中岳-10:40駒ヶ岳頂上山荘-12:00木曽駒ヶ岳-12:40駒ヶ岳頂上山荘(テント泊)
 
千畳敷カール  宝剣岳山頂にて   

早目の起床でしたが、すでにバスは長蛇の列でした。しばらく待ってバスに乗る事が出来、想定内で無事に登山口に到着。ロープウェイで一気に標高をかせぐ事が出来ました。千畳敷は観光客も多く、なかなか先に進む事が出来ませんでしたが、宝剣山荘まで来ると登山客だけになるのでスムーズに歩く事が出来ました。

宝剣山荘に荷物をデポし、宝剣岳山頂を目指しました。山頂では人が多く、鎖場の前で待機し、20人程がおりた後に交代で登りました。山頂はそれほど広くなく、よくこんな大人数がいたものだとびっくりしました。宝剣山荘に戻り荷物をピックアップしたあと、中岳山頂を経過して、駒ヶ岳頂上山荘に到着。

テントを張り、木曽駒ヶ岳山頂に登頂。天気も良く、素晴らしい眺望を望む事が出来ました。テントに戻り、早めの夕飯をとりました。途中、雲が増えてきたため夕焼けをあきらめていましたが、晴れ間が見えてきて、御嶽山に沈む綺麗な夕日を見ることが出来ました。

8月16日(日)
駒ヶ岳頂上山荘7:10-8:10千畳敷-9:10三ノ沢分岐-10:40三ノ沢岳-12:30三ノ沢分岐-13:00千畳敷(ロープウェイ)-14:00しらび台駅(バス)-14:40菅の台バスセンター-22:00小山
 
駒ケ岳山頂  三ノ沢へはハイマツの稜線   

早目に起床して朝食を済ませ、駒ヶ岳山頂へ。本日も天気に恵まれ、日の出を見る事が出来ました。遠くには、甲斐駒ケ岳や富士山を望む事が出来ました。テントを撤収して、千畳敷に一度戻り、荷物をデポして三ノ沢岳へ。

三ノ沢岳へは長い稜線歩きとなります。ハイマツが登山道をおおい、非常に歩きづらかったです。山頂はあいにく雲に覆われ、せっかくの眺望を望むことが出来ませんでした。千畳敷に戻り、荷物をピックアップしてロープウェイへ。ロープウェイは長蛇の列で、4順目でようやく乗る事が出来ました。

しらび台駅よりバスで菅の台バスセンターに戻りました。途中、温泉に入り、食事をしてから帰路に。心配していた渋滞には運よくはまらず、無事に帰る事が出来ました。

今回テント泊ではありましたが、うまく荷物をデポすることで、荷物の重さをそれほど味合わずに山行が出来ました。宝剣岳では岩登りの要素を味わい、三ノ沢岳では稜線歩きの醍醐味を味わう事が出来ました
。出発した時は途中大雨に降られましたが、山行中は天気に恵まれ、夕焼けと朝焼けを見る事ができ、夏の良い思い出となりました。


 8/9〜12  羊蹄山、十勝岳、大雪山  記:「こなっち1」
<メンバー> 「こなっち2」、 CL「こなっち1」
 8月09日(日) 後方羊蹄山
下界曇、5合目以上晴れ、真狩登山コースピストン 登り5時間50分、下り3時間25(休憩含)
07; 00羊蹄自然公園−09;30五合目−11;00九合目避難小屋分岐−11;50真狩コース分岐−12;00小釜12;2512;50羊蹄山々頂13;1013;30小釜13;4014;00真狩コース分岐−14;15九合目−15;15五合目−16;35羊蹄自然公園
 
 山小屋と雲海 羊蹄山の火口  京極からの羊蹄山   

北海道は、台風14号と寒気の影響で天候は不安定との予報であったが、午前中の天気は良く、まずまずの山行きであった。最初は後方羊蹄山、ニセコに前泊し当日の朝は、どんよりとした低い雲に覆われ、天候は期待出来ないと思ったが、幸い雨降っていなかった。倶知安コースの計画であったが、登山口を間違え、真狩コースを登ることとなった。

キャンプ場には多くのテント
が設営されていた。低地から既に針葉樹の樹林帯、すぐにダケカンバの樹林に変わり、3合目を過ぎると低い雲を突き抜け、頂上の方が明るくなって来た。薄々期待はしていたがラッキーだった。五合目では、既に雲海が下方に広がり、青い空に山頂が深い緑にくっきり浮かび上がっていた。九合目避難小屋分岐までは、かなり蒸し暑く、少々バテ気味だったが、九合目の上にお花畑があり、イワブクロ、ハクサンボウフウ、ウラジロキンバイ、コガネギク、エゾオヤマリンドウなどが、雪渓が残る斜面に咲き乱れていた。

頂上は大きな火口の反対側にあり、小さなピークを4つ程越え、漸く辿り着いた。頂上は、入替り立代り2.30人程の
登山客で賑わっていた。低い雲に覆われたニセコ方面とは反対方向にある京極方面は快晴で、田畑のパッチワークの様な景色が素晴らしかった。 

8月11日(火) 十勝岳
晴れ後雷雨、望岳台 ⇔ 十勝岳 ピストン、登り4時間、下り2時間(休憩含)
05;45望岳台−7;00雲の平分岐−7;10避難小屋−8;30昭和噴火口8;409;45十勝岳 10;3511;10昭和噴火口11;50避難小屋12;00 -12;35望岳台

 
望岳岳からの十勝岳  十勝岳山頂  青池から十勝連峰   

午後からは雷雨の予報のため、早朝出発の予定であったが、登山口付近で突然の雷雨で30分程足止めとなった。雷雲は程なく過ぎ去り、頂上も明るく、虹も見えて来たので登山開始した。避難小屋まではガスが出ていたが、その上は天気も良かった。この山は、ザレ場ばかりで花も少ないと聞いていた通り、荒涼とした火山のザレ、ガレ場、吹き出す噴煙からは、時折、硫化水素の臭いが鼻を突いた。それでも避難小屋まではイワブクロが至る所に咲いており、火山岩の荒廃した斜面からは、夏の緑に覆われた美瑛岳、富良野岳が綺麗に見え、コントラストが見事、この風景も悪くない。

雷雨を警戒したのか、登山客は疎だった。
山頂は良く晴れており、緑の草原の様に広がる十勝連峰が綺麗だった。1時間弱経った頃突然雷鳴が響き始めた為、美瑛岳への縦走は断念し、ソソクサと頂上を後にした。避難小屋を過ぎた頃、向いの南西側夕張山地方面から、真っ黒な雨雲がこちらに向かって来た。登山口まで急いだが、手前10分位の所でドシャ降りの雨に掴まってしまった。

後で車の中のラジオで知ることに
なるが、十勝岳温泉登山口から安政火口経由で登った登山客30人程が、登山道を増水した雨で塞がれ身動きが取れなくなったらしい。きっとあの真っ黒な雨雲だったのだろう。時間もあったので、雨が上がった後、麓の青池、四季彩の丘の花畑から、十勝岳を楽しみ大雪山に向かった。 

8月12日(水) 大雪山系 旭岳、間宮岳周回
 晴れ時々霧、後雷雨、登り3時間15分、下り3時間(休憩含)
 旭岳駅06; 30−旭岳ロープウェー −6;50姿見駅−7;50七合目−8;45旭岳山頂 9;1010;05間宮岳−11;05中岳分岐10;55中岳温泉 -11;40裾合平分岐-13;05姿見駅(落雷の為足止)14;45-旭岳ロープウェー −15;00旭岳駅

 
旭岳山頂  チシマクモマグサ  間宮岳から旭岳   

最終日、この日も朝の天候はまずます、朝一番6;30発のゴンドラに乗り込み、6;50姿見駅から頂上を目指した。姿見駅付近の裾野は緑と花があったが、六、七合目辺りは、荒涼とした火山岩の急登、見た目程時間は掛らず2時間弱で旭岳山頂に到着した。

登り始めは見えていた山頂もすっかりガスに覆われていた。この山も入れ替わり立代り常時30人程の登山者で賑わって
いた。午後からの天候も気になったが、まだ時間も早いので、計画通り、間宮岳、中岳温泉、裾合平を周回することにした。極めて平坦な間宮岳を過ぎ、中岳分岐からの下り斜面、裾合平辺りは、チングルマ、イワブクロ、チシマクモマグサ等の一面に広がるお花畑が綺麗だった。

途中の中岳温泉は、スコップで小川に穴を掘った天然の硫黄泉で時間があれば入りたかった。
中岳温泉を過ぎた頃から小雨が降り出し、姿見駅付近でまたもやドシャ降りになった。ロープウェーは落雷の恐れがあり、1時間30分運休、足止めされた。今日も雷雨には、後少しのところで間に合わなかったが、3日間の登山は、まずまずの天候で楽しめ、満足した。


 8/6〜9   裏銀座縦走  記:「きたはら」

天候: 晴れ    <メンバー> 「ともさん」CL「すぎと」 「ながおか隆子」 「あべ」 「きたはら」SL
86日(木)小山1230−田沼1400ー新穂高温泉1800

87日(金)駐車場404−登山口425−わさび平555/605−秩父沢720−鏡平940/1020‐弓折分岐1115/30-双六小屋1240/1305−三俣山荘1605
88日(土)三俣山荘425−鷲羽岳605/35−ワリモ分岐735−水晶小屋825/40−水晶岳915/50−水晶小屋1020/1110−東沢乗越1155/12:05−真砂分岐1345/55−野口五郎岳1455/15:20−野口五郎小屋1535
89日(日)小屋540−烏帽子小屋830/900−三角点955−登山口1200−高瀬ダム1230−タクシー1235−七倉1250

<8/6日・ 一日目> 
新穂高まで快調、駐車場で宴会。月明かりが無いので、満天の星空が狭い谷あいの空に広がって、天の川が長い縦走を保証してくれているようだ。皆さん今回のロングトレールに備えてランニングや平標山 白馬岳 高妻山 槍でトレーニングを積んでいる、気合満点で就眠。


