2/28 5時集合に寝坊者1名、30分遅れで出発。道中、路に雪無く 予定通り湯元に着く。
今回の山行には、羚羊山岳会の「とみやす」氏が参加、雪山のノウハウについて色々教えを頂くことになった。 最初から「とみやす」氏のザックの小さいことに驚く、経験の差が歴然だ。我々の荷物が如何に多いか、余分なものが有るかが一目瞭然、今後の検討課題である。
圧雪ゲレンデをリフトに沿い登りいよいよ外山尾根に取り付く。急登の始まりで「ひがの」さんの体調がおかしい、原因は不明だが大事をとって1人下山を決める。
山スキーの先行者のトレースあり、雪の深さもさほどでないため順調に進む。天気は最高、またまた今回もついてる。快晴の雪山は何の困難も無い。
高度を上げると中禅寺湖、表日光連山とパノラマが広がり至福の時を味わう。帰路のホワイトアウトに備え、テープの準備もしたが至るところにマーキングあり問題ない。
避難小屋に余分な荷物を置き奥白根へ向う。今晩からくずれる予報のため奥白根の頂きを踏むのが得策だ。先行の山スキーヤー2人(ショートスキー・フリートレック)が雪壁にシュプールを描く。重い雪質で10pぐらい潜っているから かなり滑りがうまい。
奥白根山頂からみる表日光連山、武尊、燧、会津駒、越後の山々の眺望に満足し下山。テレマークスキーの宇都宮の単独者は奥白根のルンゼを滑ると言う、小屋で聞いたら雪が少なかったらしい。
今夜の登山者は、ワンゲルの男女6人がテント泊と、小屋は我々の他、単独者2人だ。
土間のテーブルで、「とみやす」氏の山行の歴史などに華が咲き、しばし談笑。はるかな昔、30数年前の記憶がよみがえり懐かしいひと時であった。
小屋の中の生活は快適、しめっぽい毛布を拝借し、長い夜の眠りについた。
2/29 明けてやっぱり小雪チラチラ。今日は冬山らしい状況だ。雪上訓練は割愛し、アイゼン装着で下山の途に途につく。
前白根近辺はやはり風が強い、時々よろけながら冬山の感触を味わう。視界は特に悪くない、マーキングをたどり高度を下げると雪がべとつき始めた。ゲレンデ近くになるとアイゼンが団子だ、雪もいつしか雨模様に変りヤッケが濡れる。
緩斜面のほのぼのゲレンデまで下山すると、体調不良で自宅に戻り、再び迎えにきた「ひがの」さんにバッタリ出会う。
特に体の異常は無かったらしい、重いザックと、朝一のハイピッチで調子が狂ったのか、本人も真意のほどは判らず? まあ、次回はガンバッテもらいましょう。
<追記> 「ひがの」さんが居なかったため、年代物の梅酒のお湯割が味わえなかったのが、返すがえすも残念でありました。 |