7/18
小山から雨がチラチラ降って先が思いやられる。佐野で「わたなべ」さんを乗せ伊勢崎より高速にのる。 安曇野の道の駅にテント泊、酒の宴を軽く行う。
7/19
曇天の中、七倉へ向かう。 時々チラチラ雨がおちるが、大降りにならない事を祈ってタクシーで高瀬ダムまで走り、いよいよトンネルから歩き始めだ。 ダムより湯俣までほぼ平坦な道を小雨交じりの中、取り敢えず湯俣へ。
梅雨があけないのが気掛かりだ。 湯俣の吊り橋から左岸を高巻き30分ほどヘつったところ、沢の水が多すぎ渡渉できず退却するパーテー2組と会う。昨日からトライしたが首までの水で渡れずとの事。 我々も渡渉点まで行かず断念を決意。(今回は、メンバーの構成が心配)
条件が良い事が前提となる為、次回再度の挑戦とし湯俣に戻る、不安定な天候のキャンプ場だが、温泉がとてもいい湯で何度も入って満足。
7/20
湯俣よりいきなりの急登が続く竹村新道を登る、荷物が重く(15〜20kg)ユックリしか歩けない。 女性のパーテイにも抜かれ、ユックリペースで、途中よりバテタ人の荷物を分担し、高山植物の咲く長い尾根をあえぎながらやっと真砂岳へ着く。
稜線に上がるとやはり反対側からの、風と雨が吹きつける。野口五郎小屋停まりが精一杯と判断し、小屋下のキャンプサイトでテント泊。夜半からの雨風は強烈で、明日のルートをどうするか思案にくれた。
7/21
3時に天気の様子次第で起床するところ、風雨が強くあきらめ、様子をみて少しユックリ支度する。時々、雨が強いがカッパを着て歩くぶんには問題なさそうだ。
西に水晶、赤牛岳、東に餓鬼岳の稜線を見ながら、烏帽子へ向かう。途中、コマクサが広い範囲で群落となっており、すばらしい光景であった。
三ツ岳から高度を下げると風も弱くなり、歩き易くなってホットする。烏帽子付近からは樹林帯となって時折ふる雨はうっとうしいが、ルート的には何の問題もない。
急で、長いブナ立尾根をユックリ下山する。 ダムサイトに降りると雲がきれて青空ものぞき、昨夜の稜線の風雨が嘘のようだ。 高瀬ダムより待機していたタクシーに乗り七倉の駐車場に戻る。
帰路は温泉に浸かり、生ビールと中華料理で満足、満足、小山についたのは、1日早い21時ごろであった。
今回の山行で、当初の北鎌尾根をあきらめ、裏銀座縦走に切り替えた判断は、正解であった。中高年の登山スタイルとしては決して無理は出来ない。
特にメンバー構成が問題で、弱者にペースを合わせねばならず、体力的にも過信はできない。
無理して沢を渡渉し北鎌に入ったら、稜線の風雨で悲惨な状況であったと思う。今後も今回のような慎重な判断が必要である。 |