<8/7日・ 二日目>

 
鏡平にて  双六小屋手前  弓折分岐付近より槍  三俣山荘から鷲羽   

真っ暗な新穂高を出発  笠岳を左に右に穂高連峰を見ながら順調にわさび平小屋から展望の良い鏡平山荘に到着。私は暑いのでかき氷を食べる。 ここから試練が待っていた。弓折分岐の急登で蒸し暑くなり体力を消耗し出す。稜線に出ても風が無く足取りが重い。

双六小屋に到着して体力を温存するため 巻き道を選択するが予想以上にアップダウンが厳しく、たびたび休憩を取りながら最後の急坂をやっとの思いで降りて三俣山荘に到着。

期待したスカイレストランでは地元の鹿肉で作ったシチューのジビエ料理が出たが、味付けが今一つ不評であった。小屋主催の高山病対策のセミナーもあり、登山者も若い人が多く、ファッション、装備も最新でさすが裏銀座。


<8/8日・  三日目>

 
三俣山荘を早朝立つ  鷲羽山頂  東沢乗越の岩稜  野口五郎山頂   

 ジビエ料理が不評だったわけではないが、朝食をお弁当にしてもらい鷲羽岳の急登をゆっくりと登ると朝焼けの山頂に到着。一昨週登った槍ヶ岳と北鎌尾根の岩稜、影になった影鷲羽が素晴らしい。水晶小屋まで稜線歩きを楽しむ。水晶岳からは槍ヶ岳がしだいに小さくなり、代わりに今年の五月に行った立山の雄姿と薬師岳、雲の平、黒部五郎が近づいてきた。

地図でしかイメージできなかった北アルプスが立体的に理解できた。水晶小屋から楽勝と思われた稜線であったが、ここからも試練が待っていた。真砂分岐までは厳しい岩稜帯で、足腰が疲弊して、緩やかに見えた野口五郎岳までの砂礫の道も結構な急坂であった。

小屋は質素であったが個室があてがわれ食事もおいしく頂いた。今年は雨が少なく水晶と野口五郎の水の補給は厳しい。天の川を楽しみ虫に悩まされた一部のメンバー以外はぐっすりと就眠。


<8/9日・  四日目>

 
野口五郎小屋  早朝、5人の影がブロッケンの様  三岳にて  高瀬ダムのトンネル前   

雲海の上に浮かぶご来光を拝みゆっくりと小屋を出発。稜線の景色とキキョウやリンドウ、コマクサを楽しみながら烏帽子小屋まで無事に到着。ここから難所のぶな立て尾根である。

下降しても谷からの涼風と林間は涼しく、2500m以下になると元気になる人もいて予定より早く高瀬ダムに到着!七倉温泉と槍そばソフトクリームなどを楽しみ天気を味方につけて、裏銀座のロングトレールは成功した。綿密な計画を立てていただいたリーダーに感謝したい。


 8/9    湯檜曽・白樺沢ケサ丸沢   記:「ウッチー」
 
天気:晴れ    メンバー> 「わたなべK」市、「ウッチー」 、
佐野5:006:40土合橋駐車場7:209:00入渓−9:30湯檜曽本谷白樺沢二俣−10:00湯檜曽本谷引き返し−10:20湯檜曽本谷白樺沢分岐−10:40白樺沢ケサ丸沢二俣14:20旧道(遡行終了)15:50−(旧道登山道)−17:20土合橋駐車場−19:40佐野

今シーズン二度目の沢を谷川・湯檜曽川支流としました。このケサ丸沢はアプローチは少々長いのですが、遡行時間が短く天気が不安定の日にはちょうどいいということで決めました。

当日朝7時前に登山口の土合橋駐車場に到着。実は当初駐車予定の一ノ倉駐車場は途中の道路崩壊のため通行止めでした。少し歩く距離が長くなりますが土合橋駐車場からの出発となりました。

入渓して間もなく白樺沢と湯檜曽本谷の二俣があります。ケサ丸沢は白樺沢なのですが、2:3と白樺沢の水量が小さい為、間違えて湯檜曽本谷に行ってしまう。湯檜曽本谷は朝日岳に突き上げる長い本流のためすぐに沢の間違えにきずき、引き返しました。

白樺沢ケサ丸沢に戻り白樺沢との二俣をケサ丸沢に向かうと、スダレのようなナメ滝が続きます。どれも岩が滑りやすく、高巻きが多くなる。時間も予定以上にかかってしまう。苦労しながら最後のガレをから藪を抜けると、土合−清水峠の旧道に到着。仮払いしてあり歩きやすい登山道でした。シューズをスニーカーに履き替えて、2時間弱の下山道を下り帰路につきました。
 


 7/28〜31  燕岳〜蝶ケ岳  記:「たらちゃん」
 
 燕岳山頂 大天井テント場にて  蝶ケ岳ヒュッテ前より穂高連峰   

<メンバー> 「たらちゃん」 貴裕
728()晴れ あずさ21号で「まつもと」、大糸線で穂高駅下車。近くの西友で明日の食材を物色し、2Km離れた民宿へチェックイン。早々に眠剤で就寝。
729()晴れ06; 10中房温泉−10;00燕山荘−10;30燕岳山頂−11;00燕山荘−12;30大下りの頭−14;30大天荘テント場幕営
730()曇り時々雨のち晴れ06;00大天荘−06;20大天井岳山頂−08;30常念小屋−10;00常念岳山頂−14;30蝶槍15;00蝶ヶ岳ヒュッテ前テント場幕営
731()晴れ06;00蝶ヶ岳ヒュッテ−09;00徳澤−10;30上高地バスターミナル−10;45新島々行き松本電鉄バス−17;00小山

中房温泉につくとかなりの登山者が朝食をとったり、トイレに行ったりしてこれからの登山に期待している様子であった。合戦尾根をかなりペースを落とし疲労しないように登る。登山道はきっちり整備されており、歩きにくい箇所はない。しばらくすると合戦小屋が見えてきて、名物のスイカ売りが声を張り上げている。一切れ800円の値打ちのある冷えたスイカはうまし。

そこから程なくして燕山荘に到着。花崗岩の白い奇岩群が興味深い。また、なんと言っても雷鳥が1mの距離で接近しても写真がとれ、他の登山者からもアイドル扱いされていた。山頂からの槍穂高連峰はすばらしい。つい3日前にはあのピークにいたのだと思うと感慨深い。このまま燕山荘で幕営も考えたが、天気も良く体力もあったのでえいやっと大天井岳を目指した。

結構そちらの方向に向かう登山者も多く、それについていった。しかし下りきったところから初めて担いだテントと食材合わせて25キロの重みに身体が悲鳴を上げ始め、大天井岳への登りのきつかったこと。なんとか到着しテントを張ると、そこにソロのかたが4人近くに張っていたので意気投合して酒盛りが始まった。

ここのテント場はトイレも極めて清潔で、山荘から近いので、生ビール、次にはワインのデキャンタ2本、ウイスキーのお湯割りと盛り上がった。しかしなぜかよく眠れず、疲労を残すことになった。


翌日朝ガスの中を大天井岳のピストン、何も見えず。そこから常念小屋への道をゆっくりと進む。常念小屋に到着し、ジャムパンとクルミパンを食べ、トイレに入ろうとするがなんと汚いトイレであろうか。がまんしてすませ、常念岳への急登りを開始。小雨が降り始め足場も滑り始める中、なんとかピークに到着。雨脚がやや強くなっていたので、このまま常念小屋に引き返すか、天気予報では悪化しないとのことだったので、これを信じて進むか迷ったが、またこれを明日登るのはつらいなと思っていたところ、多くの人が蝶が岳を目指していたので、一緒に進むことに。

蝶が岳への道は足場の悪い岩稜で、浮き石に注意しながらゆっくり進む。蝶槍はかなり遠くに見えるのであそこまでゆくのかとへこみながら登る。樹林帯は蒸し暑く、つらかった。 ようやく蝶槍にたったがTOPSと書いてあるだけの代物で、昔ながらの頂上は別にあった。

ヒュッテまでは40分くらいであった。小雨がまた降り始めその中でのテント設営は気持ちが悪かった。ビールを飲みながらこの日は一人で料理をしながら仕事のことや家庭のことなど考えつつ、眠剤の力を借りて20時頃就寝できた。


最終日は快晴に恵まれた。槍穂がきれいにみえ、この縦走の醍醐味を味わう。下りは見通しのきかない樹林帯の急坂を下る。滑るので慎重にならざるを得ない。徳沢に着き、ソフトクリームを食べそろそろ終わりなんだなあと実感。上高地につくと河童橋から見える穂高の山々、いつかこようと思いつつホームシックになっているのであった。


 8/2    上州武尊山   記:「いしさか」
 
<メンバー>  CL「atsushi」、「わたなべ」(美)、「いしさか」
 7:16武尊神社登山口〜8:00分岐〜9:16手小屋沢非難小屋〜10:30岩場〜12:00武尊山〜15:20分岐〜16:00武尊神社登山口

日本百名山武尊山、宝剣岳プレ山行に参加。岩場を登りにするコースにて登山開始。
岩場は、鎖・ロープなどが数箇所あったが、ステップがしっかりあり難なくクリアしました。しかしながら暑い暑いの大汗をかきながら山頂へついたのですが、心配していた雷が・・・

早々に下山しました。なんとか雷をやりすごし無事下山しました。 


 7/31〜8/2  白馬岳  記:「あべ」
 
<メンバー>   CL「ながおか」、「あべ」
7/31(金)小山20:00-00:00(仮眠)
8/1(土)登山口7:20-10:07白馬大池10:27-船越ノ頭11:07-子蓮華山12:00-山頂15:00-頂上宿舎16:00 
8/2(日)小屋4:00-白馬大池8:30-登山口11:05-ロープウェイ乗り場11:20-小山17:50


山行前日にメンバーが減り、テント泊から小屋泊へ、猿倉から栂池へのルートも栂池からのピストンに切り替えての山行となりました。
朝一のロープウェイに乗り出発。天狗原までは風もなく暑さとの戦いでした。白馬大池から白馬山頂までは、展望もよく、たくさんの花が咲いていて長い道のりでも疲れを感じないくらい気持ちのいい稜線歩きを楽しむことができました。

山頂からは槍ヶ岳や剱岳を望むことができ、たくさんの人で賑わっていました。山頂をこえ少し下って頂上宿舎へ。当初白馬山荘の宿泊を考えましたが、混雑を予想し、頂上宿舎にして大正解でした。白馬山荘は三畳に5人とのこと。一方頂上宿舎は快適で、食事もバイキング形式でゆったりと過ごすことができました。

次の日は混雑を避けるために4時に出ることに。昼頃に雷雨の予報がでていたので稜線上で御来光を楽しみつつ、足早に下山。昨日何時間もかけて登った道のりもあっという間だった。

登山を始めたときから登りたいと思っていた白馬岳にやっと登ることができました。「ながおか」さん、色々とありがとうございました。 


 7/26    米子沢(沢登り)   記:「ウッチー」
 

<メンバー> 「わたなべK」市、「ウッチー」 、

行程:佐野5:007:00登山口(桜坂駐車場)7:307:50入渓−8:30くの字ナメ滝−9:30栂ノ沢−11:00大ナメ帯−12:20避難小屋13:00−(井戸尾根登山道)−14:30登山口−17:00佐野  

少し遅いシーズン初の沢に出かけました。米子沢は数年前に一部崩壊?があり、あの名物のナメ滝に会えなくなった?との情報のため、いつの間にか遠のいていました。

関越道の塩沢石打インターから清水部落を通って桜坂駐車場に到着。数年前まで一つしかなかった駐車場は第3駐車場まで増えてました。百名山の巻機山登山口の影響か?本日もすでに50台近い車が停まっていました。ですが、米子沢へ向かうクライマーは見当たらず、出発時間が遅いのか?登山口に建ててある地元警察署の米子沢入山についての警告看板がの影響か?いづれにしても、静かな入渓になりそうで安心しました。

前回来たときは増水の影響か?高巻きばかりでした。今回はまずまずの水量なので、なるべく沢を忠実にを心がけました。入渓後1時間のところの大滝付近はさすがに高巻きましたが、あとの美しいナメ滝やスケールの大きい滝の連続はうまく超えることができて満足、満足。

終盤に待ち構えている大ナメとそこから観える草原のような稜線は、いつ訪れても私たちを魅了してくれます。
「きょう、ここに来てよかった〜」汗だく、バテバテのふたりから思わずもれるセリフです。最後の二俣を左に向かいお花畑を越えると、巻機山避難小屋が目の前に現れま。

藪漕ぎが一切ないのがこの沢のいいところ。小屋には一般道からの登山者が10名ほど休んでいました。私たちはスニーカーに履き替え一般道の尾根道を駐車場に戻りました。天気のいい沢登りは快適で気持ちいいです。


 7/20〜23 鳥海山、月山  記:「よしだ」
 
御田ヶ原のお花畑  鳥海湖より鳥海山   
<メンバー> 「よしだ」 他1 
2015/7/20(月)(雨)小山7:30=大平山荘16:00 
2015/7/21(火)(曇り後晴れ)大平山荘7:10=鉾立7:30−御浜小屋10:30-七五三掛12:00−鳥海湖1300−吹浦口登山口16:00ー大平山荘2015/7/22(水)(晴れ)大平山荘8:00:=月山8合目10:30−仏生池小屋12:30−月山山頂14:00−月山8合目16:00=北月山荘
2015/7/23(木)(雨)北月山荘 9:00=羽黒山五重塔10:00=小山17:00

2015/7/21
今日と翌日一杯晴れとの天気予報に変わったため、今日は、鳥海山を往復、翌日に月山往復に計画を変更した。御浜小屋に着く時分に、鳥海湖が眼下に見えるほど天気が回復した。今回は、下山時刻を考え、外輪山の登り口で引き返した。

今回は、花をゆっくり撮影するため、外輪山の登り口で引き返した。御浜小屋から七五三掛にかけての稜線は、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、タカネアオヤギソウが満開であり、種類も30以上と多く見事であった。ほとんどの区間の登山道は、石畳、木道が良く整備されており歩き易かった。

2015/7/22
月山も比較的良く整備されており、歩き易い登山道であった。8合目の弥陀ヶ原は、キンコウカが満開で、ニッコウキスゲはすでに終わっていた。花は、仏生池小屋より上で、ミヤマリンドウ、ミヤマウスユキソウ、ハクサンシャジンが多数咲いていた。また、お花畑は、鳥海山のほうが広く花の種類も多かった。

2015/7/23朝から本降りで、前から見たかった羽黒山五重塔を見学し、小山に帰った。


 7/24〜25    高妻山   記:「ともさん」
 メンバー「すぎと」、「ながおか隆子」、CL「ともさん」

7月24日(金)19:00小山ー20:00田沼ー23:00戸隠キャンプ場ー24:30就寝
7月25日(土)5:30駐車場ー5:45登山口ー7:30一不動避難小屋ー8:40五地蔵岳ー11:00/30高妻山山頂ー13:20六弥勒分岐ー15:30五地蔵登山口ー16:00駐車場
 
 滑滝にて 遠く槍ケ岳が見えた  高妻へは遠い  山頂です   

裏銀座トレーニング第2弾距離の長いそして百名山の高妻山を計画した。ご一緒するはずの恩師は家の都合で参加できず残念でした。仕事の関係で出発が遅くなるが田沼から3時間で戸隠キャンプ場に着いた。少しの時間ビールで乾杯し前夜祭。

次の日は4時に起きて5時半に出発する。駐車場には前夜からの車が結構停まっていた。牧場を抜けると登山道の標識が2つある。私たちは迷わず従来の沢コースをたどる。何度も渡渉を繰り返し滑滝と不動滝の鎖場を通過し沢から離れると間もなく一不動避難小屋へ到着。五地蔵山へは両側が切れ落ちているやせ尾根のアップダウンをくり返す。

涼しい風が気持ち良い。シャジンやユリ、クガイソウなど花の種類も多い。五地蔵山でたっぷり休憩を取り山頂へ六弥勒でもう一つの登山道(新道)と合流した。沢コースで登っている人は私たちの他数人しかいなくてほとんどの人がこの道から登ってきたようだ。山頂まで登山道が見渡せるがまだまだ長い。

頂上直下の急登が思いのほかきつくてなかなかつかない。空が開け山頂だっと思ったらまだまだ足場の悪い岩を渡りながらの尾根道が頂上まで続いていた。

山頂は360度の展望、北アルプス、妙高火打、雨飾山、黒姫山、飯綱山などなど見渡せた。山頂は岩がありあまり安定はしていない。百名山達成のにぎやかなパーティーを横目にお昼を食べて下山にかかる。下山も急登だった分、気を遣いながらおりる。六弥勒での分岐で新道を下りることにしたがこれが間違いだった。

まだ登山道としてしっかりできてなくてぬかるんでいるし、根っこや刈った笹で滑りやすく神経を使う。膝への負担も大きかった。それに急で長い。もう下りるしかないので我慢して我慢して我慢して、やっとの思いで牧場へおりた。牧場から駐車場へも足取りも重く時間がかかった。

新道は展望もなく足場も悪く少しも面白くない。せっかく鎖のない登りやすいコースとして作ったのであろうが元のコースのほうが趣がある。キャンプ場の景色が人がいっぱいで登りの時と全然違っていて駐車場に戻る道を迷ってしまった。アスティくろひめ@500円で汗を流して信濃町より高速に乗り帰路に着いた。


 7/24〜26  槍ケ岳   記:「きたはら」
天候: 晴れ    <メンバー> 「きたはら」 「たらちゃん」
24
田沼1900-沢渡?21:00仮眠
25-沢渡0440-上高地バスターミナル05:00-横尾730-槍ヶ岳山荘1400-槍ヶ岳ピストン-1630 山荘宿泊
26日 槍ヶ岳山荘630-横尾1130-上高地バスターミナル1400-沢渡1450-田沼1850
 

<一日目> 
沢渡まで快調、バスターミナルが新しくなっていてびっくりしたが足湯のある、いつもの駐車場で仮眠。

<二日目>
台風の影響が心配されたが太平洋高気圧の頑張りで、横尾まで快晴。しかし天狗原まできて見上げる槍ヶ岳は霧の中、おまけに私のじん帯も傷んできた。殺生ヒュッテの手前まで来ると、槍の穂先が見え隠れして、感動的な姿を拝むと私の足も復活した。

山荘にチェックして時間も充分あるので一気に山頂まで往復することにした。雲と晴れ間が交錯する眺望を楽しみながら北穂 八ヶ岳 北岳 富士山などから槍ヶ岳を眺めていた事を思い出す。

<三日目> 
当初、中岳経由で天狗原から槍沢に降りる予定であったが、三日後の表銀座縦走なども考慮してピストンで降りることにした。昨日にもまして素晴らしい眺望を楽しみながら嘉門小屋のそば、河童橋のソフトクリームを楽しみながら弾丸?山行の帰路に着いた。


 7/17〜19   甲斐駒ケ岳、仙丈岳  記:「こなっち1」
 
甲斐駒、摩利支天  小仙丈から仙丈岳  人の居ない甲斐駒山頂  仙丈岳山頂   

<メンバー> 「こなっち2」、「こなっち1」() 2

719()曇後雨、前夜道の駅南アルプスむら長谷(仮眠)、仙流荘5;10-(南アルプススーパー林道バス)-6;10北沢峠着

06; 30北沢峠−08;00双児山08;309;15駒津峰−11;00甲斐駒ケ岳11;3012;45駒津峰13;30双児山−14;30北沢峠 、こもれび 荘泊

 台風11号の動きが遅く影響がまだ残っていたが、雨は上がっており天候は回復はということで決行、長野側からのバス仙流荘5;10発が設定され、6;00には北沢峠に着いた。双児山までは雨は降っていなかったが、ここから先は雨が降ったり止んだり、頂上付近では時折強風に見舞われ、山頂は人影も疎らであった。

それでも、時々ガスがサッと晴れ、摩利支天、白砂の頂上が見渡せ、駒津峰辺りではハクサンシャクナゲが見頃、これ程多くの花を付けたのは見た事はなく、天候には恵まれなかったが、満足した。
 こもれび 山荘の食事は、どれも手造りということで、コロッケ、チキンカレーは、とても美味しかった。 

720()  晴れ後曇り後雨 05; 10北沢峠−6;40大滝の頭6;507;50小仙丈ケ岳8;109;20仙丈ケ岳10;0010;20仙丈小屋10;3011;00馬の背ヒュッテ−11;0511;50大滝の頭12;00-13;00北沢峠 北沢峠13;15発(林道バス)- 14;00仙流荘着

 今日は、午前中天気は良いとのことであったので、14;00頃までには下山する計画で早朝出発した。大滝の頭までの樹林帯では木漏れ日も差し込み清々しい登り道、小仙丈ケ岳手前で森林限界を抜けると晴れ、小仙丈ケ岳からは、眼前にどっしり甲斐駒、黒沢山、アサヨ峰の稜線を辿ると、鳳凰三山、北岳、間の岳、塩見、奥には笠雲の富士、登山道の先にはカールを抱いた仙丈ケ岳が端整な姿を見せてくれた。

仙丈ケ岳までは、3,000m級の気持ち良い稜線歩き、仙丈ケ岳頂上で暫くすると急にガスが湧き上がり、見る見る内に真っ白になってしまった。高山植物を楽しむ為、仙丈小屋経由で馬ノ背を目指し、ハクサンシャクナゲ、チングルマ、イワカガミ、シナノキンバイ等様々な花を楽しんだ。

以前花はもっと多かったが、鹿の食害が酷いらしく、至る所に柵が張られていた。薮沢を渡りトラバース路を進み大滝の頭向かったが、この頃から、予報より早くまた雨に見舞われた。小仙丈ケ岳から山頂までは天候に恵まれ、多くの高山植物も楽しめ、まずまず良い山行だった。


 7/12   平標山、仙ノ倉山  記:「ともさん」
 
登山口  平標山の家にて  平標山頂  仙ノ倉山頂   

メンバー>  「ひがの」、「ながおか隆子」、「きたはら」、「やまなか千」、「ともさん」、(武内)

登山口7:00−平標新道口8:10−平標山の家9:40/50―平標山頂10:55/11:25 仙の倉山頂12:08/20―平標山13:05−松手山14:15−登山口15:25  

久しぶりの山行やお試し山行のメンバーが参加のため林道からの入山しての周回コースにした。
雨が続きやっと晴れた週末とあって駐車場はすでに多くの登山者が出発の準備をしていた。林道を歩き登山道に入ると急登となり、暑さも加わり一歩がだんだん重くなる。暑さに慣れない体にはこたえる登りだ。

山の家に着くと視界が開け笹の斜面が広がる。
山頂まであと少しなのだが体調不良の体にはきつかったようだ。何とか全員が平標山へ登頂。ここで仙の倉と下山に分かれた。

仙の倉への稜線はなだらかで気持ちがいい。ところどころ高山植物も咲いていて楽しませてくれる。花の時期は少し遅かったようだ。1時間半で平標山に戻り下山にかかる。

この下山道が急で長い。暑さも増してくる。飽きた頃に
やっと登山口についた。体調不良は暑さのため脱水症状になってしまったのだろうか?私も2?以上の水を全部飲んでしまった。帰りは道沿いの温泉で汗を流した。


 7/11〜15  幌尻岳  記:「ウッチー」 
<メンバー> 「わたなべK」(CL)、「ウッチー」(SL)、「ながおか」、「あべ」、
行程:7/11 小山3:005:00成田空港7:158:55新千歳空港・レンタカー10:1015:00平取町・とよぬか山荘(山荘泊)
   7/12 とよぬか山荘7:007:402ゲート8:0011:00北電取水施設(渓流シューズ履替)11:2013:45幌尻山荘(山小屋泊)
   7/13 3:305:30命の水−8:00幌尻岳8:1511:00幌尻山荘(山小屋泊)
      7/14幌尻山荘(悪天候のため停滞)
   7/15幌尻山荘3:506:00北電取水施設(山靴履替)6:108:002ゲート8:309:30とよぬか山荘
          10:00−びらとり温泉−3:00レンタカー・新千歳空港17:1018:45成田空港−10:00小山
毎年北海道の山行を重ねるうち、日高の山々に興味を持つようになりました。幌尻岳は日高山脈の最高峰で4ヶ所ある入山口はどれも長い林道歩きや沢の渡渉があり、100名山をめざす人は最後に残してしまうらしいです。この難コースを4名で挑みました。
7/11()晴れ (小山出発)
今回も成田空港発からLCCの格安を利用しました。早朝の成田空港−新千歳空港、レンタカーにて登山口の平取町に向かいました。天気は晴れ。日高地方は今年初めての夏日だったようで、湿気はないもののじっとしていても汗をかくほどでした。本日は7年前に閉校した小中学校を改築して作ったとよぬか山荘に泊まりました。

この日の宿泊者が15名ほど、すべて幌尻岳登山者でした。夕食は定番のジンギスカン。限定発売のサッポロクラッシック(ビール)で乾杯してあらためて、あ〜北海道に来たんだな〜と感じました。

7/12()晴れ (入山)
昨日同様朝から暑い一日がはじまりました。朝7時、とよぬか山荘の停留所から町運営のシャトルバスで出発。朝食は夜のうちに山荘で用意してくれたおにぎりをいただきました。バスの終点のゲートまでの1時間弱のあいだ、エゾシカが2度も林道を横切りました。第2ゲートから北電取水施設までは単調な林道が続いています。林道に木影が少なく暑さで山側の沢を通過するときの涼しい風にすくわれます。

北電取水施設から渓流シューズに履き替えました。ここから沢に沿った踏み跡をたどります。地図には15回の渡渉と記載されています。実際歩いてみると滝のない沢の溯上でここの所天候が安定しているらしく、水量は少なく何ら問題なく渡渉ができました。早めに宿泊地の幌尻山荘に到着。宿泊手続き後寝場所の確保、夕食の準備等をして明日の山頂アタックの準備に備えました。

この小屋は小屋内には貴重品とシュラフのみの持ち入れでその他の装備は床下の倉庫に保管。天気のいい日は外で各自自炊。朝は起床2時。出発4時。こんな取り決めがありました。私たちも翌朝に備えて18時にはシュラフに入りました。この日の小屋宿泊数は50名ほど、満員でした。
 
7/13(月)曇り一時雨 (山頂アタック)
2時に起床。明らかに天候が崩れるのは時間の問題。ほかのパーティーも同様、山頂への出発を急いでいました。小屋の外で簡単な朝食を済ませて私たちは3時30分に小屋を出発しました。北海道の日の出は本州より早いのか?4時には明るくなりはじめ、ヘッドライトを早々と消しました。小屋を出発して2時間は急な登りが続き、まだ眠い身体が音をはいています。

当初幌尻岳を時計と反対周り(登りが沢コース、下りが尾根コース)を計画していましたが、前日登頂した登山者に聞くと、時計周り(登り尾根コース、下り沢コース)がベストとのこと。沢コースは渡渉が3回あるので、下山に残したほうが渓流シューズの履き替えのことを考えるといいようです。私たちも計画を変え時計回りのコースをとりました。

命の水(水場)を過ぎると傾斜が緩やかになり正面に幌尻岳らしいピークや戸蔦別岳(とったべつ)が現れました。そして少しづつお花の種類が増えてきました。北カール付近はチングルマを中心にお花畑が素晴らしい!! 私たちは疲れを忘れお花の群落を見入っていました。山頂が近くなったあたり雲が下りはじめ、山頂が見え隠れしています。そのうち雨がポツポツと・・・。

登頂を急ぎました。がれた岩をわたると、目標だった幌尻岳の頂に到着。二日がかりで苦労して登った登頂は感動がこみ上げるほどでした。雲がかかり景色はみえません。相変わらず雨がポツポツ。話し合いの結果、そのまま周回コースをとらずに、登ってきた尾根コースを戻る事に決まました。
小屋に戻ると翌日の悪天候を考えて、そのまま下山するパーティーもありました。私たちは8時間近い山頂アタックの後の疲れもあり、15回の渡渉は危険と考えそのまま予定通りこの日も小屋泊まりを決めました。


7/14(火)雨時々強い雨 (停滞)
夜中から風と雨で沢の増水を心配で何度も眠りから覚めてしまいました。この日も2時に起床。雨具着用し沢の増水を考え、沢登り装備を身に着けて4時に出発しようとしたところ、小屋の管理人さんが慌てて小屋から現れ、「今日は下山中止!!沢が増水で下山は無理!!」この管理人さんの一言で小屋停滞となりました。

小屋に戻り小屋の衛星電話をおかりして、下山が1日延びることを関係者に伝えました。それから、停滞食をほかの登山者の方や小屋の管理人さんから分けてもらい、じっと天候回復を待ちました。


7/15(水)曇り時々雨 (下山)
2時に起床し下山に備えました。昨日より沢の水量は減りましたが、予断は許しません。小屋の管理人さんの下山の許可も下りたので、昨日同様沢登り装備を身に着けてヘッドライトをつけて早めの下山を決めました。下山は私たち4名のほか、茨城の「ハイキングクラブのんびり」の3名が同行しました。

やはり15回の渡渉は場所により流れが早く、補助ザイルは手放せませんでした。下山は私たち7名のほか、男性の約8名が別行動で1団体になり事故に備えていました。結局約2時間の沢の遡行は何事もなく全員無事通過しました。みなさんホッとしていたようです。余裕をもってシャトルバスがくる第2ゲートに到着。無事に下山できたことを下山者全員喜び会いました。

入山者を乗せてシャトルバスがやってきて来ました。バスは満員状態。私たちが幌尻山荘で停滞していたように、入山者の方々は登山口のとよぬか山荘で停滞していたようです。私たちは入山者の方々に沢の水量などの情報を伝えて別れました。
  


 7/13  至仏山(尾瀬)  記:「よしだ」
<メンバー>  「よしだ」
晴天の中、尾瀬ケ原の湿原の植物と至仏山の高山植物が楽しめた。


山の鼻からの至仏山の登りは、登山道が荒れていて、結構きつかった。尾瀬ヶ原では、ニッコウキスゲ、オゼコウホネの開花が始まり、至仏山でタカネバラ、ハクサンコザクラ、タカネナデシコ、ジョウシュウアズマギクなどが盛りであった。  


7/11〜12 大滝沢(沢登り)   記:「いしさか」
<メンバー>   CL「はしだ」、「いしさか」    
<7/12>  7:30滑川橋駐車、遡行開始〜10:30滑川大滝〜14:30登山道〜16:00滑川温泉

2度目の沢登り、天気は絶好の沢登り日和。最初の滝でロープ出してもらい無理なく登りました。しばらくすると滑川大滝出現、大迫力。その大滝を高巻きましたが、トラバースは危険な為ロープを出してもらいました。

最後の滝はロープで引いてもらい泳いで対岸へ渡りました。

遡行終盤、ルート探索するも発見できず、懸垂下降で沢に戻り登山道を下山、ギリセーフで滑川温泉入湯できました。
ナメと登れる滝が多く非常に楽しめる沢でした。 


 7/5   清掃登山(日光)   記:「ひなぎく」
 
 ショウキランです(ボケてます・・・) ヒカリゴケ(画面では良くうつらない)   

岳連主催の日光地区清掃登山。一部の人は大雨の前夜祭から参加(当会1名)
翌日、当会としては(16名)、霧降・大山近辺の笹刈りを実施する予定であったが、天気予報が悪く、危険が伴うことを憂慮し急遽取り止め、
来年に持ち越した。

 ゴミ拾いの部は、「ひなぎく」が切込、刈込湖に行ってきました。天気よく人も少なく、刈込湖は静かでとても良かったです。途中、ショウキランとヒカリゴケがあって珍しいものを見ました。

ゴミもそこそこあって、一汗かいたあと温泉に入って帰ってきました。昨夜は11時まで食べたり、飲んだりで、今朝は4時起床でとても眠いです。


 6/28   美ヶ原(市民バスハイク)   記:「ひがの」
一般参加 36名(1名当日キャンセル)
<会員参加> 「はしだ」、「おかちゃん」、「ウッチー」、「きたはら」、「わたなべ」(昭)、「さやま」、「いしさか」、「すぎと」、「ながおか隆子」、「ひなぎく」、「わたなべ」(美)、「おかちゃん」(和)、「ひがの」 
小山5:30 9:30山本小屋10:00 11:15王ヶ頭 12:00王ヶ鼻12:40 15:00三城いこいの広場 19:30小山
 

前日までは雨模様の予報に雨対策を心配していたが、梅雨の合間の素晴らしい晴天に心が弾む。

佐野ICより本線に乗ろうとしたとき、観光バスのタイヤに異変発生。タイヤの空気が抜けたようだ。佐野SAでバス会社と連絡がつき、交換のバスを待つ。約1時間遅れで佐野SAを出発する。

爽やかな天候の美ヶ原、山本小屋着。準備を整え高度2000mの牛の放牧された高原を歩く。八ヶ岳、富士、南、中央、北アルプス等の展望を楽しむことができる。美くしの塔近辺のキスゲはまだのようだ。アルプス展望コースは思っていたほどハイカーは少なく、残雪のアルプスの眺望を楽しみながら草原の中を王ヶ頭に向かう。

王ヶ鼻で昼食。周辺にはツツジが盛りだった。カラマツの緑に映える王ヶ頭登山道を2時間ほどで下山し、バスの待つ三城いこいの広場に着く。

今日のコースはバスで2000mまで登ってしまうので、登り道はほとんど無い。人によってはちょっと物足りなかったかも知れない。それを補う壮大な素晴らしい展望があるので充分に、梅雨の晴れ間の一日の山行を楽しめたことと思います。

帰りの高速は北関東で事故渋滞が7kmほどあったが、快調だった。朝のトラブル等で小山着は予定より2時間遅れの7:30だった。

今回も参加者の事故も無く、楽しい市民ハイクをできたことに参加者会員に感謝します。  


 6/23    千手ケ浜、小田代ケ原  記:「ひなぎく」
 
クリンソウがまだ見られた オダマキ   


<メンバー>  「あんまん」、「ながおか隆子」、「ひなぎく」

小雨の中、赤沼駐車場着。くりんそうがまだ見られるとのことで千手ヶ浜へ向かう。花は穂先に咲くのみだがまだ見られる。人少なし。同ルートを戻る。小田代ではアヤメ、レンゲツツジが目立っていました。タイミングよく雨に降られずに車へ戻れました。6時間弱歩く。


 5/13   編笠、権現岳   記:「ながおか」
 
天候 晴れ  <メンバー>  CL「ウッチー」、 「ながおか」
 
小山3:00→観音平駐車場6:45/7:15→編笠山9:50/10:14→青年小屋10:34→権現小屋11:44/11:55権現岳12:00/12:08→三ツ頭12:35/12:45→木ノ口13:20→八ヶ岳横断歩道分岐14:12→観音平駐車場14:35
 
早朝にも関わらず既に駐車場は満車のため路駐となった。樹林体の中を編笠山までスローペースで登る。編笠山頂上(2523m)は展望が良いので、360度の景色を堪能する。

青年小屋を後にのろし場(2530m)に向い、ギボシの下部をトラバースし権現小屋に向かう。途中に高山植物がちらほらと花を咲かせ、目を楽しませてくれた。権現小屋で小休止後、権現岳頂上向かった。権現岳頂上(2715m)は狭い、登山者同士で写真を取り合う。

権現岳頂上からは三ツ頭方面へ下山、簡単な鎖場があり少し混み合った。天気が良かったので、三ツ頭からの編笠山、権現岳、赤岳の眺めがとても綺麗でした。

三ツ頭(2580m)から観音平までの下山道はとても歩きやすく、早足の下山でした。今回も満足のトレーニング山行だった。 


 6/6〜7   杉田川(沢登り)  記:「いしさか」
 <メンバー>   CL「はしだ」、「atsushi」、「さやま」、「いしさか」 
8:00 不動尊駐車場出発 〜 8:35 遡行開始 〜 14:00 仙女平 〜 15:30不動尊駐車場
 
駐車場を出発  左側をトラバース気味に登る  仙女平に到着  一般道も藪っぽい   
今回初めて沢登りを体験。遡行開始30分程で、早速その先例、すべってドボン。虚をつかれて、右尻を岩に強烈にぶつけその激痛後まで尾を引きました。

そして強烈だったのは、ザイルを使用しての登り。2度滑落しましたが、どうにか登りました。でもその後も試練が続き、仙女平に抜ける為のヤブ漕ぎの連続、熊のマーカーの指摘等々。

仙女平からは登山道を下り途中から駐車場へ、15:30には、無事下山しました。

杉田川の水の綺麗さ、連続する滝はすばらしく、またCL「はしだ」さんのお蔭で無事に沢登りを体験でき感謝感謝です。「atsushi」さん「さやま」さんありがとうございました。


 6/5〜7   木曽駒ケ岳、宝剣岳  記:「きたはら」

<メンバー> CL「きたはら」 「たらちゃん」
<5
日>田沼2000-菅の平?24:00仮眠
<6日>菅の平0700-しらび平ロープウェイ07:30-千畳敷745-乗越浄土900-伊奈前岳ピストン-宝剣山荘1200木曽駒ケ岳ピストン-宝剣岳ピストン-宝剣山荘1530
<7日>宝剣山荘800-宝剣岳8:30-分岐9:00-三の沢岳10:30ピストン-分岐1200-極楽平1215-千畳敷1300-菅の平駐車場1400-田沼1730

<一日目>
雨の駒ヶ根の車中で明日の晴天を祈り仮眠。


<二日目 6/6日>木曽駒、宝剣岳
下界は晴れていたが2600
mの千畳敷駅はガスと小雨で一時待機とする。雨がやみアイゼンを付けて千畳敷カールの雪渓をゆっくりと登る。次第に晴れてカールの全容が分かると気持ちも晴れてきた。

乗り越浄土に到着するころには伊奈前岳の稜線が見えピストンを、更に宝剣山荘に荷物をデポして、中岳の稜線が見えて登り始めると駒ケ岳の全貌が見えるなど、晴れ男の先生のお陰でついている。

おまけに明日登る宝剣岳までピストン出来る余裕で明日登る三の沢岳の稜線まで観察できた。山頂付近の稜線の南面の残雪が心配だか東面に雪はなく問題は無さそうだ。


<三日目 6/7日>宝剣、三の沢岳

6時は天気予報に反して霧の中。7時にようやく晴れて前日登った宝剣岳に再登頂する。晴れ男を同伴しているので、伊奈谷木曽谷は雲の中だが、富士山、甲斐駒ケ岳、仙丈が岳~赤石岳の南アルプス、御嶽山、乗鞍、槍ヶ岳の頂上は見渡せる。

雪渓が残る稜線を三の沢岳を目指すと木曽谷は雲の中だが稜線上はかろうじて晴れていて空木岳と宝剣岳の景色が素晴らしい。4つ目のピストンをこなすと極楽平からの下降を残すだけになった。

ここでちょっとしたミスが発生、アイゼン無しの単独行の人が雪面で滑落したが、途中の草つきで停止。我々はアイゼンがあるので大丈夫だし気をつけて下山しようと言っていたら先生もスリップしてしまった。

アイゼンを過信せず雪上訓練も大事だねと反省した。頭では理解していても、あわてていると出来ないことがよくわかった。梅雨の時期これだけ天気に恵まれ宝剣山荘を中心とした支稜まで登頂出来たのは幸運であった。


 5/30    巻機山  記:「こなっち1」

<メンバー> 「こなっち1」 「こなっち2」、

0530() 天候:晴、ルート ;桜坂駐車場から井戸尾根ルート、ピストン日帰り(登り5時間10分、下り2時間55分、休憩含)6;20

桜坂駐車場−7;15五合目(焼松)7;259;00七合目(物見平)9;2010;10九合目(前巻機)10;2010;50巻機山(御機屋)11;2511;30巻機山(最高点)11;4511;55御機屋−12;30前巻機−13;05物見平−14;05焼松−14;40桜坂駐車場

 
コブシ?と谷川連峰  谷川方面  越後三山  巻機山山頂   

梅雨入り前、好天に恵まれ、前泊で出掛けた。この季節の早朝にしては暖かく、駐車場にはまだ数台程の車しかなかった。ヌクビ沢は立ち入り禁止、井戸尾根コースを進んだ。5合目まで雪の重みで曲がった灌木帯を歩いた後、ヌクビ沢、天狗岩を左手に見ながら、7合目までザラメの残雪で照り返しが眩しい。

前巻機山では、シャクナゲ越しの谷川連峰、朝日岳に至る尾根、巻機山の雪渓が清々しい。再び残雪の中30分で巻機山に到着、ミネザクラが薄いピンク色に染まり、残雪の谷川、越後三山、武尊、日光連山、妙高まで360°の眺望に大満足した。

頂上付近の池塘ではサンショウウオ、ミズバショウ、中腹ではコブシの花、イワカガミも見られ、良い山行であったが、ブヨに噛まれ腫れ上がったのが難だった。ハッカ石温泉石打コングパルナスで汗を流し、帰路についた。


 5/23〜24   皇海山   記:「ともさん」
<メンバー> SL「くりさん」、「たらちゃん」、「きたはら」、CL「ともさん」

5月23日(土)
11:00 栃木運動公園集合満車のため壬生道の駅へ移動―12:15壬生出発―14:00銀山平着―14:30出発―17:00庚申山荘着―20:00就寝
5月24日(日)3:00起床―4:05山荘集発―5:25/40庚申山山頂―7:53/8:10 鋸山山頂―8:30不動沢のコルー9:35/10:00皇海山山頂―11:13/20鋸山―13:45/50見晴―13:55庚申山通過―15:15/16:30庚申山荘―17:30一の鳥居―18:00銀山平―19:50壬生道の駅

 
出発の銀山平  一の鳥居  庚申山山頂  皇海山山頂にて  

夏山アルプスのトレーニングとして近くて遠い百名山の皇海山へ庚申山経由で計画した。全行程約15時間、途中鋸山の十一峰を越える難所もある。夫からは六林班周りではなくピストンするよう助言をうけた。

23日>予定通りに「きたはら」さんと合流。「きたはら」さんがかじか荘で遭難者が出て捜索が入っていると聞いてきて、気を引き締めて出発した。上空をヘリコプターが旋回している。今日は庚申山荘泊り、先を急がずゆっくりと体を慣らしなが登って行った。

途中でロッククラフトでいつもビレイのお世話になっている
Mさんに会いびっくりしてしまった。庚申山へ行くと聞いていたがまさか同じ日とは・・・山荘には先着のパーテイー約15人ほどがいた。明日の長丁場に備え宴会もそこそこにして就寝。


<24日>荷物を山荘にデポし最小限の荷物にまとめて出発する。庚申山までも岩をトラバースしたり梯子や鎖があって急登が続く。朝一番にはちょっとつらい。庚申山山頂での休憩後いよいよ鋸山へ向けて歩き出す。道は踏み跡がしっかりしているが、途中笹が背丈ほどありしっかりとみていかないと迷いそうになるところが何か所かあった。

鋸山手前の薬師岳から鎖や梯子の難所となり通過に気を遣った。シャクナゲが見ごろでピンク色の花が和ませてくれた。鋸山の山頂は展望がよく360度見渡せる。白根山,男体山、燧ケ岳、至仏山、上州武尊、袈裟丸山がよく見えた。鋸からの下りもがれていて慎重に下った。

不動沢のコルへ着くと群馬側からの登山者が何人か登ってきた。沼田市の5月14日のHPであと一週間ほどで林道が開通すると書いてあったのでちょうど開通した日だったのだろうか?皇海山の最後の急登を登り詰め山荘から約5時間半で山頂に着いた。

山頂には10人ほど、展望もあまりない。でも百名山なんですね。30分ほど休憩し下山開始。鋸からの難所は行き以上に気を遣う。六林班周りで下った人もいるようだ。

庚申山までの道がとても長かった。庚申山からの下りで2つのアクシデント発生。下山は遅くなってしまったが、無事に帰れてほっとする。いろいろ反省しなければならない山行となった。


 5/23〜24   瑞牆山、金峰山    記:「ウッチー」
天気:晴れ     <メンバー> CL「ウッチー」、SL「ながおか」<貞>、 「あべ」
行程:5/23小山AM5:008:40瑞牆山荘(駐車)9:0010:00富士見平小屋(泊受付)−12:00瑞牆山13:0014:40富士見平小屋(小屋泊)
5/24富士見平小屋6:307:30大日小屋−8:00大日岩−10:00金峰山10:2012:20富士見平小屋−13:00瑞牆山荘(車回収)−18:30小山
 
「さだこ」さんから声がかかり久しぶりに瑞牆山・金峰山に足を運びました。「さだこ」さんは「いつでも行ける山」のため今回が初登頂のようでした。「あべ」さんも同様でそれぞれ思い出深い山行になったようです。
 
5/23()晴れ  瑞牆山
この日泊まる予定の富士見平小屋で受付をして、瑞牆山を往復してきました。登山口の瑞牆山荘の駐車場は満車状態。道路にもあふれていましたが、運よく駐車場に停めることができました。

富士見平小屋までは登りやすい登山道が続いています。そして、小屋に着くと正面の木々の間からあのものすごい形の瑞牆山の岩群がそびえ立っていました。瑞牆山への登山道は岩ありハシゴありで、変化にとんでます。

比較的アプローチが短い為か登山者が大勢います。山頂は大きな花崗岩。そこに4〜50人はいるでしょうか?天気が良かったので皆のんびりしています。

富士見平小屋に戻り、「さだこ」さんの一足早い誕生会を小屋の前のベンチで隣にいた千葉のパーティーも巻き込み行いました。誕生会だとわかり、小屋のオーナーからワインをいただき感謝感謝 ! こんなサプライズもあるんだと、時間を忘れ盛り上がりました。



 
5/24(日)曇り 金峰山
昨日の予報では雨模様の天気とのこと。何とか午前中は雨も持ちそうだったので、予定通り金峰山アタックとしました。それでも、悪天候を予想して早朝に山頂に向かうパーティーや、早々と下山を決断するパーティーなど様々でした。

2時間くらいは樹林帯の中で景色も見られずガマンの登りでしたが、樹林帯から一転して砂払いの頭からは快適な花崗岩の稜線が山頂まで続いていました。

五丈岩がそびえ立つ金峰山山頂は20人くらいの人が周りの景色を見渡していました。

雲ゆきがあやしいのでのんびりせず下山しました。下山の足取りは皆軽快でコースタイムを上回るタイムでした。


 5/17    大台ケ原  記:「あべ」
 

大阪市内-大和上市駅9:00-バス-10:51大台ケ原駐車場11:10-11:37日出ヶ岳11:51-12:45大蛇ー-13:45大台ケ原駐車場

17日に友人の結婚式が大阪であり、せっかくなので大台ケ原山に行ってきました。大台ケ原までは近畿電鉄の期間限定切符を買うと、普通に電車・バスを乗り継ぐよりお得に利用できます。

天気予報が悪かったのでどこを歩いても貸切状態で静かな山歩きでした。シオカラ谷辺りのシャクナゲはちょうど見頃とのことでしたが、バスの時間があるため断念しました(ビジターセンターによると今年はよくないとのこと)。

大台ケ原は大杉谷へ行く人が多く、この時期は混み合っているそう。いずれ行ってみたい。
 


 5/10  岩トレ(奥多摩・つづら岩)  記:「atsushi」
 
<メンバー>「atsushi」、「たかはし」  <天候>10日晴れ  
<行動時間>
10日 12h10m 8:25千足(駐車場) 8:35登山道入口 8:50綾滝 9:55つづら岩16:05 17:10千足(駐車場)

つづら岩でマルチピッチのクライミングを行うため、奥多摩に遠征する。千足のバス亭近くの駐車場に車を止める。まずは舗装道路を登山口まで歩く。舗装道路は途中でチェーンが張られ奥まで車は入れないようなっている。登山道から急な登り。途中、天狗滝を覗き。綾滝に到着。綾滝で一息を入れる。ここから、つづら岩まで急登。

つづら岩は、南に面しており日当たりがよい。はじめての岩場なので、歩いて偵察。岩場の頂上は、裏からまわれるようになっている。頂上からは、富士山が見え気持ちよい。岩場にとりつく。全てのリードは、「たかはし」さんが行う。頼りになる。途中の支点はほとんどがハーケン。カラビナが通らないものもあるので、細いスリングで取る。カムやナッツがあれば便利だろう。

●オケラルート取り付きが少々やっかい。途中にある岩の穴をくぐり抜ける。とりあえず頭が入ったから抜けられるだろと思ったが、なかなか苦労する。体の大きな人には難しいかも。
●右クラッククラック沿いに進むが、途中が逆層になってなかなか登りにくい。慎重にバランスをとり登る。
●一般ルートトラバースをしつつ、上へ登っていくルート。トラバースでのバランスが重要。最後の頂上への登りがなかなか大変。本に記載のグレートと自然の岩場の違いを実感。久しぶりのマルチピッチ。時間を取ったため3本で時間切れ。帰りに、岩場の東面を見学し、下山。瀬音の湯で汗を流し帰宅。 


 5/8〜10  立山(山スキー)   記:「きたはら」
天候:曇りのち雪〜快晴    <メンバー>  CL「きたはら」、「たらちゃん」 

5/8-田沼23:00-扇沢2500 
5/9-扇沢駐車場6:30-室堂10:30/12:00-雷鳥沢13:00-雷鳥山荘1500
5/10雷鳥山荘730-一の越山荘1100-雄山1230/1300-山崎カール1330-室堂1400-扇沢1530-田沼19:00

 
一ノ越への登り  雄山2900m付近の登り  雄山の山頂にて  満足の滑りでした   
5/9> 室堂に順調に着くと小雨から本降りになってきた。中国人団体でごった返す室堂ターミナルで待機すると 雪に変わったころ合いをみて、みどろが池周辺を雷鳥沢キャンプ地まで降りていく。今年の稜線は雪が溶けているが窪地の雪は例年以上に深い。車道の雪の壁は16mあるそうだ。

小雪にガスの中、雷鳥沢をシール登行とアイゼン登行の練習で2700メートル付近まで登行。雷鳥の幼鳥の出迎えを受けて感激する。滑降準備していると、なんとガスが晴れて眼下に室堂平と地獄谷の大展望が一気に広がる。うっすらと新雪の積った大斜面を雷鳥沢キャンプ地まで大滑走を楽しむ。
そうそうと雷鳥沢山荘に戻って素晴らしい温泉と生ビールを楽しみ翌日の作戦会議に話がはずむ。

<5/10>朝ぶろを楽しみ凍結した山崎カールの直登をあきらめ、一の越山荘へのシール登校に切り替える。こちらはアイスバーンではなくシールのよく効く雪面で標高を稼ぐ。強風の一の越に到着 スキーをデポするか担いで山頂に行くか迷うが、天候と風が収まりつつあると判断してスキーを担いで雄山を目指す。

300mの登りを我慢すると360度の大展望がまっていた。黒部ダムに 向かうボーダーを見ながら神社の裏のドロップインの場所を調査する。社務所の真裏がドロップポイントであることがわかる。気温が上がり凍結はなくなり、うっすらと新雪がのってフラットな締まったバーンが下までつながっている。

上から観察した通り上部100m位は幅40メートル30度くらいの平らな急斜面、ローソク岩の下部まで来ると15-20°の緩やかでどこまでも広大な緩斜面が延々と続く。誰も滑っていない、広大なU字渓谷なので、左右前後の空間認知がおかしくなるせいかなんでもないところで転倒してしまう。
2kmほど滑降して下部から一の越まで平らな斜面を斜滑降で1kすべる。さらに室堂ターミナルに向かう緩やかな登山道を1k滑って、雄山山頂直下からの大滑降は完成した。

今年は北アルプスと南東北は豪雪であったことが分かる。北面の斜面は平らで締まっており、デブリや落石の跡もなくまたうっすら新雪が積もった事が幸運であった。今度は雄山南面のカールを滑ってみたいと思う。


 5/4   二子山・中央稜  記:「ともさん」
 
2ヒピッチ目1クリップ  3ピッチ目終了テラス  両神をバックに終了点   

 曇り時々晴れ  <メンバー>  「ともさん」、他(夫)

自宅5:25−股峠駐車場7:55/8:10−取りつき8:30/8:50−登攀終了11:00−山頂11:30−(東岳フリーエリア散策)―駐車場12:30―自宅16:00 

計画して何度も流れた中央稜にやっと夫に付き合ってもらい登ることができた。マルチピッチは子供が生まれて以来やっていないので約25年ぶり。少し緊張気味に取りつきへ向かった。

混んでいると思いきや、私たちと単独の男性のみ。私たちが先行させてもらう。 1、 2ピッチめはホールドスタンスともにしっかりあって快適に登れた。
核心3ピッチめはクラック登りができないとつらい。スタンスがなくて 滑りそうで怖かった。核心だけあってやっぱり簡単には登らせてもらえない。4ピッチから上もそれなりに難しい。今回はセカンドだったので強引に登ることができたが、トップだとかなり時間がかかってしまいそうだ。

抜けてから10分ほど歩けば山頂に着く。下りは上級者コースの登山道を下りた。あっという間に股峠に着く。
東岳のフリークライミングエリアに行ってみようと立ち寄った。宇都宮のSさんがいた。足場がかなり悪くて、こんなとこに子供たちを連れてきて来てたんだと当時は登るのが夢中でそこまで考えてなかったんだなと改めて思った。
子供たちはいい迷惑だったんだろうな。長い間の念願がかない満足して帰ってきました。


 5/3〜4   燕岳  記:「あべ」
 
登山口にて  槍が良く見えました  燕岳山頂  下山開始   
<メンバー>  CL「atsushi」、「さやま」、「あべ」      
5月3日
小山4:20-8:15登山口9:10-10:49第二ベンチ10:58-12:49富士見ベンチ13:00-13:49合戦小屋14:08-16:00燕山荘16:37-17:07山頂

中房温泉に着くと第一駐車場は満車で、第二駐車場は運良く 1台分の空きがあった。あと2、3台遅かったら街まで戻ってタクシーで来るしかなさそうな様子。準備を整えている間、すぐ近くで救助ヘリが飛び、間もなくして救急車や消防車も登山口へ向かっていった。気を引き締めて出発。

第三ベンチまでは雪はほとんどないがぬかるみが多い。第三ベンチ以降はシャーベット状の雪、アイゼンは不要だった。途中下山してきた人に聞いたところ、昨夜の燕山荘の宿泊者は300人超とのことだった。合戦小屋から燕山荘までは槍ヶ岳や剱岳を見ながら歩くことができた。合戦尾根に疲れてきたころやっと燕山荘に着く。

人気の山小屋だからかスタッフとグッズの数に驚いた。明日の好天は期待できないため、テントの設営を済ませ空身で山頂を目指す。イルカ岩やメガネ岩など面白い形をした岩を見ながら歩けばあっという間に山頂。雲は多いもののそれなりに景色は楽しめた。

5月4日
テント場7:30-8:30合戦小屋8:55-10:38第二ベンチ-11:05第一ベンチ-11:43登山口

目覚めると雲の中、景色も真っ白。昨日のうちに山頂へ行ってよかった。第三ベンチまでは念のためアイゼンをつける。昨日時間をかけて登った合戦尾根も下りとなればあっという間だった。

登山口に着くと駐車場はガラガラ。中房温泉で汗を流し、安曇野市内で蕎麦を食べて帰路につく。碓氷軽井沢から渋滞にはまりながら20時小山着。

先日の雲取山行とは違い、冬山装備でのテント泊となると重さも増して大変だったが、行きたいと思っていた燕岳に登頂でき満足な山行だった。
 


 4/25〜26  大杉岳(山スキー)   記:「きたはら」
天候:快晴    (メンバー) CL「はしだ研」、「まちこ」、「すぎと」、<「しのはら」>、「きたはら」、「なかがわ」、「ひがの」、「おおむら」 4/25-鹿沼17:30-桧枝岐 
 4/26-七入り駐車場7:30-山頂下11:30/12:00-七入り駐車場14:00-鹿沼1640
 
 
七入を出発  山頂にて  nakagawa  sugito   
会津駒から大杉岳の週末まで快晴に恵まれている。今回リハビリ山行を兼ねているメンバーは果して山頂まで行けるか ? 健康談議と人生色々とな話しで夜から盛り上がる。

七入りから先は除雪が済んでいるが車は入れない。車道を歩き30分後登山道から登り始める。他のパーテ-も少なく春の疎林は気持ちが良い。ブナ林が続くフラットな雪原をひたすらたどる。

リハビリ山行のメンバーがギブアップして戻る中、せまく急な大杉谷を詰める若干2名とリク、尾根を巻く別行動チームに分かれ平らで展望の開けた山頂下に到着した。

会津駒は意外と近い、360°の展望、素晴らしい。下りは尾根沿いに下る、温泉とおそばを食べて帰還した。
 


 4/29〜30  雲取山   記:「あべ」
 
三峰神社より出発  山荘前にて  好天の雲取山頂     
<メンバー>  CL「ウッチー」,「みつまん」,「あべ」

4月29日
小山5:30−小川町駅−(電車・バス)−10:25三峯神社11:10−13:32お清平−15:58白岩山−17:10雲取山荘
4月30日
テント場6:43−7:19山頂7:34−8:19奥多摩小屋−9:43七ツ石小屋−11:48登山口−12:18鴨沢バス停13:53−(バス・電車)−17:03小川町駅−19:10小山


雲取山縦走ということで埼玉県の三峯神社から入山し,鴨沢へ下山するコースを歩きました。
5時30分に小山を出発し,小川町の駐車場へ。登山口の三峯神社までは電車・バスを乗り継いでの移動となります。始発のバスに乗っても三峯神社に着くのは10:25。軽く神社を参拝し,歩き始めたのは11時過ぎになってしまいました。

傾斜は緩いものの距離は10q以上あり,途中でバテないようゆっくりゆっくり進みました。登るにつれて雲が厚くなり,眺望はきかなくなってしまいましたが,なんとか天気はもってくれました。
17時頃雲取山荘着。テント場は合計22張。小屋からすぐ近くの場所を確保できたものの,傾斜があったので調理するのも寝るのも少し工夫が必要になりました。


翌朝6:43出発,7:19山頂。今日も雲が多く富士山は見れなかったが,南アルプスは見渡せました。登山口からバス停までの舗装路が疲れた体には一番辛かった。ちょうどいい時間にバス停についたと思ったら,平日・休日の時刻表を見間違えてて1時間半待つことになってしまった…。が,すぐ近くのお店で生姜焼き定食とご褒美のビールを楽しむことができてこれはこれでよかった。


初めてテント装備を担いでの登山は不安もありましたが,最後まで自分の足で楽しく歩き通すことができ,とても良い経験になりました。「ウッチー」さん,「みつまん」さんありがとうございました。


 4/29    白毛門   記:「いしさか」
 
白毛門沢近くは桜咲く  残雪の歩行  クレパスもある   
<メンバー>  CL「atsushi」、「さやま」、「わたなべA」、「たかはし」、「いしさか」 

小山5:307:45駐車場−登山道入口8:1012:15 1600m 下山−14:25駐車場

駐車場は雪が無く桜が咲いていました。8:10に出発。樹林帯は、雪道と夏道が交互に来る。リーダーの「atsushi」さんが新人メンバーに雪道の歩き方のアドバイスを行いながら登る。1100mを超えると雪道が続くためアイゼン、ピッケルを装着。ここでも、「atsushi」さんがピッケルの使い方などの指導をする。

今回の目的の練成山行その2(残雪の歩行)です。
この時、遠くから雪崩のような音が聞こえる。尾根に出ると雪道、夏道に岩が出てくる。新人メンバーはアイゼンを着けたまま岩を歩くことが厳しいので外したり着けたりする。

下山してくる登山者が山頂付近で三回の雪崩を目の前で見て危険と感じ下山してきた。我々は、ペースが上がらず
1600m付近で12:15。計画より遅い。雪崩の心配を考え山頂はあきらめ下山。

 4/27-28  日向山、 茅ケ岳  記:「こなっち1」
<メンバー> 「こなっち1」 <「こなっち2」>、「こなっち1」

4/27:日向山(山梨北杜市)

 
日向山から甲斐駒ケ岳  日向山から鳳凰三山   
晴れ、09;00矢立石登山口−10;30日向山,ガンガワラ12;30−13;00錦滝−13;30矢立石登山口
矢立石登山口からの尾根道は良く整備された緩傾斜の登山道で、カラ松の新緑が清々しい。雨量観測計の鞍部を少し登り返すと林の中に日向山三角点があり、程なくのガンガワラに着いた。砂浜の様に真っ白で眩しい砂地に花崗岩がそそり立つ。北側に八ヶ岳、西には、紺色に白い雪渓に刻まれた甲斐駒ケ岳、鳳凰三山のオベリスクがはっきり見え、360°とは言えないまでも絶景だった。

錦滝までの下りは急だが30分程で林道に出て、淡いピンクの山桜、薄紫の鮮やかなミツバツツジ越しに険しくそそり立つ甲斐駒ケ岳が絵になる。林道は所々崩れた石が転がっているが、花崗岩の砂と落ち葉で柔らかく歩き易く、30分程で登山口に戻った。 帰路の道路脇に猿、キジが現れた。



4/28:茅ケ岳(甲斐市)
 
茅ケ岳より南ア  茅ケ岳より金峰山   
晴れ、08;30深田久弥記念公園登山口−9;30女岩−10;30茅ケ岳山頂11;10−13;00登山口

 深田久弥所縁の山で以前から気になっていたが、今回ようやく登ることにした。記念公園の静かな木陰に「百の頂に百の喜びあり」の記念碑がひっそりと立っており、氏を偲びながら、なだらかな登山道を歩き始めた。女岩までは1時間程、良く整備された緩やかなカラマツ林の谷沿いの道で、新緑が柔らかい。

女岩からは急登でようやく山登りらしくなって来た。尾根に出てから更に傾斜は強まるが、深田久弥終焉の墓標を過ぎ、程なく茅ケ岳山頂に立った。ここは360°の眺望で、甲斐駒、仙丈、鳳凰山、北岳、間の岳等の南アルプス前衛の高い山並、金峰山、甲武信ヶ岳、大菩薩嶺等秩父の山並、孤高の富士山が見渡せた。

2匹の犬も登頂しており、昨日の猿、キジと合わせ、気分は桃太郎、外見は浦島太郎、態度は金太郎です。下山は市界となっている尾根道を下ったが、登りの谷筋と違い明るく、ミツバツツジが至る所に咲いており、見頃であった。 


 4/18〜19   湯河原・幕岩(岩トレ)   記:「たかはし」
 
Washing  とけいワニ  トムソーヤ   

 <メンバー>  「atsushi」、「てらうち」<貴>、「たかはし」
神奈川県湯河原市のゲレンデ、幕岩で、二日間、フリークライミングを楽しんできました。
幕岩は、火山灰が固まって出来た凝灰岩から成っていて、表面がのっぺりしていて、手がかり・足がかりが小さく、傾斜が寝ていても、見た目以上に難しく感じます。掴みやすいホールドが少ないので、足を効かせて登ることが大切で、ガバやカチが豊富なチャートの岩場に慣れている身としては、また違った登り方を要求されるので、新鮮で面白かったです。

<1日目>
6:00 栃木県某町を出発。首都高で事故渋滞に巻き込まれる。休日の高速は事故が多く感じる。 10:30 予定より1時間以上遅れて、幕山公園駐車場に到着。支度を整えて岩場に向かってスタート。幕岩は300以上のルートがある関東屈指の大規模なゲレンデ。2日間ではとて全部は見て回れないので、今回はあらかじめ登攀の対象とするルートを絞った。

トポ図と実際の岩を見比べながら進み、目的の場所を無事確認。ほぼ初めての岩場ということで、5.8まではリードで、それを超えるグレードはトップロープでトライすることに。
・おたまじゃくし(5.6)(リード・トップロープ)
先ずはアップ及び岩質になれるため、一番簡単なルートにとりつく。各自2本こなす。

・やせがえる(5.8)(リード・トップロープ)
おたまじゃくしの左隣の、ボルト1箇所の超ショートルート。斜度は90度位だが、岩の形状でかぶっているように感じる。ライン取りが分かり難いが、おそらくボルトの左のラインが正解。各自2本。

・シンデレラ(5.7)(リード・トップロープ)
今回、一番トライしたかったルート。初級者向けで人気が高い。たまたま運よく空いていた。傾斜の緩い長いフェイスで、気持ちの良いルート。手も足もなかなか細かく、スメアリングの良い練習になる。終点からは見晴らしが良く、海も見える。各自2本。

・トムソーヤ(5.8)(リード・トップロープ)
シンデレラの右側。傾斜は立っているが、ホールドが大きめで登りやすい。フットホールドも豊富。各自2本。17:00 クライミング終了。翌日のために、アリババの岩場・マコロンランド・桃源郷エリアの各ルートを観察。折角なので少し離れた中央壁も見てみる。18:00 幕山公園駐車場。日中は込み合っていた駐車場も、戻ってきたときは、自分達の車1台のみだった。真鶴町の民宿に宿泊。夕食は真鶴駅前の食堂に行き、舌鼓を打つ。

<2日目>
7:30幕山公園駐車場着
・Washing(5.7)(リード・トップロープ)変化に富んでいて楽しい。各自2本。

・フック船長(5.10a)(トップロープ)
支点は木で、横から巻いて到達できる。トップロープをセットしてトライ。フェイス状の5.10台になると、ホールドが途端に少なくなる。クラックを上手く利用して登る。各自2本。

・とけいワニ(5.10c)(トップロープ)
フック船長の右隣。同じ支点を利用。終点まで到達できなかったルート。aとcの難易度の差を実感。前半がスラブ状のフェイス、後半が小ハング。ホールドが心許なく、ムーブが出せない。結局、解決策が浮かばす、次回の課題となる。各自2本。

・いんちきするな(5.8)(リード・トップロープ(Tr))
1ピン目を掛けた後の、乗っこしが核心。ルート名の由来は、右側のカンテを使うと難易度が下がるので、使わずに登らせるため。確かに登攀中は自然とカンテを掴みたくなった。手がカンテに伸びるのを我慢して登る。下からの予想より細かくて、今回一番緊張したルート。各自1本。

12:30 小雨が降ってきたため、クライミング終了。他のクライマーはまだ遊んでいたが、充分満足できたことと、安全第一ということで撤収することに。管理小屋まで降りて昼食。

13:30 家路に向けて出発17:00 栃木県某町に到着。解散。幕岩は、幕山公園の駐車場とトイレを利用します。幕山公園はよく整備されており、岩場までのアプローチも短くて済みます。これからの時期は暑く、虫も多くなるので、晩秋になったら、また企画したいと思います。


4/18  赤雪山〜仙人ケ岳 記:「みつまん」
 
倒木で山道をふさがれる  アカヤシオは外れ、尾根を進む  仙人ケ岳の山頂にて 
<メンバー> 「くりさん」、「みつまん」、「ひがの」、「ながおか」、「わたなべM」
アカヤシオを求めて赤雪山・仙人ヶ岳を周回した。まずは、倒木の歓迎。昨年2月の大雪で倒れたらしい。事前に調べておけば尾根ルートを選んだのだがまさかそれほどひどい状態になっているとは予想しなかった。くぐったり、またいだり。「ひがの」さん曰く「一人なら絶対に折り返した。」

赤雪からの尾根は歩きやすい。585標準点を過ぎたあたりからアカヤシオは見え始めるのだが今年は全く見えない。所々に朽ちかけた花が残っているだけ。花の時期は終わったようだが花数も少なかったようだ。残念。

花に目を奪われこともなく黙々と尾根を歩き赤雪から約2時間で仙人ヶ岳に到着。山頂は賑やかだった。なんとツアー登山のグループ約20名に遭遇。多分アカヤシオと入門岩稜歩き名目のツアーなのだろうが、アカヤシオは大外れになったようだ。しかし、山桜と萌葱色の山脈風景は楽しめたでしょう。

561標準点からダムに下るのだが、ここでミスルート。少し進んで金属板の標識から下るが正解なのだが、頂上からしっかりした踏跡につられて下りてしまった。途中で道方が消え、目を上げると目指す尾根は向こう側。頂上まで戻って約10分のロス。

歩き始める前に地図で確認すれば間違える事はなかっただが、踏跡に惑わされた。それでも急な下りを約50分でキャンプ場まで下りてきた。花は外れでしたが新緑の尾根を約10Km楽しく歩けました。

